JP5817749B2 - エネルギー分散型蛍光x線分析装置 - Google Patents
エネルギー分散型蛍光x線分析装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5817749B2 JP5817749B2 JP2013013173A JP2013013173A JP5817749B2 JP 5817749 B2 JP5817749 B2 JP 5817749B2 JP 2013013173 A JP2013013173 A JP 2013013173A JP 2013013173 A JP2013013173 A JP 2013013173A JP 5817749 B2 JP5817749 B2 JP 5817749B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- peak
- energy
- sample
- characteristic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Description
蛍光X線分析装置には、波長分散型とエネルギー分散型があるが、この内、エネルギー分散型蛍光X線分析装置は、分光系が不要のため装置が小型化でき、種々の試料の分析用途に使用されている。
また、検出器に印加する高圧電圧等を、励起X線の散乱光の波高値の位置ずれを検知してフィードバック制御し、同じエネルギー(波長)のX線であれば、厳密な温度管理を行うことなく一定の波高値におけるピークとして得られるようにすることも提案されている(特許文献2)。
また、特許文献2のように励起X線の散乱光の波高値の位置ずれが生じないように、フィードバック制御を行っても、エネルギー値(波長)と波高値とは単純な比例関係にはないため、試料中の測定対象元素に固有の特性X線に基づくピークの波高値は、依然として温度変動が避けられなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、温度変化があっても、測定対象元素から得られる特性X線のピークを的確に同定可能なエネルギー分散型蛍光X線分析装置を提供する。
[1]試料に励起X線を照射することにより発生する蛍光X線に基づいて、前記試料中の測定対象元素を分析するエネルギー分散型蛍光X線分析装置であって、
ターゲットから発生するエネルギーE1の特性X線を含む励起X線を放射するX線源と、
前記X線源から前記試料に至る励起X線の光束の一部を遮るように設けられ、励起X線によってエネルギーE2の特性X線を補正X線として発生させる補正体と、
前記試料から発生する蛍光X線を、前記励起X線及び前記補正X線と同時に検出する検出器と、
前記検出器の出力を、エネルギー値に応じた波高値を横軸、カウント値を縦軸とするスペクトルに変換する波高分析器と、
該波高分析器から得られたスペクトルから前記試料中の測定対象元素の情報を求める演算部とを備え、
前記演算部は、エネルギーE1の特性X線に基づくピーク頂点における波高値H1とエネルギーE2の特性X線に基づくピーク頂点における波高値H2とから、エネルギー値と波高値との関係を補正し、
試料中の測定対象元素のエネルギーExの特性X線に対応する波高値Hxにおけるピークを前記試料中の測定対象元素に基づくピークであると同定することを特徴とするエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
[2]前記エネルギーE2は、前記エネルギーExより小さい[1]に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
[3]前記補正体は、前記励起X線の光束の中心部分を通過させるピンホールが形成された絞りである[1]または[2]に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
[4]前記検出器が比例計数管である[1]〜[3]のいずれか一項に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
[5]前記ターゲットを構成する元素がチタンまたはスカンジウムであり、前記補正体を構成する元素がアルミニウムまたはケイ素である[1]〜[4]のいずれか一項に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
[6]前記試料中の測定対象元素が硫黄である[1]〜[5]のいずれか一項に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
[7]前記試料が石油である[1]〜[6]のいずれか一項に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
[8]さらに、前記ターゲットを構成する元素と同一の元素、または原子番号が前記ターゲットを構成する元素より1だけ大きい元素で構成され、前記X線源から前記試料に至る励起X線の光束を濾波するように前記X線源と前記補正体との間であり、かつ前記X線源と前記試料との間である位置に設けられたフィルターを備え、
