JP3190794U - ホイスト - Google Patents

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浩行 井伊
浩行 井伊
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Abstract

【課題】横行装置を用いて巻上装置を案内レールに沿って移動させるホイストにおいて、コストの上昇を抑えつつ、揚程を大きくして、建屋スペースの有効利用を図るホイストを提供する。【解決手段】建屋に架設された単一の案内レール9の下方に設置され、吊荷の巻上げと巻下げとを行うワイヤホイスト2と、ワイヤホイスト2を案内レール9に沿って移動させる横行装置3と、を備えるホイスト1である。横行装置3は、案内レール9に据え付けられた状態で案内レール9を挟んで対向する第1および第2横行板4,5と、第1および第2横行板4,5にそれぞれ回転自在に支持され、案内レール9の下側フランジ9a上を転動する駆動側および従動側トロリホイル6,7と、を有している。第1および第2横行板4,5は、ワイヤホイスト2のドラムケース8と一体に形成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、吊荷の巻上げと巻下げとを行う巻上装置を、横行装置を用いて案内レールに沿って移動させるホイストに関するものである。
従来から、この種のホイストとして、図10に示すように、例えば建屋に架設された案内レール(この例ではI形鋼)9の下方に設置される巻上装置102と、案内レール9の下側フランジ9a上を転動する車輪106,107を有する横行装置103と、を備えたものが知られている。このような従来のホイスト101の横行装置103は、通常、下側フランジ9aを挟んで対向する一対の支持板104,105を有しており、当該支持板104,105に回転自在に支持される車輪106,107を電動機(図示せず)によって回転駆動させることで、案内レール9に沿って移動するように構成されている。
上記のような構成のため、上記従来のホイスト101は、車輪106,107、支持板104,105および巻上装置102によって、下側フランジ9aの上下左右を囲んだ状態で案内レール9に設置される。このため、上記従来のホイスト101を案内レール9に据え付ける際には、図11に示すように、一方の支持板104に支持される車輪106を下側フランジ9aに載せた後、他方の支持板105を取り付けることで、下側フランジ9aの上下左右を囲んだ状態を形成することが多い。それ故、上記従来のホイスト101では、巻上装置102の外装を構成するケース108から支持板104,105を容易に取り外したり、支持板104,105同士の間隔を広げたりすることができるように、取付ピン150等の締結部材を用いて、ケース108に形成された結合部151に支持板104,105を取り付けるのが一般的である。
例えば、特許文献1には、全ての車輪を案内レールに接触させるべく、一方のフレーム(支持板に相当)をホイスト本体(巻上装置に相当)の第1のブラケット(結合部に相当)に固定ピン部材で固定する一方、他方のフレームをホイスト本体の第2のブラケット(結合部に相当)に支持ピン部材で揺動自在に支持したホイスト用横行装置が開示されている。
特開2012−116627号公報
ところで、ホイストを建屋に設置する場合、建屋スペースを有効利用したいというニーズがある。特に、ホイストを天井が低い建屋に設置する場合には、ホイストの揚程(建屋の床と上限位置におけるフックとの間の垂直距離)をできるだけ大きくしたいというニーズが強い。
ここで、建屋の床と案内レールの下面との間の垂直距離は設計で決まってしまう値であることから、このようなニーズに応えるには、ヘッド寸法(案内レールの下面と上限位置におけるフックとの間の垂直距離)を小さくすることが有効となる。
ところが、上記特許文献1を初めとする上記従来のホイスト101では、ケース108内の部材(回転ドラム等)と取付ピン150との干渉を避けるべく、例えばケース108にブラケット等を設けることで、支持板104,105とケース108との結合部151を確保しているため、図10の斜線部のような部位が生じ、ヘッド寸法が大きくなる傾向にある。それ故、上記従来のホイスト101では、ホイストの揚程をできるだけ大きくしたいというニーズに応えることが困難であるという問題がある。
他方、ヘッド寸法を小さくするために、フックを巻き上げる回転ドラムのドラム軸を案内レールと直角に配置して、フックが可能な限り横行装置の下端まで近づくよう構成した所謂ローヘッド型ホイストを採用することも考えられるが、ローヘッド型ホイストは一般的に高価であるため、コストの上昇を招くおそれがある。
