JP5822136B2 - 免震装置 - Google Patents

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Description

本発明は、上プレートと下プレート間にボール、ころ、すべり、直動軸受等の支承体を介して相互に水平移動させ、地震等の振動から上プレートに載置した免震対象物を保護するための免震装置に関し、特にサーバーや電気製品等の配線が上下プレートを貫通するようにされた免震装置の改良に関する。
従来、免震装置上に置かれた免震対象物が配線等を有するサーバー等の場合、免震装置上と電源等の間を配線するために、免震装置に上下方向に貫通する配線穴が設けられている。例えば特許文献1のものでは、上下プレートの中央部に矩形状の開口部を設け、さらに、この配線を保護するために、ジャバラ状の保護部材を設けている。
しかし、免震対象物には種々の大きさ、重量のものがあり、免震装置もそれに応じて大きさの異なるものが必要である。かかる場合、配線等のための開口部も大きさに応じて種々のものを作成しなければならない。
そこで、特許文献2においては、免震装置を複数の免震ユニットに分割して、間隔をおいて、互いに連結棒で一体となるように接続して、免震ユニット間の開口に配線を通すようにしている。さらに、特許文献3においては、3個以上の免震ユニットを並べて種々の大きさの免震装置を提供している。この場合も、免震ユニット間の開口に配線を通すようにしている。また、免震装置の組み付けにあたって、免震ユニットを連結せずに配置して、後から連結棒で一体にすることにより、既に配線済みの免震対象物の配線を外すことなく容易に免震装置に免震対象物を載置することができる。また、間隔(連結距離)を調整することにより、免震ユニット間の距離を調整し、免震装置の大きさ等を変更することができる。
しかし、連結棒で複数の免震ユニットを連結する免震装置にあっては、配線用の免震ユニット側面間と連結棒で形成される開口のままであると、配線が振られやすい。そこで、特許文献1のような矩形状の開口を形成できるように、免震ユニット間にガイドバーを設け、免震ユニットの側面とガイドバーとで形成する空間に配線を通すようにする。また、特許文献4のものでは、中央ではなく、下プレートの中央に矩形、両短辺側二カ所に八角形状の開口を形成している。
特開2003−130131号 実公平4−038119号 特開2004−084917号 特開2010−127455号
しかし、ガイドバーを取り付ける場合は、免震ユニット側との干渉を避けるため免震ユニットの側面間に収まるようにする必要がある。このため、免震ユニット間の間隔に合わせて種々の寸法のガイドバーを準備しなければならないという問題があった。また、ガイドバーは連結棒より内側に設けられるので取付け作業がしにくいという問題があった。
本発明の課題は、かかる問題点に鑑みて、連結棒で複数の免震ユニットを連結する免震装置の免震ユニット間の配線用の棒状ガイドを共通化することである。また、免震ユニット間を任意の寸法に設定した場合にも適用でき、さらには、サーバー等の免震対象物が載せられた後でも容易に棒状ガイドを取り付けられるようにすることである。
本発明においては、平面視にて長方形の長辺が縦方向となるように、かつ互いに離隔して横方向に一列に配置された複数の上プレートと、前記上プレートの同じ方向側の短辺をそれぞれ連結し前記複数の上プレートを一体にする上連結部材と、前記平面視にて長方形の長辺が縦方向となるように、かつ互いに離隔して横方向に一列に配置された複数の下プレートと、前記一体にされた複数の上プレートを前記複数の下プレートに対して水平移動可能に支持する水平移動部材と、前記複数の上プレート又は下プレートの互いに対向する少なくとも一組の長辺間に設けられた複数のガイドバーと、を備えた免震装置であって、前記ガイドバーは、伸縮可能な棒状の本体と、前記本体の両端に設けられた係止部と、を備え、前記係止部が前記一組の長辺にそれぞれ設けられた受け部にそれぞれ係合するようにされており、ガイドバーの前記本体は、筒状の外側本体と、前記外側本体に挿通かつ軸方向移動可能にされた棒状又は筒状の内側本体とする免震装置を提供することにより前述した課題を解決した。
即ち、複数の免震ユニットから構成された免震装置のガイドバーを伸縮自在とし、その両端を免震ユニット側面を構成する一組の長辺にそれぞれ設けられた受け部(プレート側面)に係合させた。これにより免震ユニット間の距離に応じてガイドバーは伸縮自在にされ、ガイドバーとプレート側面とで配線をガイドすることができる。