前記演算部は、エネルギーE1の特性X線に基づくピークのカウント値に基づき、各波高値におけるカウント値の補正を行うと共に、エネルギーE1の特性X線に基づくピークは、ピーク頂点の低波高側半分が、高波高側半分をピーク頂点の波高値H1を折り返し軸として反転させたものであるとみなして、エネルギーExの特性X線に基づくピークのカウント値を求め、前記試料中の測定対象元素の定量情報を得る[1]〜[7]のいずれか一項に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
また、本明細書において散乱とは、エネルギー(波長)の変化しない弾性散乱を意味する。
また、本明細書においてピークのカウント値とは、原則として当該ピークのカウント値の積算値を意味するが、シャープなピークが得られる場合は、ピーク頂点におけるカウント値でもよい。また、ピークのカウント値の積算値は、当該ピークのピーク頂点から一定の幅の範囲のカウント値の積算値でもよいし、当該ピークの全体のカウント値の積算値でもよい。
そのため、装置の温度管理システムを省略または簡略化することが可能であり、簡易な装置で、正確な分析が可能となる。
また、X線源1からフローセル3に至る励起X線Aの光路には、フィルター7と補正体8とが順次設けられている。フローセル3の両端には、試料導入路11と試料排出路12が各々接続されている。X線源1からフローセル3に至る励起X線Aの光路と試料から検出器4に至る励起X線A及び蛍光X線Bの光路は真空環境下、またはヘリウム、窒素などの蛍光X線Bの透過を妨げない単一ガス雰囲気下に形成することが好ましい。
励起X線Aは、測定対象元素のエネルギーExの特性X線を蛍光として発生させるものなので、エネルギーE1は、エネルギーExより充分大きいことが必須である。そのため、ターゲットを構成する元素は、測定対象元素より、大きい元素でなければならない。一方、エネルギーE1がエネルギーExより過大に大きいと、測定対象元素より大きい元素の特性X線も発生させてしまい、測定精度の低下をもたらすため好ましくない。
たとえば、試料中の測定対象元素が硫黄(Kα=2.31keV)である場合、ターゲットを構成する元素としては、チタン(Kα=4.51keV)またはスカンジウム(Kα=4.09keV)を好適に採用できる。
検出器4としては、比例計数管、半導体検出器、シンチレーションカウンター等の公知の検出器が採用できる。中でも比例計数管は、温度の影響を受けやすいため、本発明を好適に適用できる。比例計数管は、温度の影響の問題を解決できれば、わずかなX線を高い出力で検出できるため、微量の測定対象元素の測定に適している。検出器4の窓にも、通常ベリリウム薄膜が用いられる。
検出器4は、試料から発せられる蛍光X線Bと共に、フローセル3で散乱された励起X線Aと後述の補正X線Cも同時に検出できる位置に配置されている。
たとえば、チタンで構成されたフィルターの透過率は、図2に示すように、4.96keVをピーク頂点として、4.96より低くなるに従い漸減し、エネルギーE1を超えると急激に低下する。なお、図2において透過率1.0は、100%透過することを意味する。
したがって、ターゲットを構成する元素がチタン(Kα=4.51keV)またはスカンジウム(Kα=4.09keV)の場合、チタンで構成されたフィルター7で濾波することにより、ターゲットを構成する元素の特性X線を充分透過させながら、励起X線A中の白色X線を低減できる。また、X線源1の筐体を構成する元素(たとえば、鉄、ニッケル、コバルト)等に起因して発生するノイズとなる特性X線もカットすることができる。
たとえば、試料中の測定対象元素が硫黄(Kα=2.31keV)である場合、補正体8を構成する元素としては、アルミニウム(Kα=1.49keV)、ケイ素(Kα=1.74keV)、ナトリウム(Kα=1.04keV)、マグネシウム(Kα=1.25keV)を採用できる。中でも単体として安定であることからアルミニウムとケイ素が好ましく、純物質として加工しやすいことからアルミニウムが特に好ましい。ナトリウムまたはマグネシウムを用いる場合は、酸化物など安定な化合物として使用する必要がある。
また、補正体8は、一部に開口部を有する構成ではなく、セル窓の周縁部の一部に連続的または断続的に蒸着することにより形成してもよい。たとえば、セル窓の中心を中心点として断続的なリング状に補正体8を設けることができる。
補正X線Cは、ピーク頂点の波高値H2さえ確認できれば良いので、検出器4で得られるカウント値は極小さくてかまわない。検出器4で得られるカウント値が大きすぎると、補正X線Cのピークと測定対象元素の特性X線に基づくピークとの重なりが誤差の要因となるので好ましくない。
以下、X線源1のターゲットとフィルター7がチタン、補正体8がアルミニウムである本実施形態のエネルギー分散型蛍光X線分析装置により石油中の硫黄を測定する場合を例にとって、演算部6が、波高分析器5から得られたスペクトルから試料中の測定対象元素である硫黄を同定し、さらには定量情報を得るステップの一例を説明する。
