JP5828051B1 - 地熱井から蒸気を回収する多重管とシステム - Google Patents

地熱井から蒸気を回収する多重管とシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5828051B1
JP5828051B1 JP2015031042A JP2015031042A JP5828051B1 JP 5828051 B1 JP5828051 B1 JP 5828051B1 JP 2015031042 A JP2015031042 A JP 2015031042A JP 2015031042 A JP2015031042 A JP 2015031042A JP 5828051 B1 JP5828051 B1 JP 5828051B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube
double
steam
geothermal well
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015031042A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016151169A (ja
Inventor
伊藤 彰浩
彰浩 伊藤
隆一 影山
隆一 影山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Steel Engineering Co Ltd
Priority to JP2015031042A priority Critical patent/JP5828051B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5828051B1 publication Critical patent/JP5828051B1/ja
Publication of JP2016151169A publication Critical patent/JP2016151169A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

【課題】二重管が長尺の場合で、かつ内管の強度が低下する高温雰囲気下においても内管を外管に対して安定的に支持させることのできる、地熱井から蒸気を回収する多重管とシステムを提供すること。【解決手段】地熱井GTから蒸気を回収する多重管10であり、外側のケーシング管1と、ケーシング管1内で相対的にスライド自在でかつケーシング管1の内面との間に第1の隙間5を有する二重管4であって、耐酸性の外管2と耐アルカリ性の内管3から構成され、外管2と内管3の間に第2の隙間6を有する二重管と、を備え、二重管4は、その長手方向Lに間隔を置いて複数の固定箇所8にて内管3が外管2に対して固定されており、それぞれの固定箇所8では内管3の全周ではなくてその一部が外管2に固定され、第2の隙間6が二重管4の長手方向に流体連通するのを保証している。【選択図】図1

Description

本発明は、酸性地熱井にアルカリ薬液を注入することによって地熱井に貯留された酸性熱水を中和する二重管と、中和された熱水を地上に噴出させることによってフラッシュした蒸気を回収するケーシング管と、からなる多重管と、この多重管を具備するシステムに関するものである。
温度がたとえば200〜300℃程度、pHが2程度の高温強酸性雰囲気を有する強酸性の地熱流体を噴出する地熱井において、たとえば20〜50質量%の高濃度でpH14に及ぶアルカリ薬液を注入して酸性熱水を中和しながら蒸気を生産する方法では、ケーシング管内に耐酸性能と耐アルカリ性能をともに有する単管を挿入し、アルカリ薬液を注入する方法が一般的である。この単管には、たとえば高温強酸性の環境にも耐え得るTi系素材の単管の内面に耐高温アルカリ素材であるフッ素樹脂が塗装等で被覆された被覆管(中和管)が使用できる。
このように、従来一般の蒸気回収方法においては、耐酸性の単管の内面に耐アルカリ性の被膜が形成された中和管を使用することから様々な課題を有している。すなわち、たとえば直径50mm以下の比較的細く、長尺(800〜3000m)な鋼管に所望の厚みと強度でピンホールなく被覆する技術が確立されていないこと、被覆を透過して界面に溜まった水分で被膜が膨れて中和管の中空を閉塞すること、中和管の一部が損傷した場合も中和管全体を取り換えなければならないこと、といった課題である。
このような従来の蒸気回収方法の有する様々な課題を全て解消できる技術が特許文献1に開示されている。具体的には、地熱井からの蒸気の回収に多重管を適用するものであり、この多重管は、外側のケーシング管と、ケーシング管内において該ケーシング管に対して相対的にスライド自在で、かつケーシング管の内面との間に第1の隙間を有する二重管であって、耐酸性の外管と耐アルカリ性の内管から構成され、外管と内管の間に第2の隙間を有する二重管と、を備えている。ここで、内管の内部を介してアルカリ薬液を酸性地熱井に貯留される酸性熱水に注入することによって該酸性熱水を中和し、第1の隙間を介して中和された熱水を地上に噴出させることによってフラッシュした蒸気を回収するものである。
