JP3641718B2 - ゴルフカートの運行管理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフ場のコースに出ているゴルフカートの運行を管理するゴルフカートの運行管理装置に関わり、特にカートのハーフプレーの終了時刻を予測するのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、プレーヤが自らゴルフカートを運行してプレーを楽しむいわゆるセルフプレーのゴルフ場が知られている。
セルフプレーによりゴルフカート(以下、単に「カート」という)の運用を行った場合、ゴルフ場の管理者側では、プレーヤがプレーを開始してからプレーを終えてクラブハウスに戻ってくるまでの間、コース内の混雑度やプレーの遅延度を把握することができない。このため、例えば数ホールおきにコース案内員を配置して、コース内の混雑状況を把握したり、或いはプレーヤに対してプレーの進行を促したりするゴルフ場もあるが、この場合は人件費などがかかるという問題があった。
【0003】
そこで、例えば本出願人からセルフプレーのゴルフカートの運行管理を行うのに好適なゴルフカートの運行管理システムが提案されている(特願平9−31855号、特願平10−28504号等)。
これらの提案では、例えば図12に示すように、カートK1,K2・・・の順路となるカート路Rのティーグランド(以下、単に「ティー」と表記する)TやフェアウェイF、グリーンGの付近に、微弱電波(例えば通信エリアが15m程度)により位置情報を送出するセンサS1,S2・・・を配置し、各カートK1,K2・・・はセンサS1,S2・・・の近辺を通過したときに、その位置情報を検出すると共に、この検出した位置情報を自己のカートID等とともに情報信号としてクラブハウス(管理棟)CHに送信するようにしている。
これにより、管理棟CHでは、コース上の各カートK1,K2・・・位置をディスプレイ装置上に表示させるなどして、各カートの運行状況を把握するようにしていた。
【0004】
上記運行管理システムによるカートKの運行状況の表示形態は各種考えられるが、その一例としてウインドウ形式による表示形態がある。
図13はその一例を示した図であり、コンピュータグラッフィックなどによって作成したゴルフ場のコースレイアウトをウインドウ70内に表示させ、このコースレイアウト内にカートの位置(黒丸印)を表示するようにしたものである。
【0005】
なお、ウインドウ70には、スクロールバー71,72が設けられており、現在ウインドウ70内に表示されている表示領域が、スクロールバー71,72内のスクロールボックス71c、72cによって示されている。
ウインドウ70内に表示されていないホールの状況をモニタする時は、スクロールバー71,72に設けられているスクロールキー71a,71b、72a,72bを、図示していないポインタなどにより選択し、クリック操作を行なうことで、表示領域を上下左右にスクロールさせるようにする。
従って、このような表示形態を採用して各カートの運行状況を表示させた場合は、コース上の各カートの位置を目視により容易に把握することができる。
【0006】
しかし、ゴルフ上のコースレイアウトは、それぞれのゴルフ場によって異なっており、例えば上記図13に示したような表示形態を実現するには、各ゴルフ場のコースレイアウトに合わせたグラフィック画像を作成する必要がある。このため、システムが比較的高価なものとなる。
また、ゴルフ場のコースは、日常的に多少の変更が行われており、その都度、コースレイアウトに合わせてグラフィック画像を変更する必要があるため、システムを日常的に維持運営していくうえでも費用がかかることになる。
【0007】
そこで、ゴルフコースのレイアウト変更の影響を受けにくい表示形態として、例えばカートの運行状況を時間によって表示することが考えられる。
図14は、各カートの運行状況を時間によって表示する表示形態の一例を示した図である。
この図14に示すウインドウ80において、81は各カート番号を表示するカートナンバー領域、82,83,84・・はカートKがカート路Rの各ホールのティーT、フェアウェイF、グリーンG付近に設置されているセンサS1,S2,・・・からの位置情報を検出した時刻を、ホール単位で表示する時刻表示領域とされ、これらの領域が縦軸方向に設けられている。
【0008】
図14に示す例では、カートナンバー9番のカートが2番ホール(2H)のフェアウェイFのセンサの位置情報を検出したのは、「8:35」であることが示されている。そして現在、この9番のカートは3番ホール(3H)のグリーンGのセンサSからの位置情報まで検出していることから、9番のカートは3HのグリーンGでプレー中、または3HのグリーンGでのプレーを終えた後、4番ホール(4H)のティーTに向かっている途中であることがわかる。
【0009】
従って、このような表示形態により、カートKの運行状況を表示すれば、管理棟CHにおいてカートKが各ホールのティーT、フェアウェイF、グリーンGを通過した時刻から各カートを利用しているプレーヤのプレー進行状況を把握することができる。
また、ゴルフ場ごとにコースレイアウトが異なっている場合でもコースレイアウトに合わせたグラフィック画像を作成する必要がなく、また日常的なコース変更による影響もないため、システムや維持運営を低コストで行うことができる。
【0010】
なお、この図14に示すウインドウ80は、いわゆるフォルダ方式の表示形態を採用した例が示されており、例えば図示していないポインタなどにより付箋部80a、80b、80cを選択することで、複数のコースの内、所望するコースのカート運行状況を表示することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ゴルフ場ではプレーヤの当日キャンセルやプレーヤの追加により、プレー組数が変動するため、例えば各カートにキャディーを同行させるようなゴルフ場では、スタート直前まで最終的に必要なキャディーの人員を把握しにくい。
特にキャディーがプレー組数を上回ると、その分人件費が無駄になるため、通常、キャディーをプレー組数より少なくしておき、キャディーが不足しているときは、一人のキャディーが複数回、コースを回らせるなどして対応していた。
このため、各カートの運行状況からカートのプレー終了時刻を予測することで、キャディーの状況を合わせて把握していた。
【0012】
また、夏場など日照時間が長くなると、プレーヤによっては1ラウンド半(3コース、計27ホール)プレーすることがあり、その場合は1ラウンドのプレー時間や休憩時間等を考慮して、残り半ラウンドのスタート時間を設定するようにしていた。
【0013】
このように従来からゴルフ場では、各カートのハーフプレーの終了時刻を予測することが的確な運行管理を行っていくうえで1つの重要なポイントとされていた。
