JP5827920B2 - 包装冷凍食品 - Google Patents

包装冷凍食品 Download PDF

Info

Publication number
JP5827920B2
JP5827920B2 JP2012090009A JP2012090009A JP5827920B2 JP 5827920 B2 JP5827920 B2 JP 5827920B2 JP 2012090009 A JP2012090009 A JP 2012090009A JP 2012090009 A JP2012090009 A JP 2012090009A JP 5827920 B2 JP5827920 B2 JP 5827920B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frozen food
shape
cup
packaging container
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012090009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013215162A (ja
Inventor
味谷 陽一郎
陽一郎 味谷
由美子 仲西
由美子 仲西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Foods Inc
Original Assignee
Nisshin Foods Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Foods Inc filed Critical Nisshin Foods Inc
Priority to JP2012090009A priority Critical patent/JP5827920B2/ja
Publication of JP2013215162A publication Critical patent/JP2013215162A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5827920B2 publication Critical patent/JP5827920B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packages (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Noodles (AREA)

Description

本発明は包装冷凍食品に関する。より詳細には、本発明は、包装用容器内に収容した冷凍食品によって、包装用容器や被覆材が損傷したり、包装用容器や被覆材にピンホールがあいたり、包装用容器への被覆材のシール部分が剥れたりするのを防ぐことのできる包装冷凍食品に関する。
容器に収容され、用事に電子レンジなどで加熱解凍したり、自然解凍して用いられる包装冷凍食品が、利便性、食生活の変化、家庭の小人数化などによって汎用されている。
そのような包装冷凍食品として、料理済みのパスタ、総菜などの食品を小分けして冷凍し、それをトレーなどの包装用容器の収容凹部内や、包装用容器の収容凹部内に配置したカップ内に1個ずつ収容してフィルムやシートなどの被覆材で覆ってシールした包装冷凍食品が従来から広く用いられている。
そのような従来技術としては、例えば、(1)個別に使用できるように組み合わされた複数個の小分け食品収納部容器とそれらの容器を支持する部材とで構成される小分けできる食品用トレーの小分け食品収納部容器内に冷凍食品を収納したもの(特許文献1)、(2)開口を有するシート体の開口に収容凹部となる袋体を接続し、当該袋体の内部に着脱自在に食品容器を配置し、当該食品容器内に小分けした冷凍食品を収容したもの(特許文献2)などが知られており、これらの小分けして包装した包装冷凍食品は、弁当の付け合わせ用、各種料理の付け合わせ用、小人数家庭における各人用の総菜などとして用いられている。
小分けして冷凍・包装した従来の包装冷凍食品では、包装用容器の収容凹部内または当該収容凹部内に配置したカップ内に、冷凍麺類や冷凍惣菜などの冷凍食品を、収容凹部の底部やカップの底部をほぼ満たすようにして収容し、その状態で収容凹部の上部の開口をプラスチックフィルムなどの被覆材で覆ってシールすることが一般に行われている。
しかし、冷凍麺類や冷凍惣菜などの冷凍食品を包装した包装冷凍食品では、包装用容器の収容凹部またはカップ内に収容されている冷凍食品の表面(特に上面)が通常完全には平らになっておらず、食品の一部が凹凸状態や尖った状態で表面からとびだしていることが多く、冷凍食品の表面からとびだして冷凍して硬くなっている凹凸部分や尖った部分が、包装用容器の収容凹部の開口を覆っているプラスチックフィルムなどの被覆材に当接して被覆材にピンホールをあけたり、被覆材を損傷したり、被覆材のシール部分の剥がれをもたらしたりすることがあり、またピンホールや損傷の発生にまで至らなくても、冷凍食品の表面の硬い凹凸部分や尖った部分に当接した箇所で被覆材の伸び、変形、白化などが生ずることがある。
上記の点について、図6を参照して説明する。
図6の(a)は、包装用容器における収容凹部に冷凍食品(例えば冷凍スパゲティ)を直接収容した包装冷凍食品を示し、図6の(b)は、包装用容器における収容凹部内にカップを配置し、カップ内に冷凍食品を収容した包装冷凍食品を示す。
図6において、1は冷凍食品(例えば冷凍スパゲティ)、2は包装用容器、3は包装用容器における収容凹部、4は収容凹部内に配置したカップ、5は収容凹部の上部の開口、6は収容凹部の開口を覆うフィルムなどの被覆材を示す。
冷凍麺類や冷凍総菜類などを収容した包装冷凍食品では、冷凍食品の種類、冷凍食品の製造に用いた食品素材の形状やサイズなどによっては、図6に示すように、収容凹部3またはカップ4内に収容された冷凍食品6の上面は、平坦にならずに、凹凸部分や尖った部分などが多く存在した状態になる。
その場合に、包装冷凍食品の取り扱い時に、プラスチックフィルムなどの被覆材6の上部から冷凍食品1の方に力Aが加えられると、被覆材6が、冷凍食品1の表面に存在する冷凍して硬くなっている凹凸部分や尖った部分に押し付けられて被覆材6が損傷したり、被覆材6にピンホールが発生したり、被覆材6のシール部での剥離が生じたり、また損傷やピンホールの発生にまで至らなくても冷凍食品上面の凹凸部分や尖った部分に当接した箇所で被覆材が伸びたり、変形したり、白化するなどの問題が生ずることがある。特に、収容凹部の上部の開口を覆う被覆材6が、薄いプラスチックフィルムなどからなる場合には、このようなトラブルが発生し易い。
また、包装冷凍食品の取り扱い時に、包装用容器2における収容凹部3の底部の外側からの押圧力Bによって、収容凹部3またはカップ4内に収容されている冷凍食品1が上方に突き上げられた場合にも、冷凍食品1の表面に存在する冷凍して硬くなっている凹凸部分や尖った部分がプラスチックフィルムなどの被覆材6に押し付けられて、被覆材6が損傷したり、被覆材6にピンホールが発生したり、被覆材6のシール部が剥離したり、被覆材6のシール部での剥離が生じたり、また損傷やピンホールの発生にまで至らなくても冷凍食品の上面の凹凸部分や尖った部分に当接した箇所で被覆材が伸びたり、変形したり、白化するなどの問題が生ずることがあり、場合によって包装用容器2の収容凹部3または収容凹部3内に配置したカップ4の底面に損傷などが生ずることがある。