以下では、波高分析器5の全体のチャンネル数が2048チャンネルであり、ピークのカウント値を、ピーク頂点を含むチャンネルとその前後10チャンネルからなる21チャンネル分のカウント値の積算値とした例に基づき説明する。
まず、測定対象元素である硫黄を含まないゼロ液をフローセル3に流す。ゼロ液としては、たとえば、流動パラフィン、デカリンなどを用いることができる。
図5はその時に得られるスペクトルの一例であり、図6はその一部拡大図である。図5に示すように、アルミニウムのピークはスペクトル全体の図5では確認できない程度に小さいものの、図6に示すように拡大すれは明確に確認できる。
波高値H1、H2以外の波高値Hが対応するエネルギーEは、以下の式により求めることができる。
E=(E1−E2)×(H−H2)/(H1−H2)+E2
図5、図6は、チタンのピーク頂点の波高値H1はエネルギーE1(Kα=4.51keV)であるとし、アルミニウムのピーク頂点の波高値H2はエネルギーE2(Kα=1.49keV)であるとして、総ての波高値についてエネルギー値との関連づけを行い、エネルギー値と波高値との関係を補正済み(横軸補正済み)とした図である。
次に測定対象元素である硫黄を既知量含むスパン液をフローセル3に流す。スパン液としては、たとえば、流動パラフィンまたはデカリンに既知量のジブチルスルフィドまたはジブチルジスルフィドを溶解したものなどを用いることができる。
図7はゼロ液を測定する際と同一ではない温度条件下で得られるスパン液のスペクトルの一例である。図7の「生スペクトル」は補正を全くしていないそのままのスペクトルである。「生スペクトル」のチタンのピークは、図5のチタンのピークと、異なる波高値に異なる大きさで現れる。図7ではアルミニウムのピークは確認できないが、図6と同様に拡大すれば、この「生スペクトル」においてもアルミニウムのピークは確認可能である。
2keVよりやや高波長側に現れているピークが硫黄のピークである。
スパン液は、比較的高濃度(たとえば約500ppm)の硫黄を含む場合、横軸補正を行うまでもなく硫黄のピークが同定できる。本実施形態の装置では、以下の式により、硫黄の特性X線のエネルギーEx(Kα=2.31keV)に対応する波高値Hxを求めることができるため、極低濃度(たとえば約10ppm)の硫黄のピークであっても同定が可能である。
Hx=(H1−H2)×(Ex−E2)/(E1−E2)+H2
具体的には、横軸補正スペクトルのチタンのピークのカウント値が、ゼロ液の測定で得られたチタンのピークのカウント値と同じになるように、縦軸の目盛りを変化させる。本実施形態において、ピークのカウント値はピーク頂点を含むチャンネルとその前後10チャンネルからなる21チャンネル分のカウント値の積算値であるから、4.51keVを含むチャンネルとその前後10チャンネルからなる21チャンネル分の幅の面積が、ゼロ液の測定で得られたチタンのピークのものと同じになるようにする。
なお、縦軸補正において、ゼロ液の測定で得られたチタンのピークのカウント値を基準とすることは必ずしも必須ではない。たとえば、スパン液の測定で得られたチタンのピークのカウント値に対する比率として、スパン液の測定で得られた他のピークのカウント値を表してもよい。
そこで本実施形態では、チタンの特性X線に基づくピークは、その低波高側半分が、高波高側半分をピーク頂点の波高値H1(Kα=4.51keV)を折り返し軸として反転させたものであるとみなして、エネルギーExの特性X線に基づくピークのカウント値を求める。
波高値H1(Kα=4.51keV)以下において、縦軸補正スペクトルから折り返しスペクトルを差し引くと、図9に示すように、硫黄の正味のピークが得られるので、その正味のピークのカウント値とスパン液の硫黄濃度との関係からスパン校正ができる。
この差分スペクトルを波高値H1(Kα=4.51keV)を折り返し軸として反転させたものを縦軸補正スペクトルから差し引き、さらに波高値H1(Kα=4.51keV)以下においてゼロ液の測定で得られたスペクトルを差し引くと、硫黄の正味のピークが得られるので、その正味のピークのカウント値とスパン液の硫黄濃度との関係からスパン校正ができる。
次に測定対象元素である硫黄の含有量が未知である試料(石油)をフローセル3に流す。この場合のスペクトル処理は、スパン液の場合と同様である。
すなわち、ゼロ液やスパン液を測定する際と同一ではない温度条件下で得られる試料のスペクトルは、補正を全くしていない「生スペクトル」ではチタンのピークがゼロ液やスパン液のチタンのピークと、異なる波高値に異なる大きさで現れる。また、「生スペクトル」では硫黄のピークがスパン液の硫黄のピークと、異なる波高値に現れる。そこで同時に検出されるアルミニウムのピークも用いて、スパン液について説明したのと同様にして横軸補正を行う。
また、X線源1のターゲットの特性X線に基づき縦軸補正を行い、さらに、ターゲットの特性X線に基づくピークの裾まで考慮して、測定対象元素のピークの正味のカウント値を求めるので、測定対象元素を正確に定量できる。
したがって、装置の温度管理システムを省略または簡略化することが可能であり、簡易な装置で、正確な分析が可能となる。
