JP5823027B2 - ショベル - Google Patents

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JP5823027B2
JP5823027B2 JP2014507629A JP2014507629A JP5823027B2 JP 5823027 B2 JP5823027 B2 JP 5823027B2 JP 2014507629 A JP2014507629 A JP 2014507629A JP 2014507629 A JP2014507629 A JP 2014507629A JP 5823027 B2 JP5823027 B2 JP 5823027B2
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
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    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units

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Description

本発明は、インバータで制御される電動機を有するショベルに関する。
近年、建設作業機械等の動力発生機械に、地球環境に配慮した省燃費、低公害、低騒音等の性能が求められている。これらの要請を満たすために、油圧ポンプに代えて、または油圧ポンプの補助として電動発電機を利用したショベル等の作業機械が登場している。電動発電機を組み込んだ作業機械においては、電動発電機から発生する余剰の運動エネルギが電気エネルギに変換され、キャパシタ等の蓄電装置に蓄積される。キャパシタには、例えば電気二重層キャパシタが用いられる。
蓄電装置から出力される直流電力を、インバータで交流電力に変換し、電動発電機を駆動する。逆に、電動発電機が発生した電力により、蓄電装置が充電される。
特開2011−130653号公報
電動機を駆動するときに、インバータ回路内のスイッチのオンオフが繰り返される。ショベルの旋回体を電動機で旋回させる時には、インバータと電動機との間で大電流が流れるため、スイッチのオンオフに伴って発生する電磁ノイズが大きくなる。ショベル等の建設作業機械には、画像処理装置、監視装置、通信装置等の種々の電子機器が搭載されている。インバータ及び電源ケーブルから発生する電磁ノイズにより、これらの電子機器の動作が不安定になる場合がある。さらに、ショベルの周囲の無線機器にノイズが混入してしまう。
本発明の目的は、配線等から発生するノイズの影響を軽減することができるショベルを提供することである。
下部走行体と、
前記下部走行体に取り付けられた旋回軸受けと、
前記旋回軸受けにより、前記下部走行体に対して旋回可能に支持された上部旋回体と、
前記上部旋回体に配置された運転台と、
前記上部旋回体に搭載された電動機と、
前記電動機の運転制御を行うインバータと、
前記インバータを収容する筐体と、
前記インバータと前記電動機とを接続する配線と、
前記配線を被覆する配線部電磁シールドと
前記筐体に前記配線を取り付けるためのコネクタであって、前記配線の端部に取り付けられ、前記配線部電磁シールドに電気的に接続されている金属ケースを含む前記コネクタと、
前記コネクタの金属ケースを覆い、積層された金属膜と絶縁膜とを含むコネクタ部電磁シールドと
を有するショベルが提供される。
配線部電磁シールドが、配線からの電磁ノイズの放射を抑制する。
図1は、実施例1によるショベルの平面図である。 図2は、実施例1によるショベルの側面図である。 図3は、実施例1によるショベルのブロック図である。 図4Aは、実施例1によるショベルに搭載されるインバータ及び配線の断面図であり、図4Bは、インバータの筐体と配線との接続部分の断面図である。 図5A及び図5Bは、配線とコネクタのプラグの側面図である。 図6は、実施例2によるショベルに搭載されるインバータの筐体と配線との接続部分の断面図である。 図7は、実施例3によるショベルに搭載されるインバータ及び配線の断面図である。 図8Aは、実施例4によるショベルに搭載されるインバータ及び配線の断面図であり、図8Bは、筐体部電磁シールドの断面図である。 図9Aは、実施例5によるショベルに搭載されるインバータ及び配線の断面図であり、図9Bは、筐体部電磁シールドの断面図である。 図10は、実施例6によるショベルに搭載される蓄電回路のブロック図である。
