JP5812206B2 - フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタに関し、より特定的には、複数のLC並列共振器を含むフィルタに関する。
従来のフィルタに関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の積層帯域通過フィルタが知られている。図14は、特許文献1に記載の積層帯域通過フィルタ500の分解斜視図である。
積層帯域通過フィルタ500は、誘電体層502a〜502g及びLC並列共振器504,516を備えている。誘電体層502a〜502gは、長方形状をなしており、上から下へとこの順に積層されている。
LC並列共振器504は、インダクタ電極506、ビア電極508,510及びキャパシタ電極512,グランド電極514により構成されている。キャパシタ電極512は、誘電体層502f上に設けられている。グランド電極514は、誘電体層502g上に設けられている。キャパシタ電極512とグランド電極514とは、誘電体層502fを介して対向することにより、キャパシタを構成している。
インダクタ電極506は、誘電体層502b上に設けられ、前後方向に延在する線状導体である。ビア電極508は、誘電体層502b〜502eを積層方向に貫通している。ビア電極508の上端は、インダクタ電極506の後端に接続されており、ビア電極508の下端は、キャパシタ電極512に接続されている。ビア電極510は、誘電体層502b〜502fを積層方向に貫通している。ビア電極510の上端は、インダクタ電極506の前端に接続されており、ビア電極510の下端は、グランド電極514に接続されている。これにより、インダクタ電極506及びビア電極508,510は、インダクタを構成している。
LC並列共振器516は、インダクタ電極518、ビア電極520,522及びキャパシタ電極514,524により構成されている。キャパシタ電極524は、誘電体層502f上に設けられている。グランド電極514とキャパシタ電極524とは、誘電体層502fを介して対向することにより、キャパシタを構成している。
インダクタ電極518は、誘電体層502b上に設けられ前後方向に延在する線状導体である。ビア電極520は、誘電体層502b〜502eを積層方向に貫通している。ビア電極520の上端は、インダクタ電極518の後端に接続されており、ビア電極520の下端は、キャパシタ電極524に接続されている。ビア電極522は、誘電体層502b〜502fを積層方向に貫通している。ビア電極522の上端は、インダクタ電極518の前端に接続されており、ビア電極522の下端は、キャパシタ電極514に接続されている。これにより、インダクタ電極518及びビア電極520,522は、インダクタを構成している。
以上のように構成された積層帯域通過フィルタ500では、2つのLC並列共振器504,516が左右方向に並んでいる。これにより、LC並列共振器504,516は、電磁界結合して、帯域通過フィルタを構成している。
ところで、特許文献1に記載の積層帯域通過フィルタ500では、以下に説明するように、LC並列共振器504,516間の容量結合を強くすることが困難であった。より詳細には、積層帯域通過フィルタ500では、所望の通過特性を得るために、LC並列共振器504,516間の容量結合を調整することが行われる。積層帯域通過フィルタ500の通過帯域を広くしたい場合には、LC並列共振器504,516間の容量結合を強くすればよい。この場合には、LC並列共振器504,516間の距離を小さくすればよい。これにより、ビアホール電極508とビアホール導体520との間に形成される容量が大きくなり、ビアホール電極510とビアホール導体522との間に形成される容量が大きくなる。その結果、LC並列共振器504,516間を通過帯域よりも低い周波数側の信号が通過しやすくなる。よって、積層帯域通過フィルタ500の通過帯域が広くなる。
しかしながら、LC並列共振器504,516間の距離が小さくなり過ぎると、ビアホール電極508,520間及びビアホール電極510,522間においてショートが発生するおそれがある。したがって、積層帯域通過フィルタ500では、所望の周波数特性を満たすために、LC並列共振器504,516間の容量結合を強くすることが困難な場合があった。
特開2011−71921号公報
そこで、本発明の目的は、LC並列共振器間の容量結合を強くすることができるフィルタを提供することである。
本発明の一形態に係るフィルタは、複数の絶縁体層が積層されて構成されている積層体と、第1のコイル及び第1のコンデンサ導体層及び第1のグランド導体層を有する第1のコンデンサを含んでいる第1のLC並列共振器と、 