JP5833572B2 - ガスが充填された三重ガラスの製造方法 - Google Patents

ガスが充填された三重ガラスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5833572B2
JP5833572B2 JP2012551664A JP2012551664A JP5833572B2 JP 5833572 B2 JP5833572 B2 JP 5833572B2 JP 2012551664 A JP2012551664 A JP 2012551664A JP 2012551664 A JP2012551664 A JP 2012551664A JP 5833572 B2 JP5833572 B2 JP 5833572B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
triple
glass plate
glass plates
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012551664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013532107A (ja
JP2013532107A5 (ja
Inventor
リポシュ グザビエ
リポシュ グザビエ
エルビュー セバスチャン
エルビュー セバスチャン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saint Gobain Glass France SAS
Original Assignee
Saint Gobain Glass France SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saint Gobain Glass France SAS filed Critical Saint Gobain Glass France SAS
Publication of JP2013532107A publication Critical patent/JP2013532107A/ja
Publication of JP2013532107A5 publication Critical patent/JP2013532107A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5833572B2 publication Critical patent/JP5833572B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/66Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
    • E06B3/677Evacuating or filling the gap between the panes ; Equilibration of inside and outside pressure; Preventing condensation in the gap between the panes; Cleaning the gap between the panes
    • E06B3/6775Evacuating or filling the gap during assembly