また、2本の案内レールを平行に設け、当該2本のレールの間で巻上装置を支持することで、巻上装置の設置高さ自体を高くして、ホイストの揚程を大きくすることも考えられる。しかしながら、このような構造では、ホイストの揚程を大きくすることはできるものの、幅方向(案内レールが延びる方向と上下方向とに直交する方向)におけるスペースの有効利用が阻害されるおそれがある。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、横行装置を用いて巻上装置を案内レールに沿って移動させるホイストにおいて、コストの上昇を抑えつつ、ホイストの揚程を大きくして、建屋スペースの三次元的な有効利用を図ることにある。
上記目的を達成するために、本考案では、単一の案内レールに据え付けられるホイストにおいて、巻上装置と横行装置とを取付ピン等で結合するための結合部を省略するようにしている。
具体的には、本考案は、建屋に架設された単一の案内レールの下方に設置され、吊荷の巻上げと巻下げとを行う巻上装置と、当該巻上装置を当該案内レールに沿って移動させる横行装置と、を備えるホイストを対象としている。
そして、上記横行装置は、上記案内レールに据え付けられた状態で当該案内レールを挟んで対向する一対の支持板と、当該各支持板に回転自在に支持され、上記案内レールの下端部に設けられたフランジ上を転動する車輪と、を有しており、上記各支持板は、上記巻上装置の外装を構成するケースと一体に形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、支持板と巻上装置のケースとが一体に形成されていることから、巻上装置と横行装置とを取付ピン等で結合するための結合部を省略して、ホイストのヘッド寸法を小さくすることができる。したがって、ホイストの揚程を大きくして、上下方向における建屋スペースの有効利用を図ることができる。
また、ローヘッド型ホイストのようにホイストの構造を大幅に変更することなく、支持板とケースとを一体に形成するという簡単な構造で、ホイストの揚程を大きくとれることから、コストの上昇を抑えることができる。
しかも、かかる構成を単一の案内レールの下方に設置される巻上装置を備えるホイストに適用することから、例えば平行な2本の案内レールの間で巻上装置を支持することで、巻上装置の設置高さ自体を高くする場合に比して、幅方向における建屋スペースの有効利用を図ることができる。これにより、幅方向における建屋スペースの有効利用を図りつつ、高さ方向における揚程が大きくなったホイストを、案内レールに沿って(奥行方向に)移動させることが可能となる。
以上により、本考案によれば、コストの上昇を抑えつつ、ホイストの揚程を大きくして、建屋スペースの三次元的な有効利用を図ることができる。
なお、本考案における「巻上装置」は、例えば、ワイヤロープによって荷を吊り上げるワイヤホイストでもよいし、吊りチェインによって荷を吊り上げるチェインホイスト(チェインブロックとも称される)でもよい。
また、本考案のホイストが適用される「案内レール」は、少なくとも下端部に横行装置の車輪を載置可能なフランジを有していればよく、例えば、I形鋼やH形鋼やモノボックスを用いることができる。
さらに、本考案のホイストでは、上記各支持板は、溶接によって上記ケースと一体化されていることが好ましい。
この構成によれば、支持板とケースとが溶接によって一体化されていることから、例えば鋼板を曲げ加工等することで支持板とケースとを一体化する場合に比して、ケースを製造する際の加工が容易になるとともに、支持板の取付位置選択の自由度を高めることができる。
また、本考案のホイストでは、上記各車輪は、上記各支持板に対して着脱可能に取り付けられていることが好ましい。
この構成によれば、支持板とケースとを一体に形成した場合、換言すると、支持板をケースから取り外せない場合にも、車輪を支持板から外した状態でホイストを吊り上げ、一対の支持板で案内レールのフランジを挟んだ後、車輪を支持板に取り付けることで、ホイストを案内レールに容易に据え付けることができる。
ところで、支持板とケースとを一体化した場合には、ホイストのヘッド寸法を小さくすることができるものの、一対の支持板同士の間隔を調整することができなくなる。そうして、案内レールのフランジの幅は区々であるところ、ケースと一体化された支持板同士の間隔と、案内レールのフランジ幅とが合わない場合には、車輪がフランジにおける最適位置に載らないことも想定される。
