JP5838958B2 - 基板を備える電気機器 - Google Patents

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Description

本発明は、ケースに収容された基板とこの基板に接続される電線とを備える電気機器に関する。
このような電気機器としては、例えば下記特許文献1に記載されるものが公知である。特許文献1に記載の機器は、基板を保護するケースに、基板と電気的に接続された端子の一端が位置するコネクタ部を設けることにより、ケースに収容された基板と電線(ワイヤハーネス)とを電気的に接続可能に構成したものである。
特開2011−141991号公報
上記特許文献1に記載の機器は、基板をケースに収容した上で電線をコネクタに接続しなければならず組立に時間がかかる、機器が平面方向に大きくなるために配置スペースが大きくなってしまう、などといった種々の問題がある。
本発明は、ケースに保護された基板とそれに接続される電線を備える機器の組立工数を減らすことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる基板を備える電気機器は、導電パターンが形成された基板と、この基板が収容される一方が開口した収容空間が形成されたケース部材と、前記基板の導電パターンに電気的に接続された中継端子に接続可能な接続端子を有する端子付電線と、この端子付電線の接続端子が固定された前記収容空間内に位置する端子固定部、およ前記接続端子が前記中継端子に接続された状態において前記収容空間の開口を覆う蓋部が一体的に形成されたカバー部材と、を備え、前記ケース部材の前記収容空間に面する壁面には、前記接続端子が前記中継端子に接続される位置まで前記端子固定部を案内する第一ガイド部が形成されていることを特徴とする。
前記中継端子は、前記基板の導電パターンに接続され、前記基板に沿う平面に略直交する方向に延びる基板側部位と、この基板側部位から屈曲し、前記基板に沿う平面に略平行かつ前記収容空間の開口の方向に延びる接続端子側部位と、を有し、前記端子固定部に固定された接続端子が前記中継端子の接続端子側部位に接続されることにより、前記基板と前記接続端子とが前記基板に沿う平面に略直交する方向において重なった状態で前記収容空間内に収容されているとよい。
前記基板には絶縁材料で形成された台座が固定されており、この台座に少なくとも前記基板側部位が固定されることにより当該台座に前記中継端子が支持されていればよい。
前記蓋部の縁部には、前記接続端子が前記中継端子に接続される位置に前記端子固定部を位置させたときに、前記ケース体に形成された係止部に係止される被係止部が設けられているとよい。
前記ケース部材には、前記基板の導電パターンに電気的に接続されたコネクタ端子が位置する箇所に、コネクタ部が形成されているとよい。
一方が開口した空間が形成された絶縁性材料からなる基材に、前記複数の導電性部材が固定された導電性部材組をさらに備え、この導電性部材組が、前記空間内に前記磁性体が位置するように前記基板に支持されていればよい。
前記コネクタ端子は、前記基板の導電パターンに接続され、前記基板に沿う平面に略直交する方向に延びる基板側部位と、この基板側部位から屈曲し、少なくとも一部が前記コネクタ部に位置するコネクタ側部位と、を有し、前記台座に少なくとも前記コネクタ端子の基板側部位が固定されることにより当該台座に前記コネクタ端子が支持されていればよい。
前記ケース部材の前記収容空間に面する壁面には、前記開口から前記収容空間に挿入される基板を所定位置まで案内する第二ガイド部が形成されているとよい。
上記本発明にかかる基板を備える電気機器は、基板が収容される収容空間が形成されたケース部材には、基板を挿入するための開口が形成される。そして、その開口は、端子付電線の接続端子を固定するための端子固定部と一体的に形成された蓋部によって覆われる。つまり、端子固定部が固定された接続端子を中継端子に接続する(中継端子を介して基板(導電パターン)と接続端子を電気的に接続する)作業を行えば、自動的に収容空間の開口が覆われる。このように、上記電気機器によれば、基板が収容された収容空間の開口の封鎖作業および電線と基板の電気的接続作業を同時に行うことができる。つまり、従来よりも組立工数を減らすことができる
