JP2009150502A - 作動油均衡維持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】繰り返しの急発進、急制動、急旋回等の急激な車輌の加速度操作があっても、オイルストレーナのエア吸いを防止できること。
【解決手段】車体に大きな加速度が加わりオイルパン20内の作動油60に偏りが生じようとするとき、オイルストレーナ40の上部の第1の遮蔽部70と第2の遮蔽部50との上下間の隙間の作動油60は、オイルストレーナ40の下部とオイルパン20の底面21との間の作動油60が、バルブボディ30方向に流れようとするのを相殺し、その移行を阻止する作用が働くから、バルブボディ30方向に流れる作動油60の速度が遅くなり、オイルストレーナ40のオイル吸ロ41が空気に触れエア吸いが起こることがない。逆に、車体の加速度が解除されると、第1の遮蔽部70と第2の遮蔽部50との上下間の隙間Yの作動油は、流体抵抗が大きくないから、早急に、平常のオイルレベルに収まることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用自動変速機の歯車の潤滑、クラッチ、トルクコンバータ等の作動に用いられる作動油を貯留する作動油均衡維持装置に関するもので、特に、オイルパン内の作動油が偏ることのない作動油均衡維持装置に関するものである。
一般に、オイルパンとオイル吸口を有するオイルストレーナと、バルブボディと、変速機ケースとの関係を図示すると図13及び図14のようになる。
図13は従来のオイルパンと変速機ケースとに囲まれる空間内の構成を示す説明図である。図14は作動油が偏った場合の従来のオイルパンと変速機ケースとに囲まれる空間内の構成を示す説明図である。
図13及び図14において、変速機構を収納した変速機ケースAには、作動油を貯留するオイルパンBが下部から取付けられており、変速機ケースAとオイルパンBで形成される空間には、オイルパンB内に貯留された作動油Oを図示しないオイルポンプによって吸引するオイル吸口dを有し、作動油Oを濾過するオイルストレーナDと、オイルストレーナDの上部位置に配設されたバルブボディCを有している。
車両の走行または停止状態で、大きな加速度が加わっていないときには、作動油OのオイルレベルO?はオイルポンプの作動に基づく吸引の流れのみで、原理的には、図13に示すように水平に安定している。
しかし、車体が急発進、急制動、急旋回等の加速度が加わると、作動油Oは特定の方向に偏り、作動油OのオイルレベルO’は図14に示すように、作動油Oを濾過するオイル
ストレーナDのオイル吸口dをオイルレベルO”から一部露出することが想定される。こ
のようなことになると、オイルポンプが変速機ケースAとオイルパンBで形成される空間のエアを吸い込むエア吸いを起こす可能性がある。
そこで、特許文献1に記載の発明が存在する。特許文献1は、底面(12c)(なお、ここで( )内の数字は特許文献1に記載の図面の構成部品を示すものである)を有し、作動油を底面(12c)上に貯めるオイルパン(12)と、底面(12c)上で開口するオイル吸口(32)を有し、底面(12c)から鉛直上方向に離間した位置に設けられたバルブボディ(21)と、オイル吸口(32)の周りに設けられ、オイル吸口(32)から遠ざかる作動油の移動を規制するバッフルプレート(23m)及びバッフルプレート(23n)とを備える。このバッフルプレート(23m)及びバッフルプレート(23n)は、バルブボディ(21)に設けられ、バルブボディ(21)から底面(12c)に向かって延びている。
このように構成された特許文献1の作動油均衡維持装置は、オイル吸口(32)でエア吸いが発生することを防止でき、潤滑若しくは冷却用の作動油(O)を確実にギヤ、ベアリングに供給することができ、焼き付きの発生を防止できる。また、バルブボディ(21)内でソレノイドの油圧を十分に確保することができ、変速不良の発生を防止し、ドライバビリティの維持、向上を図ることができるという技術を開示している。
特開2006−307986
特許文献1は、オイルパン(12)の底面(12c)とバッフルプレート(23m)及びバッフルプレート(23n)によって作動油の移動を規制するものであり、オイルパン(12)の底面(12c)とバッフルプレート(23m)及びバッフルプレート(23n)との間の流体抵抗を大きくしている。このように、特許文献1は、流体抵抗によって左右されるものであるから、オイルパン(12)の底面(12c)とバッフルプレート(23m)及びバッフルプレート(23n)の隙間を広げすぎるとバッフルプレート(23m)及びバッフルプレート(23n)が作動油を遮る機能を果たせなくなり、逆に、オイルパン(12)の底面(12c)とバッフルプレート(23m)及びバッフルプレート(23n)の隙間を狭めすぎると、作動油の戻りが悪くなるという調整の難しさがあった。
また、バッフルプレート(23m)及びバッフルプレート(23n)が作動油を遮る機能を高めるために、オイルパン(12)の底面(12c)とバッフルプレート(23m)及びバッフルプレート(23n)の隙間を狭めすぎる傾向になるが、作動油の戻りが悪くなり、高速道路のS時カーブの走行中またはジャンクションの走行中に急ブレーキを複数回かけると、作動油がバッフルプレート(23m)及びバッフルプレート(23n)の内側に戻る量が僅かとなり、オイルストレーナのエア吸いが発生する可能性があった。
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、繰り返しの急発進、急制動、急旋回等の急激な車輌の加速度操作があっても、オイルストレーナのエア吸いを防止できる作動油均衡維持装置の提供を目的とするものである。
請求項1にかかる作動油均衡維持装置は、オイルストレーナのオイル吸ロよりも上部位置で、前記オイル吸ロの開口面積よりもその平面積を広くして、底面と該底面の外周から上方に延びる壁面からなり、作動油を貯留するオイルパンの前記壁面との間に、前記作動油の通る隙間を形成した第1の遮蔽部と、前記第1の遮蔽部より上部位置で、前記オイルストレーナの上部位置に配設されたバルブボディとの間に前記作動油の通る隙間を形成した前記バルブボディまたは壁面から延びた第2の遮蔽部とを具備し、前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部との上下間に隙間を、水平方向に重なりを形成し、前記オイルパンのオイルレベルが前記第1の遮蔽部よりも上部に設定されているものである。
