JP2015195192A - ショベル - Google Patents

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泰輔 松田
Taisuke Matsuda
泰輔 松田
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Abstract

【課題】電気ケーブル、電気機器から生じる電磁ノイズをシールドしたショベルを提供する。
【解決手段】導電性の筐体に電気部品が収容される。筐体は、旋回体に搭載される。筐体の外部に配置された電気ケーブルが、電気部品に電気的に接続される。柔軟な導電体で形成されたシールド部材が、筐体の内部から電気ケーブルの周囲を通って外部に漏れる電磁ノイズを遮蔽する。
【選択図】図11

Description

本発明は、ショベルに関する。
近年、旋回体を駆動する駆動装置として油圧モータに代えて旋回用電動機を用いたハイブリッド型のショベルが登場している。内燃機関及び電動発電機が、油圧モータや油圧シリンダを駆動する油圧ポンプの動力源となる。電動発電機を組み込んだショベルにおいては、内燃機関から発生する余剰の運動エネルギが電動発電機で電気エネルギに変換され、電気エネルギがキャパシタ等の蓄電装置に蓄積される。
具体的には、蓄電装置から出力される直流電力が、インバータで交流電力に変換されて電動発電機及び旋回電動機を駆動する。または、内燃機関で発生した余剰の運動エネルギにより電動発電機で発電された電力によって蓄電装置が充電される。
蓄電装置、インバータ、電動発電機、旋回電動機等は、電気ケーブで接続される。この電気ケーブルを用いて電力の送電が行われる(特許文献1)。
特開2010−272254号公報
旋回体を旋回させる旋回用電動機を駆動する時に、インバータ内のスイッチのオンオフが繰り返される。ショベルの旋回体を旋回用電動機で旋回させる時には、インバータと旋回用電動機との間で大電流が流れるため、スイッチのオンオフに伴って電磁ノイズが発生する。この電磁ノイズは、周囲の電子機器に悪影響を及ぼすので、できるだけ外部に漏洩させないことが好ましい。
本発明の実施例の目的のひとつは、電気ケーブル、電気機器から生じる電磁ノイズをシールドしたショベルを提供することにある。
本発明の一観点によると、
旋回体と、
電気部品と、
前記電気部品を収容し、前記旋回体に搭載された導電性の筐体と、
前記電気部品に電気的に接続され、前記筐体の外部に配置された電気ケーブルと、
前記筐体の内部から前記電気ケーブルの周囲を通って外部に漏れる電磁ノイズを遮蔽する柔軟な導電体で形成されたシールド部材と
を有するショベルが提供される。
上記ショベルにおいては、電気ケーブル、電気機器から生じる電磁ノイズをシールドすることができる。
図1は、実施例によるショベルの平面図である。 図2は、実施例によるショベルの側面図である。 図3は、実施例によるショベルのブロック図である。 図4A及び図4Bは、それぞれ実施例によるショベルに搭載されるインバータユニットの正面図及び右側面図であり、図4Cは、被覆部材を取り外した状態の右側面図である。 図5A〜図5Cは、それぞれインバータユニットに電気ケーブルを接続する作業工程において、ケーブル接続前の状態を示す図、装着途中の状態を示す図、及びシールド部材を装着した状態を示す図である。 図6は、巻付きシートの一例を説明するための図である。 図7は、図5Cの一点鎖線A−Aに沿う断面図である。 図8は、蓄電回路を説明するための図である。 図9は、巻付きシートの他の例を説明するための図である。 図10A〜図10Cは、それぞれプラグコネクタの平面図、正面図、及び側面図である。 図11は、他の実施例によるショベルのインバータユニットと電気ケーブルとの接続箇所の断面図である。 図12Aは、さらに他の実施例によるショベルのインバータユニットと電気ケーブルとの接続箇所の断面図であり、図12Bは、プラグコネクタの背面図である。 図13Aは、さらに他の実施例によるショベルのインバータユニットと電気ケーブルとの接続箇所の断面図であり、図13Bは、図13Aの一点鎖線13B−13Bにおける断面図である。 図14Aは、さらに他の実施例によるショベルに搭載されるインバータユニットと電気ケーブルとの接続箇所の概略断面図であり、図14B及び図14Cは、それぞれ導電性弾性部材の第1の部分及び第2の部分の斜視図である。 図15Aは、さらに他の実施例による巻付きシートの主部及び拡幅部を平面図であり、図15Bは、主部及び拡幅部を接続した状態の平面図である。
添付の図面を参照しながら、本発明の限定的でない例示である施例について説明する。
なお、添付の全図面の中の記載で、同一又は対応する部材又は部品には、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は、特に指定しない限り、複数の部材もしくは部品の寸法の比、及び1つの部材もしくは部品の寸法の縦横比を示すことを目的としない。従って、具体的な寸法は、以下の限定的でない実施例に照らし、当業者により決定することができる。
また、以下に説明する実施例は、発明を限定するものではなく例示であって、実施例に記述される全ての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1及び図2は、本発明のある実施例によるショベルを示している。
本実施例で例示するショベルは、ハイブリッド型のショベルである。下部走行体(走行装置)71に、旋回軸受け73を介して上部旋回体70が取付けられている。
