JP5866129B2 - 一対の嵌合確認電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は電気コネクタの技術分野に属し、嵌合したことを確認できるようにした一対の電気コネクタに関する。
特許文献1は、コネクタの小型化、低背化を妨げずにコネクタと回路基板との接続力の補強とコネクタの嵌合力の補強とを同時に図れるコネクタ構造を開示している。このコネクタ構造の場合、プラグ補強金具4は、固定部40でプラグハウジング1の端壁21、22に固定され、接続部43で回路基板P1に半田によって固定される。一方、リセプタクル補強金具8は、リセプタクルハウジング6の側壁63、64の端部に固定され、接続部82で、回路基板P2に半田によって固定されている。そして、プラグ補強金具4の係合部42と、リセプタクル補強金具8の係合部81とが嵌り合って、プラグ補強金具4は、リセプタクル補強金具8に係合している。すなわち、プラグ補強金具4及びリセプタクル補強金具8は、それぞれ回路基板P1、P2との接続力を補強すると共に、これらが協働してプラグコネクタ1と、リセプタクルコネクタ5との嵌合力をも同時に補強するものである。
特許文献2は、印刷配線板の各プリントコンタクトとそれぞれ接触接続する複数のピンコンタクトと、上記各プリントコンタクトが正常の接触位置まで挿入されているか否かを検出する挿入位置検出部とを有するコネクタを開示している。
特開2009−259675号公報 実開平2−71979号公報
上記特許文献1に開示された電気コネクタのように一方を他方に挿入して両者を嵌合し他方から抜去する一対の電気コネクタを嵌合する場合、例えば人為的なミスなどによって一方の電気コネクタの他方の電気コネクタへの挿入が不完全で両コネクタが半嵌合の状態になったにもかかわらず嵌合が完了したものと思い込んで作業を終えてしまうことが起こり得る。その場合、両コネクタで接触することになる接触子同士の導通テストを行えば半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを判別することができ、半嵌合状態であると判別されたときには再度、一対の電気コネクタ等を嵌合工程へ戻して再嵌合することができるが、このように戻して再嵌合を行うには手間がかかりコストが嵩む。また、半嵌合状態であっても両コネクタの接触子同士が一応接触しておれば導通テストを行っても導通するので半嵌合状態であると判別することが難しい。
上記特許文献2に開示されたコネクタによれば、印刷配線板がコネクタにおける正常な挿入位置まで挿入されたか否かを検出することができる。しかし、挿入される印刷配線板が取り得るあらゆる姿勢に対して正常挿入位置に挿入されたことを確実に検出するには、更なる改良が求められる。
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、一方を他方に挿入して両者を嵌合し他方から抜去する一対の電気コネクタにおいて、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを確実に判別して、嵌合工程へ戻して再嵌合を行う必要を可及的に減らすことができ、ワイピング効果の広範囲での実施、およびコネクタの薄型化に寄与することができる一対の嵌合確認電気コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の一対の嵌合確認電気コネクタは、第1コネクタと、この第1コネクタに挿入して上記第1コネクタと嵌合し上記第1コネクタから抜去する第2コネクタとを備え、
上記第1コネクタは、第1ハウジングと、上記第1ハウジングに設けられた第1接触子とを有し、
上記第2コネクタは、第2ハウジングと、上記第1接触子に対応して上記第2ハウジングに設けられた第2接触子とを有し、
上記第1接触子及び上記第2接触子には、上記第2コネクタの上記第1コネクタへの挿入時に挿入深さが第1挿入深さ以上になったときに接触する接触部がそれぞれ設けられており、
上記第1ハウジングには第1検出導体が、そして上記第2ハウジングには上記第1検出導体に対応して第2検出導体がそれぞれ設けられ、
上記第1検出導体及び上記第2検出導体には、上記第2コネクタの上記第1コネクタへの挿入時に上記挿入深さが上記第1挿入深さと同じかそれよりも大きい第2挿入深さ以上になったときに接触する接触部がそれぞれ設けられており、
上記第1検出導体が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ少なくとも二箇所に互いに離して設けられており、
上記第1検出導体の上記接触部が上記第1コネクタの反嵌合側に向かって凸となるようにU字形に湾曲して形成され、その一端が内側へ曲がり上記第1コネクタの上記反嵌合側に向かって斜めに延びており、
上記第2検出導体の上記接触部が上記第1検出導体の上記接触部に対応して上記嵌合側に向かって斜めに形成されている一対の嵌合確認電気コネクタである。
上記第2コネクタを上記第1コネクタに挿入していき上記挿入深さが上記第1挿入深さ以上になると、上記第1接触子の上記接触部と上記第2接触子の上記接触部とが接触する。そして、上記挿入深さが上記第2挿入深さ以上になると、上記第1検出導体の上記接触部と上記第2検出導体の上記接触部とが接触する。
その場合、上記第2挿入深さを上記第1挿入深さと同一に設定したときには、上記第1接触子とこれに対応する上記第2接触子の上記接触部同士が接触すると同時に上記第1検出導体とこれに対応する上記第2検出導体の上記接触部同士が接触する。この設定は、上記第1接触子とこれに対応する上記第2接触子の上記接触部同士が接触したときから上記接触部同士で機械的及び電気的に安定した接触が得られる場合に好適である。また、上記第2挿入深さを上記第1挿入深さよりも大きく設定したときには、上記第1接触子とこれに対応する上記第2接触子の上記接触部同士が接触し更に挿入深さが深くなってから上記第1検出導体とこれに対応する上記第2検出導体の上記接触部同士が接触する。この設定は、上記第1接触子とこれに対応する上記第2接触子の上記接触部同士が接触し更に挿入深さが深くなってから上記接触部同士で機械的及び電気的に安定した接触が得られる場合に好適である。
そして、上記第1コネクタ及び上記第2コネクタに、上記第1検出導体とこれに対応する上記第2検出導体とが導通しているか否かを判別する電気回路を接続し、全ての上記第1検出導体とこれに対応する上記第2検出導体とがそれぞれ導通したことが確認されたときに嵌合が完了したと判別され、少なくとも一つの上記第1検出導体とこれに対応する上記第2検出導体とがそれぞれ導通しないことが確認されたときに半嵌合状態であると判別される。
上記第1検出導体及び上記第2検出導体を一対だけ設けた比較例の場合、例えば上記第1コネクタに対して上記第2コネクタが本来の挿入抜去方向と角度をなす斜め方向に沿って挿入されたときなどには、この上記第1検出導体と上記第2検出導体との導通を確認できたとしても、例えば上記第1検出導体又は上記第2検出導体から離れた部位にある上記第1接触子とこれに対応する上記第2接触子などで機械的及び電気的に安定した接触が得られておらず又は接触していないことも有りうるので、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを正確に判別することが難しい。これに対して本発明の第1の一対の嵌合確認電気コネクタでは、上記第1検出導体が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ少なくとも二箇所に互いに離して設けられているので、例えば上記第1コネクタに対して上記第2コネクタが上記斜め方向に沿って挿入されたときなどには、一部の上記第1検出導体と上記第2検出導体との導通が確認されないことから、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを、より正確に判別することができる。さらに、上記第1検出導体が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ少なくとも三箇所に互いに離して設けられておれば、上記挿入抜去方向からみて、上記三箇所のうち二箇所を結ぶ方向と他の二箇所を結ぶ方向とが交差するので、あらゆる方向に傾けて上記斜め挿入が行われても、半嵌合状態であることを正確に判別することができる。
また、上記第2コネクタを上記第1コネクタに挿入したときに、上記第1検出導体の上記接触部と上記第2検出導体の上記接触部が上記挿入抜去方向に対して斜めの方向に摺るように接触していくので、上記挿入深さの変動に対する上記第1検出導体の上記接触部と上記第2検出導体の上記接触部との接触長さの変動が増幅され、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを、より一層正確に判別することができる。しかも、上記両接触部の接触長さが長くなることから、これら両接触部の表面の酸化皮膜を払拭するワイピング作用が広範囲で施される。また、上記第1検出導体の上記接触部を出来るだけ長くとれるので、上記接触部のバネ性が向上し、上記第2コネクタの挿入力が小さくても充分な弾性力が得られ、より確実な検出が可能となる。さらに、上記挿入深さの変動に対する上記両接触部の接触長さの変動の増幅は、上記第1コネクタ及び上記第2コネクタの上記挿入抜去方向に沿った寸法のコンパクト化つまり薄型化に寄与する。
本発明の第2の一対の嵌合確認電気コネクタは、上記第1の一対の嵌合確認電気コネクタにおいて、さらに、
上記第1接触子が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2接触子が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ上記挿入抜去方向と直交する面上で一方向に並んでおり、
上記第1検出導体が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ上記第1接触子の列、又は上記第2接触子の列の両端の外側にそれぞれ設けられている。
このようにすれば、上記二つの上記第1検出導体、又は上記第2検出導体が、上記第1コネクタ、又は上記第2コネクタにおいて、上記第1接触子の列、又は上記第2接触子の列を間に挟んで離れて配置されるので、例えば上記第1コネクタに対して上記第2コネクタが上記斜め方向に沿って挿入されたときなどには、一部の上記第1検出導体と上記第2検出導体との導通が確認されないことから、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを、より一層正確に判別することができる。