そこで、本考案のホイストでは、上記各支持板には、当該支持板の対向方向に貫通する貫通孔が形成されており、上記各車輪は、上記各貫通孔に挿入される支持ピンの、対向方向内側に突出した先端部に、回転可能かつ着脱可能に取り付けられており、上記各支持ピンは、上記各支持板に対して、着脱可能かつ当該各支持板からの対向方向内側への突出長が変更可能に取り付けられていることが好ましい。
この構成によれば、先端部に車輪が取り付けられた支持ピンが、支持板からの対向方向内側への突出長が変更できるように、支持板に取り付けられていることから、対向方向における車輪の位置を調整することができる。したがって、ケースと一体化された支持板同士の間隔と、案内レールのフランジ幅とが合わない場合にも、対向方向における車輪の位置を調整することで、車輪をフランジにおける最適位置に載せることができる。加えて、車輪および支持ピンを支持板から外した状態でホイストを吊り上げ、一対の支持板で案内レールのフランジを挟んだ後、車輪および支持ピンを支持板に取り付けることで、ホイストを案内レールに容易に据え付けることができる。
また、本考案のホイストでは、上記各支持ピンの外周部には、当該各支持ピンの軸方向と直交する溝が、当該各支持ピンの軸方向に並んで複数形成されており、上記各支持ピンは、上記溝に差し込まれた固定板を上記各支持板に固定することにより、当該各支持板に取り付けられていることが好ましい。
この構成によれば、固定板を支持ピンに形成された溝に差し込むとともに、かかる固定板を支持板に固定するという簡単な構造で、支持ピンを支持板に対し、対向方向に移動せず、かつ、回転しないように固定することができる。また、支持ピンの軸方向に並んで形成された複数の溝のうち、固定板を差し込む溝を変えることで、支持ピンの突出長を容易かつ最適に変更することができる。
さらに、本考案のホイストでは、上記各支持板は、矩形状に形成されていて、下端部が上記ケースと繋がっているとともに、当該各支持板と直交しかつ互いに対向する一対の補強板を介して、両端部も上記ケースとそれぞれ繋がっており、上記各補強板の上端部が鉤爪状に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、支持板の両端部とケースとを繋ぐ補強板を設けることで、支持板の引張強さを高めることができるのみならず、支持板および補強板が上方から見て断面コ字状をなすことから、曲げモーメントに対する支持板の剛性も高めることができる。加えて、鉤爪状に形成された補強板の上端部に玉掛けワイヤロープ等を引っ掛けることで、ホイストを簡単に吊り上げられるので、ホイストの案内レールへの据え付けを容易に行うことができる。
以上説明したように、本考案に係るホイストによれば、支持板とケースとを一体に形成するという簡単な構造で、単一の案内レールに適用されるホイストのヘッド寸法が小さくなることから、コストの上昇を抑えつつ、ホイストの揚程を大きくして、建屋スペースの三次元的な有効利用を図ることができる。
本考案の実施形態に係るホイストを示す側面図である。 ホイストを示す正面図である。 図2の3−3線の矢視図である。 ホイストが設置される建屋を示す模式図である。 ホイストを用いた天井クレーンを示す模式図である。 トロリホイルの取付構造を説明する模式図であり、同図(a)はフランジ幅が相対的に小さい案内レールにホイストを据え付けた場合であり、同図(b)はフランジ幅が相対的に大きい案内レールにホイストを据え付けた場合であり、同図(c)は同図(a)および(b)の矢印Cの矢視図である。 本実施形態のホイストと従来のホイストとのヘッド寸法の差を説明するための模式図であり、同図(a)は本実施形態のホイストを示す図であり、同図(b)は従来のホイストを示す図である。 ホイストの案内レールへの据付け方法を説明する模式図である。 ホイストの案内レールへの据付け方法を説明する模式図である。 従来のホイストを模式的に示す正面図である。 従来のホイストの案内レールへの据付け方法を説明する模式図である。
以下、本考案を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の実施形態に係るホイスト1を示す側面図であり、図2はホイスト1を示す正面図であり、図3は図2の3−3線の矢視図である。また、図4はホイスト1が設置される建屋11を示す模式図であり、図5はホイスト1を用いた天井クレーン10を示す模式図である。なお、図4では、図を見易くするために、ホイスト1のフック19のみを示している。図1〜図3に示すホイスト1は、建屋11に架設された単一の案内レール9の下方に設置され、吊荷の巻上げと巻下げとを行うワイヤホイスト(巻上装置)2と、当該ワイヤホイスト2を案内レール9に沿って移動させる横行装置3と、を備えている。なお、以下では、案内レール9としてI形鋼を用いた例について説明するが、少なくとも下端部に横行装置3のトロリホイル6,7を載置可能な下側フランジ9aを有しているのであれば、これに限らず、例えばH形鋼やモノボックスやダブル溝形鋼(溝形鋼をウエブ同士で結合したもの)を案内レール9として用いてもよい。
