JP5817999B2 - アンテナ装置 - Google Patents
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Description
すなわち、特許文献1に記載の技術では、高い周波数帯に使用する際にミアンダパターンの性能は確保可能であるが、低い周波数帯で調整しようとした場合、誘電体アンテナの先端に装荷される容量成分が小さくなり、アンテナの放射効率を改善するためには誘電体アンテナの実効長を長く(大型化)する必要があることから、小型化と高性能化との両立が困難になってしまう。
また、特許文献2に記載の技術では、折り返し部をアンテナ素子の3以上の奇数であるN次共振時における電位の節に位置させる必要があり、N次電流は強め合う場合があるが、複共振化され放射効率が分散し、全体的な放射効率の改善にはならない不都合がある。また、低い周波数帯で調整しようとした場合、さらに放射効率が劣化してしまうため、アンテナ素子を大きくする必要があり、小型化と高性能化との両立が困難になってしまう。
さらに、特許文献3に記載の技術では、素子保持部の側面に給電用及び短絡用の板状素子が必要であり、特に低い周波数帯で調整しようとした場合、各放射素子部及び素子保持部における長さ、高さが必要になり、上記文献と同様に小型化と高性能化との両立が困難になってしまう問題があった。
すなわち、このアンテナ装置では、第3延在部が、第2延在部の両端からアンテナ素子の両側に沿ってそれぞれ延在して一対設けられているので、アンテナ素子の片側にのみ第3延在部が配されている場合に比べて、アンテナ素子に装荷する容量を倍増させることができると共に、放射パターンをアンテナ素子に対して対称にすることができる。
すなわち、このアンテナ装置では、第3延在部が、第1延在部よりも幅広に形成されているので、装荷される容量が多くなり、より高性能化を図ることができる。
すなわち、このアンテナ装置では、第2延在部が、第1延在部よりも幅広に形成されているので、アンテナ素子の先端側に向けた方向(グランド面から離間する方向)への高周波電流を効率的に流すことが可能になる。
すなわち、このアンテナ装置では、第3延在部が、アンテナ素子の基端の近傍まで延在しているので、アンテナ素子との間の浮遊容量を最大限得ることができる。
すなわち、このアンテナ装置では、第1延在部に受動素子が接続されているので、受動素子により共振周波数等の調整が可能になる。
すなわち、このアンテナ装置では、第4延在部にインピーダンス調整用受動素子が接続されているので、インピーダンス調整用受動素子によりインピーダンスの調整ができると共にグランド面への高周波電流の流れを抑制することができる。
本発明のアンテナ装置によれば、アンテナエレメントが、アンテナ素子の延在方向に直交する方向に延在する第2延在部と、該第2延在部の先端に基端が接続されていると共にアンテナ素子に沿ってグランド面に向けて延在する第3延在部とを有しているので、放射抵抗が低下することなく、アンテナ素子の先端側にインダクタンス成分と共に容量を装荷することができる。
したがって、小型化できると共に低い周波数帯においても高利得化及び広帯域化等の高性能化が可能になる。
また、この第2延在部3bは、アンテナ素子ATの先端から該アンテナ素子ATの両側にそれぞれ延在し、第3延在部3cは、第2延在部3bの両端からアンテナ素子ATの両側に沿ってそれぞれ延在して一対設けられている。すなわち、アンテナ素子ATを囲むように、第2延在部3bと一対の第3延在部3cとが配されている。
これらの第3延在部3cは、第1延在部3aよりも幅広に形成されている。さらに、第3延在部3cは、アンテナ素子ATの基端の近傍まで延在している。すなわち、一対の第3延在部3cは、アンテナ素子ATと略同じ長さで延在している。
また、上記第4延在部3dの途中には、インピーダンス調整用受動素子P3が接続されている。
上記第1受動素子P1,第2受動素子P2及びインピーダンス調整用受動素子P3は、例えばインダクタ、コンデンサ、抵抗又はジャンパー線等が採用される。
上記グランド面GNDには、無線回路である高周波回路等が設けられる。
例えば、給電手段として同軸ケーブルを採用する場合、近傍のグランド面GND側に同軸ケーブルのグランド線が接続されると共に、同軸ケーブルの芯線が給電点FPに接続される。なお、給電点FP(第1延在部3aの基端)は、対向するグランド面GNDの端辺の中央近傍に設定されている。