本発明の第の一対の嵌合確認電気コネクタは、上記第1又は第2の一対の嵌合確認電気コネクタにおいて、さらに、上記第1接触子及び上記第2接触子のうち一方の上記接触部に上記挿入抜去方向と交差する方向に凹んだ凹部が設けられ、
他方の上記接触部にそれと同じ方向に突き出た凸部が設けられ、
上記第2コネクタの上記第1コネクタへの挿入時に上記挿入深さが上記第2挿入深さ以上になったときに上記凸部が上記凹部に嵌るようにそれぞれ設けられている。
このようにすれば、上記凸部が上記凹部に嵌ったときに嵌合力を高めることができるが、半嵌合状態であるか上記凸部が上記凹部に嵌って嵌合が完了したかを正確に判別することができる。
本発明の第の一対の嵌合確認電気コネクタは、上記第1ないし第のうちいずれか一つの一対の嵌合確認電気コネクタにおいて、さらに、
上記第1ハウジング及び上記第2ハウジングが、上記挿入抜去方向からみて矩形状に形成され、
上記挿入抜去方向からみて、上記第1検出導体が上記第1ハウジングの四隅に、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングの四隅に、それぞれ設けられている。
このようにすれば、上記第1検出導体が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ四箇所に互いに離して設けられているので、上記挿入抜去方向からみて、上記四箇所のうち二箇所を結ぶ方向と他の二箇所を結ぶ方向とが交差するので、あらゆる方向に傾けて上記斜め挿入が行われても、半嵌合状態であることを正確に判別することができる。また、上記挿入抜去方向からみて、上記第1検出導体が上記第1ハウジングの四隅に、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングの四隅に、それぞれ設けられているので、上記挿入又は上記抜去に伴って上記第1コネクタ及び上記第2コネクタに作用する力のバランスがとれる。
本発明の第1の一対の嵌合確認電気コネクタは、一方を他方に挿入して両者を嵌合し他方から抜去する一対の電気コネクタにおいて、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを確実に判別して、嵌合工程へ戻して再嵌合を行う必要を可及的に減らすことができる。
また、上記挿入深さの変動に対する上記第1検出導体の上記接触部と上記第2検出導体の上記接触部との接触長さの変動が増幅され、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを、より一層正確に判別することができ、またワイピング効果も広範囲で施され、さらに、上記接触部のバネ性が向上し、上記第2コネクタの挿入力が小さくても充分な弾性力が得られ、より確実な検出が可能となる。さらに、上記第1コネクタ及び上記第2コネクタの薄型化に寄与する。
本発明の第2の一対の嵌合確認電気コネクタは、上記第1の一対の嵌合確認電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、例えば上記第1コネクタに対して上記第2コネクタが上記斜め方向に沿って挿入されたときなどには、一部の上記第1検出導体と上記第2検出導体との導通が確認されないことから、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを、より一層正確に判別することができる。
本発明の第の一対の嵌合確認電気コネクタは、上記第1又は第2の一対の嵌合確認電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記凸部が上記凹部に嵌ったときに嵌合力を高めることができると共に、半嵌合状態であるか上記凸部が上記凹部に嵌って嵌合が完了したかを正確に判別することができる。
本発明の第の一対の嵌合確認電気コネクタは、上記第1ないし第のうちいずれか一つの一対の嵌合確認電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを、より一層正確に判別することができる。
図1は、本発明の一対の嵌合確認電気コネクタの第1の実施形態における第1コネクタを示す斜視図である。 図2は、上記第1の実施形態における上記第1コネクタを示す一部を分解して示した斜視図である。 図3は、上記第1の実施形態における上記第1コネクタを示す平面図である。 図4は、上記第1の実施形態における第2コネクタを示す斜視図である。 図5は、上記第1の実施形態における上記第2コネクタを示す一部を分解して示した斜視図である。 図6は、上記第1の実施形態における上記第2コネクタを示す平面図である。 図7は、上記第1の実施形態における上記第1コネクタ、及び上記第2コネクタを示す縦断面図である。両コネクタは離間している。符号が正しくみえる方向にみて、左側が第1接触子及び第2接触子をみせた断面であり、右側が第1検出導体及び第2検出導体をみせた断面である。 図8は、図7の状態から上記第2コネクタを上記第1コネクタに近づけてゆき、挿入抜去方向に直交する方向からみて上記第2コネクタが上記第1コネクタに重なり始めた段階、つまり挿入深さが零になったときの図7と同様の図である。 図9は、図8の状態から上記第2コネクタを上記第1コネクタに更に挿入してゆき、上記第2接触子が上記第1接触子に接触した段階、つまり挿入深さが第1挿入深さに至ったときの図7と同様の図である。 図10は、図9の状態から上記第2コネクタを上記第1コネクタに更に挿入してゆき、上記第2接触子の凹部に上記第1接触子の凸部が嵌った段階、つまり挿入深さが第2挿入深さに至ったときの図7と同様の図である。 図11は、図10の状態から上記第2コネクタを上記第1コネクタに更に挿入してゆき、上記第2コネクタが上記第1コネクタに嵌合しきった段階、つまり挿入深さが第2挿入深さを越えたときの図7と同様の図である。 図12は、本発明の一対の嵌合確認電気コネクタの第1の参考例における第1コネクタ、及び第2コネクタを示す縦断面図である。両コネクタは離間している。符号が正しくみえる方向にみて、左側が第1接触子及び第2接触子をみせた断面であり、右側が第1検出導体及び第2検出導体をみせた断面である。 図13は、図12の状態から上記第2コネクタを上記第1コネクタに挿入してゆき、上記第2接触子が上記第1接触子に接触した段階、つまり挿入深さが第1挿入深さに至ったときの図12と同様の図である。 図14は、図13の状態から上記第2コネクタを上記第1コネクタに更に挿入してゆき、上記第2接触子の凹部に上記第1接触子の凸部が嵌った段階、つまり挿入深さが第2挿入深さに至ったときの図12と同様の図である。 図15は、図14の状態から上記第2コネクタを上記第1コネクタに更に挿入してゆき、上記第2コネクタが上記第1コネクタに嵌合しきった段階、つまり挿入深さが第2挿入深さを越えたときの図12と同様の図である。 図16は、本発明の一対の嵌合確認電気コネクタの第2の参考例における第1コネクタ、及び第2コネクタを示す縦断面図である。両コネクタは離間している。符号が正しくみえる方向にみて、左側が第1接触子及び第2接触子をみせた断面であり、右側が第1検出導体及び第2検出導体をみせた断面である。 図17は、図16の状態から上記第2コネクタを上記第1コネクタに挿入してゆき、上記第2接触子が上記第1接触子に接触した段階、つまり挿入深さが第1挿入深さに至ったときの図16と同様の図である。 図18は、図17の状態から上記第2コネクタを上記第1コネクタに更に挿入してゆき、上記第2接触子の凹部に上記第1接触子の凸部が嵌った段階、つまり挿入深さが第2挿入深さに至ったときの図16と同様の図である。 図19は、図18の状態から上記第2コネクタを上記第1コネクタに更に挿入してゆき、上記第2コネクタが上記第1コネクタに嵌合しきった段階、つまり挿入深さが第2挿入深さを越えたときの図16と同様の図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図11は、本発明の一対の嵌合確認電気コネクタの第1の実施形態を示す。この一対の嵌合確認電気コネクタは、第1コネクタ100と第2コネクタ200である。上記第2コネクタ200を上記第1コネクタ100に挿入して上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200とを嵌合し、さらに逆の操作によって上記第2コネクタ200を上記第1コネクタ100から抜去するようにしている。以下、部材又は部分に対して単に嵌合側若しくは嵌合方向又は反嵌合側若しくは反嵌合方向というときは、その部材又は部分が第1コネクタ100に設けられているときは当該第1コネクタ100の嵌合側若しくは嵌合方向又は反嵌合側若しくは反嵌合方向のことであり、その部材又は部分が上記第2コネクタ200に設けられているときは当該第2コネクタ200の嵌合側若しくは嵌合方向又は反嵌合側若しくは反嵌合方向のことである。上記嵌合側とは相手のコネクタに嵌合する側であり、上記嵌合方向とは上記嵌合側同士を対向させたときに上記相手のコネクタへ向かう方向である。上記反嵌合側とは上記嵌合側と反対側であって上記嵌合側同士を対向させたときに上記相手のコネクタから離れた側であり、上記反嵌合方向とは上記嵌合方向と反対方向であって上記嵌合側同士を対向させたときに上記相手のコネクタから離れる方向である。図3でいえば、上記第1コネクタ100の上記嵌合側は図の紙面の手前側を指し、上記嵌合方向は図の紙面の手前に向かう方向を指し、上記反嵌合側は図の紙面の裏側を指し、上記反嵌合方向は図の紙面の裏に向かう方向を指す。図6でいえば、上記第2コネクタ200の上記嵌合側は図の紙面の手前側を指し、上記嵌合方向は図の紙面の手前に向かう方向を指し、上記反嵌合側は図の紙面の裏側を指し、上記反嵌合方向は図の紙面の裏に向かう方向を指す。挿入抜去方向は、上記嵌合方向及び上記反嵌合方向と平行の関係にある。さらに、上記挿入抜去方向と直交する方向を縦方向とし、上記挿入抜去方向、及び上記縦方向の両方向と直交する方向を横方向とする。図3及び図6でいえば、符号が正しく読める向きにみて紙面の左右方向が上記縦方向であり、紙面の上下方向が上記横方向である。