ここで、上記オイルパンは、底面とその底面の外周から上方に延びる壁面からなる容器を形成するものであればよい。
また、上記オイルストレーナは、オイルパン内に収容(取付を意味するものではない)され、前記オイルパン内に貯留された作動油をオイルポンプによって吸引するオイル吸口を有し、前記作動油を濾過する機能を有し、濾過した作動油をオイルポンプ側に送出するものであればよい。そして、上記バルブボディは、前記オイルストレーナの上部位置に配設されておればよい。
更に、上記第1の遮蔽部は、オイルストレーナの吸ロよりも上部位置に形成し、前記吸ロの開口面積よりもその平面積を広くしながらも、オイルパンの壁面との間に作動油の通る隙間を形成したものであればよい。
更にまた、上記第2の遮蔽部は、第1の遮蔽部より上部位置に形成し、前記バルブボディとの間に前記作動油の通る隙間を形成したものであればよい。その取付けは、バルブボディまたはオイルパンの壁面とすることができる。即ち、部分的に前記第2の遮蔽部と前記バルブボディとの接続がある場合、前記第2の遮蔽部と前記バルブボディとの接続がなく、前記オイルパンの前記壁面側に取付ける場合がある。
加えて、上記第1の遮蔽部と第2の遮蔽部とは、その上下間に隙間を設け、また、水平方向には重なりを設け、そして、オイルパンのオイルレベルが前記第1の遮蔽部よりも上部に設定されていればよい。
なお、第1の遮蔽部と第2の遮蔽部は、金属板、合成樹脂板で形成することができる。
請求項2にかかる作動油均衡維持装置の前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部は、略並行に形成されているものである。
ここで、前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部が略並行とは、前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部の概略の構造が並行または並行と見做される程度に配設されておればよい。特に、前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部が略並行とは、板材で平面相互の並行を限定解釈するものではない。
請求項3にかかる作動油均衡維持装置の前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面側が上部に、前記バルブボディ側が下部に位置するように形成されている。
ここで、前記オイルパンの前記壁面側が上部に、前記バルブボディ側が下部とは、前記第2の遮蔽部は前記バルブボディとの間に前記作動油の通る隙間を形成するものであるから、部分的に前記第2の遮蔽部と前記バルブボディとの接続がある場合、前記第2の遮蔽部と前記バルブボディとの接続がなく、前記オイルパンの前記壁面側に取付ける場合があるが、何れにせよ、前記第2の遮蔽部の上面に付着した作動油が前記オイルパンの前記壁面側から内方向に流れる構造であればよい。即ち、第2の遮蔽部の取付けは、前記オイルパンの前記壁面側に取付けることもできるし、前記オイルパン上端と変速機ケースとの間で挟み込むこともできる。
請求項4にかかる作動油均衡維持装置の前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部には、上面と下面とに連通する貫通孔を設けたものである。
ここで、貫通孔は、作動油に混入された気泡を排出するものであるから、格別多くの貫通孔が必要になるものではなく、気泡が溜まりやすい位置に設ければよい。また、貫通孔に代えてスリットとすることもできる。或いは、前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部を構成する板材相互の接合部分の間隙とすることができる。
請求項5にかかる作動油均衡維持装置の前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面に対向する略全周に設けたものである。
ここで、前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面に対向する全周に設けたものとは、例えば、通常、前記第2の遮蔽部のような環状は、打ち抜きによって形成されるものではなく、複数部品の接続によって形成されるものであるから、部品相互間の隙間の存在等を問題とするものではなく、前記オイルパンの前記壁面に沿って対向する略全周を意味するものである。勿論、前記第2の遮蔽部を環状に打ち抜いて形成したものでもよい。
請求項6にかかる作動油均衡維持装置の前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面に対向する一部に設けたものである。
ここで、前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面に沿って対向する全周ではなく、その一部に設けたものである。即ち、オイルストレーナのオイル吸口の位置がオイルパンの中央に設定されていたとしても、オイルストレーナ自体が前方または後方に設定されているものは、前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部の一部を省略することができる。
請求項7にかかる作動油均衡維持装置の前記第1の遮蔽部は、前記オイルストレーナの外周に突出形成されているものである。
ここで、前記オイルストレーナの外周に突出形成されている第1の遮蔽部とは、前記オイルストレーナを形成するときに、そのオイル吸口の開口面積よりも広く、外周に幅広に形成するものであり、前記オイルストレーナが有するフィルタの保持部を幅広に形成したものでもよいし、前記フィルタとは無関係に幅広としたものでもよい。
請求項8にかかる作動油均衡維持装置の前記第1の遮蔽部は、前記オイルストレーナの前記オイル吸ロの上部の形状として形成されているものである。
ここで、前記オイルストレーナの前記オイル吸ロの上部の形状とは、第1の遮蔽部が前記オイル吸ロの開口面積よりもその平面積を広くして、前記オイルパンの前記壁面との間に前記作動油の通る隙間を形成するものであるから、他の要件によって、結果の前記オイルパンの前記壁面との間に前記作動油の通る隙間を形成する構造であればよい。
