JP5826217B2 - フィルムの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルムの製造方法に係り、特に、優れた光透過性や柔軟性および軽量薄膜化などが特長の光学フィルムを水蒸気により処理することでカールを矯正するフィルムの製造方法に関する。
ポリマーフィルム(以下、フィルムと称する)は、優れた光透過性や柔軟性および軽量薄膜化が可能であるなどの特長から光学フィルムとして多岐に利用されている。中でも、セルロースアシレート、特に57.5%〜62.5%の平均酢化度を有するトリアセチルセルロース(以下、TACと称する)から形成されるTACフィルムは、その強靭性と難燃性とから写真感光材料のフィルム用の支持体として利用されている。また、TACフィルムは光学等方性に優れることから、市場が急激に拡大している液晶表示装置の偏光板の保護フィルム,位相差フィルム,視野角拡大フィルムなどの光学フィルムに用いられている。
フィルムの主な製造方法として、溶液製膜方法や溶融製膜方法が知られている。溶液製膜方法は、ポリマーと溶剤とを含むポリマー溶液(以下、ドープと称する)を支持体上に流延し、流延膜を形成し、流延膜が自己支持性を有するものとなった後、これを支持体から剥がして湿潤フィルムとし、湿潤フィルムを乾燥しフィルムとして巻き取る方法である。溶液製膜方法は、溶解したポリマーを押出機で押し出してフィルムを製造する溶融押出方法と比べて、光学特性の等方性や膜厚の均一性に優れるとともに、含有異物の少ないフィルムを得ることができるため、フィルム、特に光学機能性フィルムの製造方法には、溶液製膜方法が採用されている。
しかし、このように製造されたフィルムは、フィルム両端部がカールし易いという問題があった。そこで、フィルムのカールを矯正するために、フィルムに加湿処理を行うことが知られている。例えば、特許文献1や2には、プラスチックフィルムに湿潤気体(水蒸気や溶剤ガス)を接触させる処理について開示されている。
特開平4−281448号公報 特開2010−158833号公報
ところで、特許文献1や特許文献2のような湿潤気体処理では、薄膜化されたフィルムにおいて、スジバリが発生するという問題が生じた。なお、ここで「スジバリ」とは、フィルムに湿潤気体を当てると、フィルムは湿潤気体の吸湿・離脱により収縮が起こり、この収縮がフィルム幅方向にスジ状に視認できるものである。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、フィルムにカール及びスジバリが発生してしまうのを防止することができるフィルムの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は前記目的を達成するために、搬送するフィルムの一方の面のフィルム幅方向両端部側から湿潤気体を噴き出す湿潤気体噴出手段による湿潤気体量の調整、及び、フィルムに湿潤気体が当たらない他方の面を支持するバックアップローラの温度の調整により、バックアップローラの結露、フィルムのスジバリの発現、及び、フィルムのカールの矯正不足が生じないようにフィルムのカールを矯正するカール矯正工程を有するフィルムの製造方法を提供する。
本発明では、湿潤気体をフィルムの一方の面のフィルムの両端部に当て、バックアップローラによりフィルムの他方の面を支持する。湿潤気体量とバックアップローラの温度は任意に設定することができるが、バックアップローラの結露、フィルムのスジバリの発現、及び、フィルムのカールの矯正不足が生じないように設定する。
これにより、本発明により、フィルムにカール及びスジバリが発生してしまうのを防止することができるフィルムの製造方法を提供することができる。
本発明において、湿潤気体噴出手段は、湿潤気体をフィルムの両端部に向かって直接当たらないよう噴き出し、湿潤気体誘導手段により湿潤気体が間接的にフィルムの両端部に当たるようにすることが好ましい。湿潤気体として水蒸気を用いる場合、湿潤気体噴出手段による水蒸気量は、6kg/hour以上であることが好ましい。また、湿潤気体誘導手段は、フィルム幅方向端部側に設けられた板又はバックアップローラと、フィルム幅方向中央側に設けられた排気チャンバー又は/およびフィルム幅方向端部側に設けられた給気チャンバーと、であることが好ましい。