このホイスト1は、図4に示すように、建屋11の天井梁12に固定された走行レール13に、走行装置14を介して案内レール9が懸垂されるサスペンション型天井クレーン10、および、建屋11の柱等に取り付けたブランケット15に固定されたランウェイガータ16上の軌条レール17上に、走行装置14を介して案内レール9を支持するトップランニング型天井クレーン40のいずれにも適用可能となっている。
例えば図5に示すようなサスペンション型天井クレーン10にホイスト1を適用した場合には、案内レール9の両端部に設けられた走行装置14によって、幅方向(案内レール9が延びる方向と上下方向とに直交する方向(図5のY方向))に延びる走行レール13に沿って、案内レール9およびホイスト1が移動する。また、ホイスト1は横行装置3によって案内レール9の延びる方向(図5のX方向)に移動するとともに、ワイヤホイスト2のフック19は上下方向(図5のZ方向)に移動する。したがって、本実施形態のホイスト1を用いることで、吊荷を建屋11内で三次元的に移動させることが可能となる。
ワイヤホイスト2は、図1〜図3に示すように、フック19と、フックブロック20と、ワイヤロープ21と、当該ワイヤホイスト2の外装の一部を構成するドラムケース(ケース)8と、巻上電動機24と、減速機25と、電磁ブレーキ26と、操作装置27と、過巻リミットスイッチ28と、を有している。
吊荷を吊るためのフック19が取り付けられたフックブロック20には、ワイヤロープ21が掛け回されている。このワイヤロープ21は、ドラムケース8内に収容された回転ドラム(図示せず)に巻き付けられている。巻上電動機24はドラムケース8におけるドラム軸方向Aの一方側に固定されていて、その出力軸が継手を介して減速機25の入力軸に接続されている。減速機25は、巻上電動機24の出力回転速度を減速して大きなトルクを出力するものであり、ドラムケース8におけるドラム軸方向Aの他方側に固定されていて、その出力軸が回転ドラムの回転軸に固定されている。このような構成により、巻上電動機24が駆動すると、減速機25を介して回転ドラムが回転駆動されて、ワイヤロープ21が回転ドラムに巻取られたり、回転ドラムから巻出されたりし、これにより、吊荷の巻上げと巻下げとが行われる。電磁ブレーキ26は、電磁力を用いて巻上電動機24の出力軸の回転を停止させるものであり、吊荷の停止や保持に用いられる。
これら巻上電動機24および電磁ブレーキ26は、押しボタンスイッチ式の操作装置27によって制御される。この操作装置27は、吊荷を巻上げたり保持したりするための巻上電動機24および電磁ブレーキ26の制御のみならず、案内レール9およびホイスト1をY方向に移動させるための上記走行装置14の制御や、ホイスト1をX方向に移動させるための横行装置3の減速機電動機29の制御も行えるように構成されている。なお、本実施形態では、有線の操作装置27を例示しているが、無線の遠隔操作装置を適用することも可能である。過巻リミットスイッチ28は、レバー形リミットスイッチであり、フックブロック20が巻上げの上限に達して当該過巻リミットスイッチ28を押し上げると、操作装置27による操作の有無に関わりなく、回路を開いて巻上電動機24を止める役割を果たしている。
横行装置3は、図1〜図3に示すように、案内レール9に据え付けられた状態で当該案内レール9を挟んで対向する第1および第2横行板(一対の支持板)4,5と、当該第1および第2横行板4,5にそれぞれ回転自在に支持される駆動側および従動側トロリホイル(車輪)6,7と、減速機電動機29と、を有している。第1および第2横行板4,5は、ドラム軸方向Aに延びる矩形状に形成されていて、図2の右側(図3の上側)に位置する第1横行板4が駆動側になっている一方、図2の左側(図3の下側)に位置する第2横行板5が従動側になっている。なお、以下の説明において、「対向方向」とは、第1横行板4と第2横行板5とが対向している方向であり、図2の左右方向および図3の上下方向と一致する。
図3に示すように、第1横行板4の対向方向内側(案内レール9側)には、案内レール9の下側フランジ9a上を転動する2つの駆動側トロリホイル6が設けられている一方、第1横行板4の対向方向外側(案内レール9とは反対側)には、駆動側トロリホイル6を回転駆動する減速機電動機29が設けられている。