第2のコイル及び第2のコンデンサ導体層及び第2のグランド導体層を有する第2のコンデンサを含んでいる第2のLC並列共振器と、第3のコイル及び第3のコンデンサ導体層及び第3のグランド導体層を有する第3のコンデンサを含んでいる第3のLC並列共振器と、前記絶縁体層上に設けられている第1の結合用導体層及び第2の結合用導体層と、前記積層体において積層方向の一方側の面に設けられている入力電極、グランド電極及び出力電極と、第7のビアホール導体ないし第9のビアホール導体と、を備えており、前記第1のLC並列共振器ないし前記第3のLC並列共振器は、前記積層体において積層方向に直交する第1の方向に沿って並ぶことにより、第1の方向に隣り合うもの同士で、互いに電磁界結合しており、前記第1のコイルは、前記絶縁体層上に設けられている第1の線路導体層、前記第1の線路導体層から積層方向の一方側に向かって延在している第1のビアホール導体であって、前記第1のコンデンサ導体層に電気的に接続されている第1のビアホール導体と、前記第1の線路導体層から積層方向の一方側に向かって延在している第2のビアホール導体であって、前記第1のグランド導体層に電気的に接続されている第2のビアホール導体と、を有しており、前記第2のコイルは、前記絶縁体層上に設けられている第2の線路導体層、前記第2の線路導体層から積層方向の一方側に向かって延在している第3のビアホール導体であって、前記第2のコンデンサ導体層に電気的に接続されている第3のビアホール導体と、前記第2の線路導体層から積層方向の一方側に向かって延在している第4のビアホール導体であって、前記第2のグランド導体層に電気的に接続されている第4のビアホール導体と、を有しており、前記第3のコイルは、前記絶縁体層上に設けられている第3の線路導体層、前記第3の線路導体層から積層方向の一方側に向かって延在している第5のビアホール導体であって、前記第3のコンデンサ導体層に電気的に接続されている第5のビアホール導体と、前記第3の線路導体層から積層方向の一方側に向かって延在している第6のビアホール導体であって、前記第3のグランド導体層に電気的に接続されている第6のビアホール導体と、を有しており、前記第7のビアホール導体は、前記第1のコンデンサ導体層と前記入力電極とを電気的に接続しており、前記第8のビアホール導体は、前記第2のグランド導体層と前記グランド電極とを電気的に接続しており、前記第9のビアホール導体は、前記第3のコンデンサ導体層と前記出力電極とを電気的に接続しており、前記第1のコンデンサ導体層及び前記第3のコンデンサ導体層はそれぞれ、前記第1のグランド導体層及び前記第3のグランド導体層よりも積層方向の一方側に位置し、前記第2のコンデンサ導体層は、前記第2のグランド導体層よりも積層方向の他方側に位置し、かつ、前記第1の結合用導体層及び前記第2の結合用導体層と対向しており、前記第1の結合用導体層は、前記第1の線路導体層と前記第2の線路導体層との間に容量を形成させ、前記第2の結合用導体層は、前記第2の線路導体層と前記第3の線路導体層との間に容量を形成させていること、を特徴とする。
本発明によれば、LC並列共振器間の容量結合を強くすることができる。
本発明の実施形態に係るフィルタの外観斜視図である。 フィルタの積層体の分解斜視図である。 フィルタの等価回路図である。 第1のモデルのシミュレーション結果を示したグラフである。 第2のモデルのシミュレーション結果を示したグラフである。 第3のモデルのシミュレーション結果を示したグラフである。 第4のモデルのシミュレーション結果を示したグラフである。 第5のモデルのシミュレーション結果を示したグラフである。 第1の変形例に係るフィルタの積層体の分解斜視図である。 第2の変形例に係るフィルタの積層体の分解斜視図である。 第3の変形例に係るフィルタの積層体の分解斜視図である。 第4の変形例に係るフィルタの積層体の分解斜視図である。 第5の変形例に係るフィルタの積層体の分解斜視図である。 特許文献1に記載の積層帯域通過フィルタの分解斜視図である。
以下に本発明の実施形態に係るフィルタについて説明する。
(フィルタの構成)
以下に、本発明の一実施形態に係るフィルタの構成について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るフィルタ10の外観斜視図である。図2は、フィルタ10の積層体12の分解斜視図である。図3は、フィルタ10の等価回路図である。図1及び図2において、z軸方向は、絶縁体層16の積層方向を示す。また、x軸方向は、フィルタ10の長辺に沿った方向を示し、y軸方向は、フィルタ10の短辺に沿った方向を示す。x軸方向、y軸方向及びz軸方向は互いに直交している。
フィルタ10は、図1及び図2に示すように、積層体12、外部電極14a〜14c、LC並列共振器LC1〜LC3、コンデンサC4,C5及びビアホール導体b6,b7,b14〜b19,b26,b27を備えている。
積層体12は、図2に示すように、セラミック誘電体からなる絶縁体層16a〜16gが積層されることにより構成され、直方体状をなしている。また、積層体12は、LC並列共振器LC1〜LC3及びコンデンサC4,C5を内蔵している。
絶縁体層16a〜16gは、図2に示すように、長方形状をなしており、例えば、セラミック誘電体により構成されている。絶縁体層16a〜16gは、z軸方向の正方向側から負方向側へとこの順に並ぶように積層されている。以下では、絶縁体層16のz軸方向の正方向側の面をおもて面と称し、絶縁体層16のz軸方向の負方向側の面を裏面と称す。
LC並列共振器LC1〜LC3は、x軸方向に沿って並んでいる。本実施形態では、LC並列共振器LC1〜LC3は、z軸方向から平面視したときに、x軸方向の負方向側から正方向側へとこの順に並んでいる。そして、隣り合うLC並列共振器LC1〜LC3は、互いに電磁界結合することによって、帯域通過フィルタを構成している。