特許文献1で開示される多重管を適用することにより、この多重管が、外側のケーシング管と、耐酸性の外管および耐アルカリ性の内管から構成された二重管とから構成されていることから、内管の中空が確保されてアルカリ薬液の継続的な提供が保証でき、内管と外管双方の耐性を十分に発揮させることができる。
ところで、この多重管を構成する二重管は、既述するように800〜3000mと長尺となり得ることに加えて、特に二重管を構成する内管は200℃以上の高温雰囲気下では常温雰囲気下に比してその強度が低下することから、内管が自重を支持できないといった新たな課題が懸念される。
また、高温雰囲気下において長尺の内管が外管に対して相対的に大きく熱伸びした際に、この熱伸び量だけ外管の先端から内管の先端が下方へ突出し、地熱流体中の不純物(砂や小石など)によって摩耗損傷し、二重管が中和管としての機能を果たせなくなるといった課題も懸念される。
この熱伸びに関してさらに言及すると、高温雰囲気下におけるフッ素樹脂素材の内管においては、その線膨張係数をα(/℃)で16×10-5(/℃)、その温度変化量(℃)をΔTで200(℃)、内管の全長を1000mとした際に、熱歪みε=α×ΔT=16×10-5×200=0.032となり、熱伸び量は1000×0.032=32mにも及ぶことになる。
特許第5173057号公報
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、耐酸性の外管と耐アルカリ性の内管から構成され二重管を備えた地熱井から蒸気を回収する多重管に関し、二重管が長尺でかつ高温雰囲気下において、内管が自重を支持できないといった課題や、外管に比して大きく熱伸びした内管の先端が外管から大きく突出し、地熱流体中の不純物によって摩耗損傷するといった課題を効果的に解消することのできる、地熱井から蒸気を回収する多重管とシステムを提供することを目的としている。
前記目的を達成すべく、本発明による地熱井から蒸気を回収する多重管は、地熱井から蒸気を回収する多重管であって、外側のケーシング管と、ケーシング管内において該ケーシング管に対して相対的にスライド自在で、かつケーシング管の内面との間に第1の隙間を有する二重管であって、耐酸性の外管と耐アルカリ性の内管から構成され、外管と内管の間に第2の隙間を有する二重管と、を備え、内管の内部を介してアルカリ薬液を酸性地熱井に貯留される酸性熱水に注入することによって該酸性熱水を中和し、第1の隙間を介して中和された熱水を地上に噴出させることによってフラッシュした蒸気を回収するものであり、二重管は、その長手方向に間隔を置いて複数の固定箇所にて内管が外管に対して固定されており、それぞれの固定箇所では内管の全周ではなくてその一部が外管に固定され、前記第2の隙間が二重管の長手方向に流体連通するのを保証しているものである。
本発明の多重管は、二重管を構成する内管を外管に対して固定することによって二重管が長尺の場合で、かつ内管の強度が低下する高温雰囲気下においても内管を外管に対して安定的に支持させることができるものである。
この内管の固定方法に関し、本発明の多重管では、内管の全周ではなくてその一部を外管に固定する構成を適用することにより、外管と内管の間に形成される第2の隙間が二重管の長手方向に流体連通するのを保証していることも重要な特徴構成である。二重管を構成する耐アルカリ性の内管の外面と、耐酸性の外管の内面の間に第2の隙間を設けることにより、内管の挿入をより容易なものとするとともに、内管を介して提供するアルカリ薬液中の水分が内管を浸透して第2の隙間に液溜まりし、徐々に大きくなった場合であっても、従来技術の被膜と比較して内管は十分な強度を有すること、および液溜まりの逃げ道が十分に確保されていることから内管の損傷や内管の流路閉塞は生じ難い。この液溜まりの逃げ道を二重管の長手方向に確保するべく、固定箇所では、内管の全周ではなくてその一部を外管に固定するようにしている。
ここで、二重管を構成する外管は耐酸性の管であり、その内側にある内管は耐アルカリ性の管である。たとえば、外管および内管の実施の形態として、外管の素材がニッケルもしくはチタンを主成分とする合金であり、内管の素材がフッ素系樹脂である形態を挙げることができる。
耐酸性の外管の内側に耐アルカリ性の内管を配設してなる二重管を適用することにより、直径50mm以下の比較的細く、800〜3000mにも及ぶ長尺の耐酸性の管の内側に、所望厚の耐アルカリ素材による保護層(管)を設けることができ、十分な強度と耐久性を備えた二重管となる。
外管に対する内管の固定箇所は、二重管の長手方向に間隔を置いて複数設けられる。たとえば、二重管の長さが800m以上に及ぶ場合に、約50〜100m間隔で固定箇所を設けることができる。このように、二重管をその長手方向の複数箇所で外管に固定することにより、高温雰囲気下で内管が熱伸びした場合でも、二つの固定箇所の間の内管の熱伸びはこの二つの固定箇所のスパン間で吸収され、内管の全長に対する熱伸び量の全部が外管から突出し、地熱流体中の不純物によって摩耗損傷するといった課題も効果的に解消される。
