JP5832926B2 - 旋回式クレーン用免震装置 - Google Patents

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Description

本発明は、旋回式クレーンについて振動による脱輪などを防止する旋回式クレーン用免震装置に関する。
旋回式クレーンとして、例えば、特許文献1には、原子炉プラントの原子炉格納容器内に設けられた旋回式天井クレーン(ポーラクレーン)が示されている。この旋回式天井クレーンは、原子炉格納容器内の上部に、円状のレールが設けられ、当該レールの径方向に亘って桁部(ガーダ)が配置されている。桁部は、レールの径方向での対向する位置に、当該レールに沿って走行する車輪が設けられており、これによりレールに沿って旋回走行が可能に設けられている。また、桁部は、レールの径方向に沿って移動可能にトロリが設けられている。トロリは、吊上ワイヤが巻き上げ可能に設けられている。
一方、例えば、特許文献2には、クレーン用免震装置が示されている。このクレーン用免震装置は、クレーン本体と走行装置との間に、両者を定常の位置関係に弾性的に保持するバネ機構と、地震発生に伴い走行装置が横方向に振動する際に、クレーン本体に働く慣性力により元位置に留まろうとするクレーン本体の走行装置に対する相対的な変位を許容しながら両者を連結する可動連結機構と、バネ機構を介して行われるクレーン本体と走行装置との相対変位を抑制するダンパーとが設けられたものである。
特開平11−84052号公報 特開2004−210546号公報
上述した特許文献1に記載の旋回式クレーンに対し、特許文献2に記載の免震装置を適用することで、旋回式クレーンに免震性能を備えることが可能である。しかし、特許文献2に記載の免震装置は、平行に移動するクレーンに適用したものであり、平行する2本のレールに2つの走行装置を配置し、各走行装置に対してクレーン本体が同じ方向に相対変位する。このため、特許文献1のように原子炉格納容器内に設けられる旋回式クレーンにあって、円状のレールの径方向での対向位置に配置される各走行装置、に対して桁部が同じ方向に相対変位すると、桁部が原子炉格納容器の内壁や、原子炉格納容器内においてレール周りに配置された構造物などに衝突するおそれがある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、走行装置と桁部との相対変位量を抑えることのできる旋回式クレーン用免震装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の旋回式クレーン用免震装置は、円状のレールと、前記レールの径方向での対称位置にそれぞれ設けられ前記レールに沿って走行可能に設けられた各走行装置と、前記レールの径方向に亘って設けられてクレーン装置を有するとともに前記各走行装置に取り付けられる桁部と、を備える旋回式クレーンに適用される免震装置であって、前記走行装置に設けられる第一旋回部、前記桁部に設けられて前記第一旋回部に対して偏心した位置で連結される第二旋回部を有してなり、前記各走行装置と前記桁部とを相対的に水平方向に沿って揺動移動可能に連結する各可動連結機構と、前記各可動連結機構を、前記走行装置と前記桁部との両者が定常の位置関係となるように保持する保持機構と、を備え、前記各可動連結機構間において、一方の第一旋回部と他方の第一旋回部との各旋回中心を結ぶ第一仮想線と、一方の第二旋回部と他方の第二旋回部との各旋回中心を結ぶ第二仮想線とを交差させることを特徴とする。
この旋回式クレーン用免震装置によれば、第一仮想線と第二仮想線とを交差させることで、桁部の並進運動の一部を円状のレールにほぼ沿う回転運動に変換することになり、桁部の水平方向の移動範囲が小さくなる。この結果、走行装置と桁部との相対変位量を抑えることができる。したがって、桁部がレールの周りに配置された構造物などに衝突する事態を防ぐことができる。しかも、桁部の並進運動の一部を円状のレールにほぼ沿う回転運動に変換することで、桁部の運動に伴って走行装置が通常の走行時とほぼ同じ方向であるレールにほぼ沿う方向に移動することになり、走行装置がレールから脱落する事態をより抑制することもできる。
