JP5832304B2 - Tigアーク溶接用電極及びtigアーク溶接方法 - Google Patents

Tigアーク溶接用電極及びtigアーク溶接方法 Download PDF

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Description

本発明は、TIGアーク溶接用電極及びTIGアーク溶接方法に係り、タングステン電極形状に改良を加えてビード形状、溶け込み形状を改善しようとするTIGアーク溶接方法に関するものである。
図10にTIG溶接(Tungsten Inert Gas Arc Welding)の概念図を示す。TIG溶接は、鉄板などの溶接対象物3(以下母材3と称することがある)を溶接する際に、非消耗電極であるタングステン電極1を用いて、アルゴンガス等の不活性ガス雰囲気中で、前記タングステン電極1から溶接対象物となる前記母材3に向けてアーク4を発生し、溶融池5を形成する溶接方法であり、母材3の溶融、溶接金属の凝固等が不活性ガス雰囲気中で行われ、酸化性雰囲気中で行われないため高品質な溶接が可能である。なお、図示していないが必要に応じて溶接材料を添加する。
タングステン電極1としては、一般的に直径1〜10mm、円柱状のトリウム入りタングステン電極(ThO:1〜2重量%)、セリウム入りタングステン電極(CeO:1〜2重量%)、またはランタン入りタングステン電極(La:1〜2重量%)などが用いられ、タングステン電極1の母材3側に向けられる先端部はアーク4の集中性、指向性を高めるために一般的に円錐状に研磨したものが用いられる。
溶接電源6としては一般的に、定電流特性の直流電源が用いられる。
前記直流電源6と母材3とは正極、前記直流電源6とタングステン電極1とは負極に接続される。タングステン電極1の母材3側に向けられる先端部は円錐状に研摩され、通電後に先端部が高温に達して熱電子が放出されアーク4が発生する。アーク4はタングステン電極1の先端部から母材3に向けて円錐状に形成され、電流が母材3よりタングステン電極1の先端に向けて流れるためタングステン電極1の軸の外周から軸に向かってローレンツ力が働く。このため、タングステン電極1の先端部近傍での電流密度は母材3の近傍の末広がり状のアーク4部の電流密度より高くなり、タングステン電極1の先端部近傍(高圧)より母材3近傍(低圧)に向けて圧力差が生じてプラズマ気流7が発生する。このとき電極先端近傍の温度は17000Kにも達してプラズマ状態になっている。前記プラズマ気流7が、母材3が高熱により溶融した溶融池5にぶつかり、溶融池5を押圧する方向にアーク圧力(アークプレッシャー)が発生する。
TIG溶接は高品質ではあるが、効率が低いのが欠点である。これに対して従来から効率を上げる方法が提案されてきた。TIG溶接の効率を上げるためには溶接電流を大電流とする必要がある。特に隅肉溶接の場合には溶接電流を大電流にすると共に溶接速度を上げる必要がある。例えば、溶接電流を200A以上、溶接速度を150mm/min以上に上げると、プラズマ気流7が高速になり、アーク圧力が上昇し、溶融池5の中央の凹みが大きくなり、溶融池底部が露出したままで凝固するハンピングビードや溶融池の幅方向の止端に沿って母材が掘られて溝となって残るアンダーカットビードなどの欠陥溶接ビードが生じるようになる。
従って、大電流溶接でかつ高速溶接を可能にするにはタングステン電極1の先端部近傍の電流密度を下げて、タングステン電極1の先端部近傍と母材3近傍の圧力差を小さくしてプラズマ気流7の流速を低下させ、アーク圧力を軽減すれば良く、従来種々の対策が考えられている。また、溶接を大電流のままで終了させると、溶融池5の中心の窪みが残ったり、割れが発生したりするため、一般的にダウンスロープ、クレータ処理と言われる溶接終了時における処理方法が行われ、徐々に電流を低下させて溶融池5を小さく絞って溶接を終了させる。この処理中には特にアークが安定して発生することが不可欠であり、アークが偏って発生し、ビードが蛇行したり、ビードの幅が細くなり凸ビードにならないように留意する必要がある。