上部旋回体70に、エンジン74、メインポンプ75、旋回用電動機76、油タンク77、冷却ファン78、運転台79、蓄電回路80、電動発電機83、及びインバータユニット84等が搭載されている。インバータユニット84は、二つの電力変換装置(インバータ)84A、84Bを有している。
エンジン74、メインポンプ75、及び電動発電機83は、トルク伝達機構81を介して相互にトルクの送受を行う。メインポンプ75は、トルク伝達機構81に接続されている。トルク伝達機構81から供給される駆動力によりメインポンプ75が駆動され、ブーム82等の各種油圧シリンダに圧油を供給する。
上部旋回体70は旋回軸受け73を介して下部走行体71に搭載されている(図2参照)。旋回用電動機76(図1)は、上部旋回体70を下部走行体71に対して旋回させる。
ブーム82は、上部旋回体70に取付けられている。ブーム82は、油圧駆動されるブームシリンダ89により、上部旋回体70に対して上下方向に揺動する。
ブーム82の先端に、アーム87が取付けられている。アーム87は、油圧駆動されるアームシリンダ90により、ブーム82に対して前後方向に揺動する。
アーム87の先端に、バケット88が取付けられている。バケット88は、油圧駆動されるバケットシリンダ91により、アーム87に対して揺動する。
上部旋回体70に電気装置が搭載されている。具体的には、電気装置として蓄電回路80、インバータユニット84(インバータ84A、84B)、コンバータ、CPU、旋回用電動機76、電動発電機83等が上部旋回体70に搭載されている。なお、電気装置は電気部品とも言い換えられる。
油タンク77は、油圧回路の油を貯蔵する。冷却ファン78は、油圧回路の油温の上昇を抑制する。運転者は、運転台79に着座して、ハイブリッド型ショベルを操作する。
図3は、本実施例によるショベルのブロック図である。なお図3において、機械的動力系を太い実線で表し、高圧油圧ラインを太い破線で表し、電力系及び電気制御系を細い実線で表し、パイロットラインを細い破線で表している。
エンジン74の駆動軸が、トルク伝達機構81の入力軸に連結されている。電動発電機83の駆動軸が、トルク伝達機構81の他の入力軸に連結されている。電動発電機83は、電動(アシスト)運転と、発電運転との双方の運転動作を行うことができる。
トルク伝達機構81は、2つの入力軸と1つの出力軸とを有する。この出力軸に、メインポンプ75の駆動軸が連結されている。
メインポンプ75に加わる負荷が大きい場合には、電動発電機83がアシスト運転を行う。この場合には、電動発電機83の駆動力がトルク伝達機構81を介してメインポンプ75に伝達される。これにより、エンジン74に加わる負荷が軽減される(アシストされる)。
一方、メインポンプ75に加わる負荷が小さい場合には、エンジン74の駆動力がトルク伝達機構81を介して電動発電機83に伝達される。これにより、電動発電機83が発電運転される。
制御装置130が、中央処理装置(CPU)130Aと内部メモリ130Bとを有している。CPU130Aは、内部メモリ130Bに格納されている駆動制御用プログラムを実行する。制御装置130は、表示装置135に、各種装置の劣化状態等を表示することにより、運転者の注意を喚起する。
メインポンプ75は、高圧油圧ライン116を介して、コントロールバルブ117に油圧を供給する。コントロールバルブ117は、運転者からの指令により、油圧モータ101A、101B、ブームシリンダ89、アームシリンダ90、及びバケットシリンダ91に油圧を分配する。油圧モータ101A及び101Bは、下部走行体71(図2)に備えられた左右の2本のクローラを駆動する。
蓄電回路80は、蓄電装置23及び昇降圧コンバータ24を有する(図8参照)。昇降圧コンバータ24は、DCバス(バスライン)61を介してインバータユニット84(インバータ84A、84B)に接続されている。
昇降圧コンバータ24は制御装置130により制御され、蓄電装置23の充放電を行う。放電時には蓄電装置23の端子間電圧を昇圧し、蓄電装置23からバスライン61及びインバータユニットを介して電動発電機83または旋回用電動機76に電力を供給する。また充電時には、電動発電機83または旋回用電動機76で発生した電力を、インバータユニット84及びバスライン61を介して蓄電装置23に供給する。
昇降圧コンバータ24は、直流電力を電圧の異なる直流電力に変換する電力変換装置として機能する。
電気ケーブル60が、インバータ84Aと電動発電機83とを接続している。電動発電機83は三相交流発電機であるため、インバータ84Aと電動発電機83との接続には3本の電気ケーブル60が用いられる。
電気ケーブル62が、旋回用電動機76とインバータ84Bとを接続している。旋回用電動機76は三相交流電動機であるため、旋回用電動機76とインバータ84Bとの接続には3本の電気ケーブル62が用いられる。
バスライン61は、インバータ84Aと蓄電回路80とを接続するとともに、インバータ84Bと蓄電回路80とを接続している(図8参照)。
電気ケーブル60の各々は、内側から芯材60A、絶縁膜60B、電磁シールド材60C、及び外装絶縁材60Dを積層した構造とされている(図7参照)。芯材60Aは電力供給を行う配線であり、導電性金属により形成されている。絶縁膜60Bは、この芯材60Aを被覆することにより、芯材60Aを電磁シールド材60Cから絶縁する。
電磁シールド材60Cは導電性金属により形成されており、絶縁膜60Bを介して芯材60Aを覆う。電磁シールド材60Cを接地することにより、芯材60Aを電気的にシールドすることができる。また、電磁シールド材60Cは、高周波磁場に対して芯材60Aを磁気的にシールドすることができる。外装絶縁材60Dは絶縁性樹脂よりなり、電磁シールド材60Cを覆う。
