JPH11231934A - ゴルフ場運行管理システム - Google Patents

ゴルフ場運行管理システム

Info

Publication number
JPH11231934A
JPH11231934A JP10028504A JP2850498A JPH11231934A JP H11231934 A JPH11231934 A JP H11231934A JP 10028504 A JP10028504 A JP 10028504A JP 2850498 A JP2850498 A JP 2850498A JP H11231934 A JPH11231934 A JP H11231934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cart
hole
golf
identification information
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10028504A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Akiba
信夫 秋葉
Hiroaki Kawasaki
博明 川崎
Koichiro Hirose
公一郎 廣瀬
Hiroshi Yoshino
博 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Futaba Corp filed Critical Futaba Corp
Priority to JP10028504A priority Critical patent/JPH11231934A/ja
Publication of JPH11231934A publication Critical patent/JPH11231934A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフコースの各ホールにおける運行管理を
行なう。 【解決手段】 ティーグランドTG付近に配置され、ホ
ール識別情報を送信することができるホールセンサS
(a、b、c)と、カート認識情報を送信することがで
きる送信部を備えたゴルフカートKと、カート認識情報
とホール識別情報を受信して運行情報の管理を行なう運
行管理部が設けられている管理棟CHを備える。通信経
路としては、ホールセンサSから送信されたホール識別
情報をゴルフカートKで受信して、ゴルフカートKから
カート認識情報とともに中継器Lを介して管理棟CHに
送信するか、またはゴルフカートKから送信されたカー
ト認識情報をホールセンサSで受信して、ホール識別情
報とともにホールセンサSから中継器Lを介して管理棟
CHに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばクラブを収
納したゴルフバック等をゴルフカートに積み込んでコー
スを回るゴルフ場におけるゴルフ場運行管理システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場でゴルフを行なう場合、プレー
ヤ(例えば2乃至4人のパーティー)は例えばゴルフコ
ースの予約時に、ゴルフ場で設定したスタート時刻にス
タートしてコースを回ることになる。このスタート時刻
は所定の間隔(例えば約6〜7分間隔)で設定され、各
プレーヤが同じコース上で渋滞したりしてプレーの妨げ
になることを防止して、円滑なプレーを楽しむことがで
きるようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、予約時のスタ
ート時刻はゴルフ場が単なる目安として一定間隔で設定
しているので、各プレーヤのスタート後のプレー状況を
考慮したものではない。したがって、所定のスタート時
刻にスタートしても、例えば初心者と熟練者、また慎重
になりすぎて時間のかかるプレーヤや非常にプレーが速
いプレーヤ等、実際にプレーに要する時間はまちまちで
ある。これによって、スタート時に設けられる間隔(約
6分〜7分)ではすぐに追い着いてしまったり、またか
なりの間隔が開いてしまう場合がある。このような場合
でも、これからコースに入るプレーヤやゴルフ場の管理
者は、各ホールの運行状況を容易に把握することが不可
能とされる。
【0004】そこで、本出願人は先に、ゴルフ場の管理
者がティーグランドやコース上のゴルフカートの位置を
監視するために、コース内の各所にゴルフカートの移動
状況を検知するセンサを設け、そのセンサで感知したゴ
ルフカートの移動状況を中継器などを介して、ゴルフ場
の管理棟に順次送信することによって、コース内のゴル
フカートの位置が常時把握できるゴルフ場監理システム
を提供しているが、このようなシステムは多くのセンサ
と中継器、及び通信システムを必要とするため、高価に
なるという問題があった。また、映像のモニタシステム
やGPS(Global Positioning System )などを用いる
ことも考えられるが、高額の設備導入費が必要になると
いう問題がある。特に、GPSを利用する場合、GPS
で検出された位置情報をコース内の位置情報に変換しな
くてはならない。したがって、コースの構成を変更する
場合は変更後のコースの構成に応じて位置情報も更新す
る必要が生じてくる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、ゴルフコースの各
ホールにおけるティーグランド付近に設置され、当該ホ
ールナンバに対応したホール識別情報を個々に設定する
ことができる設定手段と、該設定手段によって設定され
た前記ホール識別情報を近接した通信可能信範囲内で送
信することができる送信手段を備えたセンサ手段と、前
記センサ手段から送信された前記ホール識別情報を受信
する受信手段と、カート認識情報を個々に設定すること
ができる設定手段と、該設定手段によって設定された前
記カート識別情報及び受信した前記ホール識別情報を管
理棟に送信することができる送信部を備えたゴルフカー
トと、前記管理棟に設置され、前記ゴルフカートから受
信した前記カート認識情報及び前記ホール識別情報デー
タに基づいて前記ゴルフコース内に存在するゴルフカー
トの移動状況を予測し、前記移動状況に基づいて、前記
各ホール毎の運行情報を生成する運行管理手段と、前記
運行管理手段から供給される各ホールについての前記運
行情報を表示することができる表示手段とを備えてゴル
フ場運行管理システムを構築する。
【0006】また、カートナンバを個々に設定すること