水蒸気をフィルムの両端部に向かって直接当たらないよう噴き出す場合には、湿潤気体噴出手段による水蒸気量を6kg/hour以上とすることで、カール及びスジバリの発生を防止することができる。
また、本発明において、湿潤気体噴出手段は、湿潤気体をフィルムの両端部に向かって直接当たるように噴き出すことが好ましい。この場合、湿潤気体噴出手段による水蒸気量は、6kg/hour以上12kg/hour以下であることが好ましい。
水蒸気をフィルムの両端部に向かって直接当たるように噴き出す場合には、湿潤気体噴出手段による水蒸気量を6kg/hour以上12kg/hour以下とすることで、カール及びスジバリの発生を防止することができる。
本発明において、バックアップローラの温度は、95℃以上105℃以下であることが好ましい。
バックアップローラの温度を95℃以上105℃以下とすることで、フィルムに結露が生じることなくカールの発生を防止することができる。
本発明において、フィルムの厚みは、40μm以上60μm以下であることが好ましい。
本発明は、フィルムの厚みが40μm以上60μm以下という薄膜化されたフィルムにおいて特に有効である。
本発明において、湿潤気体噴出手段は、フィルム幅方向でスライド可能であることが好ましい。
湿潤気体噴出手段がフィルム幅方向でスライド可能であることで、さまざまな幅のフィルムに対して本発明は対応することができる。
本発明において、フィルムは、光学フィルムであることが好ましい。また、ハードコートフィルムであることが好ましい。本発明によって、ハードコート層のカールを矯正することができる。
本発明に係るフィルムの製造方法によれば、フィルムにカール及びスジバリが発生してしまうのを防止することができる。
フィルム製造設備の概要を示す説明図である。 過熱水蒸気処理ゾーンの水蒸気噴出手段とバックアップローラとを主に示す斜視図である。 水蒸気噴出手段の一例を示す説明図である。 水蒸気噴出手段の実施形態を示す説明図である。 水蒸気の噴き付け位置を例示する説明図である。 実施例の結果を示すグラフである。
図1に示すように、フィルム製造設備10は、冷却ゲル化方式の溶液製膜方法を行う。ポリマーと溶剤とを含む流延ドープの温度は、30℃以上40℃以下の範囲内でほぼ一定となるように維持されている。図示しない制御部の制御の下、流延ドラム12は軸12aを中心に回転する。この回転により、周面12bは、所定の速度(50m/分以上200m/分以下)で走行する。また、図示しない伝熱媒体循環装置により、周面12bの温度は、−10℃以上10℃以下の範囲内で略一定に保持される。
流延ダイ14は、流延ドープを周面12bへ吐出する。吐出した流延ドープにより、周面12b上に流延膜16が形成する。流延膜16をなす流延ドープは、周面12b上での冷却によりゲル化が進行する。流延ドープのゲル化の結果、流延膜16には自己支持性が発現する。本明細書において、ゲル化とは、流延ドープに含まれる溶剤がポリマーの分子鎖の中で保持された状態で流動性を失い、結果的に流延ドープの流動性が失われた状態にあることを意味する。流延膜16は、自己支持性を有するものとなった後に、湿潤フィルム18として剥取ローラ17で支持されながら周面12bから剥ぎ取られる。剥ぎ取り時の流延膜16の残留溶剤量は、250重量%以上280重量%以下であることが好ましい。
ゲル化状態が維持された湿潤フィルム18は、渡り部20、ピンテンタ24、及びテンタ部25に順次送られる。渡り部20、ピンテンタ24、及びテンタ部25では、湿潤フィルム18に所定の乾燥空気をあてて、湿潤フィルム18に含まれる溶剤を蒸発させる。渡り部20におけるドローテンション(=V2/V1)は、1.00以上1.05以下とすることが好ましい。ここで、V1は、第1の搬送ローラの周速度であり、V2は、第1の搬送ローラの下流側に設けられた第2の搬送ローラの周速度である。
また、ピンテンタ24やテンタ部25では、溶剤の蒸発を行いつつ、湿潤フィルム18を所定の方向に延伸する延伸処理を行う。ピンテンタ24に導入される湿潤フィルム18の残留溶剤量は、200重量%以上250重量%以下であることが好ましい。テンタ部25に導入される湿潤フィルム18の残留溶剤量は、30重量%以上200重量%以下であることが好ましい。
図1に示すように、テンタ部25と乾燥室33との間には、耳切装置30が設けられる。耳切装置30は、湿潤フィルム18の幅方向の側縁部をスリット状の耳屑として切り離す。耳切装置30に接続するカットブロア31は、この耳屑を細かく切断する。
