JP5824797B2 - 成形品および高強度部材 - Google Patents
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Description
特許文献1には、熱硬化性樹脂と強化繊維を含むスラリーを特定の抄造金型に流し込んで成形する技術が記載されている。
熱硬化性樹脂(A)および
単繊維強化材(B)、
を含み、
前記熱硬化性樹脂(A)がフェノール樹脂を含み、
前記単繊維強化材(B)が、ガラス繊維またはカーボン繊維を含み、
前記単繊維強化材(B)の重量平均繊維長が1mm以上50mm以下であり、
前記単繊維強化材(B)の繊維長分布について、短繊維長側から重量累積50%における繊維長L50に対する重量累積90%における繊維長L90の比L90/L50比が1.5以下である成形材料を成形してなる成形品であって、
ISO178に基づいて測定される曲げ強さが、200MPa以上であり、
前記フェノール樹脂がノボラック型フェノール樹脂であり、
前記ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して10〜30重量部のヘキサメチレンテトラミンをさらに含み、
前記熱硬化性樹脂(A)が、エポキシ樹脂またはビスマレイミド樹脂からなる群から選択される一種以上をさらに含む、成形品が提供される。
熱硬化性樹脂(A)
単繊維強化材(B)
なお、本発明において用いられる成形材料は、熱硬化性樹脂(A)および単繊維強化材(B)を含む固形材であり、その形状および大きさに特に制限はない。
そして、本発明においては、ISO178に基づいて測定される成形材料の曲げ強さが、200MPa以上である。
また、成形材料の曲げ強さの上限に特に制限はないが、成形品の製造安定性を向上させる観点からは、たとえば800MPa以下とする。
これに対し、本発明においては、成形材料が上記曲げ強さの条件を満たすとともに、ISO179−1に基づいて測定される成形材料のシャルピー衝撃強度を、たとえば20kJ/m2以上、好ましくは30kJ/m2以上とすることができる。成形材料の曲げ強度およびシャルピー衝撃強度がいずれも上述した条件を満たす構成とすることにより、これを成形して得られる成形品の耐衝撃性と耐熱性のバランスをより効果的に向上させることができる。
なお、成形材料のシャルピー衝撃強度の上限に特に制限はないが、たとえば500kJ/m2以下とする。
成形品の強度をさらに安定的に高める観点からは、本発明における成形材料が上記曲げ強さの条件を満たすとともに、ISO527−1に基づいて測定される成形材料の引張り強さを、たとえば120MPa以上、好ましくは130MPa以上とする。また、成形材料の引張り強さの上限に特に制限はないが、たとえば300MPa以下とする。
まず、熱硬化性樹脂(A)について説明する。
熱硬化性樹脂の具体例としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ユリア(尿素)樹脂、メラミン樹脂等のトリアジン環を有する樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビスマレイミド(BMI)樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、ベンゾオキサジン環を有する樹脂、シアネートエステル樹脂が挙げられる。また必要によりこれらの2種以上を組み合わせて用いることもできる。中でも、フェノール樹脂は、幅広い用途に用いることができる点から好ましい。
未変性のレゾールフェノール樹脂、桐油、アマニ油、クルミ油等で変性した油変性レゾールフェノール樹脂等のレゾール型フェノール樹脂が挙げられる。
これらの中の一種類を単独で用いることもできるし、異なる重量平均分子量を有する二種類以上を併用したり、一種類または二種類以上の前述した樹脂と、それらのプレポリマーを併用したりすることもできる。
フェノールノボラック型、クレゾールノボラック型などのノボラック型エポキシ樹脂;
臭素化ビスフェノールA型、臭素化フェノールノボラック型などの臭素化型エポキシ樹脂;
ビフェニル型エポキシ樹脂;
ナフタレン型エポキシ樹脂;
トリス(ヒドロキシフェニル)メタン型エポキシ樹脂などが挙げられる。これらを単独または2種類以上組合せて使用することができる。
トリス(ヒドロキシフェニル)メタン型エポキシ樹脂を用いる場合は、特に限定されないが、数平均分子量500〜2000であることが好ましく、700〜1400であることがさらに好ましい。数平均分子量が小さすぎると、樹脂が液状となるので成形材料化が難しい場合があり、大きすぎると、樹脂の溶融粘度が高くなるため成形性が低下することがある。
特に、エポキシ樹脂としてフェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、トリス(ヒドロキシフェニル)メタン型エポキシ樹脂を用いる場合は、硬化剤としてノボラック型フェノール樹脂が好ましい。これにより、硬化物の耐熱性を向上させることができる。なお、硬化剤の添加量は特に限定されないが、エポキシ樹脂に対する理論当量比1.0からの許容幅を±10重量%以内にして配合することが好ましい。