ができる設定手段と、該設定手段によって設定された前
記カートナンバをカート認識情報として送信することが
できる送信手段を備えたゴルフカートと、ゴルフコース
の各ホールにおけるティーグランド付近に設置され、前
記のゴルフカートから送信された前記カート認識情報を
受信する受信手段と、ホール識別情報を個々に設定する
ことができる設定手段と、該設定手段によって設定され
た前記ホール識別情報及び受信した前記カート認識情報
を管理棟に送信することができるセンサ手段と、前記管
理棟に設置され、前記センサ手段から受信した前記カー
ト識別情報及び前記ホール識別情報データに基づいて前
記ゴルフコース内に存在するゴルフカートの移動状況を
検出して、前記移動状況に基づいて、前記各ホール毎の
運行情報を生成する運行管理手段と、前記運行管理手段
から供給される各ホールについての前記運行情報を表示
することができる表示手段を備えてゴルフ場運行管理シ
ステムを構築する。
【0007】本発明によれば、ティーグランド付近にの
みセンサ手段を設けることにより、どのゴルフカートが
どこのホールに居るかをある程度予測することができ。
プレーの運行管理を行なうことができるようになる。ま
た、コースの構成に影響されることがないので、システ
ムに汎用性を持たせることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のゴルフ場運行管理
システムの実施の形態を以下の順序で説明する。 1.ゴルフ場のレイアウト 2.第一の実施の形態 2−a.データ通信経路 2−b.センサ、ゴルフカートの送信部、中継器、管理
棟の構成 2−c.パケット 2−d.表示制御 3.第二の実施の形態 3−a.データ通信経路 3−b.ゴルフカートの送信部、センサの構成 3−c.パケット
【0009】1.ゴルフ場のレイアウト 図1は本実施の形態のゴルフ場運行管理システムを用い
たゴルフ場のコースのティーグランド付近のレイアウト
を摸式的に示す図である。なお、この図には、便宜上、
一点鎖線で区切られているように桜アウト9ホール、桜
イン9ホール、松アウト9ホールを想定してその各コー
スのティーグランドTG付近を示している。図示されて
いるように、各コースのティーグランドTGに近い位置
には、一般的にキャディマスタ室のある管理棟CHが設
置されている。この管理棟CH内には、後述するように
各コースでプレーするプレーヤ(例えば複数人のパーテ
ィー)によってカート道路Rを運行する、ゴルフカート
Kの運行状況を管理することができる運行管理部、及び
運行管理部から供給されるスタート情報を表示すること
ができる表示装置が配置されている。
【0010】管理棟CHの近くには、これから各コース
に向かうプレーヤにゴルフカートKを配車するカート配
車場20が有り、ここで予め決められているゴルフカー
トKに対して各プレーヤのゴルフバックなどが積み込ま
れ、それぞれのコースのティーグランドTGに向かうこ
とになる。各コースのティーグランドTG付近において
はゴルフカートKを検知するか、またはゴルフカートK
にホール番号を表わすセンサIDを送信するホールセン
サS(a、b、c・・・)が配置されている。このセン
サSはゴルフカートKがティーグランドTGに居ること
を直接、または中継器Lを介して管理棟CHに送信す
る。
【0011】また、各ゴルフカートKにも送信手段、ま
たは受信手段、または送受信手段が設けられ、以下の第
一、第二の実施の形態で説明するように、ホールセンサ
Sから送信されたセンサIDをカートIDと共にパケッ
ト化して中継器Lを介して管理棟CHに送信するか、ま
たは ホールセンサSに対して自己のカートIDを送信
することができるようにされている。
【0012】2.第一の実施の形態 図2は第一の実施の形態とされる管理棟CH、ホールセ
ンサS、及びゴルフカートKのデータ通信経路を摸式的
に示す図である。この第一の実施の形態では、ティーグ
ランドTG付近に配置されているホールセンサSに送信
手段として例えば微弱電波等の送信機を設け、所定フォ
ーマットでパケット化されたセンサIDをセンサ送信デ
ータST1として例えば一定周期で送信する。センサ送
信データST1は微弱電波などで出力され、通信可能領
域としてはホールセンサSから例えば30ヤード程度の
範囲となるようにされる。そして、ゴルフカートKがホ
ールセンサSの付近の通信可能領域内に入ると、ゴルフ
カートKがセンサ送信データST1を受信して、カート
ID及びセンサID等をパケット化しカート送信データ
KT1を直接、または中継器Lを介して管理棟CHに送
信する。このゴルフカートKには例えば小電力タイプと
して認定されている送信手段を備え、無線管理者を不要
にするとともに、500m乃至1Km程度の距離の通信
が可能になる。中継器Lは、ゴルフカートKが管理棟C
Hから十分離れており、管理棟CHと直接通信できない
場所に設置される。そしてゴルフカートKからのカート
送信データKT1を管理棟CHに順次中継することがで
きるように、小電力タイプとして認定されている送受信
手段を備えて構成され、コース上の所要の位置に配置さ
れる。
【0013】管理棟CHにはアンテナA1を介して受信
したカート送信データKT1を入力する運行管理部1、
表示装置10等が配置されている。運行管理部1は例え
ばパーソナルコンピュータ等によって構成され、カート
送信データKT1を受信する小電力タイプの受信機器を
備えている。ここで受信したセンサ送信データST1に
基づいて生成したホールの運行情報を有線、または無線
で表示装置10に供給する。なお、表示装置10に対し
て運行情報を無線で送信する場合は、例えば外部機器と
して送信部9aを備え、表示装置10側に受信部9bを
設ける。そして、送信部9aから受信部9bに運行情報
を送信することによって表示装置10側で適切な運行情
報を得ることができるようにする。
【0014】表示装置10には、その表示装置10がど
のコースの運行情報を表示しているかを示すコース表示
部A、及び後で詳しく説明するように、例えばLEDな
どの発光素子の点灯/消灯などによって、例えばティー
グランド、フェアウエーなどで行なわれているプレーの
進行状況を示すことができる運行表示部が設けられてい
る。なお、表示装置10の設置場所としては、管理棟C
H以外でも、例えばプレーヤが集合するクラブハウスの
ロビーや、コース場の随所に設けられている休憩所など
に配置するようにしても良い。
【0015】なお、図2においては、管理棟CHからセ
ンサID、カートIDを要求する場合は、管理棟CH、
中継器L、ゴルフカートK、ホールセンサSの通信経路