請求項9にかかる作動油均衡維持装置の前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面の内周に取付けたものである。
ここで、前記オイルパンの前記壁面の内周に取付けるとは、溶接または螺子等によって前記壁面の内周に沿って固着することである。
請求項10にかかる作動油均衡維持装置の前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの開口端と変速機ケースとの間に取付けたものである。
ここで、前記オイルパンの開口端と変速機ケースとの間に取付けた第2の遮蔽部とは、前記オイルパンの開口端と変速機ケースとの間で締め付けるものであり、他のパッキンを使用することもできる。
請求項11にかかる作動油均衡維持装置の前記吸ロが前記オイルパンの中央部に配置し、車両の進行方向の前後方向に延びている前記オイルストレーナの前記第1の遮蔽部は、車両の直角方向及び後方向にのみ形成したものである。
ここで、前記第1の遮蔽部は、オイルストレーナ自体が前方及び後方に延びて設ける可能性があることから、その一方側にオイルストレーナ自体を移動させて前記作動油の通る隙間を形成することができ、前記第1の遮蔽部がオイルストレーナ自体となり得ることである。
請求項1の作動油均衡維持装置は、作動油をオイルポンプによって吸引するオイル吸口を有し、前記作動油を濾過するオイルストレーナの前記オイル吸ロよりも上部位置で、前記オイル吸ロの開口面積よりもその平面積を広くして、前記作動油を貯留するオイルパンの壁面との間に前記作動油の通る隙間を形成した第1の遮蔽部と、前記第1の遮蔽部より上部位置で、前記オイルストレーナの上部位置に配設されたバルブボディとの間に前記作動油の通る隙間を形成した第2の遮蔽部とを具備し、前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部との上下間に隙間を、水平方向に重なりを形成し、前記オイルパンのオイルレベルが前記第1の遮蔽部よりも上部に設定されている。
したがって、車体が急発進、急制動、急旋回等の加速度が加わり瞬間的にオイルパン内の作動油に偏りが生じようとするとき、オイルストレーナの上部の前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部との上下間の隙間の作動油は、オイルストレーナの下部とオイルパンの底面との間の作動油が、前記バルブボディ方向に流れようとするのを相殺し、作動油の相対的なポテンシャルエネルギが低下し、その移行速度が低下する作用が働くから、前記バルブボディ方向に流れる作動油の速度が遅くなり、オイルストレーナのオイル吸ロが空気に触れエア吸いが起こることがない。逆に、車体が急発進、急制動、急旋回等の加速度が解除されると、前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部との上下間の隙間の作動油は、流体抵抗を大きくするものでないから、早急に、前記第2の遮蔽部の上の作動油及びオイルストレーナの下部とオイルパンの底面との間の作動油と一体となって平常のオイルレベルに収まることができる。
よって、繰り返しの急発進、急制動、急旋回等、急激な車輌の動きがあっても、安定してオイルストレーナのエア吸いを防止できる。
請求項2の作動油均衡維持装置おける前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部は、略並行に形成されているものであるから、請求項1に記載の効果に加えて、繰り返しの急発進、急制動、急旋回等、急激な車輌の動きによってオイルレベルが繰り返し変動しようとする場合には、前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部が整流板として作用し、その波立ちを防止し、オイルレベルが安定化する。
請求項3の作動油均衡維持装置おける前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面側が上部に前記バルブボディ側が下部に位置するように形成されているものであるから、請求項1に記載の効果に加えて、前記第2の遮蔽部よりも上に移動した作動油が下降しやすくなり、オイルレベルが定常状態に戻る速度が早くなる。
請求項4の作動油均衡維持装置おける前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部には、上面と下面とに連通する貫通孔を設けたものであるから、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、作動油に混在する気泡を速やかに変速機ケースとオイルパンで形成された空間に戻すことができる。
請求項5の作動油均衡維持装置おける前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面に対向する略全周に沿って設けたものであるから請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の効果に加えて、車両の傾き、繰り返しの急発進、急制動、急旋回等、急激な車輌の動きがあっても、如何なる方向においても、オイルレベルを安定化させることができる。
請求項6の作動油均衡維持装置おける前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面に対向する一部に設けたものであるから、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の効果に加えて、前記オイルパンのサイズ及び形状とオイルストレーナ及びバルブボディのサイズ及び形状によって、前記作動油に偏りが生じた場合でも前記オイルストレーナの前記オイル吸口までの前記作動油を確保できる場合には、当該方向の前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部を省略できる。特に、前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部の省略方向を、組み付け時の組み付け方向とすることができる。
