JP5822715B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
この回転駆動機構を備えたシャープペンシルによると、一画文字を書くたびに筆記芯が回転駆動されるので、筆記芯の先端部は常に円錐形状にとがった状態に保たれ、常にほぼ同一の線幅をもって筆記をすることが可能となる。
これにより、植毛された短繊維の柔軟性が作用して、前記筆記体と先端開口との間の隙間によるがたつき感の発生を効果的に抑制することができ、しかもどのような筆記具の持ち方をしても、がたつきを均等に抑制することが可能となる。
加えて、前記スライダーの外周面に前記植毛を施す場合において、前記植毛に模様を形成することで、前記スライダーと共に筆記芯も回転駆動を受ける様子を確認することが可能となる。
加えて前記した複式筆記具においては、各筆記体の外周面に施される植毛を、前記各筆記体による筆記色に応じて異なった色に着色することで、選択した筆記体を容易に識別することも可能となる。
このチャック4には、その軸芯に沿って通孔4aが形成され、また先端部が三方に分割されて、分割された先端部の周囲がリング状に形成された締め具5内に遊嵌されるようにして装着されている。そして、リング状の前記締め具5は前記チャック4の周囲を覆うようにして配置された円筒状に形成された回転子6の先端部内面に装着されている。
一方、前記回転子6の後端部には、円筒状の上カム形成部材13が回転子6の後端部を覆うようにして軸筒1内に取り付けられており、前記上カム形成部材13の前端部には、前記回転子6における第1のカム面6aに対峙するようにして固定カム面(第1の固定カム面ともいう。)13aが形成されている。
また、ノック棒21の一部は前記芯ケース3の後端部に嵌合して、軸筒1内において前記芯ケース3と共に前後動できるように装着されている。そして、軸筒1の後端部においてクリップ23を一体に形成した筒体部23aが軸筒1内に嵌め込まれており、この筒体部23a内に形成された円環状の段部23bによって、前記ノック棒21が軸筒1の後端部側から抜け出ないように構成されている。
なお、前記ノック棒21における消しゴム24の装着位置には、筆記芯の補給口21aが形成されている。
そして、対峙した状態の第1カム面6aと固定カム面13aは、軸方向においてカムの一歯に対して半位相(半ピッチ)ずれた関係となるように設定されており、前記したように第1のカム面6aが第1の固定カム面13aに接合して噛み合い状態になされることによって、回転子6は第1カム面6aの一歯の半位相(半ピッチ)に相当する回転駆動を受ける。
したがって、筆記芯は自身が受ける回転運動と筆記による摩耗とにより、先端部が常に円錐形状になされる。それ故、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、安定した線幅による筆記が可能となる。
したがって、前記口先部材2の先端開口と前記スライダー8との間に、設計上においては多少の隙間を設ける必要が生じ、この隙間の存在により筆記中においてがたつきを感ずるという問題が発生する。
多数の短繊維を対象物に植毛する一つの手段として、静電植毛が知られている。この静電植毛は、植毛しようとする対象物の表面に予め接着剤を塗布し、植毛(付着)させたい短繊維(パイル)を電極板上に配置し、前記対象物と電極板との間に直流の高電圧を印加するようになされる。
前記した静電植毛を利用すると、植毛された各短繊維の頂端部が同極(プラス電位)になされるために、各短繊維の頂端部同志が反発し合う作用が生じ、これにより各短繊維は植毛面に対して夫々垂直に立つようにして植毛される。
また、前記した短繊維(パイル)としては、天然繊維および合成繊維を利用することができ、レーヨン、ポリアミド、ポリエステル、カーボン繊維、および綿繊維やこれらの複合繊維などを利用することができる。
このうち、この発明に係る筆記具においては、レーヨン、ポリアミド、ポリエステル繊維などを採用することができ、その繊維長は、0.3mm〜5mm程度のものが好適に利用できる。
さらに、前記した回転駆動機構の作用により筆記芯およびスライダー8等が一方向に回転作用を受けた場合、フロッキー加工による前記短繊維が前記回転方向に対して後ろ向きに若干倒れるように作用し、これによりスライダー8の回転動作に障害を与えることなく、筆記芯の適正な回転駆動を保証することができる。
この図5に示す第2の実施の形態においても、図4に示した第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
この図6に示すシャープペンシルは、筆記芯の回転駆動機構がユニット化されて、シリンダ部材19内に収容されており、ユニット化された回転駆動機構は、軸筒の後半部に配置されている。
そして、回転駆動機構を構成する前記回転子6に対して、中継パイプ12を介してチャック4およびスライダー8等が連結されている。
そこで図7に、第3の実施の形態として示したようにスライダー8の外周面にフロッキー加工Fが施されており、これにより図4に示した第1の実施の形態と同様の作用効果を享受することができる。
図8(A)に示すように、支持軸32によって回転可能に軸支されたローラ31には、その円筒面に沿って螺旋状突出部33が形成されている。この螺旋状突出部33に対して接着剤が塗布されており、(B)に示すようにこのローラ31に対して植毛される対象物34が当接される。