[実施例1]
図1に、実施例1によるハイブリッド型ショベルの概略平面図を示す。上部旋回体70に、旋回軸受け73を介して、下部走行体(走行装置)71が取り付けられている。上部旋回体70に、エンジン74、メインポンプ75、旋回用電動機76、油タンク77、冷却ファン78、運転台79、蓄電回路80、電動発電機83、及び電力変換装置(インバータ)84、85が搭載されている。エンジン74、メインポンプ75、及び電動発電機83が、トルク伝達機構81を介して相互にトルクの送受を行う。メインポンプ75は、ブーム82等の油圧シリンダに圧油を供給する。
図2に、実施例1によるハイブリッド型ショベルの側面図を示す。下部走行体71に、旋回軸受け73を介して上部旋回体70が搭載されている。旋回用電動機76(図1)が、その駆動対象である上部旋回体70を、下部走行体71に対して、時計回り、または反時計周りに旋回させる。上部旋回体70に、ブーム82が取り付けられている。ブーム82は、油圧駆動されるブームシリンダ89により、上部旋回体70に対して上下方向に揺動する。ブーム82の先端に、アーム87が取り付けられている。アーム87は、油圧駆動されるアームシリンダ90により、ブーム82に対して前後方向に揺動する。アーム87の先端にバケット88が取り付けられている。バケット88は、油圧駆動されるバケットシリンダ91により、アーム87に対して揺動する。
蓄電回路80、及びインバータ84、85が、上部旋回体70に搭載されている。さらに、上部旋回体70に通信装置86が搭載されている。通信装置86は、ショベルに搭載されている種々のセンサで検出された情報を、管理センタに送信する。また、管理センタからの種々の信号を受信する。運転台79には、通信装置としてラジオ受信機が備えられており、操作者はラジオ受信機で受信した信号を、音声で聴取することができる。
油タンク77は、油圧回路の油を貯蔵する。冷却ファン78は、油圧回路の油温の上昇を抑制する。操作者は、運転台79に着座して、ハイブリッド型ショベルを操作する。
図3に、実施例1によるハイブリッド型ショベルのブロック図を示す。図3において、機械的動力系を二重線で表し、高圧油圧ラインを太い実線で表し、電気制御系を細い実線で表し、パイロットラインを破線で表す。
エンジン74の駆動軸がトルク伝達機構81の入力軸に連結されている。エンジン74には、電気以外の燃料によって駆動力を発生するエンジン、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関が用いられる。エンジン74は、作業機械の運転中は、常時駆動されている。
電動発電機83の駆動軸が、トルク伝達機構81の他の入力軸に連結されている。電動発電機83は、電動(アシスト)運転と、発電運転との双方の運転動作を行うことができる。電動発電機83には、例えば磁石がロータ内部に埋め込まれた内部磁石埋込型(IPM)モータが用いられる。
トルク伝達機構81は、2つの入力軸と1つの出力軸とを有する。この出力軸には、メインポンプ75の駆動軸が連結されている。
エンジン74に加わる負荷が大きい場合には、電動発電機83がアシスト運転を行い、電動発電機83の駆動力がトルク伝達機構81を介してメインポンプ75に伝達される。これにより、エンジン74に加わる負荷が軽減される。一方、エンジン74に加わる負荷が小さい場合には、エンジン74の駆動力がトルク伝達機構81を介して電動発電機83に伝達されることにより、電動発電機83が発電運転される。
制御装置130が、中央処理装置(CPU)130A及び内部メモリ130Bを含む。CPU130Aは、内部メモリ130Bに格納されている駆動制御用プログラムを実行する。制御装置130は、表示装置135に、各種装置の劣化状態等を表示することにより、運転者の注意を喚起する。さらに、制御装置130は、通信装置86を制御することにより、管理センタ等と通信を行う。
メインポンプ75は、高圧油圧ライン116を介して、コントロールバルブ117に油圧を供給する。コントロールバルブ117は、運転者からの指令により、油圧モータ101A、101B、ブームシリンダ89、アームシリンダ90、及びバケットシリンダ91に油圧を分配する。油圧モータ101A及び101Bは、それぞれ図1、図2に示した下部走行体71に備えられた左右の2本のクローラを駆動する。
