JP5817700B2 - 端子および端子付き電線 - Google Patents

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Description

本発明は端子および端子付き電線に関する。
自動車等の車両に搭載される端子付き電線としては、例えば、電線の端末から絶縁被覆を剥離して露出させた芯線に、端子の圧着片を圧着して電気的に接続した構成が知られている。
近年、車両の軽量化等の観点から、アルミニウム製またはアルミニウム合金製[アルミニウム(合金)製ともいう]の芯線を絶縁被膜で被覆してなる、いわゆるアルミ電線の需要が高まっている。このようなアルミ電線を接続してなる端子付き電線としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
特開2010−10013号公報
端子の材料として従来用いられている銅は、強度面に優れ、折り曲げ加工が容易であり、導電率が高いという特長を有している。
銅(合金)製の端子は、その表面にスズメッキ層が形成されているのが一般的であるが、そのようにスズメッキ層が形成された銅(合金)板からなる端子を備える端子付き電線が、潮風に曝される、高温多湿等といった車両の使用環境におかれて、スズメッキ層と銅(合金)製の基材層との接触部分(異種金属の接触部分)に塩分を含む水分が浸入すると、スズと銅との電位差によりスズが溶出することがある。
スズの溶出が進行して銅(合金)製の基材層が露出すると、芯線と基材層とが接触して、芯線に含まれるアルミニウムと基材層に含まれる銅との電位差により、アルミニウムの溶出およびスズの溶出が促進され、端子の腐食が急速に進むことが懸念される。
上記事情に鑑み、出願人は、芯線に含まれるアルミニウムや、メッキ層に含まれるスズとの電位差が小さい金属である鉄や鉄合金を端子の基材材料として用いることを検討した。しかしながら、鉄や鉄合金は従来使用されていた銅や銅合金と比較して電気抵抗が大きいため、例えば電気自動車の電源回路等、大容量で使用する箇所に適用すると、発熱が大きくて使用できないという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、腐食し難く、かつ、電気抵抗が小さい端子および端子付き電線を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた本願発明は、電線の端末から露出したアルミニウム製またはアルミニウム合金製の芯線に圧着されるバレル部および相手側端子と導通可能に接続される接続部を有する端子であって、前記バレル部および前記接続部を備え鉄または鉄合金からなる端子本体と、少なくとも前記バレル部と前記芯線との間、および、前記接続部と前記相手側端子との間に配置され、イオン化傾向が前記芯線と同等あるいは前記端子本体より前記芯線に近く、かつ、電気抵抗が前記端子本体より小さい金属材料からなる導通部材とから構成されており、前記導通部材は前記バレル部のうち前記接続部側に片寄って配置されているところに特徴を有する。
上述した本願発明によれば、端子本体は鉄または鉄合金から構成されているから、従来端子の材料として使用されていた銅または銅合金製のものと比較して、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の芯線との電位差が小さくなる。その結果、水分が介在した場合でも腐食が進行し難くなるという効果が得られる。しかも、端子のうち芯線との接続部分(バレル部)、および、相手側端子との接続部分(接続部)には、芯線に使用されているアルミニウムまたはアルミニウム合金とイオン化傾向が同等または端子本体(鉄あるいは鉄合金)より近く、かつ、電気抵抗が端子本体よりも小さい金属材料からなる導通部材が配置される構成であるから、通電時に電流は主にこの導通部材に流れることとなり、大容量の電流が流れた場合でも発熱量が小さい。
上記導通部材を構成する材料は、イオン化傾向が芯線と同等あるいは端子本体より芯線に近く、かつ、電気抵抗が端子本体より小さい金属材料であれば限定されないが、例えばアルミニウム(合金)、マグネシウム(合金)等が挙げられ、特にアルミニウム製またはアルミニウム合金製とすることが好適である。アルミニウム合金としては、例えば導電率が高い1000系が望ましい。