乾燥室33では、湿潤フィルム18に所定の乾燥空気をあてて、湿潤フィルム18に含まれる溶剤を蒸発させる。乾燥室33における湿潤フィルム18の温度は140℃以上180℃以下であることが好ましい。
乾燥室33にて十分に乾燥した湿潤フィルム18は、フィルム19となり、冷却室34では所定の温度になるよう冷却処理が施される。
カール矯正室40に送られたフィルム19には所定の処理が施される。カール矯正室40にて行われる所定の処理の詳細は後述する。フィルム19は光学フィルム35として巻取機36に送られる。
また、強制除電装置28は、フィルム19の帯電圧が所定の範囲(例えば、−3kV〜+3kV)となるように除電する。ナーリング付与ローラ29は、フィルム19の両縁にエンボス加工でナーリングを付与する。その後、フィルム19は、プレスローラ37によって押圧されながら、巻取機36の巻き芯36aに巻き取られる。
カール矯正室40に送られたフィルム19は、図2に示すように、パスローラ41(図1参照)を介して、表面温度が調整可能なバックアップローラ42に巻き掛けられる。また、フィルム幅方向両端部側から水蒸気を噴き出す水蒸気(湿潤気体)噴出手段44が、バックアップローラ42で支持されていない側のフィルム19の両端部側に設けられている。
図2の水蒸気噴出手段44は、フィルム幅方向でスライド可能であるものを示している。図2(A)では広幅のフィルムに対して一対の水蒸気噴出手段44の間隔を広げているところを示しており、図2(B)では狭幅のフィルムに対して一対の水蒸気噴出手段44の間隔を狭めているところを示している。
図2の水蒸気噴出手段44は、給気チャンバー50と排気チャンバー52とから成る。本発明では、水蒸気噴出手段44は給気チャンバー50のみでも良いが、排気チャンバー52を給気チャンバー50よりもフィルム中央側に備えていても良い。
図3は水蒸気噴出手段44の好ましい実施形態をさらに詳しく示したものであり、図3(A)は上側から見た斜視図であり、図3(B)は図3(A)におけるA−A断面図である。図3に示すように、給気チャンバー50は、外側から順に、噴出しスリット部55、スペーサー部56からなる。また、給気チャンバー50の噴出しスリット部55側の外側には、ラビリンス部54を備えても良い。
水蒸気は給気チャンバー50のスリット部55から噴き出される。また、スリット部55から噴き出された水蒸気は、給気チャンバー50の外側に備えたラビリンス部54によりフィルム幅方向外側には流れ難くなっている。よって、水蒸気はフィルム幅方向中央側に流れて行き、給気チャンバー50のスペーサー部56を介して設けられた排気チャンバー52に吸引される。
上記の構成により、水蒸気をフィルム19の一方の面のフィルムの両端部に当て、バックアップローラ42によりフィルムの他方の面を支持する。本実施形態において、水蒸気量とバックアップローラ42の温度は任意に設定することができるが、バックアップローラの結露、フィルムのスジバリの発現、及び、フィルムのカールの矯正不足が生じないように設定する。
これにより、フィルムにカール及びスジバリが発生してしまうのを防止することができる。
なお、本実施形態のように、バックアップローラ42でフィルム19を支持することで、水蒸気処理中においてフィルムの温度が一定化させるので、カール矯正が安定する。即ち、バックアップローラ42でフィルム19を支持しないと、水蒸気処理中においてフィルムの温度が不均一となり、カール矯正が安定しない。
本実施形態において、水蒸気噴出手段44は、水蒸気をフィルムの両端部に向かって直接当たるように噴き出すこともできるし、水蒸気をフィルムの両端部に向かって直接当たらないよう噴き出し、水蒸気(湿潤気体)誘導手段により水蒸気が間接的にフィルムの両端部に当たるようにすることもできる。図4は、それらの実施態様を示したものである。
図4(A)は、水蒸気をフィルムの両端部に向かって直接当たるように噴き出したものを示しており、図4(B)は、水蒸気をフィルムの両端部に向かって直接当たらないよう噴き出し、水蒸気誘導手段により水蒸気が間接的にフィルムの両端部に当たるようにしたものを示している。
