JP2010040331A - Led照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な回路構成で、製品寿命の低下や発光効率の低下を抑え、且つ、LEDの発光強度を安定させることができる電流制御のLED照明装置を提供する。
【解決手段】 トランス10の1次側に電力を供給する直流電源を備えてなる電源回路20と、電源回路20からトランス10の1次側への電力供給のオンオフを設定するスイッチング回路30と、スイッチング回路30のオンオフ時間の比率を変更するオンオフ制御によりLED50の発光強度を制御する制御回路40と、トランス10の2次側に、整流回路42を介さずに直接接続された1または複数のLED50と、を備える。
【選択図】 図1

Description

LED(Light Emitting Diode、可視光発光ダイオード)の発光制御を行うLED照明装置、特に、1次側に供給された電力を2次側に伝達するトランスと電力供給のオンオフを制御するスイッチング回路を備えたLED照明装置に関する。
LED照明装置においてLEDの発光強度を制御する方法には、LEDに印加する電圧値を制御する電圧制御、LEDに流れる電流量を制御する電流制御がある。
先ず、電圧制御によりLEDの発光強度を制御する場合について説明する。ここで、図5は、電圧制御によりLEDの発光強度を制御するLED照明装置の概略回路図(概念図)を示している。また、図6は、LEDの特性として、LEDの発光強度と電流値の相関関係を示している。
図5に示すLED照明装置は、LED及び制御回路等に交流電力を供給する交流電源101と、LED102と、負荷103とで構成されている。図5において、電流値Iは、以下の数1で表される。
[数1]
I=Vc−Vf(T)/R(T)
ここで、Vcは直流電源101の電圧値、Vf(T)はLED102の順方向電圧値、R(T)は負荷103の抵抗値である。LED102及び負荷103は、温度依存特性を持つため、温度Tの関数で示されている。
ところで、図6に示すように、LEDの発光強度は電流値によって決まるため、電圧制御のLED照明装置では、LED102に流れる電流値が一定になるように電圧値を制御する必要が生じる。しかし、LED102は、温度による劣化や通電に伴う特性劣化(経年劣化)により、同じ電圧値であっても、製品の使用状態や使用時間によってLEDの発光強度が異なる可能性がある。また、製造ばらつきによるLEDの特性ばらつきにより、製品毎にLEDの発光強度が異なる可能性が生じるという問題があった。
ここで、図7は、白色LEDの順方向電流に対する順方向電圧の関係例を示しており、Lstdは順方向電圧の標準値を、Lmaxは順方向電圧の最大値を夫々示している。図7から分かるように、例えば、順方向電流が20mAの場合、電圧値は標準値が3.4V、最大値が3.9Vとなる。従って、図7に示す特性のLEDの場合、LEDに印加する電圧の電圧値を一定にすると、製造ばらつき等によるLEDの特性ばらつきにより、製品毎にLEDの発光強度が異なることとなる。
このため、従来のLED照明装置では、発光強度の調整精度の観点から、LEDの発光強度の制御を電流制御により行うことが主流となっている。
図8は、電流制御によりLEDの発光強度を制御するLED照明装置の一構成例を示している。図8に示すLED照明装置200は、小型の絶縁型電源であるフライバック型電源を用いている。
LED照明装置200は、図8に示すように、1次側に1次巻き線211を備え、2次側に2次巻き線212を備えたトランス210と、トランス210の1次巻き線211に直流電力を供給する電源回路20と、電源回路20からトランス210の1次巻き線211への経路上に直列に接続されたトランジスタ30と、トランス210の2次巻き線212に接続された整流回路220と、整流回路220を介して接続されたLED50と、トランス210の2次巻き線212からLED50に供給される電流量を監視し、電流量が所定値を超えた場合に電流監視信号ScIを出力する電力監視回路230と、フォトカプラ250を介して電力監視回路230から電流監視信号ScIを受け取り、電流監視信号ScIに基づいてトランジスタ30のオンオフ制御を行うPWM制御回路240と、を備えて構成されている。
電源回路20は、ダイオードブリッジ21とコンデンサ22で構成された整流回路と、交流電源23で構成されている。交流電源23は、商用電源である。電源回路20の整流回路は、交流電源23からの交流電圧を直流電圧に変換し、トランス210の1次巻き線211に印加する。