前記大電流でかつ高速溶接を可能にするための従来技術としては、まず、アーク長(図10において、タングステン電極1先端部から母材3までの距離)を1mm程度に極端に短くしてタングステン電極1の先端部近傍と母材3近傍の間の圧力差を小さくしアーク圧力を抑えて溶接する方法があるが、アークの広がりが無いためビード幅が細くなり、溶け込み深さが浅くなるため数ミリ薄板の突合せや重ね溶接には適するが、十分なビード幅と溶け込みが必要な厚板の溶接には適さない。また、ビード幅を広げるためにタングステン電極1を10Hz以上の高速で溶接進行方向に対して直角に振る方法、あるいはアーク4に対して磁場を作用させることでアーク4を偏向させることにより溶接進行方向に対して振る方法があるが、これらの方法ではタングステン電極1を高速で振るための機構や、磁場でアーク4を偏向させて振るための機構が必要であり、溶接機の制御、特にタングステン電極が収納される溶接トーチ部を操作するための制御が複雑になること、溶接機の重量が増えるため、高速溶接が行われる汎用ロボットへの適用が難しくなること、溶接トーチ部が大きくなり組み立て製品などの溶接部には干渉等のため適用できない等の問題がある。
次に、大電流でかつ高速溶接を可能にするための従来技術としてタングステン電極1の形状を工夫した方法を説明する。
図8にTIG溶接に使用する先端部を円錐状に加工したタングステン電極1を示す。この先端の円錐角度θを増大する方法がある。この方法はタングステン電極1の先端部近傍のアーク径を広げることにより、タングステン電極1の先端部近傍での電流密度と母材3の近傍の末広がり状のアーク4部の電流密度との大きさの差を小さくすることにより、タングステン電極1の先端部近傍と母材3近傍との圧力差を小さくしてアーク圧力を低下する効果がある。しかしながら、前記円錐角度θは約120°が上限であり、それ以上大きくすると図10に示すアーク4が特定の円錐面より発生することがあり、不安定になる。特に溶接終了時における処理方法に不可欠な小電流においてアーク4が円錐面から発生しやすく溶接が不安定になる。
特に小電流域でアーク4が偏って発生する原因として、電流の大きさとタングステン電極1の先端部でのアーク4の発生位置の面積に相関があり、アーク4はタングステン電極1と母材3との最短距離で発生するが、小電流域ではアーク4の発生位置の面積が小さくて済むため、タングステン電極1の先端部の軸部と母材3との距離と軸部以外と母材3との距離との差が微小の場合、又はタングステン電極1の先端部への付着物などの影響でタングステン電極1と母材3との最短距離が軸部以外になった場合にはそこからアーク4が発生することがあり、アーク4が偏って発生する原因になることが考えられる。
次に図9にタングステン電極1の先端部を平面に加工する切頭円錐電極1を示す。この切頭径W2を増大することによりタングステン電極1の先端部のアーク径を拡げる方法である。この方法では小電流域の場合には前記と同様に、切頭面の一部にアーク4が偏って発生する。また、切頭径W2を増大することでも切頭面の一部にアーク4が偏って発生することがあり、アーク4が不安定になる。
前記の2つの方法では特に小電流において溶接できたとしても、アーク4がタングステン電極1の軸から偏って発生するため溶け込み形状がビードの左右で違ったり、浅くなったりする傾向があり、健全な溶接部が得られない。
同様な方法として、特開昭52−144345号公報(特許文献1)にはタングステン電極先端部に孔を有するタングステン電極を用いる方法が開示されている。具体的には特許文献1の第1表にあるように、直径8mmのタングステン電極の先端部に切頭部を設け、その中心部に直径3、4または5mm、それぞれ深さ5mmの孔を設けている。この方法では、前記と同じように小電流域でアークが偏って発生するため溶け込み形状がビードの左右で違ったり、浅くなったりする傾向があり、健全な溶接部が得られない。
また、特開昭61−3683号公報(特許文献2)には中空式タングステン電極を用いてタングステン電極の外と中空部から別々に不活性ガスを流してアークを発生させる方法が紹介されている。この方法では中空部の外側にあるドーナツ状のタングステン電極先端部からアークが発生するが、前記特許文献1記載の方法と同様に小電流域でアークが偏って発生しやすい。本従来技術においても中空部から不活性ガスを流す構造のためタングステン電極の直径が大きくなるため、先端部から母材までの最短距離が円周方向に分布する。このため、アークが偏って発生しやすく、このため、溶け込み形状がビードの左右で違ったり、浅くなる傾向があり、健全な溶接部が得られない。
