JP2008146865A - 接続感知機能付きレセプタクル及びその実装構造 - Google Patents

接続感知機能付きレセプタクル及びその実装構造 Download PDF

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Abstract


【課題】プラグの嵌合に係わる主要部に一切の変更を加えることなく、HDMI(登録商標)規格に適用可能な接続感知機能付きレセプタクルを提供する。
【解決手段】プラグ90が挿入される挿入口2が形成されたレセプタクルシェル5と、レセプタクルシェル5の内部に設けられたレセプタクル本体6と、レセプタクルシェル5に形成され回路基板のアース用導体パターンに半田付けされる取付脚9と、レセプタクルシェル5に形成され、挿入口2にプラグ90が挿入された際にプラグシェル91に弾接するスプリング部11と、レセプタクル本体6にレセプタクルシェル5から絶縁されて装着され、回路基板の接続感知検出用導体パターンに半田付けされるリード部45及び挿入口2に挿入されたプラグ90のプラグシェル91に弾接する接触部43を有する接続感知コンタクト40とを備え、挿入口2にプラグ90が挿入された際に、接続感知コンタクト40と取付脚9とが、プラグシェル91及びスプリング部11を介して導通されるもの。
【選択図】図2

Description

本発明は、プラグが接続されたことを感知する接続感知機能付きレセプタクル及びその実装構造に関する。
新鋭のTVセットには、アナログビデオ、デジタルビデオ、各種ゲーム、パソコン、オーディオなどの種々外部電子機器のプラグとの接続のため、幾つもの専用レセプタクルが備えられている。このような場合、如何なる外部電子機器がTVセットに接続されているかを、TVセット自身で認識できることが望ましい。斯様なニーズに応え、プラグがレセプタクルに嵌合し、両者が電気的に接続したことを感知し得るスイッチ付きレセプタクル(接続感知機能付きレセプタクル)が提案されている。
例えば、図9に示すように、ソケットコネクタ(以下ソケット)aとプラグコネクタ(以下プラグ)bとの組み合わせから成るコネクタ装置cにおいて、ソケットaに、互いに対向する対のスイッチ片dとe、fとgを設け、プラグbに、ソケットaとプラグbとが結合したときに前記スイッチ片eとd、gとfを互いに接触させる突起物h、iを設け、第1のスイッチ片dを接続監視回路jに接続し、第2のスイッチ片eをラインkで第3のスイッチ片gに接続し、第4のスイッチ片fを接地(アース)したものが知られている(特許文献1参照)。
このものにおいては、ソケットaとプラグbと接続状態の監視信号を、プラグbの未接続時には、TTL Highレベル、接続時には、Lowレベルとして送出する事ができ、接続監視回路jで受信した信号レベルによって、ソケットaとプラグbとの接続状況を判断できるように成っている。
特開平11−40279号公報
ところで、上述したものは、ソケットaとプラグbの接続状況を判断するために第1乃至第4のスイッチ 片d、e、f、gをソケットa側に、突起物h、iをプラグb側に設けなければならないので、既存のソケットa並びにプラグbを大幅に改造しなければ成立しない。また、これらスイッチ 片d、e、f、gを設けるため、ソケットa及びにプラグbが大型化してしまう。勿論、コストアップも少なくない。更に上記4つのスイッチ 片d、e、f、gを直列に配線しなければならない。
よって、規格によってその形状等が細かく決められたソケット・プラグ、例えばHDMI(登録商標:High Definition Multimedia Interface) 規格のソケット(以下レセプタクル)・プラグに上記発明を適用せんとする場合には、同規格そのもののを先んじて改定する必要がある。換言すれば、このような規格で律されたレセプタクル・プラグにあっては、上述の発明を援用することは適わなかったのである。
本発明はこれらの点に鑑みて成されたものであって、その目的は、プラグがレセプタクルに嵌合して両者が電気的に接続したことを感知し得る機能を備えた接続感知機能付きレセプタクルにおいて、規格によってその形状等が細かく定められたレセプタクルとプラグ、より具体的にはHDMI規格のレセプタクル・プラグに適用し得る、即ちレセプタクルとプラグの嵌合に係わる主要部に一切の変更を加えることなく、しかも実装性なども損なうことのない接続感知機能付きレセプタクル及びその実装構造を提供することにある。