電力監視回路230は、ここでは、LED50に供給される電流値だけでなく、LED50に過電圧が印加されるのを防止するため、電圧値の監視も行う。電力監視回路230は、電圧値が一定値を超えた場合に、電圧監視信号ScVを出力する。
PWM制御回路240は、トランス210の2次側に接続されたLED50の発光強度が一定になるように、トランジスタ30のオン時間とオフ時間の比率(デューティ比)を調整する。ここでは、LED50の発光強度が電流量によって規定されるため、PWM制御回路240は、LED50に供給される電力量が一定になるように、トランジスタ30のデューティ比の調整を行う。
続いて、PWM制御回路240によるLED50の発光強度の調整について説明する。
トランジスタ30がオン状態になると、トランス210の1次巻き線211には電流が流れ、磁気エネルギが発生する。このとき、トランス210の2次巻き線212に電力が発生するが、整流回路220のダイオードに対し逆方向電圧となるため、2次巻き線212の電流が遮断される。これにより、トランス210に磁気エネルギが蓄積される。トランジスタ30がオフ状態になると、トランス210の1次巻き線211の電流が遮断される。そうすると、トランス210に蓄積された磁気エネルギにより2次側に電力が発生するが、トランジスタ30がオン状態の場合とは逆に、整流回路220のダイオードに対し順方向電圧となるため、2次巻き線212に電流が流れることとなる。これにより、トランジスタ30がオン状態の間に蓄積された磁気エネルギが、トランス210の2次側に放出される。
PWM制御回路240は、トランジスタ30を交互にオンオフさせ、トランス210における磁気エネルギの蓄積放出を交互に行うことにより、トランス210の2次側に、断続的に電力を供給する。尚、トランス210の2次側に供給された電力は、整流回路220により整流され、連続的に一定量の直流電圧がLED50に供給される。
PWM制御回路240は、電力監視回路230からフォトカプラ250を介して電流監視信号ScIを受け付けると、トランジスタ30のオフ時間を長くして、LED50に供給される電流量が少なくなるように調整する。また、PWM制御回路240は、電力監視回路230からフォトカプラ250を介して電圧監視信号ScVを受け付けた場合も同様に、トランジスタ30のオフ時間が長くなるように制御する。PWM制御回路240は、電力監視回路230から電流監視信号ScI及び電圧監視信号ScVの何れも出力されていないときは、トランジスタ30のオン時間を長くして、LED50に供給される電流量が多くなるように調整する。このように制御することにより、LED50に供給される電流量がほぼ一定量となり、LED50の発光強度を安定させることができる。
尚、従来のLED照明装置としては、例えば、1次側に供給された電力を2次側に伝達するトランスとトランスの2次側に設けられた整流回路とを用い、交流電力を直流電力に変換する直流電圧変換回路と、トランスの2次側においてLEDを流れる電流を検出する電流検出手段と、直流電圧変換回路に接続された1または複数のLEDで構成されたLEDモジュールと、直流電圧変換回路とLEDモジュールの電力供給経路上に設けられたスイッチング回路と、を備えるLED照明装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の他のLED照明装置としては、例えば、トランスの1次側に交流電力を供給する交流電源と、トランスの2次側にコンデンサを介して接続された2つのLEDからなるLEDモジュールと、を備え、LEDモジュールが、2つのLEDを並列に、順方向が互いに逆方向となるように接続して構成されているLED照明装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−142137号公報 特開平11−330561号公報
しかしながら、一般的に、電流制御のLED照明装置は、電圧制御のLED照明装置より、回路構成が複雑になり部品点数が多くなる傾向がある。
更に、上述したように、図8に示すLED照明装置や、上記特許文献1及び特許文献2に記載のLED照明装置では、トランスの2次側に整流回路やコンデンサ等を設ける構成となっているが、整流回路等で用いられるコンデンサとしては、電解コンデンサが主流である。しかし、電解コンデンサは、一般的に、温度によって特性の劣化が進むという性質を持っている。トランスの2次側にコンデンサを用いるLED照明装置では、LEDの発光に伴う発熱により、回路温度が上昇することから、電解コンデンサの特性を劣化させる可能性があり、これによって、LED照明装置の製品寿命を低下させる可能性があるという問題があった。