しかしながら、上記したようなゴルフ場の運行管理システムでは、予め各ホール単位でプレー時間を予測し、この各ホール単位で予め設定したプレー時間に基づいて、ハーフプレーの終了時刻を予測するようにしているため、実際のカートのプレー時間とはかけ離れたものとなる恐れがあった。このため、管理者はディスプレー装置上に表示されているカートの運行状況からカートのハーフプレーの終了時刻を予測して各カートの運行管理や、キャディーの配置等の各カートの運行管理に付随した各種管理を行うようにしていた。
【0014】
そこで、本発明はこのような点を鑑みてなされたものであり、各カートのハーフコースのプレー終了時刻をより正確に予測して表示することができるゴルフカートの運行管理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明はゴルフコース内を移動しているカートの識別情報と、カートのゴルフコース内の位置を示す位置情報とを含む情報信号を受信することができる受信手段と、少なくとも、ゴルフコースの各ホールにおけるカートのプレーヤのプレー時間を算出することができるプレー時間算出手段と、各ホールにおけるプレーの予測時間、及びゴルフコースにおけるプレーの予測時間を設定することができる設定手段と、カートからゴルフコースのスタート位置を示す位置情報が得られた時刻と、設定手段で設定されたゴルフコースにおけるプレーの予測時間から、カートのプレー終了時刻を算出する終了時刻算出手段と、プレー時間算出手段にて算出された各ホールのプレー時間と、設定手段で設定された各ホールにおけるプレーの予測時間とに基づいて、ゴルフコースにおけるカートのプレー終了時刻を補正する補正手段と、プレー終了時刻を表示する表示する表示手段とを備えている。
【0016】
そして、プレー時間算出手段は、上記カートからの位置情報により、上記カートが各ホールのスタート位置とされる第1の領域に入った時刻と、各ホールの終了位置とされる第2の領域を離れた時刻とから算出される時間、及び上記カートの前方を走行している前方カートの位置情報に基づく安全にショットを行えない時間を上記算出される時間にカウントしないことにより、ゴルフコースの各ホールにおける上記カートのプレーヤのプレー時間を算出するようにした。
【0017】
また補正手段は、プレー時間算出手段にて算出された各ホールのプレー時間と、設定手段で設定された各ホールにおけるプレーの予測時間との差分時間により、カートのプレー終了時刻を補正するようにした。
さらに、差分時間に基づいて、プレーを行っていない残りホールのプレーの予測時間を補正することで、ゴルフコースにおけるカートのプレー終了時刻を補正するようにした。
さらにまた、ゴルフコース上に存在する各カートの平均待ち時間に基づいて、ゴルフコースにおけるカートのプレー終了時刻を補正するようにした。
【0018】
また、補正手段により補正されたカートのプレー終了時刻が、カートの前方を走行している前方カートのプレー終了時刻より早い時刻となった時は、表示手段により表示されているカートのプレー終了時刻の表示形態を変更するようにした。
【0019】
即ち、本発明は、プレー時間算出手段により、プレーヤが各ホールにおいて実際にプレーしたプレー時間を算出し、このプレー時間と設定手段により設定されている各ホールにおけるプレーの予測時間とを比較して、ハーフプレーの終了時刻を補正することで、各カートのより正確ハーフプレーの終了予測時刻を表示手段に表示できるようにした。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のゴルフカートの運行管理装置の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態の運行管理装置を備えた運行管理システムが適用されたゴルフコースのスタート地点付近のレイアウトの一部を模式的に示した図である。なお、この図1には、便宜上、一点鎖線で区切られているように、桜コース(out)、桜コース(in)、松コース(out)を想定して、各コースのスタート地点(ティーグランドT)付近が示されている。
【0021】
この図1に示すように、各コースのティーグランド(以下、単に「ティー」という)Tに近い場所には、一般的にキャディマスタ室のある管理棟CHが位置しており、各コースにはそれぞれ少なくとも管理棟CHと小電力の電波を使用して通信可能な位置にそれぞれレピータRE11,RE21,RE31が設けられている。なお、このレピータRE11,RE21,RE31はそのコースのできるだけ広い範囲をカバーでき、且つ、管理棟CH及びコース上のカートKとの間で小電力電波によって交信可能な位置に配置されている。
【0022】
管理棟CH、カートK、及び各レピータRE11〜RE31に設置される送信機及び受信機は、例えば小電力タイプとして認定されているものとされ、無線管理者を不要にすると共に、小電力型の無線送信機及び無線受信機を使用すればゴルフコース内では500m乃至1Kmの距離の通信が可能となるから、通常のジグザグ方式のコースレイアウトとなっているコースでは、1コース(9ホール)に対して1個、又は2個程度のレピータを配置すれば、通信を行うことが可能とされる。
【0023】
各コースは1番ホール(1H)、2番ホール(2H)、3番ホール(3H)、4番ホール(4H)・・・の順で9ホール(9H)がレイアウトされ、これらの各ホール間はコースに沿ってカートKが移動できるカート路R、又は軌条によって連絡可能とされている。
管理棟CHと各コースに在るカートKとの間は、少なくとも1台のレピータRE11〜RE31によって相互に通信可能とされる。なお、例えばコースの遠隔部などで情報電送が不能となるようなコースの場合は、メインのレピータ(親)に対して従属するレピータ(子)などを配置してもよい。
【0024】
管理棟CHの近くには、これから各コースに向かうプレーヤにカートKを配車するカート配車場20が有り、セルフプレーの時はプレーヤはここで予め決められているカートKを借りて各コースのスタート地点(スタートティー)に向かうことになる。
各コースのカート道路Rに沿った所要の位置にはロケータ(センサ)S(Sa,Sb,Sc,Sd,Se,Sf・・・)が配置されている。この図には、その一部が示されているが、ロケータSの配置位置としては、例えば各ホールのティーT、フェアウェイF、グリーンGに対応した位置とされている。
【0025】
図2は本実施の形態とされる運行管理装置を備えた運行管理システムの管理棟CH、ロケータS、及びカートKのデータ通信経路を摸式的に示した図である。
この図2に示すロケータSは、カート路Rに沿って設置され、その場所を特定するような位置データ(位置ID)STを、微少電力によって間欠的に送出している。即ち、ロケータSは、カートKがその近辺を通過、或いは停車した時のみ受信できるような微弱パワーで位置データSTを送出している。
【0026】
