JP6428321B2 - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6428321B2
JP6428321B2 JP2015018127A JP2015018127A JP6428321B2 JP 6428321 B2 JP6428321 B2 JP 6428321B2 JP 2015018127 A JP2015018127 A JP 2015018127A JP 2015018127 A JP2015018127 A JP 2015018127A JP 6428321 B2 JP6428321 B2 JP 6428321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
magnet
oil
boss
boss portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015018127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016142322A (ja
Inventor
亜矢 中村
亜矢 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2015018127A priority Critical patent/JP6428321B2/ja
Publication of JP2016142322A publication Critical patent/JP2016142322A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6428321B2 publication Critical patent/JP6428321B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

この発明は、駆動装置に係り、特にケース内でオイル(潤滑油)に混入した磁性物質(鉄粉)を吸着するマグネットを備える駆動装置に関する。
車両の駆動装置(変速機等の動力伝達装置)においては、ギヤ等の部品の摩耗によって生じた磁性物質(鉄粉)が内部のオイル(潤滑油)に混入すると、ギヤ等の部品の摩耗を助長してしまう。
このため、駆動装置のケース内には、オイル中の磁性物質を吸着可能なマグネット(永久磁石)を備える。
このような駆動装置としては、以下のような先行技術文献がある。
実開平5−062764号公報 特開平5−172219号公報
特許文献1に係るミッションケース内のマグネット取付構造は、ミッションケースを第1ケースと第2ケースとで構成し、第2ケースの底部には第1ケースの底部側に向かって開く開口を備えた収納凹部を形成し、開口を通して収納凹部にマグネットを挿抜自在に挿入し、マグネットをボルト締結される第1ケースと第2ケースとの間に挟んで固定する構造である。
特許文献2に係る自動変速機は、ミッションケースの底部にリザーバプレート(板金部材)を配設し、リザーバプレートに磁石収納部を形成し、磁石収納部内でマグネット(永久磁石)を収納した構造である。
ところが、上記の特許文献1では、ミッションケースとマグネットとの間に隙間が存在するため、走行時にマグネットが振動することによる異音発生やマグネットの破損、破損したマグネットがミッションケースの収納凹部から出てしまう可能性がある。また、ミッションケースには、マグネットを収納するためのリブと、マグネットが収容凹部から出てしまうのを防ぐためのリブとが必要となり、マグネットの取付位置も第1ケースと第2ケースとの分割面付近に限定されてしまうため、ミッションケースの形状やマグネットの配置箇所の自由度が狭まるという不都合があった。
また、上記の特許文献2では、板金部品にはマグネットを収容して位置決めするための溝が必要であり、マグネットよりも大きなサイズが要求されるという不都合があった。
そこで、この発明は、オイルに混入した磁性物質を吸着するマグネットを駆動装置のケース内に組み付ける際の組付性を向上させつつ、磁性物質を吸着する効果を向上させる駆動装置を提供することを目的とする。
この発明は、底部にオイルが封入されるケースと、前記ケース内に配置されてオイルを攪拌するギヤと、前記ケースの内壁から突出してネジ孔を有するボス部と、オイルを流すオイル流路を構成するとともに取付ボルトによって前記ボス部に取り付けられる板状部材と、前記ケース内に配置されてオイルに混入した磁性物質を吸着するマグネットとを備える駆動装置において、前記マグネットを貫通孔が備えられるリング状に形成し、前記ボス部を前記マグネットの前記貫通孔に貫通させ、前記マグネットを前記ボス部の中間部と前記ボス部の先端部に固定される前記板状部材の外部とによって挟んで前記ケースに固定したことを特徴とする。
この発明は、マグネットを取り付けるための専用部品を不要とし、オイルに混入した磁性物質を吸着するマグネットを駆動装置のケース内に組み付ける際の組付性を向上させつつ、磁性物質を吸着する効果を向上させることができる。
図1は駆動装置の左側面図である。(実施例) 図2は駆動装置の断面図である。(実施例) 図3は図2の駆動装置の要部拡大図である。(実施例) 図4は図3のIV−IV線による駆動装置の断面図である。(実施例) 図5は図3のV−V線による駆動装置の断面図である。(実施例)
この発明は、オイルに混入した磁性物質を吸着するマグネットを駆動装置のケース内に組み付ける際の組付性を向上させつつ、磁性物質を吸着する効果を向上させる目的を、マグネットを貫通孔が備えられるリング状に形成し、ボス部をマグネットの貫通孔に貫通させ、マグネットをボス部の中間部とボス部の先端部に固定される板状部材の外部とによって挟んでケースに固定して実現するものである。
図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。
図1、図2に示すように、車両には、駆動源としてのエンジンに連結する駆動装置(変速機等の動力伝達装置)1が搭載される。