以上の従来技術はタングステン電極先端部で発生するアーク4を拡げることにより、アーク4の集中性による欠点を減少させる方法である。同様に、特開昭60−49891号公報(特許文献3)には、タングステン電極先端部の形状を先細りのくさび状とし、その先端部の幅中心に凹溝を形成した電極とすることによってアークを溝の両側から発生することでアークの集中性を減少させるとともに、磁気プローブを用いてアークを溶接線の直角方向に揺動させて幅広で溶け込みの浅い溶接部を得る方法が開示されている。しかしながら、特許文献3の図2にはタングステン電極の先端部形状が開示されているが、溝の両側の山部は緩やかな頂部を形成しており、このような形状の場合、特に小電流においては、既に説明したように、それぞれの頂部においてアークの発生位置が安定しないため、アークが偏って発生する原因になることが考えられる。
また、特許文献3の図3にはタングステン電極として外径が3.2mmであることが開示されており、特許文献3の図2から頂部の中心間距離は1.6mmであると推定される。この距離は後述する本発明で用いる電極先端のスリット幅としては大き過ぎ、適切な距離ではない。また、この方法では、くさび形状の取付け方向により溶け込み形状の違いが発生し、特にロボット等の自動溶接装置を使用する場合には溶接トーチに取付けたタングステン電極先端部のくさび形状の方向を一定にするティーチングを行う必要があり、その作業にはかなりの困難を要するためロボット等の自動溶接装置には向いていない。また電極の自動交換を行う場合に溶接トーチに取付けるタングステン電極先端部のくさび形状の取付け方向を一定にする必要があり、この作業においても困難性を要する。さらに、磁気プローブを用いるために溶接機の大型化につながるという問題があった。
次に、特開昭61−273295号公報(特許文献4)には、タングステン電極の先端部から軸方向にスリットを入れて2以上の尖った先端(尖端)を形成し、前記2以上の尖端となる複数点よりおのおの特定方向へアークを発生させることによりオシレートしなくても広幅のビードを得る方法が開示されている。特許文献4にはタングステンの外径やスリット幅の記載はないが、図示により前記尖端は外径の外側に形成されており、それぞれの尖端から母材に向かってそれぞれ複数のアークが形成されている。従って、尖端間の距離はタングステンの外径にほぼ等しく、この距離は後述する本発明で用いる電極先端のスリット幅としては離れすぎており適切な距離ではない。また、この方法では、特に小電流域で各尖端からのアークの強弱が偏って発生するため、溶け込み形状がビードの左右で違ったり、浅くなったりする傾向があり、健全な溶接部が得られない。
また、タングステン電極1の形状として実開平4−98390号(GB公開2250900A、US特許5173581)(特許文献5)には、2つの別個の部分からなるタングステン電極をそれぞれの先端部を先細に加工したものを、間隙を空けて互いに対向させて固定し使用することにより金属イオンの蒸着を抑制しながら火花誘導を行う技術が開示されている。特許文献5記載の発明の目的は良好なアークスタートに不可欠な火花誘導の改善に関するもので、本発明の目的とは異なる。特許文献5にはタングステン電極の外径や間隙部の幅の記載はないが、明細書の段落[0006]には、スリットの幅が極めて小さい場合でも特許文献5記載の技術が目的とする火花誘導が良好に行えること、実質的に対向して接触させて互いに固定されても良いことが記載されており、スリット幅は0に近いことが推定される。この0に近いスリット幅は本発明に用いるスリット幅としては小さ過ぎて適切な距離ではない。
また、特許文献5記載の従来技術においては、アークを点弧するためにタングステン電極と母材間に高周波を印加するが、通常の円錐に研磨したタングステン電極では電極先端に金属イオンが蒸着し、アークスタート時の熱電子の放出が困難になりアークスタート性が悪くなる。タングステン電極先端に狭い空隙、スリットを設けると空隙、スリット内には金属イオンの蒸着がしにくいため、円錐面に金属イオンが蒸着しても空隙、スリット内より電子の放出が行われるためにアークスタート性が落ちない。この場合にタングステン電極先端部に設ける空隙、スリットは金属蒸気が入り込まないように狭く設定する必要がある。
