JP5828602B2 - 半凝固金属材料のプレス成形方法及びプレス成形システム - Google Patents

半凝固金属材料のプレス成形方法及びプレス成形システム Download PDF

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Description

本発明は、主としてアルミニウム合金などの軽金属やその他の金属を半凝固状態にして成形する半凝固金属材料のプレス成形方法及びプレス成形システムに関する。
従来から、アルミニウム合金等を成形する技術の1つとして鋳造があり、その鋳造方法の1つとして金型に溶融金属を加圧注入し所定形状の製品を得るダイカスト法が用いられている。ただし、ダイカスト法では主として溶湯を用いるため、金型の寿命が短い、引け巣等が発生し製品の品質が十分でないなどの問題がある。
そこで近年は、このダイカスト法において、金型に注入する金属材料として、溶融金属の代わりに、固相成分と液相成分とを共存させた半溶融状態にある金属(半凝固金属又は半溶融金属)を用いて高圧鋳造する方法が使用されてきている。
この方法は、一般的なダイキャスト法と区別され、レオキャスティング法やチクソキャスティング法と呼ばれている。
レオキャスティング法は、凝固途中の金属を電磁的、機械的、あるいは超音波等の手段で強制撹拌することによって、細かい球状晶を液相内に均一に分散させた固液混合の半凝固金属を得て、この半凝固金属をダイカストマシンの鋳型内に圧入し、製品を鋳造成形するものである。
チクソキャスティング法は、溶湯を冷却中に強制撹拌して得られる半凝固金属を得た後、それを一旦急速に冷却して完全凝固させた棒状の鋳塊(ビレット)を成形しておき、製品製造時において、このビレットから必要量を切出した後、半溶融状態(半凝固状態)まで再加熱し、レオキャスティング法と同様にダイカストマシン等により製品を製造する方法である。
いずれの方法も、一長一短があるが、いずれも半凝固金属(以下半溶融金属も含めて表示する)を鋳型内で加圧成形するという点で共通している。
ところで、これらの方法で金属材料を金型内に圧入するには、半凝固金属を鋳込スリーブにセットしてプランジャー等の加圧手段によって鋳型内に押出す(射出する)ことが必要であるが、半凝固金属をスリーブに挿入した段階で、金属はスリーブに接触して熱を奪われるので凝固層が発生しやすい。そのため、凝固層が製品に含有するのを防ぐ工夫が必要となる。
また、半凝固金属の充填中にはスリーブ等にはプランジャーとスリーブ終端との挟まったビスケットと称する加圧部分と金型へのランナー(湯道)等がダイカストと同様必要であり、また、流入速度を制限する(流入速度を遅くしたい)ことから断面積の大きなランナーが必要である。これらの部分は製品とは成らない部分で無駄が多く、歩留りが低く、製造コスト上昇の一因になっている。
また、半凝固金属はスリーブや金型との摩擦が溶湯よりも大きいため、プランジャーの押圧力を溶湯よりも大きくする必要があり、溶湯に比べてプランジャーの押圧力を大きな設備が必要となり設備費が高くなる等の問題もあり製造コスト上昇の一因となっている。
このような状況に鑑み、成形用の金型の中に、直接、半凝固金属(又は半溶融金属)を挿入して成形する方法が開発されている。
例えば、特許文献1には、保持容器にて保持された半凝固金属下型の凹部内に反転して載置し、上型を下降させ静かに圧縮変形させて基本形状を整え、次いで、最終形状の製品に成形する技術が開示されている。
また、特許文献2には、半溶融金属(半凝固金属)をプレスの金型(下型)のキャビティ内に投入し、上型を下降させて、キャビティ内の金属の温度が凝固終了温度に達する温度まで圧力を加え続けて一次成形し、その後、第2の加圧手段によってキャビティの形状を変化させて製品を二次成形する方法が開示されている。
また、特許文献3には、金型内に半溶融金属又は半凝固金属を投入し、金型に第1の加圧(一次型締め)を行い、その後第2の加圧(最終製品とする二次型締め)を行う成形方法が開示されている。
また、特許文献4には半凝固金属の投入位置修正を可能とするために半凝固金属を適当な固相率として液相成分を減少させ液相成分のタレ落ちや半凝固金属の崩れを防ぐ方法が開示され、これにより良好な製品が得られるとしている。
これら4つの方法は、金型のキャビティ内に半溶融金属(半凝固金属)を投入し、その後加圧成形を行う点では同様の技術である。
特開2003−136223公報 特開2007−118030号公報 特開2011−67838号公報 特開2014−18823号公報
上述したような、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4による成形方法を用いれば、半溶融金属又は半凝固金属を用いて、引け巣がない高品質な製品を低コストで製造することができると考えられる。
ところで、このような金型のキャビティ内に半凝固金属を投入し加圧により製品を製造する方法では、一般に、半凝固金属の金型への投入の取扱いの容易さや引け巣の低減などの品質向上のため、金属の固相率は比較的高めに調整した半凝固金属を用いている。
例えば、特許文献1では、半凝固金属の固相率を30〜99.9%、としている。半凝固金属の型内への投入に際しては、所定の固相率に調整された半凝固金属を容器に収容しておき、この容器を金型のキャビティ位置まで搬送し、容器を傾けるなどにより金型のキャビティに半凝固金属を投入する。
しかし、このような工夫をして、慎重に金型のキャビティ内に投入しても、金型のキャビティ内に半凝固金属を均質で一様な状態で投入することは難しいといった実情がある。
