JP5836790B2 - 干渉波抑圧装置 - Google Patents

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Description

この発明は、サブアレーやサブレーダを広く配置している分散アレー構成の干渉波抑圧装置に関するものである。
干渉波抑圧装置の形態として、複数の素子アンテナで構成されているサブアレーやサブレーダを空間的に広く配置している分散アレー構成のものがある。
分散アレーは大開口による高い指向性を有し、通信やレーダ等の分野で有益なアンテナの形態である。
一方、通信やレーダ等の分野では、信号を受信する際に、所望波以外の干渉波の成分も同時に受信される。
そのような場合には、例えば、以下の非特許文献1に開示されているSLC(SideLobe Canceller)処理や、以下の非特許文献2に開示されているアダプティブアレー処理等の干渉波抑圧処理を行う必要がある。これは分散アレーの場合でも同様である。
しかし、実際の装置を考える場合、SLC処理の補助アンテナやアダプティブアレー処理の各アンテナは、相互に異なる受信周波数特性を有するため、各アンテナで同一の広帯域干渉波信号を受信すると、各アンテナの受信信号の周波数特性が異なるものになる問題がある。
この問題に対処するために、TDL(Tapped Delay Line)を用いて、受信信号の遅延信号成分を生成してから、SLC処理やアダプティブアレー(TDL−SLC、TDL−アダプティブアレー)処理を実施することで、時間(周波数)領域と空間域の双方で干渉波の抑圧を行う手法が一般的である。
なお、干渉波の抑圧処理を行う場合、抑圧性能を高めるには、SLC処理の各補助アンテナや、アダプティブアレー処理の各アンテナが、ある程度、空間的に狭い範囲に配置されていることが望ましい。
そのため、分散アレーを考えると、サブアレー内の補助アンテナにおけるSLC処理や、サブアレー内でのアダプティブアレー処理を実施することで干渉波を抑圧することが望ましい。
深谷邦男他著、「アンテナ工学ハンドブック(第2版)」、オーム社、平成20年7月25日第2版発行、第454頁―第455頁 菊間信良著、「アダプティブアンテナ技術」、オーム社、平成15年10月10日初版発行、第15頁―第19頁
従来の干渉波抑圧装置は以上のように構成されているので、SLC処理の各補助アンテナや、アダプティブアレー処理の各アンテナを空間的に狭い範囲に配置すれば、干渉波の抑圧性能を高めることができる。しかし、干渉波の抑圧処理で1度に抑圧することが可能な干渉波の数は、SLC処理の補助アンテナ数やアダプティブアレー処理のアンテナ数などに起因する自由度によって制限される。そのため、到来する干渉波の数や諸元によっては、サブアレー内の干渉波の抑圧処理では十分に抑圧することができないことがある課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、サブアレー内の干渉波の抑圧処理では十分に抑圧することができない場合でも、干渉波を十分に抑圧することができる干渉波抑圧装置を得ることを目的とする。
この発明に係る干渉波抑圧装置は、所望波を受信する複数のサブアレーと、サブアレー毎に設けられ、当該サブアレーを構成している複数の素子アンテナの受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー内での干渉波抑圧処理を実施する第1の干渉波抑圧手段と、複数のサブアレーの受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー間での干渉波抑圧処理を実施する第2の干渉波抑圧手段と、第1の干渉波抑圧手段により干渉波抑圧処理が実施されることによる干渉波の消え残りの有無を判定し、その判定結果に応じて、第1及び第2の干渉波抑圧手段における干渉波抑圧処理を制御する抑圧処理制御手段とを備え、抑圧処理制御手段が、第1の干渉波抑圧手段によって、複数の素子アンテナの受信信号に対して異なる遅延時間を与えてから干渉波の抑圧処理を行うTDL構成の干渉波抑圧処理が実施されたのち、干渉波抑圧処理後の受信信号の中に干渉波の消え残りがあるか否かを判定し、干渉波の消え残りが無いと判定すれば、干渉波抑圧処理後の受信信号を出力する一方、干渉波抑圧処理後の受信信号の中に干渉波の消え残りが有ると判定すれば、複数の素子アンテナの受信信号に対して遅延時間を与えないで干渉波の抑圧処理を行う非TDL構成の干渉波抑圧処理の実施を第1の干渉波抑圧手段に指示するとともに、第1の干渉波抑圧手段による非TDL構成の干渉波抑圧処理後の受信信号に消え残っている干渉波を抑圧するサブアレー間での干渉波抑圧処理の実施を第2の干渉波抑圧手段に指示して、第2の干渉波抑圧手段による干渉波抑圧処理後の受信信号を出力するようにしたものである。
この発明によれば、抑圧処理制御手段が、第1の干渉波抑圧手段によって、複数の素子アンテナの受信信号に対して異なる遅延時間を与えてから干渉波の抑圧処理を行うTDL構成の干渉波抑圧処理が実施されたのち、干渉波抑圧処理後の受信信号の中に干渉波の消え残りがあるか否かを判定し、干渉波の消え残りが無いと判定すれば、干渉波抑圧処理後の受信信号を出力する一方、干渉波抑圧処理後の受信信号の中に干渉波の消え残りが有ると判定すれば、複数の素子アンテナの受信信号に対して遅延時間を与えないで干渉波の抑圧処理を行う非TDL構成の干渉波抑圧処理の実施を第1の干渉波抑圧手段に指示するとともに、第1の干渉波抑圧手段による非TDL構成の干渉波抑圧処理後の受信信号に消え残っている干渉波を抑圧するサブアレー間での干渉波抑圧処理の実施を第2の干渉波抑圧手段に指示して、第2の干渉波抑圧手段による干渉波抑圧処理後の受信信号を出力するように構成したので、サブアレー内の干渉波の抑圧処理では十分に抑圧することができない場合でも、干渉波を十分に抑圧することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による干渉波抑圧装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による他の干渉波抑圧装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による他の干渉波抑圧装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による他の干渉波抑圧装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による干渉波抑圧装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。 当該サブアレーを構成している複数の補助アンテナ3の受信信号の他に、他のサブアレーを構成している複数の補助アンテナ3の受信信号を用いるTDL−SLC処理を示す説明図である。 この発明の実施の形態7による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による干渉波抑圧装置を示す構成図である。