上記目的を達成するために創作された第1の発明は、金属製のプラグシェルを備えたプラグの挿抜を感知できる接続感知機能付きレセプタクルにおいて、上記プラグが挿入される挿入口が形成された金属製のレセプタクルシェルと、該レセプタクルシェルの内部に設けられたレセプタクル本体と、上記レセプタクルシェルに形成され回路基板のアース用導体パターンに半田付けされる金属製の取付脚と、上記レセプタクルシェルに形成され、上記挿入口に上記プラグが挿入された際にそのプラグシェルに弾接する金属製のスプリング部と、上記レセプタクル本体に上記レセプタクルシェルから絶縁されて装着され、上記回路基板の接続感知検出用導体パターンに半田付けされるリード部及び上記挿入口に挿入された上記プラグのプラグシェルに弾接する接触部を有する接続感知コンタクトとを備え、上記挿入口に上記プラグが挿入された際に、上記接続感知コンタクトと上記取付脚とが、上記プラグシェル及び上記レセプタクルシェルのスプリング部を介して導通されることを特徴とするものである。
上記レセプタクル本体が、上記レセプタクルシェルの内部から上記挿入口の方向に延出して形成された端子台を有し、上記接続感知コンタクトの接触部が、上記端子台と対向して配置されると共に上記レセプタクルシェルの内面よりも上記端子台の側に突出して形成されることが好ましい。
上記レセプタクルシェルが、金属板を筒状にすると共に、その金属板の一端部に形成された凸部と上記金属板の他端部に形成された凹部とを係合させて形成され、そのレセプタクルシェルに、上記金属板の一端部と他端部との突き当てライン上に、上記凸部及び凹部よりもプラグの挿入方向奥側に位置させて、上記突き当てラインに対して左右対称に鉤裂き状に切り取って形成された欠損部を設け、上記接続感知コンタクトの上記接触部が、上記欠損部の内方に、その欠損部の内縁から離間して配置されることが好ましい。
また、第2の発明に係る接続感知機能付きレセプタクルの実装構造は、上記取付脚及び上記接続感知コンタクトが半田付けされる上記回路基板に、上記挿入口に上記プラグが挿入されて上記接続感知コンタクトと上記取付脚とが導通されたとき、上記接続感知コンタクトに上記導通前から印加されている電圧の高から低への変化を検出する検出ラインを有する電気回路を設けたものである。
本発明によれば、プラグがレセプタクルに嵌合して両者が電気的に接続したことを感知し得る機能を備えた接続感知機能付きレセプタクルにおいて、規格によってその形状等が細かく定められたレセプタクルとプラグ、より具体的にはHDMI規格のレセプタクル・プラグに適用し得る、即ちレセプタクルとプラグの嵌合に係わる主要部に一切の変更を加える必要がなく、しかも実装性を損なうことのない接続感知機能付きレセプタクル及びその実装構造を実現できる。
以下、本発明を前記HDMI規格のレセプタクルに適用した例につき、添付図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態に係る接続感知機能付きレセプタクル1は、プラグが挿入される挿入口2が形成された金属製(板金製)のレセプタクルシェル5と、レセプタクルシェル5の内部に設けられたレセプタクル本体6とから主に構成され、例えばTVセット内に配設される。
レセプタクルシェル5は、金属板を筒状とした筒状部5Xを有し、その筒状部5Xの一端に挿入口2が開口され他端がレセプタクル本体6で塞がれ、内部にプラグ受け入れ空間80が形成されている。プラグ受け入れ空間80には、図7に示すように、水平方向から進入して来たプラグ90(金属製のプラグシェル91を備えたプラグ90:ケーブルを介して前記外部電子機器に連なる)が、挿入口2を通って収納される。
また、図1、図3に示すように、レセプタクルシェル5には、このシェル5にレセプタクル本体6を固定するための係止爪12が一体的に形成されていると共に、TVセットのシャシ等にレセプタクル1を固定するための取付孔14が形成されたフランジ15が一体的に形成されている。
図1、図2に示すように、レセプタクル本体6は、レセプタクルシェル5の内部に装着された基部71及び基部71から挿入口2の方向に延出された平板状の端子台8から成るモールディング部7と、モールディング部7の端子台8の上下両面に整列配置された複数の端子3とを備えている。
