JP2012255507A - スラストころ軸受 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レース4,6の一部を軸受内部空間に向けて屈曲させて突出させた係合片4t,6tと、レースの一部を軸受内部空間とは反対側に向けて屈曲させて突出させた引掛片4e,6eとは、当該レースの一部を、軸受内部空間に向けて屈曲させて突出させると同時に、軸受内部空間とは反対側に向けて屈曲させて突出させることで、一括して同時に成形されており、係合片及び引掛片が成形される領域Wの周方向両側の部位には、当該部位を一部長溝状に連続して切り欠いて形成されたスリットStが設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明において、相対回転可能に対向配置された中空円環状のレースは、内側レースと、この内側レースの外周側に対向配置された外側レースとを備え、内側レースは、相対回転する一方の部材に装着可能な内側レース本体部と、内側レース本体部の内周縁から連続し、軸受内部空間を覆うように外側レースに向けて延出した内側リップ部とを有していると共に、外側レースは、相対回転する他方の部材に装着可能な外側レース本体部と、外側レース本体部の外周縁から連続し、軸受内部空間を覆うように内側レースに向けて延出した外側リップ部とを有しており、内側リップ部及び外側リップ部には、それぞれ、その一部を、軸受内部空間に向けて屈曲させて突出させると同時に、軸受内部空間とは反対側に向けて屈曲させて突出させることで、係合片及び引掛片が一括して同時に成形されている。
本発明では、各レースにおいて、係合片及び引掛片が一括して同時に成形される領域の周方向両側の部位には、それぞれ、当該部位を一部長溝状に連続して切り欠いて形成されたスリットが設けられている。
なお、本実施形態は、図5に示されたスラストころ軸受2の改良であるため、以下、改良部分の説明にとどめる。この場合、当該スラストころ軸受2(図5)と同一の構成については、その構成に付された参照符号と同一の符号を、本実施形態に用いた図面上に付すことで、その説明を省略(簡略)する。
まず、図2(a)に示すように、成形処理前のレース4,6を用意する。この場合、各レース4,6において、上記した係合片4t,6t及び引掛片4e,6eが一括して同時に成形される領域Wの周方向両側の部位には、それぞれ、当該部位を一部長溝状に連続して切り欠いて形成されたスリットStが設けられている。なお、領域W及び各スリットStについては、上記した実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
まず、図3(a)に示すように、成形処理前のレース4,6を用意する。この場合、各レース4,6において、上記した係合片4t,6t及び引掛片4e,6eが一括して同時に成形される領域Wの周方向両側の部位には、それぞれ、当該部位を一部長溝状に連続して切り欠いて形成されたスリットStが設けられている。なお、領域W及び各スリットStについては、上記した実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
4t,6t 係合片
4e,6e 引掛片
W 係合片及び引掛片が成形される領域
St スリット
Claims (3)
- 相対回転可能に対向配置された中空円環状のレースと、
これらのレース相互間に構成された軸受内部空間に沿って配列された複数の転動体と、
複数の転動体を回転可能に保持しながら、当該各転動体と共に軸受内部空間に沿って公転する保持器とから成る軸受構成を備え、相対回転する部材相互間に組み込まれるスラストころ軸受であって、
各レースには、それぞれ、当該レースの一部を軸受内部空間に向けて屈曲させて突出させた係合片が成形され、係合片を保持器に係合することで、軸受構成を互いに分離することなく一体化させることを可能にすると共に、
各レースには、それぞれ、当該レースの一部を軸受内部空間とは反対側に向けて屈曲させて突出させた引掛片が成形され、当該引掛片を部材相互に引掛けることで、軸受構成と部材相互とを互いに分離することなく一体化させることを可能にし、
各レースにおいて、係合片及び引掛片は、当該レースの一部を、軸受内部空間に向けて屈曲させて突出させると同時に、軸受内部空間とは反対側に向けて屈曲させて突出させることで、一括して同時に成形されていることを特徴とするスラストころ軸受。 - 相対回転可能に対向配置された中空円環状のレースは、内側レースと、この内側レースの外周側に対向配置された外側レースとを備え、
内側レースは、相対回転する一方の部材に装着可能な内側レース本体部と、内側レース本体部の内周縁から連続し、軸受内部空間を覆うように外側レースに向けて延出した内側リップ部とを有していると共に、
外側レースは、相対回転する他方の部材に装着可能な外側レース本体部と、外側レース本体部の外周縁から連続し、軸受内部空間を覆うように内側レースに向けて延出した外側リップ部とを有しており、
内側リップ部及び外側リップ部には、それぞれ、その一部を、軸受内部空間に向けて屈曲させて突出させると同時に、軸受内部空間とは反対側に向けて屈曲させて突出させることで、係合片及び引掛片が一括して同時に成形されていることを特徴とする請求項1に記載のスラストころ軸受。 - 各レースにおいて、係合片及び引掛片が一括して同時に成形される領域の周方向両側の部位には、それぞれ、当該部位を一部長溝状に連続して切り欠いて形成されたスリットが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスラストころ軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011129756A JP5834510B2 (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | スラストころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011129756A JP5834510B2 (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | スラストころ軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012255507A true JP2012255507A (ja) | 2012-12-27 |
JP5834510B2 JP5834510B2 (ja) | 2015-12-24 |
Family
ID=47527247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011129756A Active JP5834510B2 (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | スラストころ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5834510B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4042285A (en) * | 1976-04-12 | 1977-08-16 | Ina Bearing Company, Inc. | Thrust bearing |
JPH0219929U (ja) * | 1988-07-14 | 1990-02-09 | ||
JPH03117U (ja) * | 1989-05-23 | 1991-01-07 |
-
2011
- 2011-06-10 JP JP2011129756A patent/JP5834510B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4042285A (en) * | 1976-04-12 | 1977-08-16 | Ina Bearing Company, Inc. | Thrust bearing |
JPH0219929U (ja) * | 1988-07-14 | 1990-02-09 | ||
JPH03117U (ja) * | 1989-05-23 | 1991-01-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5834510B2 (ja) | 2015-12-24 |
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