JP5830069B2 - 液体/気体混合物を吐出する流体ジェットを使用して水中面を洗浄する方法 - Google Patents

液体/気体混合物を吐出する流体ジェットを使用して水中面を洗浄する方法 Download PDF

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Description

本開示は、水中面を洗浄する方法に関する。
原子炉の水中面は、安全な運転を確実にするために、構造の完全性を脅かすことがある亀裂の検査が周期的に行われる。それはそれとして、周期的に必要な検査が行われる前に、反応炉の水中面は、(「ダスト」ともよばれる)不都合な堆積物や沈殿物の洗浄を必要とする。高温で放射線量が大きい原子炉の環境により生成される「ダスト」層は、影響を受ける表面にかなり堅く付着し、除去するのが比較的困難である。通常は、原子炉の水中表面はブラシ型の工具を使用して機械的に洗浄される。しかし、ブラシ型工具を用いるこの機械的洗浄方法は、原子炉の水中面から不都合な堆積物や沈殿物を除去するには十分に効果的ではない。それに加え、この機械的洗浄方法では、原子炉内にブラシの破片(毛、毛束、繊維、及び/又はその他の引きちぎれた成分)が残りがちである。
米国特許第3898079号明細書
本明細書に記載の実施例は、液体媒体で覆われた水中面の洗浄方法に関する。本方法は、洗浄液を水中流体ジェットで液体媒体を通して水中面に注入するステップを含む。本方法は更に、水中流体ジェットを通して洗浄液に非反応性ガス及び反応性ガスの少なくとも一方を導入するステップを含み得る。
本明細書の非限定的な実施形態の様々な特徴及び利点は、添付図面を参照した詳細な説明を検討することにより更に明らかになる。添付図面は説明目的のためだけに提示されるものであり、特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。添付図面は別途明示されない限り、縮尺通りに描かれているとはみなされない。明瞭にするため、図面の様々な寸法が実際よりも大きく記載されている。
水中面を洗浄するための方法及び装置の概略図である。 図1の流体ジェットの断面図である。 図2の流体ジェットの前面図である。 液体媒体のpHと、反応性ガスとして注入されたアンモニアの量との関係を示すグラフである。
要素又は層が、別の要素又は層「の上に」、「に接続され」、「に結合され」、又は「を覆う」と言う場合、その要素又は層が直接別の要素又は層「の上に」、「に接続され」、「に結合され」、又は「を覆う」こともあれば、又は介在要素又は層が存在することもある。これに対して、要素が別の要素又は層「の直接上に」、「に直接接続され」、「に直接結合され」、又は「を直接覆う」と言う場合は、介在要素又は層は存在しない。同一の番号は明細書全体を通して同一の要素を指す。本明細書で用いられる用語「及び/又は」には、関連して言及される1つ又は複数の事項のいずれかの、又は全ての組み合わせが含まれる。
本明細書では第1、第2、第3等の用語は様々な要素、構成部品、領域、層、及び/又は部分を記述するために用いられるが、これらの要素、構成部品、領域、層、及び/又は部分はこれらの用語に限定されるべきではない。これらの用語は1つの要素、構成部品、領域、層、及び/又は部分を別の領域、層、又は部分と区別するためにのみ用いられる。したがって、下記の第1の要素、構成部品、領域、層、及び/又は部分は、実施例の教示から逸脱することなく第2の要素、構成部品、領域、層、及び/又は部分を指すことができよう。
本明細書では、空間的な関連を示す用語(例えば「下方」、「下」、「下部」、「上」、「上部」等)を、図示する1つの要素又は特徴の別の要素(1つ又は複数)、又は特徴(1つ又は複数)との関係を記載するために用いることがある。空間的な関連を示す用語は、図示する方向性に加えて使用又は動作中のデバイスの異なる方向性をも含むことを意図することを理解されたい。例えば、図中のデバイスが反転すると、別の要素又は特徴の「下方」又は「下」と記載される要素は別の要素又は特徴の「上」に向くことになろう。したがって、「下」と言う用語は上と下の両方の方向性を含み得る。デバイスは、別の方向(90°回転又はその他の方向)を向いていてもよく、本明細書で用いられる空間的な関連を示す用語はそのように解釈される。