でトリガTrgを出力し、ホールセンサSはゴルフカー
トKを介してトリガTrgを受信したタイミングでセン
サ送信データST1を送信するようにしても良い。
【0016】2−b.センサ、ゴルフカートの送信部、
中継器、管理棟の構成 以下、図2に示したホールセンサS、ゴルフカートK、
中継器L、運行管理部1の送信部について説明する。図
3はホールセンサSの一部回路ブロックを示す図であ
る。ホールセンサSには、そのホールセンサSのセンサ
IDを個々に設定することができる機器番号設定スイッ
チS1が設けられている。そしてここで設定されたセン
サIDは制御部S2を介して信号処理部S3に供給さ
れ、所要の信号処理によってパケット化された後に、例
えば微弱電波の送受信を行うことができる送受信手段と
して設けられている微弱電波送受信部S4から送信され
る。送信のタイミングとしては、制御部S2の制御によ
り一定の周期で送信するようにしても良いし、例えば管
理棟CHから供給されるトリガTrgに応じたタイミン
グで送信しても良い。
【0017】電源回路S5はホールセンサSの動力とし
て備えられているバッテリまたは2次電池等からなる電
源S6から供給される電源エネルギーの蓄電装置やコン
バータ等によって構成されている。
【0018】なお、トリガTrgを必要とせず、ホール
センサSから一定の周期で送信を行う場合は、微弱電波
送受信部S4を送信手段のみの構成としても良い。ま
た、例えば赤外線の送受信手段等として構成することも
できる。
【0019】図4はゴルフカートKの送受信部KSの一
部回路ブロックを示す図である。微弱電波送受信部K1
はホールセンサSから送信されるセンサ送信データST
1を受信するか、または管理棟CHからのトリガTrg
をホールセンサSに送信するように構成されている。受
信したセンサ送信データST1は信号処理部K2で所要
の信号処理が施された後に、制御部K3を介して信号処
理部K4に供給される。そして、カートIDを個々に設
定することができる機器番号設定スイッチK5によって
カートIDが付加され後述するパケットを形成した後
に、無線送受信部K6から管理棟CHに送信する。
【0020】電源回路K7は送受信部KSの電源として
備えられているバッテリまたは2次電池等からなる電源
K8から供給される電源エネルギーの蓄電装置やコンバ
ータ等によって構成されている。なお、管理棟CHから
カートID、センサIDを要求するトリガTrgを送信
しない場合は無線送受信部K6を単に送信手段として、
微弱電波送受信部K1を単に受信手段として構成しても
良い。また、図示は省略するが必要に応じてゴルフカー
トKに表示手段を設け、プレーヤがプレー中に管理棟C
Hから送信される各種情報をモニタすることができるよ
うにすることも可能である。
【0021】図5は中継器Lの一部回路ブロックを示す
図である。無線送受信部L1はゴルフカートKから送信
されるカート送信データKT1を受信して中継して管理
棟CHに送信するか、または管理棟CHからのトリガT
rgを中継してゴルフカートKに送信することができる
ようにされている。制御部L2は無線送受信部L1の送
受信処理の制御を行なうようにされている。電源回路L
3は中継器Lの電源として備えられているバッテリまた
は2次電池等からなる電源L4から供給される電源エネ
ルギーの蓄電装置やコンバータ等によって構成されてい
る。
【0022】図6は運行管理部1の一部回路ブロックを
示す図である。ゴルフカートKから中継器Lを介して送
信されたカート送信データKT1(カートID、センサ
ID)はアンテナA1を介して無線送受信部2に供給さ
れる。この無線送受信部2で受信したカート送信データ
KT1は信号処理部3において所要の信号処理が施さ
れ、カートID、センサIDが復調されて制御部4に供
給される。そして、制御部4では受信した情報(カート
ID、センサID)に基づいてホールの運行管理を行う
ための所要の処理等を行うとともに、その情報を表示す
るための運行情報を生成する。
【0023】データ入力部5は例えばキーボード等の入
力装置によって構成され、例えばゴルフ場の管理者等
が、ホールの構成(パーの数)などの入力を行なう。こ
こで入力されたホールの構成は、後述するように表示装
置10上に示されることになる。メモリ6は、後で説明
するように、ホールセンサSの通信可能領域、すなわち
ティーグランドTG付近で検出されているゴルフカート
Kを示すティーグランド情報を格納するメモリテーブル
や、制御部4の制御に基づきメモリテーブルの中から運
行情報を算出する処理を行うワークエリア等によって構
成されている。
【0024】信号変調部8は制御部4で生成された運行
情報を表示制御信号として有線または無線によってこの
図には示していない表示装置10に供給する。
【0025】図7(a)はホールセンサSから送信され
るセンサ送信データST1、図7(b)はゴルフカート
Kから送信されるカート送信データKT1のパケットを
摸式的に示す図である。センサ送信データST1は、例
えば図7(a)に示されているように、同期情報Syn
cからなるエリアDS1、センサID等のデータからな
るエリアDS2、データ誤りを検出する誤り符号検出エ
リアDS3によって形成される。したがって、ゴルフ場
の管理者などがセンサIDの変更を行なわない限り、同
一のホールセンサSからは、常に同じパケットが例えば
微弱電波、赤外線等によって送信されることになる。
【0026】センサ送信データST1を受信したゴルフ
カートKでは、例えば図7(b)に示されているパケッ
トをカート送信データKT1として管理棟CHに送信す
る。カート送信データKT1は、同期情報Syncから
なるエリアDK1、送信相手先を管理棟CHに限定する
ための相手先コードからなるエリアDK2、ゴルフカー
トK自身のカートIDからなるエリアDK3、受信した
センサ送信データST1から抽出したセンサIDからな
るエリアDK4、データ誤りを検出する誤り符号検出エ
リアDK5によって形成される。したがって、エリアD
K1、DK2、DK3は常に固定とされ、エリアDK4
は受信したセンサ送信データST1のセンサIDとし
て、例えば小電力で管理棟CHに送信されることにな
る。
【0027】2−d.表示装置、表示制御 次に、管理棟CHに配置されている表示装置10の表示
部の構成について説明する図8は表示装置10の正面に
形成される運行表示部の構成を説明する図である。コー
ス表示部Aは、先に説明したようにその表示装置10が
どのコースの状況について表示しているかを示すエリア
とされている。そしてこのコース表示部Aの下方には、