これによれば、対象物34の外周面には螺旋状の接着剤の塗布パターンf1が形成され、この状態で対象物34に前記した静電植毛を実行することで、対象物34には螺旋状に植毛されたフロッキー加工が施される。
この図9に示す第4の実施の形態においても、図4に示した第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
すなわち、内周面にフロッキー加工Fが施された前記基材36は、口先部材2の先端開口2aの内周面に対して必要に応じて接着剤を利用して嵌め込まれる。
この第5の実施の形態においても、前記した第4の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
この筆記具(多色ボールペン)の外郭を構成する軸筒は、先軸1Aおよび後軸1Bにより構成されており、後軸1Bの後端部に軸方向に沿って形成された3本のスリット孔1Cには、それぞれスライドノブ41が軸方向にスライド可能に配置されている。
すなわち、図12(A)に示すように、軸筒から選択的に繰り出されるボールペンユニット42における先軸1Aの先端開口1aに対峙する周面には、フロッキー加工Fが施されている。
また、図11に示した多色ボールペンに採用する場合には、各ボールペンユニット42による筆記色に応じて、フロッキー加工Fがなされる短繊維(パイル)に例えば黒、赤、青などの着色を施しておくことで、繰り出されたボールペンユニット42による筆記色を直観的に把握することができる。
すなわち図13(A)に示すフロッキー加工を施した円筒状の基材36は、ボールペンユニットに対して必要に応じて接着剤を利用する等して装着するものであり、これにより図12(A)に示した例と同様の機能を果たすボールペンユニット42を得ることができる。また、図13(B)に示すフロッキー加工を施した円筒状の基材36は、シャープペンシルユニットに対して必要に応じて接着剤を利用する等して装着するものであり、これにより図12(B)に示した例と同様のシャープペンシルユニット43を得ることができる。
すなわち、片面にフロッキー加工が施された短冊状の基材を、接着剤などを利用して必要な部分に巻き付けるなどの操作により同様の構成を得ることもできる。
この図14に示す第8の実施の形態においても、図12に示した第6の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
すなわち、内周面にフロッキー加工Fが施された前記リング状基材36は、先軸1Aの先端開口1aの内周面に対して必要に応じて接着剤を利用して嵌め込まれる。
この第9の実施の形態においても、図12に示した第6の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
1A 先軸
1B 後軸
1C スリット孔
1a 先端開口
2 口先部材
2a 先端開口
6 回転子
6a 第1カム面
6b 第2カム面
7 先端パイプ
8 スライダー
13 上カム形成部材
14 下カム形成部材
19 シリンダ部材
21 ノック棒
23 クリップ
24 消しゴム
25 ノックカバー
31 ローラ
32 支持軸
33 螺旋状突出部
36 基材
41 スライドノブ
42 ボールペンユニット
43 シャープペンシルユニット
44 ユニット支持部材
45 リターンバネ
F 植毛加工(フロッキー加工)
f1 接着層の塗布パターン
Claims (6)
- 軸筒の先端開口もしくは軸筒に取り付けられた口先部材の先端開口において、筆記体を軸方向に摺動可能に支持する筆記具であって、
前記先端開口に対峙する筆記体の外周面または前記先端開口の内周面に、多数の短繊維を植毛もしくは多数の短繊維を植毛してなる基材を取り付けたことを特徴とする筆記具。 - 前記筆記体として、筆記圧を利用して筆記芯を回転させることができる回転駆動機構を備えたシャープペンシルユニットが用いられ、前記筆記圧を受けて前記シャープペンシルユニット側のスライダーが軸筒に取り付けられた口先部材の先端開口内を軸方向に摺動可能にかつ回転可能となるように支持されると共に、前記スライダーの外周面または前記口先部材の先端開口の内周面に、前記植毛もしくは植毛してなる前記基材を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載された筆記具。
- 前記スライダーの外周面に対して、前記植毛もしくは植毛してなる前記基材を取り付けてなる筆記具であって、前記植毛により模様が形成されていることを特徴とする請求項2に記載された筆記具。
- 前記植毛による模様が、前記スライダーの回転により軸方向に移動するように視認される螺旋模様になされていることを特徴とする請求項3に記載された筆記具。
- 前記軸筒内に複数の筆記体が収容され、いずれか1つの筆記体の先端筆記部が前記軸筒の先端開口もしくは軸筒に取り付けられた口先部材の先端開口より繰り出される複式筆記具であって、前記先端開口に選択的に対峙する各筆記体の外周面または前記先端開口の内周面に、前記植毛もしくは植毛してなる前記基材を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載された筆記具。
- 前記各筆記体の外周面に施される植毛を、前記各筆記体による筆記色に応じて、異なった色に着色したことを特徴とする請求項5に記載された筆記具。
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