被覆材6にピンホール、損傷、シール部での剥離などが発生すると、包装冷凍食品の安全性および衛生性が損なわれ易くなる。また、損傷やピンホールの発生にまで至らなくても被覆材が局部的に伸びたり、変形したり、白化すると、外観が不良になり、しかも包装冷凍食品の安全性や衛生性に関して消費者に危惧を与え易くなる。
しかし、上記で(1)および(2)に挙げた従来技術をも含めて、この種の包装冷凍食品では、包装用容器内に収容した冷凍食品1が被覆材6に押し付けられることによって起こる被覆材におけるピンホール、損傷、シール部での剥離などの発生、包装用容器の収容凹部の底面やカップの底面の損傷の防止については注意が払われてこなかったのが実情である。
特開2000−226069号公報 特開2008ー81126号公報
本発明の目的は、上部の開口した収容凹部を有する包装用容器の収容凹部内に冷凍食品を収容するかまたは当該収容凹部の内側にカップを配置してカップ内に冷凍食品を収容し、収容凹部の上部の開口をフィルムやシートなどの被覆材で覆ってシールした包装冷凍食品において、包装冷凍食品の外部から力が加わって包装用容器の収容凹部内に収容した冷凍食品または収容凹部内に配置したカップ内に収容した冷凍食品の上部の凹凸部分や尖った部分が被覆材に押し付けられたり、冷凍食品の底部が包装用容器の収容凹部の底面やカップの底面に押し付けられても、被覆材にピンホール、損傷、シール部での剥離などが発生せず、また被覆材に局部的な伸び、変形、白化などが発生せず、更には包装用容器の収容凹部の底面やカップの底面の損傷が発生せず、安全性、衛生性および外観に一層優れ、消費者に包装冷凍食品の安全性や衛生性などに関する危惧を与えない包装冷凍食品を提供することである。
本発明者らは上記の目的を達成すべく種々検討を重ねてきた。その結果、包装用容器の収容凹部内または収容凹部内に配置したカップ内に収容する冷凍食品の底部を、これまでのように収容凹部の底部またはカップの底部のほぼ全体に充填した状態にせずに、包装用容器における収容凹部の底面および収容凹部内に配置するカップの底面を平坦にし、そこに底部を半球形などのような球弧面形または半楕円体形などのような楕円体弧面形にした冷凍食品を収容し、冷凍食品の球弧面形または楕円体弧面形の底部の一部のみが収容凹部の平坦な底面またはカップの平坦な底面と接触させて、収容凹部の上部の開口を被覆材で覆ってシールすると、包装用容器の収容凹部内またはカップ内に収容されている冷凍食品に対して外部から力が加えられたときに、冷凍食品が収容凹部内またはカップ内で回動したり位置移動して収容凹部の上部の開口を覆っている被覆材に対する冷凍食品上部による押圧力が低減し、それによって被覆材にピンホール、損傷、シール部での剥離などが発生するのを防ぐことができ、また冷凍食品の上部の当接による被覆材の局部的な伸び、変形、白化などを防げること、さらに冷凍食品の底部を球弧面形または半楕円体形にしたことにより、包装用容器における収容凹部の底面やカップの底面の損傷をも防止できることを見出した。
また、本発明者らは、その際に冷凍食品の体積を、包装用容器における収容凹部の容積に対して特定の範囲にするのが好ましいこと、収容凹部内にカップを配置する場合は、カップの容積を特定の範囲にし、且つ冷凍食品の体積を特定の範囲にするのが好ましいこと、包装用容器における収容凹部の形状、収容凹部内に配置するカップの形状を所定の形状にするのが好ましいこと、この技術は冷凍麺類および冷凍総菜類の包装に特に好適であることを見出し、それらの知見に基づいて本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1) 平坦な底面を持ち且つ上部の開口した収容凹部を1個または2個以上有する包装用容器の収容凹部内に、底部を球弧面形または楕円体弧面形にした冷凍食品を冷凍食品の底部の一部が収容凹部の平坦な底面と接触する状態で収容して、収容凹部の上部の開口をフィルム状またはシート状の被覆材で覆ってシールしたことを特徴とする包装冷凍食品である。
そして、本発明は、
(2) 冷凍食品の体積が、包装用容器における収容凹部の容積の50〜95%である前記(1)の包装冷凍食品である。
さらに、本発明は、
(3) 平坦な底面を持ち且つ上部の開口した収容凹部を1個または2個以上有する包装用容器の収容凹部の内側に、収容凹部の深さ以下の高さ寸法を有する平坦な底面を持ち且つ上部の開口したカップを収容凹部から取り出し可能に配置し、当該カップ内に底部を球弧面形または楕円体弧面形にした冷凍食品を冷凍食品の底部の一部がカップの平坦な底面と接触する状態で収容して、収容凹部の上部の開口をフィルム状またはシート状の被覆材で覆ってシールしたことを特徴とする包装冷凍食品である。
そして、本発明は、
(4) カップの容積が包装用容器における収容凹部の容積の30%以上100%未満であり、冷凍食品の体積がカップの容積の80〜150%で且つ包装用容器における収容凹部の容積の50〜95%である前記(3)の包装冷凍食品;
(5) カップが、上下方向に延びる襞状の凹凸形状をなす側壁を有し、且つ平坦な底面を持ち且つ上部の開口した、円筒形、四角以上の多角筒形、底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している円錐台形、底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している楕円錐台形または底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している四角以上の多角錐台形の形状をなしている前記(3)または(4)の包装冷凍食品;
(6) カップが、プラスチックフィルム、プラスチックシート、紙、樹脂含浸紙、金属フィルムおよび金属シートのうちの1種または2種以上から形成されている、前記(3)〜(5)のいずれかの包装冷凍食品。
である。
さらに、本発明は、
(7) 収容凹部を有する包装用容器が、2個以上の収容凹部を有するトレー型容器である前記(1)〜(6)のいずれかの包装冷凍食品;
(8) 包装用容器における収容凹部が、平坦な底面を持ち且つ上部の開口した、円筒形、四角以上の多角筒形、底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している円錐台形、底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している楕円錐台形または底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している四角以上の多角錐台形の形状をなしている前記(1)〜(7)のいずれかの包装冷凍食品;および、
(9) 包装用容器における収容凹部の側壁に上下方向に延びる凹凸が形成されている前記(1)〜(8)のいずれかの包装冷凍食品;
である。
また、本発明は、
(10) 収容凹部を有する包装用容器が、プラスチック、紙、樹脂含浸紙、金属フィルム、金属箔および金属シートのうちの1種から形成されているか、プラスチックと、紙、布帛、金属フィルムおよび金属箔のうちの1種以上との複合材料から形成されている、前記(1)〜(9)のいずれかの包装冷凍食品;
(11) 包装用容器における収容凹部の上部の開口を覆う被覆材が、プラスチック、紙、樹脂含浸紙、金属フィルム、金属箔および金属シートのうちの1種または2種以上からなるフィルムまたはシートである前記(1)〜(10)のいずれかの包装冷凍食品;
(12) 包装用容器における収容凹部の上部の開口の周縁の一部が外方に拡張している前記(1)〜(11)のいずれかの包装冷凍食品;および、
(13) 包装用容器における収容凹部内またはカップ内に収容される冷凍食品が、冷凍麺類または冷凍総菜類である前記(1)〜(12)のいずれかの包装冷凍食品;
である。