電気ケーブル60を構成する芯材60Aの端部に、電力端子67(図5A)が取り付けられている。また、電磁シールド材60Cの端部には、接続端子68(図5A)が取り付けられている。この接続端子68は、電力端子67の延出方向に対して略直角に起立した構成とされている。
なお、電気ケーブル62は電気ケーブル60と同一の構成を有しているため、電気ケーブル62の説明は省略する。
インバータ84A、84B、及び蓄電回路80は、制御装置130により制御される。インバータ84Aは、制御装置130からの指令に基づき、電動発電機83の運転制御を行う。このインバータ84Aにより、電動発電機83のアシスト運転と発電運転との切り替えが行われる。
電動発電機83がアシスト運転されている期間は、蓄電回路80からインバータ84Aを通して必要な電力が電動発電機83に供給される。また、電動発電機83が発電運転されている期間は、電動発電機83によって発電された電力がインバータ84Aを通して蓄電回路80に供給される。
旋回用電動機76はインバータ84Bによって駆動され、力行動作及び回生動作の双方の運転を行う。旋回用電動機76の力行動作中は、蓄電回路80からインバータ84Bを介して旋回用電動機76に電力が供給される。これにより旋回用電動機76は、減速機124(図3)を介して上部旋回体70を旋回させる。
回生運転時には、旋回用電動機76が回生電力を発生し、発生した回生電力がインバータ84Bを介して蓄電回路80に供給される。これにより、蓄電回路80内の蓄電装置が充電される。
レゾルバ122が、旋回用電動機76の回転軸の回転方向の位置を検出する。検出結果は、制御装置130に入力される。旋回用電動機76の運転前と運転後における回転軸の回転方向の位置を検出することにより、旋回角度及び旋回方向が導出される。
メカニカルブレーキ123が旋回用電動機76の回転軸に連結されており、機械的な制動力を発生する。メカニカルブレーキ123は、制御装置130により制御される。
パイロットポンプ115が、油圧操作系に必要なパイロット圧を発生する。発生したパイロット圧は、パイロットライン125を介して操作装置126に供給される。
操作装置126はレバーやペダルを含み、運転者によって操作される。操作装置126は、パイロットライン125から供給される1次側の油圧を、運転者の操作に応じて2次側の油圧に変換する。2次側の油圧は、油圧ライン127を介してコントロールバルブ117に伝達されるとともに、他の油圧ライン128を介して圧力センサ129に伝達される。
圧力センサ129で検出された圧力の検出結果が、制御装置130に入力される。これにより制御装置130は、下部走行体71、旋回用電動機76、ブーム82、アーム87、及びバケット88等の操作の状況を検知することができる。
次に、本実施例によるインバータユニット84について説明する。
図4A〜図4Cは、本実施例によるインバータユニット84の一例を示している。図4Aはインバータユニット84の正面図であり、図4Bはインバータユニット84の右側面図である。また図4Cは、後述する被覆部材12を取り外した状態のインバータユニット84の右側面図である。
インバータユニット84は、インバータ84A及びインバータ84B(図3)を含む。このインバータユニット84は、筐体本体11Aと蓋11Bとよりなる筐体11を有している。筐体11は、一方向(図4Aにおいて横方向)に長い外形を有する。
筐体本体11A及び蓋11Bは、例えばアルミニウム(Al)等の導電材料で形成されている。また筐体11は、上部旋回体70(図2)に設けられた接地端子に接続されている。これにより、筐体11が接地される。
筐体本体11Aは、上部に開口部が形成されている。この開口部は、蓋11Bが装着されることにより塞がれる。蓋11Bが筐体本体11Aに装着されることにより、筐体11の内部に閉じた空間が形成される。
この筐体11に形成される空間内に、少なくともひとつの電子機器が収容される。本実施例では、筐体11にインバータ84A、84B(図3)等が収容されている。インバータ84A、84Bの各々はインバータ素子(パワーモジュール)を含み、インバータ素子は、電流のオンオフ制御を行うスイッチング素子を含む。
筐体11は、電気ケーブル60(図7)を内部に導入するためのケーブル挿入孔15A〜15Cを有している。このケーブル挿入孔15A〜15Cは、筐体本体11Aの長手方向の一方の端部に位置する壁面(以下、「ケーブル取付面」という)に形成されている(図4C参照)。
ケーブル取付面に、さらに、取付けねじ69(図5A)をねじ込むためのねじ孔16A〜16Cが設けられている。ねじ孔16A〜16Cは、それぞれケーブル挿入孔15A〜15Cの上に位置する。
さらに、ケーブル取付面に、第1コネクタ(第1レセプタクル)13及び第2コネクタ(第2レセプタクル)14が取り付けられている。ケーブル取付面を正面から見て、第1コネクタ13及び第2コネクタ14は、それぞれケーブル挿入孔15A〜15C及びねじ孔16A〜16Cが配置された領域の両側に配置されている。この第1コネクタ13にはバスライン61(図3)が接続される。また第2コネクタ14には、電気ケーブル62(図3)が接続される。
さらに、ケーブル取付面に被覆部材(金属遮蔽部材)12及びケーブルホルダ64(図5A、図5B)が取付けられる。この被覆部材12及びケーブルホルダ64は、取付けねじ69(図5A)がねじ孔16A〜16Cにねじ込まれる際に、ケーブル取付面に取付けられる。