次に、欧州特許第67062号(US特許4471208)(特許文献6)には、タングステン電極の先端部を円錐状に研磨し、さらにタングステン電極の先端部に空隙部を設ける方法が開示されている。特許文献6記載の発明の目的は溶融池からの金属の蒸着により溶接できなくなるといった問題を改善するもので、良好なアークスタートに不可欠な火花誘導の改善に関する前記特許文献5記載の技術と同様の目的であり、本発明の目的とは異なる。
特許文献6には、タングステン電極の直径が4mm、先端部の切頭部の直径が1mmであることなどの記載はあるが、空隙部の幅についての記載はない。しかしながら、特許文献6の本文中の記載から溶着物(deposits)の侵入を防止すべきことが記載されており、また特許文献6の図1より空隙部の幅は0.5mm以下と推定され、この距離は本発明に用いるスリット幅としては小さ過ぎて適切な距離ではない。
また、特許文献5にはスリット幅を極めて微小にすると記述されており,特許文献6記載の発明ではタングステン電極の円錐先端を平らにした切頭円錐形状を用いているが、切頭の直径が1mmであることから、スリットの幅は0.5mm以下と推定される。このような電極先端部の先細加工部分の間隔(特許文献5)や電極先端部の空隙(特許文献6)の場合、タングステン電極先端部の近傍のアークの広がりが小さく、電流密度が大きなままであり、このためタングステン電極の先端部近傍での電流密度と母材の近傍の末広がり状のアーク部の電流密度との大きさの差を小さくできず、タングステン電極の先端部近傍と母材3近傍との圧力差を小さくできないため、アーク圧力を低下する効果が得られない。
特開昭52−144345号公報 特開昭61−3683号公報 特開昭60−49891号公報 特開昭61−273295号公報 実開平4−98390号公報(GB公開2250900A、US特許5173581) 欧州特許第67062号(US特許4471208)
本発明の課題は、大電流域ではアークの集中を保ったままで、タングステン電極の先端部近傍の電流密度を下げて、タングステン電極の先端部近傍と母材近傍の圧力差を小さくしてプラズマ気流の流速を低下させ、アーク圧力を軽減し良好な溶接部を得ることができると共に、小電流域でもアークの集中を保ち、アークが偏って発生しビードが蛇行したり、ビードの幅が細くなり凸ビードにならないようにでき、良好な溶接部やクレータ処理部が得られるTIG溶接用のタングステン電極およびTIG溶接方法を提供することである。
上記本発明の課題は、タングステン電極の端面より電極幅(直径)の中心方向にスリットを加工して設け、該スリット加工したタングステン電極端面を該端面の中心付近から軸方向に拡大する円錐状に研磨し、それによって電極中心付近でスリットを挟んで少なくとも2以上の先端を形成させて、得られた複数の近接した先端より発生したアークがローレンツ力で引き合い、1つのアークを形成するTIG溶接用のタングステン電極およびTIG溶接方法により達成される。
請求項1記載の発明は、切頭円錐形状を含む円錐状の研磨面を有し、前記円錐状の先端角度が30°以上かつ100°以下である先端部を備え、該先端部に続く円筒状の基部を備え、該円筒状の基部の断面の直径が3.2〜5.0mmであるTIGアーク用のタングステン電極であって、上記先端部と上記基部を結ぶ中心軸に沿って幅が0.75mm以上、1.5mm以下のスリットを上記先端から上記基部に向かって上記断面の中心部に設けたことを特徴とするTIGアーク溶接用電極である。
請求項2記載の発明は、タングステン電極の先端に設けたスリットの形状が先端部側から見て一文字状又は十文字状であることを特徴とする請求項1記載のTIGアーク溶接用電極である
請求項記載の発明は、直径が3.2〜5.0mmである円筒状のタングステン電極の先端部を切頭円錐形状を含む円錐状に研磨して、先端角度を30°以上かつ100°以下とし、該先端部と該先端部に続く円筒状の基部を結ぶ中心軸に沿って幅が0.75mm以上、1.5mm以下のスリットを前記中心軸方向の中心部に設け、電極中心付近で前記スリットを挟んで少なくとも2以上の先端を形成し、得られた複数の近接した先端より1つのアークを形成することを特徴とするTIGアーク溶接方法である。
請求項記載の発明は、溶接進行方向に対するタングステン電極の取付け方向を同一方向にするか又は前記同一方向以外の方向にして溶接を行うことを特徴とする請求項記載のTIGアーク溶接方法である。