たとえば、X線源1のターゲットとフィルター7がチタン、補正体8がアルミニウムである本実施形態のエネルギー分散型蛍光X線分析装置により石油中の硫黄を測定する場合、1ppm以下の極めて低濃度の硫黄でも定量可能である。
Claims (8)
- 試料に励起X線を照射することにより発生する蛍光X線に基づいて、前記試料中の測定対象元素を分析するエネルギー分散型蛍光X線分析装置であって、
ターゲットから発生するエネルギーE1の特性X線を含む励起X線を放射するX線源と、
前記X線源から前記試料に至る励起X線の光束の一部を遮るように設けられ、励起X線によってエネルギーE2の特性X線を補正X線として発生させる補正体と、
前記試料から発生する蛍光X線を、前記励起X線及び前記補正X線と同時に検出する検出器と、
前記検出器の出力を、エネルギー値に応じた波高値を横軸、カウント値を縦軸とするスペクトルに変換する波高分析器と、
該波高分析器から得られたスペクトルから前記試料中の測定対象元素の情報を求める演算部とを備え、
前記演算部は、エネルギーE1の特性X線に基づくピーク頂点における波高値H1とエネルギーE2の特性X線に基づくピーク頂点における波高値H2とから、エネルギー値と波高値との関係を補正し、
試料中の測定対象元素のエネルギーExの特性X線に対応する波高値Hxにおけるピークを前記試料中の測定対象元素に基づくピークであると同定することを特徴とするエネルギー分散型蛍光X線分析装置。 - 前記エネルギーE2は、前記エネルギーExより小さい請求項1に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
- 前記補正体は、前記励起X線の光束の中心部分を通過させるピンホールが形成された絞りである請求項1または2に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
- 前記検出器が比例計数管である請求項1〜3のいずれか一項に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
- 前記ターゲットを構成する元素がチタンまたはスカンジウムであり、前記補正体を構成する元素がアルミニウムまたはケイ素である請求項1〜4のいずれか一項に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
- 前記試料中の測定対象元素が硫黄である請求項1〜5のいずれか一項に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
- 前記試料が石油である請求項1〜6のいずれか一項に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
- さらに、前記ターゲットを構成する元素と同一の元素、または原子番号が前記ターゲットを構成する元素より1だけ大きい元素で構成され、前記X線源から前記試料に至る励起X線の光束を濾波するように前記X線源と前記補正体との間であり、かつ前記X線源と前記試料との間である位置に設けられたフィルターを備え、
前記演算部は、エネルギーE1の特性X線に基づくピークのカウント値に基づき、各波高値におけるカウント値の補正を行うと共に、エネルギーE1の特性X線に基づくピークは、ピーク頂点の低波高側半分が、高波高側半分をピーク頂点の波高値H1を折り返し軸として反転させたものであるとみなして、エネルギーExの特性X線に基づくピークのカウント値を求め、前記試料中の測定対象元素の定量情報を得る請求項1〜7のいずれか一項に記載のエネルギー分散型蛍光X線分析装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013013173A JP5817749B2 (ja) | 2013-01-28 | 2013-01-28 | エネルギー分散型蛍光x線分析装置 |
CN201410041382.2A CN103969275B (zh) | 2013-01-28 | 2014-01-28 | 能量色散型荧光x射线分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013013173A JP5817749B2 (ja) | 2013-01-28 | 2013-01-28 | エネルギー分散型蛍光x線分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014145617A JP2014145617A (ja) | 2014-08-14 |
JP5817749B2 true JP5817749B2 (ja) | 2015-11-18 |
Family
ID=51239035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013013173A Expired - Fee Related JP5817749B2 (ja) | 2013-01-28 | 2013-01-28 | エネルギー分散型蛍光x線分析装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5817749B2 (ja) |