上記端子本体の材料として用いる鉄合金としては、例えば炭素鋼、耐候性鋼、またはステンレス鋼が好ましく、例えば、Fe−18Cr合金、Fe−12Cr合金、Fe−8Cr合金、JIS G3114に規定される耐候性熱間圧延鋼材として用いる鉄合金、SUS405、SUS410L、SUS430、SUS434等のフェライト系ステンレス、SUS403、SUS410、SUS416、SUS431等のマルテンサイト系ステンレス、SUS301、SUS304、SUS305等のオーステナイト系ステンレス等があげられる。これらのうち、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の芯線に腐食電位が近い、耐候性鋼やフェライト系ステンレスが好ましい。
また、端子本体の表面にはスズメッキ層を設けてもよく、さらに、スズメッキ層の下に、亜鉛または亜鉛合金からなる下地層を設けてもよい。亜鉛や亜鉛合金の腐食電位は、端子本体に含まれる鉄よりも、芯線に含まれるアルミニウムに近いので、このような下地層を設けると、水が浸入したとしても下地層が防食層として作用して犠牲防食されることで端子本体が保護され、腐食の進行を抑制することができる。このような下地層としては、例えば、亜鉛(Zn)、Zn−Ni合金等の亜鉛合金、黄銅(Cu−Zn合金)等があげられる。Zn−Ni合金は、特に腐食を遅延する効果が大きいので特に好ましい。
また、導通部材の表面にスズメッキ層を設けると、導通部材の表面が酸化し難くなり、導電性を保持することができる。
また、端子付き電線において、導通部材をバレル部の幅方向における接続部側に片寄るように配置し、バレル部が芯線を圧着した状態で、バレル部の幅方向における接続部側を芯線に対して高圧縮部とし、接続部の反対側を芯線に対して低圧縮部としてもよい。
このような構成とすると、バレル部の幅方向(電線の軸方向)における接続部側がその反対側と比較して肉厚となって、バレル部が芯線に圧着された際に、芯線は高圧縮な状態(高圧縮部)とされるから、この部分においては芯線の表面に形成された酸化被膜がしっかりと破壊されて、芯線同士および芯線とバレル部とが良好な導電状態とされる。一方、バレル部の幅方向(電線の軸方向)における接続部とは反対側は、接続部側と比較して肉薄となることにより、芯線は低圧縮な状態(低圧縮部)とされる。従って、この部分においてはバレル部の芯線に対する保持力を高めることができる。
本発明によれば、腐食し難く、かつ、電気抵抗が小さい端子および端子付き電線を提供することができる。
本発明の実施形態1の端子付き電線の側断面図 同じく端子付き電線の平面図 同じく端子の側断面図 同じく端子の平面図 同じく図3のA−A断面図 同じく端子の正面図 同じく図1のB−B断面図(高圧縮部) 同じく図1のC−C断面図(低圧縮部) 本発明の実施形態2の端子付き電線の側断面図 同じく端子付き電線の平面図 同じく端子の側断面図 同じく端子の平面図 同じく図11のD−D断面図 雄端子と雌端子を嵌合させた状態を示す側断面図 本発明の実施形態3の端子金具付き電線の側断面図
<実施形態1>
本発明を具体化した実施形態1の端子付き電線10を、図1ないし図8によって説明する。以下の説明においては、図1および図2における左側を前とし右側を後とする。また、図1における上側を上とし下側を下とする。
本実施形態の端子付き電線10は、図1および図2に示すように、雌型の端子11と電線40とを導通接続させたものである。
端子11は、図3ないし図6に示すように、相手側となる雄型の端子のタブ(相手側端子の一例)と導通可能に接続される接続部12と、接続部12から軸方向に連なり電線40が載置される載置部17と、載置部17の両縁から立ち上がるように延出されて載置部17に載置された電線40の芯線41にかしめ圧着される一対のワイヤバレル18,18(バレル部の一例)と、ワイヤバレル18,18の後方側に並んで設けられ、電線40の端末において絶縁被覆42により覆われた部分に圧着される一対のインシュレーションバレル19,19とを備える端子本体11Aと、後述する導通部材30とを備える。
上記接続部12は、所定形状の金属板を折り曲げ加工することにより前後に開口する角筒状に成形されており、前後に延出する底壁13と、底壁13の両側縁から立ち上げられる一対の側壁14,14と、一方の側壁14から連なり底壁13と対向する天井壁15と、他方の側壁14から連なり天井壁15の外側に重ね合わせられる外壁16とから構成されている。底壁13の前端からは、前方から挿入される雄型の端子のタブ(図示せず)に対して弾性接触可能な弾性接触片20が、底壁13から前方へ延出する舌片20Aを接続部12における前端位置にて後方へ折り返した後、接続部12における長さ方向略中央位置にて前方へ折り返すことにより設けられている。