カートKには、上記小電力タイプの無線送信/受信装置に加えて、ロケータSから送出されている位置データを受信することができる微弱電波用の受信機が備えられている。これにより、カートKはロケータSの近辺を通過或いは停車した時に、この微弱電波用の受信機で位置データSTを受信することにより現在位置を知ることができる。
【0027】
またカートKは、ロケータSから受信した位置データSTや自己のカートIDなどといった種種のデータを、積み込まれている小電力タイプの無線送信機から通信可能範囲に設置されているレピータREにカートデータ信号(情報信号)KTとして送信する。レピータREは各カートKからのカートデータ信号KTを所要のタイミングで管理棟CHにカートデータ信号KTとして転送するようになされている。
【0028】
各カートKから送信されるカートデータ信号KTは、パケット化されて各カートKごとに割り当てられているタイムスロット内で送信される。
そのため、管理棟CHは、同期情報として鎖線で示すようなトリガー信号TrgをレピータREに対して送信し、レピータREを介してトリガー信号Trgを間接的にカートKに送信するようにしている。
これにより、管理棟CHは、カートKごとに時分割送受信制御ができるようになされている。
【0029】
なお、本実施の形態の運行管理装置を備えた運行管理システムでは、各カートKがロケータSから出力される位置データSTを検出し、レピータREを介して管理棟CHに対して送信する場合を例にとって説明しているが、例えば逆に各カートKに自己のカートIDを微弱電波により送出する送信手段を設けると共に、ロケータSが各カートKから出力されるカートIDを検出し、このカートIDと共に自己の位置データ等を小電力タイプの送信機からレピータREを介して管理棟CHに送信するようにしても良い。
また、カートKから管理棟CHに対して送信される情報信号は、レピータREを介して間接的に行っているがレピータREを介することなく直接的に送信するようにしても良い。
【0030】
管理棟CHにはアンテナA1を介してレピータREとの間で送信/受信を行うことがきる小電力タイプの無線送信機/受信機3と、この無線送信機/受信機3で受信されたカートデータ信号KTに対して所定の処理を施す、例えばパーソナルコンピュータ等によって構成された本実施の形態の運行管理装置の本体部とされる管理装置1及びその運行状況を表示する表示装置2などが配置されている。
【0031】
管理装置1は、無線送信/受信装置3で受信されたカートデータ信号KTに基づいて、各カートKの現在位置や、各ホールの通過時間から所要の運行データを作成すると共に、その詳細については後述するが、各カートKのプレーヤが各ホールにおいて実際にプレーを行ったプレー時間を算出できるようにされる。
そして、上記各カートKの運行データや、そのコースにおける各カートKの実際のプレー時間に基づいて、各カートのプレー終了時刻を予測したハーフプレーの終了予測時刻からなる運行状況画面の画像情報を生成する。
上記管理装置1にて生成される運行状況画面は、表示装置2によってモニタすることが可能とされる。これにより、管理棟CHでは、各コースでプレー中の各カートKの現在位置や各ホールの通過時間と共に、ハーフプレーの終了予測時刻を一目で把握できるようにされている。
【0032】
なお、表示装置2は、必ずしも管理装置1と対にして備える必要はなく、管理装置1とは別の部屋に設置しても良い。また運行状況画面は複数の表示装置2,4に表示させることも可能である。
また、例えばロビーなどに、蛍光表示管VFD(Vacuum Fluorescent Display)や液晶(Liquid Crystal Display)パネルなどで形成された、比較的大型の表示装置5を設置して、この表示装置5に対して、前記画像情報を供給することにより、ロビーに居るプレーヤが運行状況や実際のプレー時間を知らせるようにしても良い。
【0033】
図3は本実施の形態の管理装置1の内部構成を示したブロック図である。
レピータREを介してカートKから送信されたカートデータ信号KT(カートID、センサID等)は、アンテナA1を介して無線送信/受信装置3に供給される。無線送信/受信装置3で受信されたカートデータ信号KTは、信号処理部11において所要の信号処理が施され、カート番号データや位置データ等が復調されて制御部12に供給される。
【0034】
制御部12は、例えばカート番号データや位置データ、及びタイマ15から得られる検出時刻に基づいて、カートKの運行データを作成すると共に、各カートKの実際のプレー時間を算出するようにしている。なお、制御部12における実際のプレー時間の算出方法のついては後述する。
また制御部12は、上記各カートKの運行データ、及び各カートKの実際のプレー時間に基づいて、表示装置2に所要の運行状況画面を表示させるための表示画像データを生成する。
【0035】
データ入力部13は例えばキーボード等の入力装置を示している。
メモリ14は書き換え可能な不揮発性のメモリであり、例えば予め設定された各ホールのプレー時間の上限時間等が登録されている登録テーブルや、各ホール単位で算出された実際のプレー時間を一時的に記憶したり、各ホールの実際のプレー時間から、コース(9ホール)単位のプレー終了予測時刻を算出するためのワークテーブルが設けられている。
信号変調部16は制御部12からの表示画像データに変調を施して表示装置2に表示データとして供給する。
【0036】
なお、タイマ15は、管理装置1でなく、各カートKに設けても良い。その場合は、各カートKから管理棟CHに送信されるカートデータ信号KTに位置IDやカートIDと共に、位置データを検出した時刻を示す時刻データが含まれることになる。
【0037】
以下、本実施の形態のゴルフカートの運行管理装置による各カートKの実際のプレー時間の算出方法の一例を図4を用いて説明する。
図4に示すカートK1(以下、「自己カートK1」いう)の正確な実際のプレー時間を算出する場合は、自己カートK1から送信されてくる位置データのみならず、自己カートK1の1つ前を走行しているカートK0(以下、「前組カートK0」という)の位置データも用いて自己カートK1のより正確な実際のプレー時間を算出するようにしている。
【0038】
例えば図4(a)に示すように、ティーTの設置されているロケータS1 の通信エリア(ティーエリア)に自己カートK1と前組カートK0が存在する場合は、前組カートK0がティーエリアを離れ、自己カートK1のプレーヤがティーショットを行った場合でも安全とされる、例えばフェアウェイFに設置されているロケータS2 の通信エリア内に前組カートK0が移動した時点で、自己カートK1の実際のプレー時間のカウントを開始するようにしている。
【0039】
また、同図(b)に示すように、自己カートK1がティーエリアを離れてプレーしている時に、前組カートK0がフェアウェイFからグリーンGまでのエリア内に存在している場合は、前組カートK0がグリーンGに設置されているロケータS3 の通信エリア(グリーンエリア)を離れるまで自己カートK1のプレー時間のカウントを一時停止する。
