JP5837636B2 - フェライト系酸化物分散強化合金及びその製造方法 - Google Patents

フェライト系酸化物分散強化合金及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5837636B2
JP5837636B2 JP2014044052A JP2014044052A JP5837636B2 JP 5837636 B2 JP5837636 B2 JP 5837636B2 JP 2014044052 A JP2014044052 A JP 2014044052A JP 2014044052 A JP2014044052 A JP 2014044052A JP 5837636 B2 JP5837636 B2 JP 5837636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide dispersion
dispersion strengthened
mass
alloy
strengthened alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014044052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014198900A (ja
Inventor
ノ、サンフン
キュ キム、テ
キュ キム、テ
チェ、ビョン−クォン
ハン、チャン−ヒ
フン カン、ソク
フン カン、ソク
キム、キ−ベク
チョン、ヨン−ボム
チャン、ジンソン
チョン、ヨン−ファン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Korea Atomic Energy Research Institute KAERI
Original Assignee
Korea Atomic Energy Research Institute KAERI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Korea Atomic Energy Research Institute KAERI filed Critical Korea Atomic Energy Research Institute KAERI
Publication of JP2014198900A publication Critical patent/JP2014198900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5837636B2 publication Critical patent/JP5837636B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)

Description

本発明は、常温及び高温強度が向上されたフェライト系酸化物分散強化合金及びその製造方法に関するものであり、より具体的には鉄(Fe)−クロム(Cr)−イットリア(Y)系の合金を基本組成にして、これに固溶強化元素であるタングステン(W)とモリブデン(Mo)を含めて、微量の合金元素としてチタニウム(Ti)及びジルコニウム(Zr)を含む、常温及び高温強度が向上されたフェライト系酸化物強化合金及びその製造方法に関するものである。
酸化物分散強化(Oxide dispersion strengthened;ODS)合金は、基地組織内にYなどの酸化物を均一に分散させて高温強度を向上させた合金であって、最近、ソディウム冷却高速炉のような原子力システムの炉心構造部品(核燃料被覆管、ダクト、ワイヤなど)や火力発電用の構造部品(ガスタービンブレード、シャフトなど)の材料で使用されている。このような酸化物分散強化合金でナノメーター級のサイズに微細に分散された酸化物は、高温で熱的安定性が優秀であり、高温応力雰囲気で転位の移動を妨害して高温クリープ強度(creep strength)を画期的に向上させる役割を果たす。
しかし、従来の酸化物分散強化合金は、常温での強度のみならず、650℃以上では急激に強度が減少し、長期間使用する際の問題点として指摘されている。
このような問題点を改善するために、鉄(Fe)−クロム(Cr)−イットリア(Y)系の合金に、温度が上昇しても軟化されない性質を発揮して、硬くて磨耗し難い特性があるタングステン(W)を固溶強化元素として添加して、これにバナジウム(V)やニオビウム(Nb)などの微量合金元素を添加させる方法(特許文献1参照)などの多様な方法か研究されているが、上記開示された方法により製造された酸化物分散強化合金の高温強度特性向上の効果は微微たるもので、引張強度が優秀な酸化物分散強化合金に関する開発が必要な状況である。
韓国公開特許第10−2012−0118312号公報
