JP5821054B2 - 原稿圧着板開閉装置並びにoa機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば複写機や印刷機等のOA機器の原稿圧着板の開閉用として用いて好適な、原稿圧着板開閉装置並びにこの原稿圧着板開閉装置を用いたOA機器に関する。
従来、とくに複写機の原稿圧着板開閉装置並びに原稿圧着板開閉装置を用いたOA機器として、取付ベースとこの取付ベースの両側より立ち上げた両側板を有し、前記取付ベースを装置本体側へ取り付ける取付部材と、少なくとも背板とこの背板より折り曲げた両側板を有し、この両側板を前記取付部材の両側板へヒンジピンを介して回転可能に連結した支持部材と、原稿圧着板を取り付ける背板とこの背板より折り曲げた両側板とを有し、前記支持部材の両側板の自由端側に連結ピンを介して該支持部材とは異なる方向へその両側板を回転可能となるように軸着したリフト部材と、このリフト部材の前記支持部材に対する軸着部側であって前記リフト部材の回転時に前記連結ピンを支点に旋回する位置に設けられた作動部材と、前記取付部材側の両側板間にヒンジピンとは異なる位置に軸架させた受圧部材と、この受圧部材にカム部を当接させて前記支持部材内部に摺動可能に収装されたカムスライダーと、前記支持部材内の自由端側に前記作動部材に当接させて摺動可能に収装されたスプリング受部材と、前記カムスライダーと前記スプリング受部材との間に弾設させることにより、前記リフト部材を支持部材と重なり合う方向へ回転付勢させつつ前記支持部材を少なくとも原稿圧着板の開成方向へ付勢させる弾性手段とで構成したもの、並びにOA機器が、下記特許文献1により公知である。
特開2001- 154287号公報
この従来公知の原稿圧着板開閉装置並びにOA機器は、合成樹脂性のカムスライダーのカム部とSUSのような金属製の丸棒から成る受圧ピン、或は同じく合成樹脂性のスプリング受部材とSUSのような金属製の丸棒から成る作動ピンは、側面から見ると受圧ピンや作動ピンによるアール面とカムスライダーやスプリング受部材の平面との点接触、平面から見た場合には線接触となり、互いにコイルスプリングによって圧接状態にある。したがって、とくに重量のある自動原稿送り装置付きの原稿圧着板を開閉させたり、原稿圧着板をリフトアップさせたときには、弾性手段にかなり強い弾力のあるものを用いていることから、カムスライダーと受圧ピン、或はスプリング受部材と作動ピンは、互いに高い接触圧力の下で、点接触或は線接触で摺動することになる。したがって、互いの接触部分に潤滑用のグリスを塗布させてあっても、容易にグリス切れが生じ、磨耗してしまったり、或は異音が発生してしまうなどの問題があった。
また、高い点接触、或は線接触による合成樹脂性のカムスライダーやスプリング受部材は、とくに原稿圧着板開閉装置の閉成時に弾性手段によって受圧ピンや作動ピンに強く圧接され、変形圧力を受けるという問題があった。この問題を避けるためには、受圧ピンや作動ピンの軸方向の長さを長くする必要が有り、装置の小型化を図る上での阻害要因となっていた。
このことは、受圧ピンや作動ピンそれ自体を回転可能と成し、或は受圧ピンや作動ピンの外周に回転可能にローラパイプを取り付けたものであっても、アール面と平面の接触となるため、十分な解決策にはならなかった。
また、上記問題点は、原稿圧着板の通常の開閉操作に伴い使用頻度の高くなるカムスライダーと受圧ピンとの間でとくに問題となるものであり、リフト部材のない原稿圧着板開閉装置にあっては、作動ピンがないので、作動ピンとスプリング受部材との間の問題は生じない。また、リフト部材のある原稿圧着板開閉装置にあっても、スプリング受部材と作動ピンとの間は、原稿圧着板のリフト動作時にのみ摺動動作が生じることから、使用頻度が高くなく、グリス切れの問題は受厚部材とカムスライダーの間ほど生じない。しかしながら、絶えずコイルスプリングによる圧力がスプリング受部材に加わっているため、とくに原稿圧着板の閉成時にスプリング受部材が強い変形圧力を受けることは、受圧部材とカムスライダーとの間に生ずる変形圧力と同様の問題が生じ、同じく上記の解決すべき課題の解決が望まれている。
尚、本明細書並びに特許請求の範囲において、受圧ピンや作動ピンを受圧部材或は作動部材として説明するが、これは受圧部材や作動部材は、受圧ピンや作動ピンを含むさらに広い概念を含ませているからである。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、カムスライダーと受圧部材の間、或はスプリング受部材と作動部材の間の接触面積を増やす構成とすることにより、上記従来技術の問題点を解決した原稿圧着板開閉装置並びにOA機器を提供せんとするにある。