当該コースを形成している各ホールについての状況が示
される。表示エリアBはホールのナンバーを示してお
り、各ナンバーが示されている水平方向の1段分がその
ホールの状況表示エリアとされる。表示エリアCはティ
ーグランドTG付近で検出されているゴルフカートKに
ついての情報が示される。この図に示す例では、各ホー
ル毎に丸印で示される例えば4個のLEDが取り付けら
れており、例えば4台までのゴルフカートを表示するこ
とができるようにされている。表示エリアDはフェアウ
エー1、表示エリアEはフェアウエー2、表示エリアF
はグリーンにおけるプレー状況を予測して表示すること
ができるように、それぞれLEDが取り付けられてい
る。
【0028】表示エリアC乃至表示エリアFに取り付け
られている各LEDは、例えば2色表示(赤または青)
が可能とされ、例えば点灯/消灯、または表示色によっ
てコースの構成や、プレー開始後に予測されているプレ
ー状況を示すことができるようにされている。さらに、
表示エリアGはそのホールにおける現在のプレーしてい
ると予測されている組数(カート数)を数値で表わすエ
リア、また、表示エリアHはそのホールがショートホー
ル(パー3)、またはロングホール(パー5)、または
ミドルホール(パー4)であるかをパー数によって示す
エリアである。表示エリアHに示されるホールのパー数
は、運行管理部1のデータ入力部5によってゴルフ場毎
に任意に設定することができるようにされており、あら
ゆるコースの設計に対応することが可能とされている。
さらに、このパー数は、表示エリアD、E、Fにおける
LEDの点灯/消灯に対応している。表示エリアIは現
在のプレー組数に応じてそのホールの混雑具合を示すエ
リアとされる。
【0029】運行表示部を図8に示したように構成する
ことにより、そのコースにおけるゴルフプレーが開始さ
れる前の初期状態の一例を説明する。例えば1番ホール
はパー4、すなわちミドルホールとして設定されている
が、この場合、1番ホールで実際にプレーが行なわれる
のは、ティーグランド、フェアウエー1、及びグリーン
とされるので、表示エリアEにおけるフェアウエー2は
必要ではない。そこで、実際にプレーが行なわれる他の
エリアと区別するために、表示エリアC、D、Fを例え
ば青色点灯(実線丸)、表示エリアEを消灯する(破線
丸)などして、各ホールの設定状態を示すようにしてい
る。したがって、パー3とされるショートホール(2番
ホール、5番ホール)では表示エリアD、Eが共に消灯
状態、またパー5のロングホールでは表示エリアD、
E、Fが例えば青色点灯状態とされ、すなわち、初期状
態としては、青色点灯と消灯が選択的に行なわれる表示
パターンが形成される。つまり、フェアウエーについて
は2個の表示エリアが設けられているが、例えばロング
ホールの場合はその両方が青色点灯され、ミドルホール
の場合はいずれか一方が青色点灯、他方が消灯、またシ
ョートホールの場合はその両方が消灯している状態とさ
れる。
【0030】なお、プレー進行中における各表示エリア
の表示制御については、後で図11、図12において詳
しく説明するが、ティーグランドTGにおいて検出され
ているゴルフカートKの数や、プレーが行なわれている
と予測されているホール上のエリアは、青色表示から例
えば赤色表示(赤色点灯または赤色点滅)に切替えるこ
とにより、ホールの状況を容易に把握することができる
ようになる。
【0031】次に、ゴルフプレー進行中において、表示
装置10に表示する運行情報を管理するための処理につ
いて説明する。なお、ここでの情報処理は運行管理部1
の制御部4で行なわれる。図9(a)(b)(c)はメ
モリ6に構成されて、ゴルフカートKのティーグランド
情報を格納するメモリテーブルについて説明する摸式図
である。このメモリテーブルには、表示装置10におけ
る表示エリアC(ティー)に配置されているLEDの数
と対応させて、各ホールに対して4個の領域が割り当て
られるように構成されている。そして各領域には現在そ
のホール付近で検出されているティーグランド情報とし
てカートID(カート番号)が格納される。例えば図9
(a)に示される例では、2番ホールのティーグランド
TG付近において1番カートと2番カートが、また1番
ホールのティーグランドTG付近において3番カート乃
至5番カートが検出されている状態を示している。ま
た、このメモリテーブルには古いデータから順に例えば
右詰めで格納されるようにされている。したがって、例
えば1番ホールにおいて6番カートが検出されると、5
番カートの左側の領域にカート番号が格納される。そし
て1番ホールの3番カートが次の2番ホールにおいて検
出されると、2番カートの左側の領域にカート番号が移
行するとともに、1番ホールの領域における4番カー
ト、5番カートのカート番号がそれぞれ右隣の領域にシ
フトするように移行する。
【0032】図9(a)に示した状態からさらにプレー
が進行してゴルフカートが進んで行くと例えば図9
(b)に示されているようになる。この図では3番ホー
ルにおいて1番カートが、2番ホールにおいて2番カー
トと3番カートが、また1番ホールにおいて6番カート
乃至9番カートが検出されている状態を示している。た
だしこの場合、4番カートと5番カートが示されていな
い。これは1番ホールにおいて6番カート乃至9番カー
トの4台のカートが検出されたことにより、4番カート
と5番カートの2組のパーティーが1番ホールのティー
グランドTGから離れた後、フェアウエー、またはグリ
ーン上でプレーしていることを予測することができる。
すなわちこの状態で例えば4番カートが2番ホールで検
出されると3番カートの左隣のエリアに格納されること
になる。
【0033】図9(b)に示した状態から、さらに1番
カート乃至3番カートのプレーが先に進み、その先のホ
ールで検出され、かつ2番ホールにおいて4番カートと
5番カートが検出されない状態が続くと、例えば図9
(c)に示されているようになる。すなわち2番ホール
に対応する領域に格納されるカート番号がないことか
ら、1番ホールのフェアウエー、グリーン上でプレーが
行なわれていることになり、ティーグランドTGでは6
番カート以下、7番、8番、9番カートのプレーが進行
しない状態となって、プレーが滞っているという予測を
立てることができる。
【0034】次に、図10のフローチャートにしたがい
図9に示したメモリテーブルの管理を行なうための制御
部4の処理を説明する。まず、例えば各ホールのプレー
が開始される前などに、メモリテーブルの初期化を行な
い(S001)、カート送信データKT1の受信待機状態と