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

本発明は、二枚の隣り合うガラス板の間に位置する各キャビティにガスが充填された三重ガラスの製造方法に関する。
三重ガラスを製造する場合、第1段階において、二枚のガラス板及びスペーサを用いて二重ガラスを製造し、次に第2段階において、一枚のガラス板の代わりに二重ガラスユニットを使用すること以外は二重ガラスの製造に用いたのと同一の手順に従って、二重ガラス及び三枚目のガラス板から三重ガラスを製造するのが公知の常法である。しかしながら、このやり方は、三重ガラスの製造には二重ガラスの二倍の時間がかかることを意味する。
従って、より迅速に三重ガラスを製造することを可能にする製造方法が必要とされる。
そのため、本発明は、ガスが充填された三重ガラスの製造方法であって、
三枚のガラス板を互いに隣り合わせて配置する事前組立工程にして、ガラス板の少なくとも一枚がスペーサを具備し、各ガラス板を隣接するガラス板に対して0°〜10°の角度で傾斜させて配置し、各々が二枚の隣り合うガラス板の間に在る二つのキャビティを形成する、事前組立工程と、
ノズルを用いて二つのキャビティ内に同時にガスを注入することによりキャビティを充填する工程と、
三重ガラスを密封するためにガラス板を互いに押圧する工程と、を含む方法を提案する。
別の特定の特徴によれば、事前組立工程は第1のワークステーションにて行われ、充填工程は第2のワークステーションにて行われ、押圧工程は第3のワークステーションにて行われる。
別の特定の特徴によれば、事前組立工程において、ガラス板の少なくとも一枚は垂直に配置される。
別の特定の特徴によれば、事前組立工程において、三枚のガラス板は、二枚の隣り合うガラス板の間の傾斜角度が0°に等しい状態で、垂直且つ互いに略平行に配置される。
別の特定の特徴によれば、事前組立工程において、他の二枚のガラス板の間に配置されるガラス板は、ガス注入用のキャビティへの開口を形成するために他の二枚のガラス板に対して垂直方向にオフセットされる。
別の特定の特徴によれば、事前組立工程において、他の二枚のガラス板の間に位置するガラス板に隣接するガラス板は、ガス注入用のキャビティへの開口を形成するように、その一縁部の近傍で変形される。
別の特定の特徴によれば、事前組立工程において、ガラス板のうちの一枚は垂直に配置され、他の二枚のガラス板は各々隣接するガラス板に対して3°〜10°の傾斜角度で傾斜させて配置される。
別の特定の特徴によれば、事前組立工程において、ガラス板のうちの一枚は垂直方向に対して3°〜10°の角度で傾斜させて配置され、他の二枚のガラス板は各々隣接するガラス板に対して3°〜10°の傾斜角度で傾斜させて配置される。
別の特定の特徴によれば、充填工程において、注入されるガスは重質ガスである。
別の特定の特徴によれば、充填工程において、ガスは、ガラス板を運搬するコンベアベルトに形成されたオリフィスを介してキャビティ内に注入される。
別の特定の特徴によれば、充填工程は、キャビティが充填されたら、キャビティを閉鎖するために第2のステーションでガラス板を早急に押し付けること(cursory pressing-together)を含む。
別の特定の特徴によれば、充填工程は、ガスを注入する前にキャビティ内に真空状態を形成する事前の工程を含む。
別の特定の特徴によれば、事前組立工程及び充填工程中に、他の二枚のガラス板の間に位置するガラス板に隣接するガラス板は、吸着カップによって所定位置に保持され、他の二枚のガラス板の間に位置するガラス板は、同ガラス板の二つの面をその縁部近傍において把持するか、あるいは、同ガラス板の縁面を様々な箇所において把持する、グリッパーによって所定位置に保持される。
別の特定の特徴によれば、押圧工程は、全てが垂直に立っているか、あるいは、全てが3°〜10°の角度で垂直方向に対して傾斜した平面上にある、ガラス板に行われる。
別の特定の特徴によれば、事前組立工程は、好適にはブチル製のビードを用いて少なくとも一枚のガラス板に一つ又は複数のスペーサを固定する工程の後に行われる。
別の特定の特徴によれば、一つのスペーサを他の二枚のガラス板の間に位置するガラス板に固定するか、各スペーサが他の二枚のガラス板の間に位置するガラス板の一方の面に固定される状態で、二つのスペーサを同ガラス板に固定するか、あるいは、二つのスペーサを各々三枚のガラス板のうちの一枚に固定することで、事前組立工程の後に、各スペーサが一つ又は二つのキャビティを画成するようにする。
別の特定の特徴によれば、押圧工程の後に、ガラス板の縁部近傍においてスペーサに沿ってマスチックを注入する。
本発明の他の特徴及び利点を、図面を参照しながら以下に説明する。
様々な図面中における同一の参照番号は、同一又は類似の要素を表す。
二つのスペーサを備えた三重ガラスの断面図である。 単一のスペーサを備えた三重ガラスの断面図である。 二つのスペーサ及び水平コンベアベルトを備えた実施形態による充填工程を示す断面図である。 単一のスペーサ及び水平コンベアベルトを備えた実施形態による充填工程を示す断面図である。 二つのスペーサ及び水平コンベアベルトを備えた実施形態による充填工程を示す断面図である。 二つのスペーサ及び傾斜コンベアベルトを備えた実施形態による充填工程を示す断面図である。 ガラス板のうち一枚が垂直方向に上方へオフセットされた状態の実施形態による充填工程を示す断面図である。 二枚のガラス板がその下縁部近傍において変形された状態の実施形態による充填工程を示す断面図である。 ガラス板のうちの一枚が垂直方向に下方へオフセットされた状態の実施形態による充填工程を示す断面図である。 一実施形態による事前組立方法の連続する段階を示す断面図である。 一実施形態による事前組立方法の連続する段階を示す断面図である。 一実施形態による事前組立方法の連続する段階を示す断面図である。 一実施形態による事前組立方法の連続する段階を示す断面図である。 一実施形態による事前組立方法の連続する段階を示す断面図である。 一実施形態による事前組立方法の連続する段階を示す断面図である。
本発明は、ガスが充填された三重ガラスの製造方法に関する。
この方法は、
三枚のガラス板を互いに隣り合わせて配置する事前組立工程であって、ガラス板の少なくとも一枚がスペーサを具備し、各ガラス板を隣接するガラス板に対して0°〜10°の角度で傾斜させて配置し、各々が二枚の隣り合うガラス板の間に在る二つのキャビティを形成する、事前組立工程と、
ノズルを用いて二つのキャビティ内に同時にガスを注入することによりキャビティを充填する工程と、