本発明における単繊維強化材(B)は、単繊維状の材料であればよく、材料の種類や繊維径に特に制限はない。
代表的な熱硬化性樹脂であるフェノール樹脂またはプリプレグコンポジットにも多く用いられているエポキシ樹脂をマトリックス樹脂として、補強繊維としてガラス繊維あるいはカーボン繊維やアラミド繊維を組み合わせて長繊維熱硬化性コンポジット材料とする。この材料では補強繊維の特性が材料特性に大きく影響する。すなわち、カーボン繊維を補強繊維とした場合には高い強度特性と共に繊維の特徴である非常に高い弾性率が得られ、ガラス繊維では強度、剛性のバランスが良く、アラミド繊維では機械的強度特性を維持しながら低い剛性の伸びのある材料を得ることができる。更に熱硬化性の特徴を最大に活かした超耐熱性グレードとしてはビスマレイミド樹脂が用いられる場合もある。それぞれの製品に要求される性能やコストを考慮しながら、目的に合わせて樹脂および繊維種を選択し組み合わせることによって最適化できる。また、性能面および形状による成形加工性を加味して繊維を最適な長さに自在にコントロールすることができる。
さらに具体的には、本発明における成形品がフェノール樹脂および充填材からなり、充填材が単繊維強化材(B)を主成分(たとえば50重量%以上)として含み、他の充填材が後述する無機充填材(C)であって、成形品全体に対する充填材の割合をたとえば1〜20重量%程度とすることができる。
このように成形品中の充填材が主として単繊維強化材(B)からなる場合、従来用いられていた成形材料では、実施例の項で後述するように、通常、曲げ強度が150MPa程度、シャルピー衝撃強度が数kJ/m2程度であった。
これに対し、たとえば成形品を得るための成形材料のISO178に基づいて測定される曲げ強さを200MPa以上とし、ISO179−1に基づいて測定されるシャルピー衝撃強度を20kJ/m2以上とすることにより、成形品中の充填材が主として単繊維強化材(B)からなる場合であっても、成形品の機械強度を特に効果的に向上させることができる。
また、繊維長分布の狭い単繊維強化材(B)を含む成形品をより安定的に製造する観点から、単繊維強化材(B)の重量平均繊維長は50mm以下であり、好ましくは30mm以下、さらに好ましくは20mm以下である。
なお、L90/L50比の下限に特に制限はなく、具体的には1以上である。
具体的には、成形品中の単繊維強化材(B)の繊維長の標準偏差をたとえば5mm以下とし、好ましくは4mm以下とする。
成形品中の単繊維強化材(B)として、前述した重量平均繊維長およびL90/L50比の条件を満たすとともに、さらに上記標準偏差を満たすことにより成形品の機械強度をさらに安定的に向上させることができる。
なお、成形品中の単繊維強化材(B)の繊維長の標準偏差の下限に特に制限はなく、たとえば0.01mm以上とする。
なお、繊維長が1mm以下の単繊維強化材(B)の重量の下限に特に制限はなく、たとえば0.01%以上とする。
まず、含有する繊維長を測定しようとする成形品より採取した試料を400℃、9hrの条件で灰化し、灰化後のガラス繊維を液体(たとえば、アセトン)中に分散させる。この分散液の一部をスライドガラス上に移し、光学顕微鏡により低倍率で画像を撮影し、繊維長を測定する。必要によりこれを繰り返し少なくとも200本以上の繊維の長さを測定する。これによって得られた繊維長分布より最も短い繊維から累積の重量分布を求め、累積50%及び90%に相当する繊維長をそれぞれL50、L90とする。
また、繊維長に対するこの累積の重量分布から、繊維長1mm以下の繊維の重量%や繊維長の標準偏差を求めることができる。
また、有機充填材としては、ポリビニールブチラール、アクリロニトリルブタジエンゴム、パルプ、木粉等を用いることができる。これらのうち、成形品の靭性を向上させる効果がさらに高まるという観点からは、アクリロニトリルブタジエンゴムが好ましい。
成形品中の無機充填材(C)の含有量は特に限定されず、適宜用途によって決定することができる。
本発明において、成形品は、上述した熱硬化性樹脂(A)および単繊維強化材(B)を含む成形材料を成形して得られる。
圧縮成形することにより、たとえば成形時の繊維の配向を弱めることができるため、強度分布、成形収縮、線膨張等の物性について、成形品中の異方性を低減させることができる。また、肉厚成形品の成形に好適に用いることができる。また、成形材料中に含まれる単繊維強化材(B)の繊維長を、成形品中においても、より安定に維持することができる。また、成形時の成形材料のロスを低減することができる。
以下、参考形態の例を付記する。
1.熱硬化性樹脂(A)および
単繊維強化材(B)、
を含み、
ISO178に基づいて測定される曲げ強さが、200MPa以上である成形材料を成形してなる、成形品。
2. 1.に記載の成形品において、ISO179−1に基づいて測定される前記成形材料のシャルピー衝撃強度が20kJ/m 2 以上である、成形品。
