JP6613802B2 - アンテナ装置、アンテナ装置の制御方法、およびアンテナ装置の制御プログラム - Google Patents

アンテナ装置、アンテナ装置の制御方法、およびアンテナ装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、アンテナ装置、アンテナ装置の制御方法、およびアンテナ装置の制御プログラムに関するものである。
近年、無線通信の急激な普及に伴い、無線周波数帯域の不足が問題になっている。そこで、周波数の逼迫を解消するために、ビームフォーミング(beamforming)と呼ばれるアンテナ技術が、多く利用されるようになった。
このビームフォーミングは、アンテナから放射する電波に指向性を与える技術であり、特定の方向にのみ電波を放射することで、信号品質を向上させるとともに、通信相手ではない他の無線装置への不要な放射を抑圧することができる。
そして、ビームフォーミングには、後で説明するデジタルビームフォーミング(Digital Beamforming、以下DBF)と、アナログビームフォーミング(Analog Beamforming)がある。
尚、上記はアンテナから電波を放射、即ち送信する場合を説明しているが、アンテナの可逆性により受信にも同じ特性を示す。そして、ビームフォーミングを受信に用いた場合は、特定の方向からの電波のみ受信することで、信号品質を向上させるとともに、通信相手ではない他の無線装置から放射される電波の受信を抑圧することが出来る。そこで、本明細書における放射は、送信と受信の両方を指すこととする。
ここで、ビームフォーミングを実現する代表的な技術である、フェーズドアレイアンテナ(Phased Array Antenna)について説明する。フェーズドアレイアンテナは、複数のアンテナ素子(以下、素子)を配列して構成されるアレイアンテナ(Array Antenna)の一種である。このアレイアンテナは、各素子から放射される電波を空間合成することで、特定の方向に放射の指向性を得ることが出来る。
そして、フェーズドアレイアンテナは、アレイアンテナの各素子に給電される無線信号の位相を変えることで、各素子から放射される電波を空間合成し、放射の指向性制御を可能にするものである。この、アレイアンテナの各素子に給電される無線信号の位相を変える手段は、アナログ回路で実現されるので、フェーズドアレイアンテナは、アナログビームフォーミングアンテナの一種である。
しかしながら、フェーズドアレイアンテナを含むアレイアンテナは、所望する指向性以外の方向に指向性を有するサイドローブ(side lobe)が、原理的に存在する。サイドローブは、受信時には通信相手ではない他の無線装置の電波を不要波として受信するため、受信感度劣化の大きな要因となる。従って、サイドローブを低減すれば受信感度の劣化を防ぐことが出来る。
そこでサイドローブ低減手法として、非特許文献1に示される様に、チェビシェフ分布やテイラー分布に基づいて、各素子に対して振幅重みづけをする手法が多く用いられている。これらの分布に基づいて素子の振幅重みづけを行うことで、サイドローブを低減できる。しかし、このサイドローブを低減する手法を用いた場合、サイドローブの低減は一様であり、強度が特に大きい不要波については、低減効果が不充分なことがある。
一方、アレイアンテナの放射特性として、一般的にサイドローブの他にヌル点が生じる。このヌル点(null point)は、アレイアンテナの各素子から放射される電波を空間合成した結果、アンテナの放射が極端に小さくなる方向のことである。そして、ヌル点では、電波をほとんど受信しない。
そこで、不要波の到来方向にはサイドローブを向けず、ヌル点の方向と一致するように放射特性を制御することで、不要波の受信を抑圧する技術がある。この技術はヌル点制御と呼ばれる。ヌル点制御による不要波の受信の抑圧は、先に説明したサイドローブを低減することによる不要波の抑圧と比べて、不要波の強度の低減効果が大きい。
特許文献1では、ヌル点制御技術を用いたアンテナとして、デジタルビームフォーミング(Digital Beamforming、以下DBF)技術によるヌル点制御を行うアンテナ装置を提示している。
図7に、この特許文献1に提示されるアンテナ装置70の構成を示す。
アンテナ装置70のアンテナ素子701、702、・・・、70nで受信した信号は、周波数変換器711、712、・・・、71nで、発振器732の出力と周波数混合されて低い周波数に変換される。更に、周波数変換器711〜71nの出力は、それぞれAD変換器721、722、・・・、72nによってデジタル信号に変換される。そして、デジタル信号処理部731は、AD変換器721〜72nから受けた信号に基づいて電波の到来波数、到来方向、および相対電力を検出して、更に、所望波と不要波を認識する。そして、デジタル信号処理部731は、所望波の方向に指向性を有し、かつ不要波の方向に対してヌル点を形成するために、各素子に与えるウエイト(重みづけ係数)を算出する。更に、デジタル信号処理部731は、各素子で受信された信号とウエイトとの積和を取って、信号の復号手段、あるいは復調手段へ出力する。
ここで、受信信号からウエイトを算出する方法としては、MUSIC(Multiple Signal Classification)法などのヌル走査と呼ばれるアルゴリズムを用いる。
このように、特許文献1に示されるアンテナ装置等のDBFアンテナは、複数の素子で放射する各々の信号を、途中で合成したり分配したりせず、そのままデジタル信号処理部に取り込んで、演算結果として指向性を実現するものである。
ところが、DBFアンテナを用いると、第5世代移動通信(5G;5th Generation mobile communication system)で計画されているように通信機に搭載する素子が多数になった場合に、AD変換器の数も多数になる。更に、AD変換器の数が多いことやAD変換器の消費電力が大きくなる問題の他に、デジタル信号処理回路における処理の負荷が大きくなることも問題である。
そこで、DBFではなく、アナログビームフォーミングによるヌル点制御が提案されている。このアナログビームフォーミングによるヌル点制御では、受信信号とウエイトの積和をアナログ回路で行うので、DBFによるヌル点制御と比べてAD変換器の数を低減することが出来る。
しかし、アナログビームフォーミングによるヌル点制御は、DBFと比較して複雑なアルゴリズムが使用出来ない、周波数偏差に弱い、演算精度が低いなどの欠点がある。その一方で、アナログビームフォーミングによるヌル点制御は、DBFと比較してAD変換器数の低減、およびそれに伴うデジタル信号処理の負荷低減という大きな利点を有する。そのためアナログビームフォーミングによるヌル点制御は、ミリ波などの帯域幅の広い通信で開発が行われている。