このアンテナ素子ATは、上述したように第1延在部3aの延在方向に延在してグランド面GNDから離間する方向に向けて設置されている。すなわち、アンテナ素子ATは、対向するグランド面GNDの端辺に直交する方向に向けて配されている。
例えば、上記第2延在部3bと第3延在部3cとが無い場合であって低い周波数帯の場合には、アンテナの使用周波数の波長に対して、グランド面GNDのサイズが小さい場合が多いため、グランド面GND側への高周波電流Igを効果的に流すことが困難となる。
さらに、第2延在部3bが、第1延在部3aよりも幅広に形成されているので、アンテナ素子ATの先端側に向けた方向(グランド面GNDから離間する方向)への高周波電流Iaを効率的に流すことが可能になる。
また、第1延在部3aに第1受動素子P1及び第2受動素子P2が接続されているので、これらの受動素子により共振周波数等の調整が可能になる。
さらに、第4延在部3dにインピーダンス調整用受動素子P3が接続されているので、インピーダンス調整用受動素子P3によりインピーダンスの調整ができると共にグランド面GNDへの高周波電流の流れIgを抑制することができる。
なお、第1延在部3a及びアンテナ素子ATの延在方向を−X方向とし、基板本体2の面内で第1延在部3a及びアンテナ素子ATの延在方向に直交する方向をY方向とし、グランド面GNDに対する垂直方向(表面に向けた垂直方向)を+Z方向とした。この際のYZ面に対する垂直偏波を測定した。
これらの結果からわかるように、VSWRは1.24(共振周波数:315MHz)、帯域幅は19.6MHz(VSWR≦3.0)と良好なアンテナ利得(電力利得(AVE値):−10.9dBi)及び広帯域化が得られている。
なお、いずれも受動素子は上記実施形態のアンテナ装置(本発明の実施例)と同様のものを使用した。
Claims (7)
- 絶縁性の基板本体と、
前記基板本体の表面に金属箔でパターン形成されたグランド面と、
前記基板本体の表面に金属箔でパターン形成され前記グランド面側の基端に給電点が設けられて延在するアンテナエレメントと、
前記基板本体の表面に設けられていると共に前記アンテナエレメントの途中に接続された誘電体アンテナのアンテナ素子とを備え、
前記アンテナエレメントが、前記グランド面から離間する方向に前記給電点から延在すると共に先端に前記離間する方向に延在する前記アンテナ素子の基端が接続された第1延在部と、
前記アンテナ素子の先端に接続され該アンテナ素子の延在方向に直交する方向に延在する第2延在部と、
該第2延在部の先端に基端が接続されていると共に前記アンテナ素子の側に沿って前記グランド面に向けて延在する第3延在部とを有していることを特徴とするアンテナ装置。 - 請求項1に記載のアンテナ装置において、
前記第2延在部が、前記アンテナ素子の先端から該アンテナ素子の両側にそれぞれ延在し、
前記第3延在部が、前記第2延在部の両端から前記アンテナ素子の両側に沿ってそれぞれ延在して一対設けられていることを特徴とするアンテナ装置。 - 請求項1又は2に記載のアンテナ装置において、
前記第3延在部が、前記第1延在部よりも幅広に形成されていることを特徴とするアンテナ装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
前記第2延在部が、前記第1延在部よりも幅広に形成されていることを特徴とするアンテナ装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
前記第3延在部が、前記アンテナ素子の基端の近傍まで延在していることを特徴とするアンテナ装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
前記第1延在部に受動素子が接続されていることを特徴とするアンテナ装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
前記アンテナエレメントが、前記第1延在部の途中に先端が接続されていると共に基端が前記給電点から離間した位置で前記グランド面に接続されている第4延在部を有し、
該第4延在部にインピーダンス調整用受動素子が接続されていることを特徴とするアンテナ装置。
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