上述した目的を達成するためにこの発明に係る原稿圧着板開閉装置は、取付ベースとこの取付ベースの両側部より立ち上げた両側板を有し、前記取付ベースを装置本体側へ取り付ける取付部材と、背板とこの背板より折り曲げられた両側板とを有し、この両側板の一端部側を前記取付部材の両側板へヒンジピンを介して回転可能に取り付けた原稿圧着板の支持部材と、この支持部材内部に前記取付部材側に向けて摺動可能に収装されたカムスライダーと、このカムスライダーの一端部側に設けたカム部と接し前記取付部材の両側板間に設けられた受圧部材と、前記カムスライダーと前記支持部材の自由端側との間に弾設されたコイルスプリングとを有し、前記受圧部材は前記カム部と面接触する摺接部を有することを特徴とする。
本発明に係る原稿圧着板開閉装置は、取付ベースとこの取付ベースの両側より立ち上げた両側板を有し、前記取付ベースを装置本体側へ取り付ける取付部材と、少なくとも背板とこの背板より折り曲げた両側板を有し、この両側板を前記取付部材の両側板へヒンジピンを介して回転可能に連結した支持部材と、少なくとも背板とこの背板より折り曲げた両側板とを有し、前記支持部材の両側板の自由端側に連結ピンを介して該支持部材とは異なる方向へその両側板を回転可能となるように軸着したところの原稿圧着板を有するリフト部材と、前記取付部材側の両側板間に軸架させた受圧部材と、この受圧部材にカム部を当接させて前記支持部材内部に摺動可能に収装されたカムスライダーと、このカムスライダーと前記リフト部材との間に弾設させることにより、前記リフト部材を支持部材と重なり合う方向へ回転付勢させつつ前記支持部材を少なくとも原稿圧着板の開成方向へ付勢させるコイルスプリングとを有し、前記受圧部材は前記カム部と面接触する摺接部を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係る原稿圧着板開閉装置は、取付ベースとこの取付ベースの両側より立ち上げた両側板を有し、前記取付ベースを装置本体側へ取り付ける取付部材と、少なくとも背板とこの背板より折り曲げた両側板を有し、この両側板を前記取付部材の両側板へヒンジピンを介して回転可能に連結した支持部材と、背板とこの背板より折り曲げた両側板と頂板を有し、前記支持部材の両側板の自由端側に連結ピンを介して該支持部材とは異なる方向へその両側板を回転可能となるように軸着したところの原稿圧着板を取り付けるリフト部材と、このリフト部材の前記支持部材に対する軸着部側であって前記リフト部材の回転時に前記連結ピンを支点に旋回する位置に設けられた作動部材と、前記取付部材側の両側板間に軸架させた受圧部材と、この受圧部材にカム部を当接させて前記支持部材内部に摺動可能に収装されたカムスライダーと、前記支持部材内の自由端側に前記作動部材に当接させて摺動可能に収装されたスプリング受部材と、前記カムスライダーと前記スプリング受部材との間に弾設させることにより、前記リフト部材を支持部材と重なり合う方向へ回転付勢させつつ前記支持部材を少なくとも原稿圧着板の開成方向へ付勢させるコイルスプリングとを有し、前記受圧部材は前記カム部と面接触する摺接部を有することを特徴とする。
以上に記載した原稿圧着板開閉装置において、前記受圧部材は、前記カムスライダーの前記カム部の動きに合わせて回転することにより、前記カム部と前記摺接部の面接触を維持することを特徴とする。
さらに、以上に記載した原稿圧着板開閉装置は、前記取付部材の取付ベースからは取付脚部が垂設され、この取付脚部が装置本体に設けた取付挿入孔へ上下動可能に挿入されることを特徴とする。
さらに、以上に記載した原稿圧着板開閉装置で、前記作動部材を有するものは、当該作動部材と前記スプリング受部材との接触面が、互いに面接触するように構成したことを特徴とする。
その際に、前記作動部材を、回転可能としたり、当該作動部材を、作動ピンと、この作動ピンに回転可能に取り付けたリフトローラとで構成したことを特徴とする。
さらに、本発明に係る原稿圧着板開閉装置においては、前記受圧部材を、回転可能としたり、前記受圧部材を、受圧ピンと、この受圧ピンに回転可能に取り付けたスライドローラとで構成したことを特徴とする。
さらに、前記受圧部材或は前記作動部材には、前記カムスライダー或は前記スプリング受部材の露出側を覆うカバーが設けられていることを特徴とし、さらには前記カムスライダーには、前記受圧部材を覆うカバーが設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る原稿圧着板開閉装置においては、前記受圧部材は、断面略矩形状を呈するように構成したり、或はプレス加工品で構成したり、さらに潤滑用のグリス溜まりを設けることができる。
そして、本発明に係るOA機器においては、上記原稿圧着板開閉装置を装置本体と原稿圧着板との間に用いたことを特徴とするものである。
本発明は以上のように構成したので、受圧部材とカムスライダー及び又は作動部材とスプリング受部材の間の、単位面積当たりの圧力が低下し、さまざまな構成の原稿圧着板開閉装置やこの原稿圧着板開閉装置を用いたOA機器において、原稿圧着板の開閉操作時に、高い接触圧力の発生する、スライダーカムと受圧部材の間及び又はスプリング受部材と作動部材の間で、グリス切れによる磨耗や異音が発生したり、或はスライダーカムやスプリング受部材の変形を防止することができるという。効果を奏し得るものである。