より詳しくは、第1横行板4には、図6(a)および(b)に示すように、対向方向外側に突出する矩形状の取付部4bが、第1横行板4の長手方向に離間して2つ形成されている。各取付部4bの中央には、第1横行板4および当該各取付部4bを対向方向に貫通する貫通孔4aが形成されている。各貫通孔4aには、駆動側トロリホイル6を支持するためのホイルピン30が挿入されている。各ホイルピン30における対向方向内側に突出した先端部30aは縮径されている。また、各ホイルピン30の対向方向外側の端部における外周部には、各ホイルピン30の軸方向と直交するキー溝30bが、各ホイルピン30の軸方向に並んで2つ形成されている。これらのホイルピン30は、図6(c)に示すように、キー溝30bにキー板(固定板)34を差し込み、当該キー板34をボルト41で取付部4bに固定することによって、第1横行板4に対し、対向方向内側に突出した状態で回転不能に固定される。そうして、図6(a)および(b)に示すように、キー板34を差し込むキー溝30bを変えることで、第1横行板4からの対向方向内側へのホイルピン30の突出長を変更することが可能になっている。なお、これらのホイルピン30は、キー板34を取付部4bから取り外すことで、第1横行板4から容易に取り外せるようになっている。
各駆動側トロリホイル6は、図6(a)および(b)に示すように、案内レール9の下側フランジ9a上を転動する円環状のホイルリム36と、ホイルリム36の内周面に嵌められた円環状のボールベアリング42と、を有している。このような構造により、第1横行板4に対し回転不能に固定されたホイルピン30の先端部30aに、ボールベアリング42のインナーレースを嵌めると、ホイルリム36が第1横行板4に対して相対回転可能となる。なお、各駆動側トロリホイル6は、ホイルピン30から容易に取り外せるようになっている。ホイルリム36には、駆動側トロリホイル6と第1横行板4との間に位置するようにトロリホイルギヤ32が一体に設けられている。
また、第1横行板4の中央には対向方向に貫通する貫通孔(図示せず)が形成されており、この貫通孔には減速機電動機29の出力軸35が挿入されている。減速機電動機29は、減速機と一体となった電動機であり、電動機の出力回転速度を減速機によって減速することで出力軸35から大きなトルクを出力することが可能となっている。この減速機電動機29には、電磁ブレーキが内蔵されており、電磁力を用いて出力軸35の回転を停止させることが可能となっている。第1横行板4の内側に突出した出力軸35の先端には、トロリピニオンギヤ38が取り付けられている。このトロリピニオンギヤ38は、2つのトロリホイルギヤ32とそれぞれ噛み合っている。このような構造により、減速機電動機29が駆動すると、トロリピニオンギヤ38およびトロリホイルギヤ32を介して駆動側トロリホイル6が回転駆動される。
一方、第2横行板5には、2つの取付部4bに対応する位置に、対向方向外側に突出する矩形状の取付部5bがそれぞれ形成されているとともに、2つの貫通孔4aに対応する位置に貫通孔5aがそれぞれ形成されている。これらの貫通孔5aには、従動側トロリホイル7を支持するためのホイルピン31がそれぞれ挿入されている。これらのホイルピン31は、第1横行板4のホイルピン30と同様に、縮径された先端部31aとキー溝31bとを有している。各ホイルピン31は、キー溝31bに差し込まれたキー板34を取付部5bに固定することよって、第2横行板5に対し、対向方向内側に突出した状態で回転不能に固定されている。そうして、図6(a)および(b)に示すように、キー板34を差し込むキー溝31bを変えることで、第2横行板5からの対向方向内側へのホイルピン31の突出長を変更することが可能になっている。これらのホイルピン31も、キー板34を取付部5bから取り外すことで、第2横行板5から容易に取り外せるようになっている。
なお、図6では、ホイルピン30およびホイルピン31とも、対向方向外側のキー溝30b,31bにキー板34を差し込んだ、突出長が最も大きい場合(図6(a))、および、ホイルピン30およびホイルピン31とも、対向方向内側のキー溝30b,31bにキー板34を差し込んだ、突出長が最も小さい場合(図6(b))を示している。また、トロリピニオンギヤ38を長尺に形成することで、図6(a)および(b)のいずれの場合にも、トロリピニオンギヤ38とトロリホイルギヤ32とを噛み合わすことが可能となる。