三相交流配線60が、インバータ84と電動発電機83とを接続する。直流配線(バスライン)61が、インバータ84と蓄電回路80とを接続する。三相交流配線62が、旋回用電動機76とインバータ85とを接続する。直流配線(バスライン)63が、インバータ85と蓄電回路80とを接続する。三相交流配線60、62、及び直流配線61、63が、それぞれ配線部電磁シールド50、52、51、53で被覆されている。インバータ84、85、及び蓄電回路80は、制御装置130により制御される。
インバータ84は、制御装置130からの指令に基づき、電動発電機83の運転制御を行う。電動発電機83のアシスト運転と発電運転との切り替えが、インバータ84により行われる。
電動発電機83がアシスト運転されている期間は、必要な電力が、蓄電回路80からインバータ84を通して電動発電機83に供給される。電動発電機83が発電運転されている期間は、電動発電機83によって発電された電力が、インバータ84を通して蓄電回路80に供給される。
旋回用電動機76は、インバータ85によって交流駆動され、力行動作及び回生動作の双方の運転を行うことができる。旋回用電動機76には、例えばIPMモータが用いられる。旋回用電動機76の力行動作中は、蓄電回路80からインバータ85を介して旋回用電動機76に電力が供給される。旋回用電動機76が、減速機124を介して、上部旋回体70(図1、図2)を旋回させる。回生運転時には、上部旋回体70の回転運動が、減速機124を介して旋回用電動機76に伝達されることにより、旋回用電動機76が回生電力を発生する。発生した回生電力は、インバータ85を介して蓄電回路80に供給される。これにより、蓄電回路80内の蓄電装置が充電される。
レゾルバ122が、旋回用電動機76の回転軸の回転方向の位置を検出する。検出結果は、制御装置130に入力される。旋回用電動機76の運転前と運転後における回転軸の回転方向の位置を検出することにより、旋回角度及び旋回方向が導出される。
メカニカルブレーキ123が、旋回用電動機76の回転軸に連結されており、機械的な制動力を発生する。メカニカルブレーキ123の制動状態と解除状態とは、制御装置130からの制御を受け、電磁的スイッチにより切り替えられる。
パイロットポンプ115が、油圧操作系に必要なパイロット圧を発生する。発生したパイロット圧は、パイロットライン125を介して操作装置126に供給される。操作装置126は、レバーやペダルを含み、運転者によって操作される。操作装置126は、パイロットライン125から供給される1次側の油圧を、運転者の操作に応じて、2次側の油圧に変換する。2次側の油圧は、油圧ライン127を介してコントロールバルブ117に伝達されると共に、他の油圧ライン128を介して圧力センサ129に伝達される。
圧力センサ129で検出された圧力の検出結果が、制御装置130に入力される。これにより、制御装置130は、下部走行体71、旋回用電動機76、ブーム82、アーム87、及びバケット88(図2)の操作の状況を検知することができる。
図4Aに、実施例1によるインバータ84及び三相交流配線60の断面図を示す。図4Bに、コネクタ部の拡大断面図を示す。なお、図3に示したインバータ84と直流配線61、インバータ85と三相交流配線62、及びインバータ85と直流配線63も、図4Aに示した構成と同様の構成を有する。
筐体本体11Aの開口部が蓋11Bで塞がれている。筐体本体11Aと蓋11Bとで、内部に閉じた空間を画定する筐体11が構成される。筐体本体11A及び蓋11Bは、例えばアルミニウム(Al)等の導電材料で形成されている。筐体11内に、インバータ84が収容されている。筐体本体11Aの底面に冷却プレート12が固定されている。インバータ84は、冷却プレート12に固定される。冷却プレート12内に流路13が形成されている。流路13に冷却媒体を流通させることにより、インバータ84を冷却することができる。
コネクタ20が、プラグ(接詮)22とレセプタクル(接栓座)21とを含む。レセプタクル21は筐体11に固定されている。プラグ22は、三相交流配線60の端部に取り付けられている。
図5Aに示すように、三相交流配線60は、3本の配線で構成される。3本の三相交流配線60が、1つのプラグ22に取り付けられている。図5Bに示すように、3本の三相交流配線60に、それぞれプラグ22を取り付けてもよい。
図4Bに示すように、三相交流配線60の芯線65の各々が、絶縁被膜66で被覆されている。配線部電磁シールド50が三相交流配線60を被覆している。配線部電磁シールド50には、金属膜(金属箔)が用いられる。