更に、上記特許文献1に記載のLED照明装置は、スイッチング回路が直流電圧変換回路の出力側に設けられ、直流電圧変換回路により生成した直流電力の供給可否によってLEDの発光強度の制御を行う構成であるため、電源効率の向上が課題となっている。
従って、電圧制御に比べ比較的精密に発光強度を制御可能な電流制御により、簡素な回路構成で、製品寿命の低下や発光効率の低下を防止または軽減でき、且つ、LEDの発光強度を安定させることができるLED照明装置が求められている。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な回路構成で、製品寿命の低下や発光効率の低下を抑えることが可能な電流制御のLED照明装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るLED照明装置は、トランスの1次側に電力を供給する直流電源を備えてなる電源回路と、前記電源回路から前記トランスの1次側への電力供給のオンオフを設定するスイッチング回路と、前記スイッチング回路のオン時間とオフ時間の比率を制御するオンオフ制御を行う制御回路と、前記トランスの2次側に、整流回路を介さずに直接接続された1または複数のLEDと、を備えることを第1の特徴とする。
上記特徴の本発明に係るLED照明装置は、前記トランスの1次側に、前記トランスの2次側の電力をモニタするモニタ回路を備え、前記制御回路が、前記モニタ回路によってモニタされた電力に応じて、前記スイッチング回路のオンオフ制御を行うことを第2の特徴とする。
上記特徴の本発明に係るLED照明装置は、前記トランスが、1次側に1次巻き線及び前記モニタ回路を構成する3次巻き線を備え、2次側に2次巻き線を備えて構成され、前記電源回路が、前記トランスの1次巻き線に電力を供給するように構成され、前記スイッチング回路が、前記電源回路から前記1次巻き線への電流経路上に前記1次巻き線と直列に接続されたスイッチング素子を備えて構成され、前記制御回路が、前記3次巻き線の電力に応じて前記スイッチング素子のオンオフ制御を行うように構成され、前記1または複数のLEDが、前記2次巻き線の両端間に直接接続されることを第3の特徴とする。
上記特徴の本発明に係るLED照明装置は、前記制御回路が、PWMコンパレータを備え、前記PWMコンパレータの負側入力端子に前記3次巻き線の両端間の電圧に応じた電圧信号が入力され、前記PWMコンパレータの正側入力端子に三角波信号が入力されることを第4の特徴とする。
上記特徴の本発明に係るLED照明装置は、前記制御回路が、前記3次巻き線の両端間の電圧を分圧する分圧回路を備え、前記分圧回路の出力信号が、前記PWMコンパレータの負側入力端子に前記電圧信号として入力されることを第5の特徴とする。
上記特徴の本発明に係るLED照明装置は、前記分圧回路が、可変抵抗素子を備えて構成されることを第6の特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係るLED照明装置は、前記スイッチング回路のオンオフのスイッチング周波数が10kHz以上であることを第7の特徴とする。
上記特徴のLED照明装置によれば、トランスの2次側に、整流回路等を介さずに、即ち、トランスの2次側にはコンデンサ等を用いない構成であることから、回路構成が簡素であり、且つ、電解コンデンサの温度劣化や経年劣化に起因する製品寿命の低下を抑制できる。また、上記特徴のLED照明装置によれば、制御回路により、スイッチング回路のオンオフ制御を行うので、トランスの2次側の電力(電流量)を一定に安定させることが可能になる。
尚、LEDに定常電流を流し、その電流値の調整によりLEDの発光強度を調整する構成のLED照明装置の場合、LEDの最大定格電流を超えない範囲で、且つ、一定の安全マージンを見込んで電流値を設定する必要が生じる。これに対し、上記特徴のLED照明装置によれば、LEDの発光強度の調整を、スイッチング回路のオン時間とオフ時間の比率を調整して行うので、LEDに連続して電流が流れる時間が短く、LEDに定常電流を流す構成のLED照明装置に比べ、LEDを損傷させる確率が低く、LEDの最大定格電流に対する安全マージンを少なくすることが可能になる。
