JP5826646B2 - 特殊レセプタクル及び特殊プラグ - Google Patents

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Description

本発明は、USB3.0規格に従ったUSB3.0プラグ、USB2.0規格に従ったUSB2.0プラグ及び特殊プラグのいずれのプラグとも嵌合可能な特殊レセプタクルであって、嵌合されたプラグが特殊プラグであるか否かを検知するための検知ピンを備える特殊レセプタクルに関する。
USB(Universal Serial Bus)規格に基づいたUSBレセプタクルとUSBプラグとの接続状態を判別するためのスイッチをUSBレセプタクルに設けたものとしては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
また、USBコネクタに関するものではないが、相手側コネクタのタイプを検出できるコネクタとしては、特許文献2に開示されたものがある。
特開2005−242476号公報 特開2009−164087号公報
例えば、USB2.0やUSB3.0などの既存の規格に基づいた標準的なUSBプラグには従来と同じ電流を供給する一方で、それを変形して構成された特殊プラグには大きな電流を供給したいという要求がある。
更に、既存のUSB2.0やUSB3.0に従った標準的なUSBレセプタクルに対しても特殊プラグを接続可能としたいという要求もある。即ち、特殊プラグが特殊レセプタクルのみにしか接続できないという事態を避けたいという要求もある。
そこで、本発明は、USB2.0やUSB3.0に従った標準的なUSBレセプタクルに対しても接続可能となるような構造の特殊プラグを検知可能な特殊レセプタクルを提供することを目的とする。
また、本発明は、上記特殊レセプタクルと嵌合可能な特殊プラグを提供することを目的とする。
USB2.0プラグ、USB3.0プラグ及び特殊プラグのいずれも嵌合可能な特殊レセプタクルにおいて特殊プラグが嵌合されたことを検知するためには、1)特殊プラグのシェル(特殊シェル)を嵌合抜去方向(所定方向)において標準的なUSB3.0プラグのシェル(標準シェル)又は標準的なUSB2.0プラグのシェル(標準シェル)よりも長くするようにUSB3.0プラグ又はUSB2.0プラグを変形して特殊プラグを構成し、且つ、2)特殊レセプタクル内部において、特殊シェルであれば接触可能な位置であるがUSB2.0プラグやUSB3.0プラグでは到達しない位置に検知ピンの接触部を配置することが考えられる。
ここで、USB3.0レセプタクルにUSB3.0プラグを嵌合した際、USB3.0レセプタクル内にはUSB3.0プラグの届いていないスペース(第1スペース)が存在している。同様に、USB3.0レセプタクルにUSB2.0プラグを嵌合した際、USB3.0レセプタクル内にはUSB2.0プラグの届いていないスペース(第2スペース)が存在している。更に、規格寸法を考慮すると、第2スペースは第1スペース内に含まれる。このため、USB3.0レセプタクルに対してUSB2.0プラグやUSB3.0を嵌合した場合、USB3.0レセプタクルの第2スペース内に位置する部位にはUSB2.0プラグ及びUSB3.0プラグのいずれも届かない。
従って、上述した第2スペースに相当するようなスペース(所定スペース)を特殊レセプタクルの内部に設け、その所定スペース内に検知ピンの接触部を配置することとすれば、特殊レセプタクルに対して、USB2.0プラグ、USB3.0プラグ及び特殊プラグのいずれも嵌合可能であり、且つ、USB2.0プラグやUSB3.0プラグではなく特殊プラグが嵌合されたことを検知することも可能となる。
加えて、特殊レセプタクルに特殊プラグを嵌合した際に特殊シェルが所定スペース内に納まるように特殊シェルを構成すると、特殊プラグをUSB3.0レセプタクルに嵌合することも可能となる。
なお、プラグ側に設けられるUSB2.0用のコンタクトの接点部は上述した所定方向に延びる細長い板状の部位であり、その板状の接点部のサイズは、所定方向において、上述した所定スペースのサイズよりも十分に大きい(長い)。そのため、特殊プラグが上述した所定スペースを超えないようなサイズの特殊シェルを有している場合には、かかる特殊プラグをUSB2.0レセプタクルに嵌合した際にUSB2.0に基づく接続を確立することができる。
このように、特殊レセプタクルに特殊プラグを嵌合した際に特殊シェルが所定スペース内に納まるように特殊シェルを構成した場合、かかる特殊プラグは、特殊レセプタクル、USB2.0レセプタクル及びUSB3.0レセプタクルのいずれにも嵌合可能となる。
本発明は、かかる検討・考察に基づいてなされたものであり、具体的には、以下に掲げる特殊レセプタクル及び特殊プラグを提供する。
即ち、本発明は、第1の特殊レセプタクルとして、
USB3.0規格に従ったUSB3.0プラグ、USB2.0規格に従ったUSB2.0プラグ、及び、前記USB3.0プラグを変形して構成され且つ特殊シェルを有する特殊プラグの3種のプラグのいずれとも所定方向に沿って嵌合可能な特殊レセプタクルであって、
前記特殊レセプタクルは、USB3.0規格に従った複数の第1コンタクトと、USB2.0規格に従った複数の第2コンタクトと、前記特殊レセプタクルに対して前記特殊プラグが嵌合されたのか否かを検知するための検知ピンと、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクト並びに前記検知ピンを保持する保持部材と、前記保持部材に取り付けられたシェルとを備えており、
前記検知ピンは、前記特殊レセプタクルと前記特殊プラグとの嵌合状態において前記特殊シェルと接触する接触部を有し、前記特殊シェルと前記接触部との接触により前記特殊プラグが前記特殊レセプタクルに嵌合したことを検知するものであり、
前記特殊レセプタクルは、USB3.0規格に従ったUSB3.0レセプタクルに前記USB2.0プラグを嵌合した際に前記USB3.0レセプタクル内にある前記USB2.0プラグが到達しないスペースに対応する所定スペースを、前記特殊レセプタクルの内部に有しており、
前記接触部は、前記所定スペース内に配置されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第2の特殊レセプタクルとして、第1の特殊レセプタクルであって、
前記保持部材は、一体形成されており、
前記第1コンタクト、前記第2コンタクト及び前記検知ピンは前記保持部材に圧入され又はインサート成型されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第3の特殊レセプタクルとして、第1の特殊レセプタクルであって、
前記保持部材は、2つ以上の部材から構成されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第4の特殊レセプタクルとして、第3の特殊レセプタクルであって、
前記保持部材は、前記部材として第1部材及び第2部材の2つのみを備えており、
前記第1コンタクトは、前記第1部材に圧入され又はインサート成型されており、
前記第2コンタクトは、前記第2部材に圧入され又はインサート成型されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第5の特殊レセプタクルとして、第4の特殊レセプタクルであって、
前記検知ピンは、前記第2部材に圧入され又はインサート成型されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第6の特殊レセプタクルとして、第3の特殊レセプタクルであって、
前記保持部材は、前記部材として、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトを保持するコンタクト保持部材と、前記検知ピンを保持するピン保持部材とを備えており、
前記検知ピンは、前記ピン保持部材に圧入され又はインサート成型されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第7の特殊レセプタクルとして、第1乃至第6のいずれかの特殊レセプタクルであって、
前記第1コンタクトは、第1接点部を有しており、
前記第2コンタクトは、第2接点部を有しており、
前記保持部材は、前記所定方向において前方に延びる板状部と、前記所定方向と直交する垂直方向において前記板状部から離れた位置に位置すると共に前記所定方向に延びるアーム部とを有しており