そして、前組カートK0がグリーンエリアを離れ、自己カートK1のプレーヤが安全にショットを行える状態になったら、再び自己カートK1のプレー時間のカウントを再開することで、実際のプレーの進行状況に則ったプレー時間を得るようにしている。
【0040】
また、本実施の形態の管理装置1は、ホール単位でカートのプレー時間を設定することができるようにされている。
図5はコース単位で各ホールのプレー予測時間を設定するためのウインドウ50の構成を示した図である。
この図に示すウインドウ50は、例えば設定画面のフォルダから予測時間のフォルダ50aを選択することで表示される。
このウインドウ50において、51は設定を行うコースを選択するコース選択領域、52はコース選択領域で選択されたコースのホール番号を表示する表示領域、53は各ホールにおけるプレーの予測時間を入力する入力領域、54aは入力領域53に入力した予測時間の設定を登録するための登録領域、54bは入力領域53に入力した時間をキャンセルためのキャンセル領域である。なお、予測時間の入力は図3に示したデータ入力部13によって行なう。
【0041】
この図5では、コース選択領域51によりAコースが選択され、各ホールの設定時間は、例えばミドルホールとされる2H、4H、5H、6H、9Hのプレー予測時間が15分、ショートホールとされる3H、7Hのプレー予測時間が10分、ロングホールとされる1H、8Hのプレー予測時間が20分にそれぞれ設定されている。そして、そのコースにおけるハーフプレー時間として、各ホールのプレー予測時間の合計である2時間15分に設定されている。
なお、このウインドウ50に対する設定は、プレー運行状況を参考にしながら随時設定を変更することが可能とされる。
また本例では、予測時間の最小設定単位をホール単位としているが、例えば各ホールのティーTとフェアウェイF間、フェアウェイFとグリーンG間といったエリア単位で予測時間を設定するようにしても良い。
【0042】
図6は、本実施の形態のゴルフ場の運行管理装置の表示装置2に表示される運行状況画面の一例を示した図である。
この図6に示すウインドウ20において、21は各カートKのカート番号が表示されるカートナンバー領域、22はカートKがカート路Rの各ホールのティーT、フェアウェイF、グリーンG付近に設置されているロケータS1 ,S2 ,・・・からの位置データを検出した時刻を表示する時刻表示領域が設けられている。
【0043】
23は各カートKがハーフコース(9ホール)のプレーに要した時間を表示する表示領域とされ、各カートKが1HのティーTに入った時刻と、9番ホール(9H)のグリーンGを出た時刻とから求められるハーフプレー時間が表示される。
24は各カートKがハーフプレーを行った際に、先行カート等のプレー遅延によりプレーの中断を余儀なくされた待ち時間を表示する表示領域、25は本発明の特徴である各カートのハーフプレーの終了予測時刻を表示する表示領域とされ、その詳細については後述するが、ホールが進むにつれて、より正確な終了予測時刻が表示される。
【0044】
26は各カートの次のスタート時刻を表示する表示領域、27は各カートのハーフプレーを終了予測時刻から次のスタート時刻までの空き時間を表示する表示領域、28は各カートの次のコースを表示する表示領域とされる。
【0045】
この図6に示す例では、時刻表示領域22には、カートナンバー3番のカートが1HのティーTに到着した時刻が「8:01」、フェアウェイFに到着した時刻が「8:04」、グリーンGに到着した時刻が「8:10」であり、この3番カートが最終の9HのグリーンGに「10:14」に到着したことが示されている。
また、表示領域23にはハーフプレーに要したハーフプレー時間「02:13」が示され、表示領域24には当該3番カートが図示していない先行カートの影響によってプレーを中断した待ち時間「00:32」が示されている。
表示領域25には、後述するハーフプレーの終了予測時刻「10:14」が示されており、このハーフプレーの終了予測時刻は、3番カートが実際に最終9HのグリーンGに入った時刻とほぼ等しい時刻になっている。
【0046】
さらに表示領域26〜28に表示されている各カートの次のスタート時刻、次のスタートまでの空き時間、及びコース情報から、3番カートは「10:55」に「Aコース」で再びスタートし、次のスタートまでの空き時間は「00:41」であることが示されている。
なお、例えば現在時刻が表示領域27に表示されている次のスタート時刻の20分以内になった時は、その旨を管理者に対して報知するために表示領域27の表示色を変えるなどしても良い。
【0047】
また、ハッチを施して示した表示領域29は、カートナンバ領域21に、そのコースにおいて使用されるカートのカート番号と、そのカートが前に使用されていたコース名を表示すると共に、時刻表示領域22に、そのカートのスタート時刻が表示されている。
例えばこの図6には、Bコースで使用されている44番カートのスタート時刻が「11:26」、Cコースで使用されている52番カートのスタート時刻が「11:33」と表示されている。
【0048】
なお、本実施の形態の運行状況画面は、付箋部30a,30b,30cの内、図示していないポインタなどにより付箋部30aを選択した時に表示される運行状況画面とされる。
また、71,72はスクロールバー、71a,71b及び72a,72bはスクロールキーを示し、ウインドウ20内に表示されている表示領域がスクロールボックス71c及び72cによって示されている。
【0049】
以下、本発明の特徴とされる上記したような運行表示画面20に表示されているハーフプレーの終了予測時刻の算出方法を図7を参照しながら具体的に説明する。
本実施の形態の運行管理装置では、各カートKから得られる位置データと、その時刻データ、及び予め設定したプレー予測時間に基づいて、ハーフプレーの終了予測時刻を求めるようにしている。
例えば図7(a)の表示領域22aに示すように、12番カートが1HのティーTに「8:01」に到着したとすると、この到着時刻「08:01」に、予め図5に示した設定画面で登録されているハーフプレー時間「02:15」を加算した時間「10:16」が、ハーフプレーの終了予測時刻として表示領域25に表示される。
【0050】
次に、12番カートのプレーヤがプレーを進行していき、同図(b)の表示領域22bに示すように、例えば2HのティーTに「08:25」に到着したとすると、本実施の形態の運行状況画面の表示領域25に表示されているハーフプレーの終了予測時刻は「10:16」→「10:20」に変更して表示するようにしている。
【0051】
これは12番カートが2HのティーTに到着した時刻が「8:25」であるため、2HのティーTに到着した時刻「8:25」から1HのティーTに到着した時刻「8:01」を引いた24分が、12番カートの1Hにおける実際のプレー時間であったと見なすことができる。