そして、アナログビームフォーミングによるヌル点制御技術として、非特許文献2では、方向拘束付電力最小化(Directionally Constrained Minimization of Power;以下DCMP)法が、提示されている。
このDCMP法は、所望波および不要波の到来方向が既知であるという条件が必要であるものの、他の不要波を抑圧することが可能なヌル走査型のアルゴリズムである。そして、電波の到来方向は、非特許文献3に示されるビームフォーマ法を用いることで、推定が可能である。この様に、DCMP法とビームフォーマ法を用いることで、アナログビームフォーミングでヌル点制御が可能となり、素子全部にAD変換器を配置する必要がなくなる。
そして、前述のようにヌル点制御による不要波の受信の抑圧は、サイドローブを低減することによる不要波の抑圧と比べて、不要波の強度の低減効果が大きい。
しかし、ヌル点制御技術は、生成可能なヌル点の数に制限がある。そのため、ヌル点制御で生成可能なヌル点の数を超える多数の不要波を低減する場合には、ヌル点制御よりサイドローブを低減する方が不要波の影響を低減出来ることがある。
特開2000−138520号公報
電子情報通信学会web版「知識の森」4群−2編−7章、7−2−1低サイドローブアンテナ、http://www.ieice-hbkb.org/files/04/04gun_02hen_07.pdf 電子情報通信学会論文誌B Vol.J83-B No.2 pp.216-2242000年2月、「OFDM−CDMA通信方式へのDMPアダプティブアレーの適用」 電子情報通信学会web版「知識の森」4群−2編−8章、8−4到来方向推定、http://www.ieice-hbkb.org/files/04/04gun_02hen_08.pdf
そこで、前述のDCMP法とチェビシェフ分布のどちらが高品質な通信が可能であるかを確認するためには、図8に示すようにDCMP法とチェビシェフ分布による重みづけによる手法をアンテナ装置にそれぞれ適用して、通信品質の評価を行う必要があった
ここで、通信相手から予め取り決めた信号を受信して、ビットエラー数をカウントすることで通信品質の評価を行う場合、一般的な無線通信におけるエラーレートは、10のマイナス4乗から10のマイナス6乗程度である。従って、評価に用いる符号は10の6乗回以上の通信を行う必要がある。
この通信品質の評価のための通信時間中は、利用者のデータを通信することができないため、利用者がデータの通信を開始する前に長い時間が必要となる。
本発明のアンテナ装置、アンテナ装置の制御方法、およびアンテナ装置の制御プログラムは、干渉波を低減するためのアンテナ素子の重みづけ係数を、短時間に設定することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のアンテナ装置は、複数のアンテナ素子と、前記アンテナ素子の各々に接続され位相と振幅を設定する制御回路と、前記制御回路の出力を加算して受信強度を検出し、前記制御回路の位相と振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波の方向には指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記制御回路に対して位相と振幅を設定する指示を出す信号処理部とを備える。
上記の目的を達成するために、本発明のアンテナ装置の制御方法は、複数のアンテナ素子で受信したそれぞれの信号の位相と振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波の方向には指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記制御回路に対して位相と振幅を設定する。
上記の目的を達成するために、本発明のアンテナ装置の制御プログラムは、複数のアンテナ素子で受信したそれぞれの信号の位相と振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波の方向に指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記信号の位相と振幅を設定する。
本発明によれば、アンテナ装置、アンテナ装置の制御方法、およびアンテナ装置の制御プログラムは、干渉波を低減するためのアンテナ素子の重みづけ係数を、短時間に設定することが可能になる。
第1の実施形態の構成例を示す図である。 第1の実施形態の動作を説明する図である。 第1の実施形態の動作を説明する図である。 第2の実施形態の動作を説明する図である。 第3の実施形態の構成例を示す図である。 第3の実施形態の動作を説明する図である。 関連技術の構成例を示す図である。 関連技術の動作を説明する図である。 第4の実施形態の構成例を示す図である。
[第1の実施形態]
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図1に第1の実施形態の構成を示す。
受信機10は、アンテナ素子である素子101、素子102、・・・、素子10nと、各素子に接続される周波数変換回路である周波数変換器111、周波数変換器112、・・・、周波数変換器11nを備える。そして、周波数変換器111〜11nには、信号の振幅を制御する回路である振幅制御部121、振幅制御部122、・・・、振幅制御部12nが接続される。更に、振幅制御部121〜12nには、信号の位相を制御する回路である位相制御部131、位相制御部132、・・・、位相制御部13nが接続される。
また、受信機10は、位相制御部131〜13nから出力される信号を加算する回路である加算器140が接続され、この加算器140には、アナログ信号をデジタル信号に変換する回路であるAD変換器141が接続される。更に、AD変換器141の出力には、デジタル信号処理回路であるデジタル信号処理部142が接続される。そして、デジタル信号処理部142は、振幅制御部121〜12n、および位相制御部131〜13nに対して制御信号を送る回路である制御部143と、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)である判断部144を含む。更に、受信機10は、信号の発振回路である発振器145を備える。
尚、図1において、主信号の経路と区別するため、制御部108と他の構成要素とを接続する制御線は点線で示している。
[動作の説明]
次に本実施形態の動作の説明を、図を参照して説明する。
図1において、素子101で受信した信号は、発振器145から出力されるローカル信号と、周波数変換器111で周波数混合されてベースバンド周波数に周波数変換される。
次いで、振幅制御部121で振幅の重みづけが設定される。更に位相制御部131にて位相の設定が行われる。