従動側トロリホイル7は、駆動側トロリホイル6と同様に、ホイルリム37とボールベアリング43とを有していて、ホイルピン31の先端部31aにボールベアリング43のインナーレースを嵌めることで、ホイルリム37が第2横行板5に対して相対回転可能になる。また、従動側トロリホイル7は、駆動側トロリホイル6と同様に、ホイルピン31から容易に取り外せるようになっている。ホイルリム37には、従動側トロリホイル7と第2横行板5との間に位置するように鍔部材33が一体に設けられている。
横行装置3は、駆動側および従動側トロリホイル6,7を、ウェブ9bを挟んで下側フランジ9aの両側に載置することで、下側フランジ9aにぶら下がった状態で、案内レール9に据え付けられる。そうして、減速機電動機29によって駆動側トロリホイル6が回転駆動されることで、駆動側および従動側トロリホイル6,7が下側フランジ9a上を転動し、横行装置3が案内レール9に沿って移動する。このとき、駆動側トロリホイル6と一体形成されたトロリホイルギヤ32と、従動側トロリホイル7と一体形成された鍔部材33とによって下側フランジ9aが挟み込まれることから、駆動側および従動側トロリホイル6,7の脱輪が抑えられる。
以上のように構成されたワイヤホイスト2と横行装置3とは、ワイヤホイスト2の上端と横行装置3の下端とが繋がれるのであるが、本考案では、ワイヤホイスト2の上端と横行装置3の下端との繋ぎ方に工夫を凝らしている。
ここで、本考案の理解を助けるために、従来のホイスト101について説明する。図10に示す従来のホイスト101を案内レール9に据え付ける際には、図11に示すように、一方の横行板(支持板に相当)104に支持されるトロリホイル(車輪に相当)106を下側フランジ9aに載せた後、他方の横行板(支持板に相当)105を取り付けることが多い。それ故、従来のホイスト101では、ワイヤホイスト(巻上装置に相当)102のドラムケース(ケースに相当)108から横行板104,105を容易に取り外したり、横行板104,105同士の間隔を広げたりすることができるように、取付ピン150等の締結部材を用いて横行板104,105をドラムケース108に取り付けるのが一般的である。この場合、ドラムケース108内の回転ドラム等と取付ピン150との干渉を避けるべく、横行板104,105とドラムケース108との結合部151をドラムケース108に別途形成するため、従来のホイスト101では、図10の斜線部のような、ホイスト101の機能上不要な部位が生じることになる。このため、従来のホイスト101では、ヘッド寸法(案内レール9の下面と上限位置におけるフック119との間の垂直距離)が大きくなる傾向にあり、ホイスト101の揚程(建屋11の床18と上限位置におけるフック119との間の垂直距離)をできるだけ大きくしたいというニーズに応えることが困難であるという問題がある。
そこで、本実施形態のホイスト1では、図1および図2に示すように、第1および第2横行板4,5とワイヤホイスト2のドラムケース8とを、溶接によって一体に形成している。より詳しくは、第1および第2横行板4,5は、結合部151等を介することなく、その下端部が直接ドラムケース本体22の上面に溶接されている。また、ドラムケース8には、ドラムケース本体22から上方に延び、かつ、ドラム軸方向Aに対向する一対の補強板23が、対向方向に離間して2組形成されている。第1横行板4の長手方向とドラム軸方向Aとは一致していることから、各補強板23は第1および第2横行板4,5と直交している。そうして、第1および第2横行板4,5は、その両端部が一対の補強板23とそれぞれ溶接されている。つまり、第1および第2横行板4,5は、下端部がドラムケース本体22とそれぞれ溶接によって繋がっているとともに、両端部も補強板23を介してドラムケース本体22とそれぞれ溶接によって繋がっている。
このように、本実施形態のホイスト1では、第1および第2横行板4,5とドラムケース8とが一体に形成されていることから、ワイヤホイスト2と横行装置3とを取付ピン等で結合するための結合部151を省略することができる。このため、図7(a)に示す本実施形態のホイスト1のヘッド寸法(案内レール9の下面と上限位置におけるフック19との間の垂直距離)H1は、同図(b)に示す従来のホイスト101のヘッド寸法H2に比べて、結合部151を省略した分hだけ小さくなる。つまり、本実施形態のホイスト1によれば、ワイヤホイスト2や横行装置3の構造を大幅に変更することなく、第1および第2横行板4,5とドラムケース8とを一体に形成するという簡単な構造で、ホイスト1の揚程(建屋11の床18と上限位置におけるフック19との間の垂直距離)を大きくすることが可能となることから、コストの上昇を抑えつつ、上下方向における建屋スペースの有効利用を図ることができる。