請求項7の作動油均衡維持装置おける前記第1の遮蔽部は、前記オイルストレーナの外周に突出形成されているものであるから、請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の効果に加えて、前記オイルストレーナとしてフィルタの取付部分の幅を広くすることによって、簡単に前記第1の遮蔽部が形成され、かつ、前記オイルストレーナとフィルタとの取付けの信頼性を向上できる。
請求項8の作動油均衡維持装置おける前記第1の遮蔽部は、前記オイルストレーナの前記吸ロの上部の形状として形成されているから、請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の効果に加えて、前記オイルストレーナの前記吸ロの上部形状として、前記吸ロの開口面積よりもその平面積を広くし、前記オイルパンの前記壁面との間に前記作動油の通る隙間を形成できればよいことから、オイルポンプに導く作動油の管路を内蔵させた前記オイルストレーナの形状として対応でき、設計自由度が高くなる。
請求項9の作動油均衡維持装置おける前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面の内周に取付けたものであるから、請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の効果に加えて、前記オイルパンの前記壁面の内周に前記第2の遮蔽部を取付けたものであるから、前記オイルパンの分解状態で前記第2の遮蔽部を取付けることができ、その作業性をよくすることができる。
請求項10の作動油均衡維持装置における前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの開口端と変速機ケースとの間に取付けたものであるから、請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の効果に加えて、前記第2の遮蔽部をパッキン代わりとして使用することができ、部品点数の増加を抑えることができる。
請求項11の作動油均衡維持装置における前記第1の遮蔽部は、前記吸ロが前記オイルパンの中央部に配置し、車両の進行方向の前後方向に延びている前記オイルストレーナの車両の直角方向及び後方向にのみ形成したものであるから、請求項1乃至請求項10の何れか1つに記載の効果に加えて、特定方向に前記第1の遮蔽部が配設されていないから、その第1の遮蔽部を有しない箇所を利用して組み付け時の組み付け方向とすることができ、その作業性をよくすることができる。
以下、本発明の実施の形態及び実施例について、図面に基づいて説明する。なお、図中、実施の形態及び実施例において、同一記号及び同一符号は、同一または相当する機能部分であるから、ここでは重複する説明を省略する。
[実施の形態]
図1は本発明の実施の形態にかかる作動油均衡維持装置のオイルパンと変速機ケースで囲まれる空間内の構成を断面で示した通常状態の作動油のオイルレベルを示す説明図、図2は本発明の実施の形態にかかる作動油均衡維持装置のオイルパンと変速機ケースで囲まれる空間内の構成を断面で示した偏りが生じた方の作動油のオイルレベルを示す説明図である。また、図3は本発明の実施の形態にかかる作動油均衡維持装置のオイルパンと変速機ケースで囲まれる空間内の構成を断面で示した偏りが生じない方の作動油のオイルレベルを示す説明図である。
図1乃至図3において、変速機構を収納する変速機ケース10には、その収容部11に図示しない自動変速機構が収容されている。作動油を貯留するオイルパン20は、底面21とその底面21の外周から上方に延びた壁面22からなり、その内部で作動油60を貯留するものであり、更に、底面21には機械的強度及びオイルパン20内の作動油60の流れが滞ることなく、また、図示しないオイルポンプによって吸引するオイル吸口41に気泡が入り難くし、作動油60の回り込みが容易な構造とされている。
バルブボディ30は、車両用自動変速機の変速機、クラッチ、トルクコンバータ等の制御を行う複数のバルブを収容するもので、通常、変速機構の直下で、オイルストレーナ40の上部に配設される。
オイルストレーナ40は、オイルパン20内に収容され、オイルパン20内に貯留された作動油60を図示しないオイルポンプによって吸引するオイル吸口41を有し、作動油60をフィルタ42で濾過し、その濾過した作動油60をオイルポンプを経て、車両用自動変速機の変速機、クラッチ、トルクコンバータ、それらの制御を行う複数のバルブに供給される。
オイルストレーナ40は、フィルタ42の外周囲を包むようにストレーナ本体43で切曲し、フィルタ42を機械的に挟み込むことで、カシメ止めしている。折曲固着部45はフィルタ42の外周をフィルタ42とストレーナ本体43とを一体化するものである。また、折曲固着部46はフィルタ42の外周をフィルタ42とストレーナ本体43とを一体化すると共に、オイルストレーナ40のオイル吸ロ41よりも上部位置で、オイル吸ロ41の開口面積よりもその平面積を広くし、オイルパン20の壁面22との間に作動油60の通る隙間Xを形成し、第1の遮蔽部70を構成している。なお、この隙間Xは従来技術の底面(12c)とバッフルプレート(23m)及びバッフルプレート(23n)によって形成された間隙とは、格段に隙間Xの方が幅広に形成されており、流体抵抗が低くなっている。
オイルパン20の壁面22には第2の遮蔽部50が配設されている。第2の遮蔽部50は断面略L字状で、オイルパン20の壁面22に沿ってその一面、即ち、取付部51が溶接されている。その他面は、オイルパン20の中央に向けて突出する突出面52となっており、その内側の先端は自由端となっている。突出面52には、第2の遮蔽部50に上面と下面とに連通する貫通孔58が穿設されている。この貫通孔58は、作動油60中に気泡が入っていた場合、それを浮上させて変速機ケース10とオイルパン20で形成される気中に排出するものである。そのため、気泡を排除するに応じた形状及び個数の貫通孔58が設けられている。特に、貫通孔58は突出面52の最上部に穿設するのが望ましい。
この第2の遮蔽部50と第1の遮蔽部70を構成している折曲固着部46との間には、少なくとも第1の遮蔽部70を構成している折曲固着部46の上部に隙間Yが形成されている。また、第1の遮蔽部70を構成している折曲固着部46より上部位置で、バルブボディ30との間に作動油60の通る隙間Zを形成されている。これら隙間Y及び隙間Zは、隙間Xと同様、従来技術の底面(12c)とバッフルプレート(23m)及びバッフルプレート(23n)によって形成された間隙とは、格段に隙間Y及び隙間Zの方が幅広に形成されており、流体抵抗が小さくなっている。