特許文献4には、金型のキャビティ内への半凝固金属(溶融金属)の投入の際、溶融金属収容容器(金属容器)からの半凝固金属(溶融金属)の落下の仕方がその都度異なることから、金型内での半凝固金属の落下位置などにバラツキが生じ、修正等する必要があることについての記載がある。また、崩れるスラリーの場合は修正も困難であることも記載されている。
金型のキャビティ内への半凝固金属(溶融金属)の投入の際、すなわち、半凝固金属を金属容器から排出する場合、金属容器には抜き勾配があり離形潤滑剤が塗布されてはいるが、固相率が30%〜99.9%と比較的固相率の高い場合には金属容器壁厚さや、注湯温度や注湯量のバラツキと離型潤滑剤の塗布のバラツキ等により金属容器からの排出にかかる時間は一定ではない。
このため、金属容器内の半凝固金属にあっては、金属容器を傾けて行く途中で排出するものや、完全に反転した後、時間をおいて排出するもの等があり、更に固相率が低い場合には形状が崩れるものもあり、金型への投入位置にバラツキを発生させるといった現象が生じるおそれがある。金型への投入位置のバラツキは、充填する部分に半凝固金属の過不足を生じ、寸法精度を悪化させるといった実情がある(特許文献4参照)。
更に、半凝固金属の生成方法としては、経済性に優れていることから、溶湯を金属容器内に注ぎ、その金属容器内の溶湯を液相温度以下へと低下させながら、電磁、機械、振動等の撹拌を与えて液相と固相の混ざった半凝固金属とする方法が広く使用されている。
この場合、溶湯の熱移動は金属容器内の溶湯から金属容器へ移動し、金属容器から外気へ移動するので、金属容器内に収容されている半凝固金属に関しては、金属容器の径方向において、金属容器側が低温で、中心側が高温となり、高温側の中心部に液相が多くなる傾向がある。
このような状態の半凝固金属を投入する際、金属容器を傾けると中心部の液相の多い部分が流出して金型内へ先に流下する現象が発生する。かかる場合には、先に流下した液相の多い部分の上に固相が多い大部分の半凝固金属が投入されてしまうことになる。
このような態様で投入された材料で成形してしまうと、先に流入した液相の多い成分は金型と接触して先に凝固し、その後に固相の多い半凝固金属が成形加圧されるので、液相の多い成分が固相の多い全体に付着したような、あるいは液相が固相内から滲み出したような製品となってしまうといった実情がある。この場合、製品は異質のものが付着したよう外観となり、一般的にダイカスト製品では「湯冠り」や「染み出し」と呼ばれる外観不良に相当する。
また、液相のみが凝固した箇所はその他の箇所と比べ、液相主成分の化合物が多数凝固析出するので延性が乏しくなる。外表皮部分は内部に比べ、曲げ変形を強く受けるので、液相が外表皮に付着して凝固した箇所が曲げ割れの起点となってしまう可能性があり、機械的強度の低下も懸念される。
本発明は、上述した実情に鑑みなされたもので、半凝固金属材料を用いて均質で高品質な製品をプレス機械により製造するに際し、生産性を維持しつつ、外観的にも機械強度的にも優れた均質で高品質な製品を製造することができる半凝固金属材料のプレス成形方法及びプレスシステムを提供することを目的とする。
このため、本発明に係る半凝固金属材料のプレス成形方法は、
金属材料の溶湯を上側開口の容器に注ぎ、この注がれた溶湯を撹拌しながら冷却して半凝固金属材料を該容器内に製造する半凝固金属材料製造ステップと、
半凝固金属材料を収容している前記容器を上下反転させて一時置場に保管する半凝固金属材料反転ステップと、
反転させたことを利用して、半凝固金属材料から液相部分を排出させる液相部分排出ステップと、
液相部分が排出された半凝固金属材料をプレス機械内の金型に供給してプレス加工を行うプレス成形ステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明において、前記半凝固金属材料製造ステップにおいて、容器内で半凝固金属材料を製造しているときに、半凝固金属材料の上面側を冷し蓋を用いて冷却する冷し蓋による冷却ステップが実行されることを特徴とすることができる。
本発明において、前記冷し蓋は、少なくとも半凝固金属材料の上面側の径方向中心部付近を冷却するように半凝固金属材料の上面と接触して置かれることを特徴とすることができる。
本発明に係る半凝固金属材料のプレス成形システムは、
金属材料の溶湯を上側開口の容器に注ぎ、この注がれた溶湯を撹拌装置により撹拌しながら冷却して半凝固金属材料を該容器内に製造する半凝固金属材料製造装置と、
半凝固金属材料を収容している前記容器を上下反転させて一時置場に保管する半凝固金属材料反転装置と、
反転させたことを利用して、半凝固金属材料から液相部分を排出させる液相部分排出装置と、
液相部分が排出された半凝固金属材料を金型に供給してプレス加工を行うプレス機械と、
を含むことを特徴とする。
本発明において、前記半凝固金属材料製造装置により容器内で半凝固金属材料を製造しているときに、半凝固金属材料の上面側に冷し蓋を接触させて半凝固金属材料を冷却すると共に、所定期間冷却後に冷し蓋を退避させる装置が備えられることを特徴とすることができる。
本発明において、前記冷し蓋は、少なくとも半凝固金属材料の上面側の径方向中心部付近を冷却するように半凝固金属材料の上面と接触して置かれることを特徴とすることができる。
本発明において、
前記半凝固金属材料反転装置は、
前記半凝固金属材料製造装置において半凝固金属材料を収容している容器の上端側に、開口部を備えた開口部付属台を載置すると共に、