ここで、「内管の全周ではなくてその一部が外管に固定される固定箇所」の形態としては、外管の内側にその周方向に間隔を置いて複数の突起を設けておき(たとえば90度間隔で4箇所)、この複数の突起の先端を内管に接触させて内管を固定する形態や、逆に内管の外側に複数の突起を設けておき、この複数の突起を外管の内側に接触させて内管を固定する形態、さらには、内管に対して外管が加締められてなる加締め部を介して内管を外管に固定する形態などがある。
中でも、加締め部を介して内管を外管に固定する固定方法を適用することは、内管と外管の間の摩擦力にて外管に対する内管の十分な把持力が得られること、二重管の製作において、外管に内管を挿入した後に所定間隔ごとに加締めをおこなうことで効率的に内管が外管に固定された二重管を製作できること、などから好ましい固定方法と言える。
この固定箇所の加締め部に関しては、さらに以下の形態がある。
第一の形態は、一箇所の固定箇所において一つの加締め部を設ける形態であり、第二の形態は、一箇所の固定箇所において二つ以上の加締め部を二重管の長手方向に若干ずらした位置に設ける形態である。ここで、「一つの加締め部」とは、外管を一対の治具で把持した状態で加締めた際に、一対の治具の先端で外管とその内側の内管が加締めにて変形し、治具先端形状の一対の加締め箇所にて「一つの加締め部」が形成される。したがって、二つ以上の加締め部を具備する形態とは、一対の加締め箇所からなる一つの加締め部が若干離れた位置(たとえば10〜30mm程度の離れ)に二つもしくは三つ存在する形態となる。
一つの加締め部よりも、間隔を置いて二つ以上の加締め部を設ける方が内管の把持効果が高くなる。
また、本発明による地熱井から蒸気を回収する多重管の好ましい実施の形態は、二重管において内管の先端が外管の先端から突出しているものである。
外管の先端から内管が突出していない形態の二重管の場合には、二重管の先端を酸性熱水に浸した状態で内管からアルカリ薬液を放出した際に、外管の先端領域が放出されたアルカリ薬液やこの薬液によって形成されたアルカリ雰囲気に曝され易くなり、外管の腐食を避けるのが難しい。そこで、内管の先端を外管の先端から突出させた構成とすることにより、地熱井に内管から注入されたアルカリ薬液に外管の先端領域が曝されないようにすることができ、アルカリ薬液による外管の腐食を効果的に解消することができる。なお、内管の先端の突出長が大き過ぎると、既述するように内管の先端が地熱流体中の不純物によって摩耗損傷し得る。一般に、強酸性の地熱井を構成する地熱流体の比重は、各種イオンやガスによって変化するものの常温で1.0程度(100℃で0.968、200℃で0.85程度)であるのに対して、水酸化ナトリウム等からなるアルカリ薬液の比重は薬液含有率50質量%で常温1.525であり、アルカリ薬液の比重が相対的に高い。したがって、外管の先端に比して内管の先端がわずかでも突出していれば内管から注出されたアルカリ薬液は下方に沈みながら広がっていくため、外管の先端領域がアルカリ雰囲気に曝される可能性は極めて低くなる。このようなことから、外管から内管の先端が突出している場合において、その突出長は数十mm程度かそれ以下に設定されるのが好ましい。
内管から注入された苛性ソーダ等のアルカリ薬液によって酸性地熱井に貯留される酸性熱水が中和され、中和された熱水がケーシング管と二重管の間の第1の隙間を介して上昇し、地上に噴出されることによってフラッシュした蒸気が回収されることになる。
本実施の形態の多重管によれば、地熱井に対するいわゆる中和管に二重管を適用したこと、二重管を構成する耐酸性の外管に比して耐アルカリ性の内管を突出させた構成を適用したことにより、内管の中空が確保されてアルカリ薬液の継続的な提供が保証でき、内管と外管双方の耐性(一方は耐アルカリ性、他方は耐酸性)を十分に発揮させながら、アルカリ薬液による外管の劣化を解消することができる。
また、本発明は地熱井から蒸気を回収するシステムにも及ぶものであり、このシステムは、前記多重管と、二重管において外管の先端から内管の先端が突出した状態を保持しながら、該二重管を地熱井に送り出す送り出し装置と、からなるものである。
本発明のシステムでは、外管の先端から内管の先端が突出した状態を保持しながら、送り出し装置にて二重管をケーシング管内に送り出すものである。
ここで、送り出し装置は特に限定されるものではないが、たとえば二重管を巻装したドラムと、ドラムを回転駆動するモータ等のアクチュエータから構成することができる。
本発明者等の知見によれば、耐酸性の外管の腐食(劣化)が内管に比して先行して生じるのが一般的であることから、当初の二重管の送り出しの際に外管から内管を突出させた姿勢で地熱井に二重管を送り出して所定深度に保持しておけば、供用過程で内管に比して外管が先行して劣化することから内管と外管を相対的にスライド等することなく、内管の突出姿勢を常に維持することができる。
また、内管もしくは外管が劣化した際には、二重管を地上に引き上げるのではなくて、送り出し装置によって二重管を地中に送り出すことにより、所望深度において常に劣化のない健全な二重管を配設しておくことができる。
さらに、二重管が劣化した際に地上に引き上げてメンテナンスをおこない、再度地中へ挿入する必要がないことから、メンテナンスに要する費用は格段に廉価となる。