【0052】
これに対して、図5に示した設定画面により予め登録されている1Hのプレー予測時間は20分であり、上記図7(a)に示したように、12番カートが1HのティーTに到着した時点で表示領域25に表示されたハーフプレーの終了予測時刻は、この1Hのプレー予測時間から求めた時間とされる。
従って、12番カートが2HのティーTに到着した時点で、少なくとも1Hの実際のプレー時間(24分)とからプレー予測時間(20分)との差分時間である4分だけ、既にハーフプレーの終了予測時刻がずれていることになる。
【0053】
そこで、本実施の形態の運行管理装置では、既にプレーが終了したホールの実際のプレー時間が、予め設定されているプレー予測時間と異なる場合は、その時間差分だけハーフプレーの終了予測時刻を補正するようにしている。
従って、図7に示す例では、1Hにおける実際のプレー時間が予め設定したプレー予測時間より4分長いことから、先に1Hにおいて表示領域25に表示したハーフプレーの終了予測時刻「10:16」に4分を足した「10:20」を新たなハーフプレーの終了予測時刻として表示領域25に表示するようにしている。
【0054】
そして、同図(c)の時刻表示領域22cに示すように、12番カートが次の3HのティーTに「8:38」に到着したとすると、12番カートの2Hにおける実際のプレー時間は13分(「8:38」−「8:25」=「00:13」)であることがわかる。
従って、この場合は2Hにおける実際のプレー時間(13分)が予め設定されている2Hのプレー予測時間(15分)より2分短いため、同図(b)に示したように2Hのティーにおいて表示領域25に表示したハーフプレーの終了予測時刻「10:20」から2分を引いた「10:18」が新たなハーフプレーの終了予測時刻として表示領域25に表示されることになる。
【0055】
このように本実施の形態の運行管理装置は、各ホールにおける実際のプレー時間がわかった時点で、予め設定した各ホールのプレー予測時間と、実際のプレー時間との差分だけ、ハーフプレーの終了予測時刻を補正して表示領域25に表示するようにしている。
従って、運行表示画面の表示領域25に表示されるハーフプレーの終了予測時刻は、各カートKのプレーヤがプレーを進行していくにしたがって、より正確な終了時刻として表示することができる。
【0056】
これにより、ゴルフ場の管理者は、表示装置2に表示されている運行表示画面のハーフプレーの終了予測時刻を見ることで、各カートKが最終ホールに近づいた時には、より正確なハーフ終了時刻となっているため、例えば各カートKにキャディーが同行している場合は、各カートKのプレー終了後、キャディーを他のカートに効率良く配置するといったことができるようになる。
特に、プレーヤが1ラウンド以上のプレーを行う場合には、プレーヤのハーフプレーの終了予測時刻から、残りラウンドのスタート時刻までの空き時間等を正確に把握することができるので、カートの配車やプレーヤの案内等をスムーズに行うことができる。
また、各カートのハーフプレーの終了予測時刻を正確に予測することで、例えばハーフコースのプレーを終えたプレーヤが休憩や食事を行うことになる休憩所等の混雑状況も予測することができるといった利点もある。
【0057】
以下、これまで説明してきた動作を実現するために管理装置1に設けられている制御部12の処理動作を図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。
なお、管理装置1の制御部12は、各カートKから送信されてきたカートデータ信号KTに含まれている位置データに基づいて以下の動作を実行するものである。
この場合、制御部12は先ずステップS101において、カートKからのカート送信データKTからカートKがティーエリアに入ったかどうかの判別を行い、カートKがティーエリアに入ったらステップS102に進む。
ステップS102では、カートKからのカート送信データKTにスタートティーの位置情報が含まれているかどうかの判別を行い、スタートティーの位置情報が含まれていれば、ステップS103に進んで、カートKがスタートティーに入ったとされる時刻に、予め設定されているハーフプレー時間を加算してハーフプレーの終了予測時刻を表示領域25に表示させてステップS101の処理に戻る。
【0058】
一方、ステップS102において、スタートティーでないと判別した時は、ステップS104に進んで、前ホールのティーエリアに入った時刻と、現在ホールのティーエリアに入った時刻とから、前ホールの実際のプレー時間を算出する。
【0059】
次に、ステップS105において、前ホールのプレー時間と、そのホールの予め設定されているプレー予測時間との時間差を算出した後、ステップS106に進んで、算出した時間差分により、現在表示しているハーフプレーの終了予測時刻を補正して表示領域25に表示させる表示制御を実行した後、ステップS101に戻る。
【0060】
また、ステップS101において、カートKがティーエリアに入っていないと判別した時はステップS107に進む。
ステップS107では、そのカートKの次のコース情報が入力されているかどうかの判別を行い、入力されていればステップS108に進み、そうでなければステップS101の処理に戻る。
ステップS108では、表示領域25に表示されているハーフプレーの終了予測時刻と、次のスタート時間との時間差を表示領域26に表示させる表示制御を実行した後、ステップS109に進み、表示領域26に次のコース情報を表示させる表示制御を実行する。
【0061】
そしてステップS110において、次のコースのスタート時刻と、予め設定したハーフプレー時間から次のコースの終了予測時刻を算出して表示領域25に表示させる表示制御を実行する。
このような処理動作を制御部12を実行することで、上記図6に示したような各カートのハーフプレーの終了予測時刻が表示された運行状況画面を表示装置2に表示させる処理を実現することができる。
【0062】
次に、本発明の第2の実施の形態とされるハーフプレーの終了予測時間の算出方法を図9を参照しながら具体的に説明する。
なお、各ホール単位で予め設定されているプレー予測時間、及びハーフプレー時間は上記図5に示したものとする。
【0063】
本発明の第2の実施の形態とされるハーフプレーの終了予測時間の算出方法は、上記のように各ホールにおける実際のプレー時間がわかった時点で、予め設定したそのホールのプレー予測時間と、実際のプレー時間との差分時間だけ、ハーフプレーの終了予測時刻を補正すると共に、さらにこの差分時間に基づいて、プレーを行っていないホールにおけるプレーの予測時間に補正を加えてハーフプレーの終了予測時刻を得るようにしている。
【0064】