前記板状部は、上面及び下面を有しており、
前記第1接点部及び前記第2接点部は、前記上面又は前記下面のいずれか一方上に位置しており、
前記検知ピンは、前記アーム部に保持されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第8の特殊レセプタクルとして、第7の特殊レセプタクルであって、
前記検知ピンは、前記接触部に加えて、前記アーム部に固定された被固定部と、前記所定方向において前記前方の反対方向である後方に向かって前記被固定部から延びる弾性変形可能な支持部とを有しており、
前記接触部は、前記支持部に支持されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第9の特殊レセプタクルとして、第8の特殊レセプタクルであって、
前記シェルは、前記所定方向と直交する垂直面内において前記板状部を囲う主部を有しており、
前記アーム部は、前記垂直面内において前記主部の外側に位置しており、
前記被固定部と前記支持部とは、前記垂直面内において前記主部の外側に位置しており、
前記接触部は、前記垂直面内において前記主部の内側に突出している
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第10の特殊レセプタクルとして、第9の特殊レセプタクルであって、
前記アーム部には、前記支持部に対応する溝部が形成されており、
前記支持部は前記溝部内において弾性変形可能となっている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第11の特殊レセプタクルとして、第7乃至第10のいずれかの特殊レセプタクルであって、
前記第1接点部及び前記第2接点部は、前記板状部の前記上面に配されており、
前記検知ピンの前記接触部は、前記板状部の下方に位置しており、上方に向けて突出している
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第12の特殊レセプタクルとして、
USB3.0規格に従ったUSB3.0プラグ、USB2.0規格に従ったUSB2.0プラグ、及び、前記USB3.0プラグ又は前記USB2.0プラグを変形して構成され且つ特殊シェルを有する特殊プラグの3種のプラグのいずれとも所定方向に沿って嵌合可能な特殊レセプタクルであって、
前記特殊レセプタクルは、複数のコンタクトと、前記特殊レセプタクルに対して前記特殊プラグが嵌合されたのか否かを検知するための検知ピンと、前記コンタクト及び前記検知ピンを保持する保持部材と、前記保持部材に取り付けられたシェルとを備えており、
前記検知ピンは、前記特殊レセプタクルと前記特殊プラグとの嵌合状態において前記特殊シェルと接触する接触部を有し、前記特殊シェルと前記接触部との接触により前記特殊プラグが前記特殊レセプタクルに嵌合したことを検知するものであり、
前記特殊レセプタクルは、USB3.0規格に従ったUSB3.0レセプタクルに前記USB2.0プラグを嵌合した際に前記USB3.0レセプタクル内にある前記USB2.0プラグが到達しないスペースに対応する所定スペースを、前記特殊レセプタクルの内部に有しており、
前記接触部は、前記所定スペース内に配置されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第13の特殊レセプタクルとして、第12の特殊レセプタクルであって、
前記保持部材は、一体形成されており、
前記コンタクト及び前記検知ピンは前記保持部材に圧入され又はインサート成型されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第14の特殊レセプタクルとして、第12の特殊レセプタクルであって、
前記保持部材は、2つ以上の部材から構成されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第15の特殊レセプタクルとして、第14の特殊レセプタクルであって、
前記保持部材は、前記部材として第1部材及び第2部材の2つのみを備えており、
前記コンタクトは、前記第1部材に圧入され又はインサート成型されている
特殊レセプタクル。
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第16の特殊レセプタクルとして、第15の特殊レセプタクルであって、
前記検知ピンは、前記第2部材に圧入され又はインサート成型されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第17の特殊レセプタクルとして、第12乃至第16のいずれかの特殊レセプタクルであって、
前記コンタクトは、接点部を有しており、
前記保持部材は、前記所定方向において前方に延びる板状部と、前記所定方向と直交する垂直方向において前記板状部から離れた位置に位置すると共に前記所定方向に延びるアーム部とを有しており
前記板状部は、上面及び下面を有しており、
前記接点部は、前記上面又は前記下面のいずれか一方上に位置しており、
前記検知ピンは、前記アーム部に保持されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第18の特殊レセプタクルとして、第17の特殊レセプタクルであって、
前記検知ピンは、前記接触部に加えて、前記アーム部に固定された被固定部と、前記所定方向において前記前方の反対方向である後方に向かって前記被固定部から延びる弾性変形可能な支持部とを有しており、
前記接触部は、前記支持部に支持されている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第19の特殊レセプタクルとして、第18の特殊レセプタクルであって、
前記シェルは、前記所定方向と直交する垂直面内において前記板状部を囲う主部を有しており、
前記アーム部は、前記垂直面内において前記主部の外側に位置しており、
前記被固定部と前記支持部とは、前記垂直面内において前記主部の外側に位置しており、
前記接触部は、前記垂直面内において前記主部の内側に突出している
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第20の特殊レセプタクルとして、第19の特殊レセプタクルであって、
前記アーム部には、前記支持部に対応する溝部が形成されており、
前記支持部は前記溝部内において弾性変形可能となっている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第21の特殊レセプタクルとして、第17乃至第20のいずれかの特殊レセプタクルであって、
前記接点部は、前記板状部の前記上面に配されており、
前記検知ピンの前記接触部は、前記板状部の下方に位置しており、上方に向けて突出している
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第22の特殊レセプタクルとして、第1乃至第21のいずれかの特殊レセプタクルであって、
前記検知ピンの本数は2本である
特殊レセプタクルを提供する。
更に、本発明は、第23の特殊レセプタクルとして、第1乃至第22のいずれかの特殊レセプタクルであって、
前記検知ピンは、Auメッキされている
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第24の特殊レセプタクルとして、第1乃至第23のいずれかの特殊レセプタクルであって、
前記検知ピンと前記シェルとは互いに直接接触しないように設けられている
特殊レセプタクルを提供する。
更に、本発明は、第25の特殊レセプタクルとして、第1乃至第24のいずれかの特殊レセプタクルであって、
前記3種のプラグのいずれかが嵌合したときに、前記プラグが挿入されたことを検知するプラグ検知ピンを更に有している
特殊レセプタクルを提供する。
また、本発明は、第1の特殊プラグとして、
第1乃至第25のいずれかの特殊レセプタクルと嵌合可能な特殊プラグであって、
前記特殊シェルは、前記特殊レセプタクルに前記特殊プラグを嵌合した際に前記特殊シェルが前記所定スペース内に納まるように、構成されている
特殊プラグを提供する。
また、本発明は、第2の特殊プラグとして、第1の特殊プラグであって、
前記特殊プラグの保持部材の端面は、前記特殊シェルの端面と同一位置または奥側に位置している
特殊プラグを提供する。
