JP5827270B2 - 硬貨入出金装置及びプログラム - Google Patents

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本発明の実施形態は、硬貨入出金装置及びプログラムに関する。
従来、POS端末等の電子機器に接続して使用するのに適した硬貨入出金装置が知られている。係る硬貨入出金装置は、投入口から投入された硬貨を筐体内へ搬送し、選別部で金種別に選別して収納庫に収納し、POS端末等からの払出し指示に基づいて収納庫から硬貨を払出口へ払い出すものである。また、従来の硬貨入出金装置では、搬送路上に硬貨の異常を検知するためのセンサ類が設けられている。硬貨入出金装置は、センサ類での検知結果に基づいて、正常な硬貨を上述のように収納庫へ収納し、異常を検知した硬貨については、払い出された釣銭を受け止める受皿などへリジェクトする。
ところで、上記した硬貨の異常を検知するためのセンサ類は、汚れの付着や経年劣化等の理由により検知精度が低下する。検知精度が低下すると、正常な硬貨を異常な硬貨と誤判定する可能性があり、業務の進行を妨げる要因となる。そのため、硬貨入出金装置のメンテンナンスを行う時期を報知することが可能な技術が求められている。
本発明が解決しようとする課題は、メンテンナンスを行う時期を報知することができる硬貨入出金装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の硬貨入出金装置は、硬貨収納部と、硬貨識別部と、リジェクト部と、算出手段と、報知手段とを備える。硬貨収納部は、硬貨を収納する。硬貨識別部は、前記硬貨収納部への搬送経路に設けられ硬貨の異常の有無を識別する。リジェクト部は、前記硬貨識別部で異常と識別された硬貨を前記硬貨収納部への搬送経路から退ける。算出手段は、自装置に投入された硬貨の個数と、前記硬貨識別部で異常と識別された硬貨の個数とに基づき、異常と識別される硬貨の頻度を算出する。報知手段は、前記算出手段が算出した頻度に応じて報知を行う。また、報知手段は、前記算出手段が算出した頻度を外部装置に出力することで報知を行う。
図1は、実施形態の硬貨入出金装置の正面側の外観を示す斜視図である。 図2は、実施形態の硬貨入出金装置の内部構造を示す図である。 図3は、実施形態のリジェクト部の構造を概略的に示す模式図である。 図4は、実施形態の受皿の構造を示す(a)平面図(b)縦断正面図である。 図5は、実施形態の硬貨入出金装置の電気的接続示すブロック図である。 図6は、実施形態の入金処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、実施形態の報知処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、硬貨入出金装置1の実施形態を説明する。また、本実施形態では、スーパーマーケット等の店舗で使用されるPOS端末(不図示)に接続されて用いられる場合を例に説明する。
図1は、硬貨入出金装置1の正面側の外観を示す斜視図である。図1には、オペレータにとっての手前側つまりオペレータが対向する側を手前に、オペレータにとっての奥側を奥にして示してある。以降、図面を用いた説明での上下、左右、手前、奥、正面等の表現は、オペレータが対面する面を正面としたときのものである。
硬貨入出金装置1は、硬貨C(図3参照)の入出金を行う入出金ユニット2と、この入出金ユニット2を引き出し可能に収容保持する筐体3と、各種メッセージを表示するための表示ユニットや、自装置の状態を発光色等で表すことが可能なインジケータ等を備える表示器4と、各種操作を行うための操作キーを有する操作パネル5と、ブザー音を発するブザー6(図5参照)とを備えている。
図2は、硬貨入出金装置1の内部構造を示す図である。入出金ユニット2は、硬貨入出金装置1の前部に位置し硬貨を受け入れる硬貨受入部11と、硬貨受入部11によって受け入れた硬貨Cを硬貨入出金装置1の後部へ向けて搬送する硬貨搬送部12と、硬貨搬送部12によって搬送された硬貨Cを金種別に選別する硬貨選別部13と、硬貨選別部13によって選別された硬貨Cを金種別に収納する硬貨収納部14と、硬貨収納部14に収納された硬貨Cを払い出す硬貨払出部15と、を備えている。