図7ないし図11に示すように、上記第1コネクタ100は、プリント配線板よりなる実装先部材310に実装される。その場合、上記第1コネクタ100の上記挿入抜去方向の面が上記実装先部材310に面するように配置される。また、上記第2コネクタ200は、プリント配線板よりなる実装先部材320に実装される。その場合、上記第2コネクタ200の上記挿入抜去方向の面が上記実装先部材320に面するように配置される。上記各実装先部材には、上記プリント配線板以外に例えば電気製品の筐体又はその他の部材が含まれている。
図1ないし図3に示すように、上記第1コネクタ100は、第1ハウジング110と、上記第1ハウジング110に設けられた第1接触子120を備えている。
上記第1ハウジング110は、樹脂又はその他の絶縁性を有する材料で形成されている。この実施形態の場合、上記第1ハウジング110は、上記挿入抜去方向からみて上記縦方向に延びる縦辺と上記横方向に延びる横辺とを備え、上記縦辺を長手とし上記横辺を短手とする矩形状に形成されている。上記第1ハウジング110は、本体111と、この本体111に設けられた接触子装着部112とを備えている。上記本体111に上記接触子装着部112が上記縦方向に並んでおり、しかも上記本体111の上記横方向の中間を上記縦方向に走る仮想線に対して上記横方向に対称になるように上記横方向に間隔をあけて二列に並んで配列されている。上記各接触子装着部112は上記本体111から上記嵌合側へ突出して形成されている。しかし、これによって本発明の上記第1ハウジングの形状が限定解釈されることはなく、例えば上記接触子装着部が上記縦方向に一列だけ並んでいる実施形態などのように他の形状に形成されていてもよい。
上記第1接触子120は、金属又はその他の導電性を有する材料で形成されている。この実施形態の場合、複数の上記第1接触子120が上記挿入抜去方向からみてそれぞれが平行になるように配置されると共に上記挿入抜去方向と直交する面上で一方向に並んでいる。上記各第1接触子120は上記各接触子装着部112にそれぞれ対応して配置され、上記本体111に装着されている。したがって、上記本体111に上記第1接触子120が上記縦方向に並んでおり、しかも上記本体111の上記横方向の中間を上記縦方向に走る仮想線に対して上記横方向に対称になるように且つ後述する接続部122が上記横方向の外側に出るように上記横方向に間隔をあけて二列に並んで配列されている。しかし、これによって本発明の上記第1接触子の配列が限定解釈されることはなく、例えば上記第1接触子が上記縦方向に一列だけ並んでいる配列、又はその他の配列であっても本発明の対象となる。上記第1接触子120は、棒状に形成されており、その一端側に接触部121が設けられていると共に、他端側に接続部122が設けられている。上記第1接触子120は上記接触部121から上記接続部122にかけて上記嵌合側へ向かって凸となるU字形に湾曲して形成されており、この部分が上記接触子装着部112を跨いでいる。そして、上記接続部122が上記接触子装着部112と周囲の壁との間に圧入されており、これによって上記第1接触子120が上記接触子装着部112に装着されている。上記接触部121は上記反嵌合側へ向かって凸となるU字形に湾曲して形成されており、上記横方向に弾性変形できるようになっている。上記接触部121に後述する凸部121aを形成してそれを接点として機能させているが、このような凸部を設けずに上記接触部を平坦に形成してもよい。上記接続部122は上記第1ハウジング110の上記横方向外側で上記反嵌合側まで延びており、上記接続部122が上記実装先部材310の導電部(図示省略)に接触すると共にこの導電部に半田付けされるようになっている。しかし、これによって本発明の上記第1接触子の形状、及び上記第1接触子の上記第1ハウジングへの装着構造が限定解釈されることはなく、例えば上記第1接触子は真っ直ぐの形状、又はその他の形状に形成されていてもよいし、例えば上記第1接触子が上記第1ハウジングに対して一部が一体成形により埋設される装着構造、又はその他の装着構造であってもよい。
図4ないし図6に示すように、上記第2コネクタ200は、第2ハウジング210と、上記第1接触子120に対応して上記第2ハウジング210に設けられた第2接触子220とを備えている。
上記第2ハウジング210は、樹脂又はその他の絶縁性を有する材料で形成されている。この実施形態の場合、上記第2ハウジング210は、上記挿入抜去方向からみて上記縦方向に延びる縦辺と上記横方向に延びる横辺とを備え、上記縦辺を長手とし上記横辺を短手とする矩形状に形成されている。上記第2ハウジング210は、本体211と、この本体211に設けられた接触子装着部212とを備えている。上記本体211に上記接触子装着部212が上記縦方向に並んでおり、しかも上記本体211の上記横方向の中間を上記縦方向に走る仮想線に対して上記横方向に対称になるように上記横方向に間隔をあけて二列に並んで配列されている。上記各接触子装着部212は上記本体211から上記嵌合側へ突出して形成されている。しかし、これによって本発明の上記第2ハウジングの形状が限定解釈されることはなく、例えば上記接触子装着部が上記縦方向に一列だけ並んでいる実施形態などのように他の形状に形成されていてもよい。
上記第2接触子220は、金属又はその他の導電性を有する材料で形成されている。この実施形態の場合、複数の上記第2接触子220が上記挿入抜去方向からみてそれぞれが平行になるように配置されると共に上記挿入抜去方向と直交する面上で一方向に並んでいる。上記各第2接触子220は上記各接触子装着部212にそれぞれ対応して配置され、上記本体211に装着されている。したがって、上記本体211に上記第2接触子220が上記縦方向に並んでおり、しかも上記本体211の上記横方向の中間を上記縦方向に走る仮想線に対して上記横方向に対称になるように且つ後述する接続部222が上記横方向の外側に出るように上記横方向に間隔をあけて二列に並んで配列されている。しかし、これによって本発明の上記第2接触子の配列が限定解釈されることはなく、例えば上記第2接触子が上記縦方向に一列だけ並んでいる配列、又はその他の配列であっても本発明の対象となる。上記第2接触子220は、棒状に形成されており、その一端側に接触部221が設けられていると共に、他端側に接続部222が設けられている。上記接触部221は上記嵌合側へ向かって凸となるU字形に湾曲して形成されており、この部分が上記接触子装着部212を跨いでここを挟持しており、これによって上記第2接触子220が上記接触子装着部212に装着されている。上記接続部222は上記第2ハウジング210の上記横方向外側で上記反嵌合側まで延びており、上記接続部222が上記実装先部材320の導電部(図示省略)に接触すると共にこの導電部に半田付けされるようになっている。上記第1接触子120の上記接触部121、及び上記第2接触子220の上記接触部221は、上記挿入抜去方向に沿って延びており、上記第1接触子120の上記接触部121は上記横方向に弾性変形できるようになっている。したがって、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記第1接触子120の上記接触部121と上記第2接触子220の上記接触部221とが接触した状態で上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100に対する挿入深さが変動するようになっている。この実施形態では上記第1接触子120の上記接触部121を上記横方向に弾性変形できるようにしたが、上記第2接触子220の上記接触部221を上記横方向に弾性変形できるようにしてもよいし、両者を上記横方向に弾性変形できるようにしてもよい。しかし、これによって本発明の上記第2接触子の形状、及び上記第2接触子の上記第2ハウジングへの装着構造が限定解釈されることはなく、例えば上記第2接触子は真っ直ぐの形状、又はその他の形状に形成されていてもよいし、例えば上記第2接触子が上記第2ハウジングに対して一部が一体成形により埋設される装着構造、又はその他の装着構造であってもよい。
上記第1接触子120の上記接触部121と、上記第2接触子220の上記接触部221とは、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に挿入深さが第1挿入深さD1以上になったときに接触するように構成されている。上記挿入深さとは、上記第2コネクタ200を上記第1コネクタ100に挿入したときの、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100に入っている部分の上記挿入抜去方向に沿った長さである。この実施形態の場合、上記挿入抜去方向に直交する方向、例えば上記縦方向又は上記横方向からみて、上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200とに重なる部分が出来たときが挿入の始まりであり、このときに上記挿入深さは零を越える(図8を参照)。そして、上記挿入が進むにつれて上記挿入深さは増していく(図9ないし図11を参照)。
上記第1ハウジング110は、さらに、第1検出導体130を備えている。上記第1検出導体130は、金属又はその他の導電性を有する材料で形成されている。この実施形態の場合、上記第1検出導体130は上記第1ハウジング110において上記第1接触子120の各列の上記縦方向の両端に対して上記縦方向の外側にそれぞれ一つずつ設けられている。上記第1ハウジング110における上記接触子装着部112の各列の上記縦方向の両端に対して上記縦方向の外側に、検出導体装着部113がそれぞれ一つずつ設けられている。上記検出導体装着部113は上記本体111から上記嵌合側へ突出して形成されている。そして、上記第1検出導体130は上記検出導体装着部113に装着されている。よって、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110において、上記第1接触子120の列の上記縦方向の両端に対して上記縦方向の外側にそれぞれ設けられている。また、上記第1接触子120の列が二列あるので、上記挿入抜去方向からみて、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110の四隅にそれぞれ設けられている。しかし、これによって本発明の上記第1検出導体の配列が限定解釈されることはなく、上記第1検出導体が上記第1ハウジングにおいて二箇所以上に互いに離して設けられておればよい。上記第1検出導体130は、棒状に形成されており、その一端側に接触部131が設けられていると共に、他端側に接続部132が設けられている。上記第1検出導体130は上記接触部131から上記接続部132にかけて上記嵌合側へ向かって凸となるU字形に湾曲して形成されており、この部分が上記検出導体装着部113を跨いでここを挟持しており、これによって上記第1検出導体130が上記検出導体装着部113に装着されている。上記接触部131は上記反嵌合側へ向かって凸となるU字形に湾曲して形成されており、上記縦方向に垂直な面内で弾性変形できるようになっている。上記接続部132は上記第1ハウジング110の上記横方向外側で上記反嵌合側まで延びており、上記接続部132が上記実装先部材310の導電部(図示省略)に接触すると共にこの導電部に半田付けされるようになっている。しかし、これによって本発明の上記第1検出導体の形状、及び上記第1検出導体の上記第1ハウジングへの装着構造が限定解釈されることはなく、例えば上記第1検出導体は真っ直ぐの形状、又はその他の形状に形成されていてもよいし、例えば上記第1検出導体が上記第1ハウジングに対して一部が一体成形により埋設される装着構造、又はその他の装着構造であってもよい。