三重ガラスを密封するためにガラス板を互いに押圧する工程と、を含む。
本発明による方法は、二枚だけでなく、三枚のガラス板を同時に加工することを可能にする。それ故、本発明は、一つの三重ガラスについて同じ工程を二回行う必要なく三重ガラスを製造可能にする。このことは大幅な時間の節約をもたらす。従って、三重ガラスの製造に要する時間は、二重ガラスの製造に要する時間と略同じである。
図1及び図2は、本発明による方法を用いて得られた三重ガラスの例を示す。
三重ガラスは、互いに平行な三枚のガラス板1,2,3を含む。内側ガラス板2と呼ばれる一枚のガラス板は、外側ガラス板1,3と呼ばれる他の二枚のガラス板の間に配置される。
三枚のガラス板は、図1のように同じ表面積を有してもよいし、あるいは、例えば、内側ガラス板2の表面積が外側ガラス板1,3よりも小さい、図2のように異なる表面積を有してもよい。また、三枚のガラス板1,2,3は、異なる厚みを有してもよい。その寸法(ガラス板の表面積、厚み)は、三重ガラスの所望用途に応じて選択される。
また、三重ガラスは、ガスを内包する二つのガス空間又はキャビティ8,9を形成するために、ガラス板同士を離間させておく一つ又は二つのスペーサ4,5,4´を含む。ガス充填キャビティ8,9は、三重ガラスに高い断熱性及び遮音性を提供する。二つのキャビティ8,9は、三重ガラスの所望用途に応じて、同じ厚みを有してもよいし、異なる厚みを有してもよい。各スペーサ4,5,4´は、フレームの形状を有し、ガラス板の縁部近傍においてガラス板の二つの面の間に配置される。図1において、三重ガラスは二つのスペーサ4,5を含み、各スペーサは、内側ガラス板2と二枚の外側ガラス板1,3のうちの一方との間に配置される。図2において、三重ガラスは、二枚の外側ガラス板1,3の間に配置される単一のスペーサ4´を含む。スペーサ4´は、内側ガラス板2の縁部が挿入される溝40´を含む。
また、三重ガラスは、高い密封性を得るために、スペーサ4´又はスペーサ4,5の外面と、ガラス板1,3又はガラス板1,2,3の縁部との間に夫々配置されるマスチックビード(bead of mastic)6,7を含む。
本発明によるガス充填三重ガラスを製造するために用いる方法は、次の三つの主要な工程、事前組立工程、ガス注入工程及び押圧工程、を含む。
好適には、これら三つの工程の各々は、異なるワークステーションにて行われる。製造工程を多数のワークステーションの間で分けることで、多くの三重ガラスを同時に製造することができる。かくして、本発明は、一つの三重ガラスについて同じ工程を二回行う必要なく多数の三重ガラスを同時に製造することを可能にする。
事前組立工程は、第1のワークステーションにてコンベアベルト10上に三枚のガラス板1,2,3を配置することを含む。次に三枚のガラス板1,2,3を所定位置に保持して、ガス注入工程を行う第2のワークステーションへと運ぶ。三枚のガラス板1,2,3は、ガスキャビティ8,9の充填がし易いように配置される必要がある。キャビティ8,9にガスを充填したら、三枚のガラス板1,2,3を、コンベアベルトによって第3のワークステーションへと運び、そこで三重ガラスを密封するために押圧する。
このように、製造方法を三つの工程に分け、その各々を異なるワークステーションにて行うため、三つの三重ガラスを同時に同一製造ライン上で製造することができる。
三重ガラスのガラス板の種々の面に(1)から(6)までの番号を付すのが一般的である。ここでは図1及び図2に示すように、建物の外方に面する外側ガラス板1の外側面には番号(1)を付し、建物の外方に面する外側ガラス板1の内側面には番号(2)、外側ガラス板1の方を向く内側ガラス板2の面には番号(3)、外側ガラス板3の方を向く内側ガラス板2の面には番号(4)、建物の内方に面する外側ガラス板3の内側面には番号(5)、建物の内方に面する外側ガラス板3の外側面には番号(6)を付す。
種々の工程を以下により詳しく説明する。
該製造方法は、事前組立工程に先立って、(一つ又は複数の)ガラス板1,2,3に(一つ又は複数の)スペーサ4,5,4´を固定する工程を含む。該工程は、好適には、例えばブチル製のビードを用いた粘着接合によって行われる。好適には、スペーサ4,5,4´は、三重ガラスの内部に存在し得る湿気を吸収可能な乾燥剤を備える。また、好適には、スペーサ4,5,4´は断熱材である。
更に、該製造方法は、スペーサをガラス板に固定する工程の前に、三枚のガラス板1,2,3を洗浄する工程を含む。なぜなら、ひとたび三重ガラスの製造が完了すると面(2)から面(5)は三重ガラスの内部に閉じ込められ、もはや洗浄不可能になるからである。ガラス板を洗浄することで、使用者に三重ガラスの透視性の向上を提供する。
また、図1の実施形態による三重ガラスに関し、スペーサ4は、外側ガラス板1の面(2)に固定してもよいし、内側ガラス板2の面(3)に固定してもよい。同様に、スペーサ5は、外側ガラス板3の面(5)に固定してもよいし、内側ガラス板2の面(4)に固定してもよい。各スペーサ4,5、4´は、ガラス板のうちの一枚に固定するための第1のブチル製ビードと、押圧工程において二枚目のガラス板に後々固定するための第2のブチル製ビードとを含む。
図2の実施形態による三重ガラスに関し、スペーサ4´は内側ガラス板2の縁面に固定される。従って、スペーサ4´は、溝40´内にブチル製ビードを有し、これに加え、押圧工程において二枚の外側ガラス板1,3の面(2)及び面(5)に後々固定するための二つのブチル製ビードを更に有する。
スペーサ4,5,4´をガラス板の種々の面に固定するために必要とされる全てのブチル製ビードを事前組立工程に先立って施すことで、その後の固定作業を容易にすると共に、製造工程を遅延させる中間の接合工程を回避する。
事前組立工程において、三枚のガラス板1,2,3は、第1のワークステーションによって一枚ずつ運ばれ、コンベアベルト10上に互いに隣り合わせて配置される。コンベアベルト10は、ガラス板を第1のワークステーションから第2のワークステーションへと運び、その後、第3のワークステーションへと運ぶことが可能である。
図3〜図8は、第1のワークステーションによってコンベアベルト10上に配置された状態のガラス板1,2,3を示す。
三重ガラスを製造するにあたり三枚のガラス板を同時に加工することで、二重ガラスを最初に作ってその二重ガラスから三重ガラスを製造する方法よりも大幅に時間を節約する。