本発明は上記のような従来技術上の問題点を解決するために案出されたものであり、常温および高温強度が向上されたフェライト系酸化物分散強化合金及びその製造方法を提供することをその目的にする。
しかし、本発明が成し遂げようとする技術的課題は以上で言及した課題に制限されず、言及されていない他の課題は以下の記載から、同業者に明らかに理解されるだろう。
本発明は、クロム(Cr)14〜20重量%、イットリア(Y)0.1〜0.5重量%、タングステン(W)0.1〜4重量%、モリブデン(Mo)0.5〜2重量%、チタニウム(Ti)0.1〜0.3重量%、ジルコニウム(Zr)0.02〜0.3重量%を含み、残りが鉄(Fe)及び不可避不純物よりなるフェライト系酸化物分散強化合金を提供する。
本発明の一具現例として、上記フェライト系酸化物分散強化合金は、チタニウム(Ti)とジルコニウム(Zr)の合計が0.5重量%以下であることを特徴とする。
本発明の他の一具現例として、上記フェライト系酸化物分散強化合金は、火力発電用超々臨界圧蒸気発電機のローター、火力発電用超々臨界圧蒸気発電機のシャフト、航空機用エンジンのディスク、航空機用エンジンのノズル、または、高速炉用核燃料被覆管を含む構造部品の材料として用いられることを特徴とする。
また、本発明は、下記の段階(a)〜(d)を含み、
段階(a)の合金粉末はクロム(Cr)14〜20重量%、イットリア(Y )0.1〜0.5重量%、タングステン(W)0.1〜4重量%、モリブデン(Mo)0.5〜2重量%、チタニウム(Ti)0.1〜0.3重量%、ジルコニウム(Zr)0.02〜0.3重量%を含み、残りが鉄(Fe)及び不可避不純物よりなるフェライト系酸化物分散強化合金製造方法を提供する:
(a)鉄(Fe)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、チタニウム(Ti)及びジルコニウム(Zr)を含む金属粉末とイットリア(Y)粉末を混合した後、機械的合金化処理して合金粉末を製造する段階;
(b)上記の機械的合金化された合金粉末を缶容器に装入して脱ガス処理する段階;
(c)上記の脱ガス処理された合金粉末を熱間仕上加工して酸化物分散強化合金を製造する段階;
(d)上記の熱間仕上加工された酸化物分散強化合金を冷間加工する段階。
本発明の一具現例として、チタニウム(Ti)とジルコニウム(Zr)の合計が0.5重量%以下であることを特徴とする。
本発明の他の具現例として、上記の段階(c)で、上記の熱間仕上加工は、熱間等方加圧、熱間鍛造、熱間圧延及び熱間押出工程よりなる群から選択されるいずれか一つまたはこれらの組み合わせを通じて行われることを特徴とする。
本発明の他の具現例として、上記の段階(d)で、上記の冷間加工は、冷間圧延、冷間引抜及び冷間ピルガー圧延よりなる群から選択されるいずれか一つまたはこれらの組み合わせを通じて遂行されることを特徴とする。
本発明によるフェライト系酸化物分散強化合金は、常温及び高温で引張特性が優れて、火力発電用超々臨界圧蒸気発電機の部品(ローター、シャフト)、航空機用のエンジン部品(ディスク、ノズルなど)の材料として有用に用いられるし、さらにソディウム冷却高速炉のような原子力システムの炉心構造部品(核燃料被覆管、ダクト、ワイヤ、エンドキャップなど)の材料として有用に用いられる。
常温(ROOM temp.)及び700℃における従来の酸化物分散強化合金と本発明によるフェライト系酸化物分散強化合金との引張試験結果を表した図 700℃における従来のフェライト系酸化物分散強化合金と本発明によるフェライト系酸化物分散強化合金とのクリープ試験結果を表した図
本発明者らは、火力発電用蒸気発電機、航空機用のエンジン部品または高速炉の構造部品の材料に使用される酸化物分散強化合金の、常温と700℃とでの引張特性を向上させるため研究した結果、モリブデン(Mo)を固溶強化元素として添加し、チタニウム(Ti)及びジルコニウム(Zr)の微量合金元素を添加した場合に、従来の酸化物分散強化合金に比べて常温及び高温の強度が向上したことを確認して、これに基づいて本発明を完成することになった。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、クロム(Cr)12〜20重量%、イットリア(Y)0.1〜0.5重量%、タングステン(W)0.1〜4重量%、モリブデン(Mo)0.5〜2重量%、チタニウム(Ti)0.1〜0.3重量%、ジルコニウム(Zr)0.02〜0.3重量%を含み、残りが鉄(Fe)及び不可避不純物よりなる、常温及び高温強度が向上されたフェライト系酸化物分散強化合金を提供し、さらには、そのチタニウム(Ti)とジルコニウム(Zr)の合計が0.5重量%以下であるフェライト系酸化物分散強化合金を提供する。