上記第2ハウジング210は、さらに、第2検出導体230を備えている。上記第2検出導体230は、金属又はその他の導電性を有する材料で形成されている。この実施形態の場合、上記第2検出導体230は上記第2ハウジング210において上記第2接触子220の各列の上記縦方向の両端に対して上記縦方向の外側にそれぞれ一つずつ設けられている。上記第2ハウジング210における上記接触子装着部212の各列の上記縦方向の両端に対して上記縦方向の外側に、検出導体装着部213がそれぞれ一つずつ設けられている。上記検出導体装着部213は上記本体211から上記嵌合側へ突出して形成されている。そして、上記第2検出導体230は上記検出導体装着部213に装着されている。よって、上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210において、上記第2接触子220の列の上記縦方向の両端に対して上記縦方向の外側にそれぞれ設けられている。また、上記第2接触子220の列が二列あるので、上記挿入抜去方向からみて、上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210の四隅にそれぞれ設けられている。しかし、これによって本発明の上記第2検出導体の配列が限定解釈されることはなく、上記第2検出導体が上記第2ハウジングにおいて二箇所以上に互いに離して設けられておればよい。上記第2検出導体230は、棒状に形成されており、その一端側に接触部231が設けられていると共に、他端側に接続部232が設けられている。上記接触部231は上記嵌合側へ向かって凸となるU字形に湾曲して形成されており、この部分が上記検出導体装着部213を跨いでここを挟持しており、これによって上記第2検出導体230が上記検出導体装着部213に装着されている。上記接続部232は上記第2ハウジング210の上記横方向外側で上記反嵌合側まで延びており、上記接続部232が上記実装先部材320の導電部(図示省略)に接触すると共にこの導電部に半田付けされるようになっている。上記第1検出導体130の上記接触部131は上記縦方向に垂直な面内で弾性変形できるようになっており、この弾性を利用して上記第2検出導体230の上記接触部231に対して上記挿入抜去方向に沿った或る程度の長さでもって弾性的に接触し続けることができるように構成されている。したがって、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231とが接触した状態で上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100に対する挿入深さが変動するようになっている。この実施形態では上記第1検出導体130の上記接触部131を上記縦方向に垂直な面内で弾性変形できるようにしたが、上記第2検出導体230の上記接触部231を上記縦方向に垂直な面内で弾性変形できるようにしてもよいし、両者を上記縦方向に垂直な面内で弾性変形できるようにしてもよい。しかし、これによって本発明の上記第2検出導体の形状、及び上記第2検出導体の上記第2ハウジングへの装着構造が限定解釈されることはなく、例えば上記第2検出導体は真っ直ぐの形状、又はその他の形状に形成されていてもよいし、例えば上記第2検出導体は上記第2ハウジングに対して一部が一体成形により埋設される装着構造、又はその他の装着構造が適用されていてもよい。
上記第1コネクタ100及び上記第2コネクタ200には、上記第1検出導体130とこれに対応する上記第2検出導体230とが導通しているか否かを判別する電気回路(図示省略)を接続し、全ての上記第1検出導体130とこれに対応する上記第2検出導体230とがそれぞれ導通したことが確認されたときに嵌合が完了したと判別され、少なくとも一つの上記第1検出導体130とこれに対応する上記第2検出導体230とがそれぞれ導通しないことが確認されたときに半嵌合状態であると判別される。この実施形態のように上記第1検出導体130、及び上記第2検出導体230が複数対設けられているときは、例えば一つ目の上記第1検出導体130、これに対応する一つ目の上記第2検出導体230、二つ目の上記第1検出導体130、これに対応する二つ目の上記第2検出導体230・・・の順番で直列接続されるように配線して上記電気回路に接続することにより、上記判別を行うことができる。また、上記第1検出導体130、及び上記第2検出導体230が複数対設けられているときは、そのうち二対の上記第1検出導体130、及び上記第2検出導体230で上記第1検出導体同士130、又は上記第2検出導体同士230を短絡し又は一体に設けることでこれら二対の上記第1検出導体130、及び上記第2検出導体230を直列接続してもよい。
上記第1検出導体130の上記接触部131は、上記第1コネクタ100の反嵌合側に向かって凸となるようにU字形に湾曲して形成されている。そして、上記接触部131の一端が内側へ曲がり上記第1コネクタ100の上記横方向に向かうに連れて上記反嵌合側に向かうように斜めに延びている。また、上記第2検出導体230の上記接触部231は、上記第1検出導体130の上記接触部131に対応して上記嵌合側に向かって斜めに形成されている。しかし、これによって本発明の上記第1検出導体、及び上記第2検出導体の形状が限定解釈されることはなく、上記第1検出導体、及び上記第2検出導体は、例えば真っ直ぐ、又はその他の形状に形成されていてもよい。
上記第2接触子220の上記接触部221には上記挿入抜去方向と交差する方向に凹んだ凹部221aが設けられ、上記第1接触子120の上記接触部121にはそれと同じ方向に突き出た凸部121aが設けられ、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記凸部121aが上記凹部221aに嵌るように構成されている。上記凹部221aは、上記第2接触子220の上記U字形に湾曲した上記接触部221における上記横方向両側で上記挿入抜去方向に延びる二つの部分のうちの一方に設けられており、上記凹部221aは上記横方向に向かって凹んでいる。上記凹部221aの上記嵌合方向の端部には上記横方向の外側へ向かうにつれて上記嵌合方向に向かうように傾斜した面取りが形成されているが、このような面取りを設けなくてもよい。上記凸部121aは、上記凹部221aに対応して、上記第1接触子120の上記U字形に湾曲した上記接触部121における上記横方向両側で上記挿入抜去方向に延びる二つの部分のうちの一方に設けられており、上記凸部121aは上記横方向の内側に向かって突き出ている。上記凸部121aは上記第1接触子120の上記接触部121の上記挿入抜去方向に延びる二つの部分を上記横方向に沿って互いに近づくようにL字形に湾曲させることで形成されているが、例えば叩きだし加工、又はその他の加工によって上記凸部を形成してもよい。上記凹部221aの上記挿入抜去方向に沿った寸法は上記凸部121aの上記挿入抜去方向に沿った寸法よりも大きい。したがって、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記凸部121aが上記凹部221aに嵌った状態で上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100に対する挿入深さが変動するようになっている。しかし、上記凹部の上記挿入抜去方向に沿った寸法を上記凸部の上記挿入抜去方向に沿った寸法に一致させて上記変動がを生じないようにしてもよい。上記凹部は上記第1接触子又は上記第2接触子のうちの一方の上記接触部に上記挿入抜去方向と交差する方向に凹んで設けられ、上記凸部は他方の上記接触部における上記第2コネクタの上記第1コネクタとの嵌合時に上記凹部と対向することになる部位にそれと同じ方向に突き出て設けられておればよい。しかし、これによって本発明の上記第1接触子、及び上記第2接触子の形状が限定解釈されることはなく、本発明は、上記第1接触子に上記凹部を設けると共に上記第2接触子に上記凸部を設けた実施形態、上記第1接触子及び上記第2接触子のいずれにも上記凹部及び凸部を設けない実施形態を含んでいる。