図1において、サブアレー1−1〜1−Mは複数の主アンテナ2の他に、複数の補助アンテナ3(素子アンテナ)から構成されており、サブアレー1−1〜1−Mは所望波と複数の干渉波が混在している到来波を受信する。
この実施の形態1では、M個のサブアレー1から分散アレーが構成されているものを想定しているが、Mは2個以上であれば何個でもよい。
TDL−SLC処理部4はサブアレー1毎に設けられている処理部であり、TDL−SLC処理部4は複数の補助アンテナ3の受信信号に対して異なる遅延時間を与えるTDL構成を備え、異なる遅延時間を与えている複数の受信信号を用いて、サブアレー内で干渉波を抑圧する際に必要なTDL−SLC荷重を算出し、そのTDL−SLC荷重を当該受信信号に乗算する処理を実施する。
減算部5は主アンテナ2の受信信号からTDL−SLC処理部4によりTDL−SLC荷重が乗算された補助アンテナ3の受信信号を減算して、主アンテナ2の受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー内でのTDL−SLC処理(干渉波抑圧処理)を実施する。
なお、TDL−SLC処理部4及び減算部5から第1の干渉波抑圧手段が構成されている。
アダプティブアレー処理部6はサブアレー1−1〜1−MによるTDL−SLC処理後の受信信号に対して異なる遅延時間を与えるTDL構成を備え、異なる遅延時間を与えている複数のTDL−SLC処理後の受信信号に消え残っている干渉波を抑圧するサブアレー間でのアダプティブアレー処理(干渉波抑圧処理)を実施する処理部である。なお、アダプティブアレー処理部6は第2の干渉波抑圧手段を構成している。
図1の例では、干渉波抑圧装置の構成要素の一部であるTDL−SLC処理部4、減算部5及びアダプティブアレー処理部6のそれぞれが専用のハードウェア(例えば、CPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコン)で構成されているものを想定しているが、干渉波抑圧装置がコンピュータで構成されていてもよい。
干渉波抑圧装置がコンピュータで構成されている場合、TDL−SLC処理部4、減算部5及びアダプティブアレー処理部6の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
図5はこの発明の実施の形態1による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
サブアレー1−1〜1−Mには所望波と複数の干渉波が到来しており、サブアレー1−1〜1−Mにおける複数の主アンテナ2及び補助アンテナ3が、所望波及び複数の干渉波を受信する。
サブアレー1−1〜1−MのTDL−SLC処理部4は、複数の補助アンテナ3の受信信号に対して、異なる遅延時間を与えるTDL処理を実施する。
以下、主アンテナ2における時刻tの受信信号をxmain(t)、TDL処理後の第n番目の補助アンテナ3における時刻tの受信信号をxaux,n(t)と表記する。
TDL−SLC処理部4は、複数の補助アンテナ3の受信信号に対して、異なる遅延時間を与えるTDL処理を実施すると、TDL処理後の補助アンテナ3の受信信号xaux,n(t)を用いて、サブアレー内で干渉波を抑圧する際に必要なTDL−SLC荷重wを算出する。
TDL−SLC荷重wを算出する処理自体は公知の技術であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
TDL−SLC処理部4は、TDL−SLC荷重wを算出すると、そのTDL−SLC荷重wをTDL処理後の補助アンテナ3の受信信号xaux,n(t)に乗算し、その乗算結果w・xaux,n(t)を減算部5に出力する。
減算部5は、TDL−SLC処理部4の乗算結果w・xaux,n(t)を受けると、下記の式(1)に示すように、主アンテナ2の受信信号xmain(t)からTDL−SLC処理部4の乗算結果w・xaux,n(t)を減算して、主アンテナ2の受信信号xmain(t)に含まれている干渉波を抑圧するTDL−SLC処理を実施し、TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)をアダプティブアレー処理部6に出力する(図5のステップST1)。
Figure 0005836790
式(1)において、Nは補助アンテナ3の本数を表している。
これにより、サブアレー1−1〜1−M内で干渉波が抑圧されるが、各サブアレー内の干渉波抑圧処理で同時に抑圧することができる干渉波の数は、補助アンテナ3の数やTDLのタップ数(遅延信号数)で決まる自由度によって制限される。
そのため、サブアレー1内の干渉波抑圧処理が有する自由度を超える干渉波が到来している場合には、干渉波を完全に抑圧することはできない。
そこで、この実施の形態1では、サブアレー1−1〜1−Mの干渉波抑圧処理だけでは抑圧できなかった干渉波を抑圧するアダプティブアレー処理部6を設けている。
アダプティブアレー処理部6は、サブアレー1−1〜1−MによるTDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)を受けると、その受信信号yslc(t)に対して、異なる遅延時間を与えるTDL処理を実施する。
アダプティブアレー処理部6は、サブアレー1−1〜1−MによるTDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)に対して、異なる遅延時間を与えるTDL処理を実施すると、TDL処理後の受信信号yslc(t)に対してサブアレー間でのアダプティブアレー処理を実施することで、その受信信号yslc(t)に消え残っている干渉波を抑圧する(ステップST2)。
アダプティブアレー処理部6によるアダプティブアレー処理後の受信信号yadapt(t)は、下記の式(2)で与えられる。
Figure 0005836790
式(2)において、xadapt,m(t)はサブアレー1−1〜1−MによるTDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)に対するTDL処理後の信号、wadapt,mはxadapt,m(t)に対するアダプティブ荷重である。
なお、アダプティブ荷重wadapt,mの導出方法は公知の技術であり、例えば、所望波信号に対する最小2乗誤差法によるMMSE、干渉波信号のみを受信してSNRの最大化を図るMSN、任意到来方向の電力に拘束条件を設けて、電力の最小化を図るDCMP、一定の条件下でSIRを反転させるPI等のアルゴリズムが広く一般的に知られている。