その状態から、半凝固金属材料を収容している容器及び開口部付属台を同時に上下反転させて開口部付属台を下にして中間置場に置くように構成され、
前記液相部分排出装置は、
前記開口部付属台に載置された半凝固金属材料の液相部分を、当該開口部付属台の開口部を介して外部へ排出するように構成されたことを特徴とすることができる。
本発明によれば、半凝固金属材料を用いて均質で高品質な製品をプレス機械により製造するに際し、生産性を維持しつつ、外観的にも機械強度的にも優れた均質で高品質な製品を製造することができる半凝固金属材料のプレス成形方法及びプレス成形システムを提供することができる。
(A)は溶解炉より溶湯を給湯・注湯機(ラドル)により汲み出す様子を示している図であり、(B)は電磁撹拌装置内の容器へ溶湯を注ぐ様子を示している図である(この注湯開始時点から電磁撹拌は行われている)。 容器の開口部より生成中の半凝固材料の開口端に接触させるように冷し蓋を設置した状態を示す図である(冷し蓋は、生成中の半凝固材料と接する面には離型剤(BNの粉末)が塗布され、150〜200℃に加熱乾燥されている。冷し蓋は溶湯の注湯完了後、ロート後退後にロボットにより配置され、撹拌終了後の鎮静中または鎮静終了後に取り出される)。 (A)は円盤状の冷し蓋の詳細断面図を示した図であり、(B)は(A)の底面図である。 (A)は開口部付属台の一例を示す正面図であり、(B)は平面図であり、(C)は右側面図である。 (A)は、冷し蓋が取り除かれ、半凝固材料を収納する容器がカップ昇降機(容器昇降機)により電磁撹拌装置より上方へ押し出された後、ロボットにて開口部付属台が容器上端面に設置された状態を示した正面図であり、(B)は(A)の開口部付属台、容器、ロボットを抜き出して示す平面図である。 ロボットにて開口部付属台及び容器を電磁撹拌装置より中間置場上まで持ち運び、中間置場上にて開口部付属台及び容器を反転させて容器から半凝固材料を分離(落下)させて半凝固材料を開口部付属台上に載置させた状態とした後、ロボットにより容器のみを持ち運ぼうとした状態を示した図である(反転時半凝固材料より液垂れが発生した場合、その垂れ落ちた材料は中間置場台に設けた溝を通じヒータ付属の液垂れ受け台により回収ボックスに回収されるように構成されている)。 (A)は半凝固材料からの液垂れするのが終了するまで保存される中間置場及びアイドルステージを示す平面図であり、(B)は搬出用のプッシャーによりロボットへ送られる様子を示す平面図であり、(C)はロボットにより搬出される半凝固材料及びこれを載置している開口部付属台の様子を示す(B)の側面図である。 ロボットによって材料排出ステージから半凝固素材を受け取り、成形ステージであるプレス機械内の金型へ半凝固材料を投入する様子を示す正面図である。 使用し終わった容器(使用済容器)を再利用するため、ロボットにて搬送しながら、冷却→脱水→清掃→離型剤の塗布の各工程を連続して行っている様子を示す正面図である(冷却蓋も同様の手法により再利用可能である)。 本実施の形態に係るシステム全体のレイアウトの一例を示す平面図である。 本実施の形態に係る容器内に収容されている半凝固材料の径方向中心部X付近の領域に生じるおそれのある液相部分を模式的に示す断面図である。 (A)は本実施の形態に係る開口部付属台の他の形状の一例を示す平面図(半凝固材料の載置面方向から見た図)であり、(B)は(A)の側面図である。 半凝固材料が入っている容器を上下反転させた状態から、ロボットによって容器のみを取り除き、取り除いた容器を容器排出コンベアに搬出する様子の一例を示す正面図である。 (A)は本実施の形態に係る半凝固金属(半凝固材料)製造工程を模式的に示す斜視図であり、(B)は半凝固材(半凝固材料)反転載置工程&搬送工程を模式的に示す正面図であり、(C)は成形工程(プレス成形)を模式的に示す正面図である。 (A)は半凝固材料を載せた開口部付属台を下金型から突出している押出しピンの上に持ち来した状態を示す正面図であり、(B)は半凝固材料を押出しピンに渡した開口部付属台がプレス機械から退避する様子を示す正面図であり、(C)は押出しピンが下降しながら半凝固材料を下金型内へ収める一方で、上金型が下降してプレス成形を開始する様子を示す正面図であり、(D)は半凝固材料を下金型と上金型とによりプレス成形している様子を示す正面図である。 図14(B)の半凝固材(半凝固材料)反転載置工程&搬送工程における制御(半凝固金属材料反転ステップ)の一例を示すフローチャートである。 図14(C)の成形工程(プレス成形)における制御(プレス成形ステップ)の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る半凝固材料の作成(製造)手順の一例を示すフローチャートであり、(A)は冷し蓋を利用して半凝固材料の上部中央部付近を冷却することで液相部分をより積極的に排除しながら半凝固材料の作成(製造)する場合の一例を示すフローチャートであり、(B)は冷し蓋を利用せずに半凝固材料の作成(製造)する場合の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明の一実施の形態に係る半凝固金属材料のプレス成形方法及びプレス成形システムについて、添付の図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
発明者等は、半凝固金属材料内に発生し、流下する特性を有する液相成分(液相部分)を減少させ、流出し難い状態とする方法と装置を考案した。また、残存する液相成分を排除して連続作業を可能とし、半凝固金属(半凝固材料)をプレス機械の金型内へ正確に投入する方法と装置を考案した。