上記第1検出導体130の上記接触部131、及び上記第2検出導体230の上記接触部231は、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記挿入深さが第2挿入深さD2以上になったときに接触するように構成されている。上記第2挿入深さD2は上記第1挿入深さD1よりも大きい。これに代えて、上記第2挿入深さを上記第1挿入深さと同じに設定してもよい。また、上記凹部221a、及び上記凸部121aは、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記挿入深さが上記第2挿入深さD2以上になったときに上記凸部121aが上記凹部221aに嵌るようにそれぞれ構成されている。しかし、これによって本発明の上記第2挿入深さの設定が限定解釈されることはない。上記第2コネクタ200を上記第1コネクタ100に挿入して上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200とを嵌合する場合、上記第1接触子120の上記接触部121と上記第2接触子220の上記接触部221とが接触している長さを嵌合長といい、上記第1接触子120の上記接触部121と上記第2接触子220の上記接触部221とが機械的、及び電気的に安定的に接触している長さを有効嵌合長といい、上記凸部121aが上記凹部221aに嵌合している長さを完全嵌合長といっている。上記有効嵌合長は上記嵌合長の範囲に含まれ、上記完全嵌合長は上記有効嵌合長の範囲に含まれる。上記嵌合長及び上記有効嵌合長は、上述したように上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記第1接触子120の上記接触部121と上記第2接触子220の上記接触部221とが接触した状態で上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100に対する挿入深さが変動することから生じる。そのなかで上記完全嵌合長は、上述したように上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記凸部121aが上記凹部221aに嵌った状態で上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100に対する挿入深さが変動することから生じる。上記嵌合長、上記有効嵌合長、及び上記完全嵌合長は、通常、上記挿入抜去方向に沿った長さをいうが、上記第1接触子120の上記接触部121と上記第2接触子220の上記接触部221とが上記挿入抜去方向と角度をなす方向に沿って接触するときにはその接触する方向に沿った長さをいうこともあり、このときには実質的な嵌合長、実質的な有効嵌合長、及び実質的な完全嵌合長ということができる。この実施形態の場合、上記第1接触子120の上記接触部121と上記第2接触子220の上記接触部221とが上記嵌合長の範囲に入ったときの上記挿入深さを上記第1挿入深さD1に設定し、そして上記第1接触子120の上記接触部121と上記第2接触子220の上記接触部221とが上記完全嵌合長の範囲にあるときの上記挿入深さを上記第2挿入深さD2に設定している。これに対し、上記第1接触子及び上記第2接触子に凹部も凸部も設けないときには、上記嵌合長、及び上記有効嵌合長が存在しても上記完全嵌合長が存在しない。そのようなときには、例えば、上記第1接触子の上記接触部と上記第2接触子の上記接触部とが上記嵌合長の範囲に入ったときの上記挿入深さを上記第1挿入深さに設定し、そして上記第1接触子の上記接触部と上記第2接触子の上記接触部とが上記有効嵌合長の範囲にあるときの上記挿入深さを上記第2挿入深さに設定すればよい。その場合、例えば上記第1接触子の上記接触部と上記第2接触子の上記接触部とが接触している間は、これらの接触部が機械的、及び電気的に安定的に接触するとみなせるときには上記嵌合長と上記有効嵌合長が一致するといえるので、上記第1挿入深さと上記第2挿入深さとを同じに設定すればよい。また、上述したように上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231とが接触した状態で上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100に対する挿入深さが変動するようになっている。この両検出導体接触の変動幅は、上述したように上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記凸部121aが上記凹部221aに嵌った状態で上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100に対する挿入深さが変動するときの変動幅に相当している。さらに、上記第2コネクタ200を上記第1コネクタ100に挿入して上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200とを嵌合する場合、上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231とが接触している長さを嵌合長といい、上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231とが機械的、及び電気的に安定的に接触している長さを有効嵌合長といっている。上記有効嵌合長は上記嵌合長の範囲に含まれている。上記嵌合長及び上記有効嵌合長は、上述したように上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231とが接触した状態で上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100に対する挿入深さが変動することから生じる。上記嵌合長、及び上記有効嵌合長は、通常、上記挿入抜去方向に沿った長さをいうが、上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231とが上記挿入抜去方向と角度をなす方向に沿って接触するときにはその接触する方向に沿った長さをいうこともあり、このときには実質的な嵌合長、及び実質的な有効嵌合長ということができる。そして、この実施形態の場合、上記第1検出導体130の上記接触部131が上記第1コネクタ100の反嵌合側に向かって凸となるようにU字形に湾曲して形成され、その一端が内側へ曲がり上記第1コネクタ100の上記反嵌合側に向かって斜めに延びており、上記第2検出導体230の上記接触部231が上記第1検出導体130の上記接触部131に対応して上記嵌合側に向かって斜めに形成されている。そのため、上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231とが上記挿入抜去方向に沿って接触していくのではなく上記挿入抜去方向と角度をなす方向に沿って接触していく。したがって、この場合には上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231との接触形態が、上記嵌合長、及び上記有効嵌合長よりも長い上記実質的な嵌合長、及び上記実質的な有効嵌合長により特定されることになる。
上述したように、上記挿入抜去方向からみて、上記第1検出導体130は上記第1ハウジング110の四隅にそれぞれ設けられ、これに対応して上記挿入抜去方向からみて、上記第2検出導体230は上記第2ハウジング210の四隅にそれぞれ設けられている。しかし、これによって本発明の上記第1検出導体、及び上記第2検出導体の配列が限定解釈されることはない。例えば、上記挿入抜去方向からみて、上記第1検出導体が上記第1ハウジングの対角線方向に沿って斜めに対向してそれぞれ設けられ、これに対応して上記挿入抜去方向からみて、上記第2検出導体が上記第2ハウジングの対角線方向に沿って斜めに対向してそれぞれ設けられていてもよい。また、上記挿入抜去方向からみて、上記第1検出導体が上記第1ハウジングの四隅のうちの二箇所又は三箇所にそれぞれ設けられ、これに対応して上記挿入抜去方向からみて、上記第2検出導体が上記第2ハウジングの四隅のうち二箇所又は三箇所にそれぞれ設けられていてもよい。さらに、例えば上記第1検出導体が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ上記第1接触子の列、又は上記第2接触子の列の上記縦方向の中間位置、又は上記横方向にそれぞれ設けられている配置、又はその他の配置であってもよい。要するに、上記第1検出導体が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ少なくとも二箇所に互いに離して設けられておればよい。
上記第1ハウジング110は、さらに、補強タブ140を備えている。この実施形態の場合、上記第1ハウジング110における上記縦方向の両端に上記補強タブ140がそれぞれ配置され、上記第1ハウジング110に一体的に設けられている。上記補強タブ140は、金属又はその他の導電性を有する材料で形成されていて、一部が上記第1ハウジング110から上記反嵌合側に出ていて、上記実装先部材310の導電部(図示省略)に接触すると共にこの導電部に半田付けされるようになっている。上記補強タブは上記第1ハウジングに対して圧入による装着されていてもよい。また本発明は、上記補強タブを備えていない第1コネクタの実施形態を含んでいる。また、上記第2ハウジング210は、さらに、補強タブ240を備えている。この実施形態の場合、上記第2ハウジング210における上記縦方向の両端に上記補強タブ240がそれぞれ配置され、上記第2ハウジング210に一体的に設けられている。上記補強タブ240は、金属又はその他の導電性を有する材料で形成されていて、一部が上記第2ハウジング210から上記反嵌合側に出ていて、上記実装先部材320の導電部(図示省略)に接触すると共にこの導電部に半田付けされるようになっている。上記補強タブは上記第2ハウジングに対して圧入による装着されていてもよい。また本発明は、上記補強タブを備えていない第2コネクタの実施形態を含んでいる。
したがって、上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタの場合、図7ないし図11に順に示すように、上記第2コネクタ200を上記第1コネクタ100に挿入していき上記挿入深さが上記第1挿入深さD1以上になると、上記第1接触子120の上記接触部121と上記第2接触子220の上記接触部221とが接触する。そして、上記挿入深さが上記第2挿入深さD2以上になると、上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231とが接触する。
その場合、上記第2挿入深さD2を上記第1挿入深さD1と同一に設定したときには、上記第1接触子120とこれに対応する上記第2接触子220の上記接触部同士121、221が接触すると同時に上記第1検出導体130とこれに対応する上記第2検出導体230の上記接触部同士131、231が接触する。この設定は、上記第1接触子120とこれに対応する上記第2接触子220の上記接触部同士121、221が接触したときから上記接触部同士121、221で機械的及び電気的に安定した接触が得られる場合に好適である。また、上記第2挿入深さD2を上記第1挿入深さD1よりも大きく設定したときには、上記第1接触子120とこれに対応する上記第2接触子220の上記接触部同士121、221が接触し更に挿入深さが深くなってから上記第1検出導体130とこれに対応する上記第2検出導体230の上記接触部同士131、231が接触する。この設定は、上記第1接触子120とこれに対応する上記第2接触子220の上記接触部同士121、221が接触し更に挿入深さが深くなってから上記接触部同士121、221で機械的及び電気的に安定した接触が得られる場合に好適である。