各ガラス板1,2,3を、隣接するガラス板に対して0°〜10°の角度α、βで傾斜させて配置する。傾斜角度が0以外の場合、三重ガラスをその四つの側面のうちの少なくとも一つにおいて実質的に閉鎖可能であることを意味する。キャビティ8,9は、スペーサ及び二枚の隣接するガラス板によって画成される。三重ガラスは少なくとも一つの側面において閉鎖されていないため、キャビティ8,9は開口を有する。この開口を介して、ガス注入工程においてガスが注入される。
図3〜図8の種々の実施形態に関連して、事前組立工程を以下に説明する。
図3の実施形態によれば、事前組立工程中、外側ガラス板1は垂直に配置され、内側ガラス板2は、3°〜10°の傾斜角度αでガラス板1に寄り掛かった状態で配置され、外側ガラス板3は、3°〜10°の傾斜角度βでガラス板1に寄り掛かった状態で配置される。キャビティ8,9は、ガラス板の傾斜により開放されている。
全ての実施形態において、角度α及びβは等しくてもよい。
図4の実施形態は、スペーサ4,5が単一のスペーサ4´に置き換えられていること以外は、図3の実施形態と同様である。
図5〜図8の実施形態は二つのスペーサ4,5を含む。しかしながら、本発明は、スペーサ4,5が単一のスペーサ4´に置き換えられた形態も同様に包含する。
図5の実施形態によれば、事前組立工程中、内側ガラス板2は垂直に配置され、外側ガラス板1は、3°〜10°の傾斜角度αでガラス板2に寄り掛かった状態で配置され、外側ガラス板3は、3°〜10°の傾斜角度βでガラス板2に寄り掛かった状態で配置される。キャビティ8,9は、ガラス板の傾斜により開放されている。
図6の実施形態は、コンベアベルト10が3°〜10°の角度αで傾斜していること、及び、コンベアベルト10に対して垂直となるのが、図3の実施形態のように外側ガラス板1ではなく、内側ガラス板2であること、を除けば図3の実施形態と同様である。
図7の実施形態によれば、事前組立工程中、外側ガラス板1は、コンベアベルト10上に垂直に配置され、内側ガラス板2は、外側ガラス板1の隣に配置されるが、外側ガラス板1に対して垂直方向上方にオフセットされる。そして外側ガラス板3は、内側ガラス板2の隣に、もう一方の外側ガラス板1と同一の高さでコンベアベルト10上に配置される。各ガラス板の隣接するガラス板に対する傾斜角度α、βは、本実施形態では0°に等しい。三重ガラスを閉鎖するためにキャビティ充填後に下方にずらす必要がある内側ガラス板2にスペーサ4,5が貼り付かないように、内側ガラス板2は同スペーサと厳密には接触していない。内側ガラス板2の底面は、スペーサ4,5の下部より上方にある。そのため、キャビティ8,9は、ガス注入工程中にガスを注入可能な開口を有する。本実施形態において、キャビティ8,9の開口は相互に連通している。
図9の実施形態は、図7の実施形態のまた別の形態である。内側ガラス板2は、外側ガラス板1,3に対して垂直方向下方にオフセットされ、スペーサ4,5は内側ガラス板2に固定され、内側ガラス板2のみがコンベアベルト10に接触している。外側ガラス板1,3の底面は、スペーサ4,5の下部より上方にある。そのため、キャビティ8、9は、ガス注入工程中にガスを注入可能な開口を有する。この別形態は、キャビティ8,9を相互に独立させておくことができ、これにより各キャビティへのガスの充填制御を向上させることができる。
図8の実施形態によれば、三枚のガラス板1,2,3を、例えば、最初に外側ガラス板1、次に内側ガラス板2、最後に外側ガラス板3といったように、次々に互いに隣接させて垂直に配置する。その後、各外側ガラス板1,3の一方の側を内側ガラス板2から遠ざけるように引っ張ることで変形させてキャビティ8,9を開放することにより、キャビティ8,9にガスを充填するための通路を形成する。
全ての実施形態において、配置を容易にするために一枚のガラス板を垂直にすることが好ましい。
全ての実施形態において、キャビティ8,9の開口は、三重ガラスのガス充填を行う側に形成される。図3〜図9の実施形態において、ガスは三重ガラスの下方から送られ、ガラス板は、実質的に垂直であるか、又は、垂直方向に対して僅かに(3°〜10°、図3及び図4における外側ガラス板3の場合最大で20°)傾斜している。
外側ガラス板1,は、吸着カップによって所定位置に運ばれる。図3,図4及び図6の実施形態において、外側ガラス板1は、例えば、コンベアベルト10と共に移動可能なフレームに支えられている。ガラス板2,3がガラス板1に寄り掛かって傾斜していることから、これらは助力なしで立っている。フレーム以外の姿勢保持手段を必要としない。だが、それにもかかわらず該工程のユーザから希望があれば、他の姿勢保持手段を提供することも可能である。他の姿勢保持手段は、例えば、内側ガラス板2のための掴み具である。これらの掴み具は、ガラス板の二つの面を縁部近傍で把持するか、又は、ガラス板の縁面を様々な箇所で把持する。他の姿勢保持手段は、例えば、外側ガラス板3については吸着カップである。このような他の保持手段は、キャビティ8,9にガスを充填する工程及び押圧工程のどちらも妨害しない。なぜなら、掴み具の寸法は、押圧工程後にマスチック6,7が注入されるスペーサ4,5,4´の外縁面とガラス板の縁部との間の間隔よりも小さいからである。
図5の実施形態に関し、内側ガラス板2を所定位置に保持する手段のみが必要とされる。これらの手段は、例えば、上述した掴み具等である。しかしながら、吸着カップ等の他の保持手段を外側ガラス板1,3のために提供してもよい。
図7〜図9の実施形態に関し、各ガラス板は、例えば、外側ガラス板1,3については吸着カップ、内側ガラス板2については掴み具等の、保持手段によって所定位置に保持しなければならない。
図10a〜図10fは、一実施形態による事前組立方法の連続する段階を示す断面図である。
本実施形態において、コンベアベルト10は、実質的に相互に平行する三つのベルトストリップ11,12,13から構成される。これらのベルトストリップ11,12,13は、自身の長手方向に直交する略水平方向に移動可能である。三つのベルトストリップ11,12,13は可動支持部15に固定され、該アセンブリは可動ベルトストリップ11,12,13を含み、可動支持部15は不動支持部14に対して移動可能である。不動支持部14及び可動支持部15は、不動フレーム及び可動フレームに夫々相当する。
図10aに示すように、不動支持部14に立て掛けられたガラス板3を、ベルトストリップ13上にて運ぶ。図10aにおいて、ベルトストリップ11,12,13及び可動支持部15は、動作していない。ガラス板3は、好適には、安定性を高めるために3°〜10°の角度で傾けられる。
次に、図10bに示すように、ガラス板3の底部が可動ベルトストリップ13上に載ったままの状態で、ガラス板3を可動支持部15に寄り掛かるまで傾ける。図10bにおいて、ベルトストリップ11,12,13及び可動支持部15は、依然として動作していない。