被覆部材12は導電性金属により形成されており、筒状の形状を有している。被覆部材12は、ケーブル挿入孔15A〜15Cを周回する断面形状を有する。言い換えると、被覆部材12が筐体本体11Aのケーブル取付面に取付けられた状態において、被覆部材12は、ケーブル挿入孔15A〜15Cが分布する領域を取り囲む。本実施例では、被覆部材12はケーブル挿入孔15A〜15Cが分布する領域と共にねじ孔16A〜16Cが分布する領域も取り囲む。
筐体11は、導電性金属により形成され、接地されている。導電性金属よりなる被覆部材12を筐体11に取付ける(固定する)ことにより、被覆部材12も接地される。被覆部材12が筐体11に取付けられた状態で、電気ケーブル60(図5A)が挿入されるケーブル挿入孔15A〜15Cが、被覆部材12により取り囲まれた状態となる。
次に図5A〜図5Cを用いて、電気ケーブル60をインバータユニット84に接続する手順について説明する。
電気ケーブル60をインバータユニット84に接続するには、先ずケーブルホルダ64に電気ケーブル60を装着する。このケーブルホルダ64は、電気ケーブル60をインバータユニット84に装着する際の補助具として機能する。
ケーブルホルダ64は、個々の電気ケーブル60に装着される。
ケーブルホルダ64は、導電性金属により形成されている。またケーブルホルダ64は、上部室64a、下部室64b、及び把持部64cを有している。ケーブルホルダ64を筐体11に取り付けた状態で、上部室64aは、ねじ孔16A、16B、または16C(図4B)の位置に整合する。上部室64aの、インバータユニット84と対向する面(以下、対向面という)に、取付けねじ69が挿入される挿入孔(図に現れず)が形成されている。
電気ケーブル60は、ケーブルホルダ64の下部室64bに装着される。電気ケーブル60がケーブルホルダ64に装着された状態において、電気ケーブル60に取付けられた電力端子67は、ケーブルホルダ64の対向面から突出する(図5A参照)。
また、電気ケーブル60がケーブルホルダ64に装着された状態において、電気ケーブル60を構成する電磁シールド材60C(図7)の先端部に取付けられた接続端子68が、上部室64aの対向面と接触する。この接続端子68に、取付けねじ69が挿入される挿入孔(図に現れず)が形成されている。
接続端子68に形成された挿入孔は、対向面に形成された挿入孔と重なる。取付けねじ69は、ケーブルホルダ64の対向面に形成された挿入孔、及び接続端子68に形成された挿入孔を通って、インバータユニット84のねじ孔16A〜16Cにねじ込まれる。これによりケーブルホルダ64及び被覆部材12が、インバータユニット84に取付けられる。
ケーブルホルダ64に、後方(電力端子67の突出方向に対して反対方向)に向かって延びる把持部64cが設けられている。ケーブルホルダ64を筐体11に取り付け、及び取り外す際に、ケーブルホルダ64の把持部64cを把持して作業を行うことができる。このため、取り付け及び取り外し作業を容易に行うことができる。
各ケーブルホルダ64は、インバータユニット84に取付けた状態において被覆部材12で囲まれた空間に位置する。よって取付け後の状態おいては、3個のケーブルホルダ64が被覆部材12内に並列した状態となる。
また、下部室64bに電気ケーブル60を装着した状態において、電力端子67はインバータユニット84に形成されたケーブル挿入孔15A〜15Cと対向する。ケーブルホルダ64をインバータユニット84に取付ける際に、電力端子67はケーブル挿入孔15A〜15Cを通ってインバータユニット84の筐体11内に挿入される(図5B参照)。
筐体11の内部に、インバータ84A、84B(図3)等の電気装置に接続された接続端子(図示せず)が設けられている。電力端子67は、この筐体11内に設けられた接続端子に接続される。なお、この電力端子67と接続端子との接続処理は、蓋11Bを筐体本体11Aから取り外した状態で行われる。
上述のように被覆部材12、電気ケーブル60、及びケーブルホルダ64がインバータユニット84に取り付けられると、続いて、巻付きシート18Aの装着が行われる。
図6に、巻付きシート18Aの展開平面図を示す。巻付きシート18Aは、絶縁材からなるベース部材(ジャケット)19、及びベース部材19に重ねられたシールド部材21を有する。ベース部材19には、例えば塩化ビニール等の絶縁性樹脂が用いられる。またシールド部材21には、例えば銅等の導電性金属が用いられる。しかしながら、ベース部材19及びシールド部材21の材料はこれに限定されるものではなく、種々の材料を用いることができる。
巻付きシート18Aの長さは、電気ケーブル60の長さに対応して設定されている。また、巻付きシート18Aの両端部の幅W2(長手方向に直交する方向の幅)は、両端部以外の部分の幅W1よりも広い。具体的には、巻付きシート18Aは、端部近傍以外の主部、端部に連続する幅広部、及び主部と幅広部との間の接続部に区分することができる。主部の幅W1はほぼ一定であり、幅広部の幅W2もほぼ一定である。接続部の幅は、主部から幅広部に向かって、幅W1からW2まで徐々に広がる。
また、巻付きシート18Aにはファスナー20が設けられている。このファスナー20は、ベース部材19の、長さ方向に延びる一対の縁に設けられている。
巻付きシート18Aを電気ケーブル60に装着するには、先ず3本の電気ケーブル60(図7)を、展開した状態の巻付きシート18Aのシールド部材21の上に載せる。次に、この3本の電気ケーブル60を包むように、シールド部材21と共にベース部材19を巻いた後、ファスナー20を閉じる。これにより、3本の電気ケーブル60の端部以外の部分が、シールド部材21に包まれた状態となる。電気ケーブル60は、巻付きシート18Aのシールド部材21によりシールドされる。