以上の説明から理解できるように、本発明の地熱井から蒸気を回収する多重管とこの多重管を備えたシステムによれば、多重管の構成要素である二重管を構成する内管が外管に対してその長手方向に間隔を置いて複数の固定箇所にて固定されることにより、二重管が長尺の場合で、かつ内管の強度が低下する高温雰囲気下においても内管を外管に対して安定的に支持させることができる。また、高温雰囲気下で外管に比して内管が相対的に大きく熱伸びした場合でも、二つの固定箇所の間の内管の熱伸びは二つの固定箇所のスパン間で吸収されることから、内管の全長に対する熱伸び量の全部が外管から突出し、地熱流体中の不純物によって摩耗損傷するといった課題も効果的に解消される。さらに、内管がその全周ではなくてその一部を外管に固定する構成を適用することにより、アルカリ薬液中の水分が内管を浸透して第2の隙間に液溜まりし、徐々に大きくなった場合であっても、この液溜まりの逃げ道を十分に確保することができ、内管の損傷や内管の流路閉塞は生じ難い。
本発明の多重管の実施の形態1と、この多重管を備えたシステムの実施の形態1を説明した模式図である。 図1のII部を拡大した側面図である。 図2のIII−III矢視図である。 本発明の多重管の実施の形態2と、この多重管を備えたシステムの実施の形態2を説明した模式図である。 押圧面が平坦な押圧治具にて加締め部を形成している状況を示した写真図である。 押圧面が湾曲している押圧治具を示した写真図である。 (a)は押圧面が平坦な押圧治具を使用し、加締めの際の載荷荷重が3920Nの条件下で製作された加締め部の加締め数が1の試験体を示した写真図であり、(b)は押圧面が湾曲している押圧治具を使用し、加締めの際の載荷荷重が2940Nの条件下で製作された加締め部の加締め数が1の試験体を示した写真図であり、(c)は押圧面が平坦な押圧治具を使用し、加締めの際の載荷荷重が3920Nの条件下で製作された加締め部の加締め数が2で加締めピッチが35mmの試験体を示した写真図であり、(d)は押圧面が平坦な押圧治具を使用し、加締めの際の載荷荷重が3920Nの条件下で加締め部が製作された試験体の加締め部断面を示した写真図である。 引張試験機にて二重管の常温引抜き試験を実施している状況を説明した写真図である。 常温引抜き試験の際の二重管のチャック状況を説明した写真図である。 引抜き試験の際の二重管の仕様および断面寸法を説明した図である。 高温引抜き試験で使用する恒温槽を示した写真図である。 恒温槽内で高温引抜き試験を実施している状況を説明した写真図である。 高温引抜き試験において、一定値以上の荷重で加締め部のグリップが効かずに内管が引き抜かれている状況を説明した写真図である。
以下、図面を参照して本発明の地熱井から蒸気を回収する多重管とこの多重管を備えたシステムの実施の形態を説明する。
(多重管とシステムの実施の形態1)
図1は本発明の多重管と、多重管を備えたシステムの実施の形態1を説明した模式図であり、図2は図1のII部を拡大した側面図であり、図3は図2のIII−III矢視図である。
図示するシステム100は、地盤Gの地下800m程度以深にある強酸性の地熱井GTまで延設している多重管10(多重管10の長手方向L)と、多重管10を構成する二重管4を巻装して適宜これを送り出す送り出し装置20から大略構成されている。多重管10の地上部分にはマスターバルブ9aが設けられ、マスターバルブ9aの上方は二股に分かれ、一方はバルブを介して気液分離へ向かう管路9bが通じ(回収蒸気の流れX4)、他方は頂上バルブ9cを介して二重管4が上方に延びた構成を有している。この頂上バルブ9cから上方へ出た二重管4は2つの滑車9dを介して送り出し装置20に通じている。
多重管10は、鋼管等から構成された外側のケーシング管1と、ケーシング管1内においてケーシング管1に対して相対的にスライド自在で、かつケーシング管1の内面との間に第1の隙間5を有する二重管4から構成されている。
二重管4は、耐酸性の外管2と耐アルカリ性の内管3から構成され、外管2と内管3の間に第2の隙間6が画成されている。たとえば、外管2の内径が50mm以下でたとえば7mm程度、内管3の外径が6mm程度で厚みが0.2mm以上の内外管を使用することで、内管3をアルカリ薬液中の水分が浸透してもこの十分な逃げ道を確保できる隙間が保証される。なお、「耐酸性」、「耐アルカリ性」に関して言及すると、地熱井の温度である200〜300℃程度の高温雰囲気下での耐酸性、耐アルカリ性を有していることが重要である。
耐酸性の外管2の素材としては、Ni合金の中でも耐熱性に優れたインコロイ825、インコネル625の他、チタンやその合金、ステンレス、ジルコニウム、タンタルなどを挙げることができる。
一方、耐アルカリ性の内管3の素材としては、パーフルオロアルコキシ(PFA)、パーフルオロエチレンプロピレン(FEP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリイミド(PI)などの熱可塑性樹脂や、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂などを挙げることができる。
二重管4は、その長手方向に間隔t1を置いて複数の固定箇所8にて内管3が外管2に対して固定されており、それぞれの固定箇所8では、内管3の全周ではなくてその一部が外管2に固定されている。図示する固定箇所8の間隔t1は、たとえば二重管4が800m以上にも及ぶ場合は、約50〜100m程度の間隔に設定される。
より具体的には、図1の固定箇所(II部)を拡大した図2の側面図、図2のIII−III矢視図で示すように、一つの固定箇所8は、一対の加締め部8aが長手方向Lに間隔t2を置いて二箇所形成されてその全体が構成されている。
そして、各一対の加締め部8aにて内管3が外管2で固定されていることから、図3で示すように、内管3はその全周ではなくてその一部が外管2に固定されることになり、このことによって第2の隙間6が二重管4の長手方向Lに流体連通するのを保証している。
なお、図示を省略するが、固定箇所8における加締め部の形態は図示例に限定されるものでなく、一対の加締め部8aのみから固定箇所が形成されている形態や、三つ以上の一対の加締め部8aが所定間隔で配設されて固定箇所が形成されている形態などであってもよい。尤も、以下の引抜き試験結果で説明するように、複数の加締め部8aから固定箇所が形成されているのが、高温条件下においても100m程度の内管3の自重相当の引抜き力が得られることから好ましい。
送り出し装置20は、二重管4を巻装したドラムと、ドラムを回転駆動するモータ等のアクチュエータから構成されており、アクチュエータの駆動によって巻装された二重管4がケーシング管1内を下方へ送り出され、二重管4の先端がケーシング管1の先端内、もしくは先端から突出した位置(図示例)まで送り出される。
ケーシング管1内に二重管4を所定深度まで送り出した状態で、ケーシング管1と二重管4の間には発生蒸気を地上へ流通させる第1の隙間5が形成される。
そして、二重管4の送り出しに当たっては、外管2の先端2aと内管3の先端3aを面一に保持した状態で二重管4の送り出しがおこなわれ、二重管4の先端が地熱井GTの所定深度位置に配設される。
不図示のアルカリ薬液注入タンクより、内管3の中空7を介してアルカリ薬液を酸性地熱井GTに貯留される酸性熱水に注入し(X1方向)、地熱井GTに中和領域NEを形成する。なお、このアルカリ薬液を酸性熱水へ注入する際には、二重管4の先端は酸性熱水中に位置決めされる。
そして、この中和領域NEから中和された熱水Vをケーシング管1と二重管4の間の第1の隙間5を介して上昇させ(X2方向)、地上に噴出させることによって熱水がフラッシュしてなる蒸気を回収する。なお、フラッシュポイントとなる液面は第1の隙間5の途中位置に存在する。
供用中に二重管4を構成する外管2と内管3のいずれか一方もしくは双方が劣化した際には、二重管4を引き上げてメンテナンスする代わりに、送り出し装置20にて二重管4をさらに地中へ送り出すことにより、所定深度において健全な二重管4の先端を位置決めする。
このように、二重管4が劣化した際に地上に引き上げてメンテナンスをおこない、再度地中へ戻す必要がないことから、このように手間とコストのかかるメンテナンスそのものを不要にすることができる。
また、二重管4を構成する内管3を外管2に対して複数の固定箇所8にて固定することにより、二重管4が800m以上の長尺な場合であって、かつ内管3の強度が低下する200℃程度の高温雰囲気下においても、内管3を外管2に対して安定的に支持させることができる。
また、図3で示すように、内管3はその全周ではなくてその一部が外管2に固定され、このことによって第2の隙間6が二重管4の長手方向Lに流体連通するのを保証している。したがって、内管3を介して提供するアルカリ薬液中の水分が内管3を浸透して第2の隙間6に液溜まりし、徐々に大きくなった場合であっても、液溜まりの逃げ道が十分に確保されていることから内管3の損傷や内管3の流路閉塞は生じ難い。
さらに、二重管4を複数の固定箇所8にて外管2に固定することにより、高温雰囲気下で内管3が熱伸びした場合でも、二つの固定箇所8,8の間の内管3の熱伸びはこの二つの固定箇所8,8のスパン(間隔t1)間で吸収され、内管3の全長に対する熱伸び量の全部が外管2から突出し、地熱流体中の不純物によって摩耗損傷するといった課題も生じ得ない。
(多重管とシステムの実施の形態2)
図4は本発明の多重管と、多重管を備えたシステムの実施の形態2を説明した模式図である。同図で示すシステム100Aと実施の形態1にかかるシステム100の違いは、システム100Aが具備する多重管10Aを構成する二重管4Aにおいて、外管2の先端2aから内管3Aの先端3aが所定長t3だけ突出していることである。
この二重管4Aの送り出しに当たっては、外管2の先端2aから内管3Aの先端3aが所定長t3だけ突出した姿勢を保持した状態で二重管4Aの送り出しがおこなわれ、二重管4Aの先端が所定深度位置に送り出された図示例の状態において、外管2から内管3Aが突出した状態で二重管4Aの先端が地熱井GT内に配設される。
強酸性の地熱井を構成する地熱流体の比重は、各種イオンやガスによって変化するものの常温で1.0程度(100℃で0.968、200℃で0.85程度)であるのに対して、水酸化ナトリウム等からなるアルカリ薬液の比重は薬液含有率50質量%で常温1.525であり、アルカリ薬液の比重が相対的に高い。したがって、外管2の先端2aに比して内管3Aの先端3aがわずかでも突出していれば内管3Aから注出されたアルカリ薬液は下方に沈みながら広がっていくため、外管2の先端領域がアルカリ雰囲気に曝される可能性は極めて低くなる。そのため、アルカリ薬液による外管2の腐食を効果的に解消することができる。
