JP5817966B2 - 記録装置 - Google Patents
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本願において、記録装置には、インクジェットプリンター、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
図7に示すのは、従来技術のキャリッジ40周辺の構成を示す図である。
図7に示す如く、従来技術のキャリッジ40は、ガイド部42に案内されるように構成されていた。
本態様によれば、前記第1接触部に作用する前記キャリッジおよび前記カム部材の自重が、直ぐ下の前記第2接触部を介して前記ガイド部材に作用する。従って、前記摺動部材が、前記キャリッジおよび前記カム部材の自重によって撓む虞がない。その結果、前記記録ヘッドと被記録媒体との間の間隔を安定させることができる。つまり、前記間隔が勝手に変化する虞がなく、前記間隔の精度が低下する虞がない。
例えば、前記キャリッジの重心の位置と、前記キャリッジが無端ベルト等で引っ張られる際の前記キャリッジにおける前記無端ベルトと接続された箇所の位置とが、前記挟まれた方向においてずれている場合に前記キャリッジが前記傾こうとする。係る場合に、前記回転規制部を有する構成は、特に有効である。
ここで、「重なる」とは、少なくとも一部が重なることをいう。つまり、全部が完全に一致するように重なっていなくてもよい。
本態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、前記接触している箇所に作用する前記キャリッジの自重が、直ぐ下の前記第1接触部を介して前記摺動部材に作用する。従って、前記カム部材が、前記キャリッジの自重によって撓む虞がない。その結果、前記記録ヘッドと被記録媒体との間の間隔を、より安定させることができる。
図1に示すのは、本実施例のプリンター複合機1の概略を示す側断面図である。
図1に示す如く、本実施例のプリンター複合機1は、プリンター本体2と、媒体搬送装置33とを備えている。このうち、プリンター本体2は、スキャナー部12と、載置部13と、送り手段16と、送り経路23と、記録部25と、第1排出スタッカー31と、ケース3と、を備えている。
そして、スキャナー部12は、媒体搬送装置33によって、送られた用紙の面に記録された写真や文書等の情報を読み取ることができるように構成されている。
またさらに、載置部13は、被記録媒体の一例である用紙Pを載置することができるように設けられている。
また、記録部25は、送り手段16によって送られた用紙Pに対してインクを吐出して記録を実行することができるように構成されている。具体的には、記録部25は、キャリッジ26と、記録ヘッド27と、媒体支持部28とを有している。
またさらに、媒体支持部28は、記録ヘッド27と対向する位置に設けられており、用紙Pと記録ヘッド27との間の距離PG(図2参照)を所定の長さに保つことができるように構成されている。
またさらに、第1排出スタッカー31は、記録された用紙Pを載置することができるように設けられている。また、第1排出スタッカー31は伸縮自在に設けられている。
一方、媒体搬送装置33は、プリンター本体2の上方(Z軸の矢印方向)に配設されている。詳しい図示は省略するが、プリンター本体2側のスキャナー部12と対向する第2所定位置に対して第3載置部(図示せず)に載置された用紙を搬送経路(図示せず)によって送ることができるように設けられている。そして、スキャナー部12によって用紙の面に記録された情報が読み取られる。その後、媒体搬送装置33は、用紙を第2排出スタッカー(図示せず)まで送って排出することができるように設けられている。
図2に示すのは、本実施例のキャリッジ26を送り方向上流側から見た背面断面図である。また、図3に示すのは、図2の要部を拡大した拡大背面断面図である。
図2および図3に示す如く、記録部25は、キャリッジ26と、ガイドレール4と、摺動部材5と、カム部材6と、を有している。前述したようにキャリッジ26は、ガイドレール4に案内されながら幅方向Xへ移動可能に設けられている。
またさらに、カム部材6は、摺動部材5と、キャリッジ26とによって挟まれている。また、カム部材6は、外力が付与された際、キャリッジ26に対して幅方向Xへ相対的に移動することができるように構成されている。そして、カム部材6がキャリッジ26に対して幅方向Xへ移動することにより、摺動部材5と、ガイドレール4とによって挟まれている箇所の挟まれている方向の長さが変化する。これにより、前述した記録ヘッド27と用紙Pとの間の距離PGを変えることができるように構成されている。
また、第1接触部(第1接触箇所)5a、5aは、摺動部材5におけるカム部材6と接触する箇所である。本実施例では、幅方向Xにおける異なる位置に二つ設けられている。
これにより、キャリッジ26およびカム部材6の自重が、比較的大きく摺動部材5に作用する場合であっても、摺動部材5が、撓むように変形することを防止することができる。その結果、前述した記録ヘッド27と用紙Pとの間の距離PGの精度を、従来の構成と比較して、向上させることができる。
これにより、キャリッジ26の自重が、比較的大きくカム部材6に作用する場合であっても、カム部材6が、撓むように変形することを防止することができる。その結果、前述した記録ヘッド27と用紙Pとの間の距離PGの精度を、従来の構成と比較して、より向上させることができる。
図4(A)(B)に示すのは、本実施例の第1レバー部材7の突出、退避した様子を示す側面図である。このうち、図4(A)は第1レバー部材7が突出した状態である。一方、図4(B)は第1レバー部材7が退避した状態である。