さらに、以上のことから、とくにカムスライダーやスプリング受部材などの樹脂製品のグレードを下げ対応でき、コストダウンを図ることができる上に、受圧部材や作動部材の軸方向の長さを短くしても対応できることから、原稿圧着板開閉装置の小型化を図ることができるものである。
また、作動部材とスプリング受部材の間に実施すると、フリクション抵抗が増すことから、原稿圧着板のとくに閉成時における中折れを防止する効果も期待できるものである。この際に、作動部材とスプリング受部材との接触面(摺動面)に凸凹嵌合手段を設けても、この中折れを防止する有効な手段と成り得るものである。
さらに、受圧部材屋作動部材の側にカムスライダーやスプリング受部材の露出側を覆うカバーを設けると、カムスライダーやスプリング受部材に塗布されている潤滑用のグリスによって、原稿が汚れてしまうのを有効に防止できるものである。
本発明に係る原稿圧着板開閉装置を概略的に示す斜視図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置の側面図である。 図2に示した原稿圧着板開閉装置の正面図である。 図2に示した原稿圧着板開閉装置の分解斜視図である。 図2に示した原稿圧着板開閉装置の側断面図である。 図2に示した原稿圧着板開閉装置の動作を説明するための側断面図である。 図2に示した原稿圧着板開閉装置の動作を説明するための側断面図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置のさらに他の実施例を示す側断面図である。 図8に示した原稿圧着板開閉装置に用いるリフトローラの斜視図である。 図8に示した原稿圧着板開閉装置の動作を説明するための側断面図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置のさらに他の実施例を示す側断面図である。 図11に示した原稿圧着板開閉装置に用いるスライドローラの斜視図である。 図11に示した原稿圧着板開閉装置の動作を説明するための側断面図である。 図11に示した原稿圧着板開閉装置の動作を説明するための側断面図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置に用いるスライドローラの他の実施例を示し、(a)はその斜視図、(b)はその側面図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置に用いるスライドローラのさらに他の実施例を示す斜視図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置のさらに他の実施例を示す側断面図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置のさらに他の実施例を示す側断面図である。
図面は本発明の一実施の形態を示す。尚、以下の説明では複写機或は複合機に用いられる原稿圧着板開閉装置として説明するが、本発明に係る原稿圧着板開閉装置は、複写機或は複合機以外の印刷機やファクシミリ、スキャナーなどのOA機器にも用いられるものである。
図1は、本発明に係る複合機を示す。図面によれば、本発明に係る複合機Aの装置本体a上には、一対の原稿圧着板開閉装置B、B’を介して、自動原稿送り装置c付きの原稿圧着板Cが開閉可能に取り付けられている。この原稿圧着板開閉装置B、B’は、一方の自動原稿送り装置cが取り付けられている図中左側の原稿圧着板開閉装置Bは、開閉操作時に加わる荷重が大きいのでダブルコイルスプリングであるが、右側の原稿圧着板開閉装置B’は荷重が小さいので図示はしてないがシングルコイルスプリングである。しかしながら、本発明の要部となる部分の構成は、原則的に横幅が異なるのみで、基本的には同じであるので、以下の説明では、左側の原稿圧着板開閉装置Bについて説明する。
図2乃至図7は、本発明の実施例1に係る原稿圧着板開閉装置Bの一例を具体的に示す図である。本発明に係る原稿圧着板開閉装置Bは、装置本体a側へ取り付けられる取付部材1と、この取付部材1の両側板1b、1bへその両側板2b、2bをヒンジピン3を介して回転可能に連結した支持部材2と、この支持部材2の両側板2b、2bの自由端側へ連結ピン4を介して該支持部材2とは異なる方向へ回転可能となるように軸着したところの、原稿圧着板Cを取り付けるリフト部材6と、取付部材1の両側板1b、1b間に設けた受圧部材5と、この受圧部材5にカム部10aを当接させて前記支持部材2内部に抱持板2c、2cに抱えられ手摺動可能に収装されたカムスライダー10と、リフト部材6の両側板6b、6b間に設けた作動部材9と、この作動部材9に当接させて支持部材2内部に摺動可能に収装されたスプリング受部材11と、カムスライダー10とスプリング受部材11との間に弾設させることにより、前記リフト部材6を支持部材2と重なり合う方向へ回転付勢させつつ、支持部材2を少なくとも原稿圧着板Cの開成方向へ付勢させる弾性手段12とを有し、受圧部材5は前記カム部10aと面接触する摺接部5cを有するように構成したものである。