また、本発明の旋回式クレーン用免震装置は、各可動連結機構について、第一旋回部の旋回中心と第二旋回部の旋回中心とを結ぶ連結仮想線を、前記第一仮想線に対して定常時40度程度に設定することを特徴とする。
この旋回式クレーン用免震装置によれば、並進運動の一部を円状のレールにほぼ沿う回転運動とする変換を効率的に行うことが可能になる。
本発明によれば、走行装置と桁部との相対変位量を抑えることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る旋回式クレーンの平面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る旋回式クレーンの側断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る旋回式クレーンの走行装置の側面図である。 図4は、図3におけるII−II矢視図である。 図5は、図3におけるIII−III矢視図である。 図6は、図5におけるIV−IV矢視断面図である。 図7は、図3におけるV−V矢視拡大図である。 図8は、図7におけるVI−VI矢視図である。 図9は、本発明の実施形態に係る免震装置の可動連結機構の配置を示す概略平面図である。 図10は、本発明の実施形態に係る免震装置の動作を示す概略平面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る旋回式クレーンの平面図であり、図2は、本実施形態に係る旋回式クレーンの側断面図(図1のI−I断面図)であり、図3は、本実施形態に係る旋回式クレーンの走行装置の側面図であり、図4は、図3におけるII−II矢視図であり、図5は、図3におけるIII−III矢視図であり、図6は、図5におけるIV−IV矢視断面図であり、図7は、図3におけるV−V矢視拡大図であり、図8は、図7におけるVI−VI矢視図であり、図9は、本実施形態に係る免震装置の可動連結機構の配置を示す概略平面図であり、図10は、本実施形態に係る免震装置の動作を示す概略平面図である。
本実施形態の旋回式クレーン100は、旋回式天井クレーン(ポーラクレーン)として構成されている。旋回式クレーン100は、図1に示すように、円状のレール101と、レール101の径方向での対称位置にそれぞれ設けられ、レール101に沿って走行可能に設けられた各走行装置102と、レール101の径方向に亘って設けられてクレーン装置103を有するとともに各走行装置102に取り付けられる桁部104とを含み構成されている。
レール101は、図2に示すように、その中心軸Sを鉛直として建屋105などの内壁から水平に延在された円盤状の基礎部105aの上に固定されている。
クレーン装置103は、図2に示すように、本実施形態では、桁部104に対し、レール101の径方向に沿って平行に設けられた一対のクレーンレール103aが設けられ、この一対のクレーンレール103aに対してクレーン走行装置103bを介してスライド移動可能に設けられたクレーン本体103cを有している。クレーン走行装置103bについては、走行装置102がレール101を走行する構成と同様であり、当該構成については後述する。クレーン本体103cは、先端にフック103caなどが取り付けられたワイヤ103cbを巻き上げる巻上部103ccと、この巻上部103ccを駆動する駆動部103cdとが搭載されている。なお、図には明示しないが、旋回式クレーン100は、旋回式天井クレーンに限らず、上述したクレーン装置103に代えてブームを有するジブクレーン装置を備えるものであってもよい。
走行装置102は、図3に示すように、レール101上を走行する各2個の車輪5を備えた4組のトラック4と、隣接する2組のトラック4を軸7で連結した2組の下部イコライザービーム6と、2組の下部イコライザービーム6を軸9で連結した上部イコライザービーム8とを含み構成されている。そして、上部イコライザービーム8と桁部104との間に、免震装置10が装着されている。なお、走行装置102は、上記と異なった車輪数で、色々な組合せの形式であってもよい。すなわち、本実施形態においては、各形式の走行装置102に対して、当該走行装置102の最上位のイコライザービームまたはトラックと、桁部104との間を接続するように免震装置10が装備される。