ここでは、アダプティブアレー処理部6が、TDL−アダプティブアレー処理を実施する例を示しているが、複数のTDL−SLC処理後の受信信号に消え残っている干渉波を抑圧することができればよく、TDL−アダプティブアレー処理に限るものではない。したがって、非TDL構成のアダプティブアレーを含め、一般的に知られている全てのアダプティブアレー処理のアルゴリズムが含まれる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、サブアレー1を構成している複数の主アンテナ3の受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー内でのTDL−SLC処理を実施する他に、TDL−SLC処理後の受信信号に消え残っている干渉波を抑圧するサブアレー間でのTDL−アダプティブアレー処理を実施するように構成したので、サブアレー内の干渉波の抑圧処理では十分に抑圧することができない場合でも、干渉波を十分に抑圧することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態1では、サブアレー内での干渉波抑圧処理として、TDL−SLC処理を実施するものを示したが、図2に示すように、サブアレー毎に、アダプティブアレー処理を実施するアダプティブアレー処理部7(アダプティブアレー処理前に、TDL処理を実施する構成でもよいし、TDL処理を実施しない構成でもよい)を設けるようにしてもよい。
この場合も、サブアレー1−1〜1−Mにおけるアダプティブアレー処理で完全に抑圧できずに残っている干渉波をアダプティブアレー処理部6が抑圧することができる。
また、この実施の形態1では、アダプティブアレー処理部6がアダプティブアレー処理を実施することで、サブアレー1−1〜1−MによるTDL−SLC処理後の受信信号に消え残っている干渉波を抑圧するものを示したが、図3に示すように、サブアレー1−Mにおける一部のサブアレーによるTDL−SLC処理後の受信信号に対するTDL−SLC処理を実施するTDL−SLC処理部8と、サブアレー1−1〜1−MによるTDL−SLC処理後の受信信号を合成する合成部9と、合成部9の合成信号からTDL−SLC処理部8によりTDL−SLC荷重が乗算された受信信号を減算する減算部10とを設けることで、サブアレー1−1〜1−MにおけるTDL−SLC処理で完全に抑圧できずに残っている干渉波を抑圧するようにしてもよい。
また、図3におけるTDL−SLC処理部4の代わりに、アダプティブアレー処理部7を実装するようにしてもよい(図4を参照)。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、サブアレー1を構成している複数の主アンテナ3の受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー内でのTDL−SLC処理を実施し、TDL−SLC処理後の受信信号に消え残っている干渉波を抑圧するサブアレー間でのTDL−アダプティブアレー処理を実施するものを示したが、使用条件によっては、アダプティブアレー処理部6による干渉波の抑圧性能が劣化する場合がある。
具体的には、以下の通りである。
実際のハードウェアを考える場合、各々のサブアレー1内では、補助アンテナ3毎の周波数特性に微妙な差異が生じ、広帯域妨害波到来時には受信信号の周波数特性にばらつきが生じる(サブアレー1内でアダプティブアレー処理を行う場合、主アンテナ2毎の周波数特性に微妙な差異が生じ、受信信号の周波数特性にばらつきが生じる)。
上記実施の形態1では、このばらつきに対処するため、SLC処理やアダプティブアレー処理を行う前にTDL処理を実施して、空間のみならず、周波数方向でも、干渉波の抑圧を行う構成を用いている。
しかし、サブアレー内の抑圧処理における自由度が不足する場合(サブアレー1内の干渉波抑圧処理が有する自由度を超える干渉波が到来している場合)、TDL処理で生成された各遅延信号に対応する消え残り成分が生じる。
この広帯域干渉波の消え残り成分は、TDL処理のタップ毎に独立であり、サブアレー間でも独立な信号成分となる。
このとき、図5の処理フローを用いると、アダプティブアレー処理部6におけるサブアレー間での干渉波抑圧処理には、上記の消え残り成分が混在している受信信号が入力されるため、干渉波信号成分の数が、サブアレー内での干渉波抑圧処理を行う前よりも増加する。
増加後の干渉波信号成分の数が、サブアレー間での干渉波抑圧処理の自由度を超えると、アダプティブアレー処理部6による干渉波の抑圧性能が劣化する問題を生じる。
そこで、この実施の形態2では、サブアレー1を構成している複数の主アンテナ3の受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー内でのTDL−SLC処理を実施しても、TDL−SLC処理後の受信信号に消え残っている干渉波がある場合、アダプティブアレー処理部6が、TDL−SLC処理後の受信信号に対するTDL−アダプティブアレー処理を実施するのではなく、TDL−SLC処理前の受信信号に対するTDL−アダプティブアレー処理を実施するようにする。
図6はこの発明の実施の形態2による干渉波抑圧装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
TDL−SLC処理部11は図1のTDL−SLC処理部4と同様に、サブアレー内で干渉波を抑圧する際に必要なTDL−SLC荷重を算出して、そのTDL−SLC荷重を補助アンテナ3の受信信号に乗算する処理を実施するが、抑圧処理制御部13からTDL−SLC処理を実施しない旨を示す制御信号を受けると、TDL−SLC処理の実施を停止して、出力信号を0にする。なお、TDL−SLC処理部11は第1の干渉波抑圧手段を構成している。
アダプティブアレー処理部12は抑圧処理制御部13からTDL−アダプティブアレー処理を実施する旨を示す制御信号を受けると、サブアレー1−1〜1−Mの出力信号(主アンテナ2の受信信号)に対して異なる遅延時間を与えるTDL構成を備え、異なる遅延時間を与えている複数の受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー間でのTDL−アダプティブアレー処理を実施する。一方、抑圧処理制御部13からTDL−アダプティブアレー処理を実施しない旨を示す制御信号を受けると、サブアレー1−1〜1−Mの出力信号(TDL−SLC処理後の受信信号)を合成して出力する処理を実施する。なお、アダプティブアレー処理部12は第2の干渉波抑圧手段を構成している。
抑圧処理制御部13はTDL−SLC処理部11によりTDL−SLC処理が実施されることによる干渉波の消え残りの有無を判定し、TDL−SLC処理後の受信信号の中に干渉波の消え残りが無いと判定すれば、TDL−アダプティブアレー処理を実施しない旨を示す制御信号をアダプティブアレー処理部12に出力し、TDL−SLC処理後の受信信号の中に干渉波の消え残りが有ると判定すれば、TDL−SLC処理を実施しない旨を示す制御信号をTDL−SLC処理部11に出力するとともに、TDL−アダプティブアレー処理を実施する旨を示す制御信号をアダプティブアレー処理部12に出力する処理を実施する。なお、抑圧処理制御部13は抑圧処理制御手段を構成している。