素子102〜10n、周波数変換器112〜11n、振幅制御部122〜12n、位相制御部132〜13nの動作についても、素子101、周波数変換器111、振幅制御部121、位相制御部131と同様であるため、説明は省略する。
そして、位相制御部131から位相制御部13nのすべての出力信号は、加算器140で加算されることで、後述のアナログビームフォーミングが行われる。
更に、加算器140の出力は、AD変換器141でデジタル信号に変換された後に、デジタル信号処理部142で復調等の信号処理を行う。
次に、アナログビームフォーミングの動作について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。
初めに、受信機10は、所望波と干渉波の到来方向および強度と、干渉波の数を探索する(S201)。これは、前述の非特許文献3に示されるビームフォーマ法等を用いて行うことが可能である。
このビームフォーマ法は、最も基本的な到来方向推定法で、同位相で励振したアレーアンテナの最大放射方向であるメインローブ(main lobe)を全方向にわたって走査し、アレーアンテナの出力電力が大きくなる方向を探す方法である。
具体的には、判断部144は制御部143に対して、素子101〜10nの各々から放射する電波が同方向になる様に、位相制御部131〜13nの移相値を設定する指示を行う。そして、制御部143は、位相制御部131〜13nの移相値を設定し、デジタル信号処理部142は、AD変換器141の出力を検出する。
次いで、判断部144は制御部143に対して、位相制御部131〜位相制御部13nの移相値をそれぞれ同じ値だけ変化させる指示を行う。そして、制御部143は位相制御部131〜13nに対して移相値を変化させる指示を行い、位相制御部131〜13nは移相値に従って位相を変化させる。その結果、素子101〜10nの各々から放射する電波の方向は一致しつつ、位相の変化前とは別の方向に動く。そして、デジタル信号処理部142は、AD変換器141の出力を検出する。
これを繰り返すことで、デジタル信号処理部142は、全方向について出力を検出して、受信機10は所望波と干渉波の到来方向および強度と、干渉波の数を検知する。
尚、アナログビームフォーミングを用いる通信では、受信機10はアライメントと呼ばれる通信相手の探索を行うことが多い。このアライメントの際に、受信機10はビームフォーマ法を用いることで通信相手の探索と共に、干渉波の強度および到来方向・数を検知することが出来る。本実施形態では、受信機10はアライメントの際に、干渉波の強度および到来方向・数を検知する。
ステップS201において、受信機10が所望波と干渉波の到来方向および強度と、干渉波の数を検知した結果に基づいて、判断部144は、強度がA以上の干渉波の数がN個以下かどうかを判断する(S202)。
ここで、強度AとN(個)の値の設定方法について述べる。
まず、設計時に、受信機10が受信する所望波のS/N比(signal-to-noise ratio;信号対雑音比)の最小値を決定する。受信機10は、このS/N比が大きいほど、干渉波を含む雑音強度に対する所望波の強度が大きいので通信品質は良くなる。逆に、受信機10は、S/N比が小さいほど通信品質が劣化する。そこで、設計時点で受信機10のS/N比の最小許容値を決める。
次に、N(個)の値は受信機10が生成可能なヌル点の数とする。一般的に、アレイアンテナの生成可能なヌル点の数は、最大で(素子数−1)である。そこで、N(個)を(N=素子数−1)と設定する。
更に、先に決定したS/N比の最小許容値から干渉波以外の雑音強度を減じた値を、Nで除した値を強度Aに決定する。
つまり、(強度A×N+干渉波以外の雑音=S/N比の最小許容値)の関係になるように強度Aを決定する。
このようにすることで、ステップS202で強度A以上の干渉波の数がN個以下の場合、受信機10は、強度A以上のすべての干渉波に対してヌルを向けることが可能となり、干渉波の強度を低減出来る。
尚、ヌル点制御は、同じ素子数のアレイアンテナであれば、低減しようとするヌル点の数が少ない方が、ヌル点における受信強度の低減効果は大きくなる傾向がある。そこで、ステップS202におけるNを(素子数−1)より小さい値に設定すれば、Nを(素子数−1)に設定する場合と比べて、ヌル点における干渉波強度の低減効果を大きくすることが出来る。従って、受信機10の通信品質に余裕を持たせる設計とするために、Nを(素子数−1)より小さく設定しても良い。
また、強度Aの値が(強度A×N=S/N比の最小許容値)の関係を満足する強度Aの値より小さく設定されると、干渉波の許容強度の合計値が小さくなるのでS/N比が大きくなる。従って、受信機10の通信品質に余裕を持たせる設計とするために、強度Aの値を(強度A×N=S/N比の最小許容値)の関係を満足する強度Aの値より小さく設定しても良い。
ステップS202で、強度がA以上の干渉波の数がN個以下であると判断されると(S202でY)、判断部144は、各干渉波の到来方向にヌル点が位置するように、各素子の重みづけ係数をDCMP法で算出する(S203)。
続いて、制御部143は、ステップS203で判断部144が算出した重みづけ係数に基づいて、振幅制御部121〜振幅制御部12nのそれぞれに振幅情報を伝える信号を送出する。そして、振幅制御部121〜振幅制御部12nは制御部143から受信した信号の情報に基づいて、制御部143が指定する振幅に設定する。
また、制御部143は、ステップS203で判断部144が算出した重みづけ係数に基づいて、位相制御部131〜位相制御部13nのそれぞれに移相値を伝える信号を送出する。そして、位相制御部131〜位相制御部13nは、制御部143から受信した信号の情報に基づいて、制御部143が指定する移相値に設定する。
この様にして、ビームフォーミングが行われ、受信機10は通信を開始する(S205)。
一方、ステップS202で、強度がA以上の干渉波の数がN個より多いと判断されると(S202でN)、判断部144は、各素子の重みづけ係数をチェビシェフ分布に従って算出する(S204)。
続いて、制御部143は、ステップS204で判断部144が算出した重みづけ係数に基づいて、振幅制御部121〜振幅制御部12nのそれぞれに振幅情報を伝える信号を送出する。そして、振幅制御部121〜振幅制御部12nは制御部143から受信した信号の情報に基づいて、制御部143が指定する振幅に設定する。
また、制御部143は、ステップS204で判断部144が算出した重みづけ係数に基づいて、位相制御部131〜位相制御部13nのそれぞれに移相値を伝える信号を送出する。そして、位相制御部131〜位相制御部13nは、制御部143から受信した信号の情報に基づいて、制御部143が指定する移相値に設定する。
この様にして、ビームフォーミングが行われ、受信機10は通信を開始する(S205)。