プラグ22は金属ケースを含む。金属ケースは、例えば分離可能な2つの部分で構成される。2つの部分で三相交流配線60の端部を挟むことにより、三相交流配線60の端部がプラグ22に固定される。実施例1においては、プラグ22を構成する金属ケースが、配線部電磁シールド50と共に三相交流配線60を挟んでいる。これにより、配線部電磁シールド50がプラグ22の金属ケースに電気的に接続される。
レセプタクル21は、絶縁性のケースと、中心導体25とを含む。三相交流配線60の芯線65が、レセプタクル21の中心導体25に接続される。中心導体25は、バスバー26により、インバータ84に接続される。
プラグ22の金属ケース、及びレセプタクル21の絶縁性のケースが、ボルトとナットからなる締結具27により、筐体11に固定される。プラグ22の金属ケースは、レセプタクル21の絶縁性のケースよりも外側において、筐体11の外側の表面に接触する。これにより、プラグ22の金属ケースが筐体11に電気的に接続される。
筐体11は、上部旋回体70、旋回軸受け73、及び下部走行体71を介して接地されている。具体的には、筐体11は、ショベルの機体に電気的に接続されており、機体を介して接地される。配線部電磁シールド50の金属箔が、プラグ22の金属ケースを介して筐体11に電気的に接続されているため、配線部電磁シールド50にも接地電位が与えられる。このため、三相交流配線60の芯線65を流れる電流により発生する電磁ノイズの放射を抑制することができる。なお、導電性の筐体11及びプラグ22の金属ケースも、電磁シールドとして作用する。これにより、通信装置(例えばラジオ受信機)や、運転台79に備えられた画像表示装置等が受ける電磁ノイズの影響を低減することができる。
[実施例2]
図6に、実施例2によるショベルに搭載されるインバータと配線との接続部分の断面図を示す。以下、図1〜図4Bに示した実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
実施例1では、配線部電磁シールド50に金属箔が用いられていた。実施例2では、配線部電磁シールド50として、磁性材料を含有する配線部塗膜が用いられる。この配線部塗膜は、三相交流配線60の絶縁被膜66の表面に、磁性塗料を塗布することにより形成される。配線部電磁シールド50に磁性材料を用いることにより、導電材料では電磁シールド効果を得にくい数百kHz以下の低周波数帯の電磁ノイズの放射を効率的に低減することができる。
[実施例3]
図7に、実施例3によるショベルに搭載されるインバータ及び配線の断面図を示す。以下、図1〜図4Bに示した実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図7に示すように、実施例3では、筐体部電磁シールド55が筐体11を覆う。さらに、コネクタ部電磁シールド(コネクタ部金属膜)56が、コネクタ20のプラグ22を覆う。筐体部電磁シールド55及びコネクタ部電磁シールド56には、それぞれ筐体部塗膜及びコネクタ部塗膜が用いられる。筐体部塗膜及びコネクタ部塗膜は磁性材料を含む。配線部電磁シールド50は、金属膜50Aと磁性材料を含有する配線部塗膜50Bとの2層を含む。
実施例3では、筐体11、プラグ22、及び三相交流配線60を覆う電磁シールドが磁性材料を含んでいる。このため、電磁ノイズの放射を、より効果的に抑制することができる。
[実施例4]
図8Aに、実施例4によるショベルに搭載されるインバータ及び配線の断面図を示す。以下、図1〜図4Bに示した実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図8Aに示すように、筐体11が筐体部電磁シールド55で覆われ、コネクタ20のプラグ22がコネクタ部電磁シールド(コネクタ部金属膜)56で覆われ、三相交流配線60が配線部電磁シールド50で覆われている。
図8Bに、筐体部電磁シールド55の断面図を示す。筐体部電磁シールド55は、複数の筐体部金属膜55Aと、磁性材料を含有する筐体部塗膜55Bとを含む。筐体部塗膜55Bは、複数の筐体部金属膜55Aよりも外側に配置される。筐体部金属膜55Aと筐体11との間、筐体部金属膜55Aの間、及び筐体部金属膜55Aと筐体部塗膜55Bとの間に、絶縁膜55Cが挿入されている。これにより、筐体部金属膜55Aは筐体11及び筐体部塗膜55Bから絶縁され、筐体部金属膜55A同士も絶縁される。コネクタ部電磁シールド56及び配線部電磁シールド50も、筐体部電磁シールド55と同一の積層構造を有する。すなわち、複数の配線部金属膜、複数の絶縁膜、及び磁性材料を含有する配線部塗膜を含む。