更に、本発明は、第3の特殊プラグとして、第1又は第2の特殊プラグであって、
前記特殊シェルは、Auメッキされている
特殊プラグを提供する。
本発明による特殊レセプタクルの内部に所定スペースを設け、その所定スペース内に検知ピンの接触部を配置することとしたので、本発明の特殊レセプタクルに対しては、USB2.0プラグ、USB3.0プラグ及び特殊プラグのいずれも嵌合可能であり、且つ、USB2.0プラグやUSB3.0プラグではなく特殊プラグが嵌合されたことを検知することも可能である。ここで、所定スペースとは、USB3.0レセプタクルにUSB2.0プラグを嵌合した際にUSB3.0レセプタクル内にあるスペースであってUSB2.0プラグの到達しないスペースに対応するものである。なお、特殊レセプタクル内部には所定スペースが少なくとも確保されていれば良く、従って、所定スペースよりも大きなスペースが設けられていてもよい。但し、既存のUSB3.0レセプタクルの設計資産を有効活用した場合には、所定スペースと同サイズのスペースを特殊レセプタクル内部に設けることとすることが好ましい。
また、特殊レセプタクルに特殊プラグを嵌合した際に特殊シェルが所定スペース内に納まるように特殊シェルを構成したことから、本発明による特殊プラグは、特殊レセプタクル、USB2.0レセプタクル及びUSB3.0レセプタクルのいずれにも嵌合可能となる。
本発明の実施の形態による特殊レセプタクルを示す斜視図である。 USB3.0規格に従ったUSB3.0プラグを示す斜視図である。USB3.0プラグは、図1の特殊レセプタクルに嵌合可能である。 図2のUSB3.0プラグを変形して得られる特殊プラグであって図1の特殊レセプタクルに嵌合可能な特殊プラグを示す斜視図である。 図3の特殊プラグの変形例であって図1の特殊レセプタクルに嵌合可能な他の特殊プラグを示す斜視図である。 図3の特殊プラグの変形例であって図1の特殊レセプタクルに嵌合可能な更に他の特殊プラグを示す斜視図である。 図1の特殊レセプタクルを示す分解斜視図である。 図1の特殊レセプタクルを示す正面図である。 図1の特殊レセプタクルを示す側面図である。 図7の特殊レセプタクルをIX--IX線に沿って示す断面図である。 図7の特殊レセプタクルをX--X線に沿って示す断面図である。 図6の特殊レセプタクルに含まれる主構造体を示す正面図である。 図11の主構造体を示す底部斜視図である。 図6の主構造体を示す分解斜視図である。 図13の主構造体に含まれる検知ピンと第2部材とを示す分解斜視図である。 図1の特殊レセプタクルと図3の特殊プラグとを示す断面図である。特殊レセプタクルと特殊プラグとは未だ嵌合されていない。 図1の特殊レセプタクルと図3の特殊プラグとを示す断面図である。特殊レセプタクルと特殊プラグとは嵌合されている。 USB3.0規格に従ったUSB3.0レセプタクルに対してUSB2.0規格に従ったUSB2.0プラグを嵌合した状態を示す断面図である。 図6の主構造体の変形例を示す斜視図である。 図6の主構造体の他の変形例を示す上部斜視図である。 図19の主構造体を示す底部斜視図である。図示された主構造体にはロケータが取り付けられている。 図6の主構造体の更に他の変形例を示す上部斜視図である。 図21の主構造体を示す底部斜視図である。図示された主構造体にはロケータが取り付けられている。 図22の主構造体を備える特殊レセプタクルを示す分解斜視図である。 図1の特殊レセプタクルの他の変形例を示す分解斜視図である。 図24の特殊レセプタクルに含まれる第1コンタクト、第2コンタクト及びコンタクト保持部材からなる構造体を示す斜視図である。 図24の特殊レセプタクルに含まれる検知ピン及びピン保持部材からなる構造体を示す斜視図である。 図24の特殊レセプタクルに含まれる主構造体200dを示す斜視図である。 図1の特殊レセプタクルの更に他の変形例を示す斜視図である。 図28の特殊レセプタクルを示す正面図である。 図29の特殊レセプタクルをXXX--XXX線に沿って示す断面図である。 図1の特殊レセプタクルの更に他の変形例を示す斜視図である。 図31の特殊レセプタクルを構成する主構造体とシェルとを示す図である。 図31の特殊レセプタクルを斜め上方から見た分解斜視図である。 図31の特殊レセプタクルを斜め下方から見た分解斜視図である。 図31の特殊レセプタクルを示す断面図である。 図35の特殊レセプタクルとプラグとの嵌合時の動作を説明するための図である。
図1に示される本発明の実施の形態による特殊レセプタクル100は、複数種のプラグを相手側プラグとしてX方向(所定方向)に沿って嵌合可能なものである。本実施の形態においては、説明の都合上、X方向(所定方向)において特殊レセプタクル100の嵌合端側を前側、その反対側を後側と規定する。この規定によれば、+X方向が「前方」となり、−X方向が「後方」となる。また、本実施の形態による特殊レセプタクル100は、−X方向(即ち、後方)に向けて挿入された相手側プラグと嵌合するものである。即ち、特殊レセプタクル100に対する相手側プラグの挿入方向は−X方向であり、特殊レセプタクル100から相手側プラグを抜去する際の抜去方向は+X方向である。
本実施の形態において特殊レセプタクル100に嵌合可能な相手側プラグは、USB3.0規格に従ったUSB3.0プラグ、USB2.0規格に従ったUSB2.0プラグ、及び、USB3.0プラグ又はUSB2.0プラグを変形して構成された特殊プラグの少なくとも3種類ある。
図2を参照すると、USB3.0プラグ10は、USB3.0規格に従った寸法形状を有する金属からなる標準シェル12と、標準シェル12に保護された絶縁体からなる保持部材14と、保持部材14に保持されたコンタクト16とを備えている。図2に示されるコンタクト16は、USB2.0用のものであり、板状の接点部を有している。また、図2には示されていないが、USB3.0プラグ10には、USB3.0用のコンタクトも設けられており、保持部材14に保持されている。
図17に外形のみ示されるUSB2.0プラグ30は、USB3.0プラグ10と同様に、シェルと保持部材とUSB2.0用のコンタクトとを備えている。USB3.0規格に従ったUSB3.0レセプタクル70に対してUSB2.0プラグ30を嵌合した場合とUSB3.0プラグ10を嵌合した場合とを比較すると、規格上の公差に起因して、USB2.0プラグ30の方がUSB3.0プラグ10よりもUSB3.0レセプタクル70の奥まで到達する可能性がある。但し、USB3.0レセプタクル70に対してUSB2.0プラグ30を嵌合した場合であって、図17に示されるように、USB3.0レセプタクル70の内部にはUSB2.0プラグ30の先端32の到達しないスペース80がある。従って、USB3.0プラグ10の標準シェル12の先端を−X方向(後方)に延ばすような変形を加えたとしても、その延長分のサイズがスペース80のX方向(所定方向)におけるサイズよりも小さい場合には、変形されたUSB3.0プラグは問題なくUSB3.0レセプタクル70に嵌合し得ることが理解される。本実施の形態における特殊プラグは、かかるスペース80を考慮して構成されている。
図3、図15及び図16を参照すると、具体的には、本実施の形態における特殊プラグ20は、標準シェル12を−X方向に延長するよう変形してなる特殊シェル22を備えている。この本実施の形態による特殊シェル22は、後述するように検知機構を考慮し導通信頼性を高めるため、Auメッキされている。特殊プラグ20は、特殊シェル22以外の構成においてUSB3.0プラグ10と同じであり、保持部材14と、保持部材14に保持されたコンタクト16,18とを備えている。ここで、コンタクト16は、USB2.0用のものであり、コンタクト18は、USB3.0用のものである。
図2から理解されるように、USB3.0プラグ10において標準シェル12の先端と保持部材14の先端14tとはほぼ同じ位置にある。これに対して、図15に最も良く示されるように、特殊プラグ20において特殊シェル22の先端22tは保持部材14の先端14tよりも−X方向に突出している。標準シェル12と比較した場合の特殊シェル22の突出量は、前述のUSB3.0レセプタクル70内のスペース80(図17参照)を考慮して定められたものであり、詳しくは、USB3.0レセプタクル70に対して特殊プラグ20を挿入嵌合した場合に、特殊シェル22の保持部材14の先端14tから突出している部分がスペース80内に納まるような所定サイズを有している。本実施の形態における所定サイズ(即ち、特殊シェル22と標準シェル12とのX方向における差)は、具体的には、1.3mmである。