特に、室内照明の照明装置のように、LEDの発光強度を段階的に設定する必要がある用途で用いられるLED照明装置では、LEDの発光強度の調整範囲が大きいことが望ましいが、上述したように、上記特徴のLED照明装置によれば、LEDの発光強度の調整を、スイッチング回路のオン時間とオフ時間の比率を調整して行うので、LEDの最大定格電流に対する安全マージンを少なくすることが可能になる、即ち、LEDの発光強度の調整範囲をより大きくとることが可能になる。
以下、本発明に係るLED照明装置(以下、適宜「本発明装置」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。
先ず、本発明装置の構成について、図1を基に説明する。ここで、図1は、本発明装置1の一構成例を示している。
本発明装置1は、図1に示すように、トランス10の1次側に電力を供給する直流電源を備えてなる電源回路20と、電源回路20からトランス10の1次側への電力供給のオンオフを設定するスイッチング回路30と、スイッチング回路30のオン時間とオフ時間の比率を制御するオンオフ制御を行う制御回路40と、トランス10の2次側に、整流回路42を介さずに直接接続された1または複数のLED50と、を備えて構成されている。
LED50は、図1では、説明のために、1つのLED50について示しているが、複数のLED50を夫々並列に接続した並列回路や、複数のLED50を直列に接続したLED直列回路、LED直列回路の複数を並列に接続したLEDアレイ、1または複数のLEDアレイを直列に接続したLEDアレイ群等、任意の構成であっても良い。但し、LED50を複数備える場合には、各LED50の順方向電圧が同じ方向になるように構成する。また、本発明装置1のLED50は、図1に示すように、整流回路42やその他の回路を介さずに、後述するトランス10の2次巻き線12の両端間に直接接続されている。
本発明装置1のトランス10は、1次側に1次巻き線11及び3次巻き線13を備え、2次側に2次巻き線12を備えて構成されている。3次巻き線13は、2次側の電力をモニタするモニタ回路を構成している。
電源回路20は、図1に示すように、ダイオードブリッジ21とコンデンサ22を並列接続して構成された整流回路42と、交流電源23で構成されており、整流回路42の一端(出力)がトランス10の1次巻き線11の一端と接続されている。交流電源23は、本実施形態では、商用電源を想定している。電源回路20は、交流電源23からの交流電力を、ダイオードブリッジ21とコンデンサ22により直流電力に変換して、トランス10の1次巻き線11に供給する。
スイッチング回路30は、本実施形態ではスイッチング素子としてのトランジスタ30で構成されており、トランジスタ30のベース端子が制御回路40の出力に、コレクタ端子がトランス10の1次巻き線11の他端に、エミッタ端子が電源回路20の整流回路42の他端に、夫々接続されている。
制御回路40は、3次巻き線13の電力に応じてトランジスタ30のオンオフ制御を行うように構成されている。
より具体的には、制御回路40は、図1に示すように、PWMコンパレータ41を備え、PWMコンパレータ41の負側入力端子に3次巻き線13の両端間の電圧に応じた電圧信号が入力され、PWMコンパレータ41の正側入力端子に三角波信号生成回路44から出力された三角波信号が入力されるように構成されており、PWMコンパレータ41の出力端子が、スイッチング回路30を構成するトランジスタ30のベース端子に接続されている。
更に、本実施形態の制御回路40は、図1に示すように、3次巻き線13の電圧を整流する整流回路42と、整流回路42によって整流された3次巻き線13の両端間の電圧を分圧する分圧回路43を備え、分圧回路43の出力信号が、PWMコンパレータ41の負側入力端子に電圧信号として入力されている。
制御回路40の整流回路42は、図1に示すように、ダイオード42aとコンデンサ42bを備えて構成されている。ダイオード42aは、入力端子がトランス10の3次巻き線13の一端に、出力端子が分圧回路43に夫々接続されている。コンデンサ42bは、一端がダイオード42aの出力端子に、他端がトランス10の3次巻き線13の他端及び電源回路20の整流回路42の他端に夫々接続されている。
制御回路40の分圧回路43は、図1に示すように、抵抗素子43aと可変抵抗素子43bを備えて構成されている。抵抗素子43aの一端が整流回路42のダイオード42aの出力端子に、他端が可変抵抗素子43bの一端に接続され、可変抵抗素子43bの他端が、トランス10の3次巻き線13の他端及び電源回路20の整流回路42の他端に接続されている。更に、抵抗素子43aと可変抵抗素子43bの接続点がPWMコンパレータ41の負側入力端子と接続されている。