そして、上記第1コネクタ100及び上記第2コネクタ200に、上記第1検出導体130とこれに対応する上記第2検出導体230とが導通しているか否かを判別する電気回路を接続し、全ての上記第1検出導体130とこれに対応する上記第2検出導体230とがそれぞれ導通したことが確認されたときに嵌合が完了したと判別され、少なくとも一つの上記第1検出導体130とこれに対応する上記第2検出導体230とがそれぞれ導通しないことが確認されたときに半嵌合状態であると判別される。
上記第1検出導体及び上記第2検出導体を一対だけ設けた比較例の場合、例えば上記第1コネクタに対して上記第2コネクタが本来の挿入抜去方向と角度をなす斜め方向に沿って挿入されたときなどには、この上記第1検出導体と上記第2検出導体との導通を確認できたとしても、例えば上記第1検出導体又は上記第2検出導体から離れた部位にある上記第1接触子とこれに対応する上記第2接触子などで機械的及び電気的に安定した接触が得られておらず又は接触していないことも有りうるので、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを正確に判別することが難しい。これに対して上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタでは、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110において、また上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210において、それぞれ少なくとも二箇所に互いに離して設けられているので、例えば上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200が上記斜め方向に沿って挿入されたときなどには、一部の上記第1検出導体130と上記第2検出導体230との導通が確認されないことから、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを、より正確に判別することができる。さらに、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110において、また上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210において、それぞれ少なくとも三箇所に互いに離して設けられておれば、上記挿入抜去方向からみて、上記三箇所のうち二箇所を結ぶ方向と他の二箇所を結ぶ方向とが交差するので、あらゆる方向に傾けて上記斜め挿入が行われても、半嵌合状態であることを正確に判別することができる。
本発明の一対の嵌合確認電気コネクタでは、上記第1検出導体が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ少なくとも二箇所に互いに離して設けられておればよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタは、上記第1接触子120が上記第1ハウジング110において、また上記第2接触子220が上記第2ハウジング210において、それぞれ上記挿入抜去方向と直交する面上で一方向に並んでおり、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110において、また上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210において、それぞれ上記第1接触子120の列、又は上記第2接触子220の列の両端の外側にそれぞれ設けられている。このようにすれば、上記二つの上記第1検出導体130、又は上記第2検出導体230が、上記第1コネクタ100、又は上記第2コネクタ200において、上記第1接触子120の列、又は上記第2接触子220の列を間に挟んで離れて配置されるので、例えば上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200が上記斜め方向に沿って挿入されたときなどには、一部の上記第1検出導体130と上記第2検出導体230との導通が確認されないことから、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを、より一層正確に判別することができる。
上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタは、上記第1検出導体130の上記接触部131が上記第1コネクタ100の反嵌合側に向かって凸となるようにU字形に湾曲して形成され、その一端が内側へ曲がり上記第1コネクタ100の上記反嵌合側に向かって斜めに延びており、上記第2検出導体230の上記接触部231が上記第1検出導体130の上記接触部131に対応して上記嵌合側に向かって斜めに形成されている。そのため、上述したように、上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231との接触形態が、上記嵌合長、及び上記有効嵌合長よりも長い上記実質的な嵌合長、及び上記実質的な有効嵌合長により特定されることになる。すなわち、上記第2コネクタ200を上記第1コネクタに挿入したときに、上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231が上記挿入抜去方向に対して斜めの方向に摺るように接触していくので、上記挿入深さの変動に対する上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231との接触長さの変動が増幅され、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを、より一層正確に判別することができる。しかも、上記両接触部の接触長さが長くなることから、これら両接触部の表面の酸化皮膜を払拭するワイピング作用が広範囲で施される。また、上記第1検出導体130の上記接触部131を出来るだけ長くとれるので、上記接触部131のバネ性が向上し、上記第2コネクタ200の挿入力が小さくても充分な弾性力が得られ、より確実な検出が可能となる。さらに、上記挿入深さの変動に対する上記両接触部の接触長さの変動の増幅は、上記第1コネクタ100及び上記第2コネクタ200の上記挿入抜去方向に沿った寸法のコンパクト化つまり薄型化に寄与する。
本発明の一対の嵌合確認電気コネクタは、上記凹部及び上記凸部を設けない実施形態を含んでいる。そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタは、上記第1接触子120及び上記第2接触子220のうち一方の上記接触部221に上記挿入抜去方向と交差する方向に凹んだ上記凹部221aが設けられ、他方の上記接触部121にそれと同じ方向に突き出た上記凸部121aが設けられ、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記挿入深さが上記第2挿入深さD2以上になったときに上記凸部121aが上記凹部221aに嵌るようにそれぞれ設けられている。このようにすれば、上記凸部121aが上記凹部221aに嵌ったときに嵌合力を高めることができるが、半嵌合状態であるか上記凸部121aが上記凹部221aに嵌って嵌合が完了したかを正確に判別することができる。
本発明の一対の嵌合確認電気コネクタは、上記第1ハウジング及び第2ハウジングの形状を限定するものではなく、しかも上記第1検出導体が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ少なくとも二箇所に互いに離して設けられておればよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタは、上記第1ハウジング110及び上記第2ハウジング210が、上記挿入抜去方向からみて矩形状に形成され、上記挿入抜去方向からみて、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110の四隅に、また上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210の四隅に、それぞれ設けられている。このようにすれば、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110において、また上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210において、それぞれ四箇所に互いに離して設けられているので、上記挿入抜去方向からみて、上記四箇所のうち二箇所を結ぶ方向と他の二箇所を結ぶ方向とが交差するので、あらゆる方向に傾けて上記斜め挿入が行われても、半嵌合状態であることを正確に判別することができる。また、上記挿入抜去方向からみて、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110の四隅に、また上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210の四隅に、それぞれ設けられているので、上記挿入又は上記抜去に伴って上記第1コネクタ100及び上記第2コネクタ200に作用する力のバランスがとれる。
以下、本発明の一対の嵌合確認電気コネクタの参考例を説明する。これらの参考例の一対の嵌合確認電気コネクタには上記第1の実施形態、及びその変形例の一対の嵌合確認電気コネクタの構成をそのまま引用し、第1の実施形態、及びその変形例の構成と異なる構成について追加的に説明する。そして、これらの参考例では上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタで用いた符号をそのまま用いて説明する。