端子3は、端子台8上に位置付けされる接触部31と、接触部31に連なると共にモールディング部7の基部71を貫通するアーム部32と、アーム部32から直角に屈曲したレッグ部33と、レッグ部33の先端にあって図示しない回路基板に設けた導体パターンに半田付けされるリード部34とから構成される(図3、図4参照)。
本実施例に係るHDMI規格のレセプタクル1にあっては、端子3は、公知のように、端子台8の上面に10本、同下面に9本の計19本が配設されており、その内、6本がGND端子、13本が信号端子となっている。GND端子は回路基板のGND用導体パターンに半田付けされ、信号端子は同回路基板の信号用導体パターンに半田付けされる。
レセプタクル本体6には、図2、図4に示すように、各端子3を支持するため、樹脂製の上部ブロック61と下部ブロック62とが取り付けられている。各端子3は、そのレッグ部33が下部ブロック62に形成された支持孔63に挿入されて支持され、アーム部32が上部ブロック61の下面に支持される。
一方、レセプタクルシェル5には、図1、図3に示すように、回路基板のアース用導体パターン(GNDパターン)に半田付けされる金属製の取付脚9が、一体的に形成されている。取付脚9は、回路基板に穿設された取付穴を貫通して同基板の裏面に配設されたアース用導体パターンに半田付けされ、同基板に固定される。
図1、図2、図7に示すように、レセプタクルシェル5には、挿入口2にプラグ90が挿入された際にそのプラグ90に備えられた金属製のプラグシェル91と弾接する金属製のスプリング部11が、一体的に形成されている。スプリング部11は、レセプタクルシェル5に片持梁状に形成されたアーム部11aと、アーム部11aの先端に形成されレセプタクルシェル5の内面から端子台8の方向に突出された接触部11bとから成り、端子台8の上面と下面とに対向するようにしてレセプタクルシェル5の上面部5Aと底面部5Bとに配置されている。
スプリング部11は、挿入口2を通過してプラグ受け入れ空間80に収納されたプラグ90をそのバネ力で挟持する役割を果たすと共に、プラグ90がプラグ受け入れ空間80に収納された際に、プラグシェル91〜スプリング部11〜レセプタクルシェル5〜取付脚9〜回路基板のGNDパターンの回路を成立させ、プラグシェル91をアース(GND)する機能を有する。
また、レセプタクル本体6には、図2、図7に示すように、一端(リード部45)が回路基板の接続感知検出用導体パターンに半田付けされ、他端(接触部43)が挿入口2に挿入されたプラグ90のプラグシェル91に弾接する接続感知コンタクト40が、レセプタクルシェル5と接触することなくそのシェル5から離間・絶縁されて装着されている。
接続感知コンタクト40は、モールディング部7の基部71に形成された嵌入孔72に嵌入されて係止される幅広部46と、幅広部46から挿入口2の方向に延出されたアーム部42と、アーム部42の先端に設けられた接触部43と、幅広部46から略直角に屈曲されたレッグ部44と、レッグ部44の先端に形成されたリード部45とから構成されている。
リード部45は、回路基板に穿設された取付穴を貫通して同基板の裏面に配設された接続感知検出用導体パターン(信号用でもGND用でもなく、検出用)に半田付けされるものであり、上述した接続感知コンタクト40の一端に相当する。接触部43は、挿入口2にプラグ90が挿入された際にそのプラグ90のプラグシェル91に弾接するものであり、上述した接続感知コンタクト40の他端に相当する。
接触部43は、端子台8の下面と対向するように配置されており、図7に示すように、挿入口2から挿入されてプラグ受け入れ空間80に収納されたプラグ90に備えられた端子92がこのレセプタクル1の端子3と電気的に接続したときに、プラグ90のプラグシェル91と確実に弾接するようになっている。
接続感知コンタクト40の接触部43及びアーム部42は、図2、図3、図5に示すように、レセプタクルシェル5に形成された欠損部51の内方に、その欠損部51の内縁から離間して配置されており、シェル5から絶縁された状態となっている。
欠損部51は、レセプタクルシェル5の筒状部5Xに形成されている。詳しくは、レセプタクルシェル5は、金属板を筒状にした筒状部5Xを有し、その筒状部5Xは、金属板の一端部に形成された凸部55と、金属板の他端部に形成された凹部56とを係合させて形成されている。これら凸部55と凹部56とは、金属板の一端部と他端部とを連接する連接部54を構成する。そして、欠損部51は、金属板の一端部と他端部との突き当てライン52上に、連接部54よりもプラグ90の挿入方向奥側に位置させて、突き当てライン52に対して左右対称に筒状部5Xの後端まで鉤裂き状に切り取って形成されている。
