JP3230970B2 - コネクタのシールド構造 - Google Patents

コネクタのシールド構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド線を用い
ることなく、シールド線を用いた場合と同様のシールド
効果を得るように構成したコネクタのシールド構造に関
し、特に自動車に搭載した制御機器の如く確実なシール
ド性能が要求され、且つ低コスト化、メンテナンス性の
向上が要求される場合に好適な配線技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の自動車はCPUを含む各種電子機
器が搭載され、当然のことながら高周波信号の授受に
は、ノイズによって機器の動作が不安定になることを回
避するためにシールド線が使用される。そして、電子機
器とシールド線を含む配線とは、組み立て時の作業性や
メンテナンス時を考慮して一対のコネクタにより着脱自
在に接続されるようになっている。
【0003】従来のシールド線配線の一例を図7〜図9
を参照して説明すると、図7に示すようなシールド線の
シールド構造の場合、シールド編線84の芯線84aは
その上を覆っている内部絶縁被覆層84bを所定の長さ
だけ剥いて露呈される。また、内部絶縁被覆層84bの
上を覆っているシールド接続(ドレーン短絡)用の編線
84cは内部絶縁被覆層84bよりも更に少し下がった
位置で切断された外部被覆層84dの上に折り返され
る。そして、編線84cおよび外部被覆層84dの上に
係止突起86aを有したゴム栓押さえ86、防水ゴム栓
85、金属製の接続部材87を装着し、更にシールド編
線84の先端の露呈した芯線84a上には端子固定金具
81が固着される。
【0004】この端子固定金具81には、コネクタハウ
ジング88が外嵌される。このコネクタハウジング88
は、端子固定金具81に外嵌する円筒状のハウジング本
体89と、このハウジング本体89に外嵌したフランジ
91と、ハウジング本体89とフランジ91との間に挟
まれた円筒状の本体部90aおよびフランジ91の前面
側に露呈する鍔部90bとを有した金属シェル90と、
ハウジング本体89内に挿通された端子固定金具81に
係合して該端子固定金具81のハウジング本体89から
の抜けを防止するCリング93とで構成されている。
【0005】この端子固定金具81は、前端面に機器側
の接続端子98をねじ止めするための雌ねじ部82aが
形成されるとともに、前端側外周部にはCリング93が
係合する係止溝82bが形成されている。また、基端面
には芯線84aを挿入する芯線挿入孔83aが装備され
ており、芯線挿入孔83aに芯線84aを挿入した後、
該芯線挿入孔83aの外周を加締めることによって芯線
84aに固着される。また、接続部材87は、前述した
金属シェル90を介して編線84cを電気機器の金属ケ
ース94にシールド接続(ドレーン短絡)させるための
もので、金属シェル90の本体部90aに圧着される筒
状部と、編線84cに圧着される筒状部とが一体形成さ
れた構造を呈している。
【0006】また、ゴムパッキン85は、端子固定金具
81の上にコネクタハウジング88を外嵌させた際に、
後方に延出しているフランジ91の筒状部とシールド編
線84の外部被覆層84dとの間の隙間を塞いでコネク
タハウジング88とシールド編線84との間を水密に保
つものである。一方、コネクタハウジング88のハウジ
ング本体89は、先端側が金属ケース94に形成された
電線挿入孔95に挿通される筒状を呈しており、該ハウ
ジング本体89の先端側の外周には、該ハウジング本体
89と電線挿入孔95との間を防水するシールリング9
2が装着されている。また、該ハウジング本体89に外
嵌したフランジ91は、ボルト100によって金属ケー
ス94にねじ止めされた際、金属シェル90の鍔部90
bが金属ケース94に確実に接触するように形成されて
いる。
【0007】上述したシールド線のシールド構造では、
図8に示すようにシールド編線84の芯線84aに加締
め付けた端子固定金具81にコネクタハウジング88を
組み付けた状態にする。次に、図9に示すようにコネク
タハウジング88のハウジング本体89の先端を金属ケ