さらに、前記筒状の外側本体内に弾性体を設け、前記棒状又は筒状の内側本体を押し出すように付勢する。これにより、常に係止部がプレート側面側に当接するようにできる(請求項)。
また、前記本体は、筒状の内側に雌ねじが設けられた外側本体と、前記外側本体の雌ねじに螺着し軸方向移動可能にされた雄ねじが設けられている棒状又は筒状の内側本体とする。これにより、外側本体に対し内側本体を回転させると、係止部間の距離を調整できる(請求項)。
かかる伸縮する本体に対し、前記係止部は、前記本体の端部の小径部と、前記小径部に続いて設けられた円すい部とから成り、前記円すい部は前記小径部より大径の底部を有し、前記底部の外径が拡縮可能にされ、前記受け部は前記底部が拡大した場合の径より小さく、前記底部が縮径した場合の径より大きくされた穴とした。これにより、一組の長辺の受け部(プレート側面)である穴に円すい部を挿入固定させ、ガイドバーを固定する(請求項)。
また、前記係止部を、前記本体の端部に設けられた雄ねじ又は雌ねじとし、前記受け部を前記雄ねじ又は雌ねじが螺着可能な雌ねじ又は雄ねじとした。これにより、一組の長辺の受け部(プレート側面)のねじに端部のねじを螺着させ、ガイドバーを固定する(請求項)。
さらに、前記係止部は、前記本体の端部に設けられた突起又は穴であり、前記受け部は前記突起又は穴が嵌合可能な穴又は突起とした。この場合は本体側はスプリング又はねじにより伸び方向に付勢させる。これにより、一組の長辺の受け部(プレート側面)の穴に端部の突起部を挿入し、ガイドバーを固定する(請求項)。
本発明においては、複数の免震ユニットから構成された免震装置のガイドバーを伸縮自在とし、その両端を免震ユニット側面の受け部に係合させ、免震ユニット間の距離に応じてガイドバーで配線をガイドすることができるので、免震ユニット間の寸法が異なっても棒状ガイドを共通化できるという効果を奏する。
さらに、筒状の外側本体内を内側本体が移動できるので、容易に長さ寸法の変更ができる。また、外側本体内に弾性体を設け、内側本体を押し出し、係止部をプレート側面側に当接させるので、押し込みながら取り付けられ、取付け時の落下が少なく、また、本体ユニットより外れにくい。また、外側本体の雌ねじに内側本体を螺着移動させ係止部間の距離をねじ調整できるので、調整がし易い(請求項)。
さらに、請求項に記載の発明においては、係止部を底部の外径が拡縮可能な円すい形状とし、プレート側面の穴に円すい部を挿入して簡単に取付けられ、取り外しも容易である。また、係止部と受け部をねじ嵌合し、プレート側面に端部のねじを螺着させガイドバーを固定できるので、確実にガイドバーを固定できる(請求項)。さらにまた、本体側がスプリング又はねじにより延び方向に付勢できる場合は、係止部と受け部を突起と穴との嵌合とすればよく、ガイドバーの取付もさらに容易となる(請求項)。
本発明の実施の形態を示すガイドバーを用いた免震装置の(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は斜視図である。 (a)は図1(b)のA−A線矢視図、(b)はB−B線矢視図である。 本発明の第一の実施の形態を示すガイドバーとプレート側面の受け部の部分断面図である。 本発明の第二の実施の形態を示すガイドバーとプレート側面の受け部の部分断面図である。 本発明の第三の実施の形態を示すガイドバーとプレート側面の受け部の部分断面図である。 本発明の第四の実施の形態を示すガイドバーとプレート側面の受け部の部分断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1、2は特許文献4に示す免震装置の一実施例に本発明のガイドバーを適用したものである。図1、図2に示すように、免震されるサーバーや美術品が載置される免震装置21は平面視にて長方形の2枚の上プレート22を長辺が縦方向となるように離隔して横方向に一列に配置されている。上プレート22の同じ方向側の短辺を上プレート連結部材(連結棒)24でそれぞれ連結し二枚の上プレートが一体にされている。
同様に、平面視にて長方形の2枚の下プレート23を長辺が縦方向となるように離隔して横方向に一列に配置されている。下プレート23は固定床等の基台に取付け固定される。下プレート23の同じ方向側の短辺を下プレート連結部材(連結棒)25でそれぞれ連結し二枚の下プレートが一体にされている。一体にされた上プレートを下プレートに対して水平移動可能に支持する水平移動部材として4個の免震部品1が四隅に設けられている。