しかも、かかる構成を単一の案内レール9の下方に設置されるワイヤホイスト2を備えるホイスト1に適用することから、例えば2本の案内レール9を設けることでワイヤホイスト2の設置高さ自体を高くする場合に比して、幅方向における建屋スペースの有効利用も図ることができる。これにより、幅方向(Y方向)における建屋スペースの有効利用を図りつつ、上下方向(Z方向)で揚程が大きくなったホイスト1を、案内レール9に沿って(X方向に)移動させることが、換言すると、建屋スペースの三次元的な有効利用を図ることが可能となる。
また、第1および第2横行板4,5は、下端部がドラムケース8と溶接されているのみならず、両端部もドラムケース8と溶接されていることから、第1および第2横行板4,5の引張強さを高めることができる。さらに、図3に示すように、第1および第2横行板4,5および補強板23が上方から見て断面コ字状をなすことから、曲げモーメントに対する第1および第2横行板4,5の剛性も高めることができる。
本実施形態の更なる利点として、図2に示すように、補強板23の上端部が鉤爪状に形成されていることが挙げられる。すなわち、従来のホイスト101では、ホイスト101を案内レール9に据え付ける際、例えば、ドラムケース108等に形成された孔と、ホイスト101を吊り上げるための玉掛けワイヤロープ39(図8参照)とを、シャックル(図示せず)を用いて繋いでいたため、ホイスト101の吊上げ作業が煩雑であった。これに対し、本実施形態のホイスト1では、ホイスト1を案内レール9に据え付ける際、鉤爪状に形成された補強板23の上端部に玉掛けワイヤロープ39等を引っ掛けることで、ホイスト1を簡単に吊り上げられるので、案内レール9へのホイスト1の据え付けを容易に行うことができる。
次に、案内レール9へのホイスト1の据え付け方法について説明する。
先ず、例えば電動ウィンチ(図示せず)のフックに両端が引っ掛けられた玉掛けワイヤロープ39の折り返し部を、鉤爪状に形成された補強板23の上端部に引っ掛け、図8(a)の白抜き矢印で示すように、電動ウィンチ等を用いてホイスト1を吊り上げる。このとき、駆動側および従動側トロリホイル6,7並びにホイルピン30,31は、第1および第2横行板4,5から外しておく。
次いで、案内レール9の下側フランジ9aが第1および第2横行板4,5によって挟まれる高さまでホイスト1を吊り上げた後、図8(b)の黒抜き矢印で示すように、第1横行板4とウェブ9bとの間および第2横行板5とウェブ9bとの間に、駆動側および従動側トロリホイル6,7をそれぞれ入れる。
次いで、図8(c)の黒抜き矢印で示すように、第1および第2横行板4,5に形成された貫通孔にホイルピン30,31を挿入し込みながら、駆動側および従動側トロリホイル6,7をホイルピン30,31の先端部30a,31aに嵌める。そうして、キー板34によってホイルピン30,31を第1および第2横行板4,5に固定する。
ところで、案内レール9の下側フランジ9aの幅は区々であるところ、ドラムケース8と一体化された第1および第2横行板4,5同士の間隔と、下側フランジ9aの幅とが合わない場合には、駆動側および従動側トロリホイル6,7が下側フランジ9aにおける最適位置に載らないことも想定される。しかしながら、本実施形態では、上述の如く、キー板34を差し込むキー溝30b,31bを変えることで、第1横行板4からのホイルピン30の突出長および第2横行板5からのホイルピン31の突出長を変更することが可能になっている。したがって、図6(a)および(b)に示すように、キー板34を差し込むキー溝30b,31bを変えることで、駆動側および従動側トロリホイル6,7を下側フランジ9aにおける最適位置に載せることができる。
(その他の実施形態)
本考案は、上記実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記実施形態では、ワイヤホイスト2を巻上装置とするホイスト1に本考案を適用したが、これに限らず、チェインホイストを巻上装置とするホイストに本考案を適用してもよい。
また、上記実施形態では、第1および第2横行板4,5とドラムケース8とを溶接によって一体化したが、これに限らず、例えばドラムケース8を構成する鋼板を曲げ加工等することにより、第1および第2横行板4,5とドラムケース8とを一体化してもよい。