[効果の説明]
本実施形態の受信機10の受信特性について、図3を用いて説明する。図3はアンテナ数4の平面アレイアンテナ受信機において、干渉波がある場合にDCMP法とチェビシェフ分布による重みづけを行った際の受信機の利得を示している。
ここで、DCMP法やチェビシェフ分布を用いず、各素子に重みづけをしない場合(図中で通常と表記)の結果と比較するため、縦軸は所望波の最大利得で正規化した受信利得となっている。横軸は角度を示しており、平面アンテナ直上方向を0°としている。所望波が直上0°から、干渉波が2波、それぞれ−20°および50°から到来する場合を想定した。(A)はDCMP法を適用した際の結果を示しており、干渉波2波に対してヌルが形成できていることがわかる。対してチェビシェフ分布を適用した(B)では50°方向の干渉波は低減できているが、−20°の干渉波は低減できていない。つまりこのような状況ではDCMP法の方が適切であることが確認できる。ただし(A)は−40°付近でサイドローブが増加しており、さらに多くの干渉波が到来した場合は受信特性が劣化することが予想できる。よってその場合はチェビシェフ分布によるサイドローブ低減が有効である。
以上説明した様に、本実施形態の受信機10は、干渉波の低減のための素子の重みづけをヌル点制御による手法か、サイドローブを低減する重みづけの手法か、何れか最適な手法の選択が可能となる。
そして、受信機10は、図8に示される様な、2つの重みづけ手法をそれぞれ試行して受信感度を比較する必要が無い。そのため、本実施形態による受信機10は、図8に示される重みづけ手法の選択方法を用いる受信機に比べて、干渉波を低減するためのアンテナ素子の重みづけ係数を、短時間に設定することが可能になる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について図を参照して説明する。
本実施形態は第1の実施形態と比べると、アナログビームフォーミングの方法が異なる。
[構成の説明]
本実施形態の受信機10の構成は、第1の実施形態で示した図1の受信機10の構成と同じである。
[動作の説明]
次に本実施形態の動作の説明を、図を参照して説明する。
図4は、本実施形態のアナログビームフォーミングの動作を説明するフローチャートである。
第1の実施形態におけるアナログビームフォーミングの動作を説明した図2のフローチャートと、図4のフローチャートを比較すると、図2におけるステップS202の判断の直後に、ステップS403が追加されている点が異なる。
続いて、本実施形態のアナログビームフォーミングの動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
初めに、受信機10は、所望波と干渉波の到来方向および強度と、干渉波の数を探索する(S401)。これは、第1の実施形態で説明したビームフォーマ法等を用いて行うことが可能である。
次いで、判断部144は制御部143に対して、位相制御部131〜13nの移相値をそれぞれ同じ値だけ変化させる指示を行う。そして、制御部143は位相制御部131〜13nに対して移相値を変化させる指示を行い、位相制御部131〜13nは移相値に従って位相を変化させる。その結果、素子101〜10nの各々から放射する電波の方向は一致しつつ、位相の変化前とは別の方向に動く。そして、デジタル信号処理部142は、AD変換器141の出力を検出する。
これを繰り返すことで、デジタル信号処理部142は全方向について出力を検出して、受信機10は所望波と干渉波の到来方向および強度と、干渉波の数を検知する。
尚、本実施形態においても、第1の実施形態で説明した様に、受信機10はアライメントの際に、干渉波の強度および到来方向・数を検知する。
ステップS401において、受信機10が所望波と干渉波の到来方向および強度と、干渉波の数を検知した結果に基づいて、判断部144は、強度がA以上の干渉波の数がN個以下かどうかを判断する(S402)。
ここで、強度Aは、受信機10が同一周波数において強度Aの干渉波をN個以上受信すると、所望波の信号対雑音比(S/N比)を劣化させて、通信に悪影響を及ぼすと判断される強度である。そして、この強度Aは、例えば「所望波−10dB」などと設定される。またNは生成可能なヌル点の数であり、フェーズドアレイでは原理的に最大でN=素子数−1である。
そして、干渉波の強度A以上の干渉波の数がN個以下の場合、受信機10は、所望波に影響を及ぼすすべての干渉波に対してヌルを向けることが可能となり、干渉波の強度を低減出来る。
ステップS402で、強度がA以上の干渉波の数がN個以下であると判断されると(S402でY)、ステップS404にすすむ。
そして、ステップS404では、判断部144は、各干渉波の到来方向にヌル点が位置するように、各素子の重みづけ係数をDCMP法で算出する(S404)。
ステップS404に続いて、制御部143は、ステップS404で判断部144が算出した重みづけ係数に基づいて、振幅制御部121〜12nのそれぞれに振幅情報を伝える信号を送出する。そして、振幅制御部121〜12nは制御部143から受信した信号の情報に基づいて、制御部143が指定する振幅に設定する。
また、制御部143は、ステップS404で判断部144が算出した重みづけ係数に基づいて、位相制御部131〜13nのそれぞれに移相値を伝える信号を送出する。そして、位相制御部131〜13nは、制御部143から受信した信号の情報に基づいて、制御部143が指定する移相値に設定する。
この様にして、ビームフォーミングが行われ、受信機10は通信を開始する(S406)。
一方、ステップS402で、強度がA以上の干渉波の数がN個以下でないと判断されると(S402でN)、ステップS403にすすむ。
そして、ステップS403では、ステップS401で受信機10が所望波と干渉波の到来方向および強度と、干渉波の数を検知した結果に基づいて、判断部144は、強度がB以上の干渉波の数がM個以上かつN個以下かどうかを判断する(S403)。
ここで、強度Bは強度Aより大きい値であり、M個は前述のN個より小さい値である。そして、強度Bの干渉波は、M個であっても所望波の信号対雑音比(S/N比)を劣化させて、通信に悪影響を及ぼすと判断される強度である。
例えば、強度Aが(所望波強度−10dB)、Nが5個であったとして、強度Bは(所望波強度−5dB)、Mが2個などと設定される。
尚、前述の様に受信機10は、N個より多い数の干渉波のすべてに対してヌル点を向けることは不可能である。そこで、受信機10は、特に強度の大きい干渉波のM個を含む干渉波N個にヌル点の方向を向けて干渉波の影響を強力に低減するか、サイドローブを一様に低減することでN個以上の干渉波全部を一定量低減するかのどちらが効果的かを判断する。そのための判断を、ステップS402およびステップS403を行っている。