図2(a)に示すように、上プレート22の下面の四隅にボール溝4を下向きにして上案内部2が多数のボルト31によりそれぞれ固定されている。また、図2の(b)に示すように、下プレート23の上面の四隅にボール溝5を上向きにして下案内部3がボルト31によりそれぞれ固定されている。上案内部2と下案内部3はそれぞれのボール溝4,5の交差角が90°となるように取付られている。ボール溝4,5間にボール(鋼球)6がそれぞれ滑り回転可能に狭持され、4組の免震部品1が上プレート22と下プレート23間に設置される。上下ボール溝4,5の中心4c、5cを結ぶ線は四角形状K−k、S−sとなるようにされ、四角形状の上下プレートの辺と並行となるようにされている。上案内部2のボール溝4は互いに片仮名のハの字状に、下案内部3のボール溝5は互いに片仮名の逆ハの字状にされる。図1の(a)の点線で示すように、垂直方向から投影してみた場合に、四角形状の辺に対して、上下のボール溝4,5(上下案内部2,3)でX字状となるように配置されている。
図2(b)に示すように、下側ボール溝5の角度は下ボール溝の中心5cを結ぶ線の縦の辺Sに対し、外側に48°(45°+3°)傾いている。また、上側ボール溝4は交差角が90°となるように、下側ボール溝5に対応しており、上下ボール溝の中心4cを結ぶ線の横の辺kに対し同様に48°(45°+3°)外側に倒れている。上下ボール溝の中心を結ぶ四角形状の線S−s,K−kの中心に対して点対称、さらには中心軸対称となっている。ボール6の周囲にはそれぞれ上下案内部の側部とそれぞれ同時に嵌合してボール溝の交差角を一定にさせ、さらに上プレートが下プレートに対して浮き上がらないようにするためのガイド28が設けられている。また、下プレート23の上面に緩衝ゴム33が固定されており、上プレート22の下面に設けられたX軸ストッパー29及びY軸ストッパー30に当接するようにされており、上下プレートの移動範囲を制限できるようにされている。
免震装置21は、図1でみて横(右)方向に上プレート22を移動させ、上プレート22が左右方向力を受けると、交差角90°の二等分線方向、即ち、左右方向の摩擦が小さいので移動し易い。そこで、上プレート22が左右方向に動く。図1でみて上(縦又は後)方向に上プレート22を移動させ、上プレート22が上下方向に力を受けると、右方向の場合と同様、交差角90°の二等分線方向、上下方向の摩擦が小さいので移動し易い。そこで、上プレート22は下プレート23に対して上方向に動く。ボール溝4,5(上下案内部2,3)の左右及び上下(縦又は前後)方向に対する傾きは±3°であり、殆ど影響を受けない。
また、免震装置21は、左右、前後方向の移動の合成になり、全水平方向に上下プレート22,23が相対移動する。なお、免震部品1の取付角が全て同じ場合は、ボール溝方向である斜め45°方向に力を受けると、ボール6とボール溝4,5の一方とが完全滑りとなり、摩擦抵抗が増大する。このため、左右、前後の微動を繰り返し45°方向に相対移動することとなり、動作がぎくしゃくして、微振動が加わったりして、本来の免震性能を確保できない。これに対して、この免震装置は、取付角度を中心軸に対して点対称に、外側に斜め48°とし、ボール溝4,5を移動するボールの方向は2組は同じになるが、4組は同じにならない。従って、例えば45°方向の力が加わった場合は、ボール溝の角度と一致しないので、全ボールは完全滑りにはならず、転がり滑りとなるので、摩擦係数は低く、スムースに45°方向に動くことになる。
一方のボール溝と同じ方向に力が加わった場合は、他方のボール溝とは同じ方向に移動しないので、2組のボールは完全すべりであるが、残りの2組のボールは転がり滑りとなり摩擦係数が低い。従って、全体の摩擦係数は、完全滑りと転がり滑りの中間の摩擦係数となる。この値は、完全滑りに対して充分低い値になるので、スムースに動くことになる。なお、摩擦係数の方向によるバラツキは0.08〜0.12(ボール溝での特定角度)程度であり、特定角度以外ではバラツキが小さく、摩擦係数も小さい。このように、免震装置21は、ストロークを大幅に減じることなく、方向による摩擦係数のばらつきはあるが、完全すべりの様な状態がないので、実用には充分な、安定した免震性能を得られるものである。なお、詳細については特許文献4を参照されたい。