またファスナー20は曲げること可能であるため、電気ケーブル60が曲がっているような場合であっても、電気ケーブル60の曲がりに追随して曲げることができる。よって、電気ケーブル60が曲がっているような場合であっても、巻付きシート18Aにより安定して電気ケーブル60の電磁シールドを行うことができる。
さらに、シールド部材21の幅は、ベース部材19の対応する位置の幅よりも広い。このため、巻付きシート18Aを電気ケーブル60に装着した状態において、シールド部材21は周方向に関して一部が重なった状態となる。
またシールド部材21が重なる位置は、図7に示すようにファスナー20の位置の近傍である。シールド部材21の縁の近傍が相互に重なっているため、シールド部材21の両側の縁の間に、隙間が形成されない。このため、ベース部材19が開閉されるファスナー20の位置においても、シールド部材21により電気ケーブル60の電磁シールドを行うことができる。
巻付きシート18Aが電気ケーブル60に装着された状態において、巻付きシート18Aの端部は被覆部材12に巻き付いている(取り囲んでいる)(図5(C)参照)。
巻付きシート18Aの端部の幅W2(図6)は、端部以外の主部の幅W1より広い。この巻付きシート18Aの端部の幅W2は、被覆部材12を取り囲むことが可能な大きさに設定されている。
巻付きシート18Aを装着した状態において、巻付きシート18Aは電気ケーブル60を包むとともに被覆部材12をも包む。また、巻付きシート18Aの内側にはシールド部材21が配置されているため、巻付きシート18Aが被覆部材12を包むことにより、シールド部材21が被覆部材12に電気的に接続される。
このように巻付きシート18Aが被覆部材12に取付けられた状態で、巻付きシート18Aが被覆部材12を介して筐体11と電気的に接続される。筐体11が接地されているため、巻付きシート18Aは、被覆部材12及び筐体11を介して接地される。
巻付きシート18Aと被覆部材12とが重なっている部分に、締結部材57(図5C)が配置されている。締結部材57は、巻付きシート18Aを周回し、巻付きシート18A及び被覆部材12を締め付けている。締結部材57には、結束バンドを用いることができる。用いられる結束バンドとして、例えばインシュロック(登録商標)が挙げられる。
被覆部材12と巻付きシート18Aとが重なった位置において、巻付きシート18A及び被覆部材12を締結部材57で締め付けることにより、被覆部材12とシールド部材21との電気的接続をより確実に行うことが可能となるとともに、経時的に巻付きシート18Aが所定位置からずれることを防止できる。
被覆部材12は、電気ケーブル60が挿入されるケーブル挿入孔15A〜15Cが配置された領域を取り囲んでいる。インバータユニット84内で発生するノイズが、ケーブル挿入孔15A〜15Cの内面と電気ケーブル60の外面との隙間を通って、外部に漏洩しやすい。本実施例では、ケーブル挿入孔15A〜15Cが配置された領域が、被覆部材12で取り囲まれており、さらに被覆部材12が巻付きシート18Aのシールド部材21と電気的に接続されている。
ノイズが漏洩しやすいケーブル挿入孔15A〜15Cに形成された隙間が、巻付きシート18Aのシールド部材21、被覆部材12、及び筐体11によって覆われている。これにより、ケーブル挿入孔15A〜15Cを通って漏洩するノイズを効果的にシールドすることができる。
筐体11の側面には第1コネクタ13及び第2コネクタ14(図4B)も設けられており、第1コネクタ13及び第2コネクタ14にもケーブルが接続される。図9は、第2コネクタ14に接続される電気ケーブル62を示している。電気ケーブル62に、巻付きシート18Bが巻きつけられる。図9において、図6に示した巻付きシート18Aの部品と対応する部品には同一符号を付し、その説明は省略する。電気ケーブル62は、巻付きシート18Bのシールド部材21によってシールドされる。
電気ケーブル62の両端にプラグコネクタ66が取り付けられている。一方のプラグコネクタ66は第2コネクタ14(図4B)に接続され、他方のプラグコネクタ66は旋回用電動機76(図3)に接続される。各プラグコネクタ66には、コネクタ側面から外側に向けて突出する掛止部66A(図10C参照)が設けられている。
インバータユニット84で発生するノイズは、第2コネクタ14とプラグコネクタ66との接続位置から筐体11の外部に漏洩するおそれがある。よって巻付きシート18Bで電気ケーブル62を被覆するとともに、巻付きシート18Bの端部が第2コネクタ14とプラグコネクタ66との接続位置を覆うような構成とすることにより、第2コネクタ14の取り付け位置からノイズが筐体11の外部に漏洩することを防止することができる。
巻付きシート18Bの端部が、締結部材57(図10C)でプラグコネクタ66に縛り付けられている。プラグコネクタ66の掛止部66Aよりも筐体11側において、締結部材57で巻付きシート18Bを縛ることにより、締結部材57を掛止部66Aに引っ掛けて止めることができる。例えば、上部旋回体70の動作に伴う電気ケーブル62の移動により、巻付きシート18Bにプラグコネクタ66から抜ける方向の力が作用したとしても、締結部材57が掛止部66Aに引っ掛かることにより巻付きシート18Bのプラグコネクタ66からの離脱を防止することができる。
上記実施例では、電気ケーブル60をインバータユニット84(図5B)に接続した後に巻付きシート18A(図5C)を電気ケーブル60及び被覆部材12に装着した。その他の方法として、予め巻付きシート18Aを電気ケーブル60に装着しておき、巻付きシート18Aが装着された電気ケーブル60を被覆部材12に取付けてもよい。