また、上記のような第一ガイド部が設けられていれば、接続端子と中継端子を接続する作業が容易になる。延いては、蓋部によって収容空間の開口を覆う作業が容易になる。
また、上記のような基板側部位と接続端子側部位とを有する中継端子を用いれば、基板と接続端子(端子固定部)とが基板に沿う平面に略直交する方向に重なった状態とした上で、両者を収容空間内に収容することができる。つまり、基板に沿う平面方向における電気機器の大きさを小さくすることによる配置スペースの低減に寄与する。
また、上記のように中継端子が屈曲している場合には、上記のような台座を用いることにより中継端子が安定した状態で支持される。例えば、中継端子(接続端子側部位)に接続端子が抜き差しされるときの中継端子の位置ずれなどが防止される。
また、上記のような係止部が係止される被係止部が設けられていれば、蓋部がケース体から外れてしまうことを防止できる。また、蓋部がケース体から外れてしまわない限り、接続端子と中継端子の接続が解消してしまうことはないため、上記構成は接続端子と中継端子の接続の維持にも寄与する。
また、ケース部材に上記のようなコネクタ部が形成されていれば、別の電線などを基板に接続することが容易である。例えば、電線と電線の間に基板が介在された機器を容易に作製できる。
また、上記のようにコネクタ端子が屈曲している場合には、中継端子が支持される上記の台座にコネクタ端子を安定した状態で支持させることができる。例えば、コネクタ端子(コネクタ側部位)に相手方端子が抜き差しされるときのコネクタ端子の位置ずれなどが防止される。
また、上記のような第二ガイド部が設けられていれば、基板を収容空間内に収容する作業が容易になる。
本発明の一実施形態にかかる基板を備える電気機器の外観図である。 本発明の一実施形態にかかる基板を備える電気機器をカバー部材側から見た平面図である。 図2に示したA−A線断面を模式的に示した図である。 ケース部材に対し、基板および台座(台座に支持された中継端子、コネクタ端子を含む)が挿入される様子を断面で模式的に示した図である。 基板および台座(台座に支持された中継端子、コネクタ端子を含む)が収納されたケース部材に対し、カバー部材が取り付けられる様子を断面で模式的に示した図である。 台座における中継端子およびコネクタ端子が支持された箇所(溝および貫通孔)を拡大して示した図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において単に左右方向とは図示したX方向を、幅方向とは図示したY方向を、高さ方向(上下方向)とは図示したZ方向をいうものとする。本実施形態にかかる基板を備える電気機器1は、基板10と、ケース部材20と、端子付電線30と、カバー部材40と、を備える。以下、各構成について図1〜図6を用いて詳細に説明する。
基板10には導電パターン11および実装された電気部品により回路が形成されている。基板10の当該一方側の面上には絶縁性材料からなる台座50が固定されている。
中継端子60は導電性材料からなる略L字状に屈曲した部材である。具体的には、上下方向に延びる基板側部位61、およびこの基板側部位61から屈曲し左右方向に延びる接続端子側部位62を有する。図6に示すように、台座50には、左右方向に延びる溝51、およびこの溝51の底から延びて台座50を上下方向に貫く貫通孔52が形成されている。中継端子60は基板側部位61が貫通孔52に通され、接続端子側部位62が溝51に通されることにより台座50に支持される。具体的には、中継端子60は、基板側部位61が基板10に沿う平面に略直交する方向(上下方向)に延び、接続端子側部位62が基板10に沿う平面に略平行かつ後述する収容空間21の開口211の方向に延びる状態で台座50に支持されている。基板側部位61の先端は台座50の下方側端面から突出し、当該突出した部分が基板10の導電パターン11(ランド)にはんだ付けされている。つまり、中継端子60と導電パターン11は電気的に接続されている。
台座50と基板10の固定方法は特定の方法に限定されない。はんだ付けによる導電パターン11(ランド)と中継端子60の接合力のみにより基板10上に台座50が固定された構成としてもよいし、これとは別にネジ留めなどにより台座50と基板10を固定してもよい。この基板10および中継端子60が固定された台座50はケース部材20に形成された収容空間21内に収容される。