請求項1,記載の本発明によれば、タングステン電極の上記先端部と上記基部を結ぶ中心軸に沿って幅が0.75mm以上、1.5mm以下のスリットを設けたことにより、前記2以上のスリット状の先端部から発生したアークは電流の流れる方向が同一のためローレンツ力で互いに引き合い、1つのアークを形成して、次のような効果がある。
(1)200A以上の大電流でもハンピングビードやアンダーカットビード等の不整ビードを発生させることなく溶接が可能であり、スリットの幅に当たるタングステン電極の近接した2以上のスリット状の先端の距離を適正に設定することにより、アークの集中を保ったままで、タングステン電極の先端部近傍の電流密度を下げて電極の先端部近傍の圧力と母材近傍の間の圧力の差が小さくなり、プラズマ気流の流速が遅くなり溶融池を押すアーク圧力を軽減し、良好な溶接部を得ることができる。また、100A程度の小電流域でもタングステン電極の近接した2以上の先端の距離を0.75mm以上、1.5mm以下に設定することにより1つのアークを形成することからアークの偏りによるふらつきが発生せずビードの蛇行等は発生しない。
(2)溶接終了時のダウンスロープ、クレータ処理時のように小電流での溶接時にもアークの集中を保ち、ビードの蛇行やビードの幅が細くなり、凸ビードを発生させることのない安定した溶接を行えるため、TIG溶接の高速化や能率化を達成することができる。特に高速溶接が行われる汎用ロボットへの適用、組み立て製品などの溶接部への適用時に安定した溶接を行えるため、TIG溶接の高速化や能率向上を達成することができる。
(3)厚板溶接の多層盛溶接ではビードの重ね部や母材を、融合不良等の欠陥が入らないように充分に溶かすことができる。
(4)請求項1,3記載の本発明によれば、タングステン電極は、切頭円錐形状を含む円錐状の研磨面を有し、前記円錐状の先端角度が30°以上かつ100°以下である先端部を備え、該先端部に続く円筒状の基部を備えているので、アーク圧力の差はほとんど無く、溶け込み形状もビード深さ/幅比が0.17〜0.20でほぼ同一で、ビードの溶け込みを深くする。また、電極先端の研磨角度が100°を超えると、各先端から発生するアークはスリットの方向に拡がるため、ビード深さ/幅比はスリットの方向が溶接進行方向の場合に0.17〜0.20より小さく、溶接進行方向直角の場合に0.17〜0.20より大きくなり、スリットの設置方向と溶け込み形状の違いが発生する。また、前記研磨角度が30°未満であると、強度が不足して研磨加工が困難となり歩留まりが50%以下となる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、タングステン電極の先端に設けたスリットの形状を先端部側から見て一文字状又は十文字状とすることで、ダイヤモンドカッター等で容易に加工できる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の効果に加えて溶接進行方向に対してタングステン電極のスリットの方向を変えてもビードの幅/深さ比をほぼ一定とすることができ、切頭電極や中空電極に比較してビード底の溶け込みが深く、ビード底の融合不良等の欠陥が発生しない。
本発明の第1の実施例のためのタングステン電極の形状を示す正面図(図1(a))、側面図(図1(b))、底面図(図1(c))である。 本発明の第2の実施例のためのタングステン電極の形状を示す正面図(図1(a))、側面図(図1(b))、底面図(図1(c))である。 図1のタングステン電極を用いて計測したアーク圧力分布図を示し、図3(a)は電極先端角が60°の円錐状電極の場合、図3(b)はスリット幅が1mmで溶接方向にスリットを設置した場合、図3(c)はスリット幅が1mmで溶接直角方向にスリットを設置した場合を示す。 第1の実施例のタングステン電極のスリット幅に対するアーク圧力の測定値のグラフである。 第1の実施例のタングステン電極の先端角度に対するアーク圧力の測定値のグラフである。 第1の実施例のタングステン電極を用いたアークの写真であり、図6(a)は円錐状に研磨した電極でのアーク、図6(b)はスリット入り電極でスリット方向から見たアーク、図6(c)はスリット入り電極でスリット直角方向から見たアークである。 第1の実施例のためのタングステン電極を用いてアーク溶接を実施したときのスリット幅、先端角度及びスリット方向の数値、ビード外観写真及び断面マクロ模式図である。 従来技術の先端が円錐状であるタングステン電極の正面図(図8(a))と底面図(図8(b))である。 従来技術の先端が切頭円錐状であるタングステン電極の正面図(図9(a))と底面図(図9(b))がである。 電極のアーク発生状況を説明する図である。