尤も、地盤性状や地熱流体の流れの態様の多様性を勘案して、突出長t3を20mm以上に設定しておくのが好ましく、50mm程度に設定しておくのが望ましい。また、突出長が長すぎると、既述するように地熱流体中の不純物によって内管3の突出部が摩耗損傷することから好ましくない。
また、供用中に二重管4Aを構成する外管2と内管3Aのいずれか一方もしくは双方が劣化した際には、二重管4Aを引き上げてメンテナンスする代わりに、送り出し装置20にて二重管4Aをさらに地中へ送り出すことにより、所定深度において健全な二重管4Aの先端を位置決めすることは実施の形態1と同様である。この点に関し、本発明者等の知見によれば、外管2の腐食(劣化)が内管3Aに比して先行して生じるのが一般的であることから、当初の二重管4Aの送り出しの際に外管2から内管3Aを突出させた姿勢で地熱井GTに二重管4Aを送り出して所定深度に保持しておけば、供用過程で内管3Aに比して外管2が先行して劣化することから内管3Aと外管2を相対的にスライド等することなく、内管3Aの突出姿勢を常に維持することができる。
(常温引抜き試験と高温引抜き試験およびそれらの結果)
本発明者等は、本発明の多重管において、加締め部における最適な加締め数や押圧治具の形状等を検証するべく、複数種の加締め部を備えた二重管の試験体を製作し、常温引抜き試験と高温引抜き試験をおこない、各試験体が所要の引抜き力を得られるか否かを検証する試験をおこなった。
図5は押圧面が平坦な押圧治具にて加締め部を形成している状況を示した写真図であり、図6は押圧面が湾曲している押圧治具を示した写真図である。また、図7は三種の試験体を示した写真図であり、(a)は押圧面が平坦な押圧治具を使用し、加締めの際の載荷荷重が3920Nの条件下で製作された加締め部の加締め数が1の試験体を示した写真図、(b)は押圧面が湾曲している押圧治具を使用し、加締めの際の載荷荷重が2940Nの条件下で製作された加締め部の加締め数が1の試験体を示した写真図、(c)は押圧面が平坦な押圧治具を使用し、加締めの際の載荷荷重が3920Nの条件下で製作された加締め部の加締め数が2で加締めピッチが35mmの試験体を示した写真図である。さらに、(d)は押圧面が平坦な押圧治具を使用し、加締めの際の載荷荷重が3920Nの条件下で加締め部が製作された試験体の加締め部断面を示した写真図である。
このように、加締め条件としては、押圧面が平坦な押圧治具を使用する場合と湾曲状をなした押圧治具を使用する場合を設定し、載荷荷重や加締め量、加締め数、加締め部が複数ある場合は加締め部のピッチなどを以下の表1で示すバリエーションで設定し、種々の加締め部を有する試験体を製作した。
[表1]
Figure 0005828051
押圧面が平坦な治具、湾曲状の治具の二種で加締め部を形成して試験体を製作し、引抜き試験をおこなった結果、湾曲状の治具にて製作された試験体では、平坦な治具にて製作された試験体と同程度の引抜き力を得るために加締め量を非常に大きくする必要があることが分かり、さらには、加締め部に過度な応力集中に起因した凹状の圧痕が際立つことが観察された。そのため、実際の常温および高温引抜き試験では平坦な治具にて製作された試験体を適用することとした。
まず、図8で示す引張試験機を使用し、同図で示すように試験機を下方に引張ることで上下のチャックにてチャッキングされている状態の二重管に対して常温引抜き試験を実施した。なお、図9で示すように、二重管の加締め部の上方は内管をチャッキングし、下方は外管をチャッキングした状態で試験をおこなっている。
ここで、本常温引抜き試験では、内管を構成するフッ素樹脂チューブ150mの自重相当以上の引抜き力が得られる加締め条件の検出を試みた。
ここで使用する二重管の試験体は、図10で示すように、合金鋼からなる外管(外径φ9.5mm、内径φ7.5mm)と、フッ素樹脂からなる内管(外径φ6mm、内径φ4mm)を使用し、内外管の間には第2の隙間が存在している。
常温引抜き試験結果を以下の表2に示す。
[表2]
Figure 0005828051
フッ素樹脂からなる内管の自重40〜80mに相当する引抜き力は13.3〜26.7(N)であることより、表2で示す常温引抜き試験結果によれば、全ての試験体ともに40〜80m相当の自重を支持できることが分かる。なお、自重150m相当の引抜き力は50.0(N)であることから、これを満足するのは複数の加締め部を有するNo.2〜4の試験体となる。
次に、180℃の高温引抜き試験結果を以下に示す。ここで、図11は高温引抜き試験で使用する恒温槽を示した写真図であり、図12は恒温槽内で高温引抜き試験を実施している状況を説明した写真図である。さらに、図13は高温引抜き試験において、一定値以上の荷重で加締め部のグリップが効かずに内管が引き抜かれている状況を説明した写真図である。試験結果を以下の表3に示す。
[表3]
Figure 0005828051