免震装置10は、各走行装置102と桁部104とを相対的に移動可能に連結する可動連結機構11を有している。この可動連結機構11は、第一旋回部12および第二旋回部13を備える。
第一旋回部12は、図3、図5および図6に示すように、走行装置102の上部イコライザービーム8上に、鉛直方向に沿う中心線C1を中心として取り付けられた下部リング31と、この下部リング31に対し、アクシャル荷重用およびモーメント荷重用の各ベアリング33,34、ならびにラジアル荷重用ベアリング35を介して中心線C1を中心として相対回転可能に係合した上部リング32とからなる。
第二旋回部13は、図3、図5、図7および図8に示すように、第一旋回部12の上部リング32上であって中心線C1の偏心位置に配置される中心線C2に沿うように設けられた旋回軸受32aに、図7および図8に示すごとく、鉛直軸17が回転可能に支承され、当該鉛直軸17が桁部104側に取り付けられてなる。鉛直軸17は、荷重支持ブロック18から下方に延在して旋回軸受32aに支承されている。荷重支持ブロック18は、水平方向に延在する水平軸16が設けられ、この水平軸16が、桁部104に取り付けられたサドル104aに対して回転可能に枢支されている。
このように、各可動連結機構11は、走行装置102に設けられる第一旋回部12、および桁部104に設けられて第一旋回部12に対して偏心した位置で連結される第二旋回部13を有してなり、各走行装置102と桁部104とを相対的に水平方向に沿って揺動移動可能に連結する。
なお、第二旋回部13において、旋回軸受32aは、第一旋回部12と同様なベアリングを備え、このベアリングにより荷重支持ブロック18の鉛直軸17を回転可能に支持するように構成することもできる。
また、免震装置10は、図3〜図5に示すように、保持機構20を有している。保持機構20は、可動連結機構11を、走行装置102と桁部104との両者が定常の位置関係となるように保持するためのものである。
保持機構20は、第一旋回部12の径方向に沿うように中心線C1と交差する方向の水平軸14が、上部リング32上に取り付けられたブラケット15を介して支持されている。水平軸14は、水平レバー19を有している。水平レバー19は、第一旋回部12の中心線C1を中心として上部リング32の旋回にしたがって旋回するとともに、水平軸14を中心に上下方向に揺動可能に設けられている。この水平レバー19は、旋回および揺動の先端部に、中心線C1と交差する軸を中心に回転可能なローラ24が設けられている。一方、走行装置102の上部イコライザービーム8上に、ローラ24を案内するように中心線C1を中心として円弧状に形成されたガイドレール25が設けられている。ガイドレール25は、その両端から定常位置としてのレール101上に向かって下る傾斜面25a(図2参照)が設けられている。ここで、定常位置とは、図1に示すように、桁部104が、レール101の径方向に対して直線状に配置され、走行装置102によって走行するにあたり、走行バランスが最も良い位置である。すなわち、ローラ24は、常にガイドレール25の傾斜面25aに接触するように構成されている。このため、水平レバー19は、ローラ24が傾斜面25aの最も下方に傾斜した部分(定常位置)に向かって転動することで、第一旋回部12の旋回位置を、走行装置102と桁部104との両者が定常の位置関係となるように復元させる。
保持機構20において、ローラ24およびガイドレール25の構造に代えて、一般に建造物の地震振動を軽減するために使用されているような振動減衰用の積層ゴムを水平レバー19の先端部下面と上部イコライザービーム8の上面との間に設ける構成を採用することができる。さらに、積層ゴムに代えて水平に配置されたコイルばねを用いることができる。このように、他の任意の構成の復元手段を用いてもよい。積層ゴムの代わりにコイルばねを用いる場合は、水平レバー19の先端部を走行装置102の上面、すなわち上部イコライザービーム8の上面に沿って水平レバー19を案内するように、水平レバー19の先端部下面と上部イコライザービーム8の上面との間に減摩案内部材としてのローラまたはすべり支承部材を併用することが好ましい。