このように構成されたオイルパン20と変速機ケース10で囲まれる空間内においては、作動油60は次のように移動する。
まず、車両の走行または停止状態で、大きな加速度が加わっていないとき、即ち、停止状態または定速走行状態では、オイルレベル61Aは第2の遮蔽部50の上になるまで作動油60を収容している。この状態では、図示しないオイルポンプに対してオイルストレーナ40のオイル吸ロ41から、途切れることなく作動油60が供給される。
ここで、車体が急発進、急制動、急旋回等の加速度が加わると、作動油60は特定の方向(図2では左の例である)に偏り、作動油60のオイルレベル61Aが変化する。
即ち、車体が急発進、急制動、急旋回等の加速度が加わり瞬間的にオイルパン20内の作動油60に偏りが生じようとするとき、オイルストレーナ40の下部とオイルパン20の底面21との間の作動油60が、左方向の白抜き矢印方向α(α1,α2,α3)に移動しようとする。また、オイルストレーナ40の上部とバルブボディ30の下部との間の作動油60も、左方向の矢印方向βに移動しようとする。
ここで、第2の遮蔽部50と第1の遮蔽部を構成している折曲固着部46との間の隙間Yには、少なくともオイルストレーナ40の上部とバルブボディ30の下部との間の作動油60が矢印方向βに移動しようとし、白抜き矢印方向α(α1,α2,α3)流れが、オイルストレーナ40の下部とオイルパン20の底面21との間の作動油60の流れに逆行する白抜き矢印方向γの流れとなる。結果的に、それらの作動油60の白抜き矢印方向δの流れとなり、第2の遮蔽部50の上部に流れ込むことになるが、一時的に、白抜き矢印方向γの抑制力が働く。
即ち、オイルパン20内の作動油60に偏りが生じようとするとき、第2の遮蔽部50と第1の遮蔽部70を構成している折曲固着部46との間の隙間Yには、第2の遮蔽部50の突出面52の水平方向の長さ(深さ)に基づき、オイルストレーナ40の下部とオイルパン20の底面21との間の作動油60のポテンシャルエネルギが相殺され、低いポテンシャルエネルギとして白抜き矢印方向α(α1,α2,α3)の移動が行われることになる。
また、第2の遮蔽部50と対向するオイルパン20の壁面22にも、第1の遮蔽部70及び第2の遮蔽部50を設けていると、図2のように瞬間的にオイルパン20内の作動油60に偏りが生じようとするとき、仮に、オイルレベル61Aが低下する側の第2の遮蔽部50に上面と下面とに連通する貫通孔58が穿設されていても、或いは溶接で取付けた取付部51が壁面22との間に間隙が生じていても、オイルレベル61B側にオイルレベルの低下に相当する空気の補給が行われなければ、オイルレベルの低下速度に変化が現れる。即ち、オイルレベル61Aが低下する側は、図3のように、オイルレベル61Bとオイルレベル61Dのように、オイルレベル61Bがオイルレベル61Dよりも、遅れて変位する。当然ながら、第2の遮蔽部50の取付けシール性がよいときには、オイルレベル61Dが第2の遮蔽部50の突出面52の先端から離れるまで、第2の遮蔽部50の下部に作動油60が保持され、図示しないオイルポンプによってオイルストレーナ40のオイル吸ロ41から作動油60が吸引されているから、オイルストレーナ40の下部とオイルパン20の底面21との間及びオイルストレーナ40の上部とバルブボディ30の下部との間の作動油60として白抜き矢印方向ε方向に流れることになる。
即ち、図2のように瞬間的にオイルパン20内の作動油60に偏りが生じようとするとき、オイルレベル61Aが低下する側にオイルレベルを維持しようとする力が働き、その応答性に遅れが生ずる。しかし、その戻りにおいては、第2の遮蔽部50を超えた作動油60は、流体抵抗の小さい経路である折曲固着部46より上部位置でバルブボディ30との間の隙間Z、第2の遮蔽部50と折曲固着部46との間の隙間Y、第1の遮蔽部を構成している折曲固着部46とオイルパン20の壁面22との間に作動油60の通る隙間Xを介し、オイルレベル61Aが低下する側のオイルレベルが上昇し、図1に示すオイルレベル61Aとなり、このときには応答性に遅れが生じない。
このように、オイルパン20内の作動油60に偏りが生じようとするとき、オイルレベルが高くなる方は、第2の遮蔽部50と第1の遮蔽部を構成している折曲固着部46との間の隙間Yには、第2の遮蔽部50の突出面52の水平方向の長さ(深さ)に基づき、オイルストレーナ40の下部とオイルパン20の底面21との間の作動油60のポテンシャルエネルギが相殺され、低いポテンシャルエネルギとして白抜き矢印方向α(α1,α2,α3)の移動が行われ、偏りが生ずる応答速度が遅くなり、また、復帰するときには、その応答速度の遅れが生じないから、繰り返しの加速が加わっても、結果として、作動油60の偏りが生じ難くなる。
また、オイルストレーナ40の上部の第1の遮蔽部70を構成している折曲固着部46と第2の遮蔽部50との上下間の隙間Yの作動油は、オイルストレーナ40の下部とオイルパン20の底面21との間の作動油60が、偏りによるバルブボディ30方向に流れようとするのを相殺し、その移行を阻止する作用が働くから、バルブボディ30方向に流れる作動油60の移動速度が遅くなり、オイルストレーナ40のオイル吸ロ41が空気に触れエア吸いが起こることがない。逆に、車体が急発進、急制動、急旋回等の加速度が解除されると、作動油60の偏りが戻ろうとし、第1の遮蔽部70を構成している折曲固着部46と第2の遮蔽部50との上下間の隙間Yの作動油60は、流体抵抗が大きくなっていないから、早急に、第2の遮蔽部50の上の作動油60及びオイルストレーナ40の下部とオイルパン20の底面21との間の作動油60と一体となって平常のオイルレベル61Aに収まることができる。
よって、繰り返しの急発進、急制動、急旋回等、急激な車輌の動きがあっても、オイルストレーナ40のエア吸いを防止でき安定した動作ができる。