本明細書で用いられる用語は様々な実施形態を記載する目的のためだけに用いられ、実施例に限定することを意図するものではない。本明細書で用いられる単数名詞は文脈が明確に複数形を示していない限り、複数形も含むことを意図する。更に、「含む」、「含んでいる」「備える」及び/又は「備えている」と言う用語を、本明細書で用いる場合は、記載の特徴、整数、ステップ、動作、要素及び/又は構成部品の存在を特定するものであって、1つ又は複数の更なる別の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成部品及び/又はそれらの群の存在を除外するものではないことを理解されたい。
本明細書に記載の実施例は、実施例の理想的実施形態(及び中間構造)の概略図である断面図を参照して記載される。そのため、例えば製造技術及び/又は許容差の結果として、図示した形状の変形形態が予期される。したがって、実施例は、本明細書に示す領域の形状に限定されるものと解釈されるべきではなく、例えば製造の結果として生じる形状の偏差も含むべきである。例えば、矩体として示される注入領域は、通常は注入領域から非注入領域への2値の変化ではなく、丸みを帯びた、又は湾曲した特徴、及び/又はその端部における注入濃度の勾配を有する。同様に、注入によって形成された埋め込み領域は、埋め込み領域と注入が行われる表面との間の領域内に、幾分かの注入を引き起こす場合がある。したがって、図示の領域は、性質上概略的なものであり、その形状はデバイスの実際の形状を示すことを意図するものではなく、実施例の範囲を限定することを意図するものではない。
特に定義しない限り、本明細書で用いる(技術用語及び科学用語を含む)全ての用語は、実施例が属する分野の当業者によって一般的に理解されるものと一致する意味を有する。また、用語は、一般に用いられる辞書で定義されるものを含めて、関連する技術的文脈における意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、本明細書でその旨が明確に定義されない限り、理想的な意味、又は過度に形式的な意味に解釈されるものではないことを理解されたい。
図1は、水中面を洗浄する方法及び装置の概略図である。図1を参照すると、水中面を洗浄する装置は、洗浄液供給源100と、非反応性ガス供給源102と、流体ジェット126に接続された反応性ガス供給源104とを含んでいる。洗浄液供給源100は、洗浄液100’(図2)をポンプによって洗浄液ライン114を通して流体ジェット126に供給するように構成されている。洗浄液ライン114内の液流開口は第1のバルブ108によって調節可能である。同様に、非反応性ガス供給源102、及び反応性ガス供給源104は非反応性ガス102’と反応性ガス104’(図2)とを非反応性ガスライン116と反応性ガスライン118のそれぞれを通して流体ジェット126に供給するように構成されている。非反応性ガスライン116と反応性ガスライン118とのガス流開口は、第2のバルブ110及び第3のバルブ112によってそれぞれ調節できる。図示していないが、非反応性ガス供給源102及び反応性ガス供給源104のそれぞれから非反応性ガス102’と反応性ガス104’とを送り込むために1つ又は複数のポンプを備えてもよいことを理解されたい。
流体ジェット126を、容器122の水中面124に面するように液体媒体120を含む容器122内に配置してもよい。実施例はこれに限定されるものではないが、液体媒体120は水であり得る。流体ジェット126の動作中、流体ジェット126から噴出される流体により生成される力は、流体ジェット126を撥ねのけ、ひいては流体ジェット126を容器122の水中面124に対する理想的な、又は所望の位置から引き離してしまう。この斥力に抗するため、流体ジェット126を平衡ジェット128で安定させてもよい。具体的には、平衡ジェット128は、一次流体が流体ジェット126から噴出される方向とは反対方向に二次流体を噴出してもよい。図1は容器122の内表面を洗浄するために使用する流体ジェット126を図示しているが、流体ジェット126は、(原子炉設備又はその他の環境であるかにかかわらず)その他の多様な水中面に使用してもよいことを理解されたい。
図2は、図1の流体ジェットの断面図である。図2を参照すると、流体ジェット126は、第1の通路200と、第2の通路202と、第3の通路204とを含むように構成されている。流体ジェット126の動作中、洗浄液100’は第1の通路200を通って進行し、非反応性ガス102’は第2の通路202を通って進行し、反応性ガス104’は第3の通路204を通って進行する。第1の通路200、第2の通路202、及び第3の通路204は、洗浄液100’、非反応性ガス102’、及び反応性ガス104’が流体ジェット126への途中、及び流体ジェット126内にある間は互いに分離され、流体ジェット126から液体媒体120内に噴出されるときに互いに混合されるように設計されている。