そして、ステップS403で、強度がB以上の干渉波の数がM個以上N個以下であると判断されると(S403でY)、前述のステップS404にすすむ。一方、ステップS403で、強度がB以上の干渉波の数がM個以上N個以下ではないと判断されると(S403でN)、ステップS405にすすむ。
ステップS405では、判断部144は、各素子の重みづけ係数をチェビシェフ分布に従って算出する(S405)。
続いて、制御部143は、ステップS405で判断部144が算出した重みづけ係数に基づいて、振幅制御部121〜12nのそれぞれに振幅情報を伝える信号を送出する。そして、振幅制御部121〜12nは制御部143から受信した信号の情報に基づいて、制御部143が指定する振幅に設定する。
また、制御部143は、ステップS204で判断部144が算出した重みづけ係数に基づいて、位相制御部131〜13nのそれぞれに移相値を伝える信号を送出する。そして、位相制御部131〜13nは、制御部143から受信した信号の情報に基づいて、制御部143が指定する移相値に設定する。
この様にして、ビームフォーミングが行われ、受信機10は通信を開始する(S406)。
以上説明した様に、本実施形態の受信機10は、第1の実施形態の受信機10と比べて、特に強度の大きい干渉波を判断して、干渉波の抑圧方法を選択することにより、特に強度の大きい干渉波を効果的に抑圧することが出来る。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について図5、および図6を参照して説明する。
[構成の説明]
図5に第3の実施形態の構成を示す。
以下の説明で、第1の実施形態と同じ名称の構成要素は、第1の実施形態で説明した通りである。
受信機50は、アンテナ素子である素子501、素子502、・・・、素子50nと、各素子に接続される周波数変換器511、周波数変換器512、・・・、周波数変換器51nとを備える。
そして、周波数変換器511、周波数変換器512、・・・、周波数変換器51nの出力には、振幅制御部521、振幅制御部522、・・・、振幅制御部52nが接続される。更に、振幅制御部521〜52nには、位相制御部531、位相制御部532、・・・位相制御部53nが接続される。また、位相制御部531〜53nの出力は、加算器540の入力に接続され、更に加算器540の出力にはAD変換器541が接続される。
そして、AD変換器541の出力はデジタル信号処理回路であるデジタル信号処理部542に接続される。また、周波数変換器511〜51nには、信号の発振回路である発振器545が接続される。
更に、受信機50は、アンテナ素子である素子601、素子602、・・・、素子60nと、各素子に接続される周波数変換器611、周波数変換器612、・・・、周波数変換器61nとを備える。
そして、周波数変換器611、周波数変換器612、・・・、周波数変換器61nの出力には、振幅制御部621、振幅制御部622、・・・、振幅制御部62nが接続される。更に、振幅制御部621〜62nには、位相制御部631、位相制御部632、・・・位相制御部63nが接続される。また、位相制御部631〜63nの出力は、加算器640の入力に接続され、更に加算器640の出力にはAD変換器641が接続される。
そして、AD変換器641の出力はデジタル信号処理回路であるデジタル信号処理部642に接続される。また、周波数変換器611〜61nには、信号の発振回路である発振器645が接続される。
そして、デジタル信号処理部542は、制御信号を送る回路である制御部543とCPUである判断部544を備える。そして、制御部543は、判断部544の指示に従って、振幅制御部521〜52n、位相制御部531〜53n、振幅制御部621〜62n、および位相制御部631〜63nに対して制御信号を送る。
尚、図5において、主信号の経路と区別するため、制御部543と他の構成要素とを接続する制御線は点線で示している。
このように、本実施形態の受信機50は、図5に一点鎖線で囲った受信系500と、同じく一点鎖線で囲った受信系600を備える。そして、両方の受信系とも、制御部543で制御され、AD変換器541とAD変換器641で変換された信号は、何れもデジタル信号処理部542で信号処理が可能である。従って、受信系500と受信系600をそれぞれ素子とみなして、素子数2個のDBFが可能となる。
[動作の説明]
第3の実施の形態の動作について図6を用いて説明する。第1の実施の形態の動作と同様に、まずアライメントにて所望波の方向と干渉波の数、到来方向、強度を探索する(S601)。本実施形態では、前述の様に受信系500と受信系600をそれぞれ素子と見なして、受信機50は2素子に対するDBFの技術を適用する。そして、判断部544は2素子に対する重みづけ係数を算出し、最も強度の高い干渉波にヌル点を形成することで、最も強度の高い干渉波の強度を低減する(S502)。
ステップS502以降の動作は第2の実施の形態の動作を示した図4のステップS402以降の動作と同じであるため説明は省略する。
そして、DBFの重みづけ係数の算出は、2素子に対する重みづけ係数の算出であるので多くの時間を必要とせず、動作開始からステップS406の通信開始までに要する時間は第1の実施の形態とほとんど同じである。
この様に、本実施形態のアンテナ装置10は、第1の実施形態で示した受信機による干渉波の抑圧に加えて、最大強度の干渉波をDBFによって抑圧するため、第1の実施形態に示した受信機より効果的に干渉波を抑圧可能である。更に、本実施形態の受信機10は、前述の様に動作開始から通信開始までに要する時間は第1の実施形態で示した受信機と殆ど同じで済むため、第1の実施形態で示した受信機より干渉波の抑圧に優れた効果を示す。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について図9を参照して説明する。
本実施形態のアンテナ装置90は、複数のアンテナ素子901、902、・・・、90nと、前記複数のアンテナ素子901〜90nの各々に接続され位相と振幅を設定する制御回路911、912、・・・91nを備える。
そして、アンテナ装置90は、信号処理部921を備える。この信号処理部921は、前記制御回路911〜91nの出力を加算して受信強度を検出し、前記制御回路911〜91nの位相と振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知する。
また、信号処理部921は、前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行う。一方、信号処理部921は、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波の方向には指向性のヌル点を形成する演算を行う。そして、信号処理部921は、前記演算の結果に基づいて、前記制御回路911〜91nに対して位相と振幅を設定する指示を出す。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく、次のように拡張または変形できる。