図10b及び図10cの間に、ベルトストリップ11,12,13及び可動支持部15を作動させ、不動支持部14から遠ざかる方向に同不動支持部に対して水平移動を生じさせる。
図10cに示すように、スペーサ5を備え且つ不動支持部14に立て掛けられたガラス板2を、ベルトストリップ12上へ押し進める。図10cにおいて、ベルトストリップ11,12,13及び可動支持部15は、動作していない。ガラス板2は、好適には、安定性を高めるために3°〜10°の角度で傾けられる。
次に、図10dに示すように、ガラス板2を、引き続き可動支持部15に寄り掛かったままのガラス板3に寄り掛かるまで傾ける。ガラス板2の底部は依然として可動ベルトストリップ12上に載っており、ガラス板3の底部は依然として可動ベルトストリップ13上に載っている。図10dにおいて、ベルトストリップ11,12,13及び可動支持部15は、動作していない。
図10d及び図10eの間に、ベルトストリップ11,12,13及び可動支持部15を作動させ、不動支持部14から更に遠ざかる方向に同不動支持部に対して水平移動を生じさせる。
図10eに示すように、スペーサ4を備え且つ不動支持部14に立て掛けられたガラス板1を、ベルトストリップ11上へ押し進める。図10eにおいて、ベルトストリップ11,12,13及び可動支持部15は、動作していない。ガラス板1は、好適には、安定性を高めるために3°〜10°の角度で傾けられる。
次に、図10fに示すように、ガラス板2,3を不動支持部14に引き続き立て掛けられた状態のガラス板1に寄り掛かるまで傾ける。ガラス板1,2,3の底部は、依然として可動ベルトストリップ11,12,13上に夫々載っている。図10fにおいて、ベルトストリップ11,12,13及び可動支持部15は、動作していない。
図10a〜図10fの実施形態は、図3〜図6の実施形態に応用可能である。
ガラス板1,2,3がコンベアベルト10上の所定位置に保持されると、コンベアベルトが始動してガラス板を第2のワークステーションへと移動させる。この第2のワークステーションは、二枚の隣り合うガラス板の間に位置する二つのキャビティ8,9内に同時にガスを注入する。これがキャビティにガスを充填する工程である。注入はノズルを用いて行われる。好適には、コンベアベルト10は複数の貫通孔を有し、該貫通孔を介してガスがノズルからキャビティ8,9内に送り込まれる。キャビティ8,9の充填は、同キャビティ内を満たすガスの約90%が空気以外のガスになるまで行われる。二つのキャビティ8,9を同時に充填することで時間を節約する。
ノズルは移動可能であるため、様々な寸法の三重ガラス、すなわち様々なガラス板の厚み及び/又はガスギャップ(gas gap)に適合させることができる。
注入されるガスは、好適には、例えば空気よりも高い断熱性を提供するアルゴンやクリプトン等の重質ガスである。アルゴンは安価なため好ましい。
ガスの注入に先立って、キャビティを充填する工程は、ガス注入前のキャビティ8,9内に真空状態を形成する工程を含む。これにより、いったん真空状態が形成されるとキャビティをより迅速に充填することが可能となり、追加の工程を要しない。
キャビティ8,9が空気以外のガスで90%充填されると、第2のワークステーションは、キャビティ8,9を閉鎖するためにガラス板1,2,3を早急に押し付けて、空気以外のガスがキャビティ8,9から逆戻りしないようにする。図7及び図9の実施形態の場合、第2のワークステーションは更に、上記押し付け動作の前に、内側ガラス板2を外側ガラス板1,3に合わせて整列させる。
図10a〜図10fの実施形態において、上記押し付け動作は、コンベアベルトストリップ11,12,13同士をより接近させることによって行う。
上記押し付け動作が完了すると、コンベアベルト10が始動してガラス板1,2,3を第3のワークステーションへと移動させる。押圧工程において、第3のワークステーションは、好適には外側ガラス板1,3に直交するように且つ同外側ガラス板1,3の方向に、外側ガラス板1,3に圧力を加えることによりガラス板1,2,3を押圧して、三重ガラスを密封する。
押圧工程中、ガラス板1,2,3は、例えばその全てが垂直に立てられる。別の例としては、ガラス板1,2,3は全て、垂直方向に対して3°〜10°の角度で傾斜した平面上に配置される。
特に図10a〜図10fの実施形態に関し、主要工程毎に一つのコンベアベルトを提供してもよい。この場合コンベアベルトは相互に隣接している。所定位置に保持されたガラス板は、ある工程から次の工程に移行するために、あるコンベアベルトから別の隣接するコンベアベルトへと運ばれる。従って図10a〜図10fの実施形態において、ガラス板1,2,3は、好適には、ガラス板1,2,3の全てを支える不動支持部14に沿ってベルトストリップ11,12,13の長手方向に運搬されながら、別の隣接するコンベアベルトへと移送される。
例えば、まず二重ガラスを製造してから次に三重ガラスを製造する場合のように押圧動作を二段階で行うのではなく、三枚のガラス板の全てを同時に押圧するということは次のことを意味する。
一方では、ガラス板のうちの二枚に加えられる応力が低減する。すなわち、二重ガラスから三重ガラスを製造する場合、二重ガラスの二枚のガラス板は、二重ガラスを密封するために二重ガラスの製造の最後に押圧され、その後再び三重ガラスの製造の最後に、三重ガラスを密封するために押圧される。それ故、ガラス板のうちの二枚は二回押圧される。本発明による方法ではこれを回避する。
他方では、二つのキャビティにかかる圧力を均等にすることができる。二重ガラスから三重ガラスを製造する場合、三重ガラスを押圧する際、キャビティのうちの一方が二回押圧されることから二つのキャビティの間に不均衡が生じ得る。これにより二つのキャビティ間にガス容量の差異が生じることがある。
かくして、本発明による方法のおかげで、三重ガラスの気密性が向上する。
押圧工程の後に、(一つ又は複数の)スペーサ4,5,4´に沿って、三重ガラスの外方を向く同スペーサの面とガラス板1,2,3の縁部との間に、マスチック6,7が注入される。マスチックは、湿気やほこりが侵入しないように三重ガラスを密封する。
更に、ガラス板1,2,3に、低放射率コーティング(例えば面(2)及び面(5)に)、反射防止コーティング(例えば面(3)及び面(4)に)、エレクトロクロム積層体(electrochrome stacks)、自浄コーティング、結露防止コーティング、太陽光調整コーティングといった機能コーティングを施してもよい。幾つかの機能コーティングを三重ガラスの同一面に施してもよい。