ここで、「第1レバー部材7が突出した状態」とは、第1レバー部材7がカム部材6と当接可能な状態をいう。一方、「第1レバー部材7が退避した状態」とは、第1レバー部材7がカム部材6と当接しない状態をいう。
尚、第2レバー部材8は、図示しない度当て部によって図4(A)の姿勢と、図4(B)の姿勢との間において揺動可能に設けられているものとする。つまり、前記ローラー軸が正転方向または逆転方向で回転し続けた場合であっても、第2レバー部材8は、突出した状態または退避した状態のままである。
ここで、逆転駆動とは、用紙Pを送り方向上流側へ送ることが可能な回転方向をいう。
すると、第1レバー部材7は、時計方向へ揺動する。従って、当接部7aは、カム部材6の突部6aの移動軌跡に対して突出した状態となる。
ここで、正転駆動とは、用紙Pを送り方向下流側へ送るときの回転方向をいう。
すると、第1レバー部材7は、反時計方向へ揺動する。従って、当接部7aは、カム部材6の突部6aの移動軌跡に対して退避した状態となる。
図5(A)に示す如く、用紙Pを送っていない状態において、先ず、キャリッジ26を、幅方向Xにおける第1レバー部材7が設けられている一端側であるX軸の矢印方向へ移動させる。
その結果、摺動部材5の第1接触部5a、5aと、カム部材6の第3接触箇所6b、6bとの間の箇所の長さを長くすることができ、記録ヘッド27と用紙Pとの間の距離PGを大きくすることができる。
図6(A)に示す如く、用紙Pを送っていない状態において、先ず、第1ローラー対21を逆転正転させる。
次に、キャリッジ26を、幅方向Xにおける第1レバー部材7が設けられている一端側であるX軸の矢印方向へ移動させる。そして、カム部材6の突部6aを、第1レバー部材7の当接部7aに当接させる。
その結果、摺動部材5の第1接触部5a、5aと、カム部材6の第3接触箇所6b、6bとの間の箇所の長さを短くすることができ、記録ヘッド27と用紙Pとの間の距離PGを小さくすることができる。
またさらに、本実施例では、第1段部6c〜第4段部6fの四段階としたが、四段階に限らない。段数を増減してもよいのは勿論である。
4 ガイドレール(ガイド部材)、5 摺動部材、5a 第1接触部(第1接触箇所)、
5b 第2接触部(第2接触箇所)、5c 回転規制部、6 カム部材、6a 突部、
6b 第3接触箇所、6c 第1段部、6d 第2段部、6e 第3段部、
6f 第4段部、7 第1レバー部材、7a 当接部、7b 揺動軸、7c 二股部、
8 第2レバー部材、8a 突起部、12 スキャナー部、13 載置部、
14 第1載置部、14a ペーパーサポート、14b ホッパー、15 第2載置部、
15a カセット部、16 送り手段、17 第1ローラー、18 第2ローラー、
19 第3ローラー、20 アーム部、21 第1ローラー対、22 第2ローラー対、
23 送り経路、24 表裏反転用経路、25 記録部、26 キャリッジ、
27 記録ヘッド、28 媒体支持部、29 インクチューブ、
31 第1排出スタッカー、33 媒体搬送装置、40 (従来技術の)キャリッジ、
41 記録ヘッド、42 ガイド部、43 摺動部、43a 摺動面、43b 支持面、
44 間隔制御部材、A 第1接触部と第2接触部とが重なる範囲、
P プリンター本体で送られる用紙、PG 記録ヘッドと用紙との間の距離(間隔)、
X 幅方向、Y 記録時の送り方向、Z 鉛直方向
Claims (2)
- 被記録媒体に対して記録する記録ヘッドを有し、所定の方向へ移動可能なキャリッジと、
前記キャリッジを前記所定の方向へ案内するガイド部材と、
前記キャリッジと共に移動し、前記ガイド部材と接触して摺動する摺動部材と、
該摺動部材と、前記キャリッジの一部とによって挟まれ、前記キャリッジに対して相対的に移動することにより前記挟まれた方向における前記挟まれた箇所の長さが変わることによって、前記記録ヘッドと被記録媒体との間の間隔を変えるカム部材と、を備え、
前記摺動部材は、前記カム部材を支持し、該カム部材を介して前記キャリッジを支持する構成であり、
前記摺動部材における前記カム部材と接触し該カム部材を支持する第1接触部の接触領域は、前記挟まれた方向から見て、前記摺動部材における前記ガイド部材と接触する第2接触部の接触領域と、重なる構成であり、
前記摺動部材における前記第2接触部は、複数設けられており、前記キャリッジの移動方向において、前記摺動部材における前記複数の第2接触部より外側に、回転規制部が設けられており、
前記ガイド部材に対して前記キャリッジが傾いた際に、前記回転規制部が前記ガイド部材と接触するように、前記第2接触部以外の箇所と比較して前記回転規制部と前記ガイド部材との間隔が狭く設けられている構成である記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記カム部材における前記キャリッジの前記一部と接触している箇所の接触領域は、前記挟まれた方向から見て、前記第1接触部の接触領域および前記第2接触部の接触領域が重なる範囲と、重なる構成である記録装置。
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JP2011082023A JP5817966B2 (ja) | 2011-04-01 | 2011-04-01 | 記録装置 |
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JP2011082023A JP5817966B2 (ja) | 2011-04-01 | 2011-04-01 | 記録装置 |
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