図3は、図2の流体ジェットの前面図である。図3を参照すると、流体ジェット126は、第3の通路204が第2の通路202内に同心に配置されるように構成されてもよい。第2の通路202は、第1の通路200内にも同心に配置されてもよい。流体ジェット126は、大型の円筒形構造、大型の円筒形構造内の中型の円筒形構造、及び中型の円筒形構造内の小型の円筒形構造から形成されてもよい。大型の円筒形構造の内表面と中型の円筒形構造の外表面とが第1の通路200を画成する。中型の円筒形構造の内表面と小型の円筒形構造の外表面とが第2の通路202を画成する。小型の円筒形構造の内表面が第3の通路204を画成する。流体ジェット126に関する更なる詳細は、流体ジェット126を使用した洗浄方法に関連して以下に記載する。
液体媒体120によって覆われる水中面124の洗浄方法は、洗浄液100’を水中流体ジェット126で液体媒体120を通して水中面124に注入するステップを含む。本方法は更に、水中流体ジェット126を通して洗浄液100’に非反応性ガス102’及び反応性ガス104’の少なくとも一方を導入するステップを含む。流体ジェット126の「フレーム」は「ダスト」及びその他の不都合な物質を水中面124から除去することを促進する。
注入ステップは、液体媒体120で覆われた容器122の内表面に洗浄液100’を向けることを含んでもよい。或いは、注入ステップは、液体媒体120内に浸漬された構成部品(例えば容器122内の機械部品)に洗浄液100’を向けることを含んでもよい。しかし、洗浄液100’は、洗浄が必要等の表面に向けてもよい。更に、注入ステップは、洗浄液100’として水を使用することを含んでもよい。
注入及び導入ステップは、洗浄液100’、及び、非反応性ガス102’と反応性ガス104’の少なくとも一方が互いに混合される前に水中流体ジェット126を抜け出るように、水中流体ジェット126を構成することを含んでもよい。例えば、注入及び導入ステップは、水中流体ジェット126として三層同心羽口を使用して実行されてもよい。このような場合は、洗浄液100’は三層同心羽口の第1の通路200を通って注入されてもよく、非反応性ガス102’は三層同心羽口の第2の通路202を通って導入されてもよく、反応性ガス104’は三層同心羽口の第3の通路204を通って導入されてもよい。しかし、実施例はこれに限定されるものではなく、洗浄液100’、非反応性ガス102’、及び反応性ガス104’は、第1の通路200、第2の通路202、及び第3の通路204のどれを通って供給されてもよい。例えば、非反応性ガス102’は第3の通路204を通って供給されてもよく、反応性ガス104’は第2の通路202を通って供給されてもよい。
注入及び導入ステップは、第1の通路200が第2の通路202と第3の通路204とを囲むように三層同心羽口を構成することを含んでもよい。この構成により、外側の第1の通路200を通して洗浄液100’を供給することが、内側に供給される非反応性ガス102’及び/又は反応性ガス104’が水中面124に向かう途中にこれらのガスを集束させることに役立ち、それによってこれらのガスの液体媒体120内への尚早な拡散を軽減し、水中面124の洗浄を促進する。注入及び導入ステップは更に、第2の通路202及び/又は第3の通路204が、第1の通路200よりも更に水中流体ジェット126から延出するように三層同心羽口を構成することを含んでもよい。このような構成は、非反応性ガス102’及び/又は反応性ガス104’が水中面124に向かう途中に、これらのガスの液体媒体120内への尚早な拡散を更に軽減することに役立つ。
導入ステップは、沈殿物の水中面124からの除去を促進するために、非反応性ガス102’と反応性ガス104’の少なくとも一方を、水中面124との境界面で空洞を形成する空隙(例えば気泡)206として供給することを含んでもよい。導入ステップは更に、液体媒体120と洗浄液100’の少なくとも一方により反応性ガス104’が吸収される結果として、水中面124との境界面に熱を発生することを含んでもよい。導入ステップは更に、水中面124の不活性化を促進するために、液体媒体120と洗浄液100’の少なくとも一方により反応性ガス104’が吸収される結果として、水中面124との境界面でpHを上昇させることを含んでもよい。その結果、水中面124上に不活性腐食層が形成され得る。