この実施の形態2では、抑圧処理制御部13を図1の構成に適用する例を説明するが、抑圧処理制御部13を図2〜図4の構成に適用するようにしてもよい。
図6の例では、干渉波抑圧装置の構成要素の一部であるTDL−SLC処理部11、減算部5、アダプティブアレー処理部12及び抑圧処理制御部13のそれぞれが専用のハードウェア(例えば、CPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコン)で構成されているものを想定しているが、干渉波抑圧装置がコンピュータで構成されていてもよい。
干渉波抑圧装置がコンピュータで構成されている場合、TDL−SLC処理部11、減算部5、アダプティブアレー処理部12及び抑圧処理制御部13の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
図7はこの発明の実施の形態2による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
この実施の形態2では、サブアレー内での干渉波抑圧処理の自由度より、サブアレー間での干渉波抑圧処理の自由度が高い場合(サブアレー間での干渉波抑圧処理の方が、対処可能干渉波数が多い場合)を想定する。
サブアレー1−1〜1−Mには所望波と複数の干渉波が到来しており、サブアレー1−1〜1−Mにおける複数の主アンテナ2及び補助アンテナ3が、所望波及び複数の干渉波を受信する。
サブアレー1−1〜1−MのTDL−SLC処理部11は、複数の補助アンテナ3の受信信号を入力し、図1のTDL−SLC処理部4と同様に、サブアレー内で干渉波を抑圧する際に必要なTDL−SLC荷重wを算出して、そのTDL−SLC荷重wをTDL処理後の補助アンテナ3の受信信号xaux,n(t)に乗算し、その乗算結果w・xaux,n(t)を減算部5に出力する。
減算部5は、TDL−SLC処理部11の乗算結果w・xaux,n(t)を受けると、上記実施の形態1と同様に、主アンテナ2の受信信号xmain(t)からTDL−SLC処理部11の乗算結果w・xaux,n(t)を減算して、主アンテナ2の受信信号xmain(t)に含まれている干渉波を抑圧するTDL−SLC処理を実施する(図7のステップST11)。
減算部5は、TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)をアダプティブアレー処理部12及び抑圧処理制御部13に出力する。
抑圧処理制御部13は、TDL−SLC処理部11からTDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)を受けると、その受信信号yslc(t)の中に干渉波の消え残りがあるか否かを判定する(ステップST12)。
例えば、TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)の信号電力と受信機の雑音電力(雑音電力は既知)を比較し、その受信信号yslc(t)の信号電力が受信機の雑音電力以上であれば、干渉波が消え残っていると判定する。一方、その受信信号yslc(t)の信号電力が受信機の雑音電力未満であれば、干渉波が消え残っていないと判定する。
あるいは、TDL−SLC処理前の受信信号yslc(t)の信号電力と、TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)の信号電力との信号電力比を求め、その信号電力比が所定の閾値未満であれば、干渉波が消え残っていると判定し、その信号電力比が所定の閾値以上であれば、干渉波が消え残っていないと判定する。
抑圧処理制御部13は、TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)の中に干渉波の消え残りが無いと判定すれば、干渉波の抑圧が十分に行われているため(ステップST13;YES)、TDL−アダプティブアレー処理を実施しない旨を示す制御信号をアダプティブアレー処理部12に出力する。
アダプティブアレー処理部12は、抑圧処理制御部13からTDL−アダプティブアレー処理を実施しない旨を示す制御信号を受けると、サブアレー1−1〜1−Mの出力信号(TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t))を合成して出力する。
抑圧処理制御部13は、TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)の中に干渉波の消え残りが有ると判定すれば、干渉波の抑圧が十分に行われていないため(ステップST13;NO)、TDL−SLC処理を実施しない旨を示す制御信号をTDL−SLC処理部11に出力するとともに、TDL−アダプティブアレー処理を実施する旨を示す制御信号をアダプティブアレー処理部12に出力する。
TDL−SLC処理部11は、抑圧処理制御部13からTDL−SLC処理を実施しない旨を示す制御信号を受けると、TDL−SLC処理の実施を中止して、出力信号を0にする。
これにより、減算部5では、主アンテナ2の受信信号xmain(t)を受信信号yslc(t)としてアダプティブアレー処理部12に出力する。
アダプティブアレー処理部12は、抑圧処理制御部13からTDL−アダプティブアレー処理を実施する旨を示す制御信号を受けると、サブアレー1−1〜1−Mの出力信号yslc(t)(主アンテナ2の受信信号xmain(t))に対して異なる遅延時間を与え、異なる遅延時間を与えている複数の出力信号yslc(t)に対するTDL−アダプティブアレー処理を実施して、その出力信号yslc(t)に含まれている干渉波を抑圧する(ステップST14)。
ここでのTDL−アダプティブアレー処理は、TDL−SLC処理前の受信信号に対するサブアレー間でのアダプティブアレー処理であるため、TDL−SLC処理に伴う干渉波信号成分の数の増加がない。このため、アダプティブアレー処理部12において、干渉波抑圧性能の劣化問題を生じることはない。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、TDL−SLC処理後の受信信号の中に干渉波の消え残りが無いと判定すれば、その受信信号を出力する一方、TDL−SLC処理後の受信信号の中に干渉波の消え残りが有ると判定すれば、TDL−SLC処理前の受信信号に対するサブアレー間でのTDL−アダプティブアレー処理を実施して、TDL−アダプティブアレー処理後の受信信号を出力するように構成したので、上記実施の形態1では干渉波を十分に抑圧することができない場合でも、干渉波を抑圧することができる効果を奏する。
実施の形態3.