図4及び図5を参照すると、本実施の形態による特殊レセプタクル100に接続嵌合可能な特殊プラグ20a,20bが更に示されている。図3と図4及び図5とを比較すれば理解されるように、特殊プラグ20a,20bは、基本的には特殊プラグ20と同構成である。例えば、特殊シェル22a,22bも保持部材14の先端14tから−X側に突出しており、その最大突出量は特殊シェル22と同じである。一方、特殊シェル22a,22bは、2つの切り欠き24a,24bを有している点で特殊プラグ20の特殊シェル22とは異なっている。図4及び図5から理解されるように、各特殊シェル22a,22bにおいて切り欠き24a,24bは、特殊プラグ20a,20bの嵌合端を+X方向に沿って見た場合に対角に位置している。また、切り欠き24aの位置する対角と切り欠き24bの位置する対角とは互いに異なっている。
なお、図3乃至図5に示される特殊プラグ20,20a,20bは、特殊シェル22,22a,22bのみをUSB3.0プラグ10の標準シェル12と異ならせたものであり、特殊プラグ20,20a,20bの保持部材14は、USB3.0プラグ10の保持部材14と同じであったことから、保持部材14の先端14tは+X方向に沿って見た場合に特殊シェル22,22a,22bの先端22tよりも奥側に位置している。即ち、特殊プラグ20,20a,20bの保持部材14の先端14tは、X方向(所定方向)において特殊シェル22,22a,22bの先端22tよりも内側に位置している。しかしながら、本発明はこれに限定されず、特殊プラグ20,20a,20bの保持部材14の先端14tは、X方向(所定方向)において特殊シェル22,22a,22bの先端22tと同一位置に位置していてもよい。また、特殊プラグ20,20a,20bの保持部材14の先端14tは、図示された位置と特殊シェル22,22a,22bの先端22tとの間に位置していてもよい。即ち、特殊シェル22,22a,22bの先端22tにより近い位置まで、特殊プラグ20,20a,20bの保持部材14の先端14tが延びていてもよい。
図1及び図6を参照すると、本実施の形態による特殊レセプタクル100は、概略、主構造体200と、ロケータ700と、シェル800とを備えるものである。
図6及び図11乃至図13に示されるように、主構造体200は、絶縁体からなる保持部材300と、USB3.0規格に従った複数の第1コンタクト(コンタクト)400と、USB2.0規格に従った複数の第2コンタクト(コンタクト)500と、2本の検知ピン600とを備えている。具体的には、第1コンタクト400の本数は5本であり、第2コンタクト500の本数は4本である。
本実施の形態による保持部材300は、第1コンタクト400を主として保持する第1部材(部材)310と、第2コンタクト500を主として保持する第2部材(部材)330とを備えている。
第1部材310は、+X方向に延びる板状部320と、2つの挿入部315とを有している。挿入部315は、板状部320のY方向(横方向)の両端から−X方向(後方)に突出している。本実施の形態による第1コンタクト400は、第1接点部(接点部)420が板状部320の上面側に位置するように、第1部材310に対してインサート成型されている。即ち、第1コンタクト400は、第1部材310の成型時に第1部材310に対して組み込まれている。但し、本発明はこれに限定されるわけではなく、例えば、第1コンタクト400は、第1部材310に対して圧入され、保持されていてもよい。
第2部材330は、保持部材300の後壁部を構成する基部340と、2つのアーム部350とを有している。本実施の形態による第2コンタクト500は、第2部材330の基部340に対して圧入され、保持されている。詳しくは、第2コンタクト500は、第2部材330の基部340に対して前方から圧入された後、特殊レセプタクル100の搭載される基板(図示せず)に取り付け固定される被固定部540が−Z方向(下方)に向くように折り曲げられている。しかしながら、本発明はこれに限定されるわけではなく、第2部材330を変形して第2コンタクト500をインサート成型により第2部材330に組み込むこととしてもよい。なお、図6及び図12から理解されるように、被固定部540は、ロケータ700の位置決め孔720に挿入され整列保持される。
図13を参照すると、アーム部350は、基部340のY方向両端且つZ方向(垂直方向)の下端から、+X方向に向かって細長く延びている。基部340のY方向両端には、−X方向に凹んだ凹部からなる受容部335が形成されており、これら受容部335に対して第1部材310の挿入部315を挿入することで(図9参照)第1部材310と第2部材330とは組み合わせられる。
図9乃至図12から理解されるように、第1部材310と第2部材330とを組み合わせた状態において、板状部320とアーム部350とは、基部340から+X方向(前方)に延びている。即ち、板状部320の延びる方向とアーム部350の延びる方向とは同じである。一方、板状部320とアーム部350とは、Z方向(垂直方向)において互いに離れて位置している。即ち、アーム部350は、板状部320からZ方向において離間するように設けられている。特に、本実施の形態によるアーム部350は、板状部320の−Z側(下方)に位置している。
図6、図7、図10及び図11から理解されるように、第1部材310と第2部材330とを組み合わせると、第2コンタクト500の第2接点部(接点部)520が板状部320の上面322側に位置することとなる。具体的には、板状部320の上面322側において、板状部320の+X側端部(前端)近傍には5個の第1接点部420がY方向に一列に並んでおり、その−X側(後側)には4個の第2接点部520がY方向に一列に並んでいる。なお、図6、図10、図12及び図13から理解されるように、第1コンタクト400は、第1部材310と第2部材330とを組み合わせた後、特殊レセプタクル100の搭載される基板(図示せず)に取り付け固定される被固定部440が−Z方向(下方)に向くように折り曲げられる。更に、図6及び図12から理解されるように、被固定部440は、ロケータ700の位置決め孔720に挿入され整列保持される。
各アーム部350は、スリット状の孔が設けられた固定部352と、固定部352の−X側(後側)に位置する溝部354とを有している。溝部354は、X方向に細長く延びると共にアーム部350をZ方向において貫通している。但し、溝部354は、これに限定されるわけではなく、例えば、アーム部350を貫通せずに底部を有するものであってもよい。
図14に最も良く示されるように、検知ピン600は、−Z方向(下方)に向かって延びる被固定部620と、被固定部620から−X方向(後方)に向かって延びる細長い板状の支持部640と、支持部640の−X方向端部(後端)に設けられた接触部660とを有している。本実施の形態による検知ピン600は、導通信頼性を高めるため、Auメッキされている。
図9及び図14から理解されるように、被固定部620は、固定部352に形成された孔に圧入され保持される。これに代えて、検知ピン600をアーム部350にインサート成型することとしてもよい。被固定部620が固定部352に保持されることにより、支持部640は、溝部354内に延びている。即ち、支持部640はアーム部350の上面356よりも僅かながら−Z側(下側)に位置している。被固定部620と支持部640とは、XZ平面内においてL字状の断面を有している。かかる支持部640は、固定部352と溝部354との境界部分を支点として弾性変形可能である。
接触部660は、+Z側(上方)に突出しており、XZ平面内において逆U字状の断面を有している。接触部660のみがアーム部350の上面(上端面)356よりも上方へ突出している。この接触部660には、後述するように、特殊シェル22の先端22t及びその近傍が当接する。この際、本実施の形態による検知ピン600は、被固定部620が固定部352により接触部660よりも+X側(前方)で固定されていることから、接触部660に特殊シェル22が当接した際に、検知ピン600が座屈してしまうことがない。
図6乃至図10に示されるように、シェル800は、四角筒状の主部820と、主部820に設けられた接触バネ部840と、特殊レセプタクル100を基板(図示せず)に搭載するための搭載部860を有している。搭載部860は、基板のスルーホール(図示せず)に半田付けされる。主部820は、主構造体200の殆どを囲うことにより保護するための部位である。特に、主部820は、YZ平面(所定方向に直交する垂直平面)内において板状部320を囲うように設けられている。