ケース部材20は、絶縁性材料で一体成形された部材である。ケース部材20に形成された収容空間21は、詳細を後述するカバー部材40が組付けられていない状態においては、一方(本実施形態では図3〜図5における左側)が開口した空間である。ケース部材20における収容空間21に面する幅方向両側の内壁面には、収容空間21に向かって突出する突起(幅方向の一方側の突起と他方側の突起は同じ高さに位置する)と収容空間21に面する上側の内壁面との間の溝である第一ガイド部22が形成されている。この第一ガイド部22には詳細を後述するカバー部材40の端子固定部41の幅方向両側縁が嵌り込む。また、当該内壁面における第一ガイド部22よりも下には、収容空間21に向かって突出する二つの突起(幅方向の一方側の二つの突起と他方側の二つの突起は同じ高さに位置する)の間の溝である第二ガイド部23が形成されている。この第二ガイド部23には基板10の幅方向両側縁が嵌り込む。
ケース部材20における収容空間21の開口211側には、幅方向両側の壁を貫く貫通孔である基板係止孔24および蓋係止孔25(本発明における係止部に相当する)が形成されている。基板係止孔24は、幅方向の一方側および他方側の両方における第二ガイド部23と同じ高さに形成されている(溝である第二ガイド部23と連なる貫通孔である)。基板10の幅方向両端には幅方向外側に向かって突出した基板被係止突起12が形成されており、基板10が第二ガイド部23に沿って収容空間21内に挿入され、所定位置に到達すると基板被係止突起12が基板係止孔24に嵌り込む。蓋係止孔25は、基板係止孔24よりも開口211側に位置しており、詳細を後述するカバー部材40の蓋部42に形成された蓋被係止突起421が嵌り込む孔である。本実施形態では、幅方向の一方側に二つ、他方側に二つの計四つの蓋係止孔25が形成されている。
ケース部材20における収容空間21の開口211が位置する側の反対側には、図3〜図5における右側に向かって突出するコネクタ部26が形成されている。コネクタ部26は、相手方コネクタ90(図3参照)が嵌合可能なメスコネクタ部である。また、ケース部材20には、コネクタ部26の底(コネクタ部26の開口の反対側)から収容空間21の底(収容空間21の開口211の反対側)までを貫く貫通孔であるコネクタ端子挿通孔27が形成されている。コネクタ部26(コネクタ部26を構成する壁に囲まれる空間内)には、コネクタ端子70が位置する。具体的には、コネクタ端子70は、上下方向に延びる基板側部位71、およびこの基板側部位71から屈曲し左右方向に延びるコネクタ側部位72を有し、コネクタ側部位72が上記コネクタ端子挿通孔27を通ってその先端側の一部がコネクタ部26に位置する。
コネクタ端子70は上記台座50に支持されている。上述したように、台座50には左右方向に延びる溝51、およびこの溝51の底から延びて台座50を上下方向に貫く貫通孔52が形成されている(図6参照)。コネクタ端子70は基板側部位71が貫通孔52に通され、コネクタ側部位72が溝51に通されることにより台座50に支持される。具体的には、コネクタ端子70は、基板側部位71が基板10に沿う平面に略直交する方向(上下方向)に延び、コネクタ側部位72が基板10に沿う平面に略平行かつコネクタ部26側に延びる状態で台座50に支持されている。さらに詳しくは、コネクタ端子70の基板側部位71は中継端子60の基板側部位61と同様に基板10に沿う平面に略直交する方向(上下方向)に延びるとともに台座50の幅方向に沿って並び、コネクタ端子70のコネクタ側部位72は中継端子60の接続端子側部位62と同様に基板10の平面に沿うものの、中継端子60の接続端子側部位62とは反対方向に延びるように固定されている。コネクタ端子70の基板側部位71の先端は台座50の下方側端面から突出し、当該突出した部分が基板10の導電パターン11(ランド)にはんだ付けされている。つまり、コネクタ端子70と基板10の導電パターン11は電気的に接続されている。