する(S002)。そして、ゴルフカートKがホールセンサ
Sの通信可能領域に入り、ホールセンサSからゴルフカ
ートKを介して送信されるカート送信データKT1(セ
ンサID、カートID)を受信すると(S003)、メモリ
テーブルにおいてそのセンサID(ホール)に対応した
全てのエリアにカートIDが格納されているか否かを判
別する(S004)。そして、全てのエリアにカートIDが
格納されていないと判別した場合は、例えば右詰めとな
るように一番左側のエリアに最新のカートIDを格納す
る(S005)。また、全てのエリアにカートIDが格納さ
れていると判別した場合は、格納されているカートID
を例えば右詰めとなるようにシフトさせ、最古のカート
IDを消去して(S006)、検出された最新のカートID
をセンサIDに対応したホールのエリアに右詰めに格納
する(S005)。
【0035】そして、受信していたカート送信データK
T1が受信できなくなったと判別した場合は(S007)、
そのカート送信データKT1に対応するカートIDを消
去して、そのカートIDと同一のホールに対応している
エリアに格納されているカートIDを右詰めとなるよう
にシフトさせる(S008)。
【0036】次に、図9、図10で説明したようにし
て、ゴルフプレー進行中にティーグランドTG付近の運
行状況を管理することにより、フェアウエー、グリーン
上のプレー運行の予測を立てる場合の処理を、図11の
フローチャートを参照して説明する。
【0037】図10で説明したステップS006及びS008に
おける右詰め処理によってメモリテーブルの更新が行な
われると(S101)、当該ホールで検出された最古のカー
トIDとその次のホールで検出された最新のカートID
の減算処理を行ない、当該ホール上のゴルフカートの数
を算出する(S102)。例えば図9(b)に示した例にお
いて1番ホールを想定すると「6−3」という演算を行
なうことになる。この減算結果は「3」となるが、6番
カートを含めて6番カートから先2番ホールのスタート
地点までに3台のゴルフカート(4、5、6番カート)
が居ることを認識することができる。すなわち、この減
算結果はそのホールに居ると思われるカート数というこ
とになる。そしてこのカート数とホールの構成を比較し
て(S103)、この比較結果に基づいて、ホールの運行状
況を示すための表示エリアD、E、Fの表示制御を行な
う。なお、図8で説明したように初期設定として消灯し
ているLEDは表示制御(青色/赤色点灯、赤色点滅)
の対象外とされ、青色で点灯しているLEDを制御対象
LEDとする。
【0038】カート数が当該ホールの構成よりも少ない
と判別した場合、すなわち、そのホールにおいて滞りが
無いと判別した場合は、そのカート数に応じて選択的に
赤色点灯表示を行ない、カート数に満たない場合は青色
点灯表示を続ける(S104)。つまり、そのホールにおい
て検出されているカート数に応じて制御対象LEDの全
部または一部を選択的に青色点灯表示から赤色点灯表示
に切替える。したがって、カート数が「0」であると判
別した場合は、全て青色点灯表示とされる。また、カー
ト数が当該ホールの構成と等しい場合は、そのホールに
おける制御対象LEDについて赤色点灯表示を行なうよ
うに制御する(S105)。なお、ステップS104およびステ
ップS105において、表示エリアCの表示制御について
は、当該ホールのティーグランドTG付近で検出されて
いるカート数に対応した表示制御が行なわれるが、例え
ば1台のゴルフカートが検出されている場合は、1個の
LEDを赤色点灯、また他の3個のLEDを青色点灯さ
せる。
【0039】また、ステップS103において検出されてい
るカート数が当該ホールの構成を上回ったと判別した場
合は、そのホールで行なわれているプレーが何らかの理
由により滞り、フェアウェー1、2、またはグリーンの
いずれか、または全てにおいてプレーが進行していない
ものと見なし、例えばそのホールの全て制御対象LED
を赤色点滅表示させる制御を行なう(S106)。さらに、
表示エリアCの表示制御についても、当該ホールのティ
ーグランドTG付近で検出されているカート数に対応し
た赤色点滅表示が行なわれるようにされる。
【0040】このように、検出されるカートの数に応じ
てプレーの運行を予測して、例えばプレーが行なわれて
いないとされる場合は青色点灯、プレーが行なわれてい
るとされる場合は赤色点灯、プレーが滞っているとされ
る場合は赤色点滅というように、段階的に表示形態を変
化させて行くことにより、各ホールのプレー進行状況を
識別することが可能になる。
【0041】以下、図12にしたがいプレー進行中にお
ける運行表示部の表示形態について説明する。なお、こ
の図に表示エリアGに示されてるプレー組数は、図11
に示したステップS102による演算によって求められたカ
ート数とされている。また、図中、各表示エリアに丸印
で示されているLEDについては破線丸が消灯、以下制
御対象LEDとして白丸が青色点灯表示、黒丸が赤色点
灯表示、黒丸点付が赤色点滅表示の各表示形態を示して
いる。
【0042】1番ホールは、例えばパー4のミドルホー
ルとして構成されているので、ティー、フェアウエー、
グリーンの3箇所でそれぞれ1組ずつプレーが行なわれ
ることが望ましい。したがって、1番ホールにおけるカ
ート数(プレー組数)がホールの構成と同じ例えば
「3」とされている場合、ティーグランド、フェアウエ
ー、グリーンの3箇所で滞り無くプレーが行なわれてい
るものと予測して、表示エリアCについては1個の赤色
点灯、さらに表示エリアD、表示エリアFについても赤
色点灯表示を行なっている。
【0043】また、5番、6番、7番ホールのように、
検出されたカート数がホールの構成を下回っていると判
別された場合は、各ホールで例えばティーグランド、フ
ェアウエー、グリーンのいずれかの場所で、プレーが行
なわれていないと予測できる。このため、5番、6番ホ
ールの表示エリアCについては1個の赤色点灯、表示エ
リアDまたは表示エリアFのいずれか一方のLEDにつ
いて赤色点灯、他方のLEDについて青色点灯を行なっ
ている。同様にして7番ホールにおいては表示エリア
D、Eを赤色点灯表示、表示エリアFを青色点灯表示と
する。これにより5番、6番、7番の各ホールが比較的
空いていることを示すことができる。
【0044】また、パー3のショートコースとされる2
番ホールについては、カート数がホールの構成以下とさ
れる例えば「1」と判別された場合、ティーグランドT
Gのみでプレーが行なわれていることを予測して、表示