図12ないし図15は、一対の嵌合確認電気コネクタの第1の参考例を示す。第1の参考例の一対の嵌合確認電気コネクタの場合、上記第1検出導体130、及び上記第2検出導体230の形状が上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタの上記第1検出導体130、及び上記第2検出導体230と異なっている。すなわち、主要な構成を説明すると、第1の参考例の一対の嵌合確認電気コネクタは、第1コネクタ100と、この第1コネクタ100に挿入して上記第1コネクタ100と嵌合し上記第1コネクタ100から抜去する第2コネクタ200とを備え、上記第1コネクタ100は、第1ハウジング110と、上記第1ハウジング110に設けられた第1接触子120とを有し、上記第2コネクタ200は、第2ハウジング210と、上記第1接触子120に対応して上記第2ハウジング210に設けられた第2接触子220とを有し、上記第1接触子120及び上記第2接触子220には、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に挿入深さが第1挿入深さD1以上になったときに接触する接触部121、221がそれぞれ設けられており、上記第1ハウジング110には第1検出導体130が、そして上記第2ハウジング210には上記第1検出導体130に対応して第2検出導体230がそれぞれ設けられ、上記第1検出導体130及び上記第2検出導体230には、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記挿入深さが上記第1挿入深さD1と同じかそれよりも大きい第2挿入深さD2以上になったときに接触する接触部131、231がそれぞれ設けられており、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110において、また上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210において、それぞれ少なくとも二箇所に互いに離して設けられている。また、上記第1接触子120が上記第1ハウジング110において、また上記第2接触子220が上記第2ハウジング210において、それぞれ上記挿入抜去方向と直交する面上で一方向に並んでおり、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110において、また上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210において、それぞれ上記第1接触子120の列、又は上記第2接触子220の列の両端の外側にそれぞれ設けられている。さらに、上記第1接触子120及び上記第2接触子220のうち一方の上記接触部221に上記挿入抜去方向と交差する方向に凹んだ凹部221aが設けられ、他方の上記接触部121にそれと同じ方向に突き出た凸部121aが設けられ、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記挿入深さが上記第2挿入深さD2以上になったときに上記凸部121aが上記凹部221aに嵌るようにそれぞれ設けられている。また、上記第1ハウジング110及び上記第2ハウジング210が、上記挿入抜去方向からみて矩形状に形成され、上記挿入抜去方向からみて、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110の四隅に、また上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210の四隅に、それぞれ設けられている。
第1の実施形態の場合、上記第1検出導体130の上記接触部131が上記第1コネクタ100の反嵌合側に向かって凸となるようにU字形に湾曲して形成され、その一端が内側へ曲がり上記第1コネクタ100の上記反嵌合側に向かって斜めに延びており、上記第2検出導体230の上記接触部231が上記第1検出導体130の上記接触部131に対応して上記嵌合側に向かって斜めに形成されていた。これに対して第1の参考例の場合、上記第1検出導体130の上記接触部131が上記第1コネクタ100の反嵌合側に向かって凸となるようにU字形に湾曲して形成されていることは上記第1の実施形態の場合と同様であるが、その一端が内側へ曲がり上記第1コネクタの上記反嵌合側に向かって斜めに延びているという形状は採用されておらず、そうすることに代えて、片持ち梁状になった上記接触部131の自由端に、上記接触部131の固定端に向かって突出する接点が設けられていると共に、上記固定端に、上記自由端に向かって突出する凸部131aが設けられている。また、上記第2検出導体230の上記接触部231が上記第1検出導体130の上記接触部131に対応して上記嵌合側に向かって斜めに形成されていることは上記第1の実施形態の場合と同様であるが、上記第2検出導体230の上記接触部231の上記横方向の両外端面が上記第1検出導体130の上記接触部131の上記横方向の両内端面に接触するように構成されており、さらに上記第2検出導体230の上記接触部231の一方の上記横方向の端面に凹部231aが設けられている。すなわち、上記第2検出導体230の上記接触部231には上記挿入抜去方向と交差する方向に凹んだ凹部231aが設けられ、上記第1検出導体130の上記接触部131にはそれと同じ方向に突き出た凸部131aが設けられ、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記凸部131aが上記凹部231aに嵌るように構成されている。上記凹部231aは、上記第2検出導体230の上記U字形に湾曲した上記接触部231における上記横方向両側で上記挿入抜去方向に延びる二つの部分のうちの一方に設けられており、上記凹部231aは上記横方向に向かって凹んでいる。上記凹部231aの上記嵌合方向の端部には上記横方向の外側へ向かうにつれて上記嵌合方向に向かうように傾斜した面取りが形成されているが、このような面取りを設けなくてもよい。上記凸部131aは、上記凹部231aに対応して、上記第1検出導体130の上記U字形に湾曲した上記接触部131における上記横方向両側で上記挿入抜去方向に延びる二つの部分のうちの一方に設けられており、上記凸部131aは上記横方向の内側に向かって突き出ている。上記凸部131aは型抜きによって形成されているが、例えば上記第1検出導体130の上記接触部131の上記挿入抜去方向に延びる二つの部分を上記横方向に沿って互いに近づくようにL字形に湾曲させることで形成してもよく、また叩きだし加工、又はその他の加工によって上記凸部を形成してもよい。上記凹部231aの上記挿入抜去方向に沿った寸法は上記凸部131aの上記挿入抜去方向に沿った寸法よりも大きい。したがって、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記凸部131aが上記凹部231aに嵌った状態で上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100に対する挿入深さが変動するようになっている。しかし、上記凹部の上記挿入抜去方向に沿った寸法を上記凸部の上記挿入抜去方向に沿った寸法に一致させて上記変動がを生じないようにしてもよい。上記凹部231a及び上記凸部131aを設けたことにより、上記第1検出導体130と上記第2検出導体230とに完全嵌合長の概念が生じることになる。すなわち、上記第2コネクタ200を上記第1コネクタ100に挿入して上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200とを嵌合する場合、上記凸部131aが上記凹部231aに嵌合している長さを完全嵌合長という。上記完全嵌合長は上記有効嵌合長の範囲に含まれる。上記凹部は上記第1検出導体又は上記第2検出導体のうちの一方の上記接触部に上記挿入抜去方向と交差する方向に凹んで設けられ、上記凸部は他方の上記接触部における上記第2コネクタの上記第1コネクタとの嵌合時に上記凹部と対向することになる部位にそれと同じ方向に突き出て設けられておればよい。しかし、これによって本発明の上記第1検出導体、及び上記第2検出導体の形状が限定解釈されることはなく、本発明は、上記第1検出導体に上記凹部を設けると共に上記第2検出導体に上記凸部を設けた実施形態、上記第1検出導体及び上記第2検出導体のいずれにも上記凹部及び凸部を設けない実施形態を含んでいる。その他の詳細な構成は上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタのものと同様である。
上記第1の参考例の一対の嵌合確認電気コネクタの作用、及び効果は、上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタで得られる作用、及び効果と同様である。さらに、上記第1検出導体130、及び上記第2検出導体230の構成が上記第1の実施形態の場合と異なってはいるが、上記第1検出導体130の上記接触部131の上記接点と、上記第2検出導体230の上記接触部231の上記嵌合側に向かって斜めに形成された部分とが接触することにより、上述したように、上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231との接触形態が、上記嵌合長、及び上記有効嵌合長よりも長い上記実質的な嵌合長、及び上記実質的な有効嵌合長により特定されることになる。すなわち、上記第2コネクタ200を上記第1コネクタに挿入したときに、上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231が上記挿入抜去方向に対して斜めの方向に摺るように接触していくので、上記挿入深さの変動に対する上記第1検出導体130の上記接触部131と上記第2検出導体230の上記接触部231との接触長さの変動が増幅され、半嵌合状態であるか嵌合が完了したかを、より一層正確に判別することができる。しかも、上記両接触部の接触長さが長くなることから、これら両接触部の表面の酸化皮膜を払拭するワイピング作用が広範囲で施される。また、上記第1検出導体130の上記接触部131を或る程度長くとれるので、上記接触部131のバネ性が向上し、上記第2コネクタ200の挿入力が小さくても充分な弾性力が得られ、より確実な検出が可能となる。さらに、上記挿入深さの変動に対する上記両接触部の接触長さの変動の増幅は、上記第1コネクタ100及び上記第2コネクタ200の上記挿入抜去方向に沿った寸法のコンパクト化つまり薄型化に寄与する。また、上記第1検出導体130及び上記第2検出導体230のうち一方の上記接触部231に上記挿入抜去方向と交差する方向に凹んだ上記凹部231aが設けられ、他方の上記接触部131にそれと同じ方向に突き出た上記凸部131aが設けられ、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記挿入深さが上記第2挿入深さD2以上になったときに上記凸部131aが上記凹部231aに嵌るようにそれぞれ設けられてたので、上記凸部131aが上記凹部231aに嵌ったときに上記第1検出導体130と上記第2検出導体230との嵌合力を高めることができる。