端子付電線30は、端部で露出した電線31の芯線に接続端子32(本実施形態ではメス端子)がかしめられてなるものである。当該接続端子32の形状や、かしめの構造などは公知の構成が適用できるから簡略化して図示し、説明は省略する。
カバー部材40は、端子固定部41および蓋部42が一体的に形成された絶縁性材料からなる部材である。端子固定部41は、端子付電線30の接続端子32が収容可能な端子収容空間411が形成された部分である。端子固定部41における端子収容空間411側には、図示されない端子係止部が設けられている。端子収容空間411は一方が開口しており、当該開口から接続端子32が端子収容空間411内に挿入されることにより端子係止部が接続端子32の所定部位に引っ掛かり、接続端子32が容易に引き抜くことのできない状態となる。すなわち、接続端子32が端子収容空間411内に固定された状態となる。本実施形態では、三つの端子固定部41が並んで設けられている。
カバー部材40の蓋部42は、端子固定部41における端子収容空間411の開口縁から端子収容空間411の長手方向に対して直交する方向に延びる平板状の部分である。蓋部42の平面方向の大きさ(当該方向において端子固定部41が占める部分を含む)は、ケース部材20の収容空間21の開口211の大きさと略同じである。蓋部42の幅方向両側縁には、外側に向かって突出する蓋被係止突起421(本発明における被係止部に相当する)が形成されている。蓋被係止突起421は、幅方向の一方側に二つ、他方側に二つ形成されている。
このような構成を備える基板を備える電気機器1は、例えば次のような手順で組み立てることができる。
基板10に対し台座50およびそれに支持される中継端子60とコネクタ端子70を固定し、基板10と両端子の部組(基板−端子組)を得る。基板10に対する台座50(両端子)の固定方法は上述した通りである。図4に示すように、得られた基板−端子組における基板10の幅方向両側縁を第二ガイド部23に係合させて基板−端子組をケース部材20の収容空間21に挿入する。収容空間21の奥まで挿入すると、基板−端子組のコネクタ端子70がコネクタ端子挿通孔27を通り、コネクタ側部位72がコネクタ部26に位置した状態となる。また、基板10に形成された基板被係止突起12が基板係止孔24に嵌り込み、収容空間21内における当該位置にて基板−端子組が固定された状態となる。これにより、ケース、基板10、中継端子60、およびコネクタ端子70の部組(ケース−基板−端子組)が得られる。
一方で、端子付電線30の接続端子32をカバー部材40の端子収容空間411内に挿入し、端子固定部41に固定する。これにより、端子付電線30とカバー部材40の部組(電線−カバー組)を得る。この工程は、上記ケース−基板−端子組を得る工程とは別に行うこと(先後は問わない)ができる。
図5に示すように、得られた電線−カバー組を、カバー部材40の端子固定部41の幅方向両側縁を第一ガイド部22に係合させてケース−基板−端子組のケース部材20の収容空間21に挿入する。収容空間21の奥まで挿入すると、台座50に支持された中継端子60の接続端子側部位62が、端子固定部41に固定された接続端子32のキャビティ(端子の内側の空間)に嵌り込む。これにより、電線31(接続端子32)と基板10(導電パターン11)が中継端子60を介して電気的に接続された状態となる。また、蓋部42に形成された蓋被係止突起421がケース部材20に形成された蓋係止孔25に嵌り込み、収容空間21の開口211の周囲で蓋部42がケース部材20に固定される。上述したように、蓋部42の平面方向の大きさ(当該方向において端子固定部41が占める部分を含む)は、ケース部材20の収容空間21の開口211の大きさと略同じであるため、蓋部42によって収容空間21の開口211が覆われる。つまり、最終的には、ケース部材20と蓋部42によって形成される壁に囲まれた空間内に、基板10とそれに電気的に接続された接続端子32(端子固定部41)が収容された電気機器1が得られる。
本実施形態では、第二ガイド部23の上に第一ガイド部22が形成されている。そのため、蓋部42に形成された蓋被係止突起421がケース部材20に形成された蓋係止孔25に嵌り込み、端子固定部41に固定された接続端子32が中継端子60の接続端子側部位62に接続され、両者が収容空間21内に収容された状態(組立が完了した状態)においては、基板10と接続端子32(端子固定部41)とが基板10に沿う平面に略直交する方向(上下方向)において重なる。