この場合は、先ず図9(a)に示すように、1番カートが1HのティーTに「8:01」に到着すると上記図7(a)同様、到着時刻「08:01」が先に図5に示したハーフプレー時間「02:15」を加算した時刻「10:16」がハーフプレーの終了予測時刻として表示領域25に表示される。
【0065】
そして1番カートのプレーヤがプレーを進行していき、同図(b)に示すように、1番カートが2HのティーTに「8:25」に到着したとする。
この場合も、図9(b)に示す1H及び2HのティーTの到着時刻から1Hにおける実際のプレー時間は24分であり、上記図7と同様、予め設定されている1Hのプレー予測時間(20分)より4分遅れていることになるが、第2の実施の形態では、図7において説明したように1Hにおけるハーフプレーの終了予測時刻「10:16」に4分を加算した「10:20」を表示領域25に表示するのではなく、図9(b)に示すように表示領域25に「10:43」と表示するようにしている。
【0066】
この表示領域25に表示されるハーフプレーの終了予測時刻は以下のようにして求めるようにしている。
この図9に示す1番カートは、表示領域24に表示されている待ち時間が0分とされているため、1Hにおけるプレーの遅延は1番カートのプレーヤのプレーに要する時間に起因するものであると言え、2H以降においても1番カートのプレーヤのプレー時間は1Hと同様に遅延すると考えられる。
【0067】
そこで、第2の実施の形態においては、予め設定されているハーフプレーの終了予測時刻に、既にプレーを終えているホールの実際のプレー時間を加算すると共に、未だプレーを行っていない以降のホールの各プレーヤのプレー時間を予測して、この時間を加算したハーフプレーの終了予測時刻を表示領域25に表示するようにしている。
【0068】
またこの時、各カートのプレーヤのプレーに要する時間は、各ホールのコース長(例えばロングホール、ミドルホール、ショートホール)にもとづいて補正した補正時間を用いて重み付けするようにしている。
例えば1Hはロングホールであり、1Hにおける1番カートのプレー遅延時間が4分とされているので、1番カートのプレーヤがミドルホール、ショートホールでプレーしたときの遅延時間は、ロングホールの遅延時間より短い時間となることは容易に想像される。
そこで、1番カートのプレーヤがミドルホールでプレーした時はロングホールの遅延時間より1分短い3分、ショートホールではさらに1分短い2分だけ遅延するとして、ハーフプレーの終了予測時刻を求めるようにした。
【0069】
ここで、ハーフコースにおけるコース長の内訳は、ロングホールが2ホール、ミドルホールが5ホール、ショートホールが2ホールであり、1Hのロングホールにおけるプレー遅延時間が4分であれば、1番カートのプレーヤがハーフコースのプレーを行った時に予測される予測遅延時間は27分(4分×2H+3分×5H+2分×2H)となる。
【0070】
従って、第2の実施の形態では1番カートの終了予測時刻は、1Hに到着した時刻「08:01」に、ハーフプレーの予測時間「2:15」と、1番カートのプレーヤ固有の予測遅延時間である27分を加算した時間「10:43」をハーフプレーの終了予測時刻として表示領域25に表示するようにしている。
【0071】
次に、図9(c)に示すように、3番カートが「8:08」に1HのティーTをスタートして2HのティーTに「8:39」に到着したとする。
この場合、3番カートの1Hにおけるプレー時間は31分(「8:39」−「8:08」)となり、1Hの予測プレー時間(20分)から11分遅れていることがわかる。しかし、3番カートの1Hにおけるプレー時間(31分)には、表示領域24に示されているように待ち時間(10分)が含まれているため、3番カートの1Hにおける実際のプレー遅延時間は1分(11分−10分)となる。
【0072】
つまり、3番カートのプレーヤ固有の遅延時間はロングホールで1分とされていることから、ミドルホールでは0分、ショートホールでは−1分と予測することができる。但し、実際には先行しているカートのプレーヤのプレーに要する時間にもよるが、ショートホールにおけるプレー時間が予め設定したハーフプレー時間より短くなることは少ないので、本例では3番カートのプレーヤ固有の遅延時間は、ミドルホールとショートホールでともに0分とした。
【0073】
従って、3番カートのプレーヤがハーフコースのプレーを行った時の予測遅延時間は2分(1分×2H+0分×5H+0分×2H)と予測され、3番カートのハーフプレーの終了予測時刻は、1Hに到着した時刻「08:08」に、ハーフプレーの予測時間「2:15」と待ち時間「00:10」、及び3番カートのプレーヤ固有の遅延時間2分を加算した時間「10:35」がハーフプレーの終了予測時刻として表示領域25に表示されることになる。
【0074】
本実施の形態の運行管理装置では、自己カートのハーフプレーの終了予測時刻を求める際は、自己カートの待ち時間だけを加算して最終的なハーフプレーの終了予測時刻を求めるようにしているが、実際には自己カートの待ち時間を含めて自己カートより先行してプレーしているカートの全ての待ち時間の平均時間を求め、この平均待ち時間を加算してハーフプレーの終了予測時刻を求めることになる。本例では自己カート(3番カート)の先行カート(1番カート)は、当該ゴルフコースの先頭カートであり、その待ち時間がないものとされているので、3番カートの平均待ち時間は、自己カートの待ち時間とされている。
【0075】
またこの場合は、3番カートのハーフプレーの終了予測時刻「10:35」が、先行している1番カートのハーフプレーの終了予測時刻「10:43」より早くなってしまうため、その場合はクロスハッチを施して示すように3番カートの表示領域25の表示色を変えるなどして、ゴルフ場の運行者にその旨を知らせるようにしている。
【0076】
なお、先行カート(1番カート)のハーフプレーの終了予測時刻より、後続カート(3番カート)のハーフプレーの終了予測時刻が早くなる場合は、後続カート(3番カート)の終了予測時刻を先行カート(1番カート)の終了予測時刻と同じ時刻として表示してその表示形態だけを変えるようにしても良い。
【0077】
そして、次に同図(d)に示すように1番カートのプレーヤがプレーを進行していき3HのティーTに「8:45」に到着し、1番カートの2Hにおけるプレー時間が20分(「8:45」−「8:25」)になったとする。
つまり、2Hにおけるプレーの遅延時間が先に1Hで予測した予測遅延時間が1分から5分になった場合は、この2Hで新たに得られた遅延時間に基づいて、以降のホールにおけるプレーヤ固有の予測遅延時間を求めるようにする。
【0078】
本例では2Hはミドルホールとされているので、以降1番カートのプレーヤがロングホールでプレーした場合は、ミドルホールの遅延時間より1分長い6分、ショートホールでは1分短い4分だけ遅延するとしてハーフプレーの終了予測時刻を求めるようにする。