硬貨受入部11は、硬貨投入口21と、投入センサ22と、投入ベルト23と、投入モータ24(図5参照)と、投入プーリ25とを備えている。
硬貨投入口21は、上方に開口しており、複数枚の硬貨Cの投入を許容する。投入センサ22は、硬貨投入口21から投入された硬貨を光電的に検知するものであって、複数組設けられている。投入ベルト23は、硬貨受入部11の底部を形成し、投入モータ24の駆動により回転して、投入された硬貨Cを硬貨入出金装置1の内部へと搬送するものである。そして、投入プーリ25は、投入ベルト23の途中に当該投入ベルト23と所定間隔をあけて対向し、投入ベルト23と同方向に回転することで、投入ベルト23によって搬送される硬貨を1枚ずつ分離して送り出すものである。
硬貨搬送部12は、搬送ベース26と、搬送ベルト27と、搬送モータ28(図5参照)と、硬貨識別部29と、リジェクト部30とを備えている。
搬送ベース26は、投入ベルト23の硬貨搬送方向下流側で投入ベルト23によって搬送された硬貨Cを受ける位置から、奥へと延出して設けられている。搬送ベルト27は、断面が円形状に形成されたゴム製のエンドレスベルトであり、図示しない複数のプーリに掛け渡されて、硬貨受入部11から硬貨選別部13まで延在し、搬送ベース26の上方かつ搬送ベース26に硬貨Cを押し付ける位置に配されている。このような搬送ベルト27は、搬送モータ28の駆動により回転することで、硬貨Cを搬送する。硬貨Cは、搬送ベルト27と搬送ベース26とに挟まれ、搬送ベルト27の回転に伴って搬送ベース26の表面に押し付けられながら搬送されて、硬貨選別部13へ到る。
硬貨識別部29は、搬送ベース26に設けられて、硬貨Cの材質を識別するセンサ(不図示)や直径を識別するセンサ(不図示)を備え、材質や直径から硬貨Cの金種を判別するものである。これらのセンサは、磁気センサであり、コイルと、このコイルに接続された発振回路と、この発振回路に接続された整流回路とを有している。なお、硬貨識別部29に備えるセンサとしては、孔の有無や厚さ、反射率、凹凸形状等を識別するものがあってもよい。
コイルに硬貨Cが接近すると、コイルのインピーダンスが変化し、これに伴い発振回路の発振レベルが変化する。整流回路は、発振回路の出力波形をデジタル信号に対応する波形に整流して、後述の制御部90(図5参照)に出力する。発振レベルの変化量は、材質センサでは硬貨Cの材質、直径センサでは硬貨Cの直径によって、異なるように設定されている。また、硬貨Cの孔の有無や厚さ、反射率、凹凸形状等を識別するセンサにおける発振レベルの変化量は、硬貨Cの孔の有無や、硬貨Cの厚さ、硬貨Cの反射率、硬貨Cの凹凸形状によって、異なるように設定されている。
図3は、リジェクト部30の構造を概略的に示す模式図である。リジェクト部30は、図3(a)に示すように、リジェクトシャッタ31と、シャッタ開閉ソレノイド32(図5参照)と、スライダ33とを備えている。
リジェクトシャッタ31は、リジェクト孔26aを開閉するものである。リジェクト孔26aは、搬送ベース26の硬貨搬送方向下流側に形成された孔であって、最大径の硬貨Cが落下しうる大きさに形成されている。シャッタ開閉ソレノイド32は、リジェクトシャッタ31を開閉駆動させるものである。シャッタ開閉ソレノイド32は、制御部90の制御に応じてリジェクトシャッタ31を開状態とし、リジェクト孔26aから硬貨Cを落下させることで、当該硬貨Cを硬貨収納部14への搬送経路(搬送ベース26)から退ける。
スライダ33は、例えば図3(b)に示すように断面がV字型の樋状の部材であって、一端をリジェクト孔26aの下に位置させ、他端を受皿65に連通させており、リジェクト孔26a側が高く、受皿65側が低くなるよう、傾斜させて設けられている。このようなスライダ33により、リジェクト孔26aから落下した硬貨Cは、受皿65まで運ばれる。
図2に戻り、硬貨選別部13は、選別ベース41と、選別ベルト42と、選別モータ43(図5参照)とを備えている。
選別ベース41は、搬送ベース26の硬貨搬送方向下流側から左方向へと延出し、搬送ベース26と略L字型をなすよう配されている。選別ベース41には、硬貨搬送方向下流に向かうに従い孔幅寸法が順次拡大する金種毎の選別孔41aが形成されている。硬貨選別搬送方向で隣り合う選別孔41a同士は相互に連続して形成されており、外見上、一つの孔を形成している。硬貨選別部13では、硬貨Cが搬送されて、所定の幅の選別孔41aに到達した際に、その硬貨Cが硬貨収納部14に落下する。