第1の実施形態における、周波数変換器111〜11nを用いなくても、本発明は理論的には実現可能である。しかし、デジタル信号処理部やAD変換器の処理速度等の点で、周波数変換器を使用することが現実的である。そして、第1の実施形態以外の、他の実施形態における周波数変換器についても同様である。
また、第1の実施形態において、干渉波の到来方向や強度は、時間とともに変化することが多い。そのため受信機10は、通信開始後に、図2のステップS201からステップS205に至る一連の動作を再度行い、重みづけ係数の算出方法を再選択して、重みづけ係数を再計算しても良い。
この重みづけ係数の算出方法を再選択して、重みづけ係数を再計算するタイミングは、通信品質劣化時や通信の休止など様々考えられるが、本発明の主たる内容ではないため省略する。他の実施形態についても同様に、受信機が通信開始後に、重みづけ係数の算出方法を選択し直して、重みづけ係数を再計算する動作を再度行っても良い。
また、各実施形態では受信機の例を記載しているが、送信機に関しても同様の構成および方法により、自身が放射する不要波が他の通信機もしくはシステムへ及ぼす影響を低減できる。
更に、各実施形態で、アナログビームフォーミングで可能なヌル点制御としてDCMP法を用いる例を説明したが、MMSE(Minimum Mean Square Error;最小2乗誤差法)などの様に他のヌル点制御手法を用いても良い。また、各実施形態で、サイドローブを低減する手法としてチェビシェフ分布による重みづけによる手法を用いる例を説明したが、テイラー分布などの様に、一様にサイドローブを低減する他の手法を用いることでも良い。
尚、第1の実施形態の受信機10の振幅制御部121〜振幅制御部12n、位相制御部131〜位相制御部13n、および加算器140は周波数変換器111〜11nの後段に設置されているが、本発明はこれに限定されない。そして、振幅制御部121〜振幅制御部12n、位相制御部131〜位相制御部13n、および加算器140は、素子101〜素子10nとAD変換器141の間に設置されれば良い。また、振幅制御部121〜振幅制御部12nと位相制御部131〜位相制御部13nの配置順は入れ替わっても良い。同様に、他の実施形態における、振幅制御部、位相制御部、加算器、および周波数変換器の位置の入れ替えが可能である。
更に、第3の実施形態の受信機50は、受信系500と受信系600の2つの系を備えるが、受信機50は3つ以上の系を備えて、それぞれの系を素子と見なしてDBFの技術を適用しても良い。
また、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給される場合にも適用可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
複数のアンテナ素子と、
前記アンテナ素子の各々に接続され位相と振幅を設定する制御回路と、
前記制御回路の出力を加算して受信強度を検出し、前記制御回路の位相と振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波の方向には指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記制御回路に対して位相と振幅を設定する指示を出す信号処理部とを備えることを特徴とするアンテナ装置。
(付記2)
前記所定の条件は、前記その他の到来波のうち所定の強度以上の到来波が、前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の所定の数以下であることを特徴とする付記1に記載のアンテナ装置。
(付記3)
前記所定の条件は、第1の条件および第2の条件を有し、
前記第1の条件は、前記その他の到来波のうち第1の所定の強度以上の到来波の数が前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の第1の所定の数以下であることであり、
前記第2の条件は、前記その他の到来波のうち前記第1の所定の強度以上である第2の所定の強度以上の到来波の数が、第2の所定の数以上前記第1の所定の数以下であることを特徴とする付記1に記載のアンテナ装置。
(付記4)
複数のアンテナ素子と、
前記アンテナ素子の各々に接続され位相と振幅を設定する制御回路とを有する複数のサブアンテナ装置と、
前記複数のサブアンテナ装置の制御回路の出力を加算した信号の受信強度を検出し、前記制御回路の位相と振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記サブアンテナ装置毎に加算した前記信号の出力の振幅と位相を制御して前記その他の到来波のうち最大の強度の到来波を含む到来波に対してヌル点を形成し、更に前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波の方向に指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記制御回路に対して位相と振幅を設定する指示を出す信号処理部とを備えることを特徴とするアンテナ装置。
(付記5)
前記所定の条件は、前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波のうち所定の強度以上の到来波が、前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の所定の数以下であることを特徴とする付記4に記載のアンテナ装置。
(付記6)
前記所定の条件は、第1の条件および第2の条件を有し、
前記第1の条件は、前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波のうち第1の所定の強度以上の到来波の数が前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の第1の所定の数以下であることであり、
前記第2の条件は、前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波のうち前記第1の所定の強度以上である第2の所定の強度以上の到来波の数が、前記第1の所定の数より少ない第2の所定の数以上前記第1の所定の数以下であることを特徴とする付記4に記載のアンテナ装置。
(付記7)
