JP5821023B2 - 固体発光素子点灯装置及びそれを用いた照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、固体発光素子点灯装置及びそれを用いた照明器具に関するものである。
従来より、LED照明モジュールに点灯電力を供給するLED点灯装置が提供されている(例えば特許文献1参照)。このLED点灯装置は、図7に示すように、LED照明モジュール104に直列に接続されて高周波パルスの低周波バーストからなるデュアル信号に従ってオン/オフする制御スイッチQ3と、同様にLED照明モジュール104に直列に接続されて制御スイッチQ3のオン時にエネルギーを蓄積するインダクタL2と、インダクタL2に蓄積させたエネルギーを制御スイッチQ3のオフ時にLED照明モジュール104に回生させるダイオードD2とを備える。上記のデュアル信号は、制御スイッチQ3への高周波駆動パルスと低周波のPWM信号のAND出力であり、PWM信号のデューティ比を変化させることでLED照明モジュール104に流れる平均電流を変化させ、LED照明モジュール104から出力される光強度を変化させている(所謂バースト調光)。
特表2006−511078号公報(段落[0015]−段落[0017]、及び、第7図−第9図)
上述の特許文献1に示したLED点灯装置では、制御スイッチQ3への高周波駆動パルスは低周波のPWM信号とのAND出力であり、制御スイッチQ3がオンのときに上記のPWM信号のエッジが入力されると制御スイッチQ3への駆動パルスはLowになる。つまり、低周波のPWM信号の変化によって制御スイッチQ3のオン期間が変化し、それに応じてLED電流、すなわちLED照明モジュール104の光出力が変化するのである。一方、制御スイッチQ3がオフの期間では、インダクタL2の回生電流がダイオードD2を介してLED照明モジュール104に流れるが、この期間では上記のPWM信号が変化してもLED電流は変化しない。つまり、PWM信号を変化させているにもかかわらず、LEDモジュール104の光出力は変化しないのである。
図8は制御スイッチQ3を臨界モード(インダクタL2に流れる電流がゼロになるタイミングで制御スイッチQ3をオフからオンに切り替えるモード)で動作させた場合のタイムチャートである。図8に示すようにPWM信号が実線から破線に変化した場合、つまりPWM信号のオン期間が長くなった場合、LED照明モジュール104の負荷電流I1は駆動信号の1周期分増加することになる(図8中の破線部)。また、入力電圧と出力電圧の差が大きいほど制御スイッチQ3がオンのときの電流の傾きが急峻になるため、同じ出力を得る場合にはオン期間が短くなり、その分、制御スイッチQ3のオフ期間が長くなって回生期間が延びることになる(図8中の駆動信号参照)。
したがって、例えば上記のPWM信号のデューティをスイープさせて調光レベルを滑らかに変化させようとした場合でも、制御スイッチQ3のオフ期間は光出力が変化しないことから、デューティ変化に対する光出力は図9に示すような階段状になる。そして、1段分の光出力差は制御スイッチQ3の高周波駆動パルス1周期分の光出力に相当することから、光出力が段階的に変化するのが目視できてしまう。特に、低光束状態ではスイープ時の光出力の変化割合が大きいため、より顕著に現れることになる。
上述のように、入力電圧と出力電圧の差が大きい場合には、PWM信号のスイープ時において光出力が変化しない期間の割合が大きくなり、その結果、光出力が段階的に変化するように見えてしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、調光用のPWM信号のスイープ時に光出力を滑らかに変化させることができる固体発光素子点灯装置及びそれを用いた照明器具を提供することにある。