また底壁13には、端子11をハウジング(図示せず)のキャビティ内に収容したときにキャビティ内に設けられたランスが進入して係止可能な係止孔21が開口して形成されている。また係止孔21の両側縁(両側壁14,14の下端)からは、キャビティ内への挿入動作の案内などに機能するスタビライザ22が一対突設されている。
載置部17の電線40が配置される面(図1における上側に配される面)には、電線40を圧着する際に芯線41の周囲に形成された酸化膜を破るための凹部17Aが電線40の軸方向と直行する向きに複数本凹設されている(図4参照)。
端子本体11Aは、鉄または鉄合金からなる金属板材の表面に亜鉛−ニッケル下地(下地層の一例)を施し、その後スズまたはスズ合金を含むメッキ層(図示せず)が形成された鋼板からなる。メッキ層の厚みは、0.4μm以上であることが好ましい。メッキ層が薄すぎるとメッキ層が剥離して腐食しやすくなり、オスメス嵌合部の電気的な接続安定性が確保できないからである。
端子11の載置部17に載置されワイヤバレル18,18により圧着される電線40は、図1および図2に示すように、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の複数本の金属素線を撚り合せてなる芯線41と、芯線41の外周を被覆する合成樹脂製の絶縁被覆42とを備える。電線40の端末は、絶縁被覆43が剥離されて芯線41が露出した状態になっている。電線40は、露出芯線41の端末を接続部12側に向けて端子11に接続される。
さて、本実施形態では、端子本体11Aの載置部17ワイヤバレル18の一部から接続部12に渡って、導通部材30が設けられている(図3ないし図6参照)。導通部材30は、表面にスズメッキ層を設けたアルミニウム製またはアルミニウム合金製の金属板材からなり、長尺の長方形の長さ方向の一端側(図4における右側)がT字形状となるように幅広となった幅広部31を有する。幅広部31は、その幅が、一対のワイヤバレル18,18が芯線41を圧着した際に芯線41を全周に渡って巻回可能な幅に設定されているとともに、その長さがワイヤバレル18の電線40の軸方向の長さの概ね1/3程度に設定されており、図4に示すように、この幅広部31の前方側の縁部が、端子本体11Aのワイヤバレル18の接続部12側の縁部に沿うように、載置部17およびワイヤバレル18,18に重ねられている。また、幅広部31の前方側は、図3に示すように、端子11の接続部12における後端位置にて上方へ折り曲げられた後、接続部12の天井壁15の高さ位置にて前方へ折り曲げられて、天井壁15に重ねられるように設けられている。この天井壁15に重ねられている領域の略中央部は、天井壁15から僅かに浮き上がるように折り曲げ加工されており、これにより、前方から挿入された雄型端子のタブに対して弾性的に接触可能とされている。
上述したように、導通部材30は端子本体11Aの一部に重ねられて設けられるが、その一部を端子本体11Aに対して仮留めしておいてもよい。仮留めの方法としては、ロウ付け、溶接、接着の他、例えば一方に爪部を形成して他方側の係止部に係止する等、任意の方法を採用することができる。
次に、本実施形態の端子付き電線10の製造方法の一例を説明する。
まず、端子本体11Aを構成する金属板材の舌片20Aを折り曲げ加工し、弾性接触片20を形成する。次に、所定形状に折り曲げ加工された導通部材30を端子本体11Aの所定位置に配置した後、端子本体11Aを図3および図4に示す所定形状に折り曲げ加工し、端子11を形成する。この時の導通部材30の位置は、幅広部31の前方側の縁部がワイヤバレル18の接続部12側の縁部にぴったり沿う位置とする。
また、導通部材30が端子本体11Aに対して動かないように、レーザーを照射してピンポイント溶接を行い、仮留めしてもよい。
次に、電線40の端部から露出された芯線41を端子11の載置部17上に載置し、一対のワイヤバレル18,18およびインシュレーションバレル19,19を圧着する。導通部材30の幅広部31は芯線41に巻き付くように湾曲され、圧着される(図1参照)。
このような本実施形態の端子付き電線10によれば、端子本体11Aは鉄または鉄合金で構成されているから、従来使用されていた銅または銅合金製のものと比較して芯線との電位差が小さく、腐食し難い。しかも、端子本体11Aの表面には防食作用を有する下地層とスズメッキ層3とが形成されているから、これによっても腐食の進行を効果的に抑制することができる。