クロム(Cr)の含量が12重量%未満の場合には耐酸化性が低下する問題があり、20重量%を超過する場合には加工性が低下する問題があるので、クロム(Cr)の含量は12〜20重量%が望ましく、より好ましくは14〜18重量%である。
イットリア(Y)の含量が0.1重量%未満である場合には分散強化の効果が微微たるものになり、0.5重量%を超過する場合には残留分散粒子による分散強化効果が大きくて加工性が低下する短所があるので、イットリア(Y)の含量は0.1〜0.5重量%が望ましく、より好ましくは0.3〜0.4重量%である。
タングステン(W)は高温強度特性のために添加される固溶強化元素であり、タングステン(W)の含量は0.1〜4重量%が望ましく、より好ましくは、1〜2重量%である。
モリブデン(Mo)も高温強度特性のために添加される固溶強化元素であり、モリブデン(Mo)の含量が0.5重量%未満である場合には高温強度向上の効果が微微たるものになり、2重量%を超過する場合には高価なモリブデン(Mo)が多量に含量されて経済的な側面で短所があるので、モリブデン(Mo)の含量は0.5〜2重量%が望ましく、より好ましくは1〜2重量%である。
チタニウム(Ti)の含量は0.1〜0.3重量%が望ましく、より好ましくは、0.2〜0.3重量%である。このようなチタニウム(Ti)は加熱過程でイットリア(Y)と結合してYTiまたはYTiOのようなY‐Ti‐O系複合酸化物を形成し、酸化物の高密度及び微細分散に寄与することによって強度を向上させることができる。
また、本発明によるフェライト系酸化物分散強化合金は、微量合金元素としてジルコニウム(Zr)をさらに含むことができるし、より具体的にジルコニウム(Zr)の含量は0.02〜0.3重量%が望ましく、より好ましくは0.02〜0.25重量%である。このようなジルコニウム(Zr)はイットリア(Y)と結合してY‐Zr‐O系複合酸化物を形成し、基地の内に高密度で均一分散されることによって強度特性をさらに向上させることができる。残りは、鉄(Fe)、及び、所望の特性に影響しない量で含まれる不可避不純物である。
本発明の他の様態として、本発明は下記の段階(a)〜(d)を含むフェライト系酸化物分散強化合金の製造方法を提供する:
(a)鉄(Fe)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、チタニウム(Ti)及びジルコニウム(Zr)を含む金属粉末とイットリア(Y)粉末を混合した後、機械的合金化処理して合金粉末を製造する段階;
(b)上記の機械的合金化された合金粉末を缶容器に装入して脱ガス処理する段階;
(c)上記の脱ガス処理された合金粉末を熱間仕上加工して酸化物分散強化合金を製造する段階;
(d)上記の熱間仕上加工された酸化物分散強化合金を冷間加工する段階。
段階(a)では、鉄(Fe)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、チタニウム(Ti)及びジルコニウム(Zr)を含む金属粉末とイットリア(Y)粉末を混合した後、機械的に合金化処理して合金粉末を製造する。この時、合金粉末はクロム(Cr)12〜20重量%、タングステン(W)0.1〜4重量%、モリブデン(Mo)0.5〜2重量%、チタニウム(Ti)0.1〜0.3重量%、ジルコニウム(Zr)0.02〜0.3重量%を含み、残りが鉄(Fe)及び不可避不純物よりなる。チタニウム(Ti)とジルコニウム(Zr)の合計は、0.5重量%以下に包含されることが望ましい。このような金属粉末とイットリア(Y)粉末0.1〜0.5重量%との混合粉末を、水平型ボールミルなどのような機械的合金化装備を利用して機械的合金化処理することにより、合金粉末を製造する。
段階(b)では、段階(a)により製造された合金粉末を真空状態で脱ガス処理する。より具体的には、段階(a)により製造された機械的合金化された合金粉末を、炭素鋼やステンレス鋼の材質の缶容器に充填させて密封した後、400〜650℃、10−4torrで1〜4時間の間、脱ガス処理する。
段階(c)では、段階(b)により脱ガス処理された合金粉末を熱間仕上加工する。より具体的には、熱間等方加圧、熱間鍛造、熱間圧延及び熱間押出工程よりなる群から選択されるいずれか一つまたはこれらの組み合わせを通じて酸化物分散強化合金を製造する。
段階(d)では、段階(c)により製造された酸化物分散強化合金を冷間加工する。より具体的には、冷間圧延、冷間引抜及び冷間ピルガー圧延よりなる群から選択されるいずれか一つまたはこれらの組み合わせを通じて遂行されることが望ましい。