具体的には、接続感知コンタクト40の接触部43は、自由状態(プラグ90のプラグシェル91と接触しておらず撓んでいない状態)において前記スプリング部11の接触部11bと同様に、レセプタクルシェル5の内面から端子台8の方向に突出している。そして、挿入口2を通過してプラグ受け入れ空間80に進入してきたプラグ90のプラグシェル91が、図7に示すように接触部43に接して、接続感知コンタクト40が撓む際(或いはこの変位のプロセス中)、接触部43及びアーム部42がレセプタクルシェル5と接触することなく欠損部51内で自由に変位できるように、接触部43及びアーム部42の周縁と欠損部51の内縁との間隔が所定間隔に設定されている。
言い換えれば、接触感知コンタクト40は、モールディング部7の基部71に圧入・保持され、欠損部51に臨んでおり、端子3と同様にレセプタクルシェル5から絶縁されている。そして、この絶縁は、接触感知コンタクト40の接触部43及びアーム部42が欠損部51の内縁から所定間隔離間されているので、接触部43及びアーム部42がプラグシェル91に押圧されて変位する間も保たれる。
また、この接触感知コンタクト40のレッグ部44(さらにはリード部45)は、端子3のレッグ部33(さらにはリード部34)と、略平行に配設され、共に同じ回路基板に実装される。従って、実装のためのレッグ部44やリード部45の無駄な這い回しが一切不要である。また、図3に示すように、接触感知コンタクト40のリード部45は、端子3のリード部34の一群から切り離されて配置されているので、端子3のリード部34の一群に対応して回路基板側に形成される導体パターンは一切変更する必要はない。
また、このようなレセプタクル1が固着される回路基板には、プラグ90がコンタクト40に弾接したとき、このコンタクト40に印加されている5Vの電圧が0Vに変化することを検出する電気回路Cが設けられている。この電気回路Cは、図6に示す如く、例えばTVセット内に配設されており、図中、40は上記コンタクト、9は、説明の便宜上図示した前記取付脚であり、回路基板のアース用導電パターンPに半田付けされる。
Sは、概略的に表すスイッチで、プラグ90がレセプタクル1に接続されたとき、前述の如くプラグシェル91〜スプリング部11〜レセプタクルシェル5〜取付脚9からこのパターンPに接地される回路が成立するのと同様に、コンタクト40〜プラグシェル91〜スプリング部11〜レセプタクルシェル5〜取付脚9を介して同パターンPに接地される回路が成立することを概念的に示すものである。勿論、プラグ90をレセプタクル1から離脱させた場合はこの回路が切れている。
Lは、回路基板にコンタクト40を半田付けすべく設けられた接続感知検出用導体パターンに接続されたライン、Eは、回路Cに印加された電源(5V)、Rは、スイッチS(コンタクト40に相当)に電源Eの電圧を印加するための抵抗、Yは、スイッチSに印加される電圧を検出するための検出ラインである。
本実施形態の作用を述べる。
上記接続感知機能付きレセプタクル1によれば、金属製のプラグシェル91を備えたプラグ90が接続されたことを、以下に述べるようにして確実に感知できる。
すなわち、図7に示すように、プラグ90がレセプタクル1内に進入してそのプラグシェル91がレセプタクルシェル5のスプリング部11及び接続感知コンタクト40に触れると、接続感知コンタクト40〜プラグシェル91〜スプリング部11〜レセプタクルシェル5〜取付脚9〜回路基板のGNDパターンPの回路が成立し、接続感知コンタクト40がアースした状態となる。即ち、図6のスイッチSがオフからオンに切り替わったことになる。
すると、スイッチSがオフのとき(プラグ90がレセプタクル1に接続されていないとき)には検出ラインYにHighの信号:5V相当の電圧が供されていたところ、スイッチSがオンになり(プラグ90がレセプタクル1に接続されると)、検出ラインYの信号がLow:0V相当の電圧に切り替わるので、この電圧の変化を図示しないセンサで検出することで、プラグ90とレセプタクル1の嵌合を感知することができる。
ここで、本実施形態に係る接続感知コンタクト1は、図2に示すように、プラグ受け入れ空間80を区画するレセプタクルシェル5の金属板の凹部56及び凸部55(連接部54)よりもプラグ90の挿入方向奥側に配置され且つ端子台8の下面に対向されているので、図7に示すように、プラグ90がプラグ受け入れ空間80の奥の方まで挿入されてプラグ90の端子92が端子台8の端子3と導通したときには確実に接続感知コンタクト40の接触部43がプラグシェル91と接触することになり、プラグ90とレセプタクル1の電気的接続を確実に感知することができる。
斯様なプラグ90とレセプタクル1の嵌合を感知すためにレセプタクル1に施した変更点は、レセプタクルシェル5の底面部5Bに欠損部51を設けた点と、接触感知コンタクト40をモールディング部7に組み込んだ点のみで、このレセプタクル1の要部、即ちHDMI規格で配列・寸法等が拘束されている主要部(端子3の個所)への変更は皆無であり、従ってプラグ90側の変更を全く要しないものとなっている。
より詳細に説明するに、欠損部51は、単に、レセプタクルシェル5の底面部5Bの突き当てライン52に対して左右対称にその一部を、鉤裂き状に僅かに切り取った如きものだから、端子3の配列やプラグ受け入れ空間80やプラグ挿入口2の形状等に何らの変化も及ぼさず、プラグ90の嵌合には一切影響を与えない。
よって、規格によって端子3の配列やプラグ受け入れ空間80やプラグ挿入口2の形状・寸法等が細かく定められたレセプタクル1及びプラグ90、より具体的にはHDMI規格のレセプタクル1及びプラグ90に、本発明を適用することが可能となる。
また、欠損部51は、前記連接部54との干渉を避けて奥まった位置、即ちプラグ挿入口2の反対側に配設されているから、レセプタクルシェル5の強度・剛性、及びレセプタクルシェル5の防電磁波性能が損なわれることがない。
そして欠損部51をレセプタクルシェル5の底面部5Bの後端まで切り落として形成したので、その後端側からプラグ挿入口2の方向に上記接続感知コンタクト40を位置付けするに当り、邪魔な障害物がなく、ショート等の心配が不要となる。
さらに、図2、図3に示すように、モールディング部7の基部71の下端には、レセプタクルシェル5の底面部5Bの下側に潜り込むように延出された底板部74が設けられているので、レセプタクル1を回路基板に実装すると、レセプタクルシェル5は、上記底板部74の厚さ分、同回路基板から離間することになり、接触感知コンタクト40の変位のために特別なクリアランス(接触感知コンタクト40と回路基板とのクリアランス)を設ける必要もない。
加えて、端子3のアーム部32を直角に屈曲させたレッグ部33(さらにはリード部34)と略平行に接続感知コンタクト40のアーム部42を屈曲させてレッグ部44(さらにはリード部45)を配置し、同じ回路基板に実装するようにしたから、これらレッグ部44やリード部45の複雑な這い回しを要せず、各々最短距離で回路基板のパターンに到達でき、また両レッグ部33、44間は十分離れているので、回路基板への半田付けに際してブリッジが生成されるようなこともなく、従ってその実装作業性も損なわれることがない。
また、プラグ90とレセプタクル1の嵌合感知は、電気的にはHighの信号を接続感知コンタクト40に印加するだけで達成しているため、電気回路としては、従来の回路基板に接続感知コンタクト40のリード部45が半田付けされる導体パターンを追加し、図6の電気回路Cを追加するだけで済む。
なお、回路基板への実装の方式として、ディッピング方式の例をもって説明したが、勿論、表面実装方式であっても良い。
また、図8に示すように、接続感知機能付きレセプタクル1を回路基板に対して垂直に実装するように改変しても良い。この垂直タイプの接続感知機能付きレセプタクル1は、図1〜図3(前実施形態)と図8とを比べれば明らかなように、取付脚9、端子3及び接続感知コンタクト40の形状が前実施形態と異なるのみであり、その他の構成は前実施形態と同様の構成となっているので、詳しい説明を省略する。
なお、この図8に示す垂直タイプの接続感知機能付きレセプタクル1は、図2に示す端子3のレッグ部33がアーム部32に対して90度に屈曲されることなくストレートに後方に延出された端子3(図8参照)を有し、図2に示す接続感知コンタクト40のレッグ部44が基部46に対して一旦90度屈曲された後に逆方向に90度屈曲されて後方にストレートに延出された接続感知コンタクト40(図8参照)を有する。この接続感知コンタクト40のレッグ部44は、下部ブロック62に設けられた絶縁箱64に形成された孔65に挿通されている。