複数のアンテナ素子で受信したそれぞれの信号の位相と振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波の方向には指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記制御回路に対して位相と振幅を設定することを特徴とするアンテナ装置の制御方法。
(付記8)
前記所定の条件は、前記その他の到来波のうち所定の強度以上の到来波が、前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の所定の数以下か、前記所定の数以下でないかであることを特徴とする付記7に記載のアンテナ装置の制御方法。
(付記9)
前記所定の条件は、第1の条件および第2の条件を有し、
前記第1の条件は、前記その他の到来波のうち第1の所定の強度以上の到来波の数が前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の第1の所定の数以下であることであり、
前記第2の条件は、前記その他の到来波のうち前記第1の所定の強度以上である第2の所定の強度以上の到来波の数が、前記第1の所定の数より少ない第2の所定の数以上前記第1の所定の数以下であることを特徴とする付記7に記載のアンテナ装置の制御方法。
(付記10)
複数のアンテナ素子で受信したそれぞれの信号の移相と振幅を制御した出力を加算してデジタル変換して出力する複数のサブアンテナ装置で構成されるアンテナ装置において、
前記複数のサブアンテナ装置の出力を検出し、前記位相と前記振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記サブアンテナ装置のそれぞれの出力に対して位相と振幅を設定する演算を行って、前記その他の到来波のうち最大の強度の到来波を含む到来波に対してヌル点を形成し、更に前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波の方向に指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記アンテナ素子で受信したそれぞれの信号に対して位相と振幅を設定する指示を出す信号処理部とを備えることを特徴とするアンテナ装置の制御方法。
(付記11)
前記所定の条件は、前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波のうち所定の強度以上の到来波が、前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の所定の数以下であることを特徴とする付記10に記載のアンテナ装置の制御方法。
(付記12)
前記所定の条件は、第1の条件および第2の条件を有し、
前記第1の条件は、前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波のうち第1の所定の強度以上の到来波の数が前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の第1の所定の数以下であることであり、
前記第2の条件は、前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波のうち前記第1の所定の強度以上である第2の所定の強度以上の到来波の数が、前記第1の所定の数より少ない第2の所定の数以上前記第1の所定の数以下であるであることを特徴とする付記10に記載のアンテナ装置の制御方法。
(付記13)
複数のアンテナ素子で受信したそれぞれの信号の位相と振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波の方向に指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記信号の位相と振幅を設定することを特徴とするアンテナ装置の制御プログラム。
(付記14)
前記所定の条件は、前記その他の到来波のうち所定の強度以上の到来波が、前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の所定の数以下であることを特徴とする付記13に記載のアンテナ装置の制御プログラム。
(付記15)
前記所定の条件は、第1の条件および第2の条件を有し、
前記第1の条件は、前記その他の到来波のうち第1の所定の強度以上の到来波の数が前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の第1の所定の数以下であることであり、
前記第2の条件は、前記その他の到来波のうち前記第1の所定の強度以上である第2の所定の強度以上の到来波の数が、前記第1の所定の数より少ない第2の所定の数以上前記第1の所定の数以下であることを特徴とする付記13に記載のアンテナ装置の制御プログラム。
(付記16)
複数のアンテナ素子で受信したそれぞれの信号の移相と振幅を制御した出力を加算してデジタル変換して出力する複数のサブアンテナ装置で構成されるアンテナ装置において、
前記複数のサブアンテナ装置の出力を検出し、前記位相と前記振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記サブアンテナ装置のそれぞれの出力に対して位相と振幅を設定する演算を行って、前記その他の到来波のうち最大の強度の到来波を含む到来波に対してヌル点を形成し、更に前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波の方向に指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記アンテナ素子で受信したそれぞれの信号に対して位相と振幅を設定する指示を出す信号処理部とを備えることを特徴とするアンテナ装置の制御プログラム。
(付記17)
前記所定の条件は、前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波のうち所定の強度以上の到来波が、前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の所定の数以下か、前記所定の数以下でないかであることを特徴とする付記16に記載のアンテナ装置の制御プログラム。
(付記18)
前記所定の条件は、第1の条件および第2の条件を有し、
前記第1の条件は、前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波のうち第1の所定の強度以上の到来波の数が前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の第1の所定の数以下であるか、前記第1の所定の数より大きいかであり、