本発明の一実施例では、クロム(Cr)12〜20重量%、イットリア(Y)0.1〜0.5重量%、タングステン(W)0.1〜4重量%、モリブデン(Mo)0.5〜2重量%、チタニウム(Ti)0.1〜0.3重量%、ジルコニウム(Zr)0.02〜0.3重量%及び残りは鉄(Fe)を含むフェライト系酸化物分散強化合金を製造した後(実施例1参照)、従来のフェライト系酸化物分散強化合金との高温強度及びクリープ特性を比較した結果、本発明によるフェライト系酸化物分散強化合金が従来のフェライト系酸化物分散強化合金よりも常温及び700℃で優秀な引張特性(実施例2参照)を持つのみならず、クリープ特性も一緒に優れていることを確認した(実施例3参照)。
以下、本発明の理解を助けるために望ましい実施例を提示する。しかし、下記の実施例は本発明をより容易に理解するために提供されるものであるだけで、下記の実施例により本発明の内容が限られることはない。
[実施例1.フェライト系酸化物分散強化合金の製造]
下記の表1に記載された組成を持つフェライト系酸化物分散強化合金を製造した。
Figure 0005837636
すなわち、高純度の原料粉末(Fe、W、Cr、Mo、Ti、Zr、粒度200mesh以下、純度99%以上)及びY粉末(50nm以下、純度99.9%)を各重量比により混合して、水平型ボールミル装置を用いて240rpm、48h、超高純度アルゴン(Ar)雰囲気で機械的合金化法により合金粉末を製造した後、これをステンレス缶に充填させて密封し、500℃、10−4torr以下の真空度で3時間の間、脱ガス処理した。製造された合金充填の缶を1150℃、100MPaの条件で3時間の間、HIP(Hot isostatic pressing)により加圧及び加熱して酸化物分散強化合金を製造した後、1150℃で1時間加熱して80%以上の厚さ減少率で熱間圧延して酸化物分散強化合金を製造した。
[実施例2.常温及び高温強度特性比較実験]
実施例1で製造された五つの種類のフェライト系酸化物分散強化合金の常温及び700℃での降伏強度YS(yield strength),UTS(ultimate tensile strength)及びTE(total elongation)を測定した。その結果を図1に示した。
図1に示したように、ジルコニウム(Zr)とモリブデン(Mo)を含有していない参照合金1の降伏強度YSは、常温で729MPaであって、700℃で181MPaであった。ジルコニウム(Zr)を含有していない参照合金2の降伏強度YSは、常温で773MPaであって、700℃では193MPaであることが分かった。これに比べて、モリブデン(Mo)を固溶強化元素として添加してチタニウム(Ti)及びジルコニウム(Zr)の微量合金元素を添加した本発明の新合金1、2及び3の場合には、常温で降伏強度YSが798〜850MPa、700℃で239〜272MPaとなった。
上記の結果から、本発明によるフェライト系酸化物分散強化合金は、従来の参照合金に比べて延伸率の低下なしに常温及び700℃で向上された降伏強度を表わすことを確認することができた。
[実施例3.高温クリープ特性比較実験]
実施例1で製造された五つの種類のフェライト系酸化物分散強化合金に対し、700℃でクリープ(Creep)試験を遂行した。その結果を図2に示した。
図2に示したように、120、150MPaの応力の下で、参照合金1及び参照合金2に対して、本発明の合金(新合金1〜3)の場合にはクリープ破断時間が顕著に増加することを確認することができた。
上記の結果から、本発明によるフェライト系酸化物分散強化合金は、従来のフェライト系酸化物分散強化合金に比べて高温クリープ特性に優れていることを確認することができた。
前述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明が属する技術分野の通常の知識を持つ者は、本発明の技術的な思想や必須的な特徴を変更せずに他の具体的な形態に簡単に改変可能であることを理解できるであろう。従って、以上で記述した実施例はすべての面で例示的なものであり、限定的ではないものと理解しなければならない。

Claims (7)

  1. クロム(Cr)14〜20質量%、イットリア(Y)0.1〜0.5質量%、タングステン(W)0.1〜4質量%、モリブデン(Mo)0.5〜2質量%、チタニウム(Ti)0.1〜0.3質量%、ジルコニウム(Zr)0.02〜0.3質量%を含み、残りが鉄(Fe)及び不可避不純物よりなるフェライト系酸化物分散強化合金。
  2. チタニウム(Ti)とジルコニウム(Zr)の合計が0.5質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載のフェライト系酸化物分散強化合金。
  3. 火力発電用超々臨界圧蒸気発電機のローター、火力発電用超々臨界圧蒸気発電機のシャフト、航空機用エンジンのディスク、航空機用エンジンのノズル、または、高速炉用核燃料被覆管を含む構造部品の材料に用いられることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェライト系酸化物分散強化合金。