図10Cに示した掛止部66Aは、被覆部材12(図5C)に設けることも可能である。これにより、巻付きシート18Aの、被覆部材12からの離脱防止効果を高めることができる。
また、上記実施例では、電気ケーブル60、62とインバータユニット84との接続箇所について示したが、上記実施例の構成は、電気ケーブルと蓄電装置との接続箇所、及び電気ケーブルと電動発電機等の筐体(ケース)との接続箇所にも適用することが可能である。
次に、図11を参照して、他の実施例によるショベルのインバータユニットと電気ケーブルとの接続箇所の構造について説明する。以下、図1〜図10Cに示した実施例との共通点については説明を省略する。
図11に示すように、電気ケーブル60の芯材60Aが、筐体11のケーブル挿入孔15Aを通って筐体11内に挿入されている。芯材60Aの先端に取り付けられた電力端子67が、筐体11内のインバータ84Aに接続されている。電気ケーブル60の電磁シールド材60Cの端部に、接続端子68が取り付けられている。接続端子68は、電気ケーブル60の長手方向に対して垂直な方向に突き出た取付部を有する。
筐体11のケーブル取付面から外側に向かって、筒状の金属製の被覆部材(金属遮蔽部材)12が突出している。筐体11のケーブル取付面を正面から見たとき、被覆部材12の内側にケーブル挿入孔15Aが配置される。他のケーブル挿入孔15B、15C(図4B)も、被覆部材12の内側に配置される。被覆部材12の基部(筐体11側の端部)の一部がL字状に折り曲げられることにより、筐体11の側面に平行な取付部が形成されている。接続端子68の取付部と被覆部材12の取付部とが重ねられて、取付けねじ69により筐体11に固定されている。電気ケーブル60の電磁シールド材60Cは、接続端子68及び被覆部材12を介して、筐体11に電気的に接続される。
巻付きシート18Aが、電気ケーブル60に巻き付けられている。巻付きシート18Aの端部は、被覆部材12に巻き付けられている。巻付きシート18Aは、内側のシールド部材21及び外側のベース部材(ジャケット)19の二重構造を有する。シールド部材21には、柔軟な導体箔、導体メッシュ等を用いることができる。巻付きシート18Aが、締結部材57により被覆部材12に締め付けられている。被覆部材12は、締結部材57による締付力が加えられても、形状を保持することができる程度の剛性を有する。被覆部材12が巻付きシート18Aを支持する支持構造物として機能する。シールド部材21は、被覆部材12を介して筐体11に電気的に接続される。
被覆部材12及びシールド部材21は、筐体11の内部から、電気ケーブル60の周囲、特にケーブル挿入孔15Aを通って外部に漏れる電磁ノイズを遮蔽する。
次に、図12A及び図12Bを参照して、さらに他の実施例によるショベルのインバータユニットと電気ケーブルとの接続箇所の構造について説明する。以下、図1〜図10Cに示した実施例との共通点については説明を省略する。
図12Aに示すように、1つのプラグコネクタ66に2本の電気ケーブル61Aが接続されている。2本の電気ケーブル61Aは、バスライン61(図3)を構成する。筐体11に第1コネクタ(第1レセプタクル)13が装着されている。プラグコネクタ66が第1コネクタ13に挿入されている。電気ケーブル61Aの芯材が、筐体11内のインバータ84Aに接続されている。電気ケーブル61Aの各々は、電気ケーブル60(図7)と同一の構造を有する。
巻付きシート18Bが、2本の電気ケーブル61Aに巻き付けられている。巻付きシート18Bの端部は、プラグコネクタ66に巻き付けられている。巻付きシート18Bが、締結部材57によりプラグコネクタ66に締め付けられている。巻付きシート18Bの内側のシールド部材21が、プラグコネクタ66のケースを介して筐体11に電気的に接続される。
図12Bに、プラグコネクタ66の背面図を示す。プラグコネクタ66の背面に、電気ケーブルを挿入するための複数の開口部63が設けられている。図12Bでは、3個の開口部63が設けられている例が示されている。3個の開口部63のうち2個の開口部63に、それぞれ電気ケーブル61Aが挿入されている。開口部63と電気ケーブル61Aとの間に、隙間が形成されている。1個の開口部63は開放されたままである。この隙間、及び開放されたままの開口部63を通して、筐体11の内部から電磁ノイズが漏洩する。
図12A及び図12Bに示した実施例では、金属製のプラグコネクタ66が、図11に示した実施例の被覆部材12と同様に、巻付きシート18Bを支持する支持構造物として機能するとともに、電磁ノイズを遮蔽する機能を有する。シールド部材21は、プラグコネクタ66の背面の隙間(電気ケーブル60の周囲)及び開放された開口部63から漏洩する電磁ノイズを遮蔽する。
次に、図13A及び図13Bを参照して、さらに他の実施例によるショベルのインバータユニットと電気ケーブルとの接続箇所の構造について説明する。以下、図11に示した実施例との共通点については説明を省略する。
図13Aに、筐体11と電気ケーブル60との接続箇所の断面図を示す。図13Bに、図13Aの一点鎖線13B−13Bにおける断面図を示す。図13Bの一点鎖線13A−13Aにおける断面図が、図13Aに相当する。
電気ケーブル60が、芯材60A、絶縁膜60B、電磁シールド材60C、及び外装絶縁材60Dを含む。芯材60A及び絶縁膜60Bが、ケーブル挿入孔15Aを通って筐体11内に挿入されている。芯材60Aの先端に取り付けられた電力端子67がインバータ84Aに接続されている。