Claims (16)

  1. ガスが充填された三重ガラスの製造方法において、
    三枚のガラス板(1,2,3)を互いに隣り合わせて配置する事前組立工程であって、ガラス板(1,2,3)の少なくとも一枚がスペーサ(4,5,4´)を具備し、ガラス板のうちの一枚を垂直方向に対して3°〜10°の角度で傾斜させ、各ガラス板(1,2,3)を隣接するガラス板に対して0°〜10°の角度(α、β)で傾斜させて配置し、各々が二枚の隣り合うガラス板の間に在る二つのキャビティ(8,9)を形成する、事前組立工程と、
    ノズルを用いて二つのキャビティ(8,9)内に同時にガスを注入することによりキャビティを充填する工程と、
    三重ガラスを密封するためにガラス板(1,2,3)を互いに押圧する工程と、を含むことを特徴とする方法。
  2. 事前組立工程は第1のワークステーションにて行われ、充填工程は第2のワークステーションにて行われ、押圧工程は第3のワークステーションにて行われることを特徴とする、請求項1に記載の三重ガラスの製造方法。
  3. 事前組立工程において、ガラス板(1,2,3)の少なくとも一枚は垂直に配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の三重ガラスの製造方法。
  4. 事前組立工程において、三枚のガラス板(1,2,3)は、二枚の隣り合うガラス板の間の傾斜角度(α、β)が0°に等しい状態で、垂直且つ互いに略平行に配置されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の三重ガラスの製造方法。
  5. 事前組立工程において、他の二枚のガラス板(1,3)の間に配置されるガラス板(2)は、ガス注入用のキャビティ(8,9)への開口を形成するために他の二枚のガラス板に対して垂直方向にオフセットされることを特徴とする、請求項4に記載の三重ガラスの製造方法。
  6. 事前組立工程において、他の二枚のガラス板の間に位置するガラス板(2)に隣接するガラス板(1,3)は、ガス注入用のキャビティ(8,9)への開口を形成するように、その一縁部の近傍で変形されることを特徴とする、請求項4に記載の三重ガラスの製造方法。
  7. 事前組立工程において、ガラス板のうちの一枚は垂直に配置され、他の二枚のガラス板は各々隣接するガラス板に対して3°〜10°の傾斜角度(α、β)で傾斜させて配置されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の三重ガラスの製造方法。
  8. 充填工程において、注入されるガスは重質ガスであることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の三重ガラスの製造方法。
  9. 充填工程において、ガスは、ガラス板(1,2,3)を運搬するコンベアベルト(10)に形成されたオリフィスを介してキャビティ(8,9)内に注入されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の三重ガラスの製造方法。
  10. 充填工程は、キャビティ(8,9)が充填されたら、キャビティ(8,9)を閉鎖するために第2のステーションにてガラス板(1,2,3)を早急に押し付けることを含むことを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の三重ガラスの製造方法。
  11. 充填工程は、ガスを注入する前にキャビティ(8,9)内に真空状態を形成する事前の工程を含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の三重ガラスの製造方法。
  12. 事前組立工程中及び充填工程中に、他の二枚のガラス板の間に位置するガラス板(2)に隣接するガラス板(1,3)は、吸着カップによって所定位置に保持され、他の二枚のガラス板の間に位置するガラス板(2)は、同ガラス板の二つの面をその縁部近傍において把持するか、あるいは、同ガラス板の縁面を様々な箇所において把持する、グリッパーによって所定位置に保持されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の三重ガラスの製造方法。
  13. 押圧工程は、全てが垂直に立っているか、あるいは、全てが3°〜10°の角度で垂直方向に対して傾斜した平面上にある、ガラス板(1,2,3)に行われることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の三重ガラスの製造方法。
  14. 事前組立工程は、好適にはブチル製のビードを用いて少なくとも一枚のガラス板に一つ又は複数のスペーサ(4,5,4´)を固定する工程の後に行われることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の三重ガラスの製造方法。
  15. 一つのスペーサ(4´)を他の二枚のガラス板の間に位置するガラス板(2)に固定するか、各スペーサが他の二枚のガラス板の間に位置するガラス板(2)の一方の面に固定される状態で二つのスペーサ(4,5)を同ガラス板(2)に固定するか、あるいは、二つのスペーサ(4,5)を各々三枚のガラス板(1,2,3)のうちの一枚に固定することで、事前組立工程の後に、各スペーサが一つ又は二つのキャビティ(8,9)を画定することを特徴とする、請求項14に記載の三重ガラスの製造方法。
  16. 押圧工程の後に、ガラス板(1,2,3)の縁部近傍においてスペーサ(4,5,4´)に沿ってマスチック(6,7)が注入されることを特徴とする、請求項14又は15のいずれか一項に記載の三重ガラスの製造方法。
JP2012551664A 2010-02-08 2011-01-31 ガスが充填された三重ガラスの製造方法 Active JP5833572B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1050859 2010-02-08
FR1050859A FR2956149B1 (fr) 2010-02-08 2010-02-08 Procede de fabrication d'un triple vitrage rempli de gaz
PCT/FR2011/050184 WO2011095732A2 (fr) 2010-02-08 2011-01-31 Procede de fabrication d'un triple vitrage rempli de gaz