さらに詳しくは、取付部材1は、装置本体a上に取り付けられる取付ベース1aと、この取付ベース1aの両側端部からそれぞれ当該取付ベース1aに対して直交する上方向(略直交する方向も含む)に折り曲げた両側板1b、1bと、取付ベース1aの一端部(後端部)から該取付ベース1aに対して直交する上方向(略直交する方向も含む)に折り曲げて、その両側部の一部を取付部材1の両側板1b、1bに係止させた略矩形状の後板1cと、から構成されている。この後板1cには必要に応じて、原稿圧着板の開閉操作時における支持部材の最大開成角度(60°)を決めるストッパー部材8が取付ビス8a、8aを介して取り付けられている。その他、指示記号1d、1dのものはヒンジピン取付孔であり、指示記号1e、1eのものは受圧部材取付孔であり、さらに指示記号1f、1fのものは図示してない係止ピンの係止孔である。
支持部材2は、背板2aと、この背板2aの両端部から下方へ折り曲げた両側板2b、2bと、この両側板2b、2bの下端側からは共に内側へ曲げられた抱持板2c、2cから構成されており、両側板2b、2bは上述したように、ヒンジピン3によって取付部材1の両側板1b、1bへ回転可能に連結されている。両側板2b、2bの自由端側には、連結ピン4を介してリフト部材6が回転可能に軸着されると共に、作動部材9の両端側が入り込むガイド溝2d、2dが設けられている。その他、指示記号2e、2eはヒンジピン挿通孔、指示記号2f、2fのものは連結ピン挿通孔、指示記号2g、2gは係止孔、指示記号2h、2hは組立時に用いるストッパー孔である。
ヒンジピン3は、その両端部に周溝3d、3dを設けた金属製の丸棒で、取付部材1のヒンジピン取付孔1d、1dに取り付けられた軸受部材3a、3aの軸受孔3e、3eを貫通して支持部材2のヒンジピン挿通孔2e、2eを連結し、ワッシャー3b、3bを介して周溝3d、3dに係止させたEリング3c、3cで抜け止め規制されている。
リフト部材6は背板6aと、この背板6aの両端部からそれぞれ当該背板6aに対して直交する下方向(略直交する方向も含む)に折り曲げた両側板6b、6bと、この両側板6b、6bよりさらに外側へ折り曲げた取付板6c、6cとから成り、支持部材2を覆うように構成されている。リフト部材6が連結ピン4で軸着されている側には、ピン状の作動部材9が取り付けられると共に、取付板6c、6cには原稿圧着板Cが取り付けられる構成である。尚、背板6aに取り付けられている調節ネジ7aとナット7bからなるものは、高さ調節手段7であり、原稿圧着板Cの原稿載置台d(コンタクトガラス)に対する高さを微調整して、原稿圧着板Cが均等に原稿載置台d(コンタクトガラス)の上面へ圧着するようにするためのものである。また、原稿圧着板開閉装置Bの構成によっては、後述するように、リフト部材を設けない構成のものもあり、その場合には原稿圧着板Cは支持部材2に取り付けられる。さらに、指示記号6fはストッパーピン挿通孔である。
連結ピン4は、金属製の丸棒で、両端部側に周溝4c、4cを有し、支持部材2の連結ピン挿通孔2f、2fとリフト部材6の連結ピン連結孔6d、6dへ挿通されることにより、リフト部材6を支持部材2に連結し、ワッシャー4a、4aを介して周溝4c、4cへEリング4b、4bを係止させることにより抜け止め規制されている。
支持部材2内には、抱持板2c、2cに抱えられてカムスライダー10とスプリング受部材11が、摺動可能に収納されている。カムスライダー10とスプリング受部材11は、断面矩形の有底筒体状に形成されており、カムスライダー10の一端部側の受圧部材5側には、一方向へ傾斜させて上面が平坦なカム部10aが設けられると共に、受圧部材5の露出側を覆うカバー10cが設けられている。スプリング受部材11の一端部側の作動部材9側には、当接部11aが隆起して設けられている。尚、この当接部11aは必須ではなく一面に平坦部としても良い。カムスライダー10とスプリング受部材11は、互いの開口部10b、10bと11b、11b(一方のみ表示)が向き合うように支持部材2内に摺動可能に収納されて、カムスライダー10のカム部10aの側は受圧部材5と当接し、スプリング受部材11の当接部11aの側は作動部材9と当接している。
尚、作動部材9は、実施例のものは、両端部側に周溝9b、9bを有し、作動ピン連結孔6e、6eに挿通させ、周溝9b、9bにEリング9a、9aを係止させることによりリフト部材6の両側板6b、6bへ抜け止め規制されて取り付けられている。この作動部材9は金属製の丸棒であるが、上記実施例のほかに、リフト部材6に頂板を設け、この頂板を内側へ折り曲げて作動部材を構成することもできる。また、作動部材9は両側板6b、6b間に回転可能或は固定して取り付けることができる。
