JP2006283903A - 新管敷設方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既設管に対する新管の引き込みの容易化を図った新管敷設方法を提供する。
【解決手段】 熱可塑性の新管11の一端開口12に連結部材14を接続し、この連結部材14にワイヤ18を接続して、このワイヤ18を引っ張ってその新管11を既存管10内に引き込むことにより新管11を敷設する新管敷設方法であって、新管11を既存管10内に引き込む間、新管11の他端開口23から新管11内に加熱流体22を供給し、この加熱流体22を連結部材14を介して新管11の一端開口12から排出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地中等に既に敷設されている既存管内に新管を敷設して既存管を更生させる新管敷設方法に関するものである。
従来、例えば地中等に既に敷設されている種々の既設管が老朽化した場合、既存管内に新管を敷設して既存管の更生が図られている。この新管敷設方法として、外気温と同じ温度の新管又は暖め予備加熱して温調した新管を既存管内に挿入した後、新管の外周面が既存管の内周面に密着されるまで新管内に加熱流体を流入し、その後、圧力気体を新管内に充填して既存管の内周面に新管の外周面を密着させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3113677号公報
しかしながら、従来の新管敷設方法においては、新管を予備加熱して新管をある程度軟化させることにより、老朽化した既設管の曲がり部における挿通性を向上させているが、新管の材料の比熱によっては、既設管内に対する新管の引き込み開始と共に新管が冷却してしまって、新管の予備加熱の効果が作用しないおそれがあった。
本発明は、既設管に対する新管の引き込みの容易化を図った新管敷設方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、請求項1に記載の発明は、熱可塑性の新管の一端開口に連結部材を接続し、この連結部材にワイヤを接続して、このワイヤを引っ張ってその新管を既存管内に引き込むことにより新管を敷設する新管敷設方法であって、前記新管を既存管内に引き込む間、新管の他端開口から新管内に加熱流体を供給し、この加熱流体を前記連結部材を介して前記新管の一端開口から排出することを特徴としている。
本発明によれば、既設管に対する新管の挿入中においても新管に対する加熱流体の給送を継続させることで、挿入中の新管が常に軟化した状態を保持することができて、例えば既設管の曲がり部に対する新管の挿入の容易化を実現することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1において、仮想線で示す10は、例えば地中に既に敷設されていて曲がり部10aを有する老朽化した既設管、11はこの既設管10内に挿入されて既設管10の更生をする熱可塑性の新管を示している。この新管11の外径rは、既設管10の内径Rよりも小さい値になっている。
新管11の一端開口としての下流側端部12内には、外周面に環状突部13を有する筒状の連結部材14が取り付けられている。この連結部材14は、外周面に一体形成された複数の環状突部13と、先端部(下流側端部)に半球面部が一体的に形成された頭部14bと、軸線方向に沿って貫通された貫通穴17と、を有している。
連結部材14は、新管11の下流側端部12内に環状突部13を有する部分を挿入したのち、下流側端部12の外周面を締め付け部材16により締め付けることで新管11に連結されている。
連結部材14の貫通穴17内には、一端部側が既設管10内を挿通している牽引手段としてのワイヤ18が挿通されており、このワイヤ18の他端部(図中左端部)には係止部材19が係止されている。
この係止部材19と連結部材14の内端部14aにより、ワイヤ18と連結部材14とを結合する結合部20が構成されている。すなわち、ワイヤ18が引っ張られるときに、結合部20において係止部材19が連結部材14の内端部14aに結合して、新管11を引っ張ることができる状態にする。
牽引手段18としては、上記のワイヤの他に、例えば紐、ロープ等が適宜使用される。係止部材19は、図2に示すように複数(実施例では4つ)の等間隔に配置された小孔24を有している。
図1において、既設管10に対して新管11を挿入するには、新管11の他端開口としての上流側端部23側から加熱流体22が新管11内に流入されて、新管11が軟化するように温調される。
ここで、新管11内に流入された加熱流体22は、係止部材19の小孔24(図2参照)と、貫通穴17と、新管11の内周面と連結部材14の環状突部13間と、を通って新管11の下流側端部12側から外気に排出される。このように、新管11内に加熱流体22を継続して流入させることで、新管11は常に温調される状態に保持されている。