表3より、各試験体ともに、内管引抜き抵抗力は常温試験の場合の2割程度にまで低減している。そして、二重管が晒され得る180℃の高温条件下において、自重40〜80mに相当する引抜き力を満足する試験体は加締め箇所が複数箇所であるNo.2〜4となることが分かる。
表2,3の試験結果より、高温環境下でも内管の自重40〜80mに相当する引抜き力を有する加締め形態としては、ピッチ15〜25mm程度で2箇所以上の加締め部から構成された固定箇所にて内管を外管に固定するのがよいと考えられる。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1…ケーシング管、2…外管、2a…外管の先端、3,3A…内管、3a…内管の先端、4,4A…二重管、5…第1の隙間、6…第2の隙間、7…内管の中空、8…固定箇所、8a…加締め部、10,10A…多重管、20…送り出し装置、100,100A…システム、G…地盤、GT…(酸性)地熱井、NE…中和領域、V…熱水

Claims (7)

  1. 地熱井から蒸気を回収する多重管であって、
    外側のケーシング管と、
    ケーシング管内において該ケーシング管に対して相対的にスライド自在で、かつケーシング管の内面との間に第1の隙間を有する二重管であって、耐酸性の外管と耐アルカリ性の内管から構成され、外管と内管の間に第2の隙間を有する、長さが800m以上の二重管と、を備え、
    内管の内部を介してアルカリ薬液を酸性地熱井に貯留される酸性熱水に注入することによって該酸性熱水を中和し、第1の隙間を介して中和された熱水を地上に噴出させることによってフラッシュした蒸気を回収するものであり、
    二重管は、その長手方向に50〜100mの間隔を置いて複数の固定箇所にて内管が外管に対して固定されており、
    それぞれの固定箇所では、内管に対して外管が加締められてなる加締め部を介して内管の全周ではなくてその一部が外管に固定され、かつ、10〜30mm離れた位置に二つもしくは三つの該加締め部が存在し、前記第2の隙間が二重管の長手方向に流体連通するのを保証している、地熱井から蒸気を回収する多重管。
  2. それぞれの前記固定箇所は、二重管の長手方向に間隔を置いて形成された複数の加締め部から構成されている請求項に記載の地熱井から蒸気を回収する多重管。
  3. 外管の素材がニッケルもしくはチタンのいずれかを主成分とする合金であり、内管の素材がフッ素系樹脂である、請求項1または2に記載の地熱井から蒸気を回収する多重管。
  4. 二重管において内管の先端が外管の先端から突出している、請求項1〜3のいずれかに記載の地熱井から蒸気を回収する多重管。
  5. 酸性熱水よりも比重の重いアルカリ薬液を注入するようになっている、請求項1〜4のいずれかに記載の地熱井から蒸気を回収する多重管。
  6. 外管の内径が50mm以下であり、内管の厚みが0.2mm以上であり、二重管の長さが800〜3000mである、請求項1〜5のいずれかに記載の地熱井から蒸気を回収する多重管。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の多重管と、
    二重管において外管の先端から内管の先端が突出した状態を保持しながら、該二重管を地熱井に送り出す送り出し装置と、からなる地熱井から蒸気を回収するシステム。
JP2015031042A 2015-02-19 2015-02-19 地熱井から蒸気を回収する多重管とシステム Active JP5828051B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015031042A JP5828051B1 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 地熱井から蒸気を回収する多重管とシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015031042A JP5828051B1 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 地熱井から蒸気を回収する多重管とシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5828051B1 true JP5828051B1 (ja) 2015-12-02
JP2016151169A JP2016151169A (ja) 2016-08-22

Family

ID=54776833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015031042A Active JP5828051B1 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 地熱井から蒸気を回収する多重管とシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5828051B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110779355A (zh) * 2018-07-27 2020-02-11 翰昂汽车零部件有限公司 套管式热交换器及其制造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000161198A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Keiji Sugano 地熱を利用した蒸気採取用の密閉型流体循環装置