図6及び図9から理解されるように、シェル800を主構造体200に取り付けた状態において、アーム部350は、YZ平面内において、シェル800の主部820の外側に位置している。また、図9に示されるように、検知ピン600の被固定部620と支持部640もYZ平面内においてシェル800の主部820の外側に位置している。前述のように本実施の形態による支持部640は、アーム部350の上面356よりも−Z側(下方)に位置しているので、被固定部620や支持部640がシェル800と接触してしまうことはない。検知ピン600のうち接触部660のみは、YZ平面内において主部820の内側に突出している。但し、図9から理解されるように、接触部660はシェル800とは接触していない。
図9及び図15乃至図17を参照すると、特殊レセプタクル100内には、USB3.0レセプタクル70に設けられていたスペース80に対応する所定スペース50が設けられている。換言すると、所定スペース50とスペース80とはサイズ的に等しい。本実施の形態による接触部660は、かかる所定スペース50内に位置している。特殊レセプタクル100内には、所定スペース50よりも−X側(後側)に延びるようなスペース(即ち、所定スペース50を含み且つ所定スペース50よりも大きなスペース)が設けられていてもよいが、本実施の形態による特殊レセプタクル100内には所定スペース50のみが設けられている。即ち、特殊レセプタクル100の嵌合端から保持部材300の基部340までの距離は、USB3.0レセプタクル70の場合と等しい。
接触部660が所定スペース50内に設けられていることから、特殊レセプタクル100に対してUSB2.0プラグ30やUSB3.0プラグ10が挿入嵌合されたとしてもそれらが接触部660に到達することはないが、特殊レセプタクル100に対して特殊プラグ20が挿入嵌合された場合には特殊シェル22が接触部660に当接することとなる。この際、本実施の形態においては、検知ピン600も特殊シェル22もAuメッキされているため、十分な接圧が確保できなくとも検知ピン600と特殊シェル22との間の導通を図ることができる。なお、特殊レセプタクル100に対して特殊プラグ20を嵌合した場合には、2つの検知ピン600のいずれもが特殊シェル22に接触することとなるが、特殊レセプタクル100に対して図4又は図5に示される特殊プラグ20a又は20bを嵌合した場合には、いずれか一方の検知ピン600のみが特殊シェル22a,22bに接触することとなる。1)特殊レセプタクル100が基板(図示せず)に搭載された際にシェル800はグランドに落とされること、及び、2)特殊レセプタクル100に対して特殊プラグ20,20a,20bのいずれを嵌合した場合にも接触バネ部840によりシェル800と特殊シェル22,22a,22bとの接続が図られることの2点を考慮すると、各検知ピン600を予めプルアップしておいて、それら検知ピン600がグランドに落とされるか否かをモニタすることにより、嵌合されたプラグが特殊プラグ20,20a,20bであるか特殊プラグ20,20a,20b以外のUSB2.0プラグ30又はUSB3.0プラグ10であるかを検知でき、更に、グランドに落とされた検知ピン600の組み合わせにより、いずれの特殊プラグ20,20a,20bが嵌合されたのかを検知することができる。
上述した実施の形態に対しては、様々な変形が可能である。例えば、上述した実施の形態による保持部材300は2つの部材(第1部材310及び第2部材330)を組み合わせて構成されていたが、本発明はこれに限定されるわけではない。
図18を参照すると、第1変形例による特殊レセプタクルの主構造体200aは、一体形成された保持部材300a、即ち、1ブロック又は1ピースの保持部材300aを備えている。図示された保持部材300aは、上述した実施の形態における保持部材300(図6参照)と同様の外形を有するものであり、基部340aから+X方向に延びる板状部320aと2つのアーム部350aとを有している。第1コンタクト400と第2コンタクト500とは第1接点部420及び第2接点部520を板状部320の上面に位置させるようにして保持部材300aに保持されている。保持の形態は、圧入であってもよいし、インサート成型であってもよい。アーム部350aには、検知ピン600が保持されている。保持の形態は、圧入であってもよいし、インサート成型であってもよい。
また、上述した実施の形態や第1変形例においては、アーム部350,350aを第2部材330又は保持部材300aと一体に形成していたが、これを分けることとしてもよい。
図19及び図20を参照すると、第2変形例による特殊レセプタクルの主構造体200bは、第1部材310b及び第2部材330bを組み合わせてなるコンタクト保持部材(部材)360bと、ピン保持部材370bとからなる保持部材300bを備えている。
コンタクト保持部材360bは、第1コンタクト400及び第2コンタクト500を保持するものである。詳しくは、第1コンタクト400は第1部材310bに保持され、第2コンタクト500は第2部材330bに保持されている。第1部材310bと第2部材330bとを組み合わせると、基部340bから板状部320bが+X方向に延びることとなり、第1接点部420と第2接点部520とが板状部320bの上面に位置することとなる。
ピン保持部材370bは、検知ピン600を保持するためのものである。図示されたピン保持部材370bは、上方から見た場合に、角ばったC字状(コの字状)の形状を有する1つの部材である。即ち、ピン保持部材370bは、2つのアーム部350bを有しており、夫々に、検知ピン600を保持している。
この第2変形例において、コンタクト保持部材360bは、第1部材310b及び第2部材330bを組み合わせてなるものであったが、これらを一体形成することとしてもよい。即ち、コンタクト保持部材360bを1ブロック又は1ピースの部材として構成してもよい。
更に、ピン保持部材370bは、1つの部材であったが、2つに分けてもよい。
図21乃至図23を参照すると、第3変形例による特殊レセプタクル100cの主構造体200cは、第1部材310c及び第2部材330cを組み合わせてなるコンタクト保持部材(部材)360cと、2つのピン保持部材370cとからなる保持部材300cを備えている。
コンタクト保持部材360cは、第1コンタクト400及び第2コンタクト500を保持するものである。詳しくは、第1コンタクト400は第1部材310cに保持され、第2コンタクト500は第2部材330cに保持されている。第1部材310cと第2部材330cとを組み合わせると、基部340cから板状部320cが+X方向に延びることとなり、第1接点部420と第2接点部520とが板状部320cの上面に位置することとなる。
ピン保持部材370cは、夫々、アーム部350cを有しており、検知ピン600を保持している。
図23に示されるように、この第3変形例によるピン保持部材370cは、コンタクト保持部材360cとは別にシェル800に取り付けられる。上述した第2変形例においても、ピン保持部材370bをコンタクト保持部材360bとは別にシェル800に取り付けることとしてもよい。
この第3変形例において、コンタクト保持部材360cは、第1部材310c及び第2部材330cを組み合わせてなるものであったが、これらを一体形成することとしてもよい。即ち、コンタクト保持部材360cを1ブロック又は1ピースの部材として構成してもよい。
上述した実施の形態においては、第1コンタクト400の第1接点部420及び第2コンタクト500の第2接点部520が板状部320の上面322に位置していたが、これを下面324側に位置させることとしてもよい。即ち、特殊レセプタクル100をリバースタイプとしてもよい。第1乃至第3変形例による特殊レセプタクルについても同様である。特殊レセプタクル100をリバースタイプとした場合であっても、図4及び図5に示される特殊プラグ20a,20bの切り欠き24a,24bは互いに異なる対角に形成されていることから検出識別可能である。
上述した第2及び第3変形例において、ロケータ700とピン保持部材370b,370cとは互いに別体であったが、それらを一体にしてもよい。
図24乃至図27を参照すると、第4変形例による特殊レセプタクル100dは、主構造体200dと、シェル800dとを備えている。本変形例による主構造体200dは、コンタクト保持部材(部材)360dとピン保持部材370dとからなる保持部材300dを備えている。