加えて、オイルパン20の両側の壁面22に対向する第2の遮蔽部50を設けたものでは、更に、オイルパン20内の作動油60に偏りが生じようとするとき、オイルレベル61Aが低下する側に保持する力が働き、応答性に遅れが生ずる。その戻りにおいては、第2の遮蔽部50を超えた作動油60は、流体抵抗の小さい経路である折曲固着部46より上部位置でバルブボディ30との間の隙間Z、第2の遮蔽部50と折曲固着部46との間の隙間Y、第1の遮蔽部70を構成している折曲固着部46とオイルパン20の壁面22との間に作動油60の通る隙間Xを介し、オイルレベル61Aが低下する側のオイルレベルが上昇し、応答性に遅れが生じない。したがって、オイルパン20の両側の壁面22に対向する第2の遮蔽部50を設けると、作動油60に偏りの応答性を遅くすることができ、エア吸いを防止でき安定した動作ができるので好適である。
なお、第1の遮蔽部70と第2の遮蔽部50は、好ましくは、金属板、合成樹脂板で形成することができる。
[実施例1]
図4は本発明の実施例1にかかる作動油均衡維持装置のオイルパンと変速機ケースの構成を断面で示した説明図、図5は本発明の実施例1にかかる作動油均衡維持装置の図4の切断線A−Aによる断面図、図6は本発明の実施例1にかかる作動油均衡維持装置をオイルパンの開口側から見た平面図である。
図4乃至図6において、変速機構を収納する変速機ケース10、作動油を貯留するオイルパン20、バルブボディ30、オイルポンプによって吸引するオイル吸口41を有するオイルストレーナ40の構成は、前記実施の形態で説明したとおりである。
ここで、オイルストレーナ40は前方側(図4の右側)に位置しており、オイルポンプによって吸引する配管49が前方側に配設されている。オイルストレーナ40の周囲には、第1の遮蔽部70を構成している折曲固着部46を有しており、当該所定数のボルトナット33によってバルブボディ30の下部に取付けられる。第1の遮蔽部70は、バルブボディ30及びオイルストレーナ40の外形形状、オイルパン20に対するオイルストレーナ40の配置によって、その幅が異なっている。オイルストレーナ40の第1の遮蔽部70には、上面と下面とに連通する貫通孔48が穿設されている。
特に、オイルストレーナ40の前方側(図4の右側)は、オイルパン20のとの間隔が少ないので、作動油60が前方側に偏っても、作動油60が入り込む容積が少ないから、オイルストレーナ40のオイル吸ロ41にオイルストレーナ40のエア吸いが発生しないので、第1の遮蔽部70と第2の遮蔽部50の幅は狭くし、基本的に動作しない構造となっている。
このように、オイルストレーナ40の一方または必要に応じて両方を、オイルパン20の壁面22との間隔を少なくすることによって、作動油60がその何れかの一方に偏っても、そこに作動油60が入り込む容積が少ないから、第1の遮蔽部70及び第2の遮蔽部50は、オイルパン20の壁面22に対向する一部、即ち、3辺に設けたものとして実施でき、同様に、第1の遮蔽部70及び第2の遮蔽部50は、オイルパン20の壁面22に対向する一部、即ち、2辺、1辺に設けたものとしても実施できる。
また、本実施例では、第1の遮蔽部70及び第2の遮蔽部50について説明したが、本発明を実施する場合には、作動油60がその何れかの一方に偏っても、そこに作動油60が入り込む容積を少なく構成すればよいことから、第1の遮蔽部70及び/または第2の遮蔽部50についても、同様に、機能させない方を省略することができる。
特に、本実施例の場合には、車両の進行方向(図4の右側)に対して、左右方向に作動油60が偏るのを防止できる。
[実施例2]
図7は本発明の実施例2にかかる作動油均衡維持装置の図4の切断線A−Aに相当する断面図、図8は本発明の実施例2にかかる作動油均衡維持装置をオイルパンの開口側から見た平面図である。
特に、本実施例2と実施例1との違いは、本実施の形態の第2の遮蔽部50が、両端側が互いに反対方向に折曲され、オイルパン20の壁面22に沿って配置する基部53、その上側に切曲形成された取付部55、基部53の下端にはオイルパン20の中央に向けて突出する突出面54となっており、その先端は自由端となっている。
第2の遮蔽部50には、基部53の上部に、第2の遮蔽部50に上面と下面とに連通する貫通孔58が穿設されている。この貫通孔58はオイルレベルよりも高い位置にあり、少数となっている。また、第1の遮蔽部70には、オイルストレーナ40の折曲固着部46には、下面が彎曲をしているので貫通孔48が穿設されていない。
基本的動作は、実施例1と相違するものではないが、本実施例においては、組み立ての際に、まず、第2の遮蔽部50の内部開口に、オイルストレーナ40及び第1の遮蔽部70を通し、その状態で変速機ケース10とオイルパン20の上端部との間で第2の遮蔽部50の取付部55を鋏み込み、変速機ケース10と第2の遮蔽部50の取付部55とオイルパン20とを固着することができる。したがって、その作業性をよくすることができる。また、第1の遮蔽部70に貫通孔48を穿設しないものであるから、製造過程の省力化も図れる。なお、第1の遮蔽部70の自由端を上方に彎曲することによって、貫通孔48の穿設を省略できる。
[実施例3]
図9は本発明の実施例3にかかる作動油均衡維持装置の図4の切断線A−Aに相当する断面図、図10は本発明の実施例3にかかる作動油均衡維持装置をオイルパンの開口側から見た平面図である。
本実施例3においては、オイルストレーナ40と第1の遮蔽部70の構造は実施例1及び実施例2と相違するものはない。第2の遮蔽部50としては、バルブボディ30に直接取付けたもので、複数の油戻し穴56を穿設したものである。第2の遮蔽部50の外周は、オイルパン20の壁面22に対向する自由端部となっている。
この実施例では、第1の遮蔽部70と第2の遮蔽部50は、略並行に形成されているものであるから、繰り返しの急発進、急制動、急旋回等、急激な車輌の動きによってオイルレベルが繰り返し変動しようとする場合には、第1の遮蔽部70と第2の遮蔽部50、特に、第2の遮蔽部50がオイルレベル表面の波立ちを抑える整流板として作用し、その作動油60の波立ちを防止し、オイルレベルを安定化することができる。
即ち、この実施例3では、バルブボディ30に第2の遮蔽部50、オイルストレーナ40に第1の遮蔽部70を直接取付けるものであるから、変速機ケース10に取付ける場合は、バルブボディ30に第2の遮蔽部50、オイルストレーナ40に第1の遮蔽部70を直接取付けた後に組み付けを行えばよいので、その作業性がよくなる。
[実施例4]