ース94の電線挿入孔95に挿通させて、フランジ91
をボルト100によって金属ケース94に固定する。ま
た、ボルト101によって機器側の接続端子98を端子
固定金具81の先端にねじ止めすれば、シールド編線8
4の芯線84aと機器側の接続端子98との電気的な接
続と、シールド編線84の編線84cを金属ケース94
に接続するシールド接続(ドレーン短絡)処理と、該シ
ールド編線84と電線挿入孔95との間の防水処理とが
確実に行われることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のシールド線のシールド構造では、シールド線8
4の編線84cを剥き出してから折り返す等の作業が必
要であり、編線84cと接続部材87との接触を良好に
するためには、編線84cの剥き出し範囲を大きくしな
ければならず、構造が複雑である上に組付け作業が面倒
で作業性がよくなかった。
【0009】また、シールド線84自体も高価であり、
端子固定金具81等の高精度な切削加工を必要とする部
品が多いため、作業性がよくないことと相まってコスト
アップの一因になっていた。また、シールド線84の編
線84cは、接続部材87に圧着して接続するため、シ
ールド線84の電線径が変わると接続部材87はもとよ
りゴムパッキン85等も交換しなければならず、設計自
由度がなかった。
【0010】本発明の目的は、構造が簡単で組み立てお
よび取り外しが容易である上に、電子機器間をシールド
線を用いることなく電磁シールドした状態で接続するコ
ネクタのシールド構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記目的
は、下記(1)および(2)に示すように構成したコネ
クタのシールド構造により達成される。 (1)接続電線を挿通した状態で表面に施した導電性
をケースに接触するように固定された機器側コネクタ
と、接続電線を挿通した状態で表面に施した導電性皮膜
が前記機器側コネクタに面接触するように接続される接
続側コネクタとを備えたコネクタのシールド構造におい
て、前記機器側コネクタの一端に可撓性を有し、且つ表
面に導電性皮膜を施した係止突起を備えた係止部を設け
るとともに、前記接続側コネクタの一端に可撓性を有
し、且つ該接続側コネクタを前記機器側コネクタに接続
する際に前記機器側コネクタの前記係止部を弾性的に撓
ませ、前記機器側コネクタの前記係止突起を乗り越えさ
せた後に係止する係止突起を備えた係止部を設けたこと
を特徴とするコネクタのシールド構造。
【0012】(2)前記接続側コネクタの前記係止部の
一端に押圧により該係止部を撓み変形させて前記係止突
起の係止を解除する押動部を設けたことを特徴とする請
求項1記載のコネクタのシールド構造。
【0013】本発明に係わる上記構成のコネクタのシー
ルド構造によれば、機器側コネクタの表面には導電性被
膜が施され、この機器側コネクタに接続される接続側コ
ネクタの表面にも導電性被膜が施されている。前記機器
側コネクタと前記接続側コネクタとは、表面が面接触す
るように接続されるので、両者は機械的に一体化される
とともに、電気的にも接続され内部を挿通した接続電線
に対してシールド作用を有するようになる。
【0014】更に、本発明では、前記機器側コネクタに
弾性を有する係止部が設けられ、この係止部の表面にも
導電性被膜が形成されている。そして、接続側コネクタ
にも弾性を有する係止部が設けられ、その表面に導電性
被膜が形成されているので、機器側コネクタに接続側コ
ネクタを接続する際に係止部同士を係止させることによ
り、導電性接続がより一層確実に行われる。この結果、
シールド線を使用することなく電線を電磁シールドする
ことができ、しかも前記係止部の弾性によって振動等に
よる接触不良、言い換えればシールド不良を防止するこ
とができる。
【0015】また、接続側コネクタの係止部には押動部
が設けられているので、機器側コネクタから接続側コネ
クタを取り外す際は、押動部を押し下げて係止部同士の
係止を解除し、簡単に取り外すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したコネクタ