各筐体部金属膜55Aの表面が、電磁波の反射表面として作用する。このため、電磁ノイズの放射を、より効率的に抑制することができる。さらに、最も外側に筐体部塗膜55Bが配置されているため、低周波ノイズの放射を効率的に抑制することができる。
[実施例5]
図9Aに、実施例5によるショベルに搭載されるインバータ及び配線の断面図を示す。以下、図8A、図8Bに示した実施例4との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
実施例5では、筐体11の内側の表面に沿うように、筐体部電磁シールド67が配置されている。内側の筐体部電磁シールド67は、図9Bに示すように、金属膜67Aを含む。金属膜67Aと筐体11との間に、絶縁膜67Bが配置されている。絶縁膜67Bにより、金属膜67Aが筐体11から絶縁されている。
実施例5のように、筐体部電磁シールド67を、筐体11の内側の表面に沿うように配置してもよい。
[実施例6]
図10に、実施例6によるショベルに搭載される蓄電回路のブロック図を示す。以下、図1〜図4Bに示した実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
実施例1〜実施例5では、図3に示した電動発電機83、インバータ84、蓄電回路80、旋回用電動機76、及びインバータ85の間の配線の電磁シールド、及びこれらの筐体の電磁シールドについて説明した。実施例6では、蓄電回路80内の配線及び筐体について説明する。蓄電回路80は、蓄電装置96、昇降圧コンバータ95、及び直流配線68を含む。蓄電装置96には、例えば電気二重層キャパシタ、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンキャパシタ等が用いられる。直流配線68は、昇降圧コンバータ95と蓄電装置96とを接続する。昇降圧コンバータ95は、直流配線(バスライン)61によりインバータ84に接続されている。同様に、図3に示したように、昇降圧コンバータ95は、直流配線(バスライン)63によりインバータ85に接続されている。
電動発電機83がアシスト運転すると、直流配線61の電圧が低下する。このとき、昇降圧コンバータ95は蓄電装置96を放電させ、直流配線61の電圧を上昇させる。電動発電機83が発電運転すると、直流配線61の電圧が上昇する。このとき、昇降圧コンバータ95は、直流配線61に蓄積された電力により蓄電装置96を充電する。
直流配線68が、配線部電磁シールド54で覆われている。昇降圧コンバータ95の筐体が、筐体部電磁シールド57で覆われている。蓄電装置96の筐体が、筐体部電磁シールド58で覆われている。配線部電磁シールド54は、実施例1〜実施例5の配線部電磁シールド50と同じ構造を有する。筐体部電磁シールド57、58は、実施例3〜実施例5の筐体部電磁シールド55と同じ構造を有する。直流配線61と昇降圧コンバータ95との接続部、昇降圧コンバータ95と直流配線68との接続部、及び蓄電装置96と直流配線68との接続部は、実施例1〜実施例5のインバータ84と三相交流配線60との接続部と同じ構造を有する。
蓄電回路80内の昇降圧コンバータ95、蓄電装置96、及び直流配線68が、筐体部電磁シールド57、58、及び配線部電磁シールド54で覆われているため、蓄電回路80からの電磁ノイズの放射を抑制することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
11 筐体
11A 筐体本体
11B 蓋
12 冷却プレート
13 流路
20 コネクタ
21 レセプタクル
22 プラグ
25 中心導体
26 バスバー
27 締結具
50〜53 配線部電磁シールド
50A 金属膜
50B 配線部塗膜
54 配線部電磁シールド
55 筐体部電磁シールド
55A 金属膜
55B 筐体部塗膜
55C 絶縁膜
56 コネクタ部電磁シールド(コネクタ部金属膜)
57 筐体部電磁シールド
58 蓄電装置電磁シールド
60 三相交流配線
61 直流配線(バスライン)
62 三相交流配線
63 直流配線(バスライン)
65 芯線
66 絶縁被膜
67 筐体部電磁シールド
67A 金属膜
67B 絶縁膜
68 直流配線
70 上部旋回体