上記実施の形態2では、干渉波の抑圧が十分に行われていない場合、TDL−SLC処理前の受信信号に対するサブアレー間でのアダプティブアレー処理を実施するものを示したが、干渉波の抑圧処理を行う前に遅延時間を与えない非TDL構成のSLC処理を実施し、非TDL構成のSLC処理後の受信信号に対するサブアレー間でのTDL−アダプティブアレー処理を実施するようにしてもよい。
図8はこの発明の実施の形態3による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
サブアレー1−1〜1−MのTDL−SLC処理部11は、複数の補助アンテナ3の受信信号に対して、異なる遅延時間を与えるTDL処理を実施し、TDL処理後の補助アンテナ3の受信信号xaux,n(t)を用いて、サブアレー内で干渉波を抑圧する際に必要なTDL−SLC荷重wを算出する。
そして、TDL−SLC処理部11は、そのTDL−SLC荷重wをTDL処理後の補助アンテナ3の受信信号xaux,n(t)に乗算し、その乗算結果w・xaux,n(t)を減算部5に出力する。
減算部5は、TDL−SLC処理部11の乗算結果w・xaux,n(t)を受けると、上記実施の形態2と同様に、主アンテナ2の受信信号xmain(t)からTDL−SLC処理部11の乗算結果w・xaux,n(t)を減算して、主アンテナ2の受信信号xmain(t)に含まれている干渉波を抑圧するTDL−SLC処理を実施する(図8のステップST11)。
減算部5は、TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)をアダプティブアレー処理部12及び抑圧処理制御部13に出力する。
抑圧処理制御部13は、TDL−SLC処理部11からTDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)を受けると、その受信信号yslc(t)の中に干渉波の消え残りがあるか否かを判定する(ステップST12)。
抑圧処理制御部13は、TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)の中に干渉波の消え残りが無いと判定すれば、干渉波の抑圧が十分に行われているため(ステップST13;YES)、TDL−アダプティブアレー処理を実施しない旨を示す制御信号をアダプティブアレー処理部12に出力する。
アダプティブアレー処理部12は、抑圧処理制御部13からTDL−アダプティブアレー処理を実施しない旨を示す制御信号を受けると、サブアレー1−1〜1−Mの出力信号(TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t))を合成して出力する。
抑圧処理制御部13は、TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)の中に干渉波の消え残りが有ると判定すれば、干渉波の抑圧が十分に行われていないため(ステップST13;NO)、非TDLのSLC処理を実施する旨を示す制御信号をTDL−SLC処理部11に出力するとともに、TDL−アダプティブアレー処理を実施する旨を示す制御信号をアダプティブアレー処理部12に出力する。
サブアレー内での干渉波抑圧処理で、消え残り信号成分中の干渉波信号数が増加する要因の一つはTDL処理を実施することであるため、この実施の形態2では、非TDLのSLC処理を実施させるようにする。
TDL−SLC処理部11は、抑圧処理制御部13から非TDLのSLC処理を実施する旨を示す制御信号を受けると、複数の補助アンテナ3の受信信号(TDL処理を実施していない受信信号)を用いて、サブアレー内で干渉波を抑圧する際に必要な非TDLのSLC荷重wを算出する。
そして、TDL−SLC処理部11は、その非TDLのSLC荷重wを複数の補助アンテナ3の受信信号に乗算し、その乗算結果を減算部5に出力する。
減算部5は、TDL−SLC処理部11の乗算結果を受けると、主アンテナ2の受信信号xmain(t)からTDL−SLC処理部11の乗算結果を減算して、主アンテナ2の受信信号xmain(t)に含まれている干渉波を抑圧する非TDLのSLC処理を実施する(ステップST21)。
減算部5は、非TDLのSLC処理後の受信信号yslc(t)をアダプティブアレー処理部12に出力する。
アダプティブアレー処理部12は、抑圧処理制御部13からTDL−アダプティブアレー処理を実施する旨を示す制御信号を受けると、サブアレー1−1〜1−Mから出力された非TDLのSLC処理後の受信信号yslc(t)に対して異なる遅延時間を与え、異なる遅延時間を与えている複数の受信信号yslc(t)に対するTDL−アダプティブアレー処理を実施して、その受信信号yslc(t)に含まれている干渉波を抑圧する(ステップST22)。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、TDL−SLC処理を実施しても、干渉波の抑圧が十分でない場合、干渉波の抑圧処理を行う前に遅延時間を与えない非TDL構成のSLC処理を実施し、非TDL構成のSLC処理後の受信信号に対するサブアレー間でのTDL−アダプティブアレー処理を実施するように構成したので、上記実施の形態1では干渉波を十分に抑圧することができない場合でも、干渉波を抑圧することができる効果を奏する。
実施の形態4.