のシールド構造の実施形態を図1〜図6に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明のコネクタのシールド構造を
示す一部切欠側面図、図2はコネクタのシールド構造の
構成を示す他の側面図、図3はコネクタを係止する際の
係止部の作用を示す一部切欠側面図、図4はコネクタ係
止後の作用を示す一部切欠側面図、図5はコネクタの係
止部の構成と係止作用を示す要部の拡大断面図、図6は
コネクタの使用形態を示す模式的説明図である。
【0017】先ず、本実施形態におけるコネクタのシー
ルド構造(以下、単にシールド構造と略称する)1の使
用形態を説明する。このシールド構造1は、図6に示す
ようにケース2、3内に内装した電子機器(図示省略)
を例えば高圧ケーブル4で、且つシールド状態で接続す
る際に使用されるものであり、図6の右方に示すように
ケース3に固定される機器側コネクタ5と、この機器側
コネクタ5に着脱自在に接続される接続側コネクタ6を
備えている。
【0018】また、ケース2に固定されるコネクタ7と
接続側コネクタ6とは、後述するシールドシートを巻き
付けたコルゲートチューブ8を介して接続されている。
そして、コネクタ7、コルゲートチューブ8、接続側コ
ネクタ6、機器側コネクタ5の内部には、接続電線に相
当する高圧ケーブル4が挿通している。したがって、高
圧ケーブル4は電磁シールドされた状態で電子機器を接
続することになり、高圧ケーブル4から発生するノイズ
等の影響を防止することができ、高価かつ配線作業の面
倒なシールド構造が不要になる。
【0019】次に、シールド構造1を構成する各部材に
ついて説明する。機器側コネクタ5は、図1以下の各図
に示すようにケース3に形成した取付口3aに嵌合する
筒状の嵌合部11と、ケース3にネジ止め固定するフラ
ンジ12と、接続側コネクタ6に係止する係止部13
と、接続側コネクタ6が被嵌するように構成された筒状
の接続部14とを備えている。そして、嵌合部11の外
側面にはゴム等のOリング15が嵌合され、取付口3a
に圧接してケース3内への水分の浸潤を防止するように
なっている。また、接続部14の外側面にもOリング1
6が嵌合され、接続側コネクタ6との間を水密に保持す
るようになっている。
【0020】なお、機器側コネクタ5は合成樹脂を一体
成形したものであるが、外側面全体に導電性被膜に相当
する例えばNiメッキ等が施され、フランジ12を介し
てケース3に固定することにより全体がケース3に電気
的に接続されるようになっている。なお、フランジ12
にはネジ挿通孔12aが形成され、ケース3にネジ留め
するようになっている。
【0021】ところで、係止部13はフランジ12の近
傍から接続部14方向に長手状に張り出した形状であっ
て、全体が上下方向に弾性を有している。この係止部1
3の先端には、下方に向けて係止突起13aが設けら
れ、後に説明するように接続側コネクタ6を弾性的に係
止するようになっている。なお、係止部13の両側に
は、図2に示すように所定間隔を介してガイド部材18
a、18bが設けられ、接続側コネクタ6に設けた係止
部材をガイドするように構成されている。
【0022】接続側コネクタ6は、図1および図3等に
断面構造で示すように基本的には筒体であるが、機器側
コネクタ5の接続部14に外側から被嵌するように寸法
設定された嵌合部21と、コルゲート8を被せて係合す
る係合部22と、前記係止部13に係止させるための係
止部23等を備え、係合部22の外側面には後述するコ
ルゲート押さえ32を係止するための係止溝24が形成
されている。また、係合部22内には仕切り壁25が形
成され、この仕切り壁25には3個の電線挿通孔26が
形成されていて、高圧ケーブル4を所定間隔で挿通させ
るようになっている。
【0023】係止部23は、嵌合部21から係合部22
方向に向けて長手状に形成され、全体が上下方向に弾性
的に変形するようになっている。係止部23は板状であ
り、そのほぼ中央部に上側に向けて係止突起23aが形
成され、先端部には突状の押動部23bが形成されてい
る。この係止部23の表面全体、すなわち係止突起23
aの表面等にも、Niメッキ等の導電性メッキが施され
ている。したがって、機器側コネクタ5に接続側コネク