また、端子本体11Aのうち芯線41との接続部分であるワイヤバレル18の一部、および、相手側端子との接続部分である接続部12には、芯線41と同様のアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる導通部材30が配置されているから、芯線41と導通部材30との間においても腐食が起こり難く、かつ、電流は端子本体11Aではなく電気抵抗が小さい導通部材30に主に流れることとなるので、大容量の電流が流れた場合でも、発熱量が小さい。
さらに、導通部材30の幅広部31を、ワイヤバレル18のうち接続部12側に片寄るように配置する構成としたから、ワイヤバレル18の幅方向(電線の軸方向)における接続部12側がその反対側と比較して肉厚となって、ワイヤバレル18が芯線41に圧着された際に高圧縮な状態(高圧縮部41A)とされ(図7参照)、この部分においては芯線41の表面に形成された酸化被膜がしっかりと破壊されて、芯線41同士および芯線41ワイヤバレル18とが良好な導電状態とされる。一方、ワイヤバレル18の幅方向(電線の軸方向)における接続部12とは反対側は、接続部12側と比較して肉薄となることにより、芯線41は低圧縮な状態(低圧縮部41B)とされる(図8参照)。従って、この部分においてはワイヤバレル18の芯線41に対する保持力を高めることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2の端子付き電線50を、図9ないし図14によって説明する。以下の説明においては、上記実施形態1と重複する部分については説明を省略し、同様の符号を付す。
本実施形態の端子付き電線50は、図9および図10に示すように、雄型の端子51と電線40とを導通接続させたものである。
端子51は、鉄または鉄合金からなる金属板材の表面に亜鉛−ニッケル下地層とスズまたはスズ合金を含むメッキ層とが形成された鋼板からなり、図11ないし図13に示すように、角筒状の本体部55と、本体部55の前端から前方へ突出して相手側となる雌型の端子の弾性接触片(相手側端子の一例)と導通可能に接続されるタブ52(接続部の一例)と、本体部55の後方から軸方向に延びて電線40が載置される載置部57と、載置部57の両縁から立ち上がるように延出されて載置部57に載置された電線40の芯線41にかしめ圧着される一対のワイヤバレル58,58(バレル部の一例)と、ワイヤバレル58,58の後方側に並んで設けられ、電線40の端末において絶縁被覆42により覆われた部分に圧着される一対のインシュレーションバレル59,59とを備える端子本体51Aと、導通部材70とから構成されている。
上記タブ52は前後に延びる細長い平板状の基部53の両側縁部を内側に折り返し、その折返部54を基部53の上面に密着するように重ね合わせた構造とされている。また、一対の折返部54の対向する両縁部間には所定幅の隙間が空くように設定されており、ここに後述する導通部材70のタブ部72が配置されて、全体として二重の平板状とされている(図13参照)。また、タブ52の先端部付近の折返部54Aは、折り返し時にその対向する両縁部が突き合わされる長さに設定されており、この折返部54Aの後方側の側面に導通部材70のタブ部72の先端面が突き当たるように配置されている。さらに、タブ52の先端部はその厚さ方向および幅方向において先細に形成されて、雌型端子への挿入を案内するガイド部56とされている。
また本体部55には、端子51をハウジング(図示せず)のキャビティ内に収容したときにキャビティ内に設けられたランスが進入して係止可能な係止孔61が底部に開口して形成されているとともに、係止孔61の両側縁からは、キャビティ内への挿入動作の案内などに機能するスタビライザ62が一対突設されている。
さらに、載置部57の上面には、芯線41の周囲に形成された酸化膜を破るための凹部57Aが複数本凹設されている(図12参照)。
本実施形態の導通部材70は、上記実施形態と同様に、表面にスズメッキ層を設けたアルミニウム製またはアルミニウム合金製の金属板材からなり、長尺の長方形の長さ方向の一端側(図12における右側)が、芯線41の全周を巻回可能な幅に設定された幅広部71とされるとともに、他端側は雌型の端子と接続可能なタブ部とされており、全体として細長いT字形状をなしている。また幅広部71の軸方向の長さは、ワイヤバレル58の電線40の軸方向の長さの概ね1/4程度に設定されており、図12に示すように、この幅広部71の前方側の縁部が、ワイヤバレル58の接続部52側の縁部に沿うように、載置部57およびワイヤバレル58,58に重ねられている。また、幅広部71の前方側は、図11に示すように、端子51の本体部55における後端位置にて上方へ折り曲げられた後、さらに前方へ折り曲げられて、タブ部72がタブ52の基部53に重ねられるように設定されている。