上記実施の形態2では、抑圧処理制御部13が、TDL−SLC処理部11によるTDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)に基づいて、その受信信号yslc(t)に干渉波の消え残りがあるか否かを判定するものを示したが、TDL−SLC処理部11によりTDL−SLC処理が実施される前に、TDL−SLC処理部11によるTDL−SLC処理で受信信号に含まれている干渉波を抑圧することが可能であるか否かを判定するようにしてもよい。
図9はこの発明の実施の形態4による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
抑圧処理制御部13は、TDL−SLC処理部11によりTDL−SLC処理が実施される前に、TDL−SLC処理部11によるTDL−SLC処理で受信信号に含まれている干渉波を抑圧することが可能であるか否かを判定する(図9のステップST31)。
例えば、主アンテナ2又は補助アンテナ3の受信信号を周波数領域の信号に変換(例えば、フーリエ変換)し、周波数分布から干渉波の種類を、受信信号に対する固有値解析等の一般的な信号処理を実施することで、その受信信号に含まれている干渉波の数を推定することができる。
その干渉波の推定数が、TDL−SLC処理部11の干渉は抑圧処理が有する自由度に対応する干渉波抑圧可能数(干渉波抑圧可能数は、補助アンテナ3の本数や、干渉波の種類によって決まる)以下であれば、TDL−SLC処理部11によるTDL−SLC処理で受信信号に含まれている干渉波を抑圧することが可能であると判定する。一方、その干渉波の推定数が、TDL−SLC処理部11の干渉波抑圧処理が有する自由度に対応する干渉波抑圧可能数を上回っていれば、TDL−SLC処理部11によるTDL−SLC処理で受信信号に含まれている干渉波を抑圧することが不可能であると判定する。
抑圧処理制御部13は、TDL−SLC処理部11によるTDL−SLC処理で受信信号に含まれている干渉波を抑圧することが可能であると判定すると(ステップST32;YES)、TDL−SLC処理を実施する旨を示す制御信号をTDL−SLC処理部11に出力する。
TDL−SLC処理部11は、抑圧処理制御部13からTDL−SLC処理を実施する旨を示す制御信号を受けると、図1のTDL−SLC処理部4と同様に、TDL処理後の補助アンテナ3の受信信号xaux,n(t)を用いて、サブアレー内で干渉波を抑圧する際に必要なTDL−SLC荷重wを算出する。
そして、TDL−SLC処理部11は、そのTDL−SLC荷重wをTDL処理後の補助アンテナ3の受信信号xaux,n(t)に乗算し、その乗算結果w・xaux,n(t)を減算部5に出力する。
減算部5は、TDL−SLC処理部11の乗算結果w・xaux,n(t)を受けると、主アンテナ2の受信信号xmain(t)からTDL−SLC処理部11の乗算結果w・xaux,n(t)を減算して、主アンテナ2の受信信号xmain(t)に対するTDL−SLC処理を実施して、その受信信号yslc(t)に含まれている干渉波を抑圧する(ステップST33)。
抑圧処理制御部13は、TDL−SLC処理部11によるTDL−SLC処理で受信信号に含まれている干渉波を抑圧することが不可能であると判定すると(ステップST32;NO)、上記実施の形態2と同様に、TDL−SLC処理を実施しない旨を示す制御信号をTDL−SLC処理部11に出力するとともに、TDL−アダプティブアレー処理を実施する旨を示す制御信号をアダプティブアレー処理部12に出力する。
TDL−SLC処理部11は、抑圧処理制御部13からTDL−SLC処理を実施しない旨を示す制御信号を受けると、TDL−SLC処理の実施を中止して、出力信号を0にする。
これにより、減算部5では、主アンテナ2の受信信号xmain(t)を受信信号yslc(t)としてアダプティブアレー処理部12に出力する。
アダプティブアレー処理部12は、抑圧処理制御部13からTDL−アダプティブアレー処理を実施する旨を示す制御信号を受けると、上記実施の形態2と同様に、サブアレー1−1〜1−Mの出力信号yslc(t)(主アンテナ2の受信信号xmain(t))に対して異なる遅延時間を与え、異なる遅延時間を与えている複数の出力信号yslc(t)に対するTDL−アダプティブアレー処理を実施して、その出力信号yslc(t)に含まれている干渉波を抑圧する(ステップST14)。
以上で明らかなように、この実施の形態4によれば、TDL−SLC処理部11によりTDL−SLC処理が実施される前に、TDL−SLC処理部11によるTDL−SLC処理で受信信号に含まれている干渉波を抑圧することが可能であるか否かを判定し、抑圧することが可能であると判定すれば、サブアレー内でのTDL−SLC処理を実施する一方、抑圧することが不可能であると判定すれば、TDL−SLC処理前の受信信号に対するサブアレー間でのTDL−アダプティブアレー処理を実施するように構成したので、上記実施の形態1では干渉波を十分に抑圧することができない場合でも、干渉波を抑圧することができる効果を奏する。
実施の形態5.
上記実施の形態4では、TDL−SLC処理部11によるTDL−SLC処理で抑圧することが不可能であると判定すれば、TDL−SLC処理前の受信信号に対するサブアレー間でのTDL−アダプティブアレー処理を実施するものを示したが、上記実施の形態3と同様に、干渉波の抑圧処理を行う前に遅延時間を与えない非TDL構成のSLC処理を実施し、非TDL構成のSLC処理後の受信信号に対するサブアレー間でのTDL−アダプティブアレー処理を実施するようにしてもよい。
図10はこの発明の実施の形態5による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。
この実施の形態5によれば、上記実施の形態1では干渉波を十分に抑圧することができない場合でも、干渉波を抑圧することができる効果を奏する。
実施の形態6.