図24及び図25に示されるように、主構造体200dのコンタクト保持部材360dは、第1コンタクト400dを保持する第1部材310dと、第2コンタクト500dを保持する第2部材330dを組み合わせてなるものである。第1コンタクト400dは、第1接点部420dが板状部320dの下面324dに位置するように、コンタクト保持部材360dに対してインサート成型されている。第2コンタクト500dは、第2接点部520dが板状部320dの下面324dに位置するように、コンタクト保持部材360dに対して−Z側(下側)から圧入されている。これらのことから理解されるように、本変形例による特殊レセプタクル100dは、リバースタイプのものである。なお、第1コンタクト400dの被固定部440d及び第2コンタクト500dの被固定部540dは、コンタクト保持部材360dの−X方向端部(後端)から−Z方向(下方)に沿って延びている。
図24及び図26に示されるように、ピン保持部材370dは、+X方向に突出した略板状の固定部352dと、ロケータ部700dとを有している。固定部352dには、2つの溝部354dが形成されている。固定部352dには、2つの検知ピン600dが固定されている。具体的には、支持部640dが溝部354d内で変形可能となるように、被固定部620dを固定部352dに対して−Z側(下側)から圧入することによって、検知ピン600dはピン保持部材370dに保持されている。これにより、接触部660dは上述した実施の形態等と同様に変位可能となっている。
図示されたピン保持部材370dのロケータ部700dには、複数の位置決め孔720dが設けられている。これら位置決め孔720dは、夫々、第1コンタクト400dの被固定部440d及び第2コンタクト500dの被固定部540dを整列保持するためのものである。
図24乃至図27から理解されるように、第1コンタクト400d及び第2コンタクト500dを保持したコンタクト保持部材360d(図25参照)と、検知ピン600dを保持したピン保持部材370d(図26参照)とを組み合わせることにより、主構造体200d(図27参照)を得ることができる。
上述した実施の形態において、検知ピン600,600dは、どのタイプのプラグが挿入されてきたかを検知するものであったが、更に、どのタイプかにかかわらず、プラグが挿入されてきたこと自体を検知するプラグ検知ピンを設けることとしてもよい。
図28乃至図30を参照すると、第5変形例による特殊レセプタクル100eは、リバースタイプのものである。特殊レセプタクル100eにおいて、第1コンタクト400eの第1接点部420e及び第2コンタクト500eの第2接点部520eは、保持部材300eの板状部320eの上面側322eではなく下面324e側に位置している。
本変形例による特殊レセプタクル100eは、プラグのタイプにかかわらずプラグが挿入されてきた場合に(即ち、標準プラグが挿入されてきた場合であっても特殊プラグが挿入されてきた場合であっても)、そのプラグの挿入自体を検知するためのプラグ検知ピン900を備えている。図30に最も良く示されるように、プラグ検知ピン900は、接触部920と、接触部920を弾性支持する支持部940と、保持部材300eに保持固定された被固定部960とを有している。支持部940は、被固定部960の上端から前方(+X方向)に延びている。図28及び図30に示されるように、本変形例によるシェル800eの主部820eの底面側には孔825が形成されている。図30に示されるように、接触部920は、その孔825を通じてシェル800eの主部820内に突出するように且つ主として上下方向(X方向)に変位可能となるように支持部940に弾性支持されている。
本変形例による特殊レセプタクル100eにおいて、プラグ(標準プラグ又は特殊プラグ)のシェルが特殊レセプタクル100e内に挿入されてくると、そのプラグのシェルが特殊レセプタクル100eのシェル800eの接触部バネと接触すると共にプラグ検知ピン900の接触部920に接触し、それにより、シェル800eとプラグ検知ピン900との間にはプラグ側のシェルを介した電気的経路が形成される。従って、本変形例においては、シェル800eとプラグ検知ピン900との間に電気的経路が形成されたか否かをモニタすることにより、プラグが特殊レセプタクル100eに挿入されてきたか否かを検知することができる。
特に、図30から明らかであるように、本変形例による特殊レセプタクル100eにおいて、プラグ検知ピン900の接触部920は、検知ピン600の接触部660よりも前方(+X側:嵌合端側)に位置している。従って、特殊レセプタクル100eに挿入されてきたプラグが特殊プラグであるか標準プラグであるかを検知ピン600により検知する前にプラグの挿入自体を検知することができる。
かかるプラグ検知ピンを設けることとすると、プラグが挿入されるまでは検知ピン600に関係する回路等に対する電源供給を止めておく一方で、プラグが挿入され始まったことを受けて回路等をスタンバイ状態に移行させることができることから消費電力を抑えることができる。
図31乃至図36を参照すると、第6変形例による特殊レセプタクル100fは、上述した第5変形例とは異なる方法によりプラグの挿入検知を可能とするものである。
詳しくは、第6変形例による特殊レセプタクル100fは、主構造体200fと、シェル800fとを備えている。本変形例による主構造体200fは、コンタクト保持部材(部材)360fとピン保持部材370fとからなる保持部材300fを備えている。
図34に最も良く示されるように、主構造体200fのコンタクト保持部材360fは、第1コンタクト400fを保持する第1部材310fと、第2コンタクト500fを保持する第2部材330fを組み合わせてなるものである。第1コンタクト400fは、第1接点部420fが板状部320fの下面324fに位置するように、コンタクト保持部材360fに対してインサート成型されている。第2コンタクト500fは、第2接点部520fが板状部320fの下面324fに位置するように、コンタクト保持部材360fに対して−Z側(下側)から圧入されている。これらのことから理解されるように、本変形例による特殊レセプタクル100fは、リバースタイプのものである。なお、第1コンタクト400fの被固定部440f及び第2コンタクト500fの被固定部540fは、コンタクト保持部材360fの−X方向端部(後端)から−Z方向(下方)に沿って延びている。
図34に最も良く示されるように、ピン保持部材370fは、+X方向に突出した略板状の固定部352fと、ロケータ部700fとを有している。固定部352fのY方向の両端近傍には溝部354fがそれぞれ形成されており、固定部352fのY方向中央には溝部355fが形成されている。かかる固定部352fには、2つの検知ピン600fと、第1プラグ検知ピン(プラグ検知ピン)900fと、第2プラグ検知ピン(プラグ検知ピン)905fとが保持固定されている。
具体的には、支持部640fが溝部354f内で変形可能となるように、被固定部620fを固定部352fに対して−Z側(下側)から圧入することによって、検知ピン600fはピン保持部材370fに保持されている。これにより、接触部660fは上述した実施の形態等と同様に変位可能となっている。
図34を参照すると、支持部940fが溝部355f内で変形可能となるように、被固定部960fを固定部352fに対して−Z側(下側)から圧入することによって、第1プラグ検知ピン900fはピン保持部材370fに保持されている。これにより、被押圧部920f及び接触部980fは、Z方向において実質的に変位可能となっている。
図35に最も良く示されるように、第1プラグ検知ピン900fの支持部940fは、被固定部960fの上端から前方(+X方向)に延びている。本変形例によるシェル800fの主部820fの底面側には孔825が形成されている。被押圧部920fは、その孔825を通じてシェル800fの主部820f内に突出するように且つ主として上下方向(X方向)に変位可能となるように支持部940fに弾性支持されている。
図34を参照すると、第1プラグ検知ピン900fを固定部352fに保持固定した後に、被固定部965fを固定部352fに対して−Z側(下側)から圧入することによって、第2プラグ検知ピン905fは、支持部945f及び接触部925fが溝部355f内に位置するように、ピン保持部材370fに保持されている。