71 下部走行体
73 旋回軸受け
74 エンジン
75 メインポンプ
76 旋回用電動機
77 油タンク
78 冷却ファン
79 運転台
80 蓄電回路
81 トルク伝達機構
82 ブーム
83 電動発電機
84、85 電力変換装置(インバータ)
86 通信装置
87 アーム
88 バケット
89 ブームシリンダ
90 アームシリンダ
91 バケットシリンダ
95 昇降圧コンバータ
96 蓄電装置
101A、101B 油圧モータ
115 パイロットポンプ
116 油圧ライン
117 コントロールバルブ
122 レゾルバ
123 メカニカルブレーキ
124 減速機
125 パイロットライン
126 操作装置
127、128 油圧ライン
130 制御装置
130A 中央処理装置(CPU)
130B 内部メモリ
135 表示装置

Claims (9)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に取り付けられた旋回軸受けと、
    前記旋回軸受けにより、前記下部走行体に対して旋回可能に支持された上部旋回体と、
    前記上部旋回体に配置された運転台と、
    前記上部旋回体に搭載された電動機と、
    前記電動機の運転制御を行うインバータと、
    前記インバータを収容する筐体と、
    前記インバータと前記電動機とを接続する配線と、
    前記配線を被覆する配線部電磁シールドと
    前記筐体に前記配線を取り付けるためのコネクタであって、前記配線の端部に取り付けられ、前記配線部電磁シールドに電気的に接続されている金属ケースを含む前記コネクタと、
    前記コネクタの金属ケースを覆い、積層された金属膜と絶縁膜とを含むコネクタ部電磁シールドと
    を有するショベル。
  2. 前記配線部電磁シールドは、金属膜を含む請求項1に記載のショベル。
  3. 前記配線部電磁シールドは、前記配線の表面に塗布された磁性材料を含有する配線部塗膜を含む請求項1または2に記載のショベル。
  4. さらに、前記筐体を覆う筐体部電磁シールドを有する請求項1または2に記載のショベル。
  5. 前記筐体部電磁シールドは、磁性材料を含有した筐体部塗膜を含む請求項4に記載のショベル。
  6. 下部走行体と、
    前記下部走行体に取り付けられた旋回軸受けと、
    前記旋回軸受けにより、前記下部走行体に対して旋回可能に支持された上部旋回体と、
    前記上部旋回体に配置された運転台と、
    前記上部旋回体に搭載された電動機と、
    前記電動機の運転制御を行うインバータと、
    前記インバータを収容する筐体と、
    前記インバータと前記電動機とを接続する配線と、
    前記配線を被覆する配線部電磁シールドと、
    前記筐体を覆う筐体部電磁シールドと、
    を有し、
    前記筐体部電磁シールドは、
    磁性材料を含有した筐体部塗膜と、
    前記筐体の外側及び内側の少なくとも一方の表面に沿って、前記筐体部塗膜より内側に配置された筐体部金属膜と、
    前記筐体と前記筐体部金属膜との間に配置され、両者を相互に絶縁する絶縁膜と
    を含むショベル。
  7. 下部走行体と、
    前記下部走行体に取り付けられた旋回軸受けと、
    前記旋回軸受けにより、前記下部走行体に対して旋回可能に支持された上部旋回体と、
    前記上部旋回体に配置された運転台と、
    前記上部旋回体に搭載された電動機と、
    前記電動機の運転制御を行うインバータと、
    前記インバータを収容する筐体と、
    前記インバータと前記電動機とを接続する配線と、
    前記配線を被覆する配線部電磁シールドと、
    前記筐体を覆う筐体部電磁シールドと
    を有し、
    前記筐体部電磁シールドは、
    前記筐体の外側及び内側の少なくとも一方の表面に沿って配置された筐体部金属膜と、
    前記筐体と前記筐体部金属膜との間に配置され、両者を相互に絶縁する絶縁膜と
    を含むショベル。
  8. 前記コネクタ部電磁シールドは、さらに、磁性材料を含有する膜を含む請求項1乃至5のいずれか1項に記載のショベル。
  9. 前記配線部電磁シールドは、さらに、前記配線を覆い、相互に絶縁された複数の配線部金属膜を含む請求項1または2に記載のショベル。
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