本実施の形態では、図10に概略的に示すように、溶解炉2から給湯・注湯機4を介して溶湯3を電磁撹拌装置5内の容器(上側開口の容器)3に供給して半凝固材料7を製造(或いは作成)する。製造された半凝固材料7を中間置場11及びアイドルステージ16(一時置場)にて一時保管し、その保管中に半凝固材料7から液相を排除(排出)し、その後、その半凝固材料7を用いて、プレス機械20にて成形を行う方法を採用した。本実施の形態において、溶湯や半凝固材料の金属材料としては、例えば、アルミニウム合金などとすることができるが、他の金属或いは合金とすることができる。
以下、より詳細に説明する。
本実施の形態では、プレス機械20におけるプレス成形に供される素材である半凝固材料(半凝固金属材料)7の作成には電磁撹拌装置5を用いる。
<半凝固金属材料製造(作成)工程(ステップ)>
図1(A)や図14に示すように、溶解炉2から給湯・注湯機(ラドル)4によって汲み上げられた溶湯(例えば、アルミニウム合金など)3を、図1(B)や図14(A)に示すように給湯・注湯機4を傾け、金属製(例えば非磁性のSUS304等)の容器6にロート5aを介して注ぎ、この容器6が置かれた電磁撹拌装置5によって容器6内の溶湯を撹拌しながら冷却することで、半凝固材料(半凝固金属材料)7を製造(取得)する(この注湯開始時点から電磁撹拌は行われている)。
かかる工程(ステップ)が、本発明に係る半凝固金属材料製造工程(ステップ)に相当する。また、溶湯3、容器6、電磁撹拌装置5などが、本発明に係る半凝固金属材料製造装置に相当する。
ここで、容器6に注がれた溶湯3は、容器6の外壁や底で冷却されることから、図11に示すように、容器6の外壁や底から最も距離のある上面側(開口部6A側)の径方向中心部Xが高温となるため、この箇所は半凝固状態とはならずに流下(或いは滴下)し易い液相成分が残り易くなる。
この液相成分が多く残っていると、既述したように、金型に投入して成形する際に、「湯冠り」や「染み出し」と呼ばれる外観不良を招くと共に、成形品の表面に析出して強度低下を招くおそれがある。
<冷し蓋による冷却工程(ステップ)>
このため、本実施の形態では、この径方向中心部Xの温度を下げ、半凝固状態として液相を消失させる方法として、図2に示すように、容器6に収容されている半凝固材料7の上面側の径方向中心部Xの付近に半凝固材料7に接触させるように冷し蓋8bを置くこととにした。
かかる工程が、本発明に係る冷し蓋による冷却工程(ステップ)に相当する。
ここでは、半凝固材料7の上面側の径方向中心部Xの付近に半凝固材料7に接触させるように冷し蓋8bを置く場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、冷し蓋という要素を用いて、半凝固材料7の上面側を冷却するという概念を利用するものは本発明の範囲に含まれるものである。
なお、冷し蓋8bの材質は、電磁撹拌の際に影響が少なくなるよう非磁性の容器6と同様のSUS304とし、冷し蓋8bの面積は、一例として、上面側(容器6の開口部6A側)の溶湯面積の約60%とした。
但し、半凝固材料7に生じる液相が少ない場合や、中間置場11及びアイドルステージ16にて半凝固材料7を一時保管する際に半凝固材料7から液相の排出が少ない場合や無い場合などにあっては、図14(A)、(B)等に示すように、冷し蓋8bを置くことを省略することも可能である。
本実施の形態に係る半凝固材料の作成(製造)手順の一例を示すフローチャートを図18に示しておく。図18(A)は冷し蓋を利用して半凝固材料の上部中央部付近を冷却することで液相部分をより積極的に排除しながら半凝固材料の作成(製造)する場合の一例を示し、図18(B)は冷し蓋を利用せずに半凝固材料の作成(製造)する場合の一例を示している。
冷し蓋8bを置く作業手順(工程)は、図1(B)における注湯が終了し、ロート5aが後退(退避)した後、予め150°C〜200°Cに加温して乾燥させた状態の冷し蓋8bを、ロボット8のアーム8Aの先端に取り付けられているフィンガ8Bにより把持して持ち来たして、電磁撹拌装置5にて電磁縦撹拌中の溶湯の径方向中心部の盛り上がっている部分の上に載せ、さらに、盛り上がり高さの略1/2の距離まで押し下げる。その時の押し下げ荷重を圧力センサ8aにて検知して所定圧力となるように制御する。但し、冷し蓋8bを半凝固材料7の上表面付近に置いておくといった方法とすることもできる。
ここで、冷し蓋8b、ロボット8などが、本発明に係る冷し蓋による冷却装置の一部に相当する。
これを電磁縦撹拌後の鎮静の終了まで継続して、冷し蓋8bを取り出す。なお、電磁撹拌装置5は、例えば、作業中は常時作動させた状態として、容器6に溶湯3が注ぎ込まれると同時に撹拌が開始される構成とすることができる。
電磁撹拌装置5による容器6内での溶湯3(半凝固材料7)に対する撹拌の方向は、図2に示すように、容器6内の外側上方から下方へ向けて半凝固材料7が進行し、底部付近で中央へ向かって進路を変えて、底部中央付近で相互衝突して上方へと進路を変えるといった縦流れYを形成し、この縦流れYによって撹拌する構成とすることができる。
かかる縦流れYは、図11の径方向中心部Xの液相領域(高温領域)を小さくすることができて好適であるが、縦流れYとは逆向きの縦流れとすることも可能であるし、例えば周方向流れを作って撹拌を図ることも想定される。周方向流れの場合には、遠心力によって、図11の径方向中心部Xの液相領域(高温領域)が大きくなるおそれがある。
しかしながら、冷し蓋8bを利用することで、縦流れY、縦流れYとは逆向きの縦流れ、周方向流れであっても、径方向中心部Xに形成される液相領域を低減することは可能である。