このようにして得られた電気機器1のコネクタ部26には、当該コネクタ部26に嵌合可能なコネクタを有する機器が接続可能である。例えば、図3に点線で示すようなコネクタ90付電線がコネクタ部26に接続されると、その電線と基板10(導電パターン11)がコネクタ端子70を介して電気的に接続されることとなる。本実施形態では、中継端子60とコネクタ端子70が別の部材である(直接電気的に接続されていない)ため、各端子付電線30の電線31と各コネクタ90付電線の電線が、基板10に形成された回路を経由して接続された状態となる。なお、中継端子60とコネクタ端子70は一体に構成してもよい。この場合は上下方向に延びる基板側部位、その上端から収容空間21の開口211側に屈曲する接続端子側部位、およびコネクタ部26側に屈曲するコネクタ部側部位が導電性材料で一体的に形成された略T字状の部材とすればよい。そうすると、各端子付電線30の電線31と各コネクタ90付電線の電線が電気的に接続されるとともに、当該接続された各電線間を橋渡しするように基板10に形成された回路が接続されることとなる。
以上説明した本実施形態にかかる基板を備える電気機器1によれば、次のような作用効果が奏される。
本実施形態にかかる電気機器1は、基板10が収容される収容空間21が形成されたケース部材20には、基板10を挿入するための開口211が形成される。そして、その開口211は、端子付電線30の接続端子32を固定するための端子固定部41と一体的に形成された蓋部42によって覆われる。つまり、端子固定部41が固定された接続端子32を中継端子60に接続する(中継端子60を介して基板10(導電パターン11)と接続端子32を電気的に接続する)作業を行えば、自動的に収容空間21の開口211が覆われる。このように、上記電気機器1によれば、基板10が収容された収容空間21の開口211の封鎖作業および電線31と基板10の電気的接続作業を同時に行うことができる。つまり、従来よりも組立工数を減らすことができる。
また、基板10と接続端子32とは、基板10に沿う平面に略直交する方向(上下方向)に重なった状態で収容空間21内に収容される。そのため、基板10に沿う平面方向における電気機器1の大きさを小さくすること、すなわち配置スペースを小さくすることができる。
また、中継端子60およびコネクタ端子70が略L字状に屈曲した形状とされた上で、上下方向に延びる両端子の基板側接続部位が台座50に形成された貫通孔52に通された構成であるため、中継端子60やコネクタ端子70に相手方の端子が抜き差しされるときの位置ずれなどが防止される。
また、第一ガイド部22が設けられているため、接続端子32と中継端子60を接続する作業が容易である。さらに本実施形態では、接続端子32を固定する端子固定部41に蓋部42が一体的に形成され、収容空間21への端子固定部41の挿入と、収容空間21の開口211を覆う作業とが同時に行われる構成であるため、第一ガイド部22は蓋部42による収容空間21の開口211を覆う作業の容易化にも寄与する。
また、第二ガイド部23が設けられているため、基板10を収容空間21内に収容する作業が容易である。
また、蓋部42にはケース部材20に形成された蓋係止孔25に係止される蓋被係止突起421が形成されているため、一旦ケース部材20に固定された蓋部42がケース体から外れてしまうことを防止できる。また、蓋部42と端子固定部41が一体であるため、蓋部42がケース体から外れてしまわない限り、接続端子32と中継端子60の接続が解消してしまうことはない。つまり、蓋係止孔25とそれに係止される蓋被係止突起421は、接続端子32と中継端子60の接続の維持にも寄与する。
また、ケース部材20にはコネクタ部26が形成されているため、別の電線などを基板10に接続することが容易である。例えば、電線と電線の間に基板10が介在された機器を容易に作製できる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
以上の実施の形態に関しさらに、以下の付記を開示する。
(付記1)
電線と、この電線が接続された接続端子と、この接続端子を収容する端子固定部と蓋部で構成されたカバー部材と、を備えた端子付き電線であって、
導電パターンが形成された基板、この基板が収容される一方が開口した収容空間が形成されたケース部材、該基板の導電パターンに電気的に接続された中継端子と備えた電気機器に対し、
前記カバー部材は、前記端子固定部を前記収容空間に挿入して前記接続端子が前記中継端子に接続された状態とすることにより前記収容空間の開口を前記蓋部が覆うように構成されている
ことを特徴とする端子付き電線。
1 基板を備える電気機器
10 基板
11 導電パターン
12 基板被係止突起
20 ケース部材
21 収容空間
211 開口
22 第一ガイド部
23 第二ガイド部
24 基板係止孔
25 蓋係止孔
26 コネクタ部
30 端子付電線
31 電線
32 接続端子
40 カバー部材
41 端子固定部
411 端子収容空間
42 蓋部
421 蓋被係止突起
50 台座
52 貫通孔
60 中継端子
61 (中継端子の)基板側部位
62 接続端子側部位
70 コネクタ端子
71 (コネクタ端子の)基板側部位
72 コネクタ側部位

Claims (7)

  1. 導電パターンが形成された基板と、
    この基板が収容される一方が開口した収容空間が形成されたケース部材と、
    前記基板の導電パターンに電気的に接続された中継端子に接続可能な接続端子を有する端子付電線と、
    この端子付電線の接続端子が固定された前記収容空間内に位置する端子固定部、およ前記接続端子が前記中継端子に接続された状態において前記収容空間の開口を覆う蓋部が一体的に形成されたカバー部材と、
    を備え
    前記ケース部材の前記収容空間に面する壁面には、前記接続端子が前記中継端子に接続される位置まで前記端子固定部を案内する第一ガイド部が形成されていることを特徴とする基板を備える電気機器。
  2. 前記中継端子は、
    前記基板の導電パターンに接続され、前記基板に沿う平面に略直交する方向に延びる基板側部位と、
    この基板側部位から屈曲し、前記基板に沿う平面に略平行かつ前記収容空間の開口の方向に延びる接続端子側部位と、
    を有し、
    前記端子固定部に固定された接続端子が前記中継端子の接続端子側部位に接続されることにより、前記基板と前記接続端子とが前記基板に沿う平面に略直交する方向において重なった状態で前記収容空間内に収容されていることを特徴とする請求項1に記載の基板を備える電気機器。
  3. 前記基板には絶縁材料で形成された台座が固定されており、この台座に少なくとも前記中継端子の基板側部位が固定されることにより当該台座に前記中継端子が支持されていることを特徴とする請求項2に記載の基板を備える電気機器。
  4. 前記蓋部の縁部には、前記接続端子が前記中継端子に接続される位置に前記端子固定部を位置させたときに、前記ケース体に形成された係止部に係止される被係止部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の基板を備える電気機器。
  5. 前記ケース部材には、前記基板の導電パターンに電気的に接続されたコネクタ端子が位置する箇所に、コネクタ部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の基板を備える電気機器。
  6. 前記コネクタ端子は、
    前記基板の導電パターンに接続され、前記基板に沿う平面に略直交する方向に延びる基板側部位と、
    この基板側部位から屈曲し、少なくとも一部が前記コネクタ部に位置するコネクタ側部位と、
    を有し、
    前記台座に少なくとも前記コネクタ端子の基板側部位が固定されることにより当該台座に前記コネクタ端子が支持されていることを特徴とする請求項3を引用する請求項に記載の基板を備える電気機器。
  7. 前記ケース部材の前記収容空間に面する壁面には、前記開口から前記収容空間に挿入される基板を所定位置まで案内する第二ガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の基板を備える電気機器。
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