電磁シールド材60Cの端部に、接続端子68が取り付けられている。接続端子68は、電気ケーブル60の長手方向に対して垂直な方向に突出した取付部68aを有する。電気ケーブル60の端部に、環状の導電性弾性部材30が嵌め込まれている。導電性弾性部材31として、導電性ゴムを用いることができる。導電性弾性部材30は、接続端子68の取付部68aの外側の表面に接触し、電気ケーブル60を周回する。導電性弾性部材30の周方向の少なくとも1箇所に切断部が設けられている。この切断部を開くことにより、導電性弾性部材30を電気ケーブル60に嵌め込むことができる。
固定具26及び27が、導電性弾性部材30を上下方向に挟む。上方の固定具26はほぼ平板状の形状を有し、下方の固定具27は、断面がU字状の形状を有する。固定具26と27との間に導電性弾性部材30を挟んだ状態で、固定具27と固定具26とをねじ止めすることにより、導電性弾性部材30が固定具26、27に固定される。導電性弾性部材31は、固定具26、27の形状に応じて弾性変形する。
上方の固定具26は、接続端子68の取付部68aと共に、取付けねじ69によって筐体11に固定されている。これにより、導電性弾性部材30が筐体11に固定されるとともに、筐体11に電気的に接続される。
導電性弾性部材30は、筐体11側の端部に、径方向に張り出した鍔部30aを有する。鍔部30aが、ケーブル挿入孔15A内の隙間を塞ぐ。導電性弾性部材30は、この隙間を通って漏洩する電磁ノイズを遮蔽する。図13A及び図13Bに示した実施例では、導電性弾性部材30が、図11に示した実施例のシールド部材21と同様に、電気ケーブル60の周囲を通って漏洩する電磁ノイズを遮蔽する機能を有する。
次に、図14A〜図14Cを参照して、さらに他の実施例によるショベルのインバータユニットと電気ケーブルとの接続箇所の構造について説明する。以下、図12A〜図12Bに示した実施例との共通点については説明を省略する。
図14Aに、筐体11と電気ケーブル61Aとの接続箇所の概略断面図を示す。プラグコネクタ66の側面及び背面が、導電性弾性部材31で覆われている。導電性弾性部材31のうち、プラグコネクタ66の側面を覆う部分が、締め付け部材35により締め付けられている。
図14B及び図14Cに、それぞれ導電性弾性部材31の第1の部分32及び第2の部分33の斜視図を示す。第1の部分32は、側部32a及び底部32bを含む。側部32aは、周方向に関して、プラグコネクタ66の側面の一部を覆う。底部32bは、プラグコネクタ66の背面を覆う。第1の部分32の側部32aと、第2の部分33とが、プラグコネクタ66を挟み、プラグコネクタ66の側面を覆う。第1の部分32の側部及び第2の部分33により、プラグコネクタ66を周回する筒状の側部が構成される。
第1の部分32の底部32bに、電気ケーブル61Aの本数と同一の個数の貫通孔34が設けられている。導電性弾性部材31をプラグコネクタ66に装着した状態で、電気ケーブル61Aが貫通孔34を通過している。貫通孔34の内面と、電気ケーブル60の表面とが接触する。
プラグコネクタ66の背面には、図12Bに示したように、開口部63と電気ケーブル61Aとの間の隙間や、開放された状態の開口部63が存在する。図14A〜図14Cに示した実施例では、導電性弾性部材31の底部32b(図14B)が、開口部63と電気ケーブル60との間の隙間や、開放された状態の開口部63を塞ぐ。導電性弾性部材31は、電気ケーブル60の周囲を通って漏洩する電磁ノイズを遮蔽する機能を有する。
次に、図15A及び図15Bを参照して、さらに他の実施例によるショベルで用いられる巻付きシート18Aについて説明する。以下、図6に示した巻付きシート18Aとの相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図6に示した巻付きシート18Aのベース部材19は、一方の端部から他方の端部まで連続する1枚のシートで構成されている。これに対し、図15Aに示した実施例では、ベース部材19が、1枚の主部41と、2枚の拡幅部42とに分離される。主部41の平面形状は長方形であり、幅が一定で直線状の縁を有する。4つの縁の各々に、ファスナーが取り付けられている。主部41、及び拡幅部42の各々に、シールド部材21が装着されている。
拡幅部42の各々の平面形状は台形である。台形の上底に相当する縁、及び一対の斜辺に相当する縁に、それぞれファスナーが取り付けられている。台形の上底に相当する縁は、主部41の両端の縁と同一の長さを有する。上底から下底に向かって、拡幅部42の幅が広がっている。
図15Bに示すように、主部41の端部の縁と、拡幅部42の上底に相当する縁とが、ファスナーで接続される。これにより、図6に示した巻付きシート18Aと実質的に同等の巻付きシート18Aが得られる。
図6に示した実施例では、ベース部材19の両側の縁が、折れ線で構成される。折れ線状の縁にファスナーを取り付けることは困難であるため、ファスナーの取り付け作業の作業効率が低下してしまう。これに対して、図15A及び図15Bに示した実施例では、図6に示したファスナーが、主部41の縁に取り付けられる部分と、拡幅部42の縁に取り付けられる部分とに分離されている。言い換えると、ファスナーの各々が取り付けられる縁がすべて直線である。このため、ファスナー取り付け作業の作業効率を高めることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
11 筐体
11A 筐体本体
11B 蓋
12 被覆部材(金属遮蔽部材)