図4(A)では、給気チャンバー50により水蒸気をフィルム19の両端部に向かって直接当たるように噴き出している。この実施態様のときには、水蒸気誘導手段として排気チャンバー52を給気チャンバー50よりもフィルム中央側に備えていることが好ましい。また、給気チャンバー50の外側に、ラビリンス部(不図示)を備えても良い。
図4(A)のように、水蒸気をフィルムの両端部に向かって直接当たるように噴き出す場合、水蒸気噴出手段44による水蒸気量は、6kg/hour以上12kg/hour以下であることが好ましい。
水蒸気をフィルムの両端部に向かって直接当たるように噴き出す場合には、水蒸気噴出手段による水蒸気量を6kg/hour以上12kg/hour以下とすることで、カール及びスジバリの発生を防止することができる。
図4(B)では、水蒸気をフィルムの両端部に向かって直接当たらないよう噴き出し、水蒸気誘導手段により水蒸気が間接的にフィルムの両端部に当たるようにしている。この実施態様のときも、図4(A)のように排気チャンバー(不図示)を給気チャンバー50よりもフィルム中央側に備えていても良い。また、給気チャンバー50の外側に、ラビリンス部(不図示)を備えても良い。なお、水蒸気誘導手段は、フィルム幅方向端部側に設けられた板60又はバックアップローラ42であることが好ましい。
図4(B)のように、水蒸気噴出手段は水蒸気をフィルムの両端部に向かって直接当たらないよう噴き出し、水蒸気誘導手段により水蒸気が間接的にフィルムの両端部に当たるようにする場合、水蒸気噴出手段による水蒸気量は、6kg/hour以上であることが好ましい。
図4(A)、図4(B)の何れの実施形態においても、フィルム19表面と給気チャンバー50表面との間隔(クリアランス)rは、0.5mm以上5.0mm以下とすることが好ましい。
そして、図4(A)において、給気チャンバー50の噴出しスリット部55端部から排気チャンバー52端部までの長さL0は、30mm以上、フィルムの全幅(mm)/2以下であることが好ましい。また、図4(B)において、給気チャンバー50の噴出しスリット部55端部から給気チャンバー50端部までの長さL0は、30mm以上、フィルムの全幅(mm)/2以下であることが好ましい。
本実施形態において、バックアップローラ42の温度は、95℃以上105℃以下であることが好ましい。バックアップローラ42の温度を95℃以上105℃以下とすることで、フィルムに結露が生じることなくカールの発生を防止することができる。
なお、本実施形態では、図2及び図3で示した水蒸気噴出手段44を基本として説明したが、これに限られない。例えば、フィルム幅方向一面に噴出しスリット部が設けられた水蒸気噴出手段の中央をポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムで塞いだもので、フィルム幅方向両端部側から水蒸気を噴き出してもよい。
また、本実施形態では、テンタ部25を、ピンテンタ24と乾燥室33との間に設けたが、これに限られず、乾燥室33と冷却室34の間に設けてもよい。
そして、本実施形態では、フィルム製造設備10における支持体として流延ドラム12を用いたが、これに限られず、走行するエンドレスバンドを用いても良い。また、流延膜16に乾燥空気を接触させて、流延膜16から溶剤を蒸発させることにより、流延膜16に自己支持性を発現させてもよい。
また、本実施形態において、ドープを流延する際に、2種類以上のドープを同時に共流延させて積層させる同時積層共流延、または、複数のドープを逐次に共流延して積層させる逐次積層共流延を行うことができる。なお、両共流延を組み合わせてもよい。同時積層共流延を行う場合には、フィードブロックを取り付けた流延ダイを用いてもよいし、マルチポケット型の流延ダイを用いてもよい。ただし、共流延により多層からなるフィルムは、空気面側の層の厚さと支持体側の層の厚さとの少なくともいずれか一方が、フィルム全体の厚みの0.5〜30%であることが好ましい。また、同時積層共流延を行う場合には、ダイスリットから支持体にドープを流延する際に、高粘度ドープが低粘度ドープにより包み込まれることが好ましく、ダイスリットから支持体にかけて形成される流延ビードのうち、外界と接するドープが内部のドープよりもアルコールの組成比が大きいことが好ましい。