  4. 下記の段階(a)〜(d)を含み、
    段階(a)の合金粉末はクロム(Cr)14〜20質量%、イットリア(Y)0.1〜0.5質量%、タングステン(W)0.1〜4質量%、モリブデン(Mo)0.5〜2質量%、チタニウム(Ti)0.1〜0.3質量%、ジルコニウム(Zr)0.02〜0.3質量%を含み、残りが鉄(Fe)及び不可避不純物よりなるフェライト系酸化物分散強化合金の製造方法:
    (a)鉄(Fe)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、チタ
    ニウム(Ti)及びジルコニウム(Zr)を含む金属粉末とイットリア(Y)粉末を混合した後、機械的合金化処理して合金粉末を製造する段階;
    (b)前記の機械的合金化された合金粉末を缶容器に装入して脱ガス処理する段階;
    (c)前記の脱ガス処理された合金粉末を熱間仕上加工して酸化物分散強化合金を製造する段階;
    (d)前記の熱間仕上加工された酸化物分散強化合金を冷間加工する段階。
  5. チタニウム(Ti)とジルコニウム(Zr)の合計が0.5質量%以下であることを特徴とする請求項4に記載のフェライト系酸化物分散強化合金の製造方法。
  6. 前記の段階(c)で、前記の熱間仕上加工は、熱間等方加圧、熱間鍛造及び熱間圧延よりなる群から選択されるいずれか一つまたはこれらの組み合わせを通じて行われることを特徴とする請求項4又は5に記載のフェライト系酸化物分散強化合金の製造方法。
  7. 前記の段階(d)で、前記の冷間加工は、冷間圧延を通じて行われることを特徴とする請求項4〜6いずれか1項に記載のフェライト系酸化物分散強化合金の製造方法。
JP2014044052A 2013-03-29 2014-03-06 フェライト系酸化物分散強化合金及びその製造方法 Active JP5837636B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2013-0034719 2013-03-29
KR20130034719 2013-03-29
KR1020130164346A KR101586546B1 (ko) 2013-03-29 2013-12-26 상온 및 고온 강도가 향상된 페라이트계 산화물분산강화 합금 및 이의 제조 방법
KR10-2013-0164346 2013-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014198900A JP2014198900A (ja) 2014-10-23
JP5837636B2 true JP5837636B2 (ja) 2015-12-24

Family

ID=51991483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014044052A Active JP5837636B2 (ja) 2013-03-29 2014-03-06 フェライト系酸化物分散強化合金及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5837636B2 (ja)
KR (1) KR101586546B1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3080786A1 (fr) * 2018-05-03 2019-11-08 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Poudre d'alliage ods et son procede de fabrication par traitement plasma
KR102324087B1 (ko) 2019-12-18 2021-11-10 한전원자력연료 주식회사 페라이트계 합금 및 이를 이용한 핵연료 피복관의 제조방법
CN113477929A (zh) * 2021-04-15 2021-10-08 中国工程物理研究院材料研究所 一种高强韧ods钢的高通量制备与成分工艺优选方法
CN113444962B (zh) * 2021-06-10 2023-07-14 湘潭大学 一种制备多纳米相强化铁基合金的方法
CN115198163B (zh) * 2022-05-24 2023-04-25 北京科技大学 一种具有拉伸塑性的多纳米相强化ods合金的制备方法
CN115341151B (zh) * 2022-08-29 2023-01-31 西安建筑科技大学 一种氧化物强化非调质钢及其生产工艺

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07823B2 (ja) * 1988-05-11 1995-01-11 住友金属工業株式会社 焼結分散強化型耐熱鋼成形部材