水中面124の洗浄中、非反応性ガス102’と反応性ガス104’とは、洗浄液100’と同時に導入されるように共注入されてもよい。大気、窒素、及び希ガスの少なくとも1つを非反応性ガス102’として使用してもよい。更には、アンモニアとヒドラジンの少なくとも1つを反応性ガス104’として使用してもよい。しかし、実施例はこれに限定されることなく、非反応性ガス102’及び反応性ガス104’として別の適宜のガスを使用してもよいことを理解されたい。例えば、導入ステップは、反応性ガス104’として塩化水素を使用することを含んでもよい。
洗浄液100’として水を使用すると、局部的流体速度により水中面124が洗浄される。局部的流体速度は、水中面124の平滑さ、洗浄液100’及び液体媒体120中の不純物、並びに、洗浄液100’及び液体媒体120の酸素含有率に依存する。容器122の水中面124に作用する力は、下記の方程式によって与えられる。
F=ρqV/gsinθ
ここで、
Fは力、
ρは洗浄液100’の濃度、
qは洗浄液100’の体積流量、
Vは洗浄液100’の速度、
gは無次元変換定数、
θは流体ジェット126と水中面124との間の傾斜角である。
洗浄液100’が非反応性ガス102’で増強されると、比較的高振動数の振動が発生し、それにより「ダスト」の水中面124からの除去を促進する。具体的には、非反応性ガス102’の連行気泡が、キャビテーションとよばれる現象によって、液体媒体120及び水中面124との液体・固体境界面で崩壊し、比較的高振動数の振動を引き起こす。一般に、流体ジェット126のノズルから流出する非反応性ガス102’の気泡の半径は、ノズルの直径の約5倍になる。振動の動的脈動モードは下記の方程式により与えられる。
ここで、
fは基本モード固有振動数、
Rは非反応性ガス102’の気泡半径(m)、
γはガスの非熱比(例えばN2の場合は1.4)、
Pは平均静圧(Pa)、
ρは液体媒体120の濃度(Kg/m3)である。
非反応性ガス102’として窒素(N2)を使用し、ノズル直径が1mmで気泡半径が5mmであると想定すると、実施例はこれに限定されるものではないが、振動数は約600Hzである。
洗浄液100’が(非反応性ガス102’を含む、又は含まない)反応性ガス104’で増強されると、比較的大きい音響パルス(音響圧力波)を伴う比較的高振動数の振動が発生する。加えて、反応性ガス104’が洗浄液100’及び/又は液体媒体120により吸収されると、局部的な温度上昇(溶解熱)が生じる一方で、溶解ガスが溶液から出てくる。その結果生じるキャビテーション及び熱が水中面124からの「ダスト」の除去を増強する。更に、反応性ガス104’は、局部的なpHの上昇を引き起こす。アルカリ性が高まると、洗浄後の水中面124がより不活性化することで腐食率が低下する。
アンモニア(NH3)が反応性ガス104’として使用される非限定的な実施形態では、水(H2O)中のアンモニア(NH3)が溶解するための化学反応は以下のように表される。
NH3+H2O←→NH4 ++OH-
洗浄が完了し、原子炉が始動した後、結果として生じる容器122内のアンモニウムイオン(NH4 +)は以下の公式に従って放射線分解を受ける。
2NH4→γ2N2+4H2
図4は、液体媒体のpHと反応性ガスとして注入されたアンモニアの量との関係を示すグラフである。典型的な沸騰水型原子炉(BWR)における化学制御は、pHが6.5〜8.0で、導電率が0.10〜0.15μS/cmの純水を保つことである。洗浄中に反応性ガス104’としてアンモニアを導入することの効果は、容器122内の液体媒体120の容積が比較的大きいことに照らして最小限になることが見込まれる。
水中面124を洗浄する方法は更に、流体ジェット126を平衡ジェット128で安定させることを含んでもよい。このような場合、水中流体ジェット126から噴出する第1のジェットにより発生する第1の力は平衡ジェット128から噴出する第2のジェットにより発生する力で平衡される。第1の力の大きさは第2の力の大きさにほぼ等しくてよい。更に、第1の力の方向は第2の力の方向の反対でよい。その結果、流体ジェット126は水中面124に対して所望の位置に保たれる。
本明細書に幾つかの実施例を開示したが、他の変形形態も可能であることを理解されたい。このような変形形態は本開示の趣旨及び範囲から逸脱するものとみなされるべきではなく、当業者には自明のこのような修正は全て、添付の特許請求の範囲内に含まれることを意図している。