このような免震装置21において、図1(c)、図2(b)に示すように、下プレートの互いに対向する一組の長辺32a,32b間に、4本のガイドバー34a,34b,34c,34dが設けられている。さらに、下プレートには切り欠き36a,36b,36c,36dが4カ所設けられ、ガイドバー34と切り欠き部36とで八角形の穴が二カ所37a,37b、中央の矩形穴38が一カ所形成されている。この穴のいずれかに例えば図で示すような配線39a,39b,39c等を通し、ガイドバー34a,34b,34c,34dで配線をガイドする。このガイドバー34は、図2(b)下方の符号34aで示すように、伸縮可能な棒状の本体51と、本体の両端に設けられた係止部52,52を備える。係止部は一組の長辺32a,32bに設けられた受け部40,40にそれぞれ係合する。
次に本発明の第一の実施の形態にかかるガイドバーについて説明する。図3は本発明のガイドバーの第一の実施の形態の取付け状態を示し、ガイドバーとプレート側面の受け部の部分断面図である。図3に示すように、本体51は、筒状の外側本体61と、外側本体に挿通かつ軸方向移動可能にされた筒状(棒状でもよい)の内側本体62とからなる。外側及び内側本体の端部には、係止部52が設けられている。係止部は小径部63と、小径部に続いてそろばん玉形状の互いに底部65を共通とする円すい部64、66が設けられている。底部65の径は小径部63より大径であり、十字の切り込み67が軸方向に設けられ底部65の外径が拡縮可能にされている。一方、受け部40は下プレート23の側面32a,32bに設けられている。受け部40には底部65が拡大した場合の径より小さく、底部が縮径した場合の径より大きくされた穴68が明けられている。
かかるガイドバーによれば、配線39a,39b,39c等を外すことなく、上下プレート22,23を配置し、プレート間を連結部材(連結棒)24、25で結合する。その後に、ガイドバー本体51を縮めて所定の位置に配置し、ガイドバー本体を伸ばして、両端の円すい部64,66を穴68に挿入することによりワンタッチでガイドバー34をプレート側面32a,32bに固定できる。また、円すい部66のテーパにより容易に穴68に挿入することができる。ガイドバー34を外すときはガイドバー本体側の円すい部64のテーパにより穴68からの引き抜きを容易にする。
次に本発明の第二の実施の形態にかかるガイドバーについて説明する。なお、以下の説明において、前述したと同じ又は同様な部分については同符号を付し、説明の一部を省略する。図4は本発明のガイドバーの第二の実施の形態の係止部近傍を示す部分断面図である。このものは、前述した円すい部64,65,66の拡縮による嵌め合いの代わりにねじ結合としたものである。第一の実施例とは係止部のみ異なり、ガイドバー本体51は同一である。係止部52は、ガイドバー本体51の端部に雄ねじ71が設けられている。この雄ねじが螺着可能な雌ねじ72が加工されたナット73がプレート側面32bに溶接され、受け部40を形成している。これにより、取付け取り外しに螺着作業が必要となるが、ガイドバー34を確実に下プレート23に取付けることができる(請求項の例)。なお、ダブルナット構造とすればより強固に固定できる。また、雌ねじを係止部52側に設け、受け部40にボルトを溶接し、互いに螺着可能にしてもよい。
次に本発明の第三の実施の形態にかかるガイドバーについて説明する。図5は本発明のガイドバーの第三の実施の形態の取付け状態を示す部分断面図である。このものは、ガイドバー本体51を常に伸び状態にするものである。図5に示すように、本体51は、底部75を有する筒状の外側本体61と、外側本体に挿通かつ軸方向移動可能にされた底部76を有する筒状(棒状でもよい)の内側本体62とからなる。外側本体61内に弾性体としてスプリング77の一方側が挿入され、スプリングの他方側が筒状の内側本体62に挿入されている。スプリング77の長さは、取付時の底部75,76間よりも大きくされ、外側本体61及び内側本体62を互いに押し出すように付勢され、ガイドバー34が伸びるようにされている(請求項の例)。
本体51の両端部には本体より小径の突起78が設けられている。また、下プレート側面32a,32bには突起78が嵌合可能な穴68が明けられている。ガイドバー34は伸び方向に付勢されているので、突起78を穴68に挿入すれば容易に固定できる(請求項の例)。突起78の先端にはテーパを設けるのが好ましい。
次に本発明の第四の実施の形態にかかるガイドバーについて説明する。図6は本発明のガイドバーの第四の実施の形態の取付け状態を示す部分断面図である。このものは、ガイドバー本体51をねじにより伸縮できるようにしたものである。図6に示すように、本体51は、筒状の内側に雌ねじ81を有する外側本体61と、外側本体の雌ねじに螺着し軸方向移動可能にされた雄ねじ82を有する棒状(筒状)の内側本体62とからなる。外側本体と内側本体を相対回転させれば、ねじにより、本体が伸縮する(請求項の例)。ねじは、棒状ねじに限らず、スプリングねじ等を用いたものでもよい。