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
図1〜図7には、本発明の第1の実施例におけるタングステン電極1を用いてアーク溶接を実施したときの電極形状、アーク圧力分布図、スリット2の幅に対するアーク圧力の測定値、電極先端部の円錐状の角度に対するアーク圧力の測定値、アークの写真及びビードの外観と断面マクロ写真を示す。
アーク圧力を非特許文献1(平岡、岡田、稲垣:「TIGアークにおける最大アーク圧力に及ぼす電極形状の影響」、溶接学会論文集、Vol.3、No.2、PP.246−252(1985))に掲載されている方法で測定する。水冷銅板に直径1mmの貫通穴を設け、貫通穴の出口に圧力計を設置して貫通穴上にアークを通過させる方法により測定した。直径3.2mm、2%ランタン入りタングステン電極1を使用し、先端研磨角度60°、溶接電流300A、アーク長3mmのアーク圧力(kPa)の測定結果を図3(a)に示す。アーク4(図10)の中心から両側にそれぞれ片幅4mmで、最大アーク圧力が2.8kPaのアーク圧力分布を有し、しかもアーク圧力がアーク中心で集中して大きいことが分かる。なお、図3で縦軸はアーク圧力(kPa)を示し、横軸はビード幅方向の長さを示す。スリット幅(W1=0、0.5、0.75、1mm)と先端研磨角度(θ=30°、45°、60°)を変化させてアーク圧力測定を行った結果を図4と図5に示す。
また、軟鋼板にワイヤ等の溶接材を添加せずにビード置き試験を行った結果を表1に、代表的なビード外観と断面マクロ組織を図7に示す。溶接条件は、溶接電流300A、アーク長3mm、溶接速度200mm/minである。スリット無し、スリット幅0.5mmでは総ての条件でハンピングビードが発生し、スリット幅0.75mmでは一部の条件でスタート部にハンピングビードが発生したが、その後は正常ビードになった。アーク圧力はスリット幅0.75mm近辺で1kPaに収束することより、スリット幅は0.75mm以上が適すると考えられる。
また、スリット幅を1mmより拡げて1.5mmにすると小電流の時に両先端からのアーク4の維持が難しくなり、片側からしかアーク4が発生しなくなる。この現象は従来技術においても説明したが、タングステン電極1の両先端部のそれぞれと母材3(図10)との距離差が生じ、いずれかのタングステン電極1の先端部と母材3との距離が最短になった場合には、最短になった箇所だけからアーク4が発生することがあり、アーク4が偏って発生する原因になることがあるためである。従って、スリット幅は1.5mm以下が良い。
スリット2の方向を溶接進行方向にした場合と溶接進行方向直角にした場合を比較する。図3(b)のスリット2の方向を溶接進行方向とした場合、図3(c)のスリット2の方向を溶接進行方向直角にした場合のそれぞれのスリット幅1mmのアーク圧力分布を示すが、アーク圧力はスリット2の方向に影響されずほぼ同様の分布となった。表1、図7に溶け込み形状などを示す。
表1、図7の溶け込み形状のビード幅、深さ、ビード深さ/幅比を比較してみてもスリット2の方向による優位の差は認められなかった。溶接進行方向に対するスリット2の設置方向の影響はほとんど無い。また、スリット入り電極1の溶け込み形状は、横広がりの均一な溶け込み深さになっていることよりビードを重ねる多層盛溶接に適する溶け込み形状である。
電極1の先端の研磨角度は、スリット幅が0.75、1.0mmの場合に30〜60°でアーク圧力の差はほとんど無く、溶け込み形状もビード深さ/幅比が0.17〜0.20でほぼ同一である。ただし研磨角度が100°を超えると電極1の各先端から発生するアークはスリット2の方向に拡がるため、ビード深さ/幅比はスリット2の方向が溶接進行方向の場合に0.17〜0.20より小さく、溶接進行方向直角の場合に0.17〜0.20より大きくなり、スリット2の設置方向と溶け込み形状の違いが発生する。また研磨角度を30°未満とすると、研磨加工が困難となり歩留まりが50%以下となった。また加工できたものについても強度が不足するため、折れやすく実際の溶接作業には適さない。さらにスリット加工を行うことで、さらに強度的に不足する。このことより、タングステン電極1の先端の円錐状先端角度は30°以上かつ100°以下が良い。