また、本処理が施されるフィルム19は、十分乾燥された、すなわち溶剤がほとんど残っておらず、ポリマー分子の流動性がほとんど消失しているものを用いることが好ましく、乾量基準の残留溶剤量が5重量%以下であることが好ましく、2重量%以下であることがより好ましく、0.3重量%以下であることが特に好ましい。ここで、乾量基準の残留溶剤量とは、湿潤フィルム18やフィルム19に残留する溶剤の量を示したものを指す。残留溶剤量は、対象となるフィルムからサンプルフィルムを採取し、採取時のサンプルフィルムの重量をx、サンプルフィルムを乾燥した後の重量をyとするとき、{(x−y)/y}×100で表される。
フィルム19の幅は600mm以上であることが好ましく、1400mm以上2500mm以下であることがより好ましく、2500mmより大きい場合にも本発明の効果が発現する。また、フィルム19の厚みが20μm以上200μm以下であることが好ましく、40μm以上60μm以下であることがより好ましい。
また、上記実施形態において、フィルムは、トリアセチルセルロース(TAC)フィルムが好ましいが、本発明はTACフィルムに限られず、セルロースアシレートや環状オレフィン等、他のポリマーからなり、溶液製膜方法によって得られるポリマーフィルムや、溶融製膜方法によって製造されたポリマーフィルムにも用いることができる。
溶融製膜方法に用いることのできるポリマーは、熱可塑性樹脂であれば特に限定されず、例えば、セルロースアシレート、ラクトン環含有重合体、環状オレフィン、ポリカーボネイト等が挙げられる。中でも好ましいのがセルロースアシレート、環状オレフィンであり、中でも好ましいのがアセテート基、プロピオネート基を含むセルロースアシレート、付加重合によって得られた環状オレフィンであり、さらに好ましくは付加重合によって得られた環状オレフィンである。
TACフィルムを用いて以下の実験を行った。
TACフィルムの製造方法について説明する。
(フィルムの製造)
フィルム製造に使用したポリマー溶液(ドープ)の調製に際しての配合を下記に示す。
原料ドープの調製に用いた化合物の処方を下記に示す。
セルローストリアセテート(置換度2.86) 89.3重量%
可塑剤A(トリフェニルフォスフェート) 7.1重量%
可塑剤B(ビフェニルジフェニルフォスフェート) 3.6重量%
の組成比からなる固形分(溶質)を
ジクロロメタン 80重量%
メタノール 13.5重量%
n−ブタノール 6.5重量%
からなる混合溶剤に適宜添加し、攪拌溶解して原料ドープを調製した。なお、原料ドープのTAC濃度は略23重量%になるように調整した。原料ドープを濾紙(東洋濾紙(株)製,#63LB)にて濾過後さらに焼結金属フィルタ(日本精線(株)製06N,公称孔径10μm)で濾過し、さらにメッシュフイルタで濾過した後にストックタンクに入れた。
[セルローストリアセテート]
なお、ここで使用したセルローストリアセテートは、残存酢酸量が0.1重量%以下であり、Ca含有率が57ppm、Mg含有率が41ppm、Fe含有率が0.4ppmであり、遊離酢酸38ppm、さらに硫酸イオンを13ppm含むものであった。また6位水酸基の水素に対するアセチル基の置換度は0.91であった。また、全アセチル基中の32.5%が6位の水酸基の水素が置換されたアセチル基であった。また、このTACをアセトンで抽出したアセトン抽出分は8重量%であり、その重量平均分子量/数平均分子量比は2.5であった。また、得られたTACのイエローインデックスは1.7であり、ヘイズは0.08、透明度は93.5%であった。このTACは、綿から採取したセルロースを原料として合成されたものである。以下の説明において、これを綿原料TACと称する。
[マット剤液の調製]
下記の処方からマット剤液を調製した。
シリカ(日本アエロジル(株)製アエロジルR972) 0.67重量%
セルローストリアセテート 2.93重量%
トリフェニルフォスフェート 0.23重量%
ビフェニルジフェニルフォスフェート 0.12重量%
ジクロロメタン 88.37重量%
メタノール 7.68重量%
上記処方からマット剤液を調製して、アトライターにて体積平均粒径0.7μmになるように分散を行った後、富士フイルム(株)製アストロポアフィルタにてろ過した。そして、マット剤液用タンクに入れた。
[紫外線吸収剤溶液の調製]
下記の処方から紫外線吸収剤溶液を調製した。
2(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ−tert―ブチルフェニル)−5−クロルベンゾトリアゾール 5.83重量%