冷し蓋8bは、図10に示すように、冷し蓋供給コンベア80により供給されて使用された後、冷し蓋排出コンベア81上でフィンガ8Bから解放し、冷し蓋排出コンベア81によって排出(搬出)されて、水冷、清掃し、離型剤を塗布して加温、乾燥し、再利用できるようになっている。
上記のように冷し蓋8bを用いて、容器6内の材料中心(径方向中心部X)の温度を下げることで、液相成分の発生を抑制するとともに、容器6内の半凝固材料7の固相率の範囲を40%〜55%程度までとすることができた。なお、今回行った試験では、この冷し蓋8bを用いたところ、半凝固材料7の上面側(開口部6A側)の表皮に固相成分が多くなり、金型への投入の際や後述する中間置場11での液相成分の流下は認められなかった。
ところで、容器6内の溶湯3(半凝固材料7)の上面側(開口部6A側)の形状は、電磁縦撹拌では縦流れYのため中央付近が盛り上がり形状となるが、冷し蓋8bによりこれを押さえ付けるので、図2や図5(A)に示すように、中央付近の盛り上がりの小さい、平坦に近い高原形状とすることができる。
このことには、容器6に図2の状態で収容されている半凝固材料7の上面側(開口部6A側)を、図6の右図に示すように、下となるように反転して垂直に置くような場合に、安定して垂直に立てて置くことができることに有利に働くという利点がある。
今回の試験で用いた冷し蓋8bは、図3に示すように、円盤状で、外縁に10mmの立ち上げ部8b1があり、冷し蓋8bの厚みは容器6の底板の厚みの1.5倍の厚みとし、平坦な皿状で皿の内面中央にネジをつけたボス8b2があり、フィンガ8Bによる把持が可能なφ8の丸棒8b3がネジ込まれたものを用いた。
なお、液相部分の冷え度合いを調整するために、冷し蓋8bを半凝固材料7に接触させておく時間を調整することができることは勿論、冷し蓋8bの熱容量(液相部分の冷え度合い)を調整するために、冷し蓋8bの厚みや形状を適宜選択することができると共に、丸棒8b3等の付属物や丸棒8b3と接触するフィンガ8Bの長さや径や形状等を適宜選択可能である。
また、冷し蓋8bのうち半凝固金属(半凝固材料7)に接する面8b4には容器6と同じBN粉末を塗布して試験を行った。冷し蓋8bのうち半凝固金属(半凝固材料7)と接する面8b4は半凝固金属が付着し難い状態であることが望ましいため、この面には離型剤の塗布や各種の表面処理を施すことができる。
但し、冷し蓋8bの形状は、上記の形状に限らず、球状でも、棒状でも、カップ底形状で底面(8b4)の中央部に半凝固金属(半凝固材料7)側に凸の棒状や円錐の突起のある形状等、いずれでも良く、また、冷却効果を高めるため表面積を増やす微小な波状や凹凸があっても良いが、付着するアルミニウム合金や半凝固アルミ合金などの金属材料を除去しやすい表面形状とすることが望ましい。
その他、冷し蓋8bを用いることのメリットとしては、冷し蓋8bを用いることで容器6の冷却能が増加し、半凝固金属生成時間の短縮が可能となることが挙げられる。但し、用いる容器6の大きさ等により、冷し蓋8bの形状、厚み等は適宜異なるものとすることができる。
なお、本実施の形態では、冷し蓋8bを採用しない場合、或いは冷し蓋8bを採用する場合であっても半凝固材料の作成(生成)の時間の短縮化等を図りたい場合で半凝固材料7に液相が残るような場合には、図6に示すように、プレス機械20による成形前に液相のある半凝固材料7を反転させ、成形前の中間置場11やアイドルステージ16(図6、図7、図10等を参照)の一時置場にて液相を排出させる構成とすることができる。
<半凝固金属材料反転工程(ステップ)及び液相部分排出工程(ステップ)>
具体的には、冷し蓋8bを容器6から取り外した後、図4〜図6に示すように、ロボット10の先端のアーム10bが挿入される方向と反対方向が開口されるU字状の開口部9Aを備えた開口部付属台9(開口部9Aは、容器6及び容器6に収容されている半凝固材料7を反転したときに、この開口部9Aにより液相成分を接触させないように流下させることができる形状となっている)を、容器6の上端側(開口部6A側)に載置した状態(図5、或いは図6の左図参照)で、図6の右図や図14(B)に示すように、ロボット10により上下反転させる。
かかる工程(ステップ)が、本発明に係る半凝固金属材料反転工程(ステップ)に相当する。
これにより、半凝固材料7全体は容器6から分離されて落下するが、容器6は、図4に示す容器支持部9dに支持される一方で、落下した半凝固材料7は、図4に示す材料支持部9cによって支持されることになる。このようにして、半凝固材料7は開口部付属台9に載置されて支持された状態となり下方へ落下することが規制されるが、半凝固材料7の径方向中心部X付近に生成され易い液相成分が存在する場合には、この液相成分のみが、開口部9Aを介して下方に排出されることになる(図14(B)等参照)。
かかる内容が、本発明に係る液相部分排出工程(ステップ)に相当する。
また、本実施の形態では、排出(流下)された液相が微量でもこれを回収し再利用可能とするために、半凝固材料7が反転されて置かれる中間置場11及びアイドルステージ16の中間置場台13には、図6の右図に示したように、流下した液相を回収するための溝13aが設けられている。
なお、溝13aによって回収された液相分は、図7に示すように、液垂れ受け台14によって回収されて回収ボックス15に収容されるようになっている。半凝固材料7の重量を厳しく管理したい場合には、半凝固材料7のうち排出された液相量を確認し、排出相当量分、注湯の際の溶湯量を予め増量しておくこともできる。