図35に最もよく示されているように、第1プラグ検知ピン900f及び第2プラグ検知ピン905fがピン保持部材370fに保持された状態において、第1プラグ検知ピン900fの接触部980fは、Z方向(上下方向)において、第2プラグ検知ピン905fの接触部925fの上方に位置しており、第2プラグ検知ピン905fの接触部925fと対向している。
図33乃至図35に示されるように、ピン保持部材370fのロケータ部700fには、複数の位置決め孔720fが設けられている。これら位置決め孔720fは、夫々、第1コンタクト400fの被固定部440f及び第2コンタクト500fの被固定部540fを整列保持するためのものである。
図36に示されるように、標準プラグ又は特殊プラグといったようなプラグ40のシェル42が特殊レセプタクル100f内に挿入されてくると、プラグ40のシェル42は、特殊レセプタクル100fの第1プラグ検知ピン900fの被押圧部920fに接触し、被押圧部920fを−Z方向(下方)に押圧する。それにより、接触部980fも−Z方向(下方)に変位し、第2プラグ検知ピン905fの接触部925fと接触し、第1プラグ検知ピン900fと第2プラグ検知ピン905fとが接続されることとなる。従って、本変形例においては、第1プラグ検知ピン900fと第2プラグ検知ピン905fとが接続されたか否かをモニタすることにより、プラグ40が特殊レセプタクル100fに挿入されてきたか否かを検知することができる。本変形例によると、例えば、第1プラグ検知ピン900fと第2プラグ検知ピン905fとに同一のメッキ処理を施すことが可能となり、プラグ挿入検知に関連する接触抵抗を軽減することができ、検出精度を高めることができる。また、本変形例によれば、シェル42の材質やメッキ処理等の表面処理の方法に変更を加えることがない。
上述した実施の形態においては、検知ピン600の座屈防止等の観点から、アーム部350を+X方向に延びる部位として形成して、そのアーム部350に検知ピン600を保持させることとしたが、検知ピン600の保持構造はアーム部350には限られないし、場合によってはアーム部350を削除してもよい。加えて、検知ピン600の特に支持部640の延びる方向はX方向(所定方向)のみには限られずY方向(横方向)やZ方向(垂直方向)又はそれらと斜交する方向に延びていてもよい。第1乃至第6変形例による特殊レセプタクルについても同様である。
また、上述した実施の形態や第1乃至第6変形例においては、検知ピン600,600d,600fの本数は2本であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば検知ピン600,600d,600fの本数は1本のみであってもよいし、3本以上であってもよい。但し、レセプタクルのサイズや検知したい特殊プラグの数などを考慮すると、検知ピン600,600d,600fの本数は2本であることが好ましい。
また、上述した特殊レセプタクルに嵌合可能な相手側プラグである特殊プラグの説明においては、標準的なUSB3.0プラグのシェル(標準シェル)を変形して特殊プラグのシェル(特殊シェル)を構成した形態で説明したが、標準的なUSB2.0プラグのシェル(標準シェル)を変形して特殊プラグのシェル(特殊シェル)を形成しても良い。この場合には、特殊プラグの特殊シェル以外の構成においてはUSB2.0プラグと同じであり、特殊プラグに用いられるコンタクトは、USB2.0規格に従ったUSB2.0用コンタクトのみとなり、特殊レセプタクルに用いられるコンタクトもUSB2.0規格に従った第2コンタクト(USB2.0用コンタクト)のみで良い構成となる。
10 USB3.0プラグ
12 標準シェル
14 保持部材
14t 先端
16 コンタクト
18 コンタクト
20,20a,20b 特殊プラグ
22,22a,22b 特殊シェル
22t 先端
24a,24b 切り欠き
30 USB2.0プラグ
32 先端
40 プラグ
42 プラグ側シェル
50 所定スペース
70 USB3.0レセプタクル
80 スペース
100,100c,100d,100e,100f 特殊レセプタクル
200,200a,200b,200c,200d,200f 主構造体
300,300a,300b,300c,300d,300e,300f 保持部材
310,310b,310c,310d,300f 第1部材(部材)
315 挿入部
320,320a,320b,320c,320d,320e,320f 板状部
322,322d,322e,322f 上面
324,324d,324e,324f 下面
330,330b,330c,330d,330f 第2部材(部材)
335 受容部
340,340a,340b,340c 基部
350,350a,350b,350c アーム部
352,352d,352f 固定部
354,354d,354f 溝部
355f 溝部
356 上面
360b,360c,360d,360f コンタクト保持部材(部材)
370b,370c,370d,370f ピン保持部材(部材)
400,400d,400e,400f 第1コンタクト(コンタクト)
420,420d,420e,420f 第1接点部(接点部)
440,440d,440e,440f 被固定部
500,500d,500e,500f 第2コンタクト(コンタクト)
520,520d,520e,520f 第2接点部(接点部)
540,540d,540e,540f 被固定部
600,600d,600f 検知ピン
620,620d,620f 被固定部
640,640d,640f 支持部
660,660d,660f 接触部
700 ロケータ
700d,700f ロケータ部
720,720d,720f 位置決め孔
800,800d,800e,800f シェル
820,820e,820f 主部
825,825f 孔
840 接触バネ部
860 搭載部
900 プラグ検知ピン
900f 第1プラグ検知ピン(プラグ検知ピン)
905f 第2プラグ検知ピン(プラグ検知ピン)
920,925f 接触部
920f 被押圧部
940,940f,945f 支持部
960,960f,965f 被固定部
980f 接触部

Claims (28)

  1. USB3.0規格に従ったUSB3.0プラグ、USB2.0規格に従ったUSB2.0プラグ、及び、前記USB3.0プラグを変形して構成され且つ特殊シェルを有する特殊プラグの3種のプラグのいずれとも所定方向に沿って嵌合可能な特殊レセプタクルであって、
    前記特殊レセプタクルは、USB3.0規格に従った複数の第1コンタクトと、USB2.0規格に従った複数の第2コンタクトと、前記特殊レセプタクルに対して前記特殊プラグが嵌合されたのか否かを検知するための検知ピンと、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクト並びに前記検知ピンを保持する保持部材と、前記保持部材に取り付けられたシェルとを備えており、
    前記検知ピンは、前記特殊レセプタクルと前記特殊プラグとの嵌合状態において前記特殊シェルと接触する接触部を有し、前記特殊シェルと前記接触部との接触により前記特殊プラグが前記特殊レセプタクルに嵌合したことを検知するものであり、
    前記特殊レセプタクルは、USB3.0規格に従ったUSB3.0レセプタクルに前記USB2.0プラグを嵌合した際に前記USB3.0レセプタクル内にある前記USB2.0プラグが到達しないスペースに対応する所定スペースを、前記特殊レセプタクルの内部に有しており、
    前記接触部は、前記所定スペース内に配置されている
    特殊レセプタクル。
  2. 請求項1記載の特殊レセプタクルであって、
    前記保持部材は、一体形成されており、
    前記第1コンタクト、前記第2コンタクト及び前記検知ピンは前記保持部材に圧入され又はインサート成型されている
    特殊レセプタクル。
  3. 請求項1記載の特殊レセプタクルであって、
    前記保持部材は、2つ以上の部材から構成されている
    特殊レセプタクル。
  4. 請求項3記載の特殊レセプタクルであって、
    前記保持部材は、前記部材として第1部材及び第2部材の2つのみを備えており、
    前記第1コンタクトは、前記第1部材に圧入され又はインサート成型されており、
    前記第2コンタクトは、前記第2部材に圧入され又はインサート成型されている
    特殊レセプタクル。
  5. 請求項4記載の特殊レセプタクルであって、