本発明の固体発光素子点灯装置は、直流電源の出力端間に負荷を介して接続されたインダクタ及びスイッチング素子の直列回路と、スイッチング素子がオンのときにインダクタに蓄積させたエネルギーを、スイッチング素子がオフのときに負荷に回生させるダイオードと、スイッチング素子のオン/オフを制御する制御回路部とを備え、制御回路部は、負荷電流の振幅に応じてパルス幅が変化する駆動信号を発生する駆動信号発生部を具備し、駆動信号よりも低周波であって調光レベルに応じてオンデューティが変化するPWM信号のオン期間又はオフ期間において駆動信号によりスイッチング素子のオン/オフを制御し、制御回路部は、スイッチング素子のオンデューティの逆数が1より大きく且つ2.5以下となるように、スイッチング素子のオン/オフを制御し、直流電源は、負荷に印加される負荷電圧の検出結果がフィードバックされ、出力電圧を検出結果に比例した電圧に制御するAC−DCコンバータ又はDC−DCコンバータからなり、負荷電圧を検出して直流電源にフィードバックする電圧検出部を備えていることを特徴とする。
この固体発光素子点灯装置において、制御回路部は、インダクタに流れる電流がゼロになったことを検出するゼロ電流検出回路を具備し、ゼロ電流検出回路の検出タイミングに合わせてスイッチング素子をオフからオンに切り替えるのが好ましい。
また、この固体発光素子点灯装置において、制御回路部は、スイッチング素子がオフのときにインダクタに流れる電流がゼロになる前にスイッチング素子をオンに切り替えるのも好ましい。
また、この固体発光素子点灯装置において、直流電源はAC−DCコンバータからなり、PWM信号の周波数が600Hz又は600Hzの倍数に設定されているのも好ましい。
本発明の照明器具は、上記の固体発光素子点灯装置と、固体発光素子点灯装置から点灯電力が供給される固体発光素子とを備えていることを特徴とする。
調光用のPWM信号のスイープ時に光出力を滑らかに変化させることができる固体発光素子点灯装置及び照明器具を提供することができるという効果がある。
実施形態1のLED点灯装置を示す概略回路図である。 同上の動作を説明するためのタイムチャートである。 同上の動作を説明するためのグラフである。 同上の別の例を示す概略回路図である。 実施形態2のLED点灯装置を示す概略回路図である。 同上の別の例を示す概略回路図である。 従来のLED点灯装置を示す概略回路図である。 同上の動作を説明するためのタイムチャートである。 同上の動作を説明するためのグラフである。
以下に、LED点灯装置を用いた照明器具の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は実施形態1のLED点灯装置(固体発光素子点灯装置)を示す概略回路図である。このLED点灯装置は、直流電源1の出力電圧を所望の電圧値の直流電圧に降圧する降圧チョッパ回路部2と、降圧チョッパ回路部2を構成する後述のスイッチング素子Q1のオン/オフを制御する制御回路部3とを備える。また、本実施形態の照明器具は、LED点灯装置と、LED点灯装置から点灯電力が供給されるLEDモジュール(固体発光素子、負荷)4とを備える。なお、本実施形態では、LEDモジュール4を3個のLED(発光ダイオード)で構成しているが、LEDの個数は本実施形態に限定されるものではなく、1個又は2個でもいいし、4個以上でもよい。
降圧チョッパ回路部2は、直流電源1の出力端間にLEDモジュール4を介して接続されたインダクタL1及びスイッチング素子Q1の直列回路と、スイッチング素子Q1がオンのときにインダクタL1に蓄積させたエネルギーを、スイッチング素子Q1がオフのときにLEDモジュール4に回生させるダイオードD1とで構成される。
制御回路部3は、発振停止時において駆動パルスを発生させるための起動信号を一定間隔で出力するスターター32と、インダクタL1の二次巻線N2に流れる電流がゼロになったことを検出するゼロ電流検出回路31と、スイッチング素子Q1をオン/オフさせる駆動パルスを発生する駆動パルス発生部34とを備える。また、制御回路部3は、駆動パルス発生部34からの駆動パルスを受けてスイッチング素子Q1を駆動させる駆動回路33と、スイッチング素子Q1に流れる電流が基準値に達すると駆動パルス発生部34にリセット信号を出力する比較器35とを備える。