CN (1) | CN103969275B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018162984A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 株式会社日立ハイテクサイエンス | 放射線分析装置 |
GB202106959D0 (en) * | 2021-05-14 | 2021-06-30 | Malvern Panalytical Bv | Apparatus and method for x-ray fluorescence analysis |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51103492A (en) * | 1975-03-07 | 1976-09-13 | Seiko Instr & Electronics | x senbunsekisochino sokuteihetsudo |
JPS52146688A (en) * | 1976-05-31 | 1977-12-06 | Mitsubishi Electric Corp | Fluorescent x ray analyzer |
US4577338A (en) * | 1982-11-01 | 1986-03-18 | Xertex Corporation | X-Ray fluorescence spectrometer and method of calibrating the same |
JPS6320053U (ja) * | 1986-07-22 | 1988-02-09 | ||
JPH04274745A (ja) * | 1991-03-02 | 1992-09-30 | Horiba Ltd | X線分析装置 |
JPH071311B2 (ja) * | 1991-04-05 | 1995-01-11 | 理学電機工業株式会社 | 蛍光x線スペクトルのピーク分離方法 |
JPH05215785A (ja) * | 1992-02-04 | 1993-08-24 | Jeol Ltd | Ad変換装置 |
JPH06174663A (ja) * | 1992-12-01 | 1994-06-24 | Toshiba Corp | 汚染元素分析方法 |
JPH08136480A (ja) * | 1994-11-11 | 1996-05-31 | Dkk Corp | 油中硫黄分測定装置 |
FR2741155B1 (fr) * | 1995-11-15 | 1997-12-05 | Commissariat Energie Atomique | Appareil d'analyse d'une solution par fluorescence x |
JPH1048161A (ja) * | 1996-07-31 | 1998-02-20 | Shimadzu Corp | X線分析装置 |
JPH10197461A (ja) * | 1997-01-07 | 1998-07-31 | Mitsui Chem Inc | 蛍光x線分析装置の校正用の方法及び装置 |
JP4237891B2 (ja) * | 1999-09-20 | 2009-03-11 | 株式会社堀場製作所 | 蛍光x線分析装置のバックグラウンド補正方法及びその方法を用いる蛍光x線分析装置 |
JP3075377U (ja) * | 2000-08-02 | 2001-02-16 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | エネルギー分散型x線検出器 |
JP2006058046A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Sii Nanotechnology Inc | 超伝導x線分析装置及びx線分析方法 |
EP1978354A1 (en) * | 2007-04-05 | 2008-10-08 | Panalytical B.V. | Wavelength dispersive X-ray Fluorescence Apparatus with energy dispersive detector in the form of a silicon drift detector to improve background supression |
JP2010107261A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Shimadzu Corp | 蛍光x線分析装置 |
JP2012512394A (ja) * | 2008-12-12 | 2012-05-31 | サーモ ニトン アナライザーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | X線蛍光分析器における自動サムピーク抑制 |