前記第2の条件は、前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波のうち前記第1の所定の強度以上である第2の所定の強度以上の到来波の数が、前記第1の所定の数より少ない第2の所定の数以上前記第1の所定の数以下であるか、前記第2の所定の数以上前記第1の所定の数以下でないかであることを特徴とする付記16に記載のアンテナ装置の制御プログラム。
10 受信機
101、102、10n 素子
111、112、11n 周波数変換器
121、122、12n 振幅制御部
131、132、13n 位相制御部
140 加算器
141 AD変換器
142 デジタル信号処理部
143 制御部
144 判断部
145 発振器
50 受信機
500 受信系
501、50n 素子
511、51n 周波数変換器
521、52n 振幅制御部
531、53n 位相制御部
540 加算器
541 AD変換器
542 デジタル信号処理部
543 制御部
544 判断部
545 発振器
600 受信系
601、60n 素子
611、61n 周波数変換器
621、62n 振幅制御部
631、63n 位相制御部
640 加算器
641 AD変換器
645 発振器
70 アンテナ装置
701、702、70n アンテナ素子
711、712、71n 周波数変換器
721、722、72n AD変換器
731 デジタル信号処理部
732 発振器
90 アンテナ装置
901、902、90n アンテナ素子
911、912、91n 制御回路
921 信号処理部

Claims (4)

  1. 複数のアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子の各々に接続され位相と振幅を設定する制御回路と、
    前記制御回路の出力を加算して受信強度を検出し、前記制御回路の位相と振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波の方向には指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記制御回路に対して位相と振幅を設定する指示を出す信号処理部とを備え
    前記所定の条件は、第1の条件および第2の条件を有し、
    前記第1の条件は、前記その他の到来波のうち第1の所定の強度以上の到来波の数が前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の第1の所定の数以下であることであり、
    前記第2の条件は、前記その他の到来波のうち前記第1の所定の強度以上である第2の所定の強度以上の到来波の数が、第2の所定の数以上前記第1の所定の数以下であることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 複数のアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子の各々に接続され位相と振幅を設定する制御回路とを有する複数のサブアンテナ装置と、
    前記複数のサブアンテナ装置の制御回路の出力を加算した信号の受信強度を検出し、前記制御回路の位相と振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記サブアンテナ装置毎に加算した前記信号の出力の振幅と位相を制御して前記その他の到来波のうち最大の強度の到来波を含む到来波に対してヌル点を形成し、更に前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波の方向に指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記制御回路に対して位相と振幅を設定する指示を出す信号処理部とを備え
    前記所定の条件は、第1の条件および第2の条件を有し、
    前記第1の条件は、前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波のうち第1の所定の強度以上の到来波の数が前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の第1の所定の数以下であることであり、
    前記第2の条件は、前記ヌル点の方向以外の前記その他の到来波のうち前記第1の所定の強度以上である第2の所定の強度以上の到来波の数が、前記第1の所定の数より少ない第2の所定の数以上前記第1の所定の数以下であることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 複数のアンテナ素子で受信したそれぞれの信号の位相と振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波の方向には指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記制御回路に対して位相と振幅を設定するアンテナ装置の制御方法であって、
    前記所定の条件は、第1の条件および第2の条件を有し、
    前記第1の条件は、前記その他の到来波のうち第1の所定の強度以上の到来波の数が前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の第1の所定の数以下であることであり、
    前記第2の条件は、前記その他の到来波のうち前記第1の所定の強度以上である第2の所定の強度以上の到来波の数が、前記第1の所定の数より少ない第2の所定の数以上前記第1の所定の数以下であることを特徴とするアンテナ装置の制御方法。
  4. 複数のアンテナ素子で受信したそれぞれの信号の位相と振幅を変化させることで通信相手からの到来波とその他の到来波の方向と強度と数を検知し、前記その他の到来波の強度と数を含む所定の条件と一致すれば、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波のサイドローブを抑圧する演算を行い、前記所定の条件と一致しなければ、前記通信相手の到来波方向に主ビームを形成し前記その他の到来波の方向に指向性のヌル点を形成する演算を行い、前記演算の結果に基づいて、前記信号の位相と振幅を設定するアンテナ装置の制御プログラムであって、
    前記所定の条件は、第1の条件および第2の条件を有し、
    前記第1の条件は、前記その他の到来波のうち第1の所定の強度以上の到来波の数が前記アンテナ素子の数から1を減じた値以下の第1の所定の数以下であることであり、
    前記第2の条件は、前記その他の到来波のうち前記第1の所定の強度以上である第2の所定の強度以上の到来波の数が、前記第1の所定の数より少ない第2の所定の数以上前記第1の所定の数以下であることを特徴とするアンテナ装置の制御プログラム。
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