図6のアークの写真を比較すると、母材側のアークの広がりは図6(a)の円錐状に研磨した電極と図6(b)又は図6(c)のスリット入り電極1では同程度であるが、タングステン電極側のアークの幅が図6(a)の円錐状に研磨した電極に比較して、図6(b)と図6(c)に示すスリット入り電極1では広くなり、電流密度と圧力が図6(a)に示す円錐状に研磨した電極に比較して低くなる。また図6(b)と図6(c)に示すスリット入り電極1では電極近傍と母材側の圧力差が図6(a)に示す円錐状に研磨した電極に比較して小さくなるためプラズマ気流の速度も遅くなり、気流により発生するアーク圧力も円錐状に研磨した電極1に比較して低くなる。
切頭電極と中空電極を用いて上記したスリット入り電極1と同様にビード置き試験を行った結果を表2に示す。試験条件は上記条件を用いた。
切頭電極と中空電極はビード幅が10mm前後でスリット入り電極1と同等であるが、溶け込み深さが浅く、ビード深さ/幅比が0.11〜0.15でスリット入り電極1の0.17〜0.20より浅くなることが分かった。厚板溶接の多層盛溶接ではビードの重ね部や母材を融合不良等の欠陥が発生しないように充分に溶かす必要があり、切頭電極、中空電極より、スリット入り電極1を用いる本実施例の溶接法のスリット入り電極1の方がビードの溶け込みを深くすることができるので適する。
本発明の第2の実施例のスリット入りタングステン電極1の形状を図2に示し、図2(a)は正面図、図2(b)は側面図、図2(c)は底面図である。
電極1の先端に複数のスリット2を入れて先端の数を3以上にしても良い(図2には十文字体タイプのスリットを示す。)。
前記スリットが一文字の場合でも十分に方向性の無い溶接が行えるが、特にタングステン電極の直径が5.0mmを越えて大きくなった場合に、十文字の場合に一文字の場合よりもいっそう方向性がない溶接が行える。
なお、上記実施例1及び実施例2におけるタングステン電極1の先端部の円錐状を図示していない多角錐状に変更しても、前記した一文字体タイプ又は十文字タイプのスリットを有する電極1と同様の結果が得られた。
本発明の電極1を用いることにより、200A以上で300A等の大電流でも不整ビードを発生させずに溶接可能であり、ホットワイヤTIG溶接と組み合わせて効率を溶着量で約2倍(20g/分から40g/分)に向上できるので、溶接施工のTIGアーク溶接化を推進することができる。
1 タングステン電極(円柱状)
2 スリット
3 母材
4 アーク
5 溶融池
6 溶接電源
7 プラズマ気流

Claims (4)

  1. 切頭円錐形状を含む円錐状の研磨面を有し、前記円錐状の先端角度が30°以上かつ100°以下である先端部を備え、該先端部に続く円筒状の基部を備え、該円筒状の基部の断面の直径が3.2〜5.0mmであるTIGアーク用のタングステン電極であって、
    上記先端部と上記基部を結ぶ中心軸に沿って幅が0.75mm以上、1.5mm以下のスリットを上記先端から上記基部に向かって上記断面の中心部に設けたことを特徴とするTIGアーク溶接用電極。
  2. タングステン電極の先端に設けたスリットの形状が先端部側から見て一文字状又は十文字状であることを特徴とする請求項1記載のTIGアーク溶接用電極。
  3. 直径が3.2〜5.0mmである円筒状のタングステン電極の先端部を切頭円錐形状を含む円錐状に研磨して、先端角度を30°以上かつ100°以下とし、該先端部と該先端部に続く円筒状の基部を結ぶ中心軸に沿って幅が0.75mm以上、1.5mm以下のスリットを前記中心軸方向の中心部に設け、電極中心付近で前記スリットを挟んで少なくとも2以上の先端を形成し、得られた複数の近接した先端より1つのアークを形成することを特徴とするTIGアーク溶接方法。
  4. 溶接進行方向に対するタングステン電極の取付け方向を同一方向にするか又は前記同一方向以外の方向にして溶接を行うことを特徴とする請求項3記載のTIGアーク溶接方法。
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