次に、本発明装置1の動作原理について、図1〜図7を基に説明する。ここで、図2は、本発明装置1の動作原理を説明するための概念図である。図4は、制御回路40を構成するPWMコンパレータ41の各入力信号及び出力信号夫々の信号波形を示している。
トランジスタ30がオン状態になると、トランス10の1次巻き線11には電流が流れ、磁気エネルギが発生する。このとき、トランス10の2次巻き線12に電力が発生するが、LED50の逆方向電圧となるため、トランス10の2次巻き線12に電流は流れず、磁気エネルギが蓄積される。また、LED50に電流は流れず、消灯する。トランジスタ30がオフ状態になると、トランス10の1次巻き線11の電流が遮断される。そうすると、トランス10に蓄積された磁気エネルギにより2次側に電力が発生するが、トランジスタ30がオン状態の場合とは逆に、LED50の順方向電圧となるため、2次巻き線12に電流が流れ、磁気エネルギが放出される。このとき、LED50に電流が流れ、発光する。更に、トランス10の1次側に設けられた3次巻き線13は、トランス10の2次側に設けられた2次巻き線12に現れる電力(電流)を模擬的に生成する。
ここで、図3は、トランジスタ30をオン状態とオフ状態に交互に切り替える場合のトランジスタ30及びトランス10の状態を示している。図3において、Vbはトランジスタ30のベース端子の電圧波形を、Iはトランス10の1次巻き線11に流れる電流の電流波形を、Iはトランス10の2次巻き線12に流れる電流の電流波形を、Vceはトランジスタ30のコレクタ・エミッタ間の電圧波形を夫々示している。図3において、トランス10の1次側に蓄えられる電力Pは、以下の数2で表される。
[数2]
=(1/2)×Lm×I1p ×fsw
1p=(Vin/Lm)×Ton
数2において、Lmはトランス10の1次巻き線11のインダクタンスであり、I1pは1次巻き線11に流れる電流Iのピーク値であり、fswはトランジスタ30のスイッチング周波数である。また、Vinは電源回路20の出力電圧であり、Tonはトランジスタ30のオン時間である。図3において、トランス10の2次側で消費される電力Pは、LED50の順方向電圧Vfを用いて、以下の数3で表される。但し、ここでは、説明のために、トランスの変換効率が100%の場合を想定している。
[数3]
=Vf×I=P
数2及び数3から、トランス10の2次巻き線12に流れる電流Iは、以下の数4で表される。
[数4]
={(Vin×Ton)×fsw}/(2Vf×Lm)
数4より、LED50に流れる電流値は、LED50の順方向電圧Vf、トランス10の1次巻き線11のインダクタンスLm、電源回路20の出力電圧Vin、トランジスタ30のスイッチング周波数fsw及びオン時間Tonで決まる。
制御回路40において、PWMコンパレータ41は、図4に示すように、三角波信号Sbの電圧値が分圧回路43の出力信号Saの電圧値より大きい期間に、スイッチング回路30を構成するトランジスタ30をオン状態にするパルスScを出力する。
ここで、PWMコンパレータ41の負側端子に入力される電圧は、トランス10の3次巻き線13の電圧に比例、即ち、LED50に流れる電流に比例する。このため、LED50に流れる電流の電流値が低下すると、PWMコンパレータ41の負側端子に入力される電圧値が低下する。このとき、図4に示すように、PWMコンパレータ41の出力パルスScの幅が大きくなる。即ち、LED50の発光強度が低下した場合には、PWMコンパレータ41により、トランジスタ30のオン時間を長くし、LED50の発光強度が大きくなるように制御される。同様に、LED50に流れる電流の電流値が増加すると、PWMコンパレータ41の負側端子に入力される電圧値が上昇し、出力パルスScの幅が狭くなる。これにより、LED50の発光強度が上昇した場合には、PWMコンパレータ41により、トランジスタ30のオン時間を短くし、LED50の発光強度が小さくなるように制御される。従って、本発明装置1では、LED50に流れる電流値がほぼ一定になるようにフィードバック制御することにより、LED50の発光強度を安定化させることができる。
また、分圧回路43を可変抵抗素子43bを備えて構成したことにより、トランス10の3次巻き線13の電圧に対するPWMコンパレータ41に入力される分圧電圧の比率を調整すること、即ち、LED50の発光強度の設定が可能になる。例えば、室内照明に用いられる照明装置のように、発光強度を段階的に調整する用途で用いられる場合に有用である。