図11は本発明の実施例4にかかる作動油均衡維持装置のオイルパンと変速機ケースの構成を断面で示した説明図、図12は本発明の実施例4にかかる作動油均衡維持装置をオイルパンの開口側から見た平面図である。
本実施例4においては、車両の進行方向(図11の右側)に対して第2の遮蔽部50を配設した事例である。第2の遮蔽部50の構造は図5の実施例1と相違するものはない。
本実施例の第2の遮蔽部50は前方及びその左右側に形成し、第1の遮蔽部70も前方及びその左右側に形成している。
したがって、オイルストレーナ40の前方側(図11の右側)は、オイルパン20のとの間隔が広いので、作動油60が前方側に偏った場合、車両の進行方向(図11の右側)に対して、左右方向に作動油60が偏るのを防止できる。
以上のように、本発明の作動油均衡維持装置は、底面21と底面21の外周から上方に延びる壁面22からなり、作動油60を貯留するオイルパン20と、オイルパン20内に収容され、オイルパン20内に貯留された作動油60を図示しないオイルポンプによって吸引するオイル吸ロ41を有し、作動油60を濾過するオイルストレーナ40と、オイルストレーナ40の上部位置に配設されたバルブボディ30と、オイルストレーナ40のオイル吸ロ41よりも上部位置で、オイル吸ロ41の開口面積よりもその平面積を広くして、オイルパン20の壁面22との間に作動油60の通る隙間Xを形成した第1の遮蔽部70と、第1の遮蔽部70より上部位置で、バルブボディ30との間に作動油60の通る隙間Zを形成したバルブボディ30または壁面22から延びた第2の遮蔽部50とを具備し、第1の遮蔽部70と第2の遮蔽部50との上下間に隙間Yを、水平方向に重なりを形成し、オイルパン20のオイルレベルが少なくとも第1の遮蔽部70よりも上部に設定されるものである。
したがって、車体が急発進、急制動、急旋回等の加速度が加わり瞬間的にオイルパン20内の作動油60に偏りが生じようとするとき、オイルストレーナ40の上部の第1の遮蔽部70と第2の遮蔽部50との上下間の隙間の作動油60は、オイルストレーナ40の下部とオイルパン20の底面21との間の作動油60が、バルブボディ30方向に流れようとするのを相殺し、その移行を阻止する作用が働くから、バルブボディ30方向に流れる作動油60の速度が遅くなり、オイルストレーナ40のオイル吸ロ41が空気に触れエア吸いが起こることがない。逆に、車体が急発進、急制動、急旋回等の加速度が解除されると、第1の遮蔽部70と第2の遮蔽部50との上下間の隙間Yの作動油は、流体抵抗が大きくなっていないから、早急に、第2の遮蔽部50の上の作動油60及びオイルストレーナ40の下部とオイルパン20の底面21との間の作動油60と一体となって平常のオイルレベルに収まることができる。よって、繰り返しの急発進、急制動、急旋回等、急激な車輌の動きがあっても、安定してオイルストレーナ40のエア吸いを防止できる。
第1の遮蔽部70と第2の遮蔽部50は、実施例3のように、略並行に形成されているものでは、繰り返しの急発進、急制動、急旋回等、急激な車輌の動きによってオイルレベルが繰り返し変動しようとする場合には、第1の遮蔽部70と第2の遮蔽部50が整流板として作用し、その波立ちを防止し、オイルレベルを安定化することができる。作動油60に気泡を巻き込むことも防止できる。
第2の遮蔽部50は、オイルパン20の壁面22側が上部にバルブボディ30側が下部に位置するように形成されているものでは、第2の遮蔽部50よりも上に移動した作動油60が下降しやすくなり、オイルレベルが定常状態に戻る速度が早くなり、繰り返し大きな加速度が加わっても、オイルストレーナ40のエア吸いを防止できる。
また、第1の遮蔽部70及び/または第2の遮蔽部50に上面と下面とに連通する貫通孔48,58を設けたものでは、作動油60に混在する気泡を速やかに変速機ケース10とオイルパン20で形成された空間に戻すことができる。
そして、第1の遮蔽部70及び/または第2の遮蔽部50は、オイルパン20の壁面22に対向する略全周に設けたものとすることができる。この種の実施例では、車両の傾き、繰り返しの急発進、急制動、急旋回等、急激な車輌の動きがあっても、如何なる方向においても、オイルレベルを安定化させることができる。
第1の遮蔽部70及び/または第2の遮蔽部50は、オイルパン20の壁面22に対向する一部に設けたものとすることができる。この構成によれば、オイルパン20のサイズ及び形状とオイルストレーナ40及びバルブボディ30のサイズ及び形状によって、作動油60に偏りが生じた場合でも、オイルストレーナ40のオイル吸ロ41までの作動油60を確保でき、当該方向の第1の遮蔽部70及び/または第2の遮蔽部50を省略できる。特に、第1の遮蔽部70及び/または第2の遮蔽部50の省略方向を、組み付け時の組み付け方向とすることもでき、それによって作業性をよくすることもできる。
第1の遮蔽部70は、オイルストレーナ40の外周に突出形成されたものにおいては、オイルストレーナ40としてフィルタ42の取付部分の幅を広くすることによって、簡単に第1の遮蔽部70が形成され、かつ、オイルストレーナ40とフィルタ43との取付けの信頼性を向上できる。
そして、第1の遮蔽部70は、オイルストレーナ40のオイル吸ロ41の上部の形状として形成されているものでは、オイルストレーナ40のオイル吸ロ41の上部形状として、オイル吸ロ41の開口面積よりもその平面積を広くし、オイルパン20の壁面22との間に作動油60の通る隙間Xを形成できればよいことから、オイルポンプに導く作動油60の管路49を内蔵させたオイルストレーナ40の形状として対応でき、設計自由度が高くなる。
第2の遮蔽部50は、オイルパン20の壁面22の内周に第2の遮蔽部50を取付けたものでは、オイルパン20の分解状態で第2の遮蔽部50を取付けることができ、その作業性をよくすることができる。
また、第2の遮蔽部50は、オイルパン20の開口端と変速機ケース10との間に取付けたものであるから、第2の遮蔽部50をパッキン代わりとして使用することができ、部品点数の増加を抑えることができる。
そして、第1の遮蔽部70は、オイル吸ロ41がオイルパン20の中央部に配置し、オイルパン20の中央の車両の進行方向の前後方向に延びているオイルストレーナ40の車両の直角方向及び後方向にのみ形成したものでは、特定方向に第1の遮蔽部70が配設されていないから、その第1の遮蔽部70を有しない箇所を利用して組み付け時の組み付け方向とすることができ、その作業性をよくすることができる。