    前記検知ピンは、前記第2部材に圧入され又はインサート成型されている
    特殊レセプタクル。
  6. 請求項3記載の特殊レセプタクルであって、
    前記保持部材は、前記部材として、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトを保持するコンタクト保持部材と、前記検知ピンを保持するピン保持部材とを備えており、
    前記検知ピンは、前記ピン保持部材に圧入され又はインサート成型されている
    特殊レセプタクル。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の特殊レセプタクルであって、
    前記第1コンタクトは、第1接点部を有しており、
    前記第2コンタクトは、第2接点部を有しており、
    前記保持部材は、前記所定方向において前方に延びる板状部と、前記所定方向と直交する垂直方向において前記板状部から離れた位置に位置すると共に前記所定方向に延びるアーム部とを有しており
    前記板状部は、上面及び下面を有しており、
    前記第1接点部及び前記第2接点部は、前記上面又は前記下面のいずれか一方上に位置しており、
    前記検知ピンは、前記アーム部に保持されている
    特殊レセプタクル。
  8. 請求項7記載の特殊レセプタクルであって、
    前記検知ピンは、前記接触部に加えて、前記アーム部に固定された被固定部と、前記所定方向において前記前方の反対方向である後方に向かって前記被固定部から延びる弾性変形可能な支持部とを有しており、
    前記接触部は、前記支持部に支持されている
    特殊レセプタクル。
  9. 請求項8記載の特殊レセプタクルであって、
    前記シェルは、前記所定方向と直交する垂直面内において前記板状部を囲う主部を有しており、
    前記アーム部は、前記垂直面内において前記主部の外側に位置しており、
    前記被固定部と前記支持部とは、前記垂直面内において前記主部の外側に位置しており、
    前記接触部は、前記垂直面内において前記主部の内側に突出している
    特殊レセプタクル。
  10. 請求項9記載の特殊レセプタクルであって、
    前記アーム部には、前記支持部に対応する溝部が形成されており、
    前記支持部は前記溝部内において弾性変形可能となっている
    特殊レセプタクル。
  11. 請求項7乃至請求項10のいずれかに記載の特殊レセプタクルであって、
    前記第1接点部及び前記第2接点部は、前記板状部の前記上面に配されており、
    前記検知ピンの前記接触部は、前記板状部の下方に位置しており、上方に向けて突出している
    特殊レセプタクル。
  12. USB3.0規格に従ったUSB3.0プラグ、USB2.0規格に従ったUSB2.0プラグ、及び、前記USB3.0プラグ又は前記USB2.0プラグを変形して構成され且つ特殊シェルを有する特殊プラグの3種のプラグのいずれとも所定方向に沿って嵌合可能な特殊レセプタクルであって、
    前記特殊レセプタクルは、複数のコンタクトと、前記特殊レセプタクルに対して前記特殊プラグが嵌合されたのか否かを検知するための検知ピンと、前記コンタクト及び前記検知ピンを保持する保持部材と、前記保持部材に取り付けられたシェルとを備えており、
    前記検知ピンは、前記特殊レセプタクルと前記特殊プラグとの嵌合状態において前記特殊シェルと接触する接触部を有し、前記特殊シェルと前記接触部との接触により前記特殊プラグが前記特殊レセプタクルに嵌合したことを検知するものであり、
    前記特殊レセプタクルは、USB3.0規格に従ったUSB3.0レセプタクルに前記USB2.0プラグを嵌合した際に前記USB3.0レセプタクル内にある前記USB2.0プラグが到達しないスペースに対応する所定スペースを、前記特殊レセプタクルの内部に有しており、
    前記接触部は、前記所定スペース内に配置されている
    特殊レセプタクル。
  13. 請求項12記載の特殊レセプタクルであって、
    前記保持部材は、一体形成されており、
    前記コンタクト及び前記検知ピンは前記保持部材に圧入され又はインサート成型されている
    特殊レセプタクル。
  14. 請求項12記載の特殊レセプタクルであって、
    前記保持部材は、2つ以上の部材から構成されている
    特殊レセプタクル。
  15. 請求項14記載の特殊レセプタクルであって、
    前記保持部材は、前記部材として第1部材及び第2部材の2つのみを備えており、
    前記コンタクトは、前記第1部材に圧入され又はインサート成型されている
    特殊レセプタクル。
  16. 請求項15記載の特殊レセプタクルであって、
    前記検知ピンは、前記第2部材に圧入され又はインサート成型されている
    特殊レセプタクル。
  17. 請求項12乃至請求項16のいずれかに記載の特殊レセプタクルであって、
    前記コンタクトは、接点部を有しており、
    前記保持部材は、前記所定方向において前方に延びる板状部と、前記所定方向と直交する垂直方向において前記板状部から離れた位置に位置すると共に前記所定方向に延びるアーム部とを有しており
    前記板状部は、上面及び下面を有しており、
    前記接点部は、前記上面又は前記下面のいずれか一方上に位置しており、
    前記検知ピンは、前記アーム部に保持されている
    特殊レセプタクル。
  18. 請求項17記載の特殊レセプタクルであって、
    前記検知ピンは、前記接触部に加えて、前記アーム部に固定された被固定部と、前記所定方向において前記前方の反対方向である後方に向かって前記被固定部から延びる弾性変形可能な支持部とを有しており、
    前記接触部は、前記支持部に支持されている
    特殊レセプタクル。
  19. 請求項18記載の特殊レセプタクルであって、
    前記シェルは、前記所定方向と直交する垂直面内において前記板状部を囲う主部を有しており、
    前記アーム部は、前記垂直面内において前記主部の外側に位置しており、
    前記被固定部と前記支持部とは、前記垂直面内において前記主部の外側に位置しており、
    前記接触部は、前記垂直面内において前記主部の内側に突出している
    特殊レセプタクル。
  20. 請求項19記載の特殊レセプタクルであって、
    前記アーム部には、前記支持部に対応する溝部が形成されており、
    前記支持部は前記溝部内において弾性変形可能となっている
    特殊レセプタクル。
  21. 請求項17乃至請求項20のいずれかに記載の特殊レセプタクルであって、
    前記接点部は、前記板状部の前記上面に配されており、
    前記検知ピンの前記接触部は、前記板状部の下方に位置しており、上方に向けて突出している
    特殊レセプタクル。
  22. 請求項1乃至請求項21のいずれかに記載の特殊レセプタクルであって、
    前記検知ピンの本数は2本である
    特殊レセプタクル。
  23. 請求項1乃至請求項22のいずれかに記載の特殊レセプタクルであって、
    前記検知ピンは、Auメッキされている
    特殊レセプタクル。
  24. 請求項1乃至請求項23のいずれかに記載の特殊レセプタクルであって、
    前記検知ピンと前記シェルとは互いに直接接触しないように設けられている
    特殊レセプタクル。
  25. 請求項1乃至請求項24のいずれかに記載の特殊レセプタクルであって、
    前記3種のプラグのいずれかが嵌合したときに、前記プラグが挿入されたことを検知するプラグ検知ピンを更に有している
    特殊レセプタクル。
  26. 請求項1乃至請求項25のいずれかに記載の特殊レセプタクルと嵌合可能な特殊プラグであって、
    前記特殊シェルは、前記特殊レセプタクルに前記特殊プラグを嵌合した際に前記特殊シェルが前記所定スペース内に納まるように、構成されている
    特殊プラグ。
  27. 請求項26記載の特殊プラグであって、
    前記特殊プラグの保持部材の端面は、前記特殊シェルの端面と同一位置または奥側に位置している
    特殊プラグ。
  28. 請求項26又は請求項27記載の特殊プラグであって、
    前記特殊シェルは、Auメッキされている
    特殊プラグ。
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