図16ないし図19は、第2の参考例を示す。第2の参考例の一対の嵌合確認電気コネクタの場合、上記第1検出導体130、及び第2検出導体230の形状が上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタの上記第1検出導体130、及び第2検出導体230と異なっている。すなわち、主要な構成を説明すると、第2の参考例の一対の嵌合確認電気コネクタは、第1コネクタ100と、この第1コネクタ100に挿入して上記第1コネクタ100と嵌合し上記第1コネクタ100から抜去する第2コネクタ200とを備え、上記第1コネクタ100は、第1ハウジング110と、上記第1ハウジング110に設けられた第1接触子120とを有し、上記第2コネクタ200は、第2ハウジング210と、上記第1接触子120に対応して上記第2ハウジング210に設けられた第2接触子220とを有し、上記第1接触子120及び上記第2接触子220には、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に挿入深さが第1挿入深さD1以上になったときに接触する接触部121、221がそれぞれ設けられており、上記第1ハウジング110には第1検出導体130が、そして上記第2ハウジング210には上記第1検出導体130に対応して第2検出導体230がそれぞれ設けられ、上記第1検出導体130及び上記第2検出導体230には、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記挿入深さが上記第1挿入深さD1と同じかそれよりも大きい第2挿入深さD2以上になったときに接触する接触部131、231がそれぞれ設けられており、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110において、また上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210において、それぞれ少なくとも二箇所に互いに離して設けられている。また、上記第1接触子120が上記第1ハウジング110において、また上記第2接触子220が上記第2ハウジング210において、それぞれ上記挿入抜去方向と直交する面上で一方向に並んでおり、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110において、また上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210において、それぞれ上記第1接触子120の列、又は上記第2接触子220の列の両端の外側にそれぞれ設けられている。さらに、上記第1接触子120及び上記第2接触子220のうち一方の上記接触部221に上記挿入抜去方向と交差する方向に凹んだ凹部221aが設けられ、他方の上記接触部121にそれと同じ方向に突き出た凸部121aが設けられ、上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への挿入時に上記挿入深さが上記第2挿入深さD2以上になったときに上記凸部121aが上記凹部221aに嵌るようにそれぞれ設けられている。また、上記第1ハウジング110及び上記第2ハウジング210が、上記挿入抜去方向からみて矩形状に形成され、上記挿入抜去方向からみて、上記第1検出導体130が上記第1ハウジング110の四隅に、また上記第2検出導体230が上記第2ハウジング210の四隅に、それぞれ設けられている。
第1の実施形態の場合、上記第1接触子120の列が二列あることから、これらの列の各端の外側で上記横方向に二つの上記第1検出導体130が対向して配置されていた。また、上記第2接触子220の列が二列あることから、これらの列の各端の外側で上記横方向に二つの上記第2検出導体230が対向して配置されていた。これに対して第2の参考例の場合、上記第1接触子120の列が二列あることから、これらの列の各端の外側に二つの上記第1検出導体130が設けられている点は上記第1の実施形態と同様であるが、これら二つの上記第1検出導体130が上記横方向に対向せずに上記縦方向に若干ずれて配置されている。同様に、上記第2接触子220の列が二列あることから、これらの列の各端の外側に二つの上記第2検出導体230が設けられている点は上記第1の実施形態と同様であるが、これら二つの上記第2検出導体230が上記横方向に対向せずに上記縦方向に若干ずれて配置されている。上記第1検出導体130は、棒状に形成されており、その一端側に接触部131が設けられていると共に、他端側に接続部132が設けられている。上記第1検出導体130は上記接触部131から上記接続部132にかけて上記嵌合側へ向かって凸となるU字形に湾曲して形成されており、この部分が上記検出導体装着部113を跨いでここを挟持しており、これによって上記第1検出導体130が上記接触子装着部112に装着されている。上記接触部131は上記横方向へ延びており上記挿入抜去方向に沿って弾性変形できるようになっている。そして、先端に上記嵌合方向に突出する接点が形成されている。上記接続部132は上記第1ハウジング110の上記横方向外側で上記反嵌合側まで延びており、上記接続部132が上記実装先部材310の導電部(図示省略)に接触すると共にこの導電部に半田付けされるようになっている。その他の詳細な構成は上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタのものと同様である。
上記第2の参考例の一対の嵌合確認電気コネクタの作用、及び効果は、上記第1の実施形態の一対の嵌合確認電気コネクタで得られる作用、及び効果と同様である。さらに、上記第1検出導体130の上記接触部131が上記横方向へ延びており上記挿入抜去方向に沿って弾性変形できるように構成されているので、上記接触部131を上記第1ハウジング110のなかで上記横方向に出来るだけ延ばしたときには上記接触部131のバネ性が向上し、上記第2コネクタ200の挿入力が小さくても充分な弾性力が得られ、より確実な検出が可能となる。
本発明の一対の嵌合確認電気コネクタは、以上で説明した各実施形態、及び変形例の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上で説明した実施形態、及び変形例は本発明の一対の嵌合確認電気コネクタのいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、これらの実施形態、及び変形例の記載によって本発明の一対の嵌合確認電気コネクタが限定解釈されることはない。
100 第1コネクタ
110 第1ハウジング
120 第1接触子
121 接触部
121a 凸部
130 第1検出導体
131 接触部
131a 凸部
200 第2コネクタ
210 第2ハウジング
220 第2接触子
221 接触部
221a 凹部
230 第2検出導体
231 接触部
231a 凹部
310 実装先部材
320 実装先部材
D1 第1挿入深さ
D2 第2挿入深さ

Claims (4)

  1. 第1コネクタと、この第1コネクタに挿入して上記第1コネクタと嵌合し上記第1コネクタから抜去する第2コネクタとを備え、
    上記第1コネクタは、第1ハウジングと、上記第1ハウジングに設けられた第1接触子とを有し、
    上記第2コネクタは、第2ハウジングと、上記第1接触子に対応して上記第2ハウジングに設けられた第2接触子とを有し、
    上記第1接触子及び上記第2接触子には、上記第2コネクタの上記第1コネクタへの挿入時に挿入深さが第1挿入深さ以上になったときに接触する接触部がそれぞれ設けられており、
    上記第1ハウジングには第1検出導体が、そして上記第2ハウジングには上記第1検出導体に対応して第2検出導体がそれぞれ設けられ、
    上記第1検出導体及び上記第2検出導体には、上記第2コネクタの上記第1コネクタへの挿入時に上記挿入深さが上記第1挿入深さと同じかそれよりも大きい第2挿入深さ以上になったときに接触する接触部がそれぞれ設けられており、
    上記第1検出導体が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ少なくとも二箇所に互いに離して設けられており、
    上記第1検出導体の上記接触部が上記第1コネクタの反嵌合側に向かって凸となるようにU字形に湾曲して形成され、その一端が内側へ曲がり上記第1コネクタの上記反嵌合側に向かって斜めに延びており、
    上記第2検出導体の上記接触部が上記第1検出導体の上記接触部に対応して上記嵌合側に向かって斜めに形成されている一対の嵌合確認電気コネクタ。
  2. 上記第1接触子が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2接触子が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ上記挿入抜去方向と直交する面上で一方向に並んでおり、
    上記第1検出導体が上記第1ハウジングにおいて、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングにおいて、それぞれ上記第1接触子の列、又は上記第2接触子の列の両端の外側にそれぞれ設けられている請求項1の一対の嵌合確認電気コネクタ。
  3. 上記第1接触子及び上記第2接触子のうち一方の上記接触部に上記挿入抜去方向と交差する方向に凹んだ凹部が設けられ、
    他方の上記接触部にそれと同じ方向に突き出た凸部が設けられ、
    上記第2コネクタの上記第1コネクタへの挿入時に上記挿入深さが上記第2挿入深さ以上になったときに上記凸部が上記凹部に嵌るようにそれぞれ設けられている請求項1又は請求項2の一対の嵌合確認電気コネクタ。
  4. 上記第1ハウジング及び上記第2ハウジングが、上記挿入抜去方向からみて矩形状に形成され、
    上記挿入抜去方向からみて、上記第1検出導体が上記第1ハウジングの四隅に、また上記第2検出導体が上記第2ハウジングの四隅に、それぞれ設けられている請求項1ないし請求項のうちいずれか1項の一対の嵌合確認電気コネクタ。
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