本発明の包装冷凍食品は、「包装用容器における平坦な底面を持ち且つ上部の開口した収容凹部内に、または当該収容凹部内に配置した平坦な底面を持ち且つ上部の開口したカップ内に、底部を球弧面形または楕円体弧面形にした冷凍食品を、冷凍食品の底部の一部が収容凹部の平坦な底面またはカップの平坦な底面と接触する状態で収容して、収容凹部の上部の開口をフィルム状またはシート状の被覆材で覆ってシールした」という構成を有していて、収容凹部内またはカップ内に収容した冷凍食品の底部の一部のみが収容凹部またはカップの平坦な底面と接触(点状または線状で接触)しており、冷凍食品の底部が収容凹部の底面またはカップの底面と全面で接触していない。そのため、本発明の包装冷凍食品では、包装用容器の外部から力が加えられたときに、包装用容器の収容凹部またはカップ内に収容されている冷凍食品が、前記した点状または線状の接触部を支点として収容凹部内またはカップ内で回動し、また場合によっては収容凹部またはカップ内で容易に位置移動して、冷凍食品の表面(特に上部)の凹凸部分や尖った部分が収容凹部を覆っている被覆材に当接するのが回避されるかまたは被覆材に当接したとしても被覆材に当接する際の押圧力が大幅に低減し、それによって、冷凍食品の上部の凹凸部分や尖った部分による被覆材のピンホール、損傷、シール部での剥離の発生を防ぐことができ、また冷凍食品の上部の当接による被覆材の局部的な伸び、変形、白化や、冷凍食品そのものの変形や破損などを防止することができ、包装冷凍食品の安全性、衛生性、外観をより向上させることができ、包装冷凍食品に対する消費者の信頼をより高めることができる。
さらに、本発明の包装冷凍食品では、包装用容器における収容凹部またはカップ内に収容した冷凍食品の底部が球弧面形または楕円体弧面形であるために、包装用容器の収容凹部の側壁や底面、収容凹部内に配置したカップの側壁や底面の損傷をも防ぐことができる。
図1は、本発明の包装冷凍食品で用いる、底部を球弧面形にした冷凍食品の例を示す図である。 図2は、本発明の包装冷凍食品で用いる、底部を球弧面形にした冷凍食品の例を示す図である。 図3は、本発明の包装冷凍食品で用いる、底部を半楕円体形にした冷凍食品の例を示す図である。 図4は、本発明の包装冷凍食品を形成する、包装用容器、カップ、冷凍食品の例を示す図である。 図5は、包装用容器の収容凹部に底部を球弧面形にした冷凍食品を直接収容した本発明の包装冷凍食品の例を示す図[図5の(a)]、および包装用容器の収容凹部内にカップを配置し、カップ内に底部を球弧面形にした冷凍食品を収容した本発明の包装冷凍食品の例を示す図[図5の(b)]である。 図6は、包装用容器の収容凹部にほぼ平坦な底部を有する冷凍食品を直接収容した従来の包装冷凍食品の例を示す図[図6の(a)]、および包装用容器の収容凹部内にカップを配置し、カップ内にほぼ平坦な底部を有する冷凍食品を収容した従来の包装冷凍食品の例を示す図[図6の(b)]である。
以下に、本発明について詳細に説明する。
本発明は、2つの態様の包装冷凍食品を包含する。
(α) 平坦な底面を持ち且つ上部の開口した収容凹部を1個または2個以上有する包装用容器の収容凹部内に、底部を球弧面形または楕円体弧面形にした冷凍食品を、冷凍食品の底部の一部が収容凹部の平坦な底面と接触する状態で直接収容して、収容凹部の上部の開口をフィルム状またはシート状の被覆材で覆ってシールした包装冷凍食品[以下これを「包装冷凍食品(α)」ということがある]。
(β) 平坦な底面を持ち且つ上部の開口した収容凹部を1個または2個以上有する包装用容器の収容凹部の内側に、収容凹部の深さ以下の高さ寸法を有する平坦な底面を持ち且つ上部の開口したカップを収容凹部から取り出し可能に配置し、当該カップ内に底部を球弧面形または楕円体弧面形にした冷凍食品を冷凍食品の底部の一部がカップの平坦な底面と接触する状態で収容して、収容凹部の上部の開口をフィルム状またはシート状の被覆材で覆ってシールした包装冷凍食品[以下これを「包装冷凍食品(β)」ということがある]。
本発明の包装冷凍食品(α)および包装冷凍食品(β)(以下、両者を総称して「本発明の包装冷凍食品」という)に用いる包装用容器は、1個または2個以上の収容凹部を有し、当該収容凹部は、平坦な底面を持ち且つ上部が開口している。
また、包装冷凍食品(β)において、収容凹部内に配置するカップも、平坦な底面を持ち且つ上部が開口している。
本発明の包装冷凍食品は、前記した収容凹部内またはカップ内に、底部を球弧面形または楕円体弧面形にした冷凍食品を、冷凍食品の底部の一部が収容凹部の平坦な底面と接触する状態で収容している。
ここで、本明細書でいう「底部を球弧面形にした冷凍食品」は、冷凍食品の底部が、完全な球(数学的に完全に丸い球)の球面の一部をなす球弧面形になっている場合だけでなく、冷凍食品の底部が略球弧面形になっている場合をも包含する。
また、本明細書でいう「底部を楕円体弧面形にした冷凍食品」には、冷凍食品の底部が、完全な楕円体(数学的な楕円体)の表面の一部をなす楕円体弧面形になっている場合だけでなく、冷凍食品の底部が略楕円体弧面形になっている場合をも包含する。
本発明の包装冷凍食品において、包装用容器の収容凹部内またはカップ内に収容する冷凍食品が底部を球弧面形にした冷凍食品である場合は、底部の形状は、半球形または略半球形であってもよいし、或いは半球形よりも小さい球弧面形であってもよい。すなわち、冷凍食品の底部は、球弧面形の底部をその直下からみたときに、底部の球弧面形が由来する球の直径と同じ直径を有する円を投影図として与える半球形または略半球形であってもよいし、或いは半球形よりは小さくて、底部の球弧面形が由来する球の直径よりも小さい直径を有する円を投影図として与える球弧面形であってもよい。
一般的には、冷凍食品の球弧面形の底部は、当該球弧面形が由来する球の直径と同じ直径を有する円を投影図として与える半球形または略半球形であるか、或いは半球形よりも小さくて、球弧面形が由来する球の直径の1/3以上、特に1/2以上の直径を有する円を投影図として与える球弧面形または略球弧面形であることが好ましい。そのようにすることによって、冷凍食品の底部が平坦に近くならずに丸みが大きなものとなり、包装冷凍食品に外部から力が加えられたときに、収容凹部内またはカップ内で冷凍食品が容易に回動または位置移動でき、それによって冷凍食品の表面(特に上面)に凹凸部分や尖った部分があっても、被覆材のピンホール、損傷、シール部での剥離の発生を防ぐことができ、また冷凍食品の上部の当接による被覆材の局部的な伸び、変形、白化などを防止することができ、更に包装用容器の収容凹部やカップの損傷をも防ぐこができる。
以下に、底部を球弧面形にした冷凍食品について、以下に図1および図2を参照して説明する。
図1および図2において、上段は冷凍食品の縦断面図(斜線部分が冷凍食品に相当)を示したものであり、下段は冷凍食品の底部の投影図(斜線部分)を示したものである。
図1および図2の(a)における1aは、底部を半球形または略半球形の球弧面形にした冷凍食品の一例である。
また、図1の(b)における1bおよび図2の(b)における1cは、底部を、底部の球弧面形が由来する球の直径よりも小さい直径を有する円を投影図として与える球弧面形にした冷凍食品の一例である。
図1の(a)に示す冷凍食品1aの球弧面形の底部と、図1の(b)に示す冷凍食品1bの球弧面形の底部は、いずれも、同じ直径を有する球に由来する球弧面形であって、冷凍食品1aは前記したように底部を半球形(略半球形)にした冷凍食品であり、冷凍食品1bは、底部の直下からみたときに冷凍食品1bの底部を、当該底部が由来する球の直径の約2/3の直径を有する円を投影図として与える球弧面形にした冷凍食品である。