エリアFについては青色点灯表示を行なっている。ま
た、ティーグランドTG付近では2台のカートが検出さ
れて、表示エリアCについては例えば2個のLEDの赤
色点灯表示を行なっている。
【0045】さらに、3番ホール、及び8番ホールはカ
ート数がホールの構成(ティー、フェアウエー、グリー
ンによる「3」)を上回ったことによりプレーが渋滞し
ていると予測して、表示エリアD、FのLEDについて
赤色点滅表示するようにしている。さらに、各ホールの
ティーグランドTG付近では例えば3台のカートが検出
されて、表示エリアCについては例えば3個のLEDの
赤色点滅表示を行なっている。
【0046】なお、2番、6番、7番ホールについて
は、ホールの構成に対してカート数が少ないと判別され
た例を示しているが、例えば赤色点灯表示されるLED
の数が正しければ表示エリアは任意としても良いし、他
のホールの状況を考慮して点灯位置を選択するようにし
ても良い。つまり、この例に示す表示形態としては、3
番、8番ホールはプレーが滞っている状態、4番、9番
ホールは空いている状態、また、1番、2番、5番、6
番、7番ホールの各ホールはほぼ平常にプレーが行なわ
れていることを示している。
【0047】このように、ホールのプレー状況を、制御
対象LEDの青色点灯、赤色点灯、赤色点滅といった発
光形態によって識別しても良いが、これらの表示形態に
対応して表示エリアIに例えば「☆」や「×」などの記
号などを表示しても良い。例えば、「☆」を空いている
コース、「×」を滞っているコース、さらに無表示をほ
ぼ平常通りにプレーが進行しているコースであるとす
る。図12に示した例では、カート数が「0」と判別さ
れた4番コースと9番コースについて、表示エリアIに
「☆」表示を行なっている。さらに、ホールの構成より
もカート数が多いと判別され、プレーが滞っていると予
測されて赤色点滅表示を行なっている3番ホール、8番
ホールについては、「×」表示を行なっている。また、
1番、5番ホールのようにカート数とホールの構成が一
致、及び2番、6番、7番ホールのようにホールの構成
に対してカート数が少なく、少なくともそのコースで滞
り無くプレーが進行している場合には、表示エリアIは
無表示とする。なお、例えば2番、7番ホールのよう
に、カートが検出されているがそのカート数がホールの
構成よりも少ないと判別されている場合は、そのホール
が比較的空いているとして、「☆」表示を行なうように
しても良い。
【0048】このように、「☆」や「×」を表示するこ
とにより、ホール全体の状況を一目見て把握することが
できるようになる。なおこの場合、表示エリアIとして
は、文字/図形情報を表示することができる例えば液晶
表示パネルなどを用いて構成すれば良い。
【0049】さらに、表示装置10を運行表示部にカー
ト番号が直接表示することができる構成とすることによ
って、どこのホールにどのゴルフカートが居るかを把握
することができる。表示装置10にカート番号を表示す
ることができるようにすることにより、特に、管理棟C
Hにおいては管理者が各ゴルフカート個々の運行状況を
把握することで、円滑な運行管理を行なうことができる
ようになる。
【0050】このように、本実施の形態では運行状況を
LEDの点灯、点滅などによってするとともに、カート
IDから検出することができるカートナンバを運行情報
として表示するようにしても良い。これは、例えばメモ
リテーブルに格納される情報をそのまま表示データとし
て出力し、表示装置10としては例えば文字/図形情報
を表示することができるような構成とすることにより実
現することができる。
【0051】3.第二の実施の形態 図13は第二の実施の形態とされるゴルフカートKR、
ホールセンサSR、中継器L、管理棟CHのデータ通信
経路を摸式的に示す図である。なお、管理棟CH及び中
継器Lは第一の実施の形態で説明した管理棟CHと同様
の構成である。上記した第一の実施の形態は、ホールセ
ンサSから送信されるセンサIDをゴルフカートK、中
継器Lで中継してカートIDとともに管理棟CHに送信
する例を説明したが、この第二の実施の形態は、ゴルフ
カートKRから送信されたカートIDをホールセンサS
Rで受信してセンサIDとともに管理棟CHに送信する
ようにしている。
【0052】すなわち、ゴルフカートKRを例えば微弱
電波、赤外線などの送信手段として構成し、例えば一定
周期でカート送信データKT2(カートID)を送信す
る。そして、ゴルフカートKRがホールセンサSRの付
近すなわちティーグランドTG付近とされるホールセン
サSRの通信エリアに入った場合に、例えば微弱電波、
赤外線などの受信手段を備えたホールセンサSRがカー
ト送信データKT2を受信する。ホールセンサSRでは
各センサ毎に設定されているセンサID及び受信したカ
ートID等によってパケットを形成してセンサ送信デー
タST2として管理棟CHに送信する。このホールセン
サSRの送信手段は例えば小電力タイプとして認定され
ている送信部として構成され、無線管理者を不要にする
とともに、500m乃至1Km程度の距離の通信が可能
になる。
【0053】なお、運行情報の管理については、先に図
8乃至12で説明した場合と同様に行なわれるので、第
二の実施形態においては詳細な説明は省略する。また、
管理棟CHからセンサID、カートIDを要求する場合
は、管理棟CHから破線で示されているように、中継器
L、ホールセンサSR、ゴルフカートKRの通信経路で
トリガTrgを出力し、ゴルフカートSRはホールセン
サSRを介してトリガTrgを受信したタイミングでカ
ート送信データKT2を送信するようにしても良い。
【0054】3−a.ゴルフカートKRの送信部、ホー
ルセンサSRの構成 図14はゴルフカートKRの送信部の一部回路ブロック
を示す図である。ゴルフカートKRの回路ブロックは先
に第一の実施形態において、図3で説明したホールセン
サSの回路ブロックとほぼ同等に構成されている。ゴル
フカートKRの送信部KRSには、そのゴルフカートの
カートIDを個々に設定することができる機器番号設定
スイッチKR1が設けられている。ここで設定されたカ
ートIDは制御部KR2を介して信号処理部KR3に供
給され、所要の信号処理によってパケット化された後
に、例えば微弱電波の送受信を行うことができる送受信
手段として設けられている微弱電波送受信部KR4から
送信される。送信のタイミングとしては、制御部KR2
の制御により一定の周期で送信するようにしても良い
し、例えば管理棟CHから供給されるトリガTrgに応
じたタイミングで送信しても良い。