カムスライダー10とスプリング受部材11の間に、互いの両端部側を当該カムスライダー10とスプリング受部材11の開口部10b、10bと11b、11b(一方のみ表示)内に挿入させて、大径コイルスプリング12a、12aと小径コイルスプリング12b、12bから成る弾性手段12が弾設されており、これにより、カム部10aは受圧部材5と圧接し、当接部11aは作動部材9と圧接状態にある。この弾性手段12は、1個でも2個以上でもよく、例えば2個並列、或は図面に示したように、大径コイルスプリング12a、12aと小径コイルスプリング12b、12bとが重合して設けられており、カムスライダー10とスプリング受部材11をそれぞれ互いに離間する方向に付勢している。
受圧部材5は、取付部材1の両側板1b、1b間に軸架した金属製の受圧ピン5aと、この受圧ピン5aを軸方向に設けた挿通孔5dに通して、当該受圧ピン5aに対して回転可能に取り付けられた合成樹脂性のスライドローラ5bとで構成されている。スライドローラ5bは外形が断面略4角形状に構成されており、長径の側の片面を摺接部5cとしてカムスライダー10の平坦なカム部10aに当接させている。カム部10aとスライドローラ5bの接触面には図示してないが潤滑用のグリスが塗布されている。また、挿通孔5dはスライドローラ5bの下側寄りに設けられており、各角部にはアール部5eが設けられている。尚、このスライドローラ5bの材料は、合成樹脂に限られず、焼結金属、セラミック、機械加工物その他のものであっても良い。
尚、受圧ピン5aは、その両端部をかしめることによって、受圧部材取付孔1e、1eに固定しても良く、Eリングを用いて抜け止め規制しても良い。また、回転可能に受圧部材取付孔1e、1eへ取り付けるようにしても良い。さらに、受圧部材5は、受圧ピン5aとスライドローラ5bを一体或は一体的に構成して、受圧部材取付孔1e、1eへ回転可能に取り付けるようにしても良い。さらに、カム部を湾曲したアール形状に構成し、スライドローラがカム部と当接する摺接部側をカム部のアール形状と面接触する形状に構成することもできる。
次に、上記実施例1に係る原稿圧着板開閉装置Bの動作について説明する。今、図2と図3及び図5に示したように、原稿圧着板Cを閉じた状態においては、主として当該原稿圧着板Cの重量は、弾性手段12が原稿圧着板Cを押し上げようとする弾力より勝っているため、原稿圧着板Cは自己の重量で弾性手段12の弾力に抗して閉じられ、安定した閉成状態を保っている。尚、ここのところは、弾性手段12の作用線を受圧部材5の下方へずらすことにより、原稿圧着板Cを開成方向へ回転付勢させることもできる。この閉成状態において、受圧部材5のスライドローラ5bはその長径部側の摺接部5cをカムスライダー10のカム部10aと面接触させており、最も圧縮された状態の弾性手段12の弾力を面で受けている。
この図1と図3及び図5に示した状態から原稿圧着板Cを開くと、カムスライダー10のカム部10aのスライドローラ5bの摺接部5cに対する当接位置が、該カム部10aの高い方から低い方へ面接触状態を維持させたまま移動することから、弾性手段12の弾力により原稿圧着板Cは、その本来の重量を減殺された状態で開かれる。開いた原稿圧着板Cより手を離すと、スライドローラ5bの摺接部5cの当接位置が弾性手段12によって一方向へ摺動を付勢されているカムスライダー10のカム部10aの高い方へ移動するフリクション抵抗に遭遇することにより、原稿圧着板Cが支持部材2を介してヒンジピン3の周りに発生させる回転モーメントと、弾性手段12の弾力と、カムスライダー10のカム部10aに当接している受圧部材5のスライドローラ5bとによって創出される回転トルクが均衡する。実施例のものは原稿圧着板Cの10°以上の開成角度で、当該原稿圧着板Cを安定停止保持する。
開いた原稿圧着板Cを閉じる際には、当該原稿圧着板Cはスライドローラ5bの摺接部5cが弾性手段12の弾力に抗してカム部10aの高い方へスライドする際の抵抗に遭遇するが、手による原稿圧着板Cに対する押圧力と、原稿圧着板の重量と、慣性力により閉じられ、所定の閉成角度、例えば10°になると、原稿圧着板Cの閉成方向のモーメントが勝り始め、手を離しても自動的に閉じられることになる。そして、原稿圧着板Cの開閉操作時の間中スライドローラ5bの摺接部5cとカムスライダー10のカム部10aとは面接触を維持するので、カムスライダー10に加わる荷重が分散されると共に、潤滑用のグリスの保持状態が保持されることから、カムスライダー10に過大な荷重がかかるのを防止して、かつ永年使用時においてもグリス切れによる磨耗や異音が発生することを防止できるものである。
この際、スライドローラ5bとカムスライダー10のカム部10aとの摺動面にグリス溜まりを設けると、尚一層グリスの保持能力が向上するものである。このグリス溜まりは、スライドローラ、或はカム部の一方或は双方に設けることができる。グリス溜まりの形状と位置については限定はない。