ここにおいて、開口部付属台9、一時置場である中間置場11及びアイドルステージ16の中間置場台13、溝13aなどが、本発明に係る液相部分排出装置の一部に相当する。
ここで、図7に示すように、半凝固材料7は、液垂れするのが終了するまでアイドルステージ16上に保管され、液垂れが完了した後、順番に、半凝固材料7の位置決めのためプッシャー(エアシリンダ等)17にてストッパー18aに半凝固材料7を突き当てるまで図7上方に移送される。図7では、材料排出ステージ18において、ストッパー18aと、半凝固材料7を載置している開口部付属台9と、の間で位置調整が行われ、半凝固材料7を正確に開口部付属台9上に載置した状態を示している(アイドルステージ16の長さは半凝固材料7の大きさにより変わるが、中間置場11から半凝固材料7が運び込まれるステージからプッシャー17までの間で、例えば1〜5ステージ程度とすることができる。
このような本実施の形態に係る中間置場11及びアイドルステージ16(一時置場)が、本発明に係る液相部分排出工程(ステップ)に相当している。
なお、アイドルステージ16にて半凝固材料7が所定以上に冷却される場合には、図14(B)に示すように、アイドルステージ16上の半凝固材料7をヒータ(保温装置)等にて加熱する構成とすることができる)。
図14(B)の半凝固材(半凝固材料)反転載置工程&搬送工程における制御については、図16に示すフローチャートに例示しておく。
本実施の形態に係る開口部付属台9は、プレス機械20内の金型へ半凝固材料7を投入するまで半凝固材料7の置き台として使用することから、半凝固材料7を入れた容器6との間での位置合わせ精度が重要である。このため、精度の高い位置合わせを簡単に行うことができるように、本実施の形態に係る開口部付属台9には、図4に示したように、容器6に対して3方向から当接して位置決めするためのコ字状に配置されたストッパー(縦壁9a)が備えられている。
すなわち、本実施の形態に係る開口部付属台9は、ベース部9eにはU字状の開口部9Aが形成されていると共に、ベース部9eのU字状の開口部9Aの開口端以外の3方(閉塞側と両サイド)には、容器6の開口端に載置される際に、図4、図5(A)、図5(B)に示すような、容器6の開口端を径方向への位置決めを行いつつ支持するストッパー(縦壁9a)が備えられている。
また U字状の開口部9Aの長手方向に沿った方向に延びるベース部9eの両サイドには、ロボット10のアーム10b1、10b2が挿入されるロボットアーム挿入溝9bが備えられている。
ロボット10には容器6を把持するためのアーム10a1、10a2が備えられ、図6の左図のようにして、容器6及び容器6の開口部6Aに載置された開口部付属台9を一体として搬送して、図6の右図のように、関節10Aによって、これらを上下反転させる。
この反転動作により、容器6に収容されている半凝固材料7全体は容器6から分離されて落下するが、容器6は、図4の容器支持部9dに支持される一方で、落下した半凝固材料7は、図4の材料支持部9c(ベース部9eの半凝固材料7側面)によって支持されることになる。このようにして、半凝固材料7は開口部付属台9に載置されて支持された状態となり下方へ落下することが規制されるが、半凝固材料7の径方向中心部X付近に生成され易い液相成分が存在する場合には、この液相成分のみが、開口部9Aを介して下方に排出されることになる。
なお、図4は、半凝固材料7の長軸Hを略鉛直にして金型に搬入する場合の形状を想定している。半凝固材料7の長軸Hを略水平にして金型に搬入するような利用形態の場合には、半凝固材料7の下端付近の外周と接触する縦壁部9a1の長さを長く採った形状とし、図6の右図のように一旦上下反転させて液相成分が垂れ落ちた後に、開口部付属台9をロボット10等にて90度傾けることで半凝固材料7の長軸Hを略水平にセットすることができる。
開口部付属台9の形状は、半凝固材料7を材料支持部9c(ベース部9eの半凝固材料7側面)に載置した状態で液相成分の排出が可能で、容器6との位置合わせ精度が良好で、かつ、金型内の各種装置と干渉しない構造であれば、例に限定されるものではなく、例えば、図12(A)、(B)に示すような形状とすることもできるものである。
開口部付属台9の半凝固材料7との接触面には、接触した半凝固材料7を急冷させない材質と半凝固材料7が付着しない表面が必要で、また搬送時に正確に動く剛性と強度が必要となる。今回の試験では、開口部付属台9の表面は、600°Cで熱伝導率0.035W/(m・K)と静止空気の熱伝導率0.06 W/(m・K)よりも低い断熱材とし、断熱材表面の半凝固材料7との接触面には離型剤を数種重ねて塗布した。
また、搬送時の剛性と精度確保のため鋼材を補強金属材として使用し、移動装置や投入装置、金型との位置合わせや搬入、投入のための切欠きや溝も施工してある。
図6に示したように、ロボット10により、半凝固材料7が入っている容器6を上下反転して(関節10Aを回転させて行う)、容器6の上端側(開口部6A側)を下として垂直に中間置場台13の上に載置するが、その後、ロボット10は先端アーム10a、10bを解放して(10a1と10a2の間隔を拡張すると共に、10b1と10b2の間隔を拡張して)、中間置場台13上の開口部付属台9から先端アーム10bを引き抜き動作を開始し、先端アーム10aが開口部付属台9のロボットアーム挿入溝9bから退避して空振りする位置(図6の右側の図のロボット10の各アームの2点鎖線を参照)となったら、先端アーム10aを狭めて(10a1と10a2の間隔を縮小して)、容器6の外側のみを先端アーム10aにより把持して、図10や図13に示すように、開口部付属台9上に半凝固材料7を載せた状態で容器6のみを取り除き、容器6を容器排出コンベア82に搬出し、洗浄待ち置場へ移送するようになっている。