また、保持機構20は、図3および図5に示すように、第一旋回部12の上部リング32と上部イコライザービーム8との間に設けられた、補助の駆動式(または非駆動式)の油圧ダンパー21を有している。油圧ダンパー21は、上部イコライザービーム8に設けられた駆動ユニット21aにより駆動される(図3参照)。
さらに、保持機構20は、図3および図5に示すように、第一旋回部12の上部リング32において、水平レバー19とは中心線C1の反対側に制動板22が設けられるとともに、当該制動板22に着脱可能のブレーキ23が設けられており、水平レバー19の旋回移動を制動するブレーキ手段が構成されている。かかるブレーキ手段は、クレーンの運転中は、制動板22をブレーキ23でロックした状態に保持し、クレーン運転休止時にブレーキ23を解放して免震装置10を作動可能な状態に維持できる。また、クレーンの運転中でも、図示しない振動検出センサーからの地震検出信号に基づき、ブレーキ23による制動板22のロックを解除できるようにしておくことが望ましい。
上述した旋回式クレーン100は、桁部104の荷重が、サドル104aから荷重支持ブロック18、旋回軸受32a、第一旋回部12を経て上部イコライザービーム8を含む走行装置102に伝達される。
そして、地震振動などによって桁部104に作用するアクシャル荷重A、転倒モーメント荷重M、M′およびラジアル荷重Rの各加振力(図6参照)が、上述した免震装置10である、各走行装置102上の第一旋回部12および第二旋回部13で吸収されることになる。
このとき、ラジアル方向に加わる加振力Rは、各走行装置102の第一旋回部12から偏心した旋回軸受32aを水平レバー19とともに第一旋回部12の中心線C1を中心として回動させるように作用し、この回動力が水平レバー19と走行装置102との間に設けられた保持機構20により抑制されることで緩衝される。
保持機構20が、図3〜図5で示す水平レバー19の先端部に設けたローラ24と、走行装置102上で定常位置へ向かって下る傾斜面25aを有するガイドレール25とで構成されているので、水平レバー19の旋回時にローラ24がガイドレール25の傾斜面25aを上り傾斜方向に移動することで移動力が抑制され、クレーンの重力により自動的にガイドレール25の中間位置に復帰移動する。また、保持機構20が、積層ゴムで構成される場合、積層ゴム自体のばね要素と、摩擦減衰要素と、粘性減衰要素とで、水平レバー19の移動力が抑制された後、回動量ゼロ位置へ自動復元される。また、積層ゴムに代えて、コイルばねを用いた場合、コイルばね自体のばね要素で水平レバー19の移動力が抑制されたのち、回動量ゼロ位置へ自動復元される。
また、地震による衝撃的な水平レバー19の回動は、補助の油圧ダンパー21によっても抑制することができ、駆動型の油圧ダンパー21を使用することで、地震振動に対しアクティブな制振を行なうことが可能になる。さらに、水平レバー19の旋回移動を制限するブレーキ手段(制動板22およびブレーキ23)が設けられることにより、地震に対する制振作用が一層的確に行なわれる。
このような免震装置10は、図9に示すように、各走行装置102の各可動連結機構11について、一方の第一旋回部12と他方の第一旋回部12との各旋回中心(中心線C1)を結ぶ第一仮想線L1と、一方の第二旋回部13と他方の第二旋回部13との各旋回中心(中心線C2)を結ぶ第二仮想線L2とを、各走行装置102間で交差させて配置する。第一仮想線L1と第二仮想線L2とを交差させる場合、図9に示すように、一方の第二旋回部13をレール101の径外側に配置し、他方の第二旋回部13をレール101の径内側に配置することに限らない。