上記実施の形態2では、抑圧処理制御部13が、TDL−SLC処理部11によりTDL−SLC処理が実施されることによる干渉波の消え残りの有無を判定し、干渉波の消え残りが有ると判定すれば、アダプティブアレー処理部12が、TDL−SLC処理前の受信信号に対するサブアレー間でのTDL−アダプティブアレー処理を実施するものを示したが、干渉波の消え残りが有ると判定すれば、当該サブアレーを構成している複数の補助アンテナ3の受信信号の他に、他のサブアレーを構成している複数の補助アンテナ3の受信信号を用いるTDL−SLC処理を実施するようにしてもよい。
この実施の形態6の場合、サブアレー間でのTDL−アダプティブアレー処理を実施しないので、アダプティブアレー処理部12は不要である。
図11はこの発明の実施の形態6による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。
また、図12は当該サブアレーを構成している複数の補助アンテナ3の受信信号の他に、他のサブアレーを構成している複数の補助アンテナ3の受信信号を用いるTDL−SLC処理を示す説明図である。
次に動作について説明する。
サブアレー1−1〜1−MのTDL−SLC処理部11は、複数の補助アンテナ3の受信信号を入力し、図1のTDL−SLC処理部4と同様に、サブアレー内で干渉波を抑圧する際に必要なTDL−SLC荷重wを算出して、そのTDL−SLC荷重wをTDL処理後の補助アンテナ3の受信信号xaux,n(t)に乗算し、その乗算結果w・xaux,n(t)を減算部5に出力する。
減算部5は、TDL−SLC処理部11の乗算結果w・xaux,n(t)を受けると、主アンテナ2の受信信号xmain(t)からTDL−SLC処理部11の乗算結果w・xaux,n(t)を減算して、主アンテナ2の受信信号xmain(t)に含まれている干渉波を抑圧するTDL−SLC処理を実施する(図11のステップST11)。
減算部5は、TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)を抑圧処理制御部13に出力する。
抑圧処理制御部13は、TDL−SLC処理部11からTDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)を受けると、その受信信号yslc(t)の中に干渉波の消え残りがあるか否かを判定する(ステップST12)。
抑圧処理制御部13は、TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)の中に干渉波の消え残りが無いと判定すれば、干渉波の抑圧が十分に行われているため(ステップST13;YES)、サブアレー1−1〜1−Mの出力信号(TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t))を合成して出力する。
抑圧処理制御部13は、TDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)の中に干渉波の消え残りが有ると判定すれば、干渉波の抑圧が十分に行われていないため(ステップST13;NO)、他のサブアレーを構成している複数の補助アンテナ3の受信信号を用いるTDL−SLC処理を実施する旨を示す制御信号をTDL−SLC処理部11に出力する。
TDL−SLC処理部11は、抑圧処理制御部13から他のサブアレーを構成している複数の補助アンテナ3の受信信号を用いるTDL−SLC処理を実施する旨を示す制御信号を受けると、TDL−SLC処理後の乗算結果w・xaux,n(t)の出力先である減算部5を切り替えるようにする。
図12の例では、図中左側のサブアレー(抑圧処理対象のサブアレーと隣接しているサブアレー)は、TDL−SLC処理後の乗算結果w・xaux,n(t)を抑圧処理対象のサブアレーの減算部5に出力しており、抑圧処理対象のサブアレーの減算部5は、主アンテナ2の受信信号xmain(t)から当該サブアレーにおけるTDL−SLC処理後の乗算結果w・xaux,n(t)を減算するとともに、図中左側のサブアレーにおけるTDL−SLC処理後の乗算結果w・xaux,n(t)を減算することで、主アンテナ2の受信信号xmain(t)に含まれている干渉波を抑圧するTDL−SLC処理を実施する(ステップST41)。
なお、図12には記載していないが、図中左側のサブアレーにおけるTDL−SLC処理部11は、TDL−SLC処理後の乗算結果w・xaux,n(t)を当該サブアレーにおける減算部5に対しても出力するようにしてもよい。
以上で明らかなように、この実施の形態6によれば、干渉波の消え残りが有ると判定すれば、当該サブアレーを構成している複数の補助アンテナ3の受信信号の他に、他のサブアレーを構成している複数の補助アンテナ3の受信信号を用いるTDL−SLC処理を実施するように構成したので、サブアレー内でのTDL−SLC処理の自由度が大きくなり、多くの干渉波が到来してきても、干渉波を抑圧することができる効果を奏する。
実施の形態7.
上記実施の形態6では、抑圧処理制御部13が、TDL−SLC処理部11によるTDL−SLC処理後の受信信号yslc(t)に基づいて、その受信信号yslc(t)に干渉波の消え残りがあるか否かを判定するものを示したが、上記実施の形態4と同様に、TDL−SLC処理部11によりTDL−SLC処理が実施される前に、TDL−SLC処理部11によるTDL−SLC処理で受信信号に含まれている干渉波を抑圧することが可能であるか否かを判定するようにしてもよい。
図13はこの発明の実施の形態7による干渉波抑圧装置の処理内容を示すフローチャートである。
この実施の形態7では、抑圧処理制御部13が、抑圧することが不可能であると判定すれば、上記実施の形態6と同様に、当該サブアレーを構成している複数の補助アンテナ3の受信信号の他に、他のサブアレーを構成している複数の補助アンテナ3の受信信号を用いるTDL−SLC処理を実施するようにする(ステップST41)。
これにより、上記実施の形態6と同様に、サブアレー内でのTDL−SLC処理の自由度が大きくなり、多くの干渉波が到来してきても、干渉波を抑圧することができる効果を奏する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1−1〜1−N サブアレー、2 主アンテナ、3 補助アンテナ(素子アンテナ)、4 TDL−SLC処理部(第1の干渉波抑圧手段)、5 減算部(第1の干渉波抑圧手段)、6 アダプティブアレー処理部(第2の干渉波抑圧手段)、7 アダプティブアレー処理部(第1の干渉波抑圧手段)、8 TDL−SLC処理部(第2の干渉波抑圧手段)、9 合成部(第2の干渉波抑圧手段)、10 減算部(第2の干渉波抑圧手段)、11 TDL−SLC処理部(第1の干渉波抑圧手段)、12 アダプティブアレー処理部(第2の干渉波抑圧手段)、13 抑圧処理制御部(抑圧処理制御手段)。

Claims (10)

  1. 所望波を受信する複数のサブアレーと、
    上記サブアレー毎に設けられ、当該サブアレーを構成している複数の素子アンテナの受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー内での干渉波抑圧処理を実施する第1の干渉波抑圧手段と、