原稿が本のように厚い厚物原稿の場合には、この厚物原稿を原稿載置台d(コンタクトガラス)上へ載せて原稿圧着板Cを下押しすると、連結ピン4を支点に回転するリフト部材6の両側板6b、6bに取り付けた作動部材9によってスプリング受部材11押され、弾性手段12の弾力に抗してカムスライダー10側に摺動すると共に、原稿圧着板Cがリフト部材6と共に連結ピン4を軸に回転して、厚物原稿の上面を水平に覆うことになる。従って、この発明の原稿圧着板開閉装置Bは、原稿の厚さに関係なく原稿を装置本体aの上面に安定して圧着させ、とくに厚物原稿の場合には、外光がコンタクトガラスから装置本体内の露出系に侵入するのを可及的に防止することができるものである。
図8乃至図10に係る原稿圧着板開閉装置は、作動部材の他の実施例を示す。尚、指示記号の同じものは、その形状は若干異なっても、実施例1に係る原稿圧着板開閉装置Bと同じ部材を表すので、説明は省略する。この実施例2に係る原稿圧着板開閉装置Dの作動部材15は、リフト部材6の両側板6b、6b間に軸架した金属製の作動ピン15aと、この作動ピン15aを軸方向に設けた挿通孔15cに通して、当該作動ピン15aに対して回転可能に取り付けられた合成樹脂製のリフトローラ15bとで構成されている。このリフトローラ15bは外形が断面略4角形状に構成されており、平坦な摺接部15dをスプリング受部材16の当接部16aに当接させている。尚、指示記号16bはスプリング受部材16の一端部側の開口部である。スプリング受部材16の当接部16aとリフトローラ15bの摺接部15dの接触面には、図示してない潤滑用のグリスが塗布されている。また、挿通孔15cはリフトローラ15bの略中央部に設けられており、各角部にはアール部15eが設けられている。
したがって、この実施例2に係る原稿圧着板開閉装置Dは上記実施例1の原稿圧着板開閉装置Bと同じ動作を行うが、原稿が本のように厚い厚物原稿17の場合には、反転するリフト部材6によって、作動部材15のリフトローラ15bがスプリング受部材16の当接部16a上をスライドする。すると、互いに面接触となるために、スプリング受部材16に加わる荷重が分散されると共に、潤滑用のグリスの保持状態が改善されることから、スプリング受部材16に過大な荷重がかかるのを防止して、かつ永年使用時においてもグリス切れによる磨耗や異音が発生することを防止できるものである。
この際、リフトローラ15bとスプリング受部材16の当接部16aとの摺動面にグリス溜まりを設けると、尚一層グリスの保持能力が向上するものである。このグリス溜まりは、リフトローラ15b或は当接部16aの一方或は双方に設けることができる。グリス貯まりの形状と位置については、上述したように限定はない。
図11乃至図14は、本発明に係る原稿圧着板開閉装置の受圧部材のさらに他の実施例を示す。この実施例3に係る原稿圧着板開閉装置Eの受圧部材20には、カムスライダー21が支持部材2より露出する露出側を覆うカバー部20fが設けられている。その他の構成は、作動部材15の構成が実施例2の原稿圧着板開閉装置Dのものと同じで、他の構成は実施例1に係る原稿圧着板開閉装置Bと同じである。したがって、指示記号の同じものは説明を省略する。尚、このカバーは図示を省略するが、作動部材の側にスプリング受部材の支持部材の側の露出側を覆うカバーを設けることもできる。
この実施例3に係る受圧部材20は、実施例1の受圧部材5とそのほとんどの構成が同じであるが、カバー部20fが設けられている点で異なっている。即ち、この実施例3に係る受圧部材20は、取付部材1の両側板1b、1b間に軸架した金属製の受圧ピン20aと、この受圧ピン20aを軸方向に設けた挿通孔20dに通すことにより、当該受圧ピン20aに対して回転可能に取り付けられた合成樹脂製のスライドローラ20bとで構成されているが、摺接部20cの下部の一端側からカバー部20fが一体に折り曲げられて設けられ、支持部材の露出側を覆っている。尚、このカバー部20fは別体に設けてスライドローラ20bへ固着させるように構成しても良い。スライドローラ20bは外形が断面略矩形状に構成されており、長径の側の片面を摺接部20cとして後述するカムスライダー21の傾斜したカム部21aに当接させている。尚、指示記号21bはカムスライダー21の一端部側の開口部である。カム部21aとスライドローラ20bの接触面には潤滑用のグリスが塗布されている。また、挿通孔20dはスライドローラ20bの下部側の軸方向に設けられており、各角部にはアール部20eが設けられている。尚、このスライドローラ20bの材料は、合成樹脂に限られず、焼結金属、セラミック、機械加工物その他のものであっても良い。さらに受圧ピン20aとスライドローラ20bを一体又は一体的に構成して、共に取付部材1の両側板1b、1bに対して回転可能に構成しても良い。
この実施例3において、このスライドローラ20bに設けたカバー部20fが、図12〜図14に示したように、原稿圧着板の開閉操作時において、カムスライダー21の支持部材2より露出する露出側を覆っているので、原稿を図1に示した原稿載置台d(コンタクトガラス)上に載置する際に、当該原稿の一部が、露出しているカムスライダー21に接触して、当該カムスライダー21に塗付させている潤滑用のグリスが付着して汚れてしまうのを可及的に防止することができるものである。