タ6を被せ、且つ係止部13、23を係止させると機械
的に一体化されるとともに、接続部14と嵌合部21と
が密に接触する上に、係止部13、23が弾性的に接触
するので電気的に低抵抗で、しかも接触不良等の無い状
態で接触することになる。
【0024】コルゲートチューブ8は、図1に示すよう
に可撓性を有する合成樹脂を蛇腹状に形成したものであ
り、その内部にはシールドシート31が巻き付けられて
いる。そして、コルゲートチューブ8の端部は、接続側
コネクタ6の係合部22の外側に被せられ、その外側か
らコルゲート押さえ32によって係合部22に圧接する
ように締め付けられる。なお、コルゲート押さえ32の
元の形状は、筒状体を長手方向に半割りした形状であ
り、半割り部材を係止具33により係止して筒状に構成
するようになっている。すなわち、図1に示すように係
合部22にコルゲートチューブ8の一端を被せ、次いで
外側から半割り部材を被せた後、係止具33を用いて筒
状に構成することにより、コルゲートチューブ8が係合
部22に締め付け固定される。
【0025】係合部22の外側面は前記のようにNiメ
ッキされ、コルゲートチューブ8の内側面にはシールド
シート31が巻き付けられている。したがって、シール
ドシート31と係合部22、言い換えれば接続側コネク
タ6とは電気的に接続され、コルゲートチユーブ8内お
よび接続側コネクタ6内を挿通する高圧ケーブル4が電
磁シールドされることになる。なお、コルゲート押さえ
32の内側面の一部には、コルゲートチューブ8の蛇腹
形状に係合する係合溝34と、前記係止溝24に係止す
る係止突起35が環状に形成されている。故に、図1に
示すように嵌合部21にコルゲートチューブ8を被せた
状態では、コルゲートチューブ8は抜け出し不可にな
り、電気的には接触不良等が無いように接続側コネクタ
6に接続されることになる。
【0026】次に、機器側コネクタ5と接続側コネクタ
6との係止作用を説明する。この場合、高圧ケーブル4
を挿通させたコルゲートチューブ8を接続側コネクタ6
に取り付ける。この取付は、前記のようにコルゲート押
さえ32によって行う。次に、ケース2にフランジ12
を介して固定されている機器側コネクタ5に高圧ケーブ
ル4を挿通させ、更に接続側コネクタ6を押し込むと、
図3および図5に示すように係止突起13a、23aが
接触するようになる。
【0027】係止突起13a,23aの接触面は、図5
に拡大して示したようにテーパ面に形成されているの
で、接続側コネクタ6を更に押し込むと係止部23全体
が矢印Aで示す方向に撓み変形する。この結果、係止突
起13aが係止突起23aを乗り越えるようになり、更
に押し込むことによって図4等に示すように係止突起1
3aが係止突起23aを完全に乗り越えて、係止突起2
3aと押動部23bとの間に嵌り込むようになる。
【0028】この時点では、接続側コネクタ6が接続部
14全体に被さり、嵌合部21の内側面が0リング16
に圧接し、機器側コネクタ5と接続側コネクタ6とが水
密状態で完全に一体化される。しかも、係止部13、2
3全体が弾性を有していて、この係止部13、23の表
面はもとより係止突起12a、23aの表面にも導電性
メッキが施されているので、電気的にも低抵抗で接触す
ることになる。この結果、高圧ケーブル4は、コルゲー
トチューブ8、接続側コネクタ6、機器側コネクタ5に
より電磁的に完全にシールドされ、電子機器が安定に動
作できるようになる。
【0029】なお、図6に示すケース2についても電磁
シールド機能を有するコネクタ7が固定され、高圧ケー
ブル4はコネクタ7を介してケース2内の電子機器に接
続される。したがって、高圧ケーブル4の配線位置のい
ずれにおいても電磁シールドされることになり、不所望
なノイズの重畳等を完全に防止することができる。また
高圧ケーブル4の端末には接続端子9が圧着等により接
続され、電子機器のターミナルに簡便に接続できるよう
になっている。
【0030】以上説明したように、本発明を適用したコ
ネクタのシールド構造にあっては、高圧ケーブルを挿通
したコルゲートチューブを接続側コネクタに接続し、こ
の接続側コネクタを機器側コネクタに接続することによ
って、シールド線を用いることなくケース内の電子機器