また、図2の(a)の冷凍食品1aは、図1の(a)の冷凍食品1aと同じものであって、冷凍食品1aは半球形(略半球形)の底部を有している。
図2の(b)の冷凍食品1cの底部は、底部の直下からみたときに、半球形(略半球形)の底部を有する図2の(a)[図1の(a)]の冷凍食品1aと同じ直径を有する円を投影図として与えるが、冷凍食品1aおよび1bの底部が由来する球よりも大きな直径を有する球に由来していて、冷凍食品1cの底部は、半球形(略半球形)よりも小さな球弧面形をなしている。図2の(b)に示す冷凍食品1cの底部は、当該底部が由来する球の直径の約2/3の直径を有する円を投影図として与える球弧面形をなしている。
但し、図1および図2に示した冷凍食品1a〜1cは、本発明の包装冷凍食品に用い得る球弧面形の底部を有する冷凍食品の一例であって、本発明で用いる冷凍食品は、図1および図2に示した冷凍食品1a〜1cに何ら限定されない。
底部を球弧面形にした冷凍食品は、底部に相当する部分が球弧面形になっているキャビティを有する型に冷凍前の食品を充填して成形・冷凍することによって製造することができる。
また、本発明の包装冷凍食品において、包装用容器の収容凹部内またはカップ内に収容する冷凍食品が、底部を楕円体弧面形にした冷凍食品である場合は、底部の形状は、楕円体の中心を通って楕円体の長径方向に沿って切断した半楕円体形または略半楕円体形であってもよいし(以下、楕円体の中心を通って楕円体の長径方向に沿って切断したものを「半楕円体形」という)、或いは半楕円体形よりも小さい楕円体弧面形であってもよい。すなわち、冷凍食品の底部は、楕円体弧面形の底部をその直下からみたときに、楕円体の長径および短径と同じ長径および短径を有する楕円を投影図として与える半楕円体形または略半楕円体形であってもよいし、或いは半楕円体形よりは小さくて、楕円体弧面形が由来する楕円体の長径よりも小さい長径および/または小さい短径を有する楕円を投影図として与える楕円体弧面形であってもよい。
一般的には、底部を楕円体弧面形にした冷凍食品では、その底部は、楕円体弧面形が由来する楕円体の長径と同じ長径および楕円体弧面形が由来する楕円体の短径と同じ短径を有する楕円を投影図として与える半楕円体形または略半楕円体形であるか、或いは半楕円体形よりも小さくて、楕円体弧面形が由来する楕円体の長径の1/3以上、特に1/2以上の長径を有し且つ楕円体弧面形が由来する楕円体の短径の1/3以上、特に1/2以上の短径を有する楕円を投影図として与える楕円体弧面形または略楕円体弧面形であることが、冷凍食品の底部が平坦に近くならず、曲面状態が大きくなることから好ましい。
そのようにすることにより、包装冷凍食品に外部から力が加えられたときに、収容凹部内またはカップ内で冷凍食品が容易に回動または位置移動でき、それによって冷凍食品の表面(特に上面)に凹凸部分や尖った部分があっても、被覆材のピンホール、損傷、シール部での剥離の発生を防ぐことができ、また冷凍食品の上部の当接による被覆材の局部的な伸び、変形、白化などを防止することができ、更に包装用容器の収容凹部やカップの損傷をも防ぐこができる。
以下に、底部を楕円体弧面形にした冷凍食品について以下に図3を参照して説明する。
図3において、上段は冷凍食品の縦断面図(斜線部分が冷凍食品に相当する)を示したものであり、下段は冷凍食品の底部の投影図(斜線部分)を示したものである。
図3の(a)における1dは、底部を半楕円体形または略半楕円体形の楕円体弧面形にした冷凍食品の一例を示す図である。
また、図3の(b)の1eは、底部を、底部の楕円体弧面形が由来する楕円体の長径よりも小さい長径を有する楕円を投影図として与える楕円体弧面形にした冷凍食品の例を示す図である。
図3の(a)に示す冷凍食品1dの楕円体弧面形の底部と、図3の(b)に示す冷凍食品1eの楕円体弧面形の底部は、いずれも、同じ長径を有する楕円体に由来する楕円体弧面形であって、冷凍食品1dは前記したように半楕円体形(略半楕円体形)の底部を有する冷凍食品であり、冷凍食品1eは、底部の直下からみたときに冷凍食品1eの底部が、当該底部が由来する楕円体の長径の約9/10の長径を有する楕円を投影図として与える楕円体弧面形を有する冷凍食品である。
図3に示した冷凍食品1dおよび1eは、本発明の包装冷凍食品に用い得る楕円体弧面形を有する冷凍食品の一例であって、本発明で用いる冷凍食品は図3に示した冷凍食品1dおよび1eに何ら限定されない。
底部を楕円体弧面形にした冷凍食品は、底部に相当する部分が楕円体弧面形になっているキャビティを有する型に冷凍前の食品を充填して成形・冷凍することによって製造することができる。
本発明の包装冷凍食品に用いる包装用容器は、平坦な底面を持ち且つ上部で開口している収容凹部を1個または2個以上有する包装用容器であればいずれでもよく、例えば、平坦な底面を持ち且つ上部の開口した収容凹部を1個有するカップ型の容器、平坦な底面を持ち且つ上部の開口した収容凹部を2個以上有するトレー型容器などを挙げることができる。
包装用容器が2個以上(複数)の収容凹部を有するトレー型容器では、複数の収容凹部は、一列に配置されていてもよいし、放射状に配置されていてもよいし、縦横方向に並べて配置されていてもよいし、またはそれら以外の配置形態であってもいずれでもよい。
本発明の包装冷凍食品では、包装用容器における収容凹部の容積は特に制限されず、冷凍食品の種類、冷凍食品の使用目的、流通や梱包の形態や規格などに応じて決めることができる。一般的には、収容凹部の容積(収容凹部の底面から上部の開口までの容積)は、5〜500cm3程度であることが好ましく、10〜350cm3程度であることがより好ましい。
また、包装用容器における収容凹部の深さ(収容凹部の底面と上部の開口との間の距離)は、冷凍食品の種類、冷凍食品の使用目的、流通や梱包の形態や規格などに応じて決めることができ、一般的には、1〜9cm程度であることが好ましく、2〜8cm程度であることがより好ましい。収容凹部の深さが大きすぎると、収容凹部から冷凍食品を出しにくくなり、一方収容凹部の深さが小さすぎると、収容凹部に収容する冷凍食品が小さくなりすぎる。
また、包装用容器における収容凹部の底面の面積および収容凹部の上部の開口の面積も、冷凍食品の種類、冷凍食品の使用目的などに応じて決めることができる。一般的には、収容凹部の底面の面積は、3〜200cm2程度であることが好ましく、5〜150cm2程度であることがより好ましい。また、収容凹部の上部の開口部分の面積は、容積(収容凹部の底面から上部の開口までの容積)は、3〜250cm2程度であることが好ましく、5〜200cm2程度であることがより好ましい。収容凹部からの冷凍食品の取り出しを容易にするために、収容凹部の上部の開口部分の面積は、収容凹部の底面の面積と同じであるかまたは収容凹部の底面の面積よりも大きくしておくことが好ましく、収容凹部の底面の面積の1〜3.5倍、特に1〜2.5倍程度としておくことがより好ましい。
包装用容器における収容凹部の形状は特に制限されないが、収容凹部の好ましい形状としては、平坦な底面を持ち且つ上部の開口した、円筒形、四角以上の多角筒形、底面側から上部開口に向かって徐々に広がっている円錐台形、底面側から上部開口に向かって徐々に広がっている楕円錐台形、底面側から上部開口に向かって徐々に広がっている四角以上の多角錐台形などを挙げることができる。
そのうちでも、収容凹部の形状としては、平坦な底面を持ち且つ上部の開口した、円筒形、底面側から上部開口に向かって徐々に広がっている円錐台形、底面側から上部開口に向かって徐々に広がっている楕円錐台形が、当該収容凹部を有する包装用容器の製造の容易性、収容凹部の強度、収容凹部からの冷凍食品の取り出しの容易性、冷凍食品の回動しやすさなどの点から好ましい。
包装用容器における収容凹部の底面には、強度確保、複数の容器を重ねた際の容器同士の再剥離性などを考慮して、必要に応じて、微小な突起部や凸凹を有していてもよい。
包装用容器における収容凹部の側壁面は、凹凸のない平滑な面であってもよいし、または上下方向に延びる凹凸が形成されていてもよい。収容凹部の側壁(内部の側壁)に上下方向に伸びる凹凸を形成すると、収容凹部の強度が増し、しかも収容凹部に冷凍食品を収容する際の作業性が良好になり、しかも収容凹部からの冷凍食品の取り出しが容易になり、また収容凹部にカップを配置する場合は収容凹部へのカップの挿入(配置)、収容凹部からのカップ入り冷凍食品の取り出しなどをより円滑に行うことができる。
また、包装用容器における収容凹部の上部の開口の周縁の一部を外方に拡張させておくと、開口の周縁に形成した当該拡張部に指を入れて、収容凹部内に収容された冷凍食品を収容凹部から簡単に取り出すことができ、または収容凹部内に配置したカップ内に収容された冷凍食品をカップごと収容凹部から簡単に取り出すことができ、便利である。
包装用容器では、収容凹部とそれ以外の部分とを別体に形成し、収容凹部とそれ以外の部分を後から接着などにより結合してもよいが、収容凹部とそれ以外の部分とが一体に形成されていることが好ましい。
収容凹部を有する包装用容器は、プラスチック、紙、樹脂含浸紙、金属フィルム、金属箔および金属シートのうちの1種から形成されているか、或いはプラスチックと、紙、布帛、金属フィルムおよび金属箔のうちの1種以上との複合材料から形成されていることがより好ましく、プラスチックから形成されていることが更に好ましい。
収容凹部を有する包装用容器の形成に用い得るプラスチックとしては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、スチレン系樹脂、発泡ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(気体遮蔽層用)などを挙げることができる。
1個または2個以上の収容凹部を有するプラスチック製の包装用容器は、例えば、射出成形、真空成形、プレス成形、シートブロー成形などによって製造することができる。
本発明の包装冷凍食品のうち、包装用容器における収容凹部に冷凍食品を直接収容した包装冷凍食品(α)では、包装用容器の収容凹部に収容する冷凍食品の横断面(冷凍食品の高さ方向に対して直角な面)の形状は、収容凹部の横断面の形状と同じであるかまたは近似した形状であることが好ましく、冷凍食品の横断面の面積は収容凹部の横断面の面積(収容凹部の側壁に凹凸が形成されている場合は収容凹部の内側の凹凸の凸部を結んで形成される横断面の面積)よりも小さいことが必要であり、収容凹部の横断面の面積の50%以上95%未満であることが好ましい。
また、包装冷凍食品(α)では、冷凍食品の体積は、包装冷凍食品における収容凹部の容積の100%未満であることが好ましく、5095%であることがより好ましく、60〜80%であることが更に好ましい。
包装用容器における収容凹部の容積に対する冷凍食品の体積が100%以上であると、収容凹部への冷凍食品の収容が困難になり易く、また収容凹部に収容できたとしても、収容凹部に冷凍食品を収容して収容凹部の上部の開口をフィルム状またはシート状の被覆材で覆ってシールする際に、収容凹部の上部の開口から冷凍食品が外部にかなりはみ出して被覆材を傷つけ、被覆材にピンホール、損傷、シール部での剥離などが生じ易くなる。一方、冷凍食品の体積が小さ過ぎると、包装する冷凍食品のサイズに比べて大きな包装用容器を用いることになり、不経済であり、また包装冷凍食品(α)の搬送やその他の取り扱い時に、冷凍食品は収容凹部内で動いて、冷凍食品の形崩れ、冷凍食品による収容凹部や被覆材の損傷などが生じ易くなる。
また、包装冷凍食品(α)では、包装用容器における収容凹部に収容する冷凍食品の高さ寸法は、収容凹部の深さ(収容凹部の底面と上部の開口との間の距離)の0.6倍以上1倍未満であることが好ましく、0.65〜0.85倍であることがより好ましく、0.70〜0.80倍であることが更に好ましい。
冷凍食品の高さ寸法が、収容凹部の深さの1倍以上であると、収容凹部に冷凍食品を収容して収容凹部の上部の開口をフィルム状またはシート状の被覆材で覆ってシールする際に、収容凹部の上部の開口から冷凍食品が外部にはみ出して被覆材を傷つけ、被覆材にピンホール、損傷、シール部での剥離などが生じ易くなり、また収容凹部の上部の開口を被覆材でシールしにくくなる。一方、冷凍食品の高さ寸法が収容凹部の深さの0.6倍未満であると、収容凹部から冷凍食品を取り出しにくくなり、しかも包装する冷凍食品のサイズに比べて大きな包装用容器を用いることになり、不経済である。
上記の収容凹部の各部寸法は、収容凹部の上部の開口をフィルム状またはシート状の被覆材で覆ってシールする際のものであり、収容凹部の上部の開口を、上部凸状の立体的な蓋材等を用いて覆う場合には、これを参考に適宜設計すればよい。
包装冷凍食品(α)では、収容凹部に収容されている冷凍食品は、冷凍食品のサイズ、種類などに応じて、収容凹部から取り出して、弁当や料理の付け合わせとして用いることができ(冷凍食品のサイズが小さいかまたは比較的小さい場合など)、または単品の料理として皿などに盛って用いることができる(冷凍食品のサイズが比較的大きい場合など)。その際に、冷凍食品の解凍は、冷凍食品の使用形態などに応じて、電子レンジや自然解凍などによって、包装用容器の収容凹部に収容したまま行ってもよいし、または収容凹部から取り出してから行ってもよい。
本発明の包装冷凍食品のうち、包装用容器における収容凹部内にカップを配置してカップ内に冷凍食品を収容した包装冷凍食品(β)では、収容凹部に配置するカップは、平坦な底面を持ち且つ上部が開口している。
カップとしては、収容凹部の形状に合わせて、平坦な底面を持ち且つ上部で開口した、円筒形、四角以上の多角筒形、底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している円錐台形、底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している楕円錐台形または底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している四角以上の多角錐台形の形状をなすものなどが好ましく用いられる。収容凹部が、平坦な底面を持ち且つ上部の開いた円筒形、四角以上の多角筒形、底面側から上部開口に向かって徐々に広がっている円錐台形または底面側から上部開口に向かって徐々に広がっている四角以上の多角錐台形の形状である場合には、カップとして、平坦な底面を持ち且つ上部の開口した底面側から上部開口に向かって徐々に広がっている円錐台形の形状を有するものがより好ましく用いられる。
また、包装冷凍食品(β)では、カップの側壁は、上下方向に延びる襞状の凹凸形状をなしていることが、冷凍食品をカップに収容したままの状態で弁当や料理の付け合わせなどとして用いる際に、当該凹凸によって装飾効果がもたらされ、しかも包装用容器の収容凹部へのカップの配置が行い易くなり、またカップの強度が高くなることから好ましい。
包装冷凍食品(β)において、包装用容器の収容凹部の側壁に凹凸が形成され、カップの側壁にも襞状の凹凸が形成されていると、カップの側壁の襞状の凹凸の凸部が、収容凹部の側壁の凹部に入り込み、収容凹部内でのカップの移動が阻止されて、カップに収容した冷凍食品の収容凹部内での移動を阻止しながら冷凍食品を収容凹部内に安定した状態で収容することができる。
包装冷凍食品(β)では、カップの横断面の面積(カップの側壁に襞状の凹凸が形成されている場合はカップの外側の凸部を結んで形成される横断面の面積)は、収容凹部の横断面の面積(収容凹部の側壁に凹凸が形成されている場合は収容凹部の内側の凸部を結んで形成される横断面の面積)の100%以下にすることが好ましく、50〜99%にすることがより好ましい。
包装冷凍食品(β)では、カップの容積は、包装用容器における収容凹部の容積の30%以上100%未満であることが好ましく、50〜90%であることがより好ましく、65〜80%であることが更に好ましい。カップの容積が包装用容器における収容凹部の容積以上であると、収容凹部内にカップを円滑に配置できなくなる。一方、個数に関係なく、カップの容積が包装用容器における収容凹部の容積の30%よりも小さいと、カップに収容した冷凍食品をカップごと収容凹部から取り出しにくくなり、しかもカップ内に収容する冷凍食品のサイズが小さくしなければならず、冷凍食品のサイズが大きすぎると、冷凍食品を解凍したときにカップ内に収まらずにカップからはみ出したり、漏れ出てしまう。
カップの深さは、収容凹部の深さの30%以上100%未満であることが好ましく、55〜85%であることがより好ましい。
包装冷凍食品(β)では、カップに収容する冷凍食品の体積は、カップの容積(カップの底面から上部の開口までの容積)の80〜150%、更には90〜130%、特に95〜120%で、且つ包装用容器における収容凹部の容積の50〜95%、そのうちでも70〜93%、更には75〜93%、特に80〜90%であることが好ましい。
カップに収容する冷凍食品の体積がカップの容積の1500%よりも大きくなると、冷凍食品を解凍したときに解凍された食品がカップ内に収まらず、カップからはみ出したり、カップから漏れ出てしまい、付け合わせなどとして用いたときに装飾効果が損なわれる。また、カップに収容する冷凍食品の体積がカップの容積の80%未満であると、冷凍食品を解凍したときにカップ内に空きスペースが生じたり、解凍された食品がカップの下部に沈んだ状態になり、付け合わせなどとして用いたときに装飾効果が損なわれる。
包装冷凍食品(β)において、収容凹部内に配置するカップは、プラスチックフィルム、プラスチックシート、紙、樹脂含浸紙、金属フィルムおよび金属シートのうちの1種から形成されているか、或いはプラスチックと、紙、布帛、金属フィルムおよび金属箔のうちの1種以上との複合材料から形成されていることがより好ましい。カップの形成に用い得るプラスチックとしては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、スチレン系樹脂、発泡ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ビニル樹脂などを挙げることができる。カップは、例えば、真空成形、プレス成形、射出成形、シートブロー成形などによって製造することができる。
包装冷凍食品(β)では、カップ内に収容されている冷凍食品は、包装用容器の収容凹部からカップごと取り出して、解凍せずに、または解凍した後に、カップごと弁当や料理の付け合わせとして有効に用いることができる。また、場合によっては、カップごと単品の料理として用いてもよい(カップが比較的大きく、カップ内に収容されている冷凍食品の体積も比較的大きい場合など)。
カップの内側または内側と外側に模様を付けたり、着色をしておくと、包装用容器の収容凹部から冷凍食品をカップごと取り出して、カップに収容した状態で弁当や料理などの付け合わせに用いたときに、装飾効果が付与される。
本発明の包装冷凍食品において、包装用容器の収容凹部内、または収容凹部内に配置したカップ内に収容する冷凍食品としては、型などを用いて所定の形状に成型して冷凍されて流通・販売される冷凍食品や、容器に充填して所定のサイズに冷凍されて流通・販売される冷凍食品であって、冷凍したときに上面が凹凸になったり、上面に尖った部分が生ずる冷凍食品を挙げることができる。その具体例としては、冷凍麺類(冷凍パスタ、冷凍焼きそば、冷凍うどん、冷凍ラーメン、冷凍春雨など)、冷凍惣菜類(例えば、冷凍ヒジキ煮、冷凍切り干し大根煮、冷凍肉ジャガ、冷凍フキ煮、冷凍筑前煮、冷凍お浸し、冷凍野菜のゴマ和えなど)、冷凍餡、冷凍栗きんとん、冷凍パスタサラダなどを挙げることができる。
かかる点から、全体が球形またはほぼ球形になっていて上面に凹凸や尖った部分のない冷凍食品、例えば、冷凍たこ焼、冷凍団子、冷凍肉団子、冷凍魚類団子、球形またはほぼ球形をなすアイスクリームや冷凍ケーキ類;上面に凹凸や尖った部分のない冷凍食品、例えば、冷凍饅頭などは、本発明の包装冷凍食品の範囲から除外される。
何ら限定されるものではないが、本発明の包装冷凍食品について図4および図5を参照してより具体的に説明する。
図4において、(a)は本発明の包装冷凍食品に用いる包装用容器の一例を示す図であって、包装用容器の側壁には上下方向に延びる凹凸を形成しており、(b)は包装用容器における収容凹部内に配置するカップの一例を示す図であって、カップの側壁には襞状の凹凸が形成されており、(c)は包装用容器の収容凹部内またはカップ内に収容する冷凍食品(底部を半球形にして成形・冷凍した冷凍スパゲティ)の一例を示す図(縦断面図)である。
図5の(a)は、包装用容器の収容凹部内に冷凍食品1を直接収容し、収容凹部の上部の開口をプラスチックフィルムなどの被覆材で覆ってシールした本発明の包装冷凍食品(α)の一例を示す図である。また、図5の(b)は、包装用容器2の収容凹部内にカップを配置し、カップ内に冷凍食品1を収容し、収容凹部の上部の開口をプラスチックフィルムなどの被覆材で覆ってシールした本発明の包装冷凍食品(β)の一例を示す図(縦断面図)である。
図4および図5において、1は冷凍食品(底部を半球形にして成形・冷凍した冷凍スパゲティ)、2は包装用容器、3は包装用容器における収容凹部、4はカップ、5は収容凹部の上部の開口、6は収容凹部の開口を覆ったプラスチックフィルム、7aおよび7bは収容凹部からカップに収納した冷凍食品をカップごと取り出す際に取り出し易くするために収容凹部の上部の開口の一部に形成した拡張部を示す。
図5に示すように、本発明の包装冷凍食品は、包装用容器の平坦な底面を有する収容凹部内に底部を球弧面形(半球形)にした冷凍食品が、冷凍食品の底部の一部がカップの平坦な底面と点状や線状で接触する状態で収容するか[図5の(a)]、または包装用容器の平坦な底面を有する収容凹部内に平坦な底面を持つカップ内を配置し当該カップ内に底部を球弧面形(半球形)にした冷凍食品が、冷凍食品の底部の一部がカップの平坦な底面と点状や線状で接触する状態で収容し[図5の(b)]、その状態で収容凹部の上部の開口をプラスチックフィルムなどからなる被覆材で覆ってシールしてあり、図5の(a)および(b)に示すように、冷凍食品の底部が収容凹部の平坦な底面またはカップの平坦な底面と点状や線状で接している。そのため、本発明の包装冷凍食品では、包装冷凍食品の上部外側から力Aが包装冷凍食品に加えられたときに、または包装冷凍食品の下部外側から力Bが包装冷凍食品に加えられたときに、当該接触点を支点として冷凍食品が収容凹部内またはカップ内で回動するか、また場合によっては収容凹部内またはカップ内で容易に位置移動して、冷凍食品の上部の凹凸部分や尖った部分が収容凹部を覆っている被覆材に当接するのが回避され、または当接したとしても被覆材に当接する際の押圧力が大幅に低減され、それによって、冷凍食品の上部の凹凸部分や尖った部分による被覆材(プラスチックフィルム)のピンホール、損傷、シール部での剥離の発生を防ぐことができ、更に冷凍食品の上部の当接による被覆材の局部的な伸び、変形、白化や、冷凍食品そのものの変形や破損などを防止することができ、包装冷凍食品の安全性、衛生性、外観をより向上させることができ、包装冷凍食品に対する消費者の信頼をより高めることができる。
図5には、底部を球弧面形にした冷凍食品を用いる場合について記載したが、上記した優れた効果は、底部を楕円体弧面形にした冷凍食品を、包装用容器の平坦な底面を有する収容凹部内にそのまま直接収容するか、また包装用容器の収容凹部内にカップを配置し当該カップ内に包装冷凍食品を収容した包装冷凍食品においても同じように奏される。
以下に、実施例などによって本発明について具体的に説明するが、本発明は以下の実施例により何ら限定されるものではない。
《実施例1》
(1) 図4の(a)に近似した形状を有する、4個の収容凹部3を有するトレー状の包装用容器2[包装用容器2における収容凹部3の底面の直径=32mm、収容凹部3の上部の開口の直径=37mm、収容凹部3の底面から上部の開口までの高さ(距離)=30mm、厚さ約0.2mmのポリプロピレンシートをプレス成形して製造]を5個準備した。
(2) 図4の(b)に近似した形状を有する、カップ20個を準備した[カップの底面の直径32mm、カップの上部の開口の直径36mm、カップの底面から上部の開口までの高さ(距離)24mm、カップの内面に位置する表面に緑色でチェック柄を印刷した紙をプレス成形して製造]。
(3) 上面開口部が円形で底部が半球形になっている型キャビティを複数個有するプラスチックの製氷皿に、茹で上げたスパゲティ(1.7mm径、長さ100mm)を充填した後、−20℃で急速冷凍して、図4の(c)に近似した形状を有する、半球形の底部を有する冷凍スパゲティを製造した[冷凍スパゲティ1個の重さ=40g、冷凍スパゲティの直径=32mm、高さ(半球形の底部から上部の平坦な部分までの高さ、飛び出した部分を除く)=27mm]。
(4) 上記(1)で準備した包装用容器2のそれぞれの収容凹部3内に、上記(2)で準備したカップ4を1個ずつ配置し、そのカップ4内に上記(3)で得られた冷凍スパゲティを収容し、包装用容器2の上部の開口に被覆材6(ポリプロピレン製、厚さ=50μm)を被せて、包装用容器2の上部の平坦な部分(非開口部分)に被覆材をヒートシールして、図5の(b)に示す包装冷凍食品(包装冷凍スパゲティ)を製造した。
《比較例1》
(1) 実施例1の(1)で準備したのと同じ包装用容器を5個準備した。
(2) 実施例1の(2)で準備したのと同じカップ20個準備した。
(3) 上面開口部が円形で底部が平坦になっている型キャビティを複数個有するプラスチックの製氷皿に、茹で上げたスパゲティを充填した後、−20℃で急速冷凍して、図5に記載されている冷凍食品と近似した形状を有する、平坦な底部を有する冷凍スパゲティを製造した[冷凍スパゲティ1個の重さ=約40g、冷凍スパゲティの直径=30mm、高さ(平坦な底部から上部の平坦な部分までの高さ、飛び出した部分を除く)=27mm]。
(4) 上記(1)で準備した包装用容器2のそれぞれの収容凹部3内に、上記(2)で準備したカップ4を1個ずつ配置し、そのカップ4内に上記(3)で得られた冷凍スパゲティを収容し、包装用容器2の上部の開口に被覆材6(ポリプロピレン製、厚さ=50μm)を被せて、包装用容器2の上部の平坦な部分(非開口部分)に被覆材をヒートシールして、図6の(b)に示す包装冷凍食品(包装冷凍スパゲティ)を製造した。
《試験例1》
実施例1で得られた包装冷凍食品(包装冷凍スパゲティ)および比較例1で得られた包装冷凍食品(包装冷凍スパゲティ)のそれぞれ5個をとり、1個ずつ冷凍状態のままで、木製の机の天板の上部高さ50cmで水平に維持した状態から3回落下させ、包装用容器の底部から衝撃を与えた。落下試験後の包装冷凍食品の被覆材6の破損状態(1個の包装冷凍食品あたり4箇所の冷凍食品を封入した部分のそれぞれ)を、表1の評価基準に従って点数評価した。また、被覆材6を剥離し、冷凍食品の状態を表1の評価基準に従って点数評価した。その結果をそれぞれ20箇所の評価値の平均値として表2に示す。
なお、試験は、カップ4内に収容されている冷凍食品(冷凍スパゲティ)が解凍しないように、冷凍スパゲティの温度を−18℃に保った状態で、トレー型の包装用容器における4個の収容凹部を切り離さずに4個をつなげた状態のままで行った。
その結果を下記の表1に示す。
Figure 0005827920
Figure 0005827920
本発明の包装冷凍食品は、包装冷凍食品の取り扱い時に、包装冷凍食品に外から力がかかっても、包装用容器の収容凹部の開口を覆っている被覆材や包装用容器の収容凹部などに破損、ピンホール、被覆材のヒートシール部の剥離、局部的な伸び、変形、白化などが生じず、安全性、衛生性および外観に優れているので、弁当や料理の付け合わせ、惣菜などとして有効に使用することができる。
1 冷凍食品
2 包装用容器
3 収容凹部
4 カップ
5 収容凹部の上部の開口
6 被覆材

Claims (11)

  1. 平坦な底面を持ち且つ上部の開口した収容凹部を1個または2個以上有する包装用容器の収容凹部内に、底部を球弧面形または楕円体弧面形にした冷凍食品を冷凍食品の底部の一部が収容凹部の平坦な底面と接触する状態で収容して、収容凹部の上部の開口をフィルム状またはシート状の被覆材で覆ってシールした包装冷凍食品であって;
    冷凍食品の底部の前記した球弧面形が、当該球弧面形が由来する球の直径と同じ直径を有する円を投影図として与える半球形または略半球形であるか、或いは半球形よりも小さくて、球弧面形が由来する球の直径の1/3以上の直径を有する円を投影図として与える球弧面形または略球弧面形であり;
    冷凍食品の底部の前記した楕円体弧面形が、楕円体弧面形が由来する楕円体の長径と同じ長径および楕円体弧面形が由来する楕円体の短径と同じ短径を有する楕円を投影図として与える半楕円体形または略半楕円体形であるか、或いは半楕円体形よりも小さくて、楕円体弧面形が由来する楕円体の長径の1/3以上を有し且つ楕円体弧面形が由来する楕円体の短径の1/3以上の短径を有する楕円を投影図として与える楕円体弧面形または略楕円体弧面形であり;
    冷凍食品の体積が、包装用容器の収容凹部の容積の50〜95%である;
    ことを特徴とする包装冷凍食品。
  2. 平坦な底面を持ち且つ上部の開口した収容凹部を1個または2個以上有する包装用容器の収容凹部の内側に、収容凹部の深さ以下の高さ寸法を有する平坦な底面を持ち且つ上部の開口したカップを収容凹部から取り出し可能に配置し、当該カップ内に底部を球弧面形または楕円体弧面形にした冷凍食品を冷凍食品の底部の一部がカップの平坦な底面と接触する状態で収容して、収容凹部の上部の開口をフィルム状またはシート状の被覆材で覆ってシールした包装冷凍食品であって;
    冷凍食品の底部の前記した球弧面形が、当該球弧面形が由来する球の直径と同じ直径を有する円を投影図として与える半球形または略半球形であるか、或いは半球形よりも小さくて、球弧面形が由来する球の直径の1/3以上の直径を有する円を投影図として与える球弧面形または略球弧面形であり;
    冷凍食品の底部の前記した楕円体弧面形が、楕円体弧面形が由来する楕円体の長径と同じ長径および楕円体弧面形が由来する楕円体の短径と同じ短径を有する楕円を投影図として与える半楕円体形または略半楕円体形であるか、或いは半楕円体形よりも小さくて、楕円体弧面形が由来する楕円体の長径の1/3以上を有し且つ楕円体弧面形が由来する楕円体の短径の1/3以上の短径を有する楕円を投影図として与える楕円体弧面形または略楕円体弧面形であり;
    カップの容積が包装用容器における収容凹部の容積の30%以上100%未満であり;
    冷凍食品の体積が、カップの容積の80〜150%で且つ包装用容器における収容凹部の容積の50〜95%である;
    ことを特徴とする包装冷凍食品。
  3. カップが、上下方向に延びる襞状の凹凸形状をなす側壁を有し、且つ平坦な底面を持ち且つ上部の開口した、円筒形、四角以上の多角筒形、底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している円錐台形、底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している楕円錐台形または底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している四角以上の多角錐台形の形状をなしている請求項に記載の包装冷凍食品。
  4. カップが、プラスチックフィルム、プラスチックシート、紙、樹脂含浸紙、金属フィルムおよび金属シートのうちの1種または2種以上から形成されている請求項2または3に記載の包装冷凍食品。
  5. 収容凹部を有する包装用容器が、2個以上の収容凹部を有するトレー型容器である請求項1〜のいずれか1項に記載の包装冷凍食品。
  6. 包装用容器における収容凹部が、平坦な底面を持ち且つ上部の開口した、円筒形、四角以上の多角筒形、底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している円錐台形、底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している楕円錐台形または底面側から上部開口に向かって徐々に拡張している四角以上の多角錐台形の形状をなしている請求項1〜のいずれか1項に記載の包装冷凍食品。
  7. 包装用容器における収容凹部の側壁に上下方向に延びる凹凸が形成されている請求項1〜のいずれか1項に記載の包装冷凍食品。
  8. 収容凹部を有する包装用容器が、プラスチック、紙、樹脂含浸紙、金属フィルム、金属箔および金属シートのうちの1種から形成されているか、或いはプラスチックと、紙、布帛、金属フィルムおよび金属箔のうちの1種以上との複合材料から形成されている請求項1〜のいずれか1項に記載の包装冷凍食品。
  9. 包装用容器における収容凹部の上部の開口を覆う被覆材が、プラスチック、紙、樹脂含浸紙、金属フィルム、金属箔および金属シートのうちの1種または2種以上からなるフィルムまたはシートである請求項1〜のいずれか1項に記載の包装冷凍食品。
  10. 包装用容器における収容凹部の上部の開口の周縁の一部が外方に拡張している請求項1〜のいずれか1項に記載の包装冷凍食品。
  11. 包装用容器における収容凹部内またはカップ内に収容される冷凍食品が、冷凍麺類または冷凍総菜類である請求項1〜10のいずれか1項に記載の包装冷凍食品。
JP2012090009A 2012-04-11 2012-04-11 包装冷凍食品 Active JP5827920B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090009A JP5827920B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 包装冷凍食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090009A JP5827920B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 包装冷凍食品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013215162A JP2013215162A (ja) 2013-10-24
JP5827920B2 true JP5827920B2 (ja) 2015-12-02

Family

ID=49588100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012090009A Active JP5827920B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 包装冷凍食品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5827920B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH092533A (ja) * 1995-06-20 1997-01-07 Dainippon Printing Co Ltd 味付食品用容器
JP4169227B2 (ja) * 1999-02-03 2008-10-22 日本水産株式会社 簡単に小分けできる食品用トレー
JP3100849U (ja) * 2003-10-03 2004-05-27 株式会社ニチロ 冷凍食品用トレイ
JP4917856B2 (ja) * 2006-09-26 2012-04-18 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 包装用容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013215162A (ja) 2013-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4018355A (en) Inner lid of a receptacle for instant-cooking foods
JP6108646B1 (ja) 包装用容器
JP3202469U (ja) 電子レンジ加熱用食品包装容器
JP6604973B2 (ja) 容器入り冷凍食品
CN111615336B (zh) 食品用可食容器和用于烘烤可食容器半部的热模
JP2008245586A (ja) 容器入り冷凍食品、容器入り冷凍食品の調理方法及び冷凍食品用の容器
JP2016064853A (ja) 包装用容器
US20110081459A1 (en) Group of pots for food products
FR2860213A1 (fr) Boite d'emballage pour le conditionnement, la conservation, la cuisson vapeur au four a micro-ondes et la consommation d'aliments
JP2011046450A (ja) 即席食品容器
JP5827920B2 (ja) 包装冷凍食品
JP6655750B1 (ja) カップ食品及びカップ食品容器
JP2012046210A (ja) 食品包装容器
JP5233060B1 (ja) 即席食品容器
JP7417238B2 (ja) 包装用容器
JP6666486B1 (ja) カップ食品及びカップ食品容器
JP3219570U (ja) 包装用容器の蓋
JP2009035276A (ja) 分割室型電子レンジ調理用容器
JP3204124U (ja) 食品容器
JP3202018U (ja) 食品収容容器
JP3213764U (ja) 包装用容器
JP7351497B2 (ja) 包装用容器
JP2012201394A (ja) 食品包装用容器、及び、容器製造方法
KR200485807Y1 (ko) 만두 포장용기
JP3164198U (ja) おにぎり成型包装具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5827920

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250