LC並列共振器LC1は、図3に示すように、コイルL1及びコンデンサC1を含んでいる。LC並列共振器LC1は、図2に示すように、ビアホール導体b1〜b5、線路導体層18a、コンデンサ導体層26a及びグランド導体層30により構成され、ループ形状をなしている。
コンデンサC1は、コンデンサ導体層26a及びグランド導体層30を有している。グランド導体層30は、T字型をなす導体層であり、端部30a、中央部30b及び端部30cにより構成されている。中央部30bは、絶縁体層16eのおもて面の中央に設けられている長方形状の導体層である。端部30aは、中央部30bのx軸方向の負方向側の辺からx軸方向の負方向側に向かって突出している長方形状の導体である。端部30cは、中央部30bのx軸方向の正方向側の辺からx軸方向の正方向側に向かって突出している長方形状の導体である。
コンデンサ導体層26aは、絶縁体層16eを介してグランド導体層30の端部30aに対向している導体層であり、絶縁体層16fのおもて面上に設けられている。これにより、コンデンサ導体層26aとグランド導体層30との間には静電容量が発生し、コンデンサC1が形成されている。コンデンサ導体層26aは、y軸方向に長手方向を有する長方形状をなしており、絶縁体層16fの対角線の交点よりもx軸方向の負方向側に設けられている。
コイルL1は、ビアホール導体b1〜b5及び線路導体層18aを有している。線路導体層18aは、絶縁体層16cのおもて面上に設けられ、y軸方向に延在する直線状をなす導体である。線路導体層18aは、絶縁体層16cの対角線の交点よりもx軸方向の負方向側に設けられている。
ビアホール導体b1〜b3はそれぞれ、絶縁体層16c〜16eをz軸方向に貫通している。ビアホール導体b1のz軸方向の正方向側の端部は、線路導体層18aのy軸方向の正方向側の端部に接続されている。ビアホール導体b2のz軸方向の正方向側の端部は、ビアホール導体b1のz軸方向の負方向側の端部に接続されている。ビアホール導体b2のz軸方向の負方向側の端部は、ビアホール導体b3のz軸方向の正方向側の端部に接続されている。ビアホール導体b3のz軸方向の負方向側の端部は、コンデンサ導体層26aに接続されている。これにより、ビアホール導体b1〜b3は、線路導体層18aのy軸方向の正方向側の端部からz軸方向の負方向側に向かって延在する1本のビアホール導体を構成し、かつ、コンデンサ導体層26aに接続されている。
ビアホール導体b4,b5はそれぞれ、絶縁体層16c,16dをz軸方向に貫通しており、ビアホール導体b1〜b3よりもy軸方向の負方向側に設けられている。ビアホール導体b4のz軸方向の正方向側の端部は、線路導体層18aのy軸方向の負方向側の端部に接続されている。ビアホール導体b4のz軸方向の負方向側の端部は、ビアホール導体b5のz軸方向の正方向側の端部と接続されている。ビアホール導体b5のz軸方向の負方向側の端部は、グランド導体層30に接続されている。これにより、ビアホール導体b4,b5は、線路導体層18aのy軸方向の負方向側の端部からz軸方向の負方向側に向かって延在する1本のビアホール導体を構成し、かつ、グランド導体層30に接続されている。
以上のように、コイルL1は、ビアホール導体b5とグランド導体層30の接続点を一端とし、ビアホール導体b4,b5、線路導体層18a、ビアホール導体b1〜b3を経由して、ビアホール導体b3とコンデンサ導体層26aとの接続点を他端とするループ形状なしている。
以上のように構成されたLC並列共振器LC1は、yz平面に平行なループ面を形成している。LC並列共振器LC1のループ面とは、LC並列共振器LC1により囲まれている仮想の平面である。
LC並列共振器LC2は、図3に示すように、コイルL2及びコンデンサC2を含んでいる。LC並列共振器LC2は、図2に示すように、ビアホール導体b11〜b13、線路導体層18b、コンデンサ導体層26b及びグランド導体層30により構成され、ループ形状をなしている。
コンデンサC2は、コンデンサ導体層26b及びグランド導体層30を有している。グランド導体層30は、T字型をなす導体層である。
コンデンサ導体層26bは、絶縁体層16dを介してグランド導体層30の中央部30bに対向している導体層であり、絶縁体層16dの表面上に設けられている。これにより、コンデンサ導体層26bとグランド導体層30との間には静電容量が発生し、コンデンサC2が形成されている。コンデンサ導体層26bは、x軸方向に長手方向を有する長方形状をなしており、絶縁体層16dの対角線の交点近傍に設けられている。
コイルL2は、ビアホール導体b11〜b13及び線路導体層18bを有している。線路導体層18bは、絶縁体層16cの表面上に設けられ、y軸方向に延在する直線状をなす線状の導体である。線路導体層18bは、絶縁体層16cの対角線の近傍に設けられている。
ビアホール導体b11,b12はそれぞれ、絶縁体層16c,16dをz軸方向に貫通している。ビアホール導体b11のz軸方向の正方向側の端部は、線路導体層18bのy軸方向の正方向側の端部に接続されている。ビアホール導体b11のz軸方向の負方向側の端部は、ビアホール導体b12のz軸方向の正方向側の端部と接続されている。ビアホール導体b12のz軸方向の負方向側の端部は、グランド導体層30に接続されている。これにより、ビアホール導体b11