図15(a)(b)は、本発明に係る原稿圧着板開閉装置の受圧部材のスライドローラの他の実施例を示す。図面によれば、この実施例4に係るスライドローラ23は、その摺接部23aはフラットになっているが、その反対側は湾曲させた湾曲部23bとなっており、複数のリブ23cが設けられている。また、摺接部23aには潤滑用のグリスを溜める複数の溝状のグリス溜まり23eが設けられている。そして、中心部軸方向には、図示してない受圧ピンを回転可能に挿通させる挿通孔23dが設けられている。尚、グリス溜まりの形状や数は実施例のものに限定されない。
図16は、受圧部材のスライドローラのさらに他の実施例を示す。図面によれば、この実施例5に係るスライドローラ24は、金属板をプレス加工して作ったもので、フラットな摺接部24aとその長手方向の両端部に設けた互いに軸心を共通にした挿通孔24b、24bを設けた一対の取付片24c、24cとで構成されている。図示してないが、この挿通孔へ受圧ピンを通して使用するものである。尚、摺接部24aの上下端側には、補強片24d、24dが折り曲げて形成してある。
このように実施してもこの発明の目的は達成できる。
図17は、本発明に係る原稿圧着板開閉装置のさらに他の実施例を示す。この実施例6に係る原稿圧着板開閉装置Fは、リフト部材がない点で、実施例1のものと異なっている。図示のものでは、開口部26aを有するスプリング受部材26を設けてあるが、これは省略しても良い。その場合には、弾性手段12の端部は支持部材25の頂板25dの内側に圧接することになる。この実施例6に係る原稿圧着板開閉装置Fは、原稿圧着板Cのリフト機能は有していないが、受圧部材5の構成は、実施例1のものと同じであり、同じ作用効果を奏し得るものであるので、説明を省略する。尚、支持部材25は、背板25aと、この背板25aの両側から下方へ折り曲げて形成させた両側板25b、25bと、この両側板25b、25bの下端部側から内側へ折り曲げて形成させた抱持板25c、25cと、背板25aの一端部から下方へ折り曲げて形成させた頂板25dとから構成されている。そして、一方だけ表示した指示記号25eのものは頂板25dを抑える押さえ板である。その他の指示記号の同じものは、実施例1の原稿圧着板開閉装置Bのものと同じであるので、説明を省略する。
図18は、本発明に係る原稿圧着板開閉装置のさらに他の実施例を示す。この実施例7に係る原稿圧着板開閉装置Gは、実施例6のものと、取付部材27の取付ベース27aに取付脚部28が設けられている点で異なり、他の例えば両側板27bや後板27c等を有する構成は同じである。この実施例7に係る原稿圧着板開閉装置Gは、その取付脚部28を装置本体aに設けた取付挿入孔eに上下方向へスライド可能に取り付けるもので、原稿が本のように厚い厚物原稿の場合には、取付部材27を上方へリフトアップさせて当該厚物原稿の上部を水平に覆うリフト機能を営むものである。支持部材25の構成は実施例6のものと同じであり、受圧部材5の構成と動作は実施例1のものと同じであるので説明を省略する。
A 複合機
a 装置本体
B、B’、D、E、F、G 原稿圧着板開閉装置
C 原稿圧着板
e 取付挿入孔
1 取付部材
1a 取付ベース
1b 両側板
2 支持部材
2a 背板
2b 両側板
3 ヒンジピン
4 連結ピン
5 受圧部材
5a 受圧ピン
5b スライドローラ
5c 摺接部
6 リフト部材
6a 背板
6b 両側板
9 作動部材
10 カムスライダー
10a カム部
10c カバー
11 スプリング受部材
12a 大径コイルスプリング
12b 小径コイルスプリング
15 作動部材
15a 作動ピン
15b リフトローラ
15d 摺接部
16 スプリング受部
0 受圧部材
20a 受圧ピン
20b スライドローラ
20c 摺接部
21 カムスライダー
21a カム部
23 スライドローラ
23a 摺接部
23e グリス溜まり
24 スライドローラ
24a 摺接部
25 支持部材
25a 背板
25b 両側板
25d 頂板
26 スプリング受部材
27 取付部材
27a 取付ベース
27b 両側板
28 取付脚部

Claims (16)

  1. 取付ベースとこの取付ベースの両側部より立ち上げた両側板を有し、前記取付ベースを装置本体側へ取り付ける取付部材と、背板とこの背板より折り曲げられた両側板とを有し、この両側板の一端部側を前記取付部材の両側板へヒンジピンを介して回転可能に取り付けた原稿圧着板の支持部材と、この支持部材内部に前記取付部材側に向けて摺動可能に収装されたカムスライダーと、このカムスライダーの一端部側に設けたカム部と接し前記取付部材の両側板間に設けられた受圧部材と、前記カムスライダーと前記支持部材の自由端側との間に弾設されたコイルスプリングとを有し、前記受圧部材は前記カム部と面接触する摺接部を有することを特徴とする、原稿圧着板開閉装置。