さらに、上記実施形態では、ホイスト1を案内レール9に据え付ける際、駆動側および従動側トロリホイル6,7を第1および第2横行板4,5から外すようにしたが、これに限らず、例えば図9に示すように、案内レール9のストッパ9cを外して、駆動側および従動側トロリホイル6,7でウェブ9bを挟み、かつ、駆動側および従動側トロリホイル6,7とワイヤホイスト2との間に下側フランジ9aを挿入するようにして、案内レール9の端部からホイスト1を流し入れるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、各ホイルピン30,31にキー溝30b,31bを2つ形成したが、これに限らず、3つ以上のキー溝30b,31bを形成してもよい。
さらに、上記実施形態では、補強板23をドラムケース8の一部で構成したが、これに限らず、例えばドラムケース8とは別体の補強板を、第1および第2横行板4,5の両端部並びにドラムケース8と溶接するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1および第2横行板4,5の下端部および両端部をドラムケース8と溶接したが、これに限らず、例えば補強板23を省略して、第1および第2横行板4,5の下端部のみをドラムケース8と溶接するようにしてもよい。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、実用新案登録請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本考案の範囲内のものである。
本考案によると、ホイストの揚程を大きくして、建屋スペースの三次元的な有効利用を図ることができるので、横行装置によって建屋の上部に架設された単一の案内レールに沿って巻上装置を移動させるホイストに適用して極めて有益である。
1 ホイスト
2 ワイヤホイスト(巻上装置)
3 横行装置
4 第1横行板(支持板)
4a 貫通孔
5 第2横行板(支持板)
5a 貫通孔
6 駆動側トロリホイル(車輪)
7 従動側トロリホイル(車輪)
8 ドラムケース(ケース)
9 案内レール
9a 下側フランジ(フランジ)
11 建屋
23 補強板
30 ホイルピン(支持ピン)
30b キー溝(溝)
31 ホイルピン(支持ピン)
31b キー溝(溝)
34 キー板(固定板)

Claims (6)

  1. 建屋に架設された単一の案内レールの下方に設置され、吊荷の巻上げと巻下げとを行う巻上装置と、当該巻上装置を当該案内レールに沿って移動させる横行装置と、を備えるホイストであって、
    上記横行装置は、上記案内レールに据え付けられた状態で当該案内レールを挟んで対向する一対の支持板と、当該各支持板に回転自在に支持され、上記案内レールの下端部に設けられたフランジ上を転動する車輪と、を有しており、
    上記各支持板は、上記巻上装置の外装を構成するケースと一体に形成されていることを特徴とするホイスト。
  2. 請求項1に記載のホイストにおいて、
    上記各支持板は、溶接によって上記ケースと一体化されていることを特徴とするホイスト。
  3. 請求項1または2に記載のホイストにおいて、
    上記各車輪は、上記各支持板に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とするホイスト。
  4. 請求項3に記載のホイストにおいて、
    上記各支持板には、当該支持板の対向方向に貫通する貫通孔が形成されており、
    上記各車輪は、上記各貫通孔に挿入される支持ピンの、対向方向内側に突出した先端部に、回転可能かつ着脱可能に取り付けられており、
    上記各支持ピンは、上記各支持板に対して、着脱可能かつ当該各支持板からの対向方向内側への突出長が変更可能に取り付けられていることを特徴とするホイスト。
  5. 請求項4に記載のホイストにおいて、
    上記各支持ピンの外周部には、当該各支持ピンの軸方向と直交する溝が、当該各支持ピンの軸方向に並んで複数形成されており、
    上記各支持ピンは、上記溝に差し込まれた固定板を上記各支持板に固定することにより、当該各支持板に取り付けられていることを特徴とするホイスト。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のホイストにおいて、
    上記各支持板は、矩形状に形成されていて、下端部が上記ケースと繋がっているとともに、当該各支持板と直交しかつ互いに対向する一対の補強板を介して、両端部も上記ケースとそれぞれ繋がっており、
    上記各補強板の上端部が鉤爪状に形成されていることを特徴とするホイスト。
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