を電磁シールドした状態で接続することができる。しか
も、機器側コネクタと接続側コネクタとは、双方に設け
た弾性を有する係止部により導電性を有するように接続
されているので、仮に振動が加わっても導電性、すなわ
ちシールド性が損なわれることがなく、自動車等の使用
環境の厳しい機器や装置に適用した場合、信頼性を大幅
に向上させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るコネク
タのシールド構造は、電子機器等を内装したケース等に
固定される機器側コネクタの表面に導電性被膜を施こ
し、この機器側コネクタに接続される接続側コネクタの
表面にも導電性被膜を施こし、前記機器側コネクタと前
記接続側コネクタとを接続する際にコネクタ同士が面接
触で導電性を有するように接続させるとともに、前記機
器側コネクタに設けた弾性を有し且つ表面に導電性被膜
を施した係止部と、接続側コネクタに設けた弾性を有し
且つ表面に導電性被膜を施した係止部とを弾性的に接触
させるものである。
【0032】よって、機器側コネクタおよび接続側コネ
クタ内に挿通した高圧ケーブル等の接続電線は、機器側
コネクタと接続側コネクタとにより電磁シールドされ
る。更に、係止部同士が弾性的に接触しているので導電
性接触がより確実に行われ、振動等が加えられても接触
不良になる危険性が無く、電磁シールドが損なわれな
い。このため、自動車等の使用環境の厳しい機器や装置
に適用した場合、信頼性が向上を大幅に向上させること
ができる。また、シールド線が不要なこと、製造が容易
なことと相まって、製造コストの低減を図ることがで
き、更にメンテナンスも容易になる等の高価を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるコネクタのシールド構
造を示す一部切欠側面図である。
【図2】コネクタのシールド構造の構成を示す他の側面
図である。
【図3】コネクタ接続時の係止部の作用を示す一部切欠
側面図である。
【図4】係止部を係止した状態を示す一部切欠側面図で
ある。
【図5】係止部の作用を示す要部の拡大断面図である。
【図6】コネクタのシールド構造の使用形態を示す模式
的説明図である。
【図7】従来のシールド構造の一例を示す断面図であ
る。
【図8】図7におけるシールド構造の組み立てた状態を
示す断面図である。
【図9】図7におけるシールド構造の組付け完了状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタのシールド構造 2、3 ケース 4 高圧ケーブル 5 機器側コネクタ 6 接続側コネクタ 8 コルゲートチューブ 11 嵌合部 13、23 係止部 13a、23a 係止突起 14 接続部 15、16 0リング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続電線を挿通した状態で表面に施した
    導電性被膜をケースに接触するように固定される機器側
    コネクタと、接続電線を挿通した状態で表面に施した導
    電性皮膜が前記機器側コネクタに面接触するように接続
    される接続側コネクタとを備えたコネクタのシールド構
    造において、 前記機器側コネクタの一端に可撓性を有し、且つ表面に
    導電性被膜を施した係止突起を備えた係止部を設けると
    ともに、前記接続側コネクタの一端に可撓性を有し、且
    つ該接続側コネクタを前記機器側コネクタに接続する際
    前記機器側コネクタの前記係止部を弾性的に撓ませ、
    前記機器側コネクタの前記係止突起を乗り越えさせた後
    に係止する係止突起を備えた係止部を設けたことを特徴
    とするコネクタのシールド構造。
  2. 【請求項2】 前記接続側コネクタの前記係止部の一端
    に押圧により該係止部を撓み変形させて前記係止突起の
    係止を解除する押動部を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のコネクタのシールド構造。
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