半凝固材料7を載せた状態の開口部付属台9は、中間置場11に置かれた後、図7に示すように、半凝固材料7の半凝固状態を整えられつつ、順番にアイドルステージ16の端まで送られ、プッシャー17により、ロボット19側の材料排出ステージ18へ送られる。
ロボット19側の材料排出ステージ18へ送られた半凝固材料7を載せた状態の開口部付属台9は、4方向からストッパー(開口部付属台9の3方向からのコ字状の縦壁9a、ロボット19側のストッパー18a)によって正確な位置決めを行うことができるようになっている。
<プレス成形工程(ステップ)>
ロボット19は、半凝固材料7を載せた状態の開口部付属台9の両サイドのロボットアーム挿入溝9bに、先端アーム19a(19a1、19a2)を挿入することにより、半凝固材料7を載せた状態で開口部付属台9を、プレス機械20内の金型へ移送する(図14(C)等参照)。
なお、図14(C)の成形工程(プレス成形)における制御については、図17にフローチャートの一例を示している。
ここで、図8は、ロボット19によって、材料排出ステージ18からプレス機械20内の第1工程の金型21、22へ半凝固材料7が投入された様子を示している。なお、第1工程(第1工程の金型21、22)で成形された半凝固材料7aは、プレス機械20内に設置したトランスファ装置27により第2工程目(第2工程の金型25、26)へ搬送され、第2工程目が終了して得られた製品は、プレス機械20外へ搬出される(図8の状態)。
このとき、本実施の形態では、金型内には製品離形のための押出しピン(押上ピン)23(成形後に製品を金型から押し出すためのピン)を設置してあるが、下金型22aの押出しピン(押上ピン)23のストロークを型割面上でトランスファ装置27(成形後の製品の搬出用)の逃げ代を考慮した高さまで延長してあり、この押出しピン23の上に半凝固材料7を載せるようにする。
その後、押出しピン(押上ピン)23を下げることで、半凝固材料7が静かに下金型22a内に供給されることになる。
半凝固材料7の中心軸を水平にして使用する場合は、開口部付属台9上に半凝固金属を載せた状態で容器6を取り除き(ここまでは、図6や図13と同様)、その後、半凝固材料7を載せたまま開口部付属台9を転倒装置に移動し、転倒装置により略90°傾けて半凝固材料7の中心軸を水平に持ち来たして、水平状態から略90°傾けられた開口部付属台9の縦壁9a(側壁)の下にある側壁台(図示せず)の上に半凝固材料7を載せ替えて、開口部付属台9を退避させる。
なお、側壁台は、半凝固材料7を載置する面を半凝固材料7の側面に沿ったU字形状とすることができると共に、ロボット19等による搬送と位置合わせが可能な切欠きや溝などを、開口部付属台9と同様に設けることができる。更に、開口部付属台9と同様に押出しピン23との干渉を避けた構成とすることができる。
側壁台の場合も、開口部付属台9の場合と同様に、図8のように、ロボット19等のピックアップ位置(図10の材料排出ステージ18)より搬送して下金型22aの押出しピン23上に半凝固材料7を載せて、開口部付属台9(側壁台)はロボット19等によりリリース位置(図10の開口部付属台排出コンベア95)に排出されるようになっている。なお、開口部付属台9と側壁台とを一体とすることができるが、一体でなくても良いものである。
ところで、押出しピン23は、プレス機械20による成形の際には下金型22aの一部を構成することになるので、押出しピン23にはピン断面積分(長手方向に略直交する断面の面積)の成形荷重が作用することになると共に、また、接触している半凝固材料7の急冷を避けることが望ましいため、押出しピン23の先端23aには熱伝達係数が小さく、強度のある材質として、例えば、ジルコニアを採用することができる。
なお、第1工程下金型22a内に予め設置してある押出しピン23の長軸方向に直交する断面は、円柱形状でも直方体形状でも良いものである。
押出しピン23の上に半凝固材料7を載置した後、開口部付属台9(側壁台)およびロボット19等がプレス機械20の金型内から退避すると同時に、押出しピン23は下降し、その後直ちに、上金型21aが圧下してプレス成形を実施する。
かかる内容が、本発明に係るプレス成形工程(ステップ)に相当する。
半凝固材料7をプレス機械20へ供給した後の開口部付属台9(側壁台)は、ロボット19によって、図10の符号94、95へ搬出された後、半凝固生成装置(電磁撹拌装置5)の容器6近くの所定の位置に移送され、表面に付着物がある場合は除去して、付着物がないことを確認して、次の容器6のために再使用されるようになっている。
図9に示すように、使用し終わった容器6(使用済容器)は、再利用のために、ロボット39にて搬送されて、冷却(容器冷却工程30)→脱水(容器脱水工程40)→清掃(容器荒清掃50、容器清掃60)→離型剤の塗布(容器への離型剤塗布工程70)の各工程を順番に連続して処理されるようになっている(冷し蓋8bも同様の手法により再利用される)。
なお、図15(A)〜(D)に、本実施の形態に係るプレス機械20内の金型により行われる成形の様子を時系列に示しておく。
図15(A)は、半凝固材料7を載せた開口部付属台9を下金型22から突出している押出しピン23の上に持ち来した状態を示している。
その後、図15(B)に示すように、半凝固材料7を押出しピン23に渡した開口部付属台9は、プレス機械20から退避する。