尚、本実施形態の本発明装置1は、トランス10の2次側に整流回路42が設けられていないことから、LED50は、断続的に発光及び消灯を繰り返すことになるが、例えば、スイッチング回路30の開閉周期を示すスイッチング周波数を10kHz以上に設定すれば、タルボット・プラトーの法則により、人の目には、平均の明るさで連続発光しているように見え、トランスの小型化にも寄与する。また、スイッチング周波数は、あまり大きくなるとノイズ等の問題が生じることから、100kHz程度までに抑えることが好ましい。
本発明に係るLED照明装置の実施例を示す概略ブロック図 本発明に係るLED照明装置の動作概念を示す概略ブロック図 本発明に係るLED照明装置におけるトランジスタ及びトランスの各電圧波形及び電流波形を示す波形図 本発明に係るLED照明装置におけるPWMコンパレータの入力端子及び出力端子夫々の信号波形を示す波形図 従来技術に係る電圧制御によりLEDの発光強度を制御するLED照明装置の概念を示す概略回路図 LEDの発光強度と電流値の相関関係を示すグラフ LEDの順方向電流に対する順方向電圧の関係例を示すグラフ 従来技術に係る電流制御によりLEDの発光強度を制御するLED照明装置の一構成例を示す概略回路図
符号の説明
1 本発明に係るLED照明装置
10 トランス
11 1次巻き線
12 2次巻き線
13 3次巻き線
20 電源回路
21 ダイオードブリッジ
22 コンデンサ
23 交流電源
30 トランジスタ(スイッチング回路)
40 制御回路
41 PWMコンパレータ
42 整流回路
42a ダイオード
42b コンデンサ
43 分圧回路
43a 抵抗素子
43b 可変抵抗素子
44 三角波信号生成回路
50 LED
100 従来技術に係るLED照明装置
101 交流電源
102 LED
103 負荷
200 従来技術に係るLED照明装置
210 トランス
211 1次巻き線
212 2次巻き線
220 整流回路
221 ダイオード
222 コンデンサ
230 電力監視回路
240 PWM制御回路
250 フォトカプラ

Claims (7)

  1. トランスの1次側に電力を供給する直流電源を備えてなる電源回路と、
    前記電源回路から前記トランスの1次側への電力供給のオンオフを設定するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路のオン時間とオフ時間の比率を制御するオンオフ制御を行う制御回路と、
    前記トランスの2次側に、整流回路を介さずに直接接続された1または複数のLEDと、を備えることを特徴とするLED照明装置。
  2. 前記トランスの1次側に、前記トランスの2次側の電力をモニタするモニタ回路を備え、
    前記制御回路が、前記モニタ回路によってモニタされた電力に応じて、前記スイッチング回路のオンオフ制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
  3. 前記トランスが、1次側に1次巻き線及び前記モニタ回路を構成する3次巻き線を備え、2次側に2次巻き線を備えて構成され、
    前記電源回路が、前記トランスの1次巻き線に電力を供給するように構成され、
    前記スイッチング回路が、前記電源回路から前記1次巻き線への電流経路上に前記1次巻き線と直列に接続されたスイッチング素子を備えて構成され、
    前記制御回路が、前記3次巻き線の電力に応じて前記スイッチング素子のオンオフ制御を行うように構成され、
    前記1または複数のLEDが、前記2次巻き線の両端間に直接接続されることを特徴とする請求項2に記載のLED照明装置。
  4. 前記制御回路が、PWMコンパレータを備え、前記PWMコンパレータの負側入力端子に前記3次巻き線の両端間の電圧に応じた電圧信号が入力され、前記PWMコンパレータの正側入力端子に三角波信号が入力されることを特徴とする請求項3に記載のLED照明装置。
  5. 前記制御回路が、前記3次巻き線の両端間の電圧を分圧する分圧回路を備え、前記分圧回路の出力信号が、前記PWMコンパレータの負側入力端子に前記電圧信号として入力されることを特徴とする請求項4に記載のLED照明装置。
  6. 前記分圧回路が、可変抵抗素子を備えて構成されることを特徴とする請求項5に記載のLED照明装置。
  7. 前記スイッチング回路のオンオフのスイッチング周波数が10kHz以上であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のLED照明装置。
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