JP5829927B2 - 加工装置 - Google Patents

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本発明は、複数種類の液体を用いた加工に寄与する装置において、漏液を検出する漏液検出機構を備えた加工装置に関する。
各種加工装置では、加工において冷却や潤滑等々の目的の下、複数の種類の液体を用いる物が多く存在する。例えば、半導体デバイス等の製造において、所定の厚さのシリコンなどからなるウエーハを製造する場合、特に、半導体デバイスが形成される面の平滑さが重要であり、平滑さやシリコン結晶の欠陥に問題が有った場合、超微細な半導体デバイス回路を正確に形成できず、デバイスとしての機能が発揮できなくなる。そのため、平滑で均一な結晶構造の面を形成するためにケミカルメカニカルポリッシング(CMP)という研磨方法が採用されている。CMPという研磨方法では、研磨の進行を調整するために、各種薬液が用いられ、その液体は酸性、アルカリ性どちらも使用する場合がある(特許文献1、2参照)。こうした装置においては、各種液体を供給するための液体供給装置(特許文献3参照)を隣接させ、その中に複数の液体タンクを備え、必要に応じて特定の液体又は複数の液体を混合させた液体を製造し供給させるシステムを構築している事が多い。また、複数の液体を用いる加工としては、他にエッチングがあげられる(特許文献4参照)。
特開2002−160155号公報 特開2008−036744号公報 特開2011−143508号公報 特願2011−075083号明細書
このように複数の液体、特に酸性、アルカリ性の液体が混在する場合、装置内での漏液を検知するのが重要なことはもちろんであるが、どの液体が漏液していたのかを別途確認する必要があった。実際は、漏液をオペレーターが確認後、漏液発生箇所を視認によって確認し、どの液体が漏れているかを特定する、といった作業が一般的である。しかし、酸性やアルカリ性の液体の場合、取扱に注意を要するため、水のような中性の液体と異なり、防護具や換気等予め注意及び準備が必要であるという問題が有った。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、オペレーターの視認によらなくても、漏液した液体の種類を把握することができる加工装置を提供することである。
上述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1記載の本発明に係る加工装置は、複数の液体を供給する加工液供給手段と、被加工物を保持する保持手段と、該保持手段に保持された被加工物に該加工液供給手段からの該液体を供給しながら加工する加工手段と、を備えた加工装置であって、所要位置には漏液した該液体を受ける漏液受け手段と、該漏液受け手段に漏液した該液体に接触して漏液を検出するpH測定用電極を備えた漏液検出機構を備え、該漏液検出機構は、該液体のpH値に対応した信号を出力し、該pH測定用電極が該液体に接触していない時は不検出信号を出力することを特徴とする。
本発明の加工装置によると、漏液検出機構のpH測定用電極が不検出信号と液体のpH値に対応した信号を出力して、液体の漏液を検出する役割を果たすために、液体の漏液の検出と検出した液体のpH値の検出とを同時に実施することが可能である。このために、本発明の加工装置は、オペレーターの視認によらなくても、漏液の検出時にはどの液体が漏液しているのか迄認識が可能であるという効果を奏する。また、pH測定用電極一つで二つの役割を果たすため、低コストでの実現が可能であるという効果もある。他にも、近年開発された半導体イオンセンサ(Ion Sensitive Field Effect Transistor:ISFET)電極を有するpH測定用電極を用いるのが望ましい。この場合には、非常に微量の液体のpH値の測定が可能であり小型化されていることから、微量な液体の漏液が非常に狭い装置内においても検出可能という効果も併せて発揮する。
図1は、実施形態に係る研磨装置の構成を示す外観斜視図である。 図2は、実施形態に係る研磨装置の洗浄ユニットの斜視図である。 図3は、実施形態に係る研磨装置の洗浄ユニットの側断面図である。 図4は、実施形態に係る研磨装置の洗浄ユニットの漏液検出機構の構成を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