本実施形態では、駆動パルス発生部34がRSフリップフロップで構成されており、このRSフリップフロップのセット端子には、ゼロ電流検出回路31の検出信号とスターター32の起動信号のOR出力がOR回路36を介して入力され、セット信号が入力されると駆動パルス発生部34の出力がHighになる。また、比較器35からリセット信号が入力されると駆動パルス発生部34の出力がLowになり、駆動パルス発生部34からはHighとLowが交互に繰り返される高周波の駆動パルスが出力される。
また、駆動回路33には、駆動パルス発生部34から出力される高周波の駆動パルスと、この駆動パルスよりも低周波のPWM信号のAND出力がAND回路37を介して入力され、このAND出力に従って駆動回路33はスイッチング素子Q1のオン/オフを制御する。ここで、上記の駆動パルスはLEDモジュール4に流れる負荷電流の振幅に応じてパルス幅が変化し、また上記のPWM信号は調光レベルに応じてオンデューティが変化する。なお、図1中の抵抗R1は、スイッチング素子Q1に流れる電流を検出するための電流検出用の抵抗である。
次に、LED点灯装置の動作について説明する。上記のPWM信号がHighのときに、スターター32又はゼロ電流検出回路31からの出力信号によって駆動パルス発生部34にセット信号が入力されると、駆動パルス発生部34の出力がHighになり、駆動回路33を介してスイッチング素子Q1がオンになることから、LEDモジュール4に電流が流れて点灯する。このとき、スイッチング素子Q1に流れる負荷電流I1の時間変化は以下のように表される。
Figure 0005821023
ここで、(1)式中のVoutは直流電源1の出力電圧、V1はLEDモジュール4の負荷電圧、tは経過時間、L1はインダクタのインピーダンスを表し、スイッチング素子Q1のオン開始時がt=0である。
抵抗R1の両端電圧(つまりI1×R1)が基準電圧Vrefに達すると、比較器35の出力が反転し、駆動パルス発生部34にリセット信号が入力され、駆動パルス発生部34の出力がLowとなり、スイッチング素子Q1がオフになる。スイッチング素子Q1がオフになると、インダクタL1に蓄積されたエネルギーがダイオードD1を介してLEDモジュール4に回生されるため、回生電流によりLEDモジュール4が点灯する。このとき、インダクタL1に流れる電流I2の時間変化は以下のように表される。
Figure 0005821023
ここで、(2)式中のTonはスイッチング素子Q1のオン期間、IdpはインダクタL1に流れるピーク電流を表している。
そして、スイッチング素子Q1がオフのときにインダクタL1に流れる電流I2が0になり、インダクタL1の作用により電流が反転すると、スイッチング素子Q1に充電されている電荷が放電される。その結果、スイッチング素子Q1のドレイン−ソース間の電圧が低下し、インダクタL1の電圧が反転することになる。この電圧反転をゼロ電流検出回路31が検出し、駆動パルス発生部34にセット信号を出力することで、インダクタL1に流れる電流I2のゼロ付近で再びスイッチング素子Q1がオンになる。そして、これら一連の動作を繰り返すことによって、チョッパ動作を行うのである。ここで、本実施形態では、インダクタL1に流れる電流I2がゼロになるタイミングでスイッチング素子Q1をオフからオンに切り替えており、このモードを臨界モードという。
一方、上記のPWM信号がLowになると、駆動回路33に駆動パルスが入力されなくなるため、この期間は発振停止、つまりLEDモジュール4が消灯した状態になる。そして、上記のPWM信号のオンデューティを変化させることで、LEDモジュール4の点灯状態と消灯状態の割合を変化させ、その結果、LEDモジュール4の出力を制御することができる。
ところで、スイッチング素子Q1のオフ期間に上記のPWM信号を変化させても、LEDモジュール4に流れる負荷電流I1は変化しない。つまり、PWM信号のオンデューティを変化させてもLEDモジュール4の光出力は変化しないのである。ここで、(1)式及び(2)式よりスイッチング素子Q1のオン期間Ton及びオフ期間Toffは以下のように表される。