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013532107A JP2013532107A (ja) 2013-08-15
JP2013532107A5 JP2013532107A5 (ja) 2014-03-20
JP5833572B2 true JP5833572B2 (ja) 2015-12-16

Family

ID=42735513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012551664A Active JP5833572B2 (ja) 2010-02-08 2011-01-31 ガスが充填された三重ガラスの製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US9790733B2 (ja)
EP (1) EP2534327B1 (ja)
JP (1) JP5833572B2 (ja)
CN (1) CN103109031B (ja)
DK (1) DK2534327T3 (ja)
EA (1) EA022191B1 (ja)
FR (1) FR2956149B1 (ja)
PL (1) PL2534327T3 (ja)
WO (1) WO2011095732A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3067741A1 (fr) * 2017-06-19 2018-12-21 Saint-Gobain Glass France Procede et installation de fabrication de vitrage isolant

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010035748B4 (de) * 2010-04-29 2013-01-03 Bystronic Lenhardt Gmbh Verfahren zum Zusammenbauen von Isolierglasscheiben, die drei zueinander parallele Glasplatten haben
US9556066B2 (en) * 2011-12-13 2017-01-31 Guardian Industries Corp. Insulating glass units with low-E and antireflective coatings, and/or methods of making the same
FR2984300B1 (fr) * 2011-12-15 2014-11-21 Saint Gobain Procede de fabrication d'un vitrage multiple rempli de gaz
ITTO20120076A1 (it) * 2012-01-30 2013-07-31 Bottero Ig S R L Metodo e macchina per la formatura di un vetro camera
KR101500683B1 (ko) * 2012-10-17 2015-03-09 주식회사 케이씨씨 3중 복층 유리 제조방법
KR101500682B1 (ko) * 2012-10-17 2015-03-09 주식회사 케이씨씨 3중 복층 유리
US10113354B2 (en) 2013-12-31 2018-10-30 Cardinal Ig Company Multiple-pane insulating glazing unit assembly, gas filling, and pressing machine
US9951553B2 (en) * 2014-06-05 2018-04-24 Erdman Automation Corporation High speed parallel process insulated glass manufacturing line
JP2016056064A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 旭硝子株式会社 多層ガラス
CN104329001A (zh) * 2014-11-05 2015-02-04 苏州金螳螂建筑装饰股份有限公司 新型观察窗结构
JP6505254B2 (ja) * 2015-04-22 2019-04-24 サン−ゴバン グラス フランスSaint−Gobain Glass France 三層複層ガラスを製造する方法および装置
KR101845004B1 (ko) 2015-06-22 2018-04-03 김광식 진공 유리 제조장치 및 제조방법
FR3086686A1 (fr) 2018-09-28 2020-04-03 Saint-Gobain Glass France Procede de fabrication d'un vitrage isolant ayant au moins trois feuilles de verre
WO2020078769A2 (de) * 2018-10-19 2020-04-23 Glass Technology Gmbh Scheibenverbund und verfahren zum herstellen und/oder bereitstellen eines scheibenverbundes
DE102019123700A1 (de) * 2019-09-04 2021-03-04 Bystronic Lenhardt Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Zusammenbauen von Isolierglasscheiben sowie dadurch hergestellte Isolierglasscheibe
KR20210078327A (ko) * 2019-12-18 2021-06-28 코닝 인코포레이티드 유리 운반 장치 및 이를 포함하는 복층 유리 유닛 제조 시스템
KR20210078329A (ko) * 2019-12-18 2021-06-28 코닝 인코포레이티드 복층 유리 유닛 제조를 위한 장치 및 방법