図1は、実施形態に係る研磨装置の構成を示す外観斜視図であり、図2は、実施形態に係る研磨装置の洗浄ユニットの斜視図であり、図3は、実施形態に係る研磨装置の洗浄ユニットの側断面図であり、図4は、実施形態に係る研磨装置の洗浄ユニットの漏液検出機構の構成を示す図である。
本実施形態にかかる研磨装置1は、チャックテーブル4に保持された半導体ウエーハ2(被加工物に相当する)の被研磨面2aに研磨加工を施して、被研磨面2aを高精度に平坦化するものである。研磨装置1は、図1に示すように、半導体ウエーハ2を搬送する搬送ユニット3と、チャックテーブル4と、半導体ウエーハ2に研磨加工を施す研磨ユニット5と、研磨加工後の半導体ウエーハ2を洗浄する洗浄ユニット(加工装置に相当する)6などを含んで構成されている。
搬送ユニット3は、研磨加工前の半導体ウエーハ2をチャックテーブル4上に供給するとともに、研磨加工後の半導体ウエーハ2を回収するためのものである。搬送ユニット3は、研磨加工前の半導体ウエーハ2を複数収容する搬入カセット7と、搬送機構8と、仮置き部9と、搬入アーム10と、搬出アーム11と、研磨加工後の半導体ウエーハ2を複数収容する搬出カセット12などを含んで構成されている。
搬入カセット7と搬出カセット12は、同一の構成であり、研磨装置1の装置本体13の所定位置に載置される。搬送機構8は、搬入カセット7内の半導体ウエーハ2を1枚ずつ取り出して、仮置き部9上に載置するとともに、研磨ユニット5により研磨加工が施されて洗浄ユニット6により洗浄された半導体ウエーハ2を搬出カセット12内に収容するものである。搬入アーム10及び搬出アーム11は、例えば、回転動作及び昇降動作が可能な搬送用のアームである。搬入アーム10は、仮置き部9上の半導体ウエーハ2をチャックテーブル4上に載置するとともに、搬出アーム11は、チャックテーブル4上の研磨加工後の半導体ウエーハ2を洗浄ユニット6に搬送する。チャックテーブル4上に載置された半導体ウエーハ2は、研磨ユニット5により研磨加工が施された後、搬出アーム11により洗浄ユニット6まで搬送され、洗浄ユニット6により洗浄された後、搬送機構8により搬出カセット12に収容される。
チャックテーブル4は、装置本体13上にX軸方向に移動可能に設けられ、かつ搬入アーム10により載置された半導体ウエーハ2を吸着・保持してZ軸回りに回転させるものである。チャックテーブル4は、半導体ウエーハ2を吸着・保持して、X軸方向に移動されることにより、研磨加工前の半導体ウエーハ2を搬送ユニット3から研磨ユニット5の下方まで搬送し、研磨加工後の半導体ウエーハ2を研磨ユニット5の下方から搬送ユニット3まで搬送する。チャックテーブル4は、研磨ユニット5の下方において、半導体ウエーハ2とともにZ軸回りに回転する。
研磨ユニット5は、チャックテーブル4に保持されている半導体ウエーハ2の被研磨面2aに対して、研磨パッド14をZ軸回りに回転させながら押圧させるとともに、研摩液を供給することで、研磨加工を施すものである。研磨ユニット5が研磨加工に用いる研摩液は、純水、酸・アルカリ溶液などの液体と、SiO2、Al2O3、CeO2、Mn2O3、ダイヤモンド粒子などの研磨剤(砥粒ともいう)とが混合されて構成されている。研摩液は、被加工物の半導体ウエーハ2の材質などに応じて、適切な液体と研磨剤とが混合されて構成される。このように、研磨装置1は、前述した酸・アルカリ溶液などの液体を含んだ研摩液を研磨加工に用いるので、所謂CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学機械研磨)研磨装置である。
ここで、研磨ユニット5が研磨加工を施す半導体ウエーハ2は、シリコン、サファイヤ、ガリウムなどを母材とするものである。また、半導体ウエーハ2は、研磨装置1による研磨加工の前工程において、研削装置などによって平面研削加工が施されて、例えば、数十μm程度の厚さにまで薄型化されている。
本実施形態に係る研磨装置1は、搬入カセット7内の研磨加工前の半導体ウエーハ2を、搬送ユニット3によりチャックテーブル4に搬送して、チャックテーブル4に吸引・保持する。その後、研磨装置1は、研磨ユニット5により研磨加工(本実施形態では、化学機械研磨加工)を施す。そして、研磨装置1は、搬送ユニット3により、研磨加工が施された半導体ウエーハ2を、洗浄ユニット6に搬送し、洗浄ユニット6で洗浄した後、搬出カセット12内に収容する。