2(2´−ヒドロキシ3´,5´−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール 11.66重量%
セルローストリアセテート 1.48重量%
トリフェニルフォスフェート 0.12重量%
ビフェニルジフェニルフォスフェート 0.06重量%
ジクロロメタン 74.38重量%
メタノール 6.47重量%
上記処方から紫外線吸収剤溶液を調製し、富士フイルム(株)製のアストロポアフィルタにてろ過した後に紫外線吸収剤液法用タンクに入れた。
フィルム製造設備を用いてTACフィルム19を製造した。紫外線吸収剤溶液に、マット剤液や後述するレターデーション制御剤を含む液を添加し、インラインミキサで混合攪拌して混合添加剤を得た。添加剤供給ラインは、混合添加剤を配管内に送液した。インラインミキサは原料ドープと混合添加剤とを混合攪拌して流延ドープを得た。流延ドラムは、制御部の制御の下、軸を中心に回転し、走行方向における周面の速度を50m/分以上200m/分以下の範囲内でほぼ一定となるように保持した。流延ドラムの周面の温度を、−10℃以上10℃以下の範囲内でほぼ一定となるように保持した。流延ダイは、流延ドープを周面上に流延し、周面に流延膜を形成した。冷却により、流延膜が自己支持性を有するものとなった後、剥取ローラを用いて、流延ドラムから流延膜を湿潤フィルムとして剥ぎ取った。剥取不良を抑制するために流延ドラムの速度に対する剥取速度(剥取ローラドロー)を、100.1%〜110%の範囲で適切に調整した。湿潤フィルムは、渡り部、ピンテンタ、及び乾燥室へ順次案内された。渡り部、ピンテンタ、及び乾燥室は、湿潤フィルムに乾燥空気をあてて、所定の乾燥処理を行った。この乾燥処理によって得られるTACフィルム19を冷却室に送った。冷却室では、TACフィルム19を30℃以下になるまで冷却した。その後、TACフィルム19に、以下のカール矯正処理、除電処理、ナーリング付与処理を行った後、巻取室に搬送した。巻取室では、プレスローラで所望のテンションを付与しつつ、TACフィルム19を巻取機の巻き芯に巻き取った。フィルム製造設備により製造されたTACフィルム19は、幅が1600m〜2500mであった。フィルムの厚みは60μmと40μmとした。
ここで、先ず、カール矯正処理において、(1):フィルム幅方向一面に噴出しスリット部が設けられた水蒸気噴出手段で水蒸気を噴き付けたとき、(2):図5(A)に示すように、フィルム端から15mm内側(フィルム中央側)に水蒸気を噴き付けたとき、(3):図5(B)に示すように、フィルム端から15mm外側(フィルム外側)に水蒸気を噴き付けたとき、の3種類のカール矯正処理をグラフにより比較した。
なお、ここで、図5(A)は、水蒸気をフィルムの両端部に向かって直接当たらないよう噴き出し、水蒸気誘導手段により水蒸気が間接的にフィルムの両端部に当たるようにする場合について示したものであり、具体的には、フィルム端から15mm内側(フィルム中央側)に水蒸気を噴き付けたときである。図5(B)は、水蒸気をフィルムの両端部に向かって直接当たるように噴き出す場合について示したものであり、具体的には、フィルム端から15mm外側(フィルム外側)に水蒸気を噴き付けたときである。
図6に実験結果を示す。なお、図6において、図6(A)は上記(1)の実験結果、図6(B)は上記(2)の実験結果、図6(C)は上記(3)の実験結果である。
なお、ロール(バックアップローラ)結露とは、蒸気量が多く、ロール温度に対しロール表面の露点が低い状況となった場合、吹き付けた水蒸気が水滴となりロールに付着し、水付き故障となることをいう。矯正不足とは、水蒸気処理前後のカール量の差が目視で5mm以下未満である状態を矯正不足としている。
図6から分かるように、搬送するフィルムの一方の面のフィルム幅方向両端部側から水蒸気を噴き出す水蒸気噴出手段による水蒸気量の調整、及び、フィルムに水蒸気が当たらない他方の面を支持するバックアップローラの温度の調整により、バックアップローラの結露、フィルムのスジバリの発現、及び、フィルムのカールの矯正不足が生じないようにすることができることが分かる。なお、図6(B)と図6(C)の比較から分かるように、上記(2)の条件のときよりも上記(3)の条件のときのほうが、バックアップローラの結露、フィルムのスジバリの発現、及び、フィルムのカールの矯正不足が生じないようになる条件のラチチュードは広いことが分かる。