JP2005172196A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Calsonic Kansei Corp 二重管及びその製造方法
JP2006207599A (ja) * 2006-05-08 2006-08-10 Honda Motor Co Ltd 排気ガス還流装置
JP5173057B1 (ja) * 2012-08-29 2013-03-27 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 地熱井から蒸気を回収する多重管とシステム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000161198A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Keiji Sugano 地熱を利用した蒸気採取用の密閉型流体循環装置
JP2005172196A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Calsonic Kansei Corp 二重管及びその製造方法
JP2006207599A (ja) * 2006-05-08 2006-08-10 Honda Motor Co Ltd 排気ガス還流装置
JP5173057B1 (ja) * 2012-08-29 2013-03-27 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 地熱井から蒸気を回収する多重管とシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110779355A (zh) * 2018-07-27 2020-02-11 翰昂汽车零部件有限公司 套管式热交换器及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016151169A (ja) 2016-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA3171397A1 (en) Method and system for lining a tubular
JPWO2010073646A1 (ja) カテーテル
CN105209211A (zh) 管端接头上的搅拌摩擦焊工艺及由此制造的产品
CN101470261B (zh) 内窥镜
WO2013128910A1 (ja) 医療機器の製造方法および医療機器
JP2015517067A (ja) ポリマー管継手アセンブリ
JP5828051B1 (ja) 地熱井から蒸気を回収する多重管とシステム
WO2016192681A1 (zh) 一种换热管
NO342402B1 (no) Forbedret fleksibel kopp for nedihullsinnretninger og en fremgangsmåte for utstøping av koppen
EP2153917A3 (de) Aufweitwerkzeug für Rohre und Rohrpresskupplung
TWI516705B (zh) 剎車軟管的剎車管接頭
KR101435716B1 (ko) 이중관 제조장치 및 그 제조방법
FI110449B (fi) Menetelmä putken vuoraamiseksi polymeerivuorauksella
JP5173057B1 (ja) 地熱井から蒸気を回収する多重管とシステム
CN205745775U (zh) 一种不锈钢保温伸缩管
JP2010091202A (ja) 冷媒配管接合構造
JP5266445B2 (ja) 内視鏡用処置具の製造方法
JP4999666B2 (ja) 熱可塑性樹脂管への穿孔方法及び該方法で用いるホールソー
KR101352538B1 (ko) 파이프 이음관용 이탈방지클립
JP2004041972A (ja) 管内ライニング用ピグと管内ライニング工法
JP2006283903A (ja) 新管敷設方法
JP3186595U (ja) ドレン装置及びホース部
US20060213570A1 (en) Flexible Stiffner for PEX
CN216728844U (zh) 一种锅炉换热器无缝不锈钢管自动拉伸装置
JP2005291258A (ja) 既設配管へのコルゲート管の挿入工法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5828051

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250