また、上述した各実施形態では、接続感知コンタクト40はモールディング部7の嵌入孔72に圧入する例を示して説明したが、これに限られず、接続感知コンタクト40を別のインシュレーション部品にインサート成形した後、そのインシュレーション部品を上記嵌入孔72と同様の孔に嵌入してもよい。
本発明の一実施形態を示す接続感知機能付きレセプタクルの斜視図である。 図1に示す接続感知機能付きレセプタクルの斜視縦断面図である。 図1に示す接続感知機能付きレセプタクルを底面側から見た斜視図である。 図1に示す接続感知機能付きレセプタクルの分解図である。 図1に示す接続感知機能付きレセプタクルのレセプタクルシェルのみを背面側から見た斜視図である。 図1に示す接続感知機能付きレセプタクルにプラグが嵌合したか否かを検知するための電気回路である。 図1に示す接続感知機能付きレセプタクルにプラグが挿入された様子を示す斜視縦断面図である。 変形実施形態を示す垂直タイプの接続感知機能付きレセプタクルの斜視図である。 従来例を示すソケット(レセプタクル)及びプラグの説明図である。
符号の説明
1 接続感知機能付きレセプタクル
2 挿入口
5 レセプタクルシェル
6 レセプタクル本体
8 端子台
9 取付脚
11 スプリング部
40 接続感知コンタクト
43 接触部
45 リード部
51 欠損部
52 突き当てライン
55 凸部
56 凹部
90 プラグ
91 プラグシェル91
A1 検出信号
Y 検出ライン
C 電気回路

Claims (4)

  1. 金属製のプラグシェルを備えたプラグの挿抜を感知できる接続感知機能付きレセプタクルにおいて、
    上記プラグが挿入される挿入口が形成された金属製のレセプタクルシェルと、該レセプタクルシェルの内部に設けられたレセプタクル本体と、上記レセプタクルシェルに形成され回路基板のアース用導体パターンに半田付けされる金属製の取付脚と、上記レセプタクルシェルに形成され、上記挿入口に上記プラグが挿入された際にそのプラグシェルに弾接する金属製のスプリング部と、上記レセプタクル本体に上記レセプタクルシェルから絶縁されて装着され、上記回路基板の接続感知検出用導体パターンに半田付けされるリード部及び上記挿入口に挿入された上記プラグのプラグシェルに弾接する接触部を有する接続感知コンタクトとを備え、
    上記挿入口に上記プラグが挿入された際に、上記接続感知コンタクトと上記取付脚とが、上記プラグシェル及び上記レセプタクルシェルのスプリング部を介して導通されることを特徴とする接続感知機能付きレセプタクル。
  2. 上記レセプタクル本体が、上記レセプタクルシェルの内部から上記挿入口の方向に延出して形成された端子台を有し、
    上記接続感知コンタクトの接触部が、上記端子台と対向して配置されると共に上記レセプタクルシェルの内面よりも上記端子台の側に突出して形成された請求項1に記載の接続感知機能付きレセプタクル。
  3. 上記レセプタクルシェルが、金属板を筒状にすると共に、その金属板の一端部に形成された凸部と上記金属板の他端部に形成された凹部とを係合させて形成され、
    そのレセプタクルシェルに、上記金属板の一端部と他端部との突き当てライン上に、上記凸部及び凹部よりもプラグの挿入方向奥側に位置させて、上記突き当てラインに対して左右対称に鉤裂き状に切り取って形成された欠損部を設け、
    上記接続感知コンタクトの上記接触部が、上記欠損部の内方に、その欠損部の内縁から離間して配置された請求項1又は2に記載の接続感知機能付きレセプタクル。
  4. 上記取付脚及び上記接続感知コンタクトが半田付けされる上記回路基板に、上記挿入口に上記プラグが挿入されて上記接続感知コンタクトと上記取付脚とが導通されたとき、上記接続感知コンタクトに上記導通前から印加されている電圧の高から低への変化を検出する検出ラインを有する電気回路を設けた請求項1〜3いずれかに記載された接続感知機能付きレセプタクルの実装構造。
JP2006329579A 2006-12-06 2006-12-06 接続感知機能付きレセプタクル及びその実装構造 Expired - Fee Related JP4431675B2 (ja)

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