この免震装置10によれば、図10に示すように、第一仮想線L1と第二仮想線L2とが交差していると、ラジアル方向に加わる加振力Rは、桁部104に対して水平方向に加えて円状のレール101にほぼ沿う回転方向に作用する。第一仮想線L1と第二仮想線L2とが交差していない場合、ラジアル方向に加わる加振力Rは、桁部104に対して水平方向に加えて第一旋回部12の中心線C1を中心とした回転方向に作用し、桁部104が第一旋回部12の中心線C1と第二旋回部13の中心線C2との距離分の範囲で並進移動する。これに対し、第一仮想線L1と第二仮想線L2とを交差させることで、一方の第一旋回部12と一方の第二旋回部13との連結部分と、他方の第一旋回部12と他方の第二旋回部13との連結部分とにより、桁部104の並進運動の一部を円状のレール101にほぼ沿う回転運動に変換することになり、桁部104の水平方向の移動範囲が小さくなる。この結果、走行装置102と桁部104との相対変位量を抑えることが可能になる。したがって、桁部104がレール101の周りに配置された構造物などに衝突する事態を防ぐことが可能になる。
しかも、桁部104の並進運動の一部を円状のレール101にほぼ沿う回転運動に変換することで、桁部104の運動に伴って走行装置102が通常の走行時とほぼ同じ方向であるレール101にほぼ沿う方向に移動することになり、走行装置102がレール101から脱落する事態をより抑制することも可能になる。
また、本実施形態の免震装置10は、各可動連結機構11について、第一旋回部12の旋回中心(中心線C1)と第二旋回部13の旋回中心(中心線C2)とを結ぶ連結仮想線L3を、第一仮想線L1に対して定常時40度程度の角度に設定することが好ましい。図9において、例えば、L1(第一旋回部12の距離)=45m、L3(第一旋回部12と第二旋回部13との距離)=0.5mとすると、このときのL2の長さは、L1に対するL3の角度を定常時(初期設定時)40度程度にすることで、そこから±30度程度の変動において1mm程度の変動で抑えられ、弾性変形範囲内であり、クレーンに損傷を与えずに追従できるうえで好ましい。このように、L2の長さ変動が小さくなるように初期位置を設定するには、定常時400度程度がよい。また、図9に示すように、一方の第二旋回部13をレール101の径外側に配置し、他方の第二旋回部13をレール101の径内側に配置することに限らない。例えば、各第二旋回部13をレール101の径外側に配置したり、各第二旋回部13をレール101の径内側に配置したりしてもよい。
この免震装置10によれば、並進運動の一部を円状のレール101にほぼ沿う回転運動とする変換を効率的に行うことが可能になる。
10 免震装置
11 可動連結機構
12 第一旋回部
13 第二旋回部
20 保持機構
100 旋回式クレーン
101 レール
102 走行装置
103 クレーン装置
104 桁部
C1 中心線
C2 中心線
L1 第一仮想線
L2 第二仮想線
L3 連結仮想線

Claims (1)

  1. 円状のレールと、前記レールの径方向での対称位置にそれぞれ設けられ前記レールに沿って走行可能に設けられた各走行装置と、前記レールの径方向に亘って設けられてクレーン装置を有するとともに前記各走行装置に取り付けられる桁部と、を備える旋回式クレーンに適用される免震装置であって、
    前記走行装置に設けられる第一旋回部、前記桁部に設けられて前記第一旋回部に対して偏心した位置で連結される第二旋回部を有してなり、前記各走行装置と前記桁部とを相対的に水平方向に沿って揺動移動可能に連結する各可動連結機構と、
    前記各可動連結機構を、前記走行装置と前記桁部との両者が定常の位置関係となるように保持する保持機構と、
    を備え、
    前記各可動連結機構間において、一方の第一旋回部と他方の第一旋回部との各旋回中心を結ぶ第一仮想線と、一方の第二旋回部と他方の第二旋回部との各旋回中心を結ぶ第二仮想線とを交差させると共に、第一旋回部の旋回中心と第二旋回部の旋回中心とを結ぶ連結仮想線を、前記第一仮想線に対して定常時40度程度に設定することを特徴とする旋回式クレーン用免震装置。
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