13 第1コネクタ
14 第2コネクタ
15A、15B、15C ケーブル挿入孔
16A、16B、16C ねじ孔
18A、18B 巻付きシート
19 ベース部材(ジャケット)
20 ファスナー
21 シールド部材
23 蓄電装置
24 昇降圧コンバータ
26、27 固定具
30 導電性弾性部材
30a 鍔部
31 導電性弾性部材
32 第1の部分
32a 側部
32b 底部
33 第2の部分
34 貫通孔
35 締め付け部材
41 主部
42 拡幅部
57 締結部材
60 電気ケーブル
60A 芯材
60B 絶縁膜
60C 電磁シールド材
60D 外装絶縁材
61 直流配線(バスライン)
61A 電気ケーブル
62 電気ケーブル
63 開口部
64 ケーブルホルダ
64a 上部室
64b 下部室
64c 把持部
66 プラグコネクタ
66A 掛止部
67 電力端子
68 接続端子
68a 取付部
69 取付けねじ
70 上部旋回体
71 下部走行体
73 旋回軸受
74 エンジン
75 メインポンプ
76 旋回用電動機
77 油タンク
78 冷却ファン
79 運転台
80 蓄電回路
81 トルク伝達機構
82 ブーム
83 電動発電機
84 インバータユニット
84A、84B 電力変換装置(インバータ)
87 アーム
88 バケット
89 ブームシリンダ
90 アームシリンダ
91 バケットシリンダ
101A、101B 油圧モータ
115 パイロットポンプ
116 高圧油圧ライン
117 コントロールバルブ
122 レゾルバ
123 メカニカルブレーキ
124 減速機
125 パイロットライン
126 操作装置
127、128 油圧ライン
129 圧力センサ
130 制御装置
130A CPU
130B 内部メモリ
135 表示装置

Claims (11)

  1. 旋回体と、
    電気部品と、
    前記電気部品を収容し、前記旋回体に搭載された導電性の筐体と、
    前記電気部品に電気的に接続され、前記筐体の外部に配置された電気ケーブルと、
    前記筐体の内部から前記電気ケーブルの周囲を通って外部に漏れる電磁ノイズを遮蔽する柔軟な導電体で形成されたシールド部材と
    を有するショベル。
  2. さらに、前記筐体の壁面から外側に向かって突出して、前記電気ケーブルを周回し、前記筐体に電気的に接続された金属遮蔽部材を有し、
    前記シールド部材は、前記金属遮蔽部材及び前記電気ケーブルに巻き付いている請求項1に記載のショベル。
  3. 前記筐体にケーブル挿入孔が設けられており、
    前記電気ケーブルが、前記ケーブル挿入孔を通って前記筐体の外部から内部に挿入されており、
    前記金属遮蔽部材は、前記ケーブル挿入孔を周回する断面形状を有する請求項2に記載のショベル。
  4. 前記筐体にコネクタの一部を構成するレセプタクルが取り付けられており、
    前記金属遮蔽部材は、前記電気ケーブルの端部に取り付けられたプラグコネクタであり、
    前記プラグコネクタが前記レセプタクルに接続されている請求項2に記載のショベル。
  5. さらに、前記金属遮蔽部材と前記シールド部材とが重なっている位置において、前記シールド部材を周回し、前記シールド部材を前記金属遮蔽部材に締め付けている締結部材を有する請求項2乃至4のいずれか1項に記載のショベル。
  6. 前記金属遮蔽部材に、側面から外側に向かって突出する掛止部が設けられており、
    前記締結部材は前記掛止部よりも前記筐体側において前記シールド部材を前記金属遮蔽部材に締め付けている請求項5に記載のショベル。
  7. 前記シールド部材は、展開した状態において、前記金属遮蔽部材に巻付く部分の幅が、前記電気ケーブルに巻付く部分の幅より広い請求項2乃至6のいずれか1項に記載のショベル。
  8. さらに、前記シールド部材の外側において、前記金属遮蔽部材及び前記電気ケーブルに巻き付いたジャケットを有し、前記ジャケットの縁に取り付けられた第1のファスナーを閉じることにより前記ジャケットが筒状にされている請求項2乃至7のいずれか1項に記載のショベル。
  9. 前記ジャケットは、
    幅が一定で直線状の縁を有する主部と、
    前記主部の両端に取り付けられ、端部に向かって幅が広がり、直線状の縁を有する拡幅部と
    を有し、
    前記拡幅部と前記主部とが、第2のファスナーによって接続されており、
    前記第1のファスナーは、前記主部の両側の直線状の縁に取り付けられた部分と、前記拡幅部の両側の直線状の縁に取り付けられた部分とに分離されている請求項8に記載のショベル。
  10. 前記筐体にケーブル挿入孔が設けられており、
    前記電気ケーブルが、前記ケーブル挿入孔を通って前記筐体の外部から内部に挿入され、前記ケーブル挿入孔の内面と前記電気ケーブルの外面との間に隙間が形成されており、
    前記シールド部材は、前記隙間を塞ぐ導電性弾性部材を含む請求項1に記載のショベル。
  11. 前記筐体にレセプタクルが取り付けられており、
    前記金属遮蔽部材は、前記電気ケーブルの端部に取り付けられたプラグコネクタであり、
    前記プラグコネクタが前記レセプタクルに接続されており、
    前記シールド部材は、前記プラグコネクタの側面を覆う側部と、前記プラグコネクタの背面を覆う底部と、前記底部に設けられた貫通孔とを有し、前記電気ケーブルが前記貫通孔を通過しており、前記貫通孔の内面が前記電気ケーブルに接触している請求項2に記載のショベル。
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