JPH02129344A (ja) * 1988-11-10 1990-05-17 Sumitomo Metal Ind Ltd 酸化物分散耐熱鋼とその製造方法
JP2692340B2 (ja) * 1990-05-22 1997-12-17 住友金属工業株式会社 酸化物分散強化型フェライト鋼
FR2777020B1 (fr) * 1998-04-07 2000-05-05 Commissariat Energie Atomique Procede de fabrication d'un alliage ferritique - martensitique renforce par dispersion d'oxydes
JP3467740B2 (ja) * 1999-04-02 2003-11-17 北海道大学長 酸化物分散強化型フェライト鋼の製造方法
JP3462182B2 (ja) * 2001-03-07 2003-11-05 核燃料サイクル開発機構 クロムを含む酸化物分散強化型フェライト系鉄合金管の製造方法
JP5636532B2 (ja) * 2010-09-22 2014-12-10 国立大学法人北海道大学 酸化物分散強化型鋼およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014198900A (ja) 2014-10-23
KR20140118690A (ko) 2014-10-08
KR101586546B1 (ko) 2016-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5948382B2 (ja) フェライト・マルテンサイト系酸化物分散強化鋼及びこれの製造方法
JP5837636B2 (ja) フェライト系酸化物分散強化合金及びその製造方法
CN106756434B (zh) 氧化物弥散强化低活化铁素体/马氏体钢及其冶炼方法
JP2585900B2 (ja) 耐熱性強化部材の製造方法
JP6886046B2 (ja) 多段・高度還元による高融点金属粉末の製造方法
CN108436074B (zh) 钽钨合金箔材制备方法及钽钨合金箔材
JPWO2014157144A1 (ja) Ni基超耐熱合金及びその製造方法
CN108425037A (zh) 一种粉末高温合金及其制备方法
JP7450639B2 (ja) 低積層欠陥エネルギー超合金、構造部材及びその使用
CN105018793A (zh) 一种耐热钛合金
CN113477929A (zh) 一种高强韧ods钢的高通量制备与成分工艺优选方法
KR101626125B1 (ko) 인장 및 크리프 강도가 우수한 저방사화 산화물분산강화 강 및 그 제조방법
CN111349816A (zh) 一种Ti-1300F新型高强高韧钛合金及其制备方法及其制备方法
US20200063243A1 (en) Transition metal-based materials for use in high temperature and corrosive environments
CN114480901A (zh) 一种通过碳化物增强增材制造镍基高温合金性能的方法、镍基高温合金粉末及其应用
JP4413549B2 (ja) 高温強度に優れたマルテンサイト系酸化物分散強化型鋼の製造方法
CN112899525B (zh) 一种钛基多主元合金
JP2018514646A (ja) 多段熱間圧延を適用した核燃料用ジルコニウム部品の製造方法
KR101601207B1 (ko) 니켈계 초내열 합금 및 이의 제조방법
CN112962011A (zh) 一种耐蚀核电用的高熵合金及其制备方法
JP2011236450A (ja) アニーリングツインを含有するニッケル基耐熱超合金と耐熱超合金部材
CN113249620B (zh) δ相强化镍基高温合金及其制备方法
KR101626122B1 (ko) 고온 강도와 장기 열적 안정성이 우수한 페라이트계 산화물분산강화 합금 및 그 제조방법
JPWO2015020007A1 (ja) 酸化物粒子分散強化型Ni基超合金
US20140294653A1 (en) Martensitic oxide dispersion strengthened alloy with enhanced high-temperature strength and creep property, and method of manufacturing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5837636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250