このような本実施形態の端子付き電線50によれば、上記実施形態と同様に、端子本体51Aは鉄または鉄合金で構成されており、しかも、芯線41との接続部分であるワイヤバレル58の一部、および、相手側端子との接続部分であるタブ52には、芯線41と同様のアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる導通部材70が配置されているから、腐食し難く、かつ、大容量の電流が流れた場合でも発熱量が小さい。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3の端子付き電線80を、図15によって説明する。以下の説明においては、上記実施形態1および2と重複する部分については説明を省略し、同様の符号を付す。
本実施形態の端子付き電線80は、図15に示すように、雌型の端子81と電線40とを導通接続させたものである。
端子81は、図15に示すように、相手側となる雄型の端子のタブと導通可能に接続される接続部82と、接続部82から軸方向に連なり電線40が載置される載置部87と、載置部87の両縁から立ち上がるように延出されて載置部87に載置された電線40の芯線41にかしめ圧着される一対のワイヤバレル88,88と、ワイヤバレル88,88の後方側に並んで設けられ、電線40の端末において絶縁被覆42により覆われた部分に圧着される一対のインシュレーションバレル89,89とを備えた端子本体81Aと、導通部材90とから構成されている。端子本体81Aは、鉄または鉄合金からなる金属板材の表面に亜鉛−ニッケル下地層とスズまたはスズ合金を含むメッキ層から形成された鋼板からなる。
上記接続部82は角筒状に成形されており、前後に延出する底壁83と、底壁83の両側縁から立ち上げられる一対の側壁84,84と、一方の側壁84から連なり底壁83と対向する天井壁85と、他方の側壁84から連なり天井壁85の外側に重ね合わせられる外壁86とから構成されている。底壁83のうち前方寄りには、前方側(図15における左側)に向けて緩やかに立ち上がる形状とされた弾性片83Aが、底壁83の一部を切り起こすことにより設けられている。この弾性片83Aの先端部は下方へ向けてく字形状に屈曲されており、この屈曲部83Bにおいて後述する導通部材90に弾性的に接触して、確実に電気的導通が図れるようになっている。
本実施形態の導通部材90は、端子本体81Aの載置部87の一部から接続部82に渡って設けられている。導通部材90は、表面にスズメッキ層を設けたアルミニウム製またはアルミニウム合金製の金属板材からなり、長尺の長方形の長さ方向の一端側(図15における右側)が幅広部91とされている。この幅広部91は、芯線41を巻回可能な幅とされ、かつ、ワイヤバレル88の電線40の軸方向の長さの概ね1/3程度の長さとされており、この幅広部91の前方側の縁部が、端子本体81Aのワイヤバレル88の接続部82側の縁部に沿うように、載置部87およびワイヤバレル88,88に重ねられている。また、幅広部91の前方側は、上述した底壁83および弾性片83Aに概ね沿う長さおよび形状とされて、端子本体81Aの内部において弾性片83Aに重ねられている。この導通部材90の先端部も、上述した弾性片83Aと同様に下方へ向けてく字形状に屈曲されており、この屈曲部92付近において弾性片83Aおよび雄型端子のタブに対して弾性的に接触して電気的導通を図るとともに、その先端側は、雄型端子が挿入される際の案内面93とされている。
このような本実施形態の端子付き電線80によれば、上記実施形態と同様に、端子本体81Aは鉄または鉄合金で構成されており、しかも、芯線41との接続部分であるワイヤバレル88の一部、および、相手側端子との接続部分である弾性片83Aには、芯線41と同様のアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる導通部材90が配置されているから、腐食し難く、かつ、大容量の電流が流れた場合でも発熱量が小さい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、端子本体11A,51A,81Aの表面に亜鉛−ニッケル下地層とスズメッキ層とを設ける構成としたが、スズメッキ層だけ設ける構成としてもよいし、全く設けない構成としてもよい。