なお、カール矯正処理を何も行わなかった場合には、スジバリは発現しないが、カールは全く矯正できない。
また、上記(3)において水蒸気を噴き付ける位置をフィルム端から15mm外側ではなく5mm外側にした実験も行ったが、図6(C)と同様の結果が得られた。
さらに、上記(1)のフィルム幅方向一面に噴出しスリット部が設けられた水蒸気噴出手段において中央部をポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムで塞いだものであって、フィルム幅方向両端部のフィルム端から1mm外側に水蒸気を噴き付けた実験も行った。この場合、上記(3)よりはフィルムのスジバリの発現、及び、フィルムのカールの矯正不足が生じないようになる条件のラチチュードは狭くはなったが、水蒸気量の調整、及び、バックアップローラの温度の調整により、バックアップローラの結露、フィルムのスジバリの発現、及び、フィルムのカールの矯正不足が生じないようにすることができた。
10…フィルム製造設備、12…流延ドラム、12a…軸、12b…周面、14…流延ダイ、16…流延膜、17…剥取ローラ、18…湿潤フィルム、19…フィルム(TACフィルム)、20…渡り部、24…ピンテンタ、25…テンタ部、28…強制除電装置、29…ナーリング付与ローラ、30…耳切装置、31…カットブロア、33…乾燥室、34…冷却室、36…巻取機、36a…巻き芯、37…プレスローラ、40…カール矯正室、41…パスローラ、42…バックアップローラ、44…水蒸気(湿潤気体)噴出手段、50…給気チャンバー、52…排気チャンバー、54…ラビリンス部、55…噴出しスリット部、56…スペーサー部、60…板

Claims (7)

  1. 搬送する40μm以上60μm以下の厚みを有するフィルムの一方の面のフィルム幅方向両端部側から湿潤気体を噴き出す湿潤気体噴出手段による湿潤気体量の調整、及び、前記フィルムに湿潤気体が当たらない他方の面を支持するバックアップローラの温度の調整により、
    バックアップローラの結露、フィルムのスジバリの発現、及び、フィルムのカールの矯正不足が生じないように前記フィルムのカールを矯正するカール矯正工程を有するフィルムの製造方法であって、
    前記湿潤気体噴出手段は、前記湿潤気体を前記フィルムの両端部に向かって直接当たらないよう噴き出し、湿潤気体誘導手段により前記湿潤気体が間接的に前記フィルムの両端部に当たるようにするフィルムの製造方法
  2. 前記湿潤気体水蒸気であり、前記湿潤気体噴出手段による水蒸気量は、6kg/hour以上である請求項に記載のフィルムの製造方法。
  3. 前記湿潤気体誘導手段は、フィルム幅方向端部側に設けられた板又は前記バックアップローラと、フィルム幅方向中央側に設けられた排気チャンバーおよび/又はフィルム幅方向端部側に設けられた給気チャンバーと、である請求項又はに記載のフィルムの製造方法。
  4. 搬送する40μm以上60μm以下の厚みを有するフィルムの一方の面のフィルム幅方向両端部側から湿潤気体を噴き出す湿潤気体噴出手段による湿潤気体量の調整、及び、前記フィルムに湿潤気体が当たらない他方の面を支持するバックアップローラの温度の調整により、
    バックアップローラの結露、フィルムのスジバリの発現、及び、フィルムのカールの矯正不足が生じないように前記フィルムのカールを矯正するカール矯正工程を有するフィルムの製造方法であって、
    前記湿潤気体噴出手段は、前記湿潤気体を前記フィルムの両端部に向かって直接当たるように噴き出し、かつ前記湿潤気体は水蒸気であり、前記湿潤気体噴出手段による水蒸気量は、6kg/hour以上12kg/hour以下であるフィルムの製造方法。
  5. 前記バックアップローラの温度は、95℃以上105℃以下である請求項1から4の何れか一項に記載のフィルムの製造方法。
  6. 前記湿潤気体噴出手段は、フィルム幅方向でスライド可能である請求項1から5の何れか一項に記載のフィルムの製造方法。
  7. 前記フィルムは、光学フィルムである請求項1から6の何れか一項に記載のフィルムの製造方法。
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