【0055】電源回路KR5はゴルフカートKRの動力
として備えられているバッテリまたは2次電池等からな
る電源KR6から供給される電源エネルギーの蓄電装置
やコンバータ等によって構成されている。
【0056】なお、ゴルフカートKRから一定の周期で
送信を行う場合は、微弱電波送受信部KR4を単に送信
手段として構成すればよい。また、例えば赤外線などの
送受信手段等として構成することもできる。
【0057】図15はホールセンサSRの一部回路ブロ
ックを示す図である。ホールセンサSRにはそのセンサ
がどのコースのティーグランドに配置されているかを示
すセンサIDを、個々に設定することができる機器番号
設定スイッチSR5が設けられている。微弱電波送受信
部SR1はゴルフカートKからのカート送信データKT
2を受信するか、または管理棟CHからのトリガTrg
をゴルフカートKRに送信するように構成されている。
受信したカート送信データKT2は信号処理部SR2で
所要の信号処理が施された後に、制御部SR3を介して
信号処理部SR4に供給される。そして、所要の信号処
理によって、そのセンサがどのコースのティーグランド
に配置されているかを示すセンサIDを個々に設定する
ことができる機器番号設定スイッチSR5によって設定
されたセンサIDを付加したパケットを形成した後に、
無線送受信部SR6から管理棟CHに送信する。
【0058】電源回路SR7はホールセンサSRの電源
として備えられている例えば太陽電池または2次電池等
からなる電源SR8から供給される電源エネルギーの蓄
電装置やコンバータ等によって構成されている。なお、
管理棟CHからカートIDを要求するトリガTrgを送
信しない場合は無線送受信部SR6を単に送信手段とし
て、また微弱電波送受信部SR1を単に受信手段として
構成しても良い。さらに、微弱電波送受信部SR1を例
えば赤外線などの送受信手段等として構成することもで
きる。
【0059】3−b.パケット 図16(a)はゴルフカートKRから送信されるカート
送信データKT2、図16(b)はホールセンサSRか
ら送信されるセンサ送信データST2のパケットを摸式
的に示す図である。カート送信データKT2は、図16
(a)に示されているように同期情報Syncからなる
エリアDKR1、カートID等のデータからなるエリア
DKR2、データ誤りを検出する誤り符号検出エリアD
KR3によって形成される。したがって、ゴルフ場の管
理者などがカートIDの変更を行なわない限り、同一の
ゴルフカートKRからは、常に同じパケットが例えば微
弱電波、赤外線等によって送信されることになる。
【0060】カート送信データKT2を受信したホール
センサSRでは、例えば図16(b)に示されているよ
うに構築されているパケットを形成してセンサ送信デー
タST2として管理棟CHに送信する。センサ送信デー
タST2は、同期情報SyncからなるエリアDSR
1、送信相手先を管理棟CHに限定するための相手先コ
ードからなるエリアDSR2、ホールセンサSR自身の
センサIDからなるエリアDSR3、受信したカート送
信データKT2から抽出したカートIDからなるエリア
DSR4、データ誤りを検出する誤り符号検出エリアD
SR5によって形成される。したがって、エリアDSR
1、DSR2、DSR3は常に固定とされ、エリアDS
R4は受信したカート送信データKT2のカートIDと
して、管理棟CHに送信されることになる。
【0061】このように、第一、第二の実施の形態で説
明した運用管理システムは、どのコースのティーグラン
ドTG付近にどのゴルフカートK、KRが居ることを検
出することができる。さらに、ティーグランドTG付近
の状況から、各ホールの運行状況を予測することができ
る。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、ゴルフ
カートが各コースのティーグランド付近に配置されてい
るセンサ手段の通信可能範囲内に入ることによって、管
理棟に対してカート認識情報とホール識別情報を送信
し、どのホールにどのカートが居るかを運行管理部で予
測して把握することが可能とされる。したがって、ゴル
フ場には、ティーグランド付近にのみ設けられるセンサ
と、若干の中継器を配置すれば良く、簡単な構成でゴル
フ場の運行管理を実現することができる。また、ゴルフ
場毎に異なるホールの構成は、運行管理部において任意
に設定することができるので、ゴルフ場の構成に対して
汎用性をもたせることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフ場運行管理システムを適用した
ゴルフコースのレイアウトの一部を示す図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態のゴルフ場運行管理
システムの構成を示す摸式図である。
【図3】第一の実施の形態のセンサのブロック図であ
る。
【図4】第一の実施の形態のゴルフカートの送信部のブ
ロック図である。
【図5】第一の実施の形態の中継器のブロック図であ
る。
【図6】第一の実施の形態の運行管理部のブロック図で
ある。
【図7】第一の実施の形態のゴルフカート、センサから
送信されるパケットの構造を説明する図である。
【図8】表示装置の表示部の構成を説明する図である。
【図9】表示を行なうためのメモリテーブルの更新処理
を説明する図である。
【図10】表示を行なうためのメモリテーブルの更新処
理を説明するフローチャートを示す図である。
【図11】表示装置の表示制御を行なう処理を説明する
フローチャートを示す図である。
【図12】表示装置の表示形態を説明する図である。
【図13】本発明の第二の実施の形態のゴルフ場運行管
理システムの構成を示す摸式図である。
【図14】第二の実施の形態のゴルフカートの送信部の
ブロック図である。
【図15】第二の実施の形態のセンサのブロック図であ
る。
【図16】第二の実施の形態のゴルフカート、センサか
ら送信されるパケットの構造を説明する図である。
【符号の説明】
K、KR ゴルフカート KS、KSR 送信部 K1、S5、KR5、SR1 機器番号設定スイッチ S、SR ホールセンサ K4、S1、SR4、KR1 微弱電波送受信部 2、S6、KR6 無線送受信部 CH 管理棟 1 運行管理部 4 制御部 5 データ入力部 6 メモリ 10 表示装置
フロントページの続き (72)発明者 吉野 博 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフコースの各ホールにおけるティー
    グランド付近に設置され、当該ホールナンバに対応した