Claims (15)

  1. 液体媒体で覆われた水中面を洗浄する方法であって、
    洗浄液を水中流体ジェットで前記液体媒体を通して前記水中面に注入するステップと、
    前記水中流体ジェットを通して前記洗浄液に非反応性ガス及び反応性ガスの少なくとも一方を導入するステップと、
    を含み、
    前記注入及び導入ステップが、前記水中流体ジェットとして三層同心羽口を使用して実行され、前記洗浄液が前記三層同心羽口の第1の通路を通って注入され、前記非反応性ガスが前記三層同心羽口の第2の通路を通って導入され、前記反応性ガスが前記三層同心羽口の第3の通路を通って導入される、
    方法。
  2. 前記注入及び導入ステップが、前記第1の通路が前記第2の通路及び前記第3の通路を囲むように前記三層同心羽口を構成することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記注入及び導入ステップが、前記第3の通路が前記第1の通路よりも更に前記水中流体ジェットから延出するように、前記三層同心羽口を構成することを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記注入ステップが、前記洗浄液を前記液体媒体で覆われた容器の内表面に向けることを含む、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記注入ステップが、前記洗浄液を前記液体媒体に浸漬された構成部品に向けることを含む、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記注入ステップが、前記洗浄液として水を使用することを含む、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記注入及び導入ステップが、前記洗浄液、及び、前記非反応性ガスと前記反応性ガスの少なくとも一方が互いに混合される前に前記水中流体ジェットを抜け出るように前記水中流体ジェットを構成することを含む、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記導入ステップが、沈殿物の前記水中面からの除去を促進するために、前記非反応性ガスと前記反応性ガスの少なくとも一方を、前記水中面との境界面で空洞を形成する空隙として供給することを含む、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記導入ステップが、前記液体媒体と前記洗浄液の少なくとも一方により前記反応性ガスが吸収される結果として、前記水中面との境界面に熱を発生することを含む、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記導入ステップが、前記水中面の不活性化を促進するために、前記液体媒体と前記洗浄液の少なくとも一方により前記反応性ガスが吸収される結果として、前記水中面との境界面でpHを上昇させることを含む、請求項1から9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記導入ステップが、前記非反応性ガスと前記反応性ガスとを共注入することを含む、請求項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記導入ステップが、大気、窒素、及び希ガスの少なくとも1つを非反応性ガスとして使用することを含む、請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記導入ステップが、アンモニアとヒドラジンの少なくとも1つを前記反応性ガスとして使用することを含む、請求項1から12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記導入ステップが、前記反応性ガスとして塩化水素を使用することを含む、請求項1から13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記水中流体ジェットから噴出する第1のジェットにより発生する第1の力が、平衡ジェットから噴出する第2のジェットにより発生する第2の力で平衡されるように、前記水中流体ジェットを前記平衡ジェットで安定させるステップを更に含む、請求項1から14のいずれかに記載の方法。
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