次に、図15(C)に示すように、押出しピン23は下降しながら半凝固材料7を下金型22内へ収めるが、同時に、上金型21が下降してプレス成形を開始する。
図15(D)は、半凝固材料7を下金型22と上金型21とによりプレス成形している様子を示している。
以上で説明したように、本実施の形態によれば、半凝固金属材料を用いてプレス機械によりプレス成形することで均質で高品質な製品を製造することができるが、半凝固金属材料の製造(作成)の際に、半凝固金属材料を反転させて液相部分を排除するようにしたので、従来のような「湯冠り」や「染み出し」と言った外観不良や強度低下の問題を解決することができ、以って、歩留まり等の生産性を高く維持しつつ、従来に比べて外観的にも機械強度的にも優れた均質で高品質な製品を製造することができる。
また、本実施の形態では、半凝固金属材料を製造(作成)する過程において半凝固金属材料を反転させる前に、冷し蓋により液相部分を積極的に冷却して一層確実に液相部分を排除するようにしたので、以って、より一層、歩留まり等の生産性を高く維持しつつ、外観的にも機械強度的にも優れた均質で高品質な製品を製造することができる。
すなわち、本実施の形態によれば、半凝固金属材料を用いて均質で高品質な製品をプレス機械により製造するに際し、生産性を維持しつつ、外観的にも機械強度的にも優れた均質で高品質な製品を製造することができる半凝固金属材料のプレス成形方法及びプレスシステムを提供することができる。
なお、本実施の形態では、電磁撹拌装置5を用いて撹拌する場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の方法によって溶湯3を撹拌しながら冷却して半凝固材料7を作成する場合にも適用可能である。
以上で説明した実施の形態は、本発明を説明するための例示に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは勿論である。
2 溶解炉
3 溶湯(金属材料素材)
4 給湯・注湯機(ラドル)
5 電磁撹拌装置
6 容器(上側開口の容器)
7 半凝固材料(半凝固金属材料)
8b 冷し蓋
8 ロボット(半凝固金属材料製造用)
9 開口部付属台
9A 開口部
10 ロボット(半凝固金属材料反転用)
11 中間置場(一時置場)
16 アイドルステージ(一時置場)
19 ロボット(半凝固材料のプレス機械への供給用)
20 プレス機械
21a 第1工程上金型
22a 第1工程下金型
23 押出しピン(押上ピン)

Claims (7)

  1. 金属材料の溶湯を上側開口の容器に注ぎ、この注がれた溶湯を撹拌しながら冷却して半凝固金属材料を該容器内に製造する半凝固金属材料製造ステップと、
    半凝固金属材料を収容している前記容器を上下反転させて一時置場に保管する半凝固金属材料反転ステップと、
    反転させたことを利用して、半凝固金属材料から液相部分を排出させる液相部分排出ステップと、
    液相部分が排出された半凝固金属材料をプレス機械内の金型に供給してプレス加工を行うプレス成形ステップと、
    を含むことを特徴とする半凝固金属材料のプレス成形方法。
  2. 前記半凝固金属材料製造ステップにおいて、容器内で半凝固金属材料を製造しているときに、半凝固金属材料の上面側を冷し蓋を用いて冷却する冷し蓋による冷却ステップが実行されることを特徴とする請求項1に記載の半凝固金属材料のプレス成形方法。
  3. 前記冷し蓋は、少なくとも半凝固金属材料の上面側の径方向中心部付近を冷却するように半凝固金属材料の上面と接触して置かれることを特徴とする請求項2に記載の半凝固金属材料のプレス成形方法。
  4. 金属材料の溶湯を上側開口の容器に注ぎ、この注がれた溶湯を撹拌装置により撹拌しながら冷却して半凝固金属材料を該容器内に製造する半凝固金属材料製造装置と、
    半凝固金属材料を収容している前記容器を上下反転させて一時置場に保管する半凝固金属材料反転装置と、
    反転させたことを利用して、半凝固金属材料から液相部分を排出させる液相部分排出装置と、
    液相部分が排出された半凝固金属材料を金型に供給してプレス加工を行うプレス機械と、
    を含むことを特徴とする半凝固金属材料のプレス成形システム。
  5. 前記半凝固金属材料製造装置により容器内で半凝固金属材料を製造しているときに、半凝固金属材料の上面側に冷し蓋を接触させて半凝固金属材料を冷却すると共に、所定期間冷却後に冷し蓋を退避させる装置が備えられることを特徴とする請求項4に記載の半凝固金属材料のプレス成形システム。
  6. 前記冷し蓋は、少なくとも半凝固金属材料の上面側の径方向中心部付近を冷却するように半凝固金属材料の上面と接触して置かれることを特徴とする請求項5に記載の半凝固金属材料のプレス成形システム。
  7. 前記半凝固金属材料反転装置は、
    前記半凝固金属材料製造装置において半凝固金属材料を収容している容器の上端側に、開口部を備えた開口部付属台を載置すると共に、
    その状態から、半凝固金属材料を収容している容器及び開口部付属台を同時に上下反転させて開口部付属台を下にして中間置場に置くように構成され、
    前記液相部分排出装置が、
    前記開口部付属台に載置された半凝固金属材料の液相部分を、当該開口部付属台の開口部を介して外部へ排出するように構成された
    ことを特徴とする請求項4〜6の何れか1つに記載の半凝固金属材料のプレス成形システム。

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