Figure 0005821023
Figure 0005821023
そして、(3)式及び(4)式よりスイッチング素子Q1のオンデューティDonは以下のように表される。
Figure 0005821023
(5)式よりスイッチング素子Q1のオンデューティは、直流電源1の出力電圧VoutとLEDモジュール4の負荷電圧V1のみで決定されることが分かる。
ここで、直流電源1の出力電圧Vout=K×V1と定義すると、(5)式よりK=1/Donとなる。図2は本実施形態のLED点灯装置の動作を説明するタイムチャートであり、K=1.2の場合を示している。図8と比較して分かるように、この場合スイッチング素子Q1のオフ期間Toffがオン期間Tonに比べて非常に短いため、例えば実線から破線のようにPWM信号が変化してもLEDモジュール4の負荷電流I1の増加は小さく、光出力の急峻な変化が抑えられる。
図3はPWM信号のデューティ比に対する光出力の変化を示し、図3中の実線bは上述した従来のLED点灯装置を示しており、この場合、K=10に相当する。また、図3中の一点鎖線cはK=1.1に相当し、このとき光出力はデューティ比の変化に応じて略連続的に変化し、極めて深い調光レベルであっても光出力が段階的に変化するのを低減することができる。さらに、図3中の破線dはK=2.5に相当し、このとき光出力が一定となる期間が6割程度あるものの、光出力変化はK=10の場合に比べて緩やかである。この場合、LEDモジュール4を直視した場合には光出力が段階的に変化するように見えてしまうが、光の照射面においてはちらつきとして認識されないレベルであった。一方、K>2.5になると、上記の照射面においてちらつきとして認識されてしまうため、直流電源1の出力電圧VoutはLEDモジュール4の負荷電圧V1の2.5倍以下に設定するのが好ましい。また、出力電圧Voutの下限値は、降圧チョッパ動作を成立させるためにK>1であることが必要があり、1<K≦2.5とするのが好ましい。さらに、LEDの温度特性による負荷電圧V1の変化などを考慮すると、1.2≦K≦2.5とするのがより好ましい。
次に、図4は本実施形態のLED点灯装置の別の例を示す概略回路図である。図1に示した例では、AND回路37を用いて駆動パルス発生部34の駆動パルスとPWM信号のAND出力を駆動回路33に出力しているが、本例では、抵抗R1の電圧にPWM信号を重畳させたものを基準電圧Vrefと比較し、基準電圧Vrefを超えた場合に駆動パルス発生部34にリセット信号を出力している。なお、それ以外の構成は図1と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本構成によれば、PWM信号がLowのときは比較器35に基準電圧Vref以上の信号が入力されるため、駆動パルス発生部34にはリセット信号が入力され続けることになる。したがって、このとき駆動回路33には駆動パルスが入力されず、スイッチング素子Q1はオフのままである。一方、PWM信号がHighのときは、図1で示したLED点灯装置と同様に、スターター32又はゼロ電流検出回路31からの出力信号が入力されることで、駆動パルス発生部34の出力がHighになり、駆動回路33を介してスイッチング素子Q1がオンにされる。そして、スイッチング素子Q1に流れる負荷電流I1が増加し、抵抗R2を介して比較器35に入力される信号が基準電圧Vref以上になると、比較器35がリセット信号を出力するため、駆動パルス発生部34の出力がLowになり、スイッチング素子Q1がオフにされる。つまり、PWM信号がHighのときは、図1で示したLED点灯装置と同様に、駆動パルス発生部34からの駆動パルスによりスイッチング素子Q1のオン/オフが制御される。また、本構成とすることで、制御回路部3として汎用のPFC用IC(オンセミコンダクター社製:MC33262、STマイクロエレクトロニクス社製:L6562など)を使用することができ、その結果、部品点数を減らすことができる。