また、これらの下地層やスズメッキ層を端子本体11A,51A,81Aの全域に設ける構成ではなく、端子本体11A,51A,81Aのうち異種金属との接触部分、例えば、載置部17,57,87、ワイヤバレル18,58,88および接続部12,82、タブ52だけに設ける構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、導通部材30,70,90をアルミニウム製またはアルミニウム合金製としたが、端子本体11A,51A,81Aを構成する鉄または鉄合金よりイオン化傾向が大きく、かつ、電気抵抗が小さい金属であればよい。具体的には、マグネシウム(合金)等があげられる。
(3)上記実施形態では、導通部材30,70,90の表面にスズメッキ層を設ける構成としたが、必ずしも設けなくてもよい。
(4)導通部材の形状は上記実施形態に限らず、少なくともバレル部18,58,88と芯線41との間、および、接続部12,82(タブ52)と相手側端子との間に配置される構成であれば、任意の形状とすることができる。例えば、上記実施形態では、導通部材30,70,90をワイヤバレル18,58,88の一部に配置する構成としたが、参考例として、ワイヤバレル全体に配置する構成としてもよい。
10,50,80…端子付き電線
11,51,81…端子
11A,51A,81A…端子本体
12,82…接続部
17,57,87…載置部
18,58,88…ワイヤバレル(バレル部)
19,59、89…インシュレーションバレル
20…弾性接触片
30,70,90…導通部材
31,71,91…幅広部
40…電線
41…芯線
42…絶縁被覆
41A…高圧縮部
41B…低圧縮部
52…タブ(接続部)
72…タブ部
82A…弾性片

Claims (7)

  1. 電線の端末から露出したアルミニウム製またはアルミニウム合金製の芯線に圧着されるバレル部および相手側端子と導通可能に接続される接続部を有する端子であって、
    前記バレル部および前記接続部を備え鉄または鉄合金からなる端子本体と、少なくとも前記バレル部と前記芯線との間、および、前記接続部と前記相手側端子との間に配置され、イオン化傾向が前記芯線と同等あるいは前記端子本体より前記芯線に近く、かつ、電気抵抗が前記端子本体より小さい金属材料からなる導通部材とから構成されており、
    前記導通部材は前記バレル部のうち前記接続部側に片寄って配置されていることを特徴とする端子。
  2. 前記導通部材はアルミニウムまたはアルミニウム合金からなることを特徴とする請求項1に記載の端子。
  3. 前記端子本体は、炭素鋼、耐候性鋼、またはステンレス鋼からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端子。
  4. 前記端子本体の表面にスズメッキ層が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の端子。
  5. 前記スズメッキ層の下に亜鉛または亜鉛合金からなる下地層が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の端子。
  6. 前記導通部材の表面にスズメッキ層が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の端子。
  7. アルミニウム製またはアルミニウム合金製の芯線を絶縁被覆で覆った電線と、前記電線の端末から露出した前記芯線に圧着されるバレル部および相手側端子と導通可能に接続される接続部を有する端子と、を備える端子付き電線であって、
    前記端子は、前記バレル部および前記接続部を備え鉄または鉄合金からなる端子本体と、少なくとも前記バレル部と前記芯線との間、および、前記接続部と前記相手側端子との間に配置され、イオン化傾向が前記芯線と同等あるいは前記端子本体より前記芯線に近く、かつ、電気抵抗が前記端子本体より小さい金属材料からなる導通部材とから構成されており、
    前記導通部材は前記バレル部の幅方向における前記接続部側に片寄って配置されてり、前記バレル部が前記芯線を圧着した状態で前記バレル部の幅方向における前記接続部側が前記芯線に対して高圧縮部とされ、前記接続部の反対側は前記芯線に対して低圧縮部とされていることを特徴とする端子付き電線。
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