3. 1.または2.に記載の成形品において、ISO527−1に基づいて測定される前記成形材料の引張り強さが120MPa以上である、成形品。
4. 1.乃至3.いずれか1項に記載の成形品において、ISO527−1に規定された試験片を用いる引張りクリープ試験において、120℃、荷重50MPaの条件で測定される引張りクリープ特性の24時間最大変形率が0.5%以下である前記成形材料を成形してなる、成形品。
5. 1.乃至4.いずれか1項に記載の成形品において、前記単繊維強化材(B)の重量平均繊維長が1mm以上50mm以下である、成形品。
6. 5.に記載の成形品において、前記単繊維強化材(B)の繊維長分布について、短繊維長側から重量累積50%における繊維長L50に対する重量累積90%における繊維長L90の比L90/L50比が2以下である、成形品。
7. 1.乃至6.いずれか1項に記載の成形品において、前記単繊維強化材(B)が、ガラス繊維、カーボン繊維およびプラスチック繊維からなる群から選択される一種を含む、成形品。
8. 1.乃至7.いずれか1項に記載の成形品において、さらに、無機充填材(C)を含む、成形品。
9. 1.乃至8.いずれか1項に記載の成形品において、前記熱硬化性樹脂(A)が、フェノール樹脂、エポキシ樹脂またはビスマレイミド樹脂からなる群から選択される一種以上を含む、成形品。
10. 1.乃至9.いずれか1項に記載の成形品において、前記成形材料を圧縮成形、トランスファー成形または射出成形して得られる、成形品。
11. 1.乃至10.いずれか1項に記載の成形品からなる、自動車、航空機、鉄道車両、船舶、事務機器、電機機器、機械または摺動部品に用いられる高強度部材。
12. 熱硬化性樹脂(A)および単繊維強化材(B)を含む成形材料を圧縮成形、トランスファー成形または射出成形する工程を含む成形品の製造方法であって、
ISO178に基づいて測定される前記成形材料の曲げ強さが、200MPa以上である、成形品の製造方法。
13. 12.に記載の成形品の製造方法において、前記成形品が、自動車、航空機、鉄道車両、船舶、事務機器、電機機器、機械または摺動部品に用いられる高強度部材である、成形品の製造方法。
実施例および比較例の配合と原料の特性を表1に示す。また、表1において、以下の原料を用いた。
フェノール樹脂1:住友ベークライト株式会社製スミライトレジンPR−51470
エポキシ樹脂1:DIC株式会社製エピクロンN−680
繊維1:ガラス長繊維(PPG社製ガラス繊維ロービング1084)
繊維2:炭素長繊維(東邦テナックス株式会社製炭素繊維ロービングHTS40)
繊維3:ガラス短繊維(日東紡績株式会社製ガラス繊維:CS−3E479S)
また、表1の配合において「その他」と記載した材料は、具体的には次の通りである。
実施例1:離型剤(ステアリン酸カルシウム:1重量部)、硬化助剤(酸化マグネシウム:1重量部)および顔料(カーボンブラック:1重量部)
実施例2:離型剤(ステアリン酸カルシウム:1重量部)、硬化助剤(酸化マグネシウム:1重量部)、顔料(カーボンブラック:1重量部)、無機充填材(ミルドカーボン:5重量部)および無機充填材(グラファイト:6重量部)
実施例3:水酸化アルミニウム(15重量部)、クレー(5重量部)、ステアリン酸カルシウム(1重量部)、カーボンブラック(0.5重量部)および2−メチルイミダゾール(0.5重量部)
比較例1:離型剤(ステアリン酸カルシウム:1重量部)、硬化助剤(酸化マグネシウム:1重量部)、顔料等(カーボンブラック:1重量部)および無機充填材(クレー:10重量部)
長繊維成形材料に関しては、表1の実施例1〜3に記載の原料を、流動床技術を使用して繊維にコーティングし、400℃に加熱されたヒータにより溶融・固着させ、冷却させた後に、ストランドカッターにより12mmの長さに切断することで顆粒化し、長繊維フェノール樹脂成形材料を得た。
比較例1に記載の従来の繊維強化フェノール成形材料は、表中に記載の原料を80〜90℃の混練ロールで約15分間溶融混練し、冷却後粉砕して成形材料を得た。
前述の製造方法によって得られたガラス長繊維強化フェノール樹脂成形材料(ガラス繊維長12mm、ガラス繊維含有量55重量%、ノボラック型フェノール樹脂)を用いて自動車用補機プーリの成形を行った。
まず、80〜90℃に加熱した金型内に長繊維成形材料を投入し、常法により圧縮し、プリフォームを作製した。比較例においては常温の金型を用いた。プリフォームは径80mm、高さ約30mm、重量200gである。次いで、これを平行板型の高周波予熱機によって100〜110℃まで予熱した。この予熱されたプリフォームをプーリ金型に投入し、加圧し加熱硬化せしめ所期の成形品を得た。プーリは外径120mm、高さ約30mmの6溝を有するポリVプーリであり、溝部は互いに反対方向に動くスライドコアによって形成される。その中央部にはシャフトへの圧入のための金属製ブッシュがインサート成形されている。成形条件は金型温度170〜180℃、成形圧力は20〜25MPa,硬化時間は3分であった。