而して、本実施形態によれば、直流電源1の出力電圧VoutをLEDモジュール4の負荷電圧V1の1倍よりも大きく且つ2.5倍以下に設定することによって、上記のPWM信号のデューティ比を変えても光出力が変化しないオフ期間Toffを短くすることができ、その結果、PWM信号のスイープ時に光出力を滑らかに変化させることができる。また、ゼロ電流検出回路31の検出タイミングに合わせてスイッチング素子Q1をオンに切り替えることで、スイッチング素子Q1のオン/オフ制御を確実に行うことができる。さらに、本実施形態のLED点灯装置を用いることによって、PWM信号のスイープ時に光出力を滑らかに変化させることができる照明器具を提供することができる。
ここにおいて、本実施形態では、スイッチング素子Q1を臨界モードで制御しているが、例えばスイッチング素子Q1がオフのときにインダクタL1に流れる電流I2がゼロになる前(I2>0)にスイッチング素子Q1をオンに切り替える連続モードでスイッチング素子Q1を制御してもよい。この場合も直流電源1の出力電圧VoutをLEDモジュール4の負荷電圧V1の1倍よりも大きく且つ2.5倍以下に設定することによって、PWM信号のスイープ時に光出力を滑らかに変化させることができ、しかもスイッチング素子Q1のオン/オフ制御を確実に行うことができる。なお、不連続モード(インダクタL1に流れる電流I2がゼロになる期間がある動作モード)でスイッチング素子Q1を制御した場合には、スイッチング素子Q1のオフ期間が長くなるため、上記の臨界モードや連続モードに対して不利ではあるが、光出力の変化を緩やかにすることができるという利点がある。
(実施形態2)
LED点灯装置を用いた照明器具の実施形態2を図5及び図6に基づいて説明する。本実施形態では、直流電源1をAC−DCコンバータで構成し、さらにこのAC−DCコンバータにLEDモジュール4の負荷電圧V1をフィードバックさせている点で実施形態1と異なっている。なお、それ以外の構成は実施形態1と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のLED点灯装置は、降圧チョッパ回路部2と、制御回路部3と、LEDモジュール4の負荷電圧V1を検出して直流電源1にフィードバックする電圧検出部6とを備える。
直流電源1は、商用交流電源5の交流出力を所望の電圧値の直流電圧に変換するAC−DCコンバータからなり、出力電圧VoutとLEDモジュール4の負荷電圧V1を比較し、その誤差を増幅して出力する誤差増幅器12と、誤差増幅器12の出力値に従ってスイッチング素子Q2のオン/オフを制御する制御回路11とを備える。
ここにおいて、本実施形態では、電圧検出部6がLEDモジュール4の負荷電圧V1を検出して直流電源1にフィードバックさせており、直流電源1では、出力電圧Voutが、フィードバックされた負荷電圧V1のM倍となるようにフィードバック制御を行っている。したがって、実施形態1と同様に、1<M≦2.5に設定することによって、PWM信号のデューティ比を変えても光出力が変化しないオフ期間Toffを短くすることができ、その結果、PWM信号のスイープ時に光出力を滑らかに変化させることができる。また、本実施形態のように、負荷電圧V1を直流電源1にフィードバックさせることで、負荷電圧V1が変動した場合でも直流電源1の出力電圧VoutとLEDモジュール4の負荷電圧V1の関係を一定に保つことができ、その結果、PWM信号に対してより線形に近い光出力変化を実現することができる。なお、スイッチング素子Q1のオンデューティは1/Mであり、Mが1に近いほど照度変化が滑らかになる。
ところで、本実施形態のようにAC−DCコンバータを用いた場合には、電解コンデンサC1の容量などにより出力電圧Voutに100Hz/120Hzのリプルが現れ、このリプルとPWM信号の周波数が干渉することでLEDモジュール4の光出力にちらつきが生じる場合がある。これを回避するためには、PWM信号の周波数を600Hz又は600Hzの倍数に設定するのが好ましく、その結果、100Hz/120Hz何れの場合であってもリプルの干渉を抑えることができ、ちらつきを抑えた略一定の光出力を得ることができる。