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2294314A1 (fr) * 1974-12-11 1976-07-09 Saint Gobain Intercalaire pour vitrages multiples
DE3101342C2 (de) * 1981-01-17 1984-08-02 Vereinigte Glaswerke Gmbh, 5100 Aachen "Verfahren zur Herstellung von gasgefüllten Isolierglaseinheiten und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens"
DK173809B1 (da) * 1989-03-30 2001-11-12 Cardinal Ig Co Fremgangsmåde til fremstilling af gasfyldte termoglasruder
DE4022185A1 (de) * 1990-07-13 1992-01-16 Lenhardt Maschinenbau Verfahren und vorrichtung zum zusammenbauen von isolierglasscheiben, die mit einem von luft verschiedenen gas gefuellt sind
US5531047A (en) * 1993-08-05 1996-07-02 Ppg Industries, Inc. Glazing unit having three or more glass sheets and having a low thermal edge, and method of making same
DE4437998C2 (de) * 1994-02-01 1999-07-22 Lenhardt Maschinenbau Vorrichtung zum Zusammenbauen von Isolierglasscheiben
ES2118527T3 (es) * 1994-03-24 1998-09-16 Peter Lisec Dispositivo para rellenar cristales aislantes con gas pesado.
US5983593A (en) * 1996-07-16 1999-11-16 Dow Corning Corporation Insulating glass units containing intermediate plastic film and method of manufacture
US5957169A (en) * 1997-10-24 1999-09-28 Cardinal Ig Company Apparatus and method for filling insulated glass units with insulating gas
GB9724077D0 (en) * 1997-11-15 1998-01-14 Dow Corning Sa Insulating glass units
AU2003900862A0 (en) * 2003-02-26 2003-03-13 The University Of Sydney Improved sealing arrangement for use in evacuating a glass chamber
JP4164752B2 (ja) * 2003-08-13 2008-10-15 旭硝子株式会社 複層ガラス支持構造及び複層ガラス
CN100422469C (zh) * 2003-09-03 2008-10-01 朱利安·麦金利·金 隔热板的改进
ITTV20080031A1 (it) * 2008-02-20 2009-08-21 For El Base Di Vianello Fortunato & C Snc Dispositivo automatico e procedimento automatico per il riempimento del vetro isolante composto da almeno due lastre di vetro ed almeno un telaio distanziatore con gas diverso dall'aria.
JP2010024097A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Densetsu Aatsu:Kk 複層ガラスのガス充填方法及び複層ガラスのガス充填装置
US8381382B2 (en) 2009-12-31 2013-02-26 Cardinal Ig Company Methods and equipment for assembling triple-pane insulating glass units

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3067741A1 (fr) * 2017-06-19 2018-12-21 Saint-Gobain Glass France Procede et installation de fabrication de vitrage isolant
WO2018234035A1 (fr) * 2017-06-19 2018-12-27 Saint-Gobain Glass France Procédé et installation de fabrication de vitrage isolant

Also Published As

Publication number Publication date
DK2534327T3 (en) 2017-07-03
EA022191B1 (ru) 2015-11-30
US9790733B2 (en) 2017-10-17
US20120285605A1 (en) 2012-11-15
FR2956149A1 (fr) 2011-08-12
WO2011095732A3 (fr) 2015-07-02
EP2534327A2 (fr) 2012-12-19
CN103109031B (zh) 2015-02-25
WO2011095732A2 (fr) 2011-08-11
FR2956149B1 (fr) 2012-01-27
CN103109031A (zh) 2013-05-15
JP2013532107A (ja) 2013-08-15
EP2534327B1 (fr) 2017-03-15
EA201290765A1 (ru) 2013-02-28
PL2534327T3 (pl) 2017-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5833572B2 (ja) ガスが充填された三重ガラスの製造方法
KR102114916B1 (ko) 기존의 윈도우 새시 내에 진공 단열 유리(vig) 윈도우 유닛의 설치 방법 및 장치
US8381382B2 (en) Methods and equipment for assembling triple-pane insulating glass units
JP6505254B2 (ja) 三層複層ガラスを製造する方法および装置
EP3517513B1 (en) Vacuum thermal insulation plate glass assembly manufacturing method and apparatus
US10704319B2 (en) High speed parallel process insulated glass manufacturing line
JP6139557B2 (ja) ガスが充填された複層ガラスユニットの製造方法
JP7370597B2 (ja) 二重真空ガラスの製造方法及びそれによって製造される二重真空ガラス
CN208560906U (zh) 一种真空吸附翻转装置
KR101450438B1 (ko) 진공단열재의 제조방법
JPH02267141A (ja) 多重絶縁ガラスユニットの製造方法
KR101612344B1 (ko) 진공유리 제조방법 및 이에 의하여 제조되는 진공 유리
US10900275B2 (en) Integrated tube for vacuum insulated glass (VIG) unit evacuation and hermetic sealing, VIG unit including integrated tube, and associated methods
KR20140131803A (ko) 진공유리 제조장치 및 제조방법
KR20230106009A (ko) 복층유리 제조시스템의 합착장치
KR20170119390A (ko) 진공유리 제조방법
KR101255476B1 (ko) 샤시용 진공유리 제조방법
KR20150006120A (ko) 진공 유리
FR3067741A1 (fr) Procede et installation de fabrication de vitrage isolant

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140909

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141204

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5833572

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250