    ホール識別情報を個々に設定することができる設定手段
    と、該設定手段によって設定された前記ホール識別情報
    を近接した通信可能信範囲内で送信することができる送
    信手段を備えたセンサ手段と、 前記センサ手段から送信された前記ホール識別情報を受
    信する受信手段と、カート認識情報を個々に設定するこ
    とができる設定手段と、該設定手段によって設定された
    前記カート識別情報及び受信した前記ホール識別情報を
    管理棟に送信することができる送信部を備えたゴルフカ
    ートと、 前記管理棟に設置され、前記ゴルフカートから受信した
    前記カート認識情報及び前記ホール識別情報データに基
    づいて前記ゴルフコース内に存在するゴルフカートの移
    動状況を予測し、前記移動状況に基づいて、前記各ホー
    ル毎の運行情報を生成する運行管理手段と、 前記運行管理手段から供給される各ホールについての前
    記運行情報を表示することができる表示手段と、 を備えたことを特徴とするゴルフ場運行管理システム。
  2. 【請求項2】 カートナンバを個々に設定することがで
    きる設定手段と、 該設定手段によって設定された前記カートナンバをカー
    ト認識情報として送信することができる送信手段を備え
    たゴルフカートと、 ゴルフコースの各ホールにおけるティーグランド付近に
    設置され、前記のゴルフカートから送信された前記カー
    ト認識情報を受信する受信手段と、ホール識別情報を個
    々に設定することができる設定手段と、該設定手段によ
    って設定された前記ホール識別情報及び受信した前記カ
    ート認識情報を管理棟に送信することができるセンサ手
    段と、 前記管理棟に設置され、前記センサ手段から受信した前
    記カート識別情報及び前記ホール識別情報データに基づ
    いて前記ゴルフコース内に存在するゴルフカートの移動
    状況を検出して、前記移動状況に基づいて、前記各ホー
    ル毎の運行情報を生成する運行管理手段と、 前記運行管理手段から供給される各ホールについての前
    記運行情報を表示することができる表示手段と、 を備えたことを特徴とするゴルフ場運行管理システム。
JP10028504A 1998-02-10 1998-02-10 ゴルフ場運行管理システム Withdrawn JPH11231934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10028504A JPH11231934A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 ゴルフ場運行管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10028504A JPH11231934A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 ゴルフ場運行管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11231934A true JPH11231934A (ja) 1999-08-27

Family

ID=12250521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10028504A Withdrawn JPH11231934A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 ゴルフ場運行管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11231934A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013153843A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Jvc Kenwood Corp カート管理装置、カート管理方法およびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013153843A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Jvc Kenwood Corp カート管理装置、カート管理方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4458801B2 (ja) 弾球遊技機
CN104619467B (zh) 飞镖游戏系统
JP2003290528A (ja) 弾球遊技機
JP6248348B2 (ja) 遊技機
JP2017225472A (ja) 遊技機
JP2007089774A (ja) 遊技場用の演出管理システム
JP2005087643A (ja) 遊技機
JP4183204B2 (ja) 遊技データ提供システム
JPH11231934A (ja) ゴルフ場運行管理システム
US6186908B1 (en) Retrieval apparatus for operation-management system of golf links and retrieval method therefor
JP6248347B2 (ja) 遊技機
KR101443331B1 (ko) 골프 게임 운영 시스템
JP6030731B2 (ja) 遊技機
KR20040085801A (ko) 골퍼 휴대용 네비게이션 단말기
JP3641718B2 (ja) ゴルフカートの運行管理装置
JPH10225546A (ja) ゴルフスタート管理システム
US20010041608A1 (en) Operation-control system for golflinks
JP2004130115A (ja) 遊技機
JP2004057359A (ja) 弾球遊技機
KR200407736Y1 (ko) 골프장용 휴대 단말기
JP6028659B2 (ja) ゴルフカート位置管理装置、ゴルフカート位置管理方法及びゴルフカート位置管理プログラム
JP2017225471A (ja) 遊技機
JP2001286597A (ja) ゴルフ場のスタート管理装置
JP2007252756A (ja) 雀球遊技機
JP2004267420A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510