次に、研磨加工が施された半導体ウエーハ2を洗浄する洗浄ユニット6を、図面に基づいて説明する。洗浄ユニット6は、高速回転させた半導体ウエーハ2に対して、純水、酸・アルカリ溶液などの洗浄液(液体に相当する)及び加圧された空気を噴射することによって、半導体ウエーハ2の被研磨面2aを洗浄し、乾燥させる装置である。なお、洗浄ユニット6は、図1に示すように、装置本体13の上面に開口した開口部15内に設けられている。また、開口部15の上方には、装置本体13の上面と平行な覆い壁16が設けられている。
洗浄ユニット6は、図2及び図3に示すように、液体としての洗浄液を供給する薬液供給手段(図1及び図3に示し、加工液供給手段に相当する)20と、カバー手段21と、保持手段22と、洗浄液噴射ノズル(加工手段に相当する)24と、図示しないエアー供給ノズルと、水受け手段23と、漏液検出機構25(図4に示す)などを含んで構成されている。
薬液供給手段20は、洗浄液を貯留し、洗浄液噴射ノズル24に洗浄液を供給するものである。また、薬液供給手段20は、液体としての研摩液を貯留し、研磨ユニット5に研摩液を供給するものである。薬液供給手段20は、洗浄液と研摩液に対応した貯留タンク26を含んでおり、貯留タンク26内の洗浄液と研摩液を洗浄液噴射ノズル24及び研磨ユニット5に供給する。本実施形態では、薬液供給手段20は、複数の液体としての第1の洗浄液Aと第2の洗浄液Bを洗浄液噴射ノズル24に供給する。なお、本発明では、洗浄液A,Bとして、純水、酸性、アルカリ性の溶液が用いられる。酸性の溶液としては、例えば、過酸化水素水、フッ酸(HF)、クエン酸が用いられ、アルカリ性の溶液としては、例えば、水酸化カリウム(KOH)が用いられる。
洗浄ユニット6は、一種類の酸性の溶液と一種類のアルカリ性の溶液、または純水と一種類の酸性またはアルカリ性の溶液を洗浄液A,Bとして用いることが望ましい。このために、本実施形態では、第1の洗浄液AのpH値と、第2の洗浄液BのpH値とは異なる。なお、洗浄ユニット6は、二種類の酸性の溶液を洗浄液A,Bとして用いたり、二種類のアルカリ性の溶液を洗浄液A,Bとして用いることは殆どない。
カバー手段21は、前述した開口部15内に設けられ、開口部15を開閉するものである。カバー手段21は、昇降用のシリンダ27(図2に示す)により、上昇されることで覆い壁16とともに開口部15を塞ぎ、降下されることで開口部15を開放する。
保持手段22は、カバー手段21内に設けられて、半導体ウエーハ2を吸引・保持するものである。保持手段22は、多孔性材料から形成された吸着チャック28を含み、この吸着チャック28が図示しない吸引手段に連結されている。保持手段22は、吸着チャック28上に半導体ウエーハ2を載置し、図示しない吸引手段により負圧が作用されることにより半導体ウエーハ2を吸着・保持する。また、保持手段22には、装置本体13に取り付けられた電動モータ29の駆動軸30が連結している。保持手段22は、電動モータ29の回転駆動力により、Z軸回りに回転される。
洗浄液噴射ノズル24は、薬液供給手段20から供給された液体としての洗浄液A,Bを保持手段22に保持された半導体ウエーハ2に供給しながら洗浄(加工に相当する)するものである。洗浄液噴射ノズル24は、薬液供給手段20の洗浄液A,Bを収容した貯留タンク26と1対1で対応しているとともに、図示しないモータにより揺動可能に設けられている。洗浄液噴射ノズル24は、薬液供給手段20の貯留タンク26と連結して、貯留タンク26から洗浄液A,Bが供給される。エアー供給ノズルは、図示しないエアー供給に連結して、保持手段22に保持された半導体ウエーハ2に加圧された空気を吹き付けるものである。
水受け手段23は、保持手段22の下方に設けられて、洗浄液噴射ノズル24から保持手段22に保持された半導体ウエーハ2に吹き付けられた洗浄液A,Bを回収するものである。水受け手段23は、円環状の受け板31と、図示しない回収タンクに連結されたドレインホース32とを含んで構成されている。受け板31は、中央に電動モータ29の駆動軸30を通しかつカバー手段21の内側に配されている。受け板31の表面にはドレインホース32が開口している。