JP2011099749A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Horiba Ltd | 濃度計測方法及び蛍光x線分析装置 |
CN101782537B (zh) * | 2010-02-05 | 2011-12-14 | 北京矿冶研究总院 | 用于荧光分析仪上的x射线检测方法 |
CN102128851B (zh) * | 2010-12-24 | 2012-10-03 | 沈阳飞机工业(集团)有限公司 | X射线荧光光谱分析谱线重叠校正方法 |
-
2013
- 2013-01-28 JP JP2013013173A patent/JP5817749B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2014
- 2014-01-28 CN CN201410041382.2A patent/CN103969275B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014145617A (ja) | 2014-08-14 |
CN103969275B (zh) | 2018-02-16 |
CN103969275A (zh) | 2014-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109716115B (zh) | X射线光谱仪及使用方法 | |
JP4874697B2 (ja) | 電子プローブx線分析装置及びその動作方法 | |
KR101281105B1 (ko) | 수용액 내 존재하는 우라늄 농도의 정량방법 | |
JPH08136480A (ja) | 油中硫黄分測定装置 | |
EP2839498B1 (en) | Apparatus for protecting a radiation window | |
WO2007116559A1 (ja) | 蛍光x線分析装置 | |
AU2021102216A4 (en) | X-ray fluorescence analyzer with a plurality of measurement channels, and a method for performing x-ray fluorescence analysis | |
EP4033231A1 (en) | Quantitative analysis method, quantitative analysis program, and fluorescence x-ray analysis device | |
US20180106736A1 (en) | X-ray fluorescence spectrometer | |
KR102009051B1 (ko) | 이물 검출 장치 | |
CN104390945A (zh) | 一种铁基合金的元素含量荧光分析方法 | |
JP5817749B2 (ja) | エネルギー分散型蛍光x線分析装置 | |
JP5817750B2 (ja) | エネルギー分散型蛍光x線分析装置 | |
US8774356B2 (en) | Wavelength dispersive X-ray fluorescence spectrometer | |
EP2998730B1 (en) | X-ray fluorescence analyzer | |
CN105115999A (zh) | 一种高灵敏度单色激发多元素x射线荧光光谱仪 | |
JP4514772B2 (ja) | 蛍光x線分析装置およびその方法 | |
JP5874108B2 (ja) | 蛍光x線分析装置 | |
WO2014175363A1 (ja) | 成分濃度計測装置と方法 | |
JP6530669B2 (ja) | ガス濃度測定装置 | |
JP2013186062A (ja) | 組成比測定方法 | |
Rackwitz et al. | Accurate determination of small spot X-ray tube spectra by means of direct measurement in a calibrated instrumental setup | |
JP2008256576A (ja) | 比表面積測定装置及びそれを用いた比表面積測定方法 | |
CN105445239A (zh) | 基于背景扣除的元素检测方法和系统 | |
Hodeau et al. | A compact-rigid multi-analyser for energy and angle filtering of high-resolution X-ray experiments. Part 2. Efficiency of a single-crystal-comb |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150406 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5817749 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |