JP5838830B2 - カート管理装置、カート管理方法およびプログラム - Google Patents

カート管理装置、カート管理方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5838830B2
JP5838830B2 JP2012015234A JP2012015234A JP5838830B2 JP 5838830 B2 JP5838830 B2 JP 5838830B2 JP 2012015234 A JP2012015234 A JP 2012015234A JP 2012015234 A JP2012015234 A JP 2012015234A JP 5838830 B2 JP5838830 B2 JP 5838830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cart
hole
play
excess
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012015234A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013153843A (ja
Inventor
博文 岩路
博文 岩路
章倫 鈴木
章倫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2012015234A priority Critical patent/JP5838830B2/ja
Publication of JP2013153843A publication Critical patent/JP2013153843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5838830B2 publication Critical patent/JP5838830B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、カート管理装置、カート管理方法およびプログラムに関する。
従来、ゴルフプレイヤーがゴルフコースを回る際に、ゴルフプレイヤーのゴルフバック等を運ぶためにゴルフカートを利用するゴルフ場が多数存在する。ゴルフカートは、プレイヤーと共にゴルフコースを移動する。そこで、ゴルフカートにGPS(Global Positioning System)受信機やセンサを取り付けておくことにより、ゴルフカートの位置を特定することが可能となる。
ゴルフ場の管理室(マスター室)に設置された管理装置が、無線または有線設備を通して、ゴルフコースを移動中のゴルフカートのGPS受信機等から各ゴルフカートの位置情報を受信し、各ゴルフカートの位置に基づいて、ゴルフコースを移動中の複数台のゴルフカートを管理するシステムが知られている。
このようなシステムは、現在のゴルフカートの位置や、ホール毎の混雑状況など様々な情報をシステム利用者に提供することが可能である。利用者に提供可能な情報としては、さらにゴルフカートがコースに出てからハーフプレイを終了するまでの所要時間が挙げられる。
例えば特許文献1には、各ホールのプレイの予測時間と、ゴルフコースのスタート位置に到達した時刻に基づいて、プレイ終了時刻を算出し、さらにプレイヤーの各ホールの実際のプレイ時間とプレイの予測時間とに基づいて、プレイ終了時刻を補正する技術が開示されている。
特許第3641718号
例えば、第1組のプレイヤーがゴルフコースをスタートし、所定時間経過後に第2組のプレイヤーがゴルフコースをスタートするとする。第1組と第2組の間に十分なプレイ進行間隔がある場合には、第2組のプレイヤーは、自分達の技量に応じた時間でプレイを進めることができる。
しかしながら、ゴルフコース内に第1組、第2組の他にも、プレイする組が多く存在し、第1組と第2組の間に十分なプレイ進行間隔をあけることができない場合がある。また、第2組のスタート時に第1組と第2組の間に十分なプレイ進行間隔をあけた場合でも、第1組のプレイ時間が長い場合には、第2組はコースの途中で、第1組に追いついてしまい、以降第1組と第2組の間に十分なプレイ進行間隔をあけることができなくなる場合もある。
第2組のプレイヤーの打球が先行する第1組のプレイヤーの位置に届く程度までプレイ進行間隔が短くなると、第2組のプレイヤーは、危険防止のために先行する第1組のプレイヤーが安全な位置に移動するまで待つ必要がある。このような待ち時間のために、第2組のプレイヤーは、本来のプレイの所要時間でプレイを進行することができず、プレイに遅れが生じてしまう。
このように、待ち時間が多く生じる状況においては、各ホールのプレイに要する所要時間からゴルフコース全体のプレイが終了するまでの時間(最終ホールが終了するまでの時間)を正確に予測することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、正確にプレイ終了までの時間を予測することのできるカート管理装置、カート管理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ゴルフコース内を移動する複数のカートを管理するカート管理装置であって、ゴルフコース内の各ホールのプレイヤーが待ち時間なくプレイ可能なカート台数として予め設定された標準カート台数を各ホールに対応付けて記憶するカート台数記憶部と、各ホールのプレイに要する標準プレイ時間を各ホールに対応付けて記憶する標準プレイ時間記憶部と、当該カートが移動または停止中の前記ホールを示すホール情報を取得するホール情報取得部と、前記ホール情報に基づいて、各ホールを実際に移動中または各ホールに実際に停止中の実カート台数を特定する実カート台数特定部と、前記複数のカートのうち対象カートのプレイヤーがプレイしていない残りのホールである未プレイホールの前記標準カート台数と、前記未プレイホールの前記実カート台数とに基づいて、前記未プレイホールに前記標準カート台数を超える第1超過カートの台数を検出する第1超過カート検出部と、前記第1超過カート検出部による前記第1超過カートの検出結果と、前記未プレイホールの前記標準プレイ時間とに基づいて、現在時刻から前記対象カートのプレイヤーのコース終了までの予測終了時間を算出する予測終了時間算出部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、ゴルフコース内を移動する複数のカートを管理するカート管理装置で実行されるカート管理方法であって、前記カート管理装置は、ゴルフコース内の各ホールのプレイヤーが待ち時間なくプレイ可能なカート台数として予め設定された標準カート台数を各ホールに対応付けて記憶するカート台数記憶部と、各ホールのプレイに要する標準プレイ時間を各ホールに対応付けて記憶する標準プレイ時間記憶部とを備え、当該カートが移動または停止中の前記ホールを示すホール情報を取得するホール情報取得ステップと、前記ホール情報に基づいて、各ホールを実際に移動中または各ホールに実際に停止中の実カート台数を特定する実カート台数特定ステップと、前記複数のカートのうち対象カートのプレイヤーがプレイしていない残りのホールである未プレイホールの前記標準カート台数と、前記未プレイホールの前記実カート台数とに基づいて、前記未プレイホールに前記標準カート台数を超える第1超過カートの台数を検出する第1超過カート検出ステップと、前記第1超過カート検出ステップにおける前記第1超過カートの検出結果と、前記未プレイホールの前記標準プレイ時間とに基づいて、現在時刻から前記対象カートのプレイヤーのコース終了までの予測終了時間を算出する予測終了時間算出ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、プログラムであって、ゴルフコース内の各ホールのプレイヤーが待ち時間なくプレイ可能なカート台数として予め設定された標準カート台数を各ホールに対応付けて記憶するカート台数記憶部と、各ホールのプレイに要する標準プレイ時間を各ホールに対応付けて記憶する標準プレイ時間記憶部とを備えたコンピュータを、当該カートが移動または停止中の前記ホールを示すホール情報を取得するホール情報取得部と、前記ホール情報に基づいて、各ホールを実際に移動中または各ホールに実際に停止中の実カート台数を特定する実カート台数特定部と、前記複数のカートのうち対象カートのプレイヤーがプレイしていない残りのホールである未プレイホールの前記標準カート台数と、前記未プレイホールの前記実カート台数とに基づいて、前記未プレイホールに前記標準カート台数を超える第1超過カートの台数を検出する第1超過カート検出部と、前記第1超過カート検出部による前記第1超過カートの検出結果と、前記未プレイホールの前記標準プレイ時間とに基づいて、現在時刻から前記対象カートのプレイヤーのコース終了までの予測終了時間を算出する予測終了時間算出部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、正確にプレイ終了までの時間を予測することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかるカート管理システムの全体構成を示す図である。 図2は、処理部の機能構成を示すブロック図である。 図3は、最新カート台数テーブルのデータ構成を模式的に示す図である。 図4は、標準プレイテーブルのデータ構成を模式的に示す図である。 図5は、プレイ履歴テーブルのデータ構成を模式的に示す図である。 図6は、開始時刻テーブルのデータ構成を模式的に示す図である。 図7は、テーブル更新処理を示すフローチャートである。 図8は、帰着時刻算出処理を示すフローチャートである。 図9は、ステップS110における超過カート検出処理を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、カート管理装置、カート管理方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
図1は、実施の形態にかかるカート管理システム1の全体構成を示す図である。カート管理システム1は、マスター室に設置されたカート管理装置10と、ゴルフコース内を移動する複数のゴルフカート(以下、単に「カート」と称する)20とを備えている。なお、図1においては、3台のカート20のみを示しているが、カート管理システム1が備えるカート20の台数は、特に限定されるものではなく、本実施の形態にかかるカート管理システム1は、3台よりも多くのカート20を備えるものとする。
各カート20は、GPS(Global Positioning System)受信機付き無線機21を備えている。無線機21は、GPSから当該カート20の位置情報を受信し、これを無線によりカート管理装置10に接続された基地局無線機11に送信する。カート管理装置10は、基地局無線機11が受信した各カート20の位置情報に基づいて、カート20の所在地、すなわちカート20を利用するプレイヤーの所在地、ひいてはカート20を利用するプレイヤーがプレイ中のホールを特定することができる。カート管理装置10はさらに、各カート20を利用してプレイ中のプレイヤーがプレイを終了し、コースから戻ってくる帰着時刻を予測し、これをモニタ12に表示する。
図2は、カート管理装置10において帰着時刻予測処理を行う処理部100の機能構成を示すブロック図である。処理部100は、取得部101と、ホール特定部102と、実カート台数特定部103と、カート台数更新部104と、実プレイ時間算出部105と、プレイ履歴更新部106と、開始時刻書込部107と、帰着時刻算出部108と、最新カート台数テーブル120と、標準プレイテーブル121と、プレイ履歴テーブル122と、開始時刻テーブル123とを備えている。
取得部101は、各カート20の無線機21から基地局無線機11を介して各カート20の位置情報を取得する。ホール特定部102は、取得部101が取得した位置情報に基づいて、位置情報の送信元のカート20が移動中または停止中のホールである現在ホールを特定する。すなわち、現在ホールとは、位置情報の送信元のカート20が位置するホールである。具体的には、ホール特定部102は、ホールと、ホール領域を示す情報とを対応付けた不図示のホール特定テーブルを有している。そして、ホール特定部102は、ホール特定テーブルを参照し、位置情報がいずれかのホールのホール領域内の位置を示す場合に、このホールを位置情報の送信元のカート20の現在ホールとして特定する。
このように、ホール特定部102は、位置情報とホール特定テーブルにより、位置情報の送信元のカート20が位置するホールを特定することができる。すなわち、位置情報は、位置情報の送信元のカート20の現在ホールを間接的に示す情報であり、本実施の形態におけるカート20の位置情報は、カート20の現在ホールを示すホール情報に対応する。
実カート台数特定部103は、ホール特定部102により特定された各カート20の現在ホールに基づいて、各ホールに位置するカート20の台数(実カート台数)を特定する。カート台数更新部104は、実カート台数特定部103により各ホールに対して特定された実カート台数を、最新カート台数テーブル120に書き込む。例えば、ホール特定部102が第1カートおよび第2カートから受信した位置情報に基づいて、第1カートおよび第2カートの現在ホールとして1番ホールを特定した場合には、実カート台数特定部103は、1番ホールの実カート台数を2台と特定する。
なお、カート台数更新部104は、最新カート台数テーブル120に既に各ホールの実カート台数が書き込まれている場合には、既に書き込まれている値を、新たに実カート台数特定部103により特定された値に更新する。
図3は、最新カート台数テーブル120のデータ構成を模式的に示す図である。最新カート台数テーブル120は、ホール番号と、各ホールの実カート台数を記憶している。ここで、ホール番号は、ゴルフコース内のホールを識別する情報である。実カート台数は、各カート20から受信した最新の位置情報に基づいて得られる、各カート20の実カート台数である。取得部101は、定期的に位置情報を取得し、実カート台数特定部103およびカート台数更新部104は、取得部101が位置情報を取得する度に、処理を行う。これにより、最新カート台数テーブル120には、常に各カート20から受信した最新の位置情報に基づいて特定された実カート台数が記憶される。
図2に戻り、実プレイ時間算出部105は、各カート20が所定のホールに位置する時間を、実プレイ時間として算出する。ここで、実プレイ時間とは、各カート20が各ホールに入ってからホールを出るまでに実際に要した時間である。この実プレイ時間に基づいて、各カート20のプレイヤーが所定のホールのプレイに実際に要した時間を予測することができる。
実プレイ時間算出部105は、所定のカート20から所定のホール内の位置情報を最初に受信した時刻から、同一カート20から同一ホール内の位置情報を最後に受信した時刻までの経過時間を、位置情報の送信元のカート20の実プレイ時間として算出する。このとき、実プレイ時間算出部105は、ホール特定部102の特定結果と、基地局無線機11が位置情報を受信した受信時刻を参照する。
実プレイ時間算出部105による実プレイ時間の算出は、所定のカート20の現在ホールが変化したタイミング、すなわち所定のカート20が所定のホールから出るタイミングで行われる。
例えば、基地局無線機11が第2カートから9時10分から9時23分までホール番号2で識別される2番ホール内の位置情報を受信し、9時25分には、3番ホールの位置情報を受信した場合には、ホール特定部102は、第2カートから送信された位置情報に基づいて、第2カートの現在ホールとして2番ホールを特定し、実プレイ時間算出部105は、9時10分から9時23分までの経過時間13分を、第2カートの2番ホールの実プレイ時間として算出する。
なお、ゴルフコースの混雑等により、対象となるカート20と、このカート20に先行してプレイするカート20の間の進行間隔が十分でなく、これに起因した待ち時間が生じるケースにおいては、実プレイ時間算出部105により算出される実プレイ時間には、この待ち時間が含まれることとなる。
標準プレイテーブル121は、ゴルフコース内の各ホールの標準データを記憶している。図4は、標準プレイテーブル121のデータ構成を模式的に示す図である。標準プレイテーブル121は、ホール番号に対応付けて、規定打数と、標準プレイ時間と、標準カート台数とを記憶している。
ここで、標準プレイ時間は、ホールのプレイに要する標準的な時間であり、予め設定された値である。管理者等がこれまでのプレイヤーの当該ホールのプレイ時間等に基づいて適切な値を標準プレイ時間として定め、これを標準プレイテーブル121に予め設定しておけばよい。標準プレイ時間としては、例えば複数のプレイヤーによるプレイ時間の平均値を用いることができる。
標準カート台数は、ホールに位置するカート20の台数のしきい値である。標準カート台数を超えるカート20がホールに位置する場合には、カート20間の進行間隔が十分でないことに起因したプレイの待ち時間が発生し得る。標準カート台数は、このような待ち時間が発生しないようなカート台数の最大値である。標準カート台数は、予め設定された値であり、設定者は任意の台数を設定することができる。標準カート台数としては、例えば規定打数から1減じた値を用いることができる。
なお、標準プレイテーブル121は、ホール番号に対応付けて標準カート台数を記憶するカート台数記憶部、ホール番号に対応付けて標準プレイ時間を記憶する標準プレイ時間記憶部としてのHDDなどの記憶部に記憶される。
図2に戻り、プレイ履歴更新部106は、ホール特定部102が所定の位置情報から現在ホールを特定すると、この位置情報の送信元のカート20を、プレイ履歴の更新の対象となる更新対象カートに設定する。そして、プレイ履歴更新部106は、最新カート台数テーブル120および標準プレイテーブル121を参照し、更新対象カートのプレイ履歴を適宜更新する。
プレイ履歴更新部106は、具体的には、更新対象カートが各ホールを移動しているときまたは各ホールに停止しているときに、このホールに超過カートが存在するか否かを検出し、さらに超過カート台数を特定する。すなわち、プレイ履歴更新部106は、超過カート検出部として機能する。ここで、超過カート台数とは、所定のホールの実カート台数のうち、標準カート台数を超えるカート台数である。なお、超過カートが存在しない場合には、超過カート台数は0台と特定される。
プレイ履歴更新部106は、取得部101が位置情報を取得する度に、位置情報から特定される現在ホールの実カート台数と、標準カート台数とに基づいて、現在ホールの超過カート台数を算出する。そして、プレイ履歴更新部106は、算出した超過カート台数を現在ホールのホール番号と、カート20のカート番号に対応付けてプレイ履歴テーブル122に書き込む。なお、プレイ履歴更新部106は、対象となるホール番号とカート番号に対応する超過カート台数が既に記憶されている場合には、既に記憶されている超過カート台数と、今回得られた超過カート台数とを比較する。プレイ履歴更新部106は、今回得られた超過カート台数が既に記憶されている超過カート台数よりも小さい場合には書き換えず、大きい場合には、既に記憶されている超過カート台数を今回得られた超過カート台数に書き換える。すなわち、超過カート台数を更新する。
プレイ履歴更新部106はまた、実プレイ時間算出部105により算出された、このカート20の移動前のホールの実プレイ時間をこのカート20のカート番号と、移動前のホールのホール番号に対応付けて、プレイ履歴テーブル122に蓄積する。ここで、カート番号は、カートを識別するための情報である。
なお、他の例としては、プレイ履歴更新部106は、超過カートの有無のみを検出し、超過カート台数の算出は行わなくともよい。この場合には、プレイ履歴更新部106は、プレイ履歴テーブル122に超過カート台数に替えて超過カートの有無をホール番号に対応付けて書き込む。この場合、一度超過カートを検出したホールは、その後超過カートを検出しないことがあったとしても、超過カート無しの情報を書き込まない。
図5は、プレイ履歴テーブル122のデータ構成を模式的に示す図である。プレイ履歴テーブル122は、カート20毎の複数のテーブルを有している。各テーブルには、カート20のカート番号が付与されている。各カート20のテーブルは、それぞれホール番号に対応付けて、超過カート台数と、実プレイ時間とを記憶している。
例えば、第1カートが1番ホールから出ると、プレイ履歴更新部106は、1番ホールの実プレイ時間を書き込み、さらに移動先の2番ホールの超過カート台数を書き込む。すなわち、プレイ履歴更新部106は、各カート20が所定のホールに移動する度に、移動前のホールの実プレイ時間と、移動先の現在ホールの超過カート台数を各カート20のカート番号のテーブルに書き込む。
このように、プレイ履歴テーブル122において、カート20毎に、超過カート台数と実プレイ時間とがホール毎に記憶されているので、各ホールの超過カート台数と実プレイ時間に基づいて、各ホールにおいて生じた待ち時間を予測することができる。
なお、他の例としては、プレイ履歴更新部106は、現在ホールとこれに続く次のホールの実カート台数の合計と、現在ホールと次のホールの標準カート台数の合計とに基づいて超過カート台数を算出してもよい。この場合、プレイ履歴テーブル122は、現在ホールの超過カート台数に替えて、現在ホールと次のホールの超過カート台数を記憶する。
図2に戻り、開始時刻書込部107は、ホール特定部102の特定結果に基づいて、基地局無線機11が各カート20から1番ホール内の位置情報を最初に受信した時刻を、カート20を利用するプレイヤーのプレイの開始時刻として、カート20のカート番号に対応付けて開始時刻テーブル123に書き込む。図6は、開始時刻テーブル123のデータ構成を模式的に示す図である。開始時刻テーブル123は、カート番号と開始時刻とを対応付けて記憶している。
なお、他の例としては、開始時刻書込部107は、コースとスタート領域を示す情報とを対応付けた不図示のコーススタート特定テーブルを有してもよい。そして、開始時刻書込部107は、コーススタート特定テーブルを参照し、位置情報がいずれかのコースのスタート領域内の位置を最初に示す場合に、その位置情報を受信した時間を、位置情報の送信元のカート20のプレイの開始時刻として、カート20のカート番号に対応付けて開始時刻テーブル123に書き込む。ゴルフコースは、通常9ホールのコースが複数あるので、コーススタート特定テーブルは例えばそれぞれのコースの最初のホール(1番ホールや10番ホール)にスタート領域を設定する。スタート領域に、コースごとのティーショット(1打目)の位置を含む領域を設定しておくことにより、ティーショットを打つタイミングをプレイの開始時刻として検出することができる。すなわち、より適切にプレイの開始時刻を検出できる。
図2に戻り、帰着時刻算出部108は、例えばカート管理装置10の利用者から所定のカート20の帰着時刻の表示指示を受け付けた場合に、帰着時刻の表示の対象となる対象カート20の帰着時刻を算出する。ここで、帰着時刻とは、対象カート20がコースを修了すると予測される時刻である。帰着時刻は、プレイの開始時刻から現在のホールまでに要した所要時間と、現在からコースが終了するまでに要すると予測される所要時間(予測終了時間)とにより定まる。
帰着時刻算出部108は、最新カート台数テーブル120、標準プレイテーブル121、プレイ履歴テーブル122および開始時刻テーブル123を参照し、帰着時刻を算出する。
帰着時刻算出部108は、帰着時刻を算出するための算出式を複数記憶しており、未プレイホールおよび既プレイホールの超過カートの有無に基づいて、適切な算出式を選択し、選択した算出式を用いて、帰着時刻を算出する。
ここで、未プレイホールとは、対象カート20のプレイヤーがまだプレイを行っていないホール、すなわち、これからプレイするホールである。なお、本実施の形態の帰着時刻算出部108は、カートのプレイヤーがプレイを行っていないすべてのホールの超過カートの有無を考慮するのではなく、プレイ中のホールから所定ホール数だけ先のホールまでの所定数分のホールを超過カートの有無を考慮する対象とする。すなわち、本実施の形態における未プレイホールは、現在プレイ中のホールから、プレイ中のホールから所定ホール数だけ先のホールまでのホールである。既プレイホールとは、対象カート20のプレイヤーが既にプレイ済みのホールである。なお、対象カート20が移動中または停止中のホールについては、未プレイホールとする。
超過カートの有無により、各ホールにおいてプレイの待ち時間が生じるか否か、すなわち、ホールが混雑しているか否かを評価することができる。そこで、本実施の形態においては、帰着時刻算出部108は、未プレイホールおよび既プレイホールの混雑の有無に応じた算出式を用いて帰着時刻を算出することとする。
帰着時刻算出部108は、上記処理の前提として、未プレイホールおよび既プレイホールの超過カートの有無を検出し、超過カートが存在する場合には、さらに超過カートの台数(超過カート台数)を検出する。すなわち、帰着時刻算出部108は、超過カート検出部として機能する。
図7は、処理部100のテーブル更新処理を示すフローチャートである。テーブル更新処理は、取得部101がカート20から位置情報を取得する度に実行される。テーブル更新処理においては、取得部101が位置情報を取得すると(ステップS100)、ホール特定部102により、位置情報が示す現在ホールが特定される。
次に、実カート台数特定部103は、ホール特定部102が現在ホールを特定した場合に、特定された現在ホールの実カート台数を特定し、カート台数更新部104は、最新カート台数テーブル120において、特定された現在ホールのホール番号に対応付けられている実カート台数を適宜更新する(ステップS101)。
さらに、開始時刻書込部107は、取得部101が取得した位置情報より位置情報の送信元のカート20がコースに入ったと判断した場合には(ステップS102,Yes)、位置情報の送信元のカート20のカート番号に対応付けて、この位置情報を受信した受信時刻をプレイの開始時刻として開始時刻テーブル123に書き込む。すなわち、開始時刻書込部107は、位置情報の送信元のカート20がコースに入ったと判断した場合(ステップS102,Yes)、開始時刻テーブル123を更新する(ステップS103)。一方、位置情報の送信元のカート20がすでにコースに入っている場合には(ステップS102,No)、ステップS104へ進む。
開始時刻書込部107は、ステップS102において、位置情報の送信元のカート20がコースに入ったか否かの判断を、以下のように行う。すなわち、開始時刻書込部107は、ホール特定部102が、取得したカート20の位置情報に基づいて、送信元のカート20の現在ホールをホール番号1で識別される1番ホールとして、最初に特定した場合、この位置情報の送信元のカート20がコースに入ったと判断する。
また、他の例としては、上記したように開始時刻書込部107は(不図示の)コーススタート特定テーブルを参照し、取得した送信元のカート20の位置情報がいずれかのコースのスタート領域内の位置を最初に示した場合に、新たにコースに入ったと判定する。
次に、プレイ履歴更新部106は、ホール特定部102の特定結果に基づいて、位置情報の送信元のカート20のプレイ履歴テーブル122を適宜更新し(ステップS104)、テーブル更新処理が完了する。
プレイ履歴更新処理(ステップS104)において、プレイ履歴更新部106は、現在ホールの変化を検出した場合に、変化後の現在ホールの超過カート台数を特定し、特定した超過カート台数を現在ホールのホール番号に対応付けて、プレイ履歴テーブル122のうち現在ホールが変化したカート20のテーブルに書き込む。プレイ履歴更新部106は、さらに変化前の現在ホールのホール番号に対応付けて、変化前のホールの実プレイ時間をプレイ履歴テーブル122のうち現在ホールが変化したカート20のテーブルに書き込む。
図8は、処理部100の帰着時刻算出処理を示すフローチャートである。帰着時刻算出処理は、帰着時刻算出部108が外部から所定のカート20の帰着時刻の表示指示を受け付けた場合に実行される。例えば、帰着時刻算出部108はカート管理装置10の不図示の操作部で、ユーザにより、カート20の帰着時刻の表示指示がされることにより、帰着時刻の表示指示を受け付ける。
帰着時刻算出処理において、まず帰着時刻算出部108は、帰着時刻の表示の対象となっている対象カート20の未プレイホールを特定する。なお、前述の通り、帰着時刻算出部108は、カート20のプレイヤーがプレイを行っていないすべての未プレイホールを対象とするのではなく、プレイ中のホールから所定数分のホールを未プレイホールとして特定する。帰着時刻算出部108は、次に特定した未プレイホールの超過カートの有無を検出する。なお、超過カートの有無の検出については、図9を参照しつつ、後に詳述する。
帰着時刻算出部108は、超過カートが存在する場合には、さらに超過カート台数を検出する(ステップS110)。次に、帰着時刻算出部108は、未プレイホールが混雑している場合(ステップS111,Yes)、すなわち未プレイホールに超過カートが存在している場合には、第1算出式を選択する(ステップS112)。
ここで、第1算出式は、対象カート20の未プレイホールの標準プレイ時間と超過カート台数とに基づいて、未プレイホールの所要時間を予測するものである。本実施の形態においては、帰着時刻算出部108は、(式1)に示す第1算出式を用いることとする。

(帰着時刻)
=(開始時刻)+(既プレイホールの実プレイ時間)
+(未プレイホールの標準プレイ時間)
+(超過カート台数)×(増加率) …(式1)

なお、増加率は、超過カートが1台増す毎に発生し得る待ち時間、すなわち超過カートが1台増す毎に増加するプレイ時間であり、予め設定されているものとする。
このように、未プレイホールに超過カートが存在する場合には、超過カートに起因した待ち時間が生じ、この待ち時間が帰着時刻に大きく寄与することが予測される。そこで、このような場合には、超過カート台数に応じて帰着時間を算出することとした。
ステップS111において、未プレイホールが混雑していない場合(ステップS111,No)、すなわち未プレイホールに超過カートが存在しない場合には、帰着時刻算出部108は、未プレイホールに超過カートが存在する場合に比べて、コース終了までの所要時間が短くなるように帰着時刻を算出する。具体的には、以下の処理を行う。すなわち、帰着時刻算出部108は、プレイ履歴テーブル122の対象カート20のテーブルを参照し、既プレイホールの超過カートの有無を検出する(ステップS113)。
既プレイホールに混雑したホールが存在しなかった場合(ステップS114,No)、すなわち、いずれの既プレイホールにおいても超過カートが存在しなかった場合には、帰着時刻算出部108は、第2算出式を選択する(ステップS115)。
ここで、第2算出式は、対象カート20が既プレイホールのプレイに実際に要した実プレイ時間と、既プレイホールの標準プレイ時間の割合を算出し、ゴルフコースに含まれるすべてのホールの標準プレイ時間に対し、この割合を乗じることにより全ホールの所要時間を予測するものである。本実施の形態の帰着時刻算出部108は、(式2)に示す第2算出式を用いることとする。

(帰着時刻)
=(開始時刻)
+(既プレイホールの実プレイ時間)/(既プレイホールの標準プレイ時間)
×(全ホールの標準プレイ時間) …(式2)
このように、未プレイホールおよび既プレイホールのいずれにおいても超過カートが存在しない場合には、対象カート20のプレイヤーは、すべてのホールにおいて自分達の技量に応じたペースでプレイを進めることができる。
そこで、この場合には、帰着時刻算出部108は対象カート20のプレイヤーの特徴量として、既プレイホールの実プレイ時間と既プレイホールの標準プレイ時間の割合を算出し、全ホールの実プレイ時間にこの特徴量を乗じることにより、対象カート20のプレイヤーのこれまでの実プレイ時間に即した帰着時刻を算出する。
ステップS114において、既プレイホールに混雑したホールが存在した場合(ステップS114,Yes)、すなわち、既プレイホールに超過カートの存在するホールが存在した場合には、帰着時刻算出部108はさらに、超過カートの存在しないホール、すなわち混雑しなかったホールの数を特定する。そして、帰着時刻算出部108は、混雑しなかったホールの数が予め定めたホール数閾値よりも大きい場合には(ステップS116,Yes)、第3算出式を選択する(ステップS117)。
ここで、ホール数閾値は、上述の対象カート20のプレイヤーの特徴量としての、実プレイ時間と標準プレイ時間の割合を精度よく算出するための最小のホール数であり、予め設定された値である。すなわち、混雑しないホールの数がホール数閾値以上である場合とは、対象カート20のプレイヤーの特徴量を算出可能な数だけ混雑しないホールが存在する場合である。
第3算出式は、既プレイホールの実プレイ時間、既プレイホールの標準プレイ時間、未プレイホールの標準プレイ時間に基づいて、未プレイホールの所要時間を予測するものである。実施の形態の帰着時刻算出部108は、(式3)に示す第3算出式を用いることとする。

(帰着時刻)
=(開始時刻)
+(既プレイホールの実プレイ時間)
+(既プレイホールで混雑していないホールの実プレイ時間の合計)
/(既プレイホールで混雑していないホールの標準プレイ時間の合計)
×(未プレイホールの標準プレイ時間) …(式3)
このように、既プレイホールにおいて超過カートの存在するホールが存在するものの、超過カートの存在しないホールが、対象カート20のプレイヤーの特徴量を精度よく算出可能な数だけ存在する場合には、未プレイホールについては標準プレイ時間にプレイヤーの特徴量を乗じることにより、未プレイホールのプレイの所要時間に対し、プレイヤーの特徴量を反映させた帰着時刻を算出することとした。
また、既プレイホールにおける混雑しなかったホールの数、すなわち超過カートの存在しないホールの数がホール数閾値よりも小さい場合には(ステップS116,No)、第4算出式を選択する(ステップS118)。第4算出式は、未プレイホールの標準プレイ時間に基づいて、未プレイホールの所要時間を予測するものである。

(帰着時刻)
=(開始時刻)
+(既プレイホールの実プレイ時間)
+(未プレイホールの標準プレイ時間) …(式4)
このように、既プレイホールにおいて、超過カートの存在しないホールが、プレイヤーの特徴量を算出可能な数だけ存在しない場合には、未プレイホールの所要時間に標準プレイ時間を用いて帰着時刻を算出することとした。
そして、帰着時刻算出部108は、選択した算出式を用いて、帰着時刻を算出する(ステップS119)。以上で、帰着時刻算出処理が完了する。なお、算出された帰着時刻は、例えばカート管理装置10のモニタ12等に出力され、表示されることにより、カート管理装置10の利用者に提供される。
なお、帰着時刻算出部108は、開始時刻から現在時刻までの所要時間と、現在時刻からコース終了予定時刻までの所要時間とを算出しており、すなわち予測終了時間算出部として機能する。
また、上記実施形態では、帰着時刻算出部108は、S116、S117において超過カートの存在しないホールを特定し、混雑しなかったホールの数が予め定めたホール数閾値以上である場合に、第3算出式を選択するが、他の例として、帰着時刻算出部108は既プレイホールに超過カートの存在しないホールが所定数以上連続した区間が存在した場合に、第5算出式を選択してもよい。
第5算出式は、既プレイホールの実プレイ時間、既プレイホールの混雑していないホールが連続する区間での実プレイ時間、既プレイホールの混雑していないホールが連続する区間での標準プレイ時間、未プレイホールの標準プレイ時間に基づいて、未プレイホールの所要時間を予測するものである。この例では帰着時刻算出部108は、(式5)に示す第5算出式を用いることとする。なお、混雑していない区間が複数ある場合はプレイ中のホールに近い区間を用いる。

(帰着時刻)
=(開始時刻)
+(既プレイホールの実プレイ時間)
+(既プレイホールの混雑していないホール区間での実プレイ時間)
/(既プレイホールの混雑していないホール区間での標準プレイ時間)
×(未プレイホールの標準プレイ時間)
…(式5)
この例では、帰着時刻算出部108は既プレイホールに超過カートの存在しないホールが所定数以上連続した区間が存在しなかった場合には、ステップS118の第4算出式を選択する。この例では、数ホール分連続して平均化できるので、GPSの受信頻度が少なく、位置精度が良くない場合などにプレイヤーの特徴量の精度を向上することができる。
図9は、ステップS110における帰着時刻算出部108による超過カート検出処理を示すフローチャートである。超過カート検出処理においては、帰着時刻算出部108は、まず計算開始ホールに対象カート20の現在ホールのホール番号を設定し(ステップS200)、計算終了ホールに対象カート20の現在ホールのホール番号を設定する(ステップS201)。帰着時刻算出部108は、さらに判定終了ホールに現在ホールに所定のホール数(例えば、4または5)を加算したホールを設定する(ステップS202)。すなわち、帰着時刻算出部108は、現在ホールから遠いホールの渋滞については、帰着時刻の算出に影響が少ないことから考慮しない。なお、ステップS202において設定されたホール数は、帰着時刻算出処理において未プレイホールの対象とされるホールまでのホール数である。
なお、判定終了ホールには、任意の値を予め設定することもできる。他の例としては、判定終了ホールは、現在ホールに所定のホール数を加算したホールに替えて、最終ホールであってもよい。
ここで、計算開始ホールおよび計算終了ホールは、超過カートの有無の検出対象となるホールの最初のホールと最後のホールである。判定終了ホールは、後述のループ処理の終了判定に用いられるものであり、計算終了ホールまで超過カートの有無の検出が行われるとループ処理が終了する。
計算開始ホールから計算終了ホールまで、以下のループ処理(ステップS203)を繰り返す(ステップS204〜ステップS205)。すなわち、帰着時刻算出部108はまず、標準プレイテーブル121を参照し、ホールの標準カート台数を抽出し、標準カート台数の合計に加算する(ステップS204)。なお、ループ処理の開始時には、標準カート台数の合計には、「0」が設定されているものとする。次に、帰着時刻算出部108は、図3に示す最新カート台数テーブル120を参照し、対象ホールの実カート台数を抽出し、実カート台数の合計に加算する(ステップS205)。なお、ループ処理の開始時には、実カート台数の合計には、「0」が設定されているものとする。以上、ステップS203のループ処理により、帰着時刻算出部108は計算開始ホールから計算終了ホールまでの、標準カート台数の合計、及び実カート台数の合計を算出する。
そして、帰着時刻算出部108は、ステップS203のループ処理において算出した実カート台数の合計と標準カート台数の合計とを比較し、実カート台数の合計が標準カート台数の合計よりも大きい場合に、超過カートが存在すると判定し(ステップS206,Yes)、この場合に、現在ホールから判定終了ホールまでに超過カートが存在する、すなわち未プレイホールに超過カートが存在すると判定し(ステップS207)、超過カート検出処理が完了する。
一方、ステップS206において、実カート台数の合計が標準カート台数の合計以下である場合には、帰着時刻算出部108は、現在ホールから計算終了ホールまでには超過カートが存在しないと判定し(ステップS206、No)、計算終了ホールを現在の計算終了ホールに設定されているホールの次のホールに変更する(ステップS210)。すなわち、帰着時刻算出部108は、計算終了ホールに現在設定されているホールの次のホールのホール番号を計算終了ホールに設定する。次に、帰着時刻算出部108は、計算終了ホールと、判定終了ホールとを比較する。計算終了ホールのホール番号が判定終了ホールのホール番号よりも小さい場合には(ステップS211,No)、ステップS203へ進む。
ステップS211において、計算終了ホールのホール番号が判定終了ホールのホール番号よりも大きい場合には(ステップS211,Yes)、帰着時刻算出部108は、現在ホールから判定終了ホールまでに超過カートは存在せず、すなわち未プレイホールに超過カートは存在しないと判定し(ステップS212)、超過カート検出処理が完了する。このように、帰着時刻算出部108は、繰り返し処理を行う繰り返し処理部に対応する。
例えば、図3に示す実カート台数が最新カート台数テーブル120に記憶されており、図4に示す標準カート台数が標準プレイテーブル121に記憶されているとする。さらに、対象カート20がホール番号2で識別される2番ホールを移動中または2番ホールに停止中であるとする。
この場合には、超過カート判定処理における1回目のループ処理においては、計算開始ホールおよび計算終了ホールには、現在ホールである2番ホールが設定される。この場合、2番ホールの実カート台数は、2番ホールの標準カート台数以下なので、超過カートは存在しないと判定され(ステップS206,No)、ステップS210に進み、計算終了ホールが3番ホールに変更され、ステップS203に戻る。
そして、2回目のループ処理においては、2番ホールと3番ホールの標準カート台数および実カート台数の合計がそれぞれ算出され、比較される。この場合、2番ホールおよび3番ホールの実カート台数の合計は2番ホールおよび3番ホールの標準カート台数の合計以下なので、再びステップS210に進み、計算終了ホールが4番ホールに変更される。
3回目のループ処理においては、2番〜4番ホールの実カート台数の合計が9台であるのに対し、2番〜4番ホールの標準カート台数が8台となり、実カート台数が標準カート台数よりも大きく、超過カートが存在すると判定され(ステップS206,Yes)、判定終了ホールまでに超過カートありと判定される(ステップS207)。
また、図3に示す実カート台数および図4に示す標準カート台数において、対象ホール20がホール番号1で識別される1番ホールに位置するときに超過カート判定処理を行った場合には、9番ホールまでループ処理を繰り返しても、実カート台数の合計が標準カート台数の合計を超えることはなく、判定終了ホールまでに超過カートは存在しないと判定される(ステップS212)。
このように、超過カート検出処理においては、現在ホールから検出対象となるホールの数を1ずつ増加し、増加する度に実カート台数と標準カート台数とを比較することとし、超過カートが存在した時点で、超過カートが存在すると判定し、超過カート検出処理を終了することとしたので、カートの総数のみで混雑を判断する方法と比べて、最終ホール近くのみ混んでいる場合などのばらつきの影響を受けずに以後の混雑予測ができる。
本実施の形態のカート管理装置10は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、モニタ等の表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施形態のカート管理装置10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態のカート管理装置10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のカート管理装置10で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。また、本実施形態のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態のカート管理装置10で実行されるプログラムは、上述した各部(取得部、ホール特定部、実カート台数特定部、カート台数更新部、実プレイ時間算出部、プレイ履歴更新部、開始時刻書込部、帰着時刻算出部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本実施の形態のカート監視システム1の第1の変更例としては、各カート20は、ホール情報として、各カート20の位置情報に替えて、各カート20が移動中または停止中のホールを示す情報を送信し、カート管理装置10は、この情報を受信してもよい。この場合には、取得部101が取得した情報にカート20が移動中または停止中のホールが示されている。したがって、処理部100は、ホール特定部102を備えてなくともよい。
例えば各カート20は、センサを備え、各ホールの入り口と出口にカート20のセンサにより検知される検知物を設置しておく。そして、各カート20は、センサによる検知物の有無により、現在ホールを特定し、特定した現在ホールを示す情報をカート管理装置10に送信すればよい。
また、第2の変更例としては、図7を参照しつつ説明した最新カート台数テーブル更新処理(ステップS101)において、所定のカート20が移動中または停止中のホールにおける超過カート台数を算出する際に、図9に示す超過カート検出処理を用いてもよい。
この場合には、計算開始ホール、計算終了ホールおよび判定終了ホールに現在ホールを設定すればよい。また、現在ホールの次のホールまで考慮する場合には、計算開始ホールに現在ホールを設定し、計算終了ホールおよび判定終了ホールに現在ホールの次のホールを設定すればよい。
1 カート管理システム
10 カート管理装置
11 基地局無線機
12 モニタ
20 カート
21 無線機
100 処理部
101 取得部
102 ホール特定部
103 実カート台数特定部
104 カート台数更新部
105 実プレイ時間算出部
106 プレイ履歴更新部
107 開始時刻書込部
108 帰着時刻算出部
120 最新カート台数テーブル
121 標準プレイテーブル
122 プレイ履歴テーブル
123 開始時刻テーブル

Claims (9)

  1. ゴルフコース内を移動する複数のカートを管理するカート管理装置であって、
    ゴルフコース内の各ホールのプレイヤーが待ち時間なくプレイ可能なカート台数として予め設定された標準カート台数を各ホールに対応付けて記憶するカート台数記憶部と、
    各ホールのプレイに要する標準プレイ時間を各ホールに対応付けて記憶する標準プレイ時間記憶部と、
    当該カートが移動または停止中の前記ホールを示すホール情報を取得するホール情報取得部と、
    前記ホール情報に基づいて、各ホールを実際に移動中または各ホールに実際に停止中の実カート台数を特定する実カート台数特定部と、
    前記複数のカートのうち対象カートのプレイヤーがプレイしていない残りのホールである未プレイホールの前記標準カート台数と、前記未プレイホールの前記実カート台数とに基づいて、前記未プレイホールに前記標準カート台数を超える第1超過カートの台数を検出する第1超過カート検出部と、
    前記第1超過カート検出部による前記第1超過カートの検出結果と、前記未プレイホールの前記標準プレイ時間とに基づいて、現在時刻から前記対象カートのプレイヤーのコース終了までの予測終了時間を算出する予測終了時間算出部と
    を備えることを特徴とするカート管理装置。
  2. 前記予測終了時間算出部は、前記未プレイホールに前記第1超過カートが存在する場合に、前記第1超過カートが存在しない場合に比べて長い前記予測終了時間を算出することを特徴とする請求項1に記載のカート管理装置。
  3. 前記ホール情報取得部が取得した前記ホール情報に示される前記ホールの前記実カート台数と、前記ホール情報に示される前記ホールの前記標準カート台数とに基づいて、前記ホール情報に示される前記ホールに前記標準カート台数を越える第2超過カートの台数を検出する第2超過カート検出部と、
    前記ホール情報に示される前記ホールと、前記ホール情報に示される前記ホールの前記第2超過カートの検出結果と、前記ホール情報の送信元の前記カートとを対応付けてプレイ履歴として記憶するプレイ履歴記憶部と
    をさらに備え、
    前記予測終了時間算出部は、前記未プレイホールに前記第1超過カートが存在しない場合に、前記プレイ履歴記憶部において前記対象カートに対応付けられている前記第2超過カートの検出結果を参照し、前記対象カートのプレイヤーが既にプレイ済みの既プレイホールに前記第2超過カートが存在する場合に、前記未プレイホールの前記標準プレイ時間に基づいて、前記予測終了時間を算出することを特徴とする請求項1または2に記載のカート管理装置。
  4. 前記プレイ履歴記憶部は、複数の前記既プレイホールと、各既プレイホールの前記第2超過カートの検出結果とを前記ホール情報の送信元の前記カートに対応付けて、前記プレイ履歴として記憶し、
    前記予測終了時間算出部は、前記プレイ履歴記憶部において前記対象カートに対応付けられている前記既プレイホールのうち、前記第2超過カートが存在しないことを示す前記第2超過カートの検出結果に対応付けられている前記既プレイホールの数が閾値よりも小さい場合に、前記既プレイホールに前記第2超過カートが存在すると判断することを特徴とする請求項に記載のカート管理装置。
  5. 前記ホール情報取得部が前記カートから取得した前記ホール情報に基づいて、前記カートが前記ホールに入ってから当該ホールから出るまでの時間であって、前記カートのプレイヤーが前記ホールにおいてプレイに要した実プレイ時間を予測可能な時間である実プレイ時間を算出する実プレイ時間算出部と、
    前記実プレイ時間と、前記ホールと、前記カートとを対応付けて記憶する実プレイ時間記憶部と、
    前記ホール情報取得部が取得した前記ホール情報に示される前記ホールの前記実カート台数と、前記ホール情報に示される前記ホールの前記標準カート台数とに基づいて、前記ホール情報に示される前記ホールに前記標準カート台数を越える第2超過カートの台数を検出する第2超過カート検出部と、
    前記ホール情報に示される前記ホールと、前記ホール情報に示される前記ホールの前記第2超過カートの検出結果と、前記ホール情報の送信元の前記カートとを対応付けてプレイ履歴として記憶するプレイ履歴記憶部と
    をさらに備え、
    前記予測終了時間算出部は、前記未プレイホールに前記第1超過カートが存在しない場合に、前記プレイ履歴記憶部において前記対象カートに対応付けられている前記第2超過カートの検出結果を参照し、前記対象カートのプレイヤーが既にプレイ済みの既プレイホールに前記第2超過カートが存在しない場合に、前記既プレイホールの前記標準プレイ時間に対する前記既プレイホールの前記実プレイ時間の割合と、前記未プレイホールの前記標準プレイ時間とに基づいて、前記予測終了時間を算出することを特徴とする請求項1または2に記載のカート管理装置。
  6. 前記プレイ履歴記憶部は、複数の前記既プレイホールと、各既プレイホールの前記第2超過カートの検出結果とを前記ホール情報の送信元の前記カートに対応付けて、前記プレイ履歴として記憶し、
    前記予測終了時間算出部は、前記プレイ履歴記憶部において前記対象カートに対応付けられている前記既プレイホールのうち、前記第2超過カートが存在しないことを示す前記第2超過カートの検出結果に対応付けられている前記既プレイホールの数が閾値以上である場合に、前記既プレイホールに前記第2超過カートが存在しないと判断することを特徴とする請求項に記載のカート管理装置。
  7. 前記第1超過カート検出部は、前記対象カートが移動または停止中の前記ホールを対象ホールとし、当該対象ホールの前記標準カート台数と、前記対象ホールの前記実カート台数とに基づいて、前記対象ホールの前記第1超過カートの有無を検出し、
    前記対象ホールにおいて前記第1超過カートが検出されない場合に、前記第1超過カート検出部に対し、前記対象ホールを現在の対象ホールの次のホールに変更し、前記次のホールが予め設定された判定終了ホールである場合、および前記判定終了ホールよりも前のホールである場合に、前記対象ホールの変更後の前記第1超過カートの検出を指示し、前記判定終了ホールまで、前記第1超過カートが検出されない場合に前記未プレイホールに前記第1超過カートは存在しないと判断する繰り返し処理部をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のカート管理装置。
  8. ゴルフコース内を移動する複数のカートを管理するカート管理装置で実行されるカート管理方法であって、
    前記カート管理装置は、
    ゴルフコース内の各ホールのプレイヤーが待ち時間なくプレイ可能なカート台数として予め設定された標準カート台数を各ホールに対応付けて記憶するカート台数記憶部と、
    各ホールのプレイに要する標準プレイ時間を各ホールに対応付けて記憶する標準プレイ時間記憶部と
    を備え、
    当該カートが移動または停止中の前記ホールを示すホール情報を取得するホール情報取得ステップと、
    前記ホール情報に基づいて、各ホールを実際に移動中または各ホールに実際に停止中の実カート台数を特定する実カート台数特定ステップと、
    前記複数のカートのうち対象カートのプレイヤーがプレイしていない残りのホールである未プレイホールの前記標準カート台数と、前記未プレイホールの前記実カート台数とに基づいて、前記未プレイホールに前記標準カート台数を超える第1超過カートの台数を検出する第1超過カート検出ステップと、
    前記第1超過カート検出ステップにおける前記第1超過カートの検出結果と、前記未プレイホールの前記標準プレイ時間とに基づいて、現在時刻から前記対象カートのプレイヤーのコース終了までの予測終了時間を算出する予測終了時間算出ステップと
    を含むことを特徴とするカート管理方法。
  9. ゴルフコース内の各ホールのプレイヤーが待ち時間なくプレイ可能なカート台数として予め設定された標準カート台数を各ホールに対応付けて記憶するカート台数記憶部と、各ホールのプレイに要する標準プレイ時間を各ホールに対応付けて記憶する標準プレイ時間記憶部とを備えたコンピュータを、
    当該カートが移動または停止中の前記ホールを示すホール情報を取得するホール情報取得部と、
    前記ホール情報に基づいて、各ホールを実際に移動中または各ホールに実際に停止中の実カート台数を特定する実カート台数特定部と、
    前記複数のカートのうち対象カートのプレイヤーがプレイしていない残りのホールである未プレイホールの前記標準カート台数と、前記未プレイホールの前記実カート台数とに基づいて、前記未プレイホールに前記標準カート台数を超える第1超過カートの台数を検出する第1超過カート検出部と、
    前記第1超過カート検出部による前記第1超過カートの検出結果と、前記未プレイホールの前記標準プレイ時間とに基づいて、現在時刻から前記対象カートのプレイヤーのコース終了までの予測終了時間を算出する予測終了時間算出部と
    して機能させるためのプログラム。
JP2012015234A 2012-01-27 2012-01-27 カート管理装置、カート管理方法およびプログラム Active JP5838830B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012015234A JP5838830B2 (ja) 2012-01-27 2012-01-27 カート管理装置、カート管理方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012015234A JP5838830B2 (ja) 2012-01-27 2012-01-27 カート管理装置、カート管理方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013153843A JP2013153843A (ja) 2013-08-15
JP5838830B2 true JP5838830B2 (ja) 2016-01-06

Family

ID=49049666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012015234A Active JP5838830B2 (ja) 2012-01-27 2012-01-27 カート管理装置、カート管理方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5838830B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5097416A (en) * 1990-01-16 1992-03-17 Matthews Gordon H System for monitoring play of a golfer
JPH0447471U (ja) * 1990-08-28 1992-04-22
JPH11231934A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Futaba Corp ゴルフ場運行管理システム
JP3322230B2 (ja) * 1998-05-14 2002-09-09 双葉電子工業株式会社 ゴルフカート位置表示装置
JP3641718B2 (ja) * 1999-08-03 2005-04-27 双葉電子工業株式会社 ゴルフカートの運行管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013153843A (ja) 2013-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6564328B2 (ja) 身体活動監視デバイスを用いたゲームプレーの拡張
JP6403696B2 (ja) 身体的活動のモニタリングデバイス及びその方法
CN103533454B (zh) 视频播放流畅度的检测方法和装置
JP2016513999A5 (ja)
WO2015141251A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および記録媒体
TWI802751B (zh) 拋射評檢裝置及拋射評檢程式
KR101767356B1 (ko) 트레이닝 연습의 진행을 자동으로 평가하는 디바이스 및 방법
US8435140B1 (en) Method of fitting a golf club to a golfer
AU2015277211B2 (en) Operations with instrumented game ball
JP6372002B2 (ja) 遊技用装置及び遊技場システム
KR20160047153A (ko) 운동 관리 방법 및 장치
JP2021067671A (ja) 飛行時間センサーを備えたエクササイズマシンの予知保全
JP5838830B2 (ja) カート管理装置、カート管理方法およびプログラム
JP2014117570A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
CN110971857B (zh) 录像回放方法及装置、计算机可读存储介质
JP6794884B2 (ja) 人工芝の維持管理プログラム、人工芝の維持管理方法、及び人工芝の維持管理装置
JP2016043042A (ja) 運動情報測定装置、プログラム、および制御方法
KR20230080954A (ko) 배드민턴 경기의 파울 판정 시스템 및 시스템의 동작 방법
JP2010218123A (ja) コンテンツ提供装置
KR101449671B1 (ko) 스크린 골프 서비스 제공 방법 및 시스템
KR102407011B1 (ko) 피트니스 센터 내 운동 지도 서비스 및 시스템
JP2019083968A (ja) プレイヤ分析支援システム
JP5155830B2 (ja) 得点可能性定量化装置、得点可能性順序付け装置及び得点可能性定量化プログラム
JP5920196B2 (ja) 移動距離算出装置、位置管理装置、移動距離算出方法、及び位置管理方法
JP6028659B2 (ja) ゴルフカート位置管理装置、ゴルフカート位置管理方法及びゴルフカート位置管理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5838830

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150