新管11が温調された状態で、ワイヤ18が矢印21方向に引っ張られることで、新管11は連結部材14により先導されて既設管10内に挿入されていく。また、新管11が既設管10曲がり部10aに差し掛かっても、新管11が温調されて軟化していることで、新管11は既設管10内に容易に挿通することができる。
新管11内の加熱流体22を外気に逃がす手段として用いられる係止部材19の代わりに、図3(a)に示すような係止部材19Aを用いることも可能である。図3(b)において、係止部材19Aは、円形の基板に複数(本実施例では3つ)の突片25が等間隔で一体的に立設されたものからなっている。
これにより、係止部材19Aには、各突片25間に加熱流体22の通気孔26が形成されている。なお、係止部材19Aを用いて結合部20を構成するには、突片25の各端部を連結部材14の内端部14aにそれぞれ当接させることが望ましい。
本発明に係わる実施例2を、図4ないし図6に基づいて説明する。なお、実施例1に用いたものと同じ機能のものは同じ符号を付してその説明は省略する。
図4において、新管11Aの一端開口としての下流側端部34aと搬出チューブ39とは、連結部材としてのメイルコネクタ35により接続され、同様に新管11Aの上流側端部34bと搬入チューブ38とはメイルコネクタ35により接続されている。
メイルコネクタ35は、外周面にネジ(図示せず)を有すると共に一端に小径の開口を有するコネクタ本体36と、このコネクタ本体36の他端に形成された大径の開口に螺合されている取付部材37とを有している。
新管11Aの下流側端部34a及び上流側端部34bの各内周面にコネクタ本体36,36の一端が螺入してそれぞれ結合されている。
下流側端部34a側のコネクタ本体36には、搬出チューブ39の一端部が取付部材37を介して接続され、上流側端部34b側のコネクタ本体36には、搬入チューブ38の一端部が取付部材37を介して接続されている。また、搬出チューブ39内には、牽引手段としてのワイヤ18Aが挿入され、その端部は係止部材19に接続されている。
このように、新管11Aの上流側端部34b及び下流側端部34aに搬入チューブ38及び搬出チューブ39をそれぞれ結合させることにより、搬入チューブ38から新管11A内に加熱流体22Aを流入させると共に、新管11Aを通過した加熱流体22Aは搬出チューブ39により新管11Aから排出されるようにようになっている。
図5は、新管11Aに加熱流体22Aを循環させる構成の概略図を示している。搬出チューブ39の下流側端部には引っ張り部40が設けられている。この引っ張り部40と前記新管11Aとの間の搬出チューブ39内にはワイヤ18Aが配設されている。
また、引っ張り部40の下流側には、ワイヤ18Aを有していない搬出チューブ39Aと、加熱流体供給部41と、この加熱流体供給部41から供給される加熱流体22Aを新管11Aに搬入させるための搬入チューブ38とがそれぞれ順次配設されている。
前記加熱流体供給部41は、搬出チューブ39A側から搬出されてくる加熱流体22Aを貯留するための貯留タンク42と、貯留タンク42内の加熱流体22Aを搬入チューブ38に送り出すポンプ43と、を有している。
図6は引っ張り部40の詳細を示している。
引っ張り部40は、軸線方向の穴が貫通している円筒のハウジング47と、このハウジング47の上流側(図中左側)の開口47aに搬出チューブ39を接合するための取付部材48と、ハウジング47の下流側(図中右側)の開口47bに搬出チューブ39Aを接合するための取付部材49等を有している。
ハウジング47内には係止部材50が係止される段部47cが設けられており、上記係止部材50にはワイヤ18Aの下流側端部が結合されている。
このように構成された新管11Aに対して、加熱流体供給部41により加熱流体22Aを供給することにより新管11Aは軟化するように温調される。そして、引っ張り部40を矢印44方向に引っ張りることにより、新管11Aは実施例1と同様の既設管10内に挿入されていく。
既設管10に対する新管11Aの挿入時において、新管11A内には常に加熱流体22Aが供給されているので新管11Aは温調された状態にあって軟化しているので、新管11Aの挿入を容易に行うことができる。
さらに、新管11A内に供給された加熱流体22Aは、搬出チューブ39、搬出チューブ39A、加熱流体供給部41及び搬入チューブ38をそれぞれ介して循環しているので、加熱流体22Aを加熱する加熱手段(図示せず)のエネルギの無駄を省くことができる。
図7及び図8は、本発明の実施例3を図7ないし図9に基づいて説明する。なお、実施例1に示したものと同じ機能のものは同一符号を付してその説明は省略する。
図7において、円柱状の連結部材14Aは、上流側端部側(図中左端側)にジ部28が設けられていると共に、下流側端部側(図中右端側)の頭部14bは半球状に形成されている。
連結部材14Aのネジ部28と頭部14bとの間にはスリット29が形成されていると共に、このスリット29の奥側には、図9に示すように複数対(本実施例では2対)の対向する係合面30,30がそれぞれ形成されている。
連結部材14Aの軸線方向に貫通して設けられた貫通穴17には、ワイヤ18の上流側端部が貫通して配置されていると共に、その端部は係止部材19に結合されている。また、連結部材14Aの頭部14bは、循環性のある部材により被覆するか、又は、連結部材14A自体を循環性を有する材料により構成されている。
新管11に対する連結部材14Aの取り付けは、図9に示す治具31を用いて連結部材14Aを回動させながら新管11内に螺合させることにより行われる。
ここで 、本実施例における連結部材14Aの作用を判りやすくするために、従来の新管に用いられた連結部材の一例を図10及び図11により説明する。
図10において、連結部材72は、基板73の一方側(図中左側)に設けられたネジ部74と、基板73の反対側に設けられたを係止穴75を有するフランジ76と、有している。係止穴75に挿通されているワイヤ78の端部は、係止部材77により係止されている。また、連結部材72は、ネジ部74を新管71の端部内に螺合させることで新管71と結合されている。
このように構成された新管71及び連結部材72を、既設管(図示せず)内に挿入させるとき、係止部材77及び係止穴75が既設管の内周面に引っ掛かって、新管71を挿入し難いものであった。
そこで、本実施例では、図7に示すようにワイヤ18を連結部材14Aに係合する係止部材19を新管11内に配置することで、既設管に対する連結部材14Aの挿入時における引っ掛かりを解消させている。
連結部材14Aの先端部の形状を半球状にしたことと、頭部14bに潤滑性をもたせたことで、連結部材14A及び新管11の既設管への挿入を円滑に行うことができる。 なお、本実施例に係わる連結部材14Aを実施例1の連結部材14に適用して、新管11内に加熱流体22を供給させることも勿論可能である。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれるものである。
本発明の実施の形態の実施例に係わる新管及びこれに取り付けられる連結部材の縦断側面図である。 図1に示す係止部材の正面図である。 (a)は実施例1における係止部材の変形例を示す縦断側面図、(b)は係止部材の正面図である。 本発明の実施例に係わる新管及びこれに接続されている搬入チューブ、搬出チューブの縦断側面図である。 同じく、新管に対する加熱流体の循環を示す模式図である。 同じく、図6に示す引っ張り部の詳細を示す縦断側面図である。 本発明の実施例3に係わる新管及び連結部材の縦断側面図である。 同じく、図7における新管及び連結部材の側面図である。 同じく、連結部材の回動に使用される治具の正面図である。 従来の新管に取り付けられた連結部材の一例を示す一部縦断した側面図である。 同じく、図10の上面視図である。
符号の説明
10 既設管
11,11A 新管
12 下流側端部(一端開口)
14,14A 連結部材
14b 頭部
17 貫通穴
18,18A ワイヤ(牽引手段)
22,22A 加熱流体
23 上流側端部(他端開口)

Claims (3)

  1. 熱可塑性の新管の一端開口に連結部材を接続し、この連結部材にワイヤを接続して、このワイヤを引っ張ってその新管を既存管内に引き込むことにより新管を敷設する新管敷設方法であって、
    前記新管を既存管内に引き込む間、新管の他端開口から新管内に加熱流体を供給し、この加熱流体を前記連結部材を介して前記新管の一端開口から排出することを特徴とする新管敷設方法。
  2. 前記連結部材を介して新管の一端開口から排出する加熱流体を前記新管の他端開口へ戻して循環させることを特徴とする請求項1に記載の新管敷設方法。
  3. ワイヤによって新管を既存管内に引き込むために、前記新管とワイヤとを連結する連結部材であって、
    前記連結部材は、新管の一端開口内に螺合するネジ部と、前記一端開口から露出する頭部とを有し、
    前記頭部および連結部材にワイヤを通す貫通孔を設け、
    前記頭部を半球状に形成したことを特徴とする連結部材。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012237360A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Hatano Seisakusho:Kk 配管牽引用治具及び該治具を用いて新配管を既設配管内に配設する方法
JP2012237361A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Hatano Seisakusho:Kk 配管内の剥離フィルム除去装置及び除去方法
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