JP5838535B2 - トランスミッションのマグネット固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、トランスミッションのオイルパンに貯留したオイル中に含まれる鉄粉等のコンタミネーションを捕捉するためのマグネットの固定構造に関する。
自動車用のトランスミッションのオイルパンに貯留したオイル中に鉄粉等のコンタミネーションが含まれていると、油圧制御バルブの作動不良や動力伝達経路の摺動部の異常摩耗の原因となる可能性があるため、オイルパンの内部に配置したマグネットでコンタミネーションを吸着して捕捉する必要がある。
そこで、オイルパンの内部に配置したオイルストレーナの底壁にリベットを用いてマグネットを固定し、オイルストレーナ中を流れるオイルに含まれるコンタンミネーションをマグネットに吸着して捕捉するものが、下記特許文献1により公知である。
特開平5−309292号公報
しかしながら、上記従来のものは、マグネットの固定にリベットを用いているために部品点数が増加するだけでなく、マグネットの取付作業に多くの工数が必要となって更にコストが増加する問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、オイル中に含まれるコンタミネーションを吸着して捕捉するためのマグネットを簡単な構造でオイルパン内に固定することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ミッションケースの下部に固定したオイルパンの内部に油圧制御機器を収納するバルブボディを配置し、前記バルブボディの下面に突出する磁性体製のボルトの頭部に、マグネットの上面に形成した第1凹部を磁着させたことを特徴とするトランスミッションのマグネット固定構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記マグネットの下面に第2凹部を形成し、非磁性体で構成した前記オイルパンの底面に前記第2凹部が着脱自在に係合する凸部を形成し、前記凸部を前記ボルトの頭部に対向させたことを特徴とするトランスミッションのマグネット固定構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記オイルパンの内部に前記バルブボディの側方に隣接してオイルストレーナを配置したことを特徴とするトランスミッションのマグネット固定構造が提案される。
尚、実施の形態のプラスチックマグネット22は本発明のマグネットに対応する。
請求項1の構成によれば、ミッションケースの下部に固定したオイルパンの内部に油圧制御機器を収納するバルブボディを配置し、バルブボディの下面に突出する磁性体製のボルトの頭部に、マグネットの上面に形成した第1凹部を磁着させたので、オイル中に含まれるコンタミネーションをマグネットに吸着して捕捉することでオイルを浄化することが可能となるだけでなく、マグネットを固定するため特別の固定部材を廃止してコストダウンを図ることが可能となり、しかもマグネットの第1凹部がボルトの頭部に磁着することでマグネットの位置ずれを確実に防止することができる。
また請求項2の構成によれば、マグネットの下面に第2凹部を形成し、非磁性体で構成したオイルパンの底面に第2凹部が着脱自在に係合する凸部を形成し、凸部をボルトの頭部に対向させたので、オイルパンの凸部にマグネットの第2凹部を嵌合させた状態でオイルパンをトランスミッションの下部に固定すると、マグネットがその上方に位置するボルトの頭部に引き付けられ、マグネットが凸部から外れて第1凹部がボルトの頭部に自動的に磁着するため、マグネットの取付作業の作業性が向上する。
また請求項3の構成によれば、オイルパンの内部にバルブボディの側方に隣接してオイルストレーナを配置したので、オイルストレーナに邪魔されずにマグネットをボルトの頭部に磁着させることができる。
トランスミッションの下部の縦断面図。 図1の2−2線矢視図。 プラスチックマグネットの斜視図。 図1に対応する作用説明図。
以下、図1〜図4に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、自動車用トランスミッションのミッションケース11の下部に皿状のオイルパン12が重ね合わされ、オイルパン12の周縁のボルト孔12a…を下から上に貫通する複数本のボルト13…をミッションケース11の周縁のねじ孔11aに螺合することで、ミッションケース11にオイルパン12が締結される。
ミッションケース11の下部にはオイルパン12の内部に跨がるようにバルブボディ14およびオイルストレーナ15が配置される。バルブボディ14は、上下方向に3層に積層されて複数本のボルト16…,17で一体に結合された第1ブロック18、第2ブロック19および第3ブロック20を備えており、その内部に多数の油路で相互に接続された複数の油圧制御バルブ等が収納される。図示せぬオイルポンプがオイルパン12の底部からオイルストレーナ15を介して汲み上げたオイルは、バルブボディ14内の油圧制御バルブ等で所定の油圧に調圧され、トランスミッションに設けられた油圧クラッチ、プーリピストン、トルクコンバータ等の油圧機器やベアリング等の被潤滑部に供給された後、再びオイルパン12に戻される。
オイルストレーナ15に突設した2個の取付ブラケット15a,15aがボルト21,21でバルブボディ14の第1ブロック18に固定される。この状態で、バルブボディ14およびオイルストレーナ15はオイルパン12の底面に沿うように略同じ高さに並置されており、従ってバルブボディ14の下面およびオイルストレーナ15の下面はオイルパン12の底面に僅かな隙間を介して対向する。オイルストレーナ15の下面にはオイル吸い込み口15bが開口する。
バルブボディ1の第1ブロック18、第2ブロック19および第3ブロック20を一体に締結する複数本のボルト16…,17のうち、オイルストレーナ15のオイル吸い込み口15bに隣接する1本のボルト17に、オイル中に含まれる鉄粉等のコンタミネーションを捕捉するためのプラスチックマグネット22が装着される。
プラスチックマグネット22は、概略円板状の部材であって、その上面に大径円筒状の第1凹部22aが上向きに開口するように凹設され、その下面に小径円筒状の第2凹部22bが下向きに開口するように凹設される。一方、オイルパン12の底面には、前記ボルト17の頭部17aの下方に対向するように凸部12bが上向きに突設される。この凸部12bには、プラスチックマグネット22の下面の第2凹部22bが着脱自在に緩く嵌合可能である。またボルト17の頭部17aはプラスチックマグネット22の上面の第1凹部22aに緩く嵌合可能である。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
バルブボディ14の第1ブロック18、第2ブロック19および第3ブロック20は非磁性体であるアルミニウム系材料で構成されているため、それにプラスチックマグネット22を直接磁着させることはできないが、第1ブロック18、第2ブロック19および第3ブロック20を締結するボルト16…,17は非磁性体である鉄系材料で構成されているため、そのうちの1本のボルト17の頭部17aの下面にプラスチックマグネット22の第1凹部22aを嵌合させて磁着させる。このときボルト17の頭部17aの平坦な下面が第1凹部22aの平坦な上面に密着するように、ボルト17の頭部17aの高さおよびプラスチックマグネット22の第1凹部22aの深さが設定される。
このようにして、バルブボディ14のボルト17にプラスチックマグネット22を磁着させると、オイルパン12に貯留したオイル中に含まれる鉄粉等のコンタミネーションがプラスチックマグネット22に吸着されて捕捉されるため、コンタミネーションがバルブボディ14内の油圧制御バルブを詰まらせて作動不良を引き起こしたり、トランスミッションの摺動部の異常摩耗を引き起こしたりするのを防止することができる。しかもバルブボディ14に既存の部材であるボルト17の頭部17aを利用してプラスチックマグネット22を固定するので、プラスチックマグネット22を固定するための特別の固定部材や特別の固定作業を不要にしてコストダウンに寄与することができる。
このとき、プラスチックマグネット22はオイルパン12の略中央部に位置するため、オイルパン12内の全てのオイル中に含まれるコンタミネーションを偏りなく吸着することができるだけでなく、プラスチックマグネット22はオイルストレーナ15のオイル吸い込み口15bに近傍に位置するため、オイルの流量の大きい部分でコンタミネーションを効率的に吸着することができる。
またプラスチックマグネット22は、その第1凹部22aがボルト17の頭部17aに嵌合した状態で磁着するため、振動や衝撃でプラスチックマグネット22が位置ずれするのを防止することができる。しかもオイルパン12の内部にバルブボディ14の側方に隣接してオイルストレーナ15を配置したので、オイルストレーナ15に邪魔されずにプラスチックマグネット22をボルト17の頭部17aに磁着させることができる。
次に、トランスミッションが車載された状態で、プラスチックマグネット22をボルト17の頭部17aに装着する手順について説明する。
図4に示すように、ミッションケース11に取付ける前のオイルパン12の底面の凸部12bにプラスチックマグネット22の下面の第2凹部22bを嵌合させることで、オイルパン12にプラスチックマグネット22を仮保持する。プラスチックマグネット22の第2凹部22bはオイルパン12の凸部12bに緩く嵌まっており、かつオイルパン12は非磁性体のアルミニウム系材料で構成されているため、プラスチックマグネット22はオイルパン12に磁着することはなく、よってプラスチックマグネット22はオイルパン12から容易に分離可能である。
この状態でオイルパン12をミッションケース11の下部にボルト13…で締結すると、プラスチックマグネット22はボルト17の直下に近接して対峙するため、磁性体のボルト17の頭部17aに引き付けられたプラスチックマグネット22はオイルパン12の底面から上方に離れ、ボルト17の頭部17aに磁着する。これにより、バルブボディ14に対するプラスチックマグネット22の装着が自動的に完了し、その装着作業の作業性が高められる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明のマグネットは実施の形態のプラスチックマグネット22に限定されず、金属マグネットであっても良い。
また本発明のマグネットの形状は実施の形態の円板状に限定されず、その形状は任意である。
11 ミッションケース
12 オイルパン
12b 凸部
14 バルブボディ
15 オイルストレーナ
17 ボルト
17a 頭部
22 プラスチックマグネット(マグネット)
22a 第1凹部
22b 第2凹部

Claims (3)

  1. ミッションケース(11)の下部に固定したオイルパン(12)の内部に油圧制御機器を収納するバルブボディ(14)を配置し、前記バルブボディ(14)の下面に突出する磁性体製のボルト(17)の頭部(17a)に、マグネット(22)の上面に形成した第1凹部(22a)を磁着させたことを特徴とするトランスミッションのマグネット固定構造。
  2. 前記マグネット(22)の下面に第2凹部(22b)を形成し、非磁性体で構成した前記オイルパン(12)の底面に前記第2凹部(22b)が着脱自在に係合する凸部(12b)を形成し、前記凸部(12b)を前記ボルト(17)の頭部(17a)に対向させたことを特徴とする、請求項1に記載のトランスミッションのマグネット固定構造。
  3. 前記オイルパン(12)の内部に前記バルブボディ(14)の側方に隣接してオイルストレーナ(15)を配置したことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のトランスミッションのマグネット固定構造。
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