選別ベルト42は、ゴム製のエンドレスベルトであり、図示しない複数のプーリに掛け渡されて、選別ベース41上に延在し、選別ベース41に硬貨Cを押し付ける位置に配されている。このような選別ベルト42は、選別モータ43の駆動により回転することで、硬貨Cを搬送する。硬貨Cは、選別ベルト42と選別ベース41とに挟まれ、選別ベルト42の回転に伴って選別ベース41の表面に押し付けられながら搬送されて、硬貨収納部14へ到る。
硬貨収納部14は、選別孔41aから落下する硬貨Cを受ける位置に配置されており、仕切板51によって仕切られた金種毎の収納室52と、第1計数センサ53とを備えている。収納室52は、対応する選別孔41aに連通しており、選別孔41aから落下した硬貨Cを金種別に収納する。第1計数センサ53は、収納室52に落下する硬貨Cの個数を金種毎に数えるものである。
硬貨払出部15は、払出ベルト61と、払出モータ62(図5参照)と、払出口63と、第2計数センサ64と、受皿65と、硬貨検知センサ66(図4参照)とを備えている。払出ベルト61は、複数のプーリ(不図示)に掛け渡されたエンドレスベルトであって、各収納室52の底部に設けられており、払出モータ62によって駆動されて回転することによって、硬貨収納部14の奥側から手前側へ向かって硬貨Cを搬送する。払出口63は、払出ベルト61によって搬送されてきた硬貨Cを払い出す口である。また、払出口63の付近には、払出ベルト61によって搬送された硬貨Cの個数を数えるための第2計数センサ64が設けられている。制御部90は、POS端末等からの指示に応じて、払出ベルト61(払出モータ62)を駆動し、金種毎に第2計数センサ64でカウントしながら指示された枚数分だけ硬貨Cを出金する。
受皿65は、払出口63から払い出された硬貨Cを受け止めるものである。図4は、受皿65の構造を示す(a)平面図(b)縦断正面図である。受皿65は、平坦部71と、斜面部72と、スリット73とを有している。
平坦部71は、受皿65の底を形成する部分で、略平坦な面である。斜面部72は、平坦部71を囲む斜面であって、平坦部71に近いほど低く、また払出口63から平坦部71へ向かって低くなるよう形成されており、払出口63から払い出された硬貨Cを平坦部71へと案内する。スリット73は、一対で平坦部71を幅方向に挟んで対向するように、斜面部72の下端部に、硬貨Cの厚み程度の高さをもたせて、形成されている。
硬貨検知センサ66は、対をなす発光部と受光部とを有している。発光部は、斜面部72の硬貨Cを案内する面の裏面側に、発した光が進む道筋と一対のスリット73を結ぶ仮想線とが合うように配される。受光部は、発光部が発してスリット73から出て平坦部71に沿って進んで一対のスリット73から入った光を受光する位置に配される。これにより、硬貨検知センサ66の発光部と受光部とは、一対のスリット73を挟んで対向する。
このような硬貨検知センサ66は、発光部が発した光を受光部が受光することによって、平坦部71に硬貨Cが存在しないと判断し、発光部が発した光を受光部が受光しなければ、平坦部71に沿って進む光を遮るもの即ち硬貨Cが存在すると判断する。ここで、スリット73及び硬貨検知センサ66は、受皿65に複数対設けられ、図4(a)では、3対図示している。
図5は、硬貨入出金装置1の電気的接続を示すブロック図である。硬貨入出金装置1は、記憶部80及び制御部90を備えている。記憶部80は、フラッシュメモリやHDD等により構成されて情報を書き換え可能に記憶する。記憶部80は、例えば、CPUが実行する各種プログラムや、硬貨識別部29の整流回路による出力値との比較に用いる正貨の値等の各種データを記憶する。
制御部90は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/O機器制御部、及び通信I/F(いずれも不図示)等から構成される。ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶するものである。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶するものである。
制御部90は、記憶部80又はROMに記憶された各種プログラムと協働することで、硬貨入出金装置1の各部を制御する。また、制御部90は、通信I/Fを介してPOS端末に直接あるいは間接的に接続されて、POS端末からの払出し指示等を受信する。また、制御部90は、記憶部80又はROMに記憶された各種プログラムと協働することで、硬貨識別処理部91、リジェクト頻度算出部92及び報知制御部93の各機能部を実現する。
硬貨識別処理部91は、硬貨識別部29の整流回路による出力値と上述の正貨の値とを比較し硬貨Cが正貨か否かを識別する硬貨識別処理を実行する。出力値が正貨の値と異なる場合、硬貨識別処理部91は、その硬貨Cは偽貨であると識別する。制御部90では、硬貨識別処理部91での偽貨の判定に応じて、シャッタ開閉ソレノイド32を駆動し、リジェクトシャッタ31を開状態とすることで、偽貨と識別された硬貨Cをリジェクト孔26aから落下させるリジェクト処理を実行する。
リジェクト頻度算出部92は、投入された硬貨Cの個数と、硬貨識別処理部91で偽貨と識別された硬貨Cの個数とに基づき、偽貨と識別される硬貨Cの頻度をリジェクト頻度として算出する。具体的には、リジェクト頻度算出部92は、所定期間(例えば1週間等)内に投入された硬貨Cの全個数のうち、硬貨識別処理部91で偽貨と識別された硬貨Cの個数が占める割合を、リジェクト頻度として算出する。
なお、リジェクト頻度の算出方法は上記例に限らないものとする。例えば、投入された所定個数分(例えば1000個等)の硬貨Cのうち、硬貨識別処理部91で偽貨と識別された硬貨Cの個数が占める割合を、リジェクト頻度として算出してもよい。ここで、投入された硬貨Cの個数は、例えば、硬貨識別処理部91が行った正偽の識別回数や、第1計数センサ53の各々で計数された硬貨Cの個数と硬貨識別処理部91で偽貨と判定された硬貨Cの個数との合計値等から特定することができる。
報知制御部93は、リジェクト頻度算出部92で算出されたリジェクト頻度が、所定の閾値を上回るか否かを判定する。ここで、閾値は、例えば操作パネル5等を介して任意の値を設定することが可能である。なお、閾値には、通常の動作時に算出されるリジェクト頻度(通常頻度)より大きな値(例えば、2倍や3倍の値)が設定されるものとする。
ところで、リジェクト頻度算出部92で算出されるリジェクト頻度が上記閾値を超えるような場合、硬貨識別部29が有するセンサの汚れや、搬送ベルト27の劣化等、硬貨搬送部12の異常が要因となる可能性がある。この場合、通常の動作時では正貨と判定される硬貨Cが偽貨と誤判定される可能性があるため、結果として業務の進行を妨げる要因となる。
そこで、報知制御部93は、リジェクト頻度算出部92で算出されたリジェクト頻度が閾値を超える場合に、自装置のメンテンナンスが必要な旨等を表示器4やブザー6等を用いて報知する。これにより、メンテナンスを行う時期をオペレータに報知することができるため、自装置の清掃や部品交換等の実行をオペレータに促すことができる。
なお、リジェクト頻度が閾値以下の場合には、オペレータへの報知は行わない形態としてもよいし、各リジェクト頻度に応じた報知を行う形態としてもよい。例えば、リジェクト頻度が閾値以下の場合、正常状態であることを表示器4のインジケータ等を用いて報知してもよい。また、閾値は多段に設定してもよく、設定された閾値の値(レベル)に応じて、表示するメッセージや、インジケータの発光色・発光パターン、ブザー音等の報知方法を切り替えてもよい。
また、図示しない通信I/Fを介して、報知内容やリジェクト頻度の算出結果等をPOS端末に出力する形態としてもよい。この場合、POS端末では、受信したリジェクト頻度に基づき、当該リジェクト頻度の時系列な変化をグラフ化して表示する形態としてもよい。これにより、リジェクト頻度の傾向を確認することができるため、硬貨入出金装置1の状態を容易に把握することができる。
以下、商品販売の手順に沿って硬貨入出金装置1の動作について説明する。まず、図6を参照して、硬貨入出金装置1が行う入金処理について説明する。ここで、図6は、入金処理の流れを示すフローチャートである。