図1は本発明の実施の形態にかかる作動油均衡維持装置のオイルパンと変速機ケースで囲まれる空間内の構成を断面で示した通常状態の作動油のオイルレベルを示す説明図である。 図2は本発明の実施の形態にかかる作動油均衡維持装置のオイルパンと変速機ケースで囲まれる空間内の構成を断面で示した偏りが生じた方の作動油のオイルレベルを示す説明図である。 図3は本発明の実施の形態にかかる作動油均衡維持装置のオイルパンと変速機ケースで囲まれる空間内の構成を断面で示した偏りが生じない方の作動油のオイルレベルを示す説明図である。 図4は本発明の実施例1にかかる作動油均衡維持装置のオイルパンと変速機ケースの構成を断面で示した説明図である。 図5は本発明の実施例1にかかる作動油均衡維持装置の図4の切断線A−Aによる断面図である。 図6は本発明の実施例1にかかる作動油均衡維持装置をオイルパンの開口側から見た平面図である。 図7は本発明の実施例2にかかる作動油均衡維持装置の図4の切断線A−Aに相当する断面図である。 図8は本発明の実施例2にかかる作動油均衡維持装置をオイルパンの開口側から見た平面図である。 図9は本発明の実施例3にかかる作動油均衡維持装置の図4の切断線A−Aに相当する断面図である。 図10は本発明の実施例3にかかる作動油均衡維持装置をオイルパンの開口側から見た平面図である。 図11は本発明の実施例4にかかる作動油均衡維持装置のオイルパンと変速機ケースの構成を断面で示した説明図である。 図12は本発明の実施例4にかかる作動油均衡維持装置をオイルパンの開口側から見た平面図である。 図13は従来のオイルパンと変速機ケースとに囲まれる空間内の構成を示す説明図である。 図14は作動油が偏った場合の従来のオイルパンと変速機ケースとに囲まれる空間内の構成を示す説明図である。
符号の説明
10 変速機ケース
20 オイルパン
21 底面
22 壁面
30 バルブボディ
40 オイルストレーナ
41 オイル吸ロ
42 フィルタ
43 ストレーナ本体
50 第2の遮蔽部
60 作動油
70 第1の遮蔽部

Claims (11)

  1. 底面と該底面の外周から上方に延びる壁面からなり、作動油を貯留するオイルパンと、
    前記オイルパン内に収容され、前記オイルパン内に貯留された前記作動油をオイルポンプによって吸引するオイル吸口を有し、前記作動油を濾過するオイルストレーナと、
    前記オイルストレーナの上部位置に配設されたバルブボディと、
    前記オイルストレーナの前記オイル吸ロよりも上部位置で、前記オイル吸ロの開口面積よりもその平面積を広くして、前記オイルパンの前記壁面との間に前記作動油の通る隙間を形成した第1の遮蔽部と、
    前記第1の遮蔽部より上部位置で、前記バルブボディとの間に前記作動油の通る隙間を形成した前記バルブボディまたは壁面から延びた第2の遮蔽部とを具備し、
    前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部との上下間に隙間を、水平方向に重なりを形成し、前記オイルパンのオイルレベルが少なくとも前記第1の遮蔽部よりも上部に設定されていることを特徴とする作動油均衡維持装置。
  2. 前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部は、略並行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の作動油均衡維持装置。
  3. 前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面側が上部に前記バルブボディ側が下部に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の作動油均衡維持装置。
  4. 前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部には、上面と下面とに連通する貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の作動油均衡維持装置。
  5. 前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面に対向する略全周に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の作動油均衡維持装置。
  6. 前記第1の遮蔽部及び/または前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面に対向する一部に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の作動油均衡維持装置。
  7. 前記第1の遮蔽部は、前記オイルストレーナの外周に突出形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の作動油均衡維持装置。
  8. 前記第1の遮蔽部は、前記オイルストレーナの前記吸ロの上部の形状として形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の作動油均衡維持装置。
  9. 前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの前記壁面の内周に取付けたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の作動油均衡維持装置。
  10. 前記第2の遮蔽部は、前記オイルパンの開口端と変速機ケースとの間に取付けたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の作動油均衡維持装置。
  11. 前記第1の遮蔽部は、前記吸ロが前記オイルパンの中央部に配置され、車両の進行方向の前後方向に延びている前記オイルストレーナの車両の後方向及び直角方向にのみ形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1つに記載の作動油均衡維持装置。
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