これにより平滑で良好な外観を有し機械的強度、耐熱性に優れた自動車用補機プーリを得た。
前述の製造方法によって得られた炭素長繊維強化フェノール樹脂成形材料(炭素繊維長12mm、炭素繊維含有量40重量%、ノボラック型フェノール樹脂)を用いて摺動部品の成形を行った。
まず材料をペレットのまま130℃の恒温槽内に5分置き予熱を行った。これを金型内に投入し、ただちに型締を行い圧縮成形によって成形品を得た。金型温度は160〜170℃、成形圧力は25〜30MPa,硬化時間は3分であった。
前述の製造方法によって得られたガラス長繊維強化フェノール樹脂成形材料(ガラス繊維長12mm、ガラス繊維含有量55重量%、ノボラック型フェノール樹脂)を用いて防爆ケースの成形を行った。
まず、80〜90℃に加熱した金型内に長繊維成形材料を投入し、常法により圧縮し、プリフォームを作製した。プリフォームは径100mm、高さ約35mm、重量約370gのものを2個使用した。次いで、これを平行板型の高周波予熱機によって100〜110℃まで予熱した。この予熱されたプリフォームを防爆ケース金型に投入し、加圧し加熱硬化せしめ所期の成形品を得た。防爆ケースは底面が150mm角、高さ100mmの形状である。成形条件は金型温度160〜170℃、成形圧力は30〜35MPa、硬化時間は4分であった。
これにより平滑で良好な外観を有し機械的強度、耐熱性に優れた防爆ケースを得た。
得られた成形品の評価項目と試験方法は次の通りである。
・比重:ISO 1183
・成形収縮率:ISO 2577
・線膨張係数:TMA測定に拠った(昇温速度:5℃/分)
・引張り強さ:ISO 527−1
・引張り弾性率:ISO 527−1
・曲げ強さ:ISO 178
・曲げ弾性率:ISO 178
・圧縮強さ:ISO 604
・シャルピー衝撃強さ:ISO 179−1
・引張りクリープ特性:ISO 527−1に準拠した試験片を使用し、120℃、荷重50MPaの条件で測定される引張りクリープ特性の24時間最大変形率を求めた。
Claims (9)
- 熱硬化性樹脂(A)および
単繊維強化材(B)、
を含み、
前記熱硬化性樹脂(A)がフェノール樹脂を含み、
前記単繊維強化材(B)が、ガラス繊維またはカーボン繊維を含み、
前記単繊維強化材(B)の重量平均繊維長が1mm以上50mm以下であり、
前記単繊維強化材(B)の繊維長分布について、短繊維長側から重量累積50%における繊維長L50に対する重量累積90%における繊維長L90の比L90/L50比が1.5以下である成形材料を成形してなる成形品であって、
ISO178に基づいて測定される曲げ強さが、200MPa以上であり、
前記フェノール樹脂がノボラック型フェノール樹脂であり、
前記ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して10〜30重量部のヘキサメチレンテトラミンをさらに含み、
前記熱硬化性樹脂(A)が、エポキシ樹脂またはビスマレイミド樹脂からなる群から選択される一種以上をさらに含む、成形品。 - 請求項1に記載の成形品において、ISO179−1に基づいて測定されるシャルピー衝撃強度が20kJ/m2以上である、成形品。
- 請求項1または2に記載の成形品において、ISO527−1に基づいて測定される引張り強さが120MPa以上である、成形品。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の成形品において、ISO527−1に規定された試験片を用いる引張りクリープ試験において、120℃、荷重50MPaの条件で測定される引張りクリープ特性の24時間最大変形率が0.5%以下である、成形品。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の成形品において、当該成形品中の前記単繊維強化材(B)の繊維長の標準偏差が5mm以下である、成形品。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の成形品において、当該成形品中の全繊維重量に対する繊維長が1mm以下の前記単繊維強化材(B)の重量の割合が5%以下である、成形品。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の成形品において、さらに、無機充填材(C)を含む、成形品。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の成形品において、圧縮成形品、トランスファー成形品および射出成形品のいずれかである、成形品。
- 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の成形品からなる、自動車、航空機、鉄道車両、船舶、事務機器、電機機器または摺動部品に用いられる高強度部材。
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