まず、制御部90は、硬貨Cが硬貨投入口21に投入されるまで待機する(ステップS11;No)。オペレータが硬貨Cを硬貨投入口21へ投入すると、制御部90は、投入センサ22からの信号を受信することにより硬貨Cが硬貨投入口21へ投入されたと判定する(ステップS11;Yes)。続いて、制御部90は、投入モータ24により投入ベルト23を回転駆動させ、さらに搬送モータ28に搬送ベルト27を回転駆動させることで、硬貨Cを搬送する(ステップS12)。
搬送ベース26上を搬送される硬貨Cが硬貨識別部29上を通過する際、硬貨識別処理部91は、硬貨識別部29の整流回路による出力値と正貨の値とを比較する硬貨識別処理を実行し(ステップS13)、硬貨Cの正偽の判定(識別)を行う(ステップS14)。制御部90は、ステップS14で正貨と識別された場合(ステップS14;Yes)、正貨と識別された硬貨Cを硬貨選別部13及び硬貨収納部14に送ることで、金種別に収納室52に収納させ(ステップS15)、ステップS17に移行する。
一方、ステップS14で偽貨と識別された場合(ステップS14;No)、制御部90は、シャッタ開閉ソレノイド32によりリジェクトシャッタ31を開状態とすることで、偽貨と識別された硬貨Cのリジェクト処理を行った後(ステップS16)、ステップS17に移行する。
続いて、制御部90は、投入センサ22からの信号や、硬貨識別部29による出力値に基づき、投入された全ての硬貨Cを識別したか否かを判定する(ステップS17)。制御部90は、未識別の硬貨Cが存在する場合(ステップS17;No)、ステップS12に戻る。また、制御部90は、投入された全ての硬貨Cの識別が完了した場合(ステップS17;Yes)、ステップS18に移行する。
次いで、制御部90は、投入された全ての硬貨Cを識別するまでに、ステップS14で偽貨と判定された硬貨Cが存在したか否かを判定する(ステップS18)。ここで、偽貨が存在した場合(ステップS18;Yes)、制御部90は、偽貨に代わる硬貨Cが硬貨投入口21に再投入されるまで待機する(ステップS19;No)。なお、偽貨が存在した場合には、上位ホスト(POS端末)に通知するとともに、その旨を表示器4に表示したり、ブザー6を鳴動させたりすることで、オペレータへの報知を行うものとする。
続いて、制御部90は、投入センサ22からの信号により硬貨Cが硬貨投入口21へ投入されたと判定すると(ステップS19;Yes)、ステップS13に戻ることで、投入された硬貨Cの硬貨識別処理を実行させる。
また、ステップS18において、偽貨が存在しないと判定した場合には(ステップS18;No)、制御部90は、ステップS11に戻り、新たな硬貨Cが投入されるまで待機する。
次に、図7を参照して、硬貨入出金装置1が行う報知処理について説明する。ここで、図7は、報知処理の流れを示すフローチャートである。
まず、リジェクト頻度算出部92は、硬貨識別処理部91での識別結果に基づき、リジェクト頻度を算出する(ステップS21)。ここで、リジェクト頻度の算出を行うタイミングは特に問わず、所定の時間間隔毎に行う形態としてもよいし、上記した入金処理のバックグラウンドで硬貨識別処理が行われる毎に行う形態としてもよい。
続いて、報知制御部93は、ステップS21で算出されたリジェクト頻度が、所定の閾値を上回るか否かを判定する(ステップS22)。リジェクト頻度が閾値以下と判定した場合には(ステップS22;No)、ステップS21に再び戻る。なお、報知制御部93は、自装置が正常状態にあることを表示器4のインジケータ等を用いて報知してもよい。
一方、ステップS22において、リジェクト頻度が閾値を超えると判定した場合(ステップS22;Yes)、報知制御部93は、メンテンナンスが必要な旨等の自装置の状態を表示器4やブザー6等を用いて報知し(ステップS23)、本処理を終了する。なお、閾値が多段に設定されている場合には、リジェクト頻度が超えた閾値のレベルに応じて、報知方法を切り替えてもよい。
硬貨入出金装置1のオペレータは、報知制御部93からの報知に応じて、硬貨入出金装置1の清掃や部品交換等のメンテンナンスを行う。なお、メンテナンス後は、リジェクト頻度算出部92が算出したリジェクト頻度や、当該リジェクト頻度の算出に係る期間、硬貨Cの個数をリセットする形態としてもよい。また、メンテナンスの終了後、リジェクト頻度算出部92が行うリジェクト頻度の算出については、当該算出に係る期間や硬貨Cの個数を、デフォルトの設定値より短くするよう制御してもよい。これにより、メンテナンスの効果の有無を効率的に確認することができるため、利便性を向上させることができる。