従って、1番カートのプレーヤが既にプレーを終えている1Hを除いた2Hから9Hまでのプレーの予測遅延時間は39分(6分×1H+5分×5H+4分×2H)と予測される。
【0079】
従って、1番カートの終了予測時刻は、1Hに到着した時刻「08:01」に、ハーフプレーの予測時間「2:15」と、1Hにおける実際のプレー遅延時間4分、1番カートの2Hから9Hにおける予測遅延時間39分を加算した時間「10:59」が表示領域25に表示されることになる。
【0080】
このように本発明の第2の実施の形態とされる運行管理装置は、予め設定されているハーフプレー時間と、各ホールにおける実際のプレー時間に加えて、各カートの平均待ち時間、及び各ホールにおけるプレーヤ固有の予測遅延時間を求め、この予測遅延時間を加算して最終的なハーフプレーの終了時刻を予測するようにしている。
また、この時には各ホールのホール長に応じて、各ホールにおけるカートのプレーヤの予測遅延時間を求めると共に、各カートの待ち時間を考慮して最終的なハーフプレーの終了時刻を予測している。
この結果、各カートがスタートして最初のホールでプレーを終えた時点で比較的正確なハーフプレーの終了時刻を予測することが可能になる。
【0081】
なお、本実施の形態では、ホールにおける実際のプレー時間から各ホールの予測遅延時間を求める時は、ミドルホールを基準にしてロングホールであれば+1分、ショートホールであれば−1分、補正するようにしているが、これはあくまでも一例であり、このような補正時間は各ホール単位で任意に設定することができるものである。
【0082】
図10は、第2の実施の形態のゴルフ場の運行管理装置の表示装置2に表示される運行状況画面の一例を示した図である。
なお図6と同一部位には同一番号を付しその説明は省略する。
この図10のウインドウ40には、3番カートが1HのティーTに「8:01」、フェアウェイFに「8:12」、グリーンGに「8:19」に到着し、2HのティーTに「8:25」、フェアウェイFに「8:35」、グリーンGに「8:40」に到着し、3Hに・・・・といった到着時刻表示と共に、この1番カートの表示領域25にはハーフプレーの終了予測時刻「10:57」が表示されている。
またクロスハッチを施して示した3番カートの表示領域41にはハーフプレーの終了予測時刻「10:39」が表示されているが、この終了予測時刻は先行している1番カートの終了予測時刻より早いため、その表示色が変更されており、管理者が一目見ただけでわかるようにしている。
【0083】
以下、図9に示したような動作を実現するために、管理装置1に設けられている制御部12の処理動作を図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。
なお、管理装置1の制御部12は、各カートKから送信されてきたカートデータ信号KTにに含まれている位置データに基づいて以下の動作を実行するものとされる。
【0084】
この場合、制御部12は、先ずステップS201において、カートKがティーエリアに入ったかどうかの判別を行い、カートKがティーエリアに入ったらステップS202に進む。
ステップS202では、カートKからのカート送信データKTにコースのスタートティーの位置情報が含まれているかどうかの判別を行い、スタートティーの位置情報が含まれていれば、ステップS203に進んで、スタートティーに入った時刻に、予め設定したハーフプレー時間を加算してハーフプレーの終了予測時間を表示領域25に表示させてステップS201の処理に戻る。
【0085】
一方、ステップS202において、カートKがスタートティーでないと判別した時は、ステップS204に進んで、前ホールのティーエリアに入った時間と、現在ホールのティーエリアに入った時間とから、前ホールの実際のプレー時間を算出する。
【0086】
次に、ステップS205において、前ホールのプレー時間と、そのホールの予め設定されている予測プレー時間との時間差を算出した後、ステップS206に進む。
ステップS206においては、予め設定されているハーフプレー時間、自己カートの待ち時間を含めて現在コース上でプレーしているカートの平均待ち時間、現在ホールまでの各ホールにおける実際のプレー時間と予測プレー時間の時間差、及び残りのホールにおいて発生すると予想される、各ホールの予測プレー時間と実際のプレー時間の時間差に基づいて、最終的なハーフプレーの終了予測時刻を求め、現在表示しているハーフプレーの終了予測時刻を補正するようにしている。
【0087】
そして、ステップS207において、終了予測時刻は前カートの終了予測時刻より早いかどうかの判別を行い、早ければステップS208に進み、そうでなければステップS209に進む。
ステップS208においては、ハーフプレーの終了予測時刻を表示すると共に、その表示形態を変更した後、ステップS201に戻り、またステップS209においてはハーフプレーの終了予測時刻を表示した後、ステップS201の処理に戻って、ステップS201からの処理を実行する。
【0088】
また、ステップS201において、カートKがティーエリアに入っていないと判別した時は、ステップS210に進む。
ステップS210においては、待ち時間が変更されたかどうかの判別を行い、待ち時間が変更されていれば、ステップS211に進んで待ち時間の変更によるハーフプレーの終了予測時刻を変更してステップS212に進み、待ち時間が変更されていなければ、ステップS211に移行することなく、ステップS212に進む。
【0089】
ステップS212では、そのカートKのコース情報が入力されているかどうかの判別を行い、コース情報が入力されていればステップS213に進み、コース情報が入力されていなければステップS201に戻る。
ステップS213では、表示領域25に表示されているハーフプレーの終了予測時刻と、次のスタート時間との時間差を表示領域26に表示した後、ステップS214に進み、ステップS214において表示領域26に次のコース情報を表示させる表示制御を実行する。
【0090】
その後、ステップS215において、次のコースの終了予測時刻を算出して表示領域25に表示させる表示制御を実行する。
このような処理動作を制御部12を実行することで、上記したような各カートKの終了予測時刻が表示された運行状況画面を表示装置2に表示させることが可能になる。
ステップS216では、カウントしたプレー時間を、そのホールにおける自己カートK1のプレー時間としてハーフプレー時間に加算して処理を終了するようにされる。
【0091】
なお、本実施の形態では、カート路に沿って位置データを送出するロケータSを配置して、各カートKはこれらのロケータSからの位置データを検知するようにしているが、例えば各カートKが衛星からの電波によってカート位置を知るGPS(Global Positioning System )を備えるようにしてもよい。
【0092】
【発明の効果】