    上記複数のサブアレーの受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー間での干渉波抑圧処理を実施する第2の干渉波抑圧手段と、
    上記第1の干渉波抑圧手段により干渉波抑圧処理が実施されることによる干渉波の消え残りの有無を判定し、その判定結果に応じて、上記第1及び第2の干渉波抑圧手段における干渉波抑圧処理を制御する抑圧処理制御手段とを備え、
    上記抑圧処理制御手段は、上記第1の干渉波抑圧手段によって、上記複数の素子アンテナの受信信号に対して異なる遅延時間を与えてから干渉波の抑圧処理を行うTDL構成の干渉波抑圧処理が実施されたのち、上記干渉波抑圧処理後の受信信号の中に干渉波の消え残りがあるか否かを判定し、干渉波の消え残りが無いと判定すれば、上記干渉波抑圧処理後の受信信号を出力する一方、上記干渉波抑圧処理後の受信信号の中に干渉波の消え残りが有ると判定すれば、上記複数の素子アンテナの受信信号に対して遅延時間を与えないで干渉波の抑圧処理を行う非TDL構成の干渉波抑圧処理の実施を上記第1の干渉波抑圧手段に指示するとともに、上記第1の干渉波抑圧手段による非TDL構成の干渉波抑圧処理後の受信信号に消え残っている干渉波を抑圧するサブアレー間での干渉波抑圧処理の実施を上記第2の干渉波抑圧手段に指示して、上記第2の干渉波抑圧手段による干渉波抑圧処理後の受信信号を出力することを特徴とする干渉波抑圧装置。
  2. 所望波を受信する複数のサブアレーと、
    上記サブアレー毎に設けられ、当該サブアレーを構成している複数の素子アンテナの受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー内での干渉波抑圧処理を実施する第1の干渉波抑圧手段と、
    上記複数のサブアレーの受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー間での干渉波抑圧処理を実施する第2の干渉波抑圧手段と、
    上記第1の干渉波抑圧手段により干渉波抑圧処理が実施されることによる干渉波の消え残りの有無を判定し、その判定結果に応じて、上記第1及び第2の干渉波抑圧手段における干渉波抑圧処理を制御する抑圧処理制御手段とを備え、
    上記抑圧処理制御手段は、上記第1の干渉波抑圧手段によって、上記複数の素子アンテナの受信信号に対して異なる遅延時間を与えてから干渉波の抑圧処理を行うTDL構成の干渉波抑圧処理が実施されることで、上記受信信号に含まれている干渉波を抑圧することが可能であるか否かを判定し、抑圧することが可能であると判定すれば、上記TDL構成の干渉波抑圧処理の実施を上記第1の干渉波抑圧手段に指示して、上記第1の干渉波抑圧手段による干渉波抑圧処理後の受信信号を出力する一方、抑圧することが不可能であると判定すれば、上記第1の干渉波抑圧手段による干渉波抑圧処理前の受信信号に対するサブアレー間での干渉波抑圧処理の実施を上記第2の干渉波抑圧手段に指示して、上記第2の干渉波抑圧手段による干渉波抑圧処理後の受信信号を出力することを特徴とする干渉波抑圧装置。
  3. 所望波を受信する複数のサブアレーと、
    上記サブアレー毎に設けられ、当該サブアレーを構成している複数の素子アンテナの受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー内での干渉波抑圧処理を実施する第1の干渉波抑圧手段と、
    上記複数のサブアレーの受信信号に含まれている干渉波を抑圧するサブアレー間での干渉波抑圧処理を実施する第2の干渉波抑圧手段と、
    上記第1の干渉波抑圧手段により干渉波抑圧処理が実施されることによる干渉波の消え残りの有無を判定し、その判定結果に応じて、上記第1及び第2の干渉波抑圧手段における干渉波抑圧処理を制御する抑圧処理制御手段とを備え、
    上記抑圧処理制御手段は、上記第1の干渉波抑圧手段によって、上記複数の素子アンテナの受信信号に対して異なる遅延時間を与えてから干渉波の抑圧処理を行うTDL構成の干渉波抑圧処理が実施されることで、上記受信信号に含まれている干渉波を抑圧することが可能であるか否かを判定し、抑圧することが可能であると判定すれば、上記TDL構成の干渉波抑圧処理の実施を上記第1の干渉波抑圧手段に指示して、上記第1の干渉波抑圧手段による干渉波抑圧処理後の受信信号を出力する一方、抑圧することが不可能であると判定すれば、上記複数の素子アンテナの受信信号に対して遅延時間を与えないで干渉波の抑圧処理を行う非TDL構成の干渉波抑圧処理の実施を上記第1の干渉波抑圧手段に指示するとともに、上記第1の干渉波抑圧手段による非TDL構成の干渉波抑圧処理後の受信信号に消え残っている干渉波を抑圧するサブアレー間での干渉波抑圧処理の実施を上記第2の干渉波抑圧手段に指示して、上記第2の干渉波抑圧手段による干渉波抑圧処理後の受信信号を出力することを特徴とする干渉波抑圧装置。
  4. 上記抑圧処理制御手段は、上記第1の干渉波抑圧手段による干渉波抑圧処理後の受信信号の信号電力と雑音電力と比較し、上記受信信号の信号電力が上記雑音電力以上であれば、干渉波が消え残っていると判定することを特徴とする請求項記載の干渉波抑圧装置。
  5. 上記抑圧処理制御手段は、上記第1の干渉波抑圧手段による干渉波抑圧処理前後の受信信号の信号電力比を求め、上記信号電力比が所定の閾値未満であれば、干渉波が消え残っていると判定することを特徴とする請求項記載の干渉波抑圧装置。
  6. 上記抑圧処理制御手段は、上記第1の干渉波抑圧手段によりTDL構成の干渉波抑圧処理が実施される前に、上記複数の素子アンテナの受信信号に含まれている干渉波の数を推定し、上記干渉波の数が上記複数の素子アンテナの本数に対応する干渉波の抑圧可能数以下であれば、上記第1の干渉波抑圧手段による干渉波抑圧処理で受信信号に含まれている干渉波を抑圧することが可能であると判定することを特徴とする請求項2または請求項3記載の干渉波抑圧装置。
  7. 上記第1の干渉波抑圧手段は、干渉波抑圧処理としてSLC処理を実施することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の干渉波抑圧装置。
  8. 上記第1の干渉波抑圧手段は、干渉波抑圧処理としてアダプティブアレー処理を実施することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の干渉波抑圧装置。
  9. 上記第2の干渉波抑圧手段は、干渉波抑圧処理としてSLC処理を実施することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の干渉波抑圧装置。
  10. 上記第2の干渉波抑圧手段は、干渉波抑圧処理としてアダプティブアレー処理を実施することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の干渉波抑圧装置。
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