以上のように、本実施形態の硬貨入出金装置1によれば、投入された硬貨Cの個数と、偽貨と識別された硬貨Cの個数とに基づいてリジェクト頻度を算出する。そして、算出されたリジェクト頻度に応じた報知を行うことで、自装置の状態をオペレータに報知する。これにより、硬貨入出金装置1のメンテンナンスを行う時期をオペレータに報知することができるため、硬貨入出金装置1の維持・管理を効率的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、本実施形態の硬貨入出金装置1を、客の操作により商品の登録及び決済処理を実行可能なセルフ式のPOS端末(セルフチェックアウト装置)に接続して用いてもよい。
また、上記実施形態では、偽貨と識別された硬貨Cを受皿65にリジェクトする形態としたが、リジェクト先はこれに限らないものとする。例えば、偽貨と識別された硬貨Cを受け止めるための専用の受皿及び当該受皿への搬送路を別途設け、当該受皿にリジェクトする形態としてもよい。
上記実施形態の硬貨入出金装置1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
また、上記実施形態の硬貨入出金装置1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上記実施形態の硬貨入出金装置1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
1 硬貨入出金装置
14 硬貨収納部
29 硬貨識別部
30 リジェクト部
91 硬貨識別処理部
92 リジェクト頻度算出部
93 報知制御部
特開平11−134532号公報

Claims (6)

  1. 硬貨を収納する硬貨収納部と、
    前記硬貨収納部への搬送経路に設けられ硬貨の異常の有無を識別する硬貨識別部と、
    前記硬貨識別部で異常と識別された硬貨を前記硬貨収納部への搬送経路から退けるリジェクト部と、
    自装置に投入された硬貨の個数と、前記硬貨識別部で異常と識別された硬貨の個数とに基づき、異常と識別される硬貨の頻度を算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した頻度に応じて報知を行う報知手段と、
    を備え
    前記報知手段は、前記算出手段が算出した頻度を外部装置に出力することで報知を行う硬貨入出金装置。
  2. 前記算出手段は、所定期間内に投入された硬貨のうち、前記硬貨識別部で異常と識別された硬貨の個数が占める割合を、前記頻度として算出する請求項1に記載の硬貨入出金装置。
  3. 前記算出手段は、投入された所定個数分の硬貨のうち、前記硬貨識別部で異常と判定された硬貨の個数が占める割合を、前記頻度として算出する請求項1に記載の硬貨入出金装置。
  4. 前記報知手段は、前記頻度が所定の閾値を超える場合に報知を行う請求項1〜3の何れか一項に記載の硬貨入出金装置。
  5. 前記報知手段は、前記頻度の値に応じて報知方法を切り替える請求項1〜4の何れか一項に記載の硬貨入手金装置。
  6. 硬貨を収納する硬貨収納部と、前記硬貨収納部への搬送経路に設けられ硬貨の異常の有無を識別する硬貨識別部と、前記硬貨識別部で異常と識別された硬貨を前記硬貨収納部への搬送経路から退けるリジェクト部と、を備える硬貨入出金装置のコンピュータを、
    自装置に投入された硬貨の個数と、前記硬貨識別部で異常と識別された硬貨の個数とに基づき、異常と識別される硬貨の頻度を算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した頻度に応じて報知を行う報知手段と、
    して機能させ
    前記報知手段は、前記算出手段が算出した頻度を外部装置に出力することで報知を行うプログラム。
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