以上の説明したように、請求項1に記載の本発明によれば、プレー時間算出手段により、プレーヤが各ホールにおいて実際にプレーした時間を算出し、このプレー時間に基づいて、設定手段により設定されているゴルフコースにおけるプレーの予測時間を補正するようにした。これにより、ゴルフ場の管理者は、表示手段に表示されている運行状況画面から各カートの正確なプレー終了時刻を把握することができるので、カートの運行管理、及びそれに付随した例えばキャディーの配置といった各種管理を容易に行うことが可能になる。
【0093】
また、請求項2に記載の本発明によれば、プレー時間算出手段により、カートが各ホールのスタート位置とされる第1の領域に入った時刻と、各ホールの終了位置とされる第2の領域を離れた時刻と、カートの前方を走行している前方カートの位置情報とにより、カートのプレー時間を算出すれば、よりカートの実際のプレー時間に則ったプレー時間を算出すれば、正確なゴルフコースのプレー終了時刻を表示手段に表示させることが可能になる。
【0094】
また、請求項3に記載の本発明によれば、補正手段によりプレー時間算出手段にて算出された各ホールのプレー時間と、設定手段で設定された各ホールのプレーの予測時間との差分時間により、各カートのプレー終了時刻を補正しているため、各カートが最終ホールに近づくにしたがって表示手段に正確なプレーの終了時刻を表示することができる。
【0095】
また、請求項4に記載の本発明によれば、補正手段により、各ホールのプレー時間と、設定手段で設定された各ホールのプレーの予測時間との差分時間に基づいて、さらにプレーを行っていない残りホールのプレーの予測時間も補正するようにしているため、表示手段により正確なプレーの終了時刻を表示することが可能になる。
さらにまた、請求項5に記載の本発明によれば、さらに補正手段によりゴルフコース上に存在する各カートの平均待ち時間に基づいて、ゴルフコースにおけるカートのプレー終了時刻を補正するようにしているので表示手段により正確なプレーの終了時刻を表示することができる。
【0096】
また、請求項6に記載の本発明によれば、補正手段により補正されたカートのプレー終了時刻が、カートの前方を走行している前方カートのプレー終了時刻より早い時間となった時は、表示手段により表示されているカートのプレー終了時刻の表示形態を変更するようにしているため、管理者に対して運行状況を把握しやすい運行状況画面を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のゴルフカートの運行管理システムを適用したゴルフ場の一部レイアウトを示す摸式図である。
【図2】センサ、カート、管理棟の通信経路を説明する図である。
【図3】管理棟に配置される運行管理部の構成を説明するブロック図である。
【図4】本実施の形態の運行管理装置における運行データの作成方法の説明図である。
【図5】本実施の形態とされる運行管理装置の設定画面の説明図である。
【図6】第1の実施の形態とされる運行管理装置で作成された運行データの表示形態を示した図である。
【図7】第1の実施の形態とされる運行管理装置で作成される運行データの作成方法の説明図である。
【図8】第1の実施の形態とされる運行管理装置の制御部の処理動作を示したフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態とされる運行管理装置で作成される運行データの作成方法の説明図である。
【図10】第2の実施の形態とされる運行管理装置で作成された運行データの表示形態を示した図である。
【図11】第2の実施の形態とされる運行管理装置の制御部の処理動作を示したフローチャートである。
【図12】ゴルフ場のカート路に配置されているセンサの配置例を示した図である。
【図13】従来の運行状況画面の表示形態を示した図である。
【図14】従来の運行状況画面の表示形態を示した図である。
【符号の説明】
1 運行管理装置、2 表示装置、3 無線送信/受信装置、11 信号処理部、12 制御部、14 メモリ、15 タイマ、16 信号変調部、K カート、S センサ、RE レピータ

Claims (5)

  1. ゴルフコース内を移動しているカートの識別情報と、上記カートのゴルフコース内の位置を示す位置情報とを含む情報信号を受信することができる受信手段と、
    上記カートからの位置情報により、上記カートが各ホールのスタート位置とされる第1の領域に入った時刻と、各ホールの終了位置とされる第2の領域を離れた時刻とから算出される時間、及び上記カートの前方を走行している前方カートの位置情報に基づく安全にショットを行えない時間を上記算出される時間にカウントしないことにより、ゴルフコースの各ホールにおける上記カートのプレーヤのプレー時間を算出することができるプレー時間算出手段と、
    各ホールにおけるプレーの予測時間、及び上記ゴルフコースにおけるプレーの予測時間を設定することができる設定手段と、
    上記カートから上記ゴルフコースのスタート位置を示す位置情報が得られた時刻と、上記設定手段で設定された上記ゴルフコースにおけるプレーの予測時間から、上記カートのプレー終了時刻を算出する終了時刻算出手段と、
    上記プレー時間算出手段にて算出された各ホールのプレー時間と、上記設定手段で設定された各ホールにおけるプレーの予測時間とに基づいて、上記ゴルフコースにおける上記カートのプレー終了時刻を補正する補正手段と、
    上記プレー終了時刻を表示する表示する表示手段と、
    を備えていることを特徴とするゴルフカートの運行管理装置。
  2. 上記補正手段は、上記プレー時間算出手段にて算出された各ホールのプレー時間と、上記設定手段で設定された各ホールにおけるプレーの予測時間との差分時間により、上記カートのプレー終了時刻を補正することを特徴とする請求項1に記載のゴルフカートの運行管理装置。
  3. 上記補正手段は、上記差分時間に基づいて、プレーを行っていない残りホールのプレーの予測時間を補正することで、上記ゴルフコースにおける上記カートのプレー終了時刻を補正することを特徴とする請求項3に記載のゴルフカートの運行管理装置。
  4. 上記補正手段は、上記ゴルフコース上に存在する上記各カートの平均待ち時間に基づいて、上記ゴルフコースにおける上記カートのプレー終了時刻を補正することを特徴とする請求項1に記載のゴルフカートの運行管理装置。
  5. 上記補正手段により補正された上記カートのプレー終了時刻が、上記カートの前方を走行している前方カートのプレー終了時刻より早い時刻となった時は、上記表示手段により表示されている上記カートのプレー終了時刻の表示形態を変更するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフカートの運行管理装置。
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