本体51の両端部には、軸方向の穴83,83が明けられている。また、下プレート側面32a,32bには穴に嵌合する突起84,84が設けられている。ガイドバー外側61又は内側本体62を回転し、ねじによりガイドバー34を伸ばすことにより、突起84に穴83をはめ込めば容易にガイドバー34と下プレート側面32a,32bとを固定できる(請求項の他の例)。
以上述べたように、本発明によれば、ガイドバーを伸縮自在とすることにより、プレート間の寸法が固定されていなくても、取付け現場の寸法に合わせて容易に電線等のガイドバーを取り付けられる。なお、実施の形態においては、引用文献4の免震装置の下プレートに適用した場合を述べた。しかし、他の文献の免震装置の他、上プレートと下プレートとが相対移動する種々の免震装置に適用でき、また、下プレートに限らず上プレートにも適宜適用できることはいうまでもない。また、伸縮構造と係止部、受け部の構造は実施の形態に限らず種々の組み合わせが可能である。
1 水平移動部材
21 免震装置
22 上プレート
23 下プレート
24 上連結部材
32 長辺
34 ガイドバー
40 受け部
51 本体
52 係止部
61 外側本体
62 内側本体
63 小径部
64、66 円すい部
65 底部
68 受け部の穴
71 本体端部の雄ねじ
72 受け部の雌ねじ
77 弾性体
78 本体の端部の突起
81 外側本体の雌ねじ
82 内側本体の雄ねじ
83 本体の端部の穴
84 受け部の突起

Claims (6)

  1. 平面視にて長方形の長辺が縦方向となるように、かつ互いに離隔して横方向に一列に配置された複数の上プレートと、前記上プレートの同じ方向側の短辺をそれぞれ連結し前記複数の上プレートを一体にする上連結部材と、前記平面視にて長方形の長辺が縦方向となるように、かつ互いに離隔して横方向に一列に配置された複数の下プレートと、前記一体にされた複数の上プレートを前記複数の下プレートに対して水平移動可能に支持する水平移動部材と、前記複数の上プレート又は下プレートの互いに対向する少なくとも一組の長辺間に設けられた複数のガイドバーと、を備えた免震装置であって、前記ガイドバーは、伸縮可能な棒状の本体と、前記本体の両端に設けられた係止部と、を備え、前記係止部が前記一組の長辺にそれぞれ設けられた受け部にそれぞれ係合するようにされており、前記本体は、筒状の外側本体と、前記外側本体に挿通かつ軸方向移動可能にされた棒状又は筒状の内側本体と、からなることを特徴とする免震装置。
  2. 前記筒状の外側本体内に弾性体が設けられ、前記棒状又は筒状の内側本体を押し出すように付勢されている請求項1に記載の免震装置。
  3. 平面視にて長方形の長辺が縦方向となるように、かつ互いに離隔して横方向に一列に配置された複数の上プレートと、前記上プレートの同じ方向側の短辺をそれぞれ連結し前記複数の上プレートを一体にする上連結部材と、前記平面視にて長方形の長辺が縦方向となるように、かつ互いに離隔して横方向に一列に配置された複数の下プレートと、前記一体にされた複数の上プレートを前記複数の下プレートに対して水平移動可能に支持する水平移動部材と、前記複数の上プレート又は下プレートの互いに対向する少なくとも一組の長辺間に設けられた複数のガイドバーと、を備えた免震装置であって、前記ガイドバーは、伸縮可能な棒状の本体と、前記本体の両端に設けられた係止部と、を備え、前記係止部が前記一組の長辺にそれぞれ設けられた受け部にそれぞれ係合するようにされており、前記本体は、筒状の内側に雌ねじが設けられた外側本体と、前記外側本体の雌ねじに螺着し軸方向移動可能にされた雄ねじが設けられている棒状又は筒状の内側本体と、からなることを特徴とする免震装置。
  4. 前記係止部は、前記本体の端部の小径部と、前記小径部に続いて設けられた円すい部とから成り、前記円すい部は前記小径部より大径の底部を有し、前記底部の外径が拡縮可能にされ、前記受け部は前記底部が拡大した場合の径より小さく、前記底部が縮径した場合の径より大きくされた穴である請求項1又は2に記載の免震装置。
  5. 前記係止部は、前記本体の端部に設けられた雄ねじ又は雌ねじであり、前記受け部は前記雄ねじ又は雌ねじが螺着可能な雌ねじ又は雄ねじである請求項1又は2に記載の免震装置。
  6. 前記係止部は、前記本体の端部に設けられた突起又は穴であり、前記受け部は前記突起又は穴が嵌合可能な穴又は突起である請求項2又は3に記載の免震装置。
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