  2. 取付ベースとこの取付ベースの両側より立ち上げた両側板を有し、前記取付ベースを装置本体側へ取り付ける取付部材と、少なくとも背板とこの背板より折り曲げた両側板を有し、この両側板を前記取付部材の両側板へヒンジピンを介して回転可能に連結した支持部材と、少なくとも背板とこの背板より折り曲げた両側板とを有し、前記支持部材の両側板の自由端側に連結ピンを介して該支持部材とは異なる方向へその両側板を回転可能となるように軸着したところの原稿圧着板を有するリフト部材と、前記取付部材側の両側板間に軸架させた受圧部材と、この受圧部材にカム部を当接させて前記支持部材内部に摺動可能に収装されたカムスライダーと、このカムスライダーと前記リフト部材との間に弾設させることにより、前記リフト部材を支持部材と重なり合う方向へ回転付勢させつつ前記支持部材を少なくとも原稿圧着板の開成方向へ付勢させるコイルスプリングとを有し、前記受圧部材は前記カム部と面接触する摺接部を有することを特徴とする、原稿圧着板開閉装置。

  3. 取付ベースとこの取付ベースの両側より立ち上げた両側板を有し、前記取付ベースを装置本体側へ取り付ける取付部材と、少なくとも背板とこの背板より折り曲げた両側板を有し、この両側板を前記取付部材の両側板へヒンジピンを介して回転可能に連結した支持部材と、背板とこの背板より折り曲げた両側板と頂板を有し、前記支持部材の両側板の自由端側に連結ピンを介して該支持部材とは異なる方向へその両側板を回転可能となるように軸着したところの原稿圧着板を取り付けるリフト部材と、このリフト部材の前記支持部材に対する軸着部側であって前記リフト部材の回転時に前記連結ピンを支点に旋回する位置に設けられた作動部材と、前記取付部材側の両側板間に軸架させた受圧部材と、この受圧部材にカム部を当接させて前記支持部材内部に摺動可能に収装されたカムスライダーと、前記支持部材内の自由端側に前記作動部材に当接させて摺動可能に収装されたスプリング受部材と、前記カムスライダーと前記スプリング受部材との間に弾設させることにより、前記リフト部材を支持部材と重なり合う方向へ回転付勢させつつ前記支持部材を少なくとも原稿圧着板の開成方向へ付勢させるコイルスプリングとを有し、前記受圧部材は前記カム部と面接触する摺接部を有することを特徴とする、原稿圧着板開閉装置。
  4. 前記受圧部材は、前記カムスライダーの前記カム部の動きに合わせて回転することにより、前記カム部と前記摺接部の面接触を維持することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の、原稿圧着板開閉装置。
  5. 前記取付部材の取付ベースからは取付脚部が垂設され、この取付脚部が装置本体に設けた取付挿入孔へ上下動可能に挿入されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置。
  6. 前記作動部材と前記スプリング受部材との接触面は、互いに面接触するように構成したことを特徴とする、請求項1〜5いずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置。
  7. 前記作動部材は、回転可能であることを特徴とする、請求項6に記載の原稿圧着板開閉装置。
  8. 前記作動部材は、作動ピンと、この作動ピンに回転可能に取り付けたリフトローラとで構成したことを特徴とする、請求項6に記載の原稿圧着板開閉装置。
  9. 前記受圧部材は、回転可能であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置。
  10. 前記受圧部材は、受圧ピンと、この受圧ピンに回転可能に取り付けたスライドローラとで構成したことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置。
  11. 前記受圧部材或は前記作動部材には、前記カムスライダー或は前記スプリング受部材の露出側を覆うカバーが設けられていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置。
  12. 前記カムスライダーには、前記受圧部材を覆うカバーが設けられていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置。
  13. 前記受圧部材は、断面略矩形状を呈していることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置。
  14. 前記受圧部材は、プレス加工品であることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置。
  15. 前記受圧部材には、潤滑用のグリス溜まりが設けられていることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置。
  16. 請求項1〜15に各記載の原稿圧着板開閉装置を装置本体と原稿圧着板との間に用いたことを特徴とする、OA機器。
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