JP5834510B2 - スラストころ軸受 - Google Patents
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Description
本発明において、前記領域Wは、前記内側リップ部、前記外側リップ部と連なる部位から軸方向端部に向かい、前記内側リップ部、前記外側リップ部と同一面を成形し、前記スリットに挟まれた全幅が前記軸受内部空間とは反対側に屈曲することにより突出して前記引掛片を成形し、前記突出端部から前記軸受内部空間に向けて折り返され、前記スリットに挟まれた全幅が前記軸受内部空間に突出して前記係合片を成形している。
本発明では、前記領域Wは、前記内側リップ部、前記外側リップ部と同一面を成形し、軸方向端部の一部が軸方向に押圧されることにより径方向両側に屈曲することにより突出して前記引掛片、前記係合片を成形している。
なお、本実施形態は、図5に示されたスラストころ軸受2の改良であるため、以下、改良部分の説明にとどめる。この場合、当該スラストころ軸受2(図5)と同一の構成については、その構成に付された参照符号と同一の符号を、本実施形態に用いた図面上に付すことで、その説明を省略(簡略)する。
まず、図2(a)に示すように、成形処理前のレース4,6を用意する。この場合、各レース4,6において、上記した係合片4t,6t及び引掛片4e,6eが一括して同時に成形される領域Wの周方向両側の部位には、それぞれ、当該部位を一部長溝状に連続して切り欠いて形成されたスリットStが設けられている。なお、領域W及び各スリットStについては、上記した実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
まず、図3(a)に示すように、成形処理前のレース4,6を用意する。この場合、各レース4,6において、上記した係合片4t,6t及び引掛片4e,6eが一括して同時に成形される領域Wの周方向両側の部位には、それぞれ、当該部位を一部長溝状に連続して切り欠いて形成されたスリットStが設けられている。なお、領域W及び各スリットStについては、上記した実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
4t,6t 係合片
4e,6e 引掛片
W 係合片及び引掛片が成形される領域
St スリット
Claims (3)
- 相対回転可能に対向配置された中空円環状のレースと、
これらの前記レース相互間に構成された軸受内部空間に沿って配列された複数の転動体と、
前記複数の転動体を回転可能に保持しながら、当該各転動体と共に前記軸受内部空間に沿って公転する保持器とから成る軸受構成を備え、
前記各レースには、それぞれ、当該レースの一部を前記軸受内部空間に向けて屈曲させて突出させた係合片が成形され、当該係合片を前記保持器に係合することで、前記軸受構成を互いに分離することなく一体化させることを可能にすると共に、
前記各レースには、それぞれ、当該レースの一部を前記軸受内部空間とは反対側に向けて屈曲させて突出させた引掛片が成形され、当該引掛片を部材相互に引掛けることで、前記軸受構成と前記部材相互とを互いに分離することなく一体化させることを可能にし、
相対回転可能に対向配置された中空円環状の前記レースは、内側レースと、この内側レースの外周側に対向配置された外側レースと、を備え、
前記内側レースは、相対回転する一方の部材に装着可能な内側レース本体部と、当該内側レース本体部の内周縁から連続し、前記軸受内部空間を覆うように前記外側レースに向けて延出した内側リップ部とを有していると共に、
前記外側レースは、相対回転する他方の部材に装着可能な外側レース本体部と、当該外側レース本体部の外周縁から連続し、前記軸受内部空間を覆うように前記内側レースに向けて延出した外側リップ部とを有している、
相対回転する前記部材相互間に組み込まれるスラストころ軸受であって、
前記内側リップ部には、前記内側レース本体部には至らない長溝状に切り欠いたスリットに周方向両側を挟まれた、前記内側リップ部と一体の領域Wが少なくとも一個設けられ、
前記外側リップ部には、前記外側レース本体部には至らない長溝状に切欠いたスリットに周方向両側を挟まれた、前記外側リップ部と一体の領域Wが少なくとも一個設けられ、
前記一個の領域W内に前記係合片及び前記引掛片の両方が設けられており、
前記各レースにおいて、前記係合片及び前記引掛片は、前記領域Wの一部を、前記軸受内部空間に向けて屈曲させて突出させると同時に、前記軸受内部空間とは反対側に向けて屈曲させて突出させることで、一括して同時に成形されていることを特徴とするスラストころ軸受。 - 前記領域Wは、前記内側リップ部、前記外側リップ部と連なる部位から軸方向端部に向かい、前記内側リップ部、前記外側リップ部と同一面を成形し、前記スリットに挟まれた全幅が前記軸受内部空間とは反対側に屈曲することにより突出して前記引掛片を成形し、前記突出端部から前記軸受内部空間に向けて折り返され、前記スリットに挟まれた全幅が前記軸受内部空間に突出して前記係合片を成形していること特徴とする請求項1に記載のスラストころ軸受。
- 前記領域Wは、前記内側リップ部、前記外側リップ部と同一面を成形し、軸方向端部の一部が軸方向に押圧されることにより径方向両側に屈曲することにより突出して前記引掛片、前記係合片を成形していること特徴とする請求項1に記載のスラストころ軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011129756A JP5834510B2 (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | スラストころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011129756A JP5834510B2 (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | スラストころ軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012255507A JP2012255507A (ja) | 2012-12-27 |
JP5834510B2 true JP5834510B2 (ja) | 2015-12-24 |
Family
ID=47527247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011129756A Active JP5834510B2 (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | スラストころ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5834510B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4042285A (en) * | 1976-04-12 | 1977-08-16 | Ina Bearing Company, Inc. | Thrust bearing |
JPH0620901Y2 (ja) * | 1988-07-14 | 1994-06-01 | 日本精工株式会社 | スラスト針状ころ軸受 |
JPH0750586Y2 (ja) * | 1989-05-23 | 1995-11-15 | 光洋精工株式会社 | スラストころ軸受の固定構造 |
-
2011
- 2011-06-10 JP JP2011129756A patent/JP5834510B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012255507A (ja) | 2012-12-27 |
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