漏液検出機構25は、例えば、カバー手段21と水受け手段23との間などから洗浄液A,Bが漏液したか否かを検出するものである。漏液検出機構25は、図3及び図4に示すように、ドレインパン(漏液受け手段に相当する)33と、pH測定用電極34と、制御手段35と、表示手段36と、図示しない報知手段とを含んで構成されている。ドレインパン33は、カバー手段21と水受け手段23との間の下方(所要位置に相当する)に配され、カバー手段21と水受け手段23との間などから漏液した洗浄液A,Bを受けるものである。ドレインパン33は、偏平な板状に形成され、当該ドレインパン33の所定箇所に向かって徐々に下方に傾斜した傾斜面37が表面に形成されている。本実施形態では、ドレインパン33の表面の最も窪んだ箇所38は、カバー手段21と水受け手段23との間の下方に配されている。
pH測定用電極34は、ドレインパン33に漏液した洗浄液A,Bに接触して漏液を検出するものである。pH測定用電極34は、ISFET(Ion Sensitive Field Effect Transistor)電極と比較電極とを含む検出部がドレインパン33の最も窪んだ箇所38上に設けられている。pH測定用電極34は、検出部が洗浄液A,Bに接触すると、ISFET電極と比較電極との間に洗浄液A,BのpH値に対応した電位差が生じる。pH測定用電極34は、制御手段35に接続しており、ISFET電極と比較電極との電位差に応じた信号(洗浄液A,BのpH値に対応した信号に相当する)を制御手段35に出力する。pH測定用電極34は、ISFET電極と比較電極との電位差に応じた信号を制御手段35に出力することで、ドレインパン33に漏液した洗浄液A,BのpH値を測定する。また、pH測定用電極34は、検出部が洗浄液A,Bなどの液体に接触していない時は、液体に接触していないことを示す不検出信号を制御手段35に出力する。なお、不検出信号とは、検出部が何かしらの液体に接触している時に出力する信号と異なる信号である。
制御手段35は、研磨装置1及び洗浄ユニット6を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御するものである。制御手段35は、研磨加工が施された半導体ウエーハ2に対する洗浄動作を洗浄ユニット6に行なわせるものである。また、制御手段35は、ドレインパン33に漏液した洗浄液A,BのpH値の測定動作を漏液検出機構25に行なわせるものである。なお、制御手段35は、例えば、CPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されており、漏液した洗浄液A,B名を表示する表示手段36、オペレーターに洗浄液A,Bが漏液したことを知らせる報知手段と接続されている。
次に、本実施形態に係る研磨装置1の洗浄ユニット6の洗浄動作について説明する。まず、カバー手段21が降下した状態で、研磨加工が施された半導体ウエーハ2が搬送機構8の搬出アーム11により保持手段22の吸着チャック28上に載置される。すると、制御手段35が、吸引手段を駆動して、保持手段22の吸着チャック28上に半導体ウエーハ2を吸着・保持させるとともに、昇降用のシリンダ27を駆動して、カバー手段21を上昇させて、覆い壁16とカバー手段21により開口部15を塞ぐ。その後、制御手段35が、電動モータ29を駆動して、保持手段22と半導体ウエーハ2をZ軸回りに回転させるとともに、薬液供給手段20に第1の洗浄液Aを洗浄液噴射ノズル24に供給させて、第1の洗浄液Aを保持手段22に保持された半導体ウエーハ2に噴射させる。
そして、制御手段35が、第1の洗浄液Aの供給が終了した後、薬液供給手段20に第2の洗浄液Bを洗浄液噴射ノズル24に供給させて、第2の洗浄液Bを保持手段22に保持された半導体ウエーハ2に噴射させる。こうして、第1の洗浄液Aと第2の洗浄液Bとを順に用いて、保持手段22に吸引・保持した半導体ウエーハ2を洗浄する。そして、制御手段35が、第2の洗浄液Bの供給が終了した後も、電動モータ29を駆動し続けて、図示しないエアー供給ノズルから加圧された空気を半導体ウエーハ2に吹き付けて、保持手段22に吸引・保持した半導体ウエーハ2を乾燥させる。なお、半導体ウエーハ2の洗浄に用いられた洗浄液A,Bは、受け板31上を伝わって、ドレインホース32を介して、研磨装置1の洗浄ユニット6外に排出される。