また、図6は本実施形態のLED点灯装置の別の例を示す概略回路図であり、本例では図5中のAC−DCコンバータ及び電圧検出部6の図示を省略してある。図6に示す例では、LEDモジュール4と並列に電解コンデンサC2を接続しており、この電解コンデンサC2によってLEDモジュール4に流れる電流のリプルを小さくすることができ、その結果、光出力のちらつきを抑えることができる。さらに、本実施形態のLED点灯装置を用いることによって、PWM信号のスイープ時に光出力を滑らかに変化させることができる照明器具を提供することができる。
ここにおいて、本実施形態では、直流電源1をAC−DCコンバータで構成しているが、DC−DCコンバータであってもよい。また、本実施形態では、直流電源1の低圧側に降圧チョッパ回路部2を設けているが、直流電源1の高圧側に降圧チョッパ回路部2を設けてもよい。さらに、上述の実施形態1,2ではLEDを負荷としたLED点灯装置を例に説明したが、負荷は固体発光素子であればよく、例えば有機ELでもよい。また、上述の実施形態1,2では、PWM信号のオン期間において駆動パルスによりスイッチング素子Q1のオン/オフを制御しているが(図2参照)、PWM信号のオフ期間において駆動パルスによりスイッチング素子Q1のオン/オフを制御してもよい。なお、この場合、調光レベルに合わせてPWM信号のオフ期間の長さを設定する必要がある。
1 直流電源
3 制御回路部
4 LEDモジュール(固体発光素子、負荷)
34 駆動パルス発生部
D1 ダイオード
L1 インダクタ
Q1 スイッチング素子

Claims (5)

  1. 直流電源の出力端間に負荷を介して接続されたインダクタ及びスイッチング素子の直列回路と、
    前記スイッチング素子がオンのときに前記インダクタに蓄積させたエネルギーを、前記スイッチング素子がオフのときに前記負荷に回生させるダイオードと、
    前記スイッチング素子のオン/オフを制御する制御回路部とを備え、
    前記制御回路部は、負荷電流の振幅に応じてパルス幅が変化する駆動信号を発生する駆動信号発生部を具備し、前記駆動信号よりも低周波であって調光レベルに応じてオンデューティが変化するPWM信号のオン期間又はオフ期間において前記駆動信号により前記スイッチング素子のオン/オフを制御し、
    前記制御回路部は、前記スイッチング素子のオンデューティの逆数が1より大きく且つ2.5以下となるように、前記スイッチング素子のオン/オフを制御し、
    前記直流電源は、前記負荷に印加される負荷電圧の検出結果がフィードバックされ、出力電圧を前記検出結果に比例した電圧に制御するAC−DCコンバータ又はDC−DCコンバータからなり、前記負荷電圧を検出して前記直流電源にフィードバックする電圧検出部を備えていることを特徴とする固体発光素子点灯装置。
  2. 前記制御回路部は、前記インダクタに流れる電流がゼロになったことを検出するゼロ電流検出回路を具備し、前記ゼロ電流検出回路の検出タイミングに合わせて前記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることを特徴とする請求項1記載の固体発光素子点灯装置。
  3. 前記制御回路部は、前記スイッチング素子がオフのときに前記インダクタに流れる電流がゼロになる前に前記スイッチング素子をオンに切り替えることを特徴とする請求項1記載の固体発光素子点灯装置。
  4. 前記直流電源はAC−DCコンバータからなり、前記PWM信号の周波数が600Hz又は600Hzの倍数に設定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の固体発光素子点灯装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の固体発光素子点灯装置と、前記固体発光素子点灯装置から点灯電力が供給される固体発光素子とを備えていることを特徴とする照明器具。
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