駆動装置1は、ケース2を備える。ケース2内の底部3には、オイル(潤滑油)が封入される。
ケース2内には、インプット軸4と、第1カウンタ軸5と、第2カウンタ軸6と、差動装置7とが配置される。
インプット軸4は、エンジンに連結して車両左右方向に延び、かつ、図2に示すように、側面視においてケース2の略中央部位に配置され、ケース2に支持される。インプット軸4には、インプットギヤ8が備えられる。
第1カウンタ軸5は、インプット軸4と平行で、かつ側面視においてインプット軸4よりも後側下方に配置され、ケース2に支持される。第1カウンタ軸5には、インプットギヤ8に噛み合う第1カウンタギヤ9が備えられる。
第2カウンタ軸6は、インプット軸4と平行で、かつ側面視においてインプット軸4よりも後側上方に配置され、ケース2に支持される。第2カウンタ軸6には、第1カウンタギヤ9に噛み合う第2カウンタギヤ10と、ドライブギヤ11とが備えられる。
差動装置7は、第1カウンタ軸5・第2カウンタ軸6の後方に配置される。差動装置7には、ドライブギヤ11に噛み合うファイナルギヤ12が備えられる。ファイナルギヤ12は、ケース2内に配置され、かつケース2内の底部3で油面L(図2参照)まで溜まったオイルに浸漬され、オイルを攪拌するギヤである。
図2に示すように、ケース2は、側面視において、第1カウンタ軸5よりも前側下方でボス部13を備える。
図4に示すように、ボス部13は、ケース2の内壁14から突出して配置され、ネジ孔15を有する。ボス部13は、基端部13Aと中間部13Bと先端部13Cとで構成される。
ケース2内には、インプット軸4・第1カウンタ軸5の前方で、板状部材(タンク)16が配置される。板状部材16は、長手方向が車両上下方向に延びてオイルを流すオイル流路17を構成し、複数の取付ボルト18でケース2の内壁14およびボス部13に取り付けられ、さらに、オイル流路17の下側排出口19・上側排出口20を備える。複数の取付ボルト18は、図4、図5に示すように、車両左方からケース2の内壁14に取り付けられる。
板状部材16は、下端に折曲部21を介して下方のボス部13へ延びる外縁部を構成する固定部22を有する。固定部22は、ボルト挿通孔23を有する。これにより、板状部材16の下端は、固定部22のボルト挿通孔23に挿通してボス部13のネジ孔15へねじ込まれる取付ボルト18によってケース2の内壁14に固定される。
図2〜図5に示すように、ケース2内には、オイルに混入した磁性物質(鉄粉)を吸着するマグネット(永久磁石)24が配置される。
マグネット24は、図4に示すように、貫通孔25が備えられるリング状に形成される。
マグネット24のケース2への設置においては、図4、図5に示すように、ボス部13をマグネット24の貫通孔25に貫通させ、そして、マグネット24をボス部13の中間部13Bとボス部13の先端部13Cに固定される板状部材16の外部を構成する固定部22とによって挟んでケース2の内壁14に固定する。
このような構造により、マグネット24を貫通孔25が備えられるリング状に形成し、ボス部13をマグネット24の貫通孔25に貫通させ、マグネット24をボス部13の中間部13Bとボス部13の先端部13Cに固定される板状部材16の固定部22とによって挟み、ケース2の内壁14に固定したため、マグネット24を取り付けるための専用部材を設ける必要がない。
また、マグネット24と板状部材16の固定部22とを取付ボルト18によって同時にケース2の内壁14に組み付けることができる。よって、重量や部品点数を増加させることなく、ケース2内に磁性物質を吸着するマグネット24を組み付ける際の組付性を向上させることができる。
さらに、ボス部13の中間部13Bにマグネット24を固定することで、オイルと接触するマグネット24の表面積を広くすることができ、磁性物質を吸着する効果を向上させる。
図4、図5に示すように、ボス部13は、その基端部13Aからその先端部13Cに向かうにつれてその径が小さくなる円錐台状に形成される。つまり、ボス部13は、車両左方へ窄む円錐台状に形成される。
このような構造により、ボス部13の中間部13Bの外周面にはマグネット24の貫通孔25の内周面の右側角部位を点接触させ、これにより、マグネット24とボス部13との接触部分を小さくすることができるため、オイルと接触するマグネット24の表面積を広くすることができ、磁性物質を吸着する効果をさらに向上できる。
また、マグネット24の貫通孔25にボス部13を貫通させることが容易にできるため、重量や部品点数を増加させることなく、ケース2内にマグネット24を組み付ける際の組付性をさらに向上させることができる。
図3に示すように、板状部材16とケース2の内壁14との間には、オイル流路17が空間として形成される。ボス部13は、オイル流路17の下流端部26に配置される。
このような構造により、板状部材16によってオイルをマグネット24に導き、オイル中の磁性物質をマグネット24に吸着させることができる。
図3に示すように、板状部材16は、ボス部13に固定される外縁部を構成する固定部22を有する。固定部22は、オイル流路17の幅方向中間部27に配置される。
このような構造により、板状部材16の下側排出口19からのオイルをマグネット24の外周に均一に流し、オイル中の磁性物質をマグネット24に効率良く吸着させることができる。
この発明に係る駆動装置は、ハイブリッド車両等の各種車両に適用可能である。
1 駆動装置
2 ケース
3 ケースの底部
12 ファイナルギヤ
13 ボス部
13A ボス部の基端部
13B ボス部の中間部
13C ボス部の先端部
14 ケースの内壁
15 ボス部のネジ孔
16 板状部材
17 オイル流路
18 板状部材の取付ボルト
19 オイル流路の下側排出口
20 オイル流路の上側排出口
21 板状部材の折曲部
22 板状部材の固定部(外縁部)
23 固定部のボルト挿通孔
24 マグネット
25 マグネットの貫通孔
26 オイル流路の下流端部
27 オイル流路の幅方向中間部

Claims (4)

  1. 底部にオイルが封入されるケースと、前記ケース内に配置されてオイルを攪拌するギヤと、前記ケースの内壁から突出してネジ孔を有するボス部と、オイルを流すオイル流路を構成するとともに取付ボルトによって前記ボス部に取り付けられる板状部材と、前記ケース内に配置されてオイルに混入した磁性物質を吸着するマグネットとを備える駆動装置において、前記マグネットを貫通孔が備えられるリング状に形成し、前記ボス部を前記マグネットの前記貫通孔に貫通させ、前記マグネットを前記ボス部の中間部と前記ボス部の先端部に固定される前記板状部材の外部とによって挟んで前記ケースに固定したことを特徴とする駆動装置。
  2. 前記ボス部は、その基端部からその先端部に向かうにつれてその径が小さくなる円錐台状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記板状部材と前記ケースの内壁との間に前記オイル流路を形成し、前記ボス部を前記オイル流路の下流端部に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記板状部材は前記ボス部の先端部に固定される前記外縁部を構成する固定部を有し、前記固定部を前記オイル流路の幅方向中間部に配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の駆動装置。
JP2015018127A 2015-02-02 2015-02-02 駆動装置 Active JP6428321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015018127A JP6428321B2 (ja) 2015-02-02 2015-02-02 駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015018127A JP6428321B2 (ja) 2015-02-02 2015-02-02 駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016142322A JP2016142322A (ja) 2016-08-08
JP6428321B2 true JP6428321B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=56570104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015018127A Active JP6428321B2 (ja) 2015-02-02 2015-02-02 駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6428321B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7156619B2 (ja) 2018-07-13 2022-10-19 株式会社東海理化電機製作所 シフト装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107939949B (zh) * 2017-12-30 2024-01-02 盛瑞传动股份有限公司 变速器及汽车

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0647170Y2 (ja) * 1989-11-11 1994-11-30 ダイハツ工業株式会社 変速機の集塵装置
TW383621U (en) * 1998-08-26 2000-03-01 Li Wei Jou Structure for magnetic filtering device of oil filter
KR20080040899A (ko) * 2006-11-06 2008-05-09 기아자동차주식회사 드레인 플러그 구조
JP5838535B2 (ja) * 2012-07-10 2016-01-06 本田技研工業株式会社 トランスミッションのマグネット固定構造
US10018265B2 (en) * 2013-06-28 2018-07-10 Aisin Aw Co., Ltd. Power transmission device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7156619B2 (ja) 2018-07-13 2022-10-19 株式会社東海理化電機製作所 シフト装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016142322A (ja) 2016-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5800406B2 (ja) バッフルプレート及びそれを備えた変速機
EP1637777A2 (en) Baffle plate
JP2013194891A (ja) 動力伝達機構の潤滑装置
JP6428321B2 (ja) 駆動装置
JP2015034581A (ja) 車両用変速機のオイル供給装置
JP2011208784A (ja) 油圧制御装置
JP5039187B2 (ja) 変速機のオイルパン構造
JP5952665B2 (ja) 動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造
JP5802586B2 (ja) 動力伝達機構の潤滑装置
JP2006162039A (ja) 自動車等の変速装置
JP6554132B2 (ja) 樹脂ケース
JP2019218989A (ja) 車両用駆動装置
JP6372386B2 (ja) 車両用変速機
JP2010236596A (ja) 変速機
US10408332B2 (en) Transmission oil filter with internal magnets
JP5505270B2 (ja) 車両用駆動装置
JP6085183B2 (ja) 油圧制御装置
JP2017082837A (ja) 動力伝達装置
JP2017082838A (ja) 動力伝達装置
JP2016160999A (ja) 車両用差動歯車装置における潤滑構造
JP6152363B2 (ja) 車両の駆動装置
CN106763678A (zh) 螺栓盖
CN102913605A (zh) 可多角度安装的车辆液力变矩器总成
CN217481924U (zh) 车辆传动系统部件
WO2014185414A1 (ja) インホイールモータ駆動装置の潤滑装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170601

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170927

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20180130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181015

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6428321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151