また、研磨装置1の洗浄動作中又は待機中に、制御手段35には、pH測定用電極34からの信号が入力している。そして、洗浄ユニット6のカバー手段21と受け板31との間などから洗浄液A,Bが漏液すると、漏液した洗浄液A,Bは、ドレインパン33の表面の傾斜面37上を伝わって最も窪んだ箇所38に集まる。すると、pH測定用電極34の検出部に漏液した洗浄液A,Bが接触する。そして、pH測定用電極34が、検出部に接触した洗浄液のpH値に対応した信号を制御手段35に出力する。すると、制御手段35は、pH測定用電極34から入力したpH値に対応した信号に基づいて、漏液した洗浄液A,Bを特定する。制御手段35は、漏洩した洗浄液A,B名を表示手段36に表示し、オペレーターに洗浄液A,Bが漏洩したことを報知手段に報知させる。洗浄ユニット6のカバー手段21と受け板31との間などから洗浄液A,Bが漏液していない状態では、pH測定用電極34からの不検出信号が、制御手段35に入力されている。
以上のように、本実施形態に係る研磨装置1の洗浄ユニット6は、漏液検出機構25のpH測定用電極34が不検出信号と洗浄液A,BのpH値に対応した信号を出力して、洗浄液A,Bなどの液体の漏液を検出する役割を果たすために、洗浄液A,Bの漏液の検出と検出した洗浄液A,BのpH値の検出とを同時に実施することが可能である。このために、本実施形態に係る研磨装置1の洗浄ユニット6は、オペレーターの視認によらなくても、漏液の検出時にはどの洗浄液A,Bが漏液しているのか迄認識が可能であるという効果を奏する。
また、本実施形態に係る研磨装置1の洗浄ユニット6は、pH測定用電極34一つで二つの役割を果たすため、低コストでの実現が可能であるという効果もある。他にも、近年開発されたISFET電極を有するpH測定用電極34を用いている。このために、非常に微量の液体のpH値の測定が可能であり小型化されていることから、微量な洗浄液A,Bの漏液が非常に狭い装置内においても検出可能という効果も併せて発揮する。
前述した実施形態では、加工装置としての洗浄ユニット6を示している。しかしながら、本発明では、研磨装置1の研磨ユニット5に適用しても良い。この場合、研磨ユニット5が、加工液供給手段としての薬液供給手段20と、漏液検出機構25とを含んで構成され、チャックテーブル4が特許請求の範囲の保持手段に相当し、研磨パッド14などが特許請求の範囲の加工手段に相当し、研摩液が特許請求の範囲の液体に相当する。また、本発明では、所謂CMP研磨装置に限らず、半導体ウエーハ2に種々の液体を供給しながら種々の加工する加工装置や、半導体ウエーハ2以外の種々の被加工物に種々の加工を施す加工装置に適用しても良いことは勿論である。
さらに、前述した実施形態では、洗浄ユニット6がドレインパン33を備えている。しかしながら、本発明では、研磨装置1全体で一つのドレインパン33を備えても良く、研磨装置1の研磨ユニット5や洗浄ユニット6毎にドレインパン33を備えても良い。また、pH測定用電極34が、洗浄液A,Bなどの液体の漏液箇所の下方に設置することができれば、ドレインパン33の表面に傾斜面37や最も窪んだ箇所38を設けなくても良い。
また、本発明では、カバー手段21と受け板31との間に限らず、種々の箇所から漏液する液体を検出しても良いことは勿論である。要するに、本発明では、漏液検出機構25は、加工装置の構造部材間の継ぎ目やシール不良な箇所から漏液する液体を検出すれば良い。
2 半導体ウエーハ(被加工物)
6 洗浄ユニット(加工装置)
20 薬液供給手段(加工液供給手段)
22 保持手段
24 洗浄液噴射ノズル
25 漏液検出機構
33 ドレインパン(漏液受け手段)
34 pH測定用電極
A 第1の洗浄液(液体)
B 第2の洗浄液(液体)

Claims (1)

  1. 複数の液体を供給する加工液供給手段と、被加工物を保持する保持手段と、該保持手段に保持された被加工物に該加工液供給手段からの該液体を供給しながら加工する加工手段と、を備えた加工装置であって、
    所要位置には漏液した該液体を受ける漏液受け手段と、該漏液受け手段に漏液した該液体に接触して漏液を検出するpH測定用電極を備えた漏液検出機構を備え、
    該漏液検出機構は、該液体のpH値に対応した信号を出力し、該pH測定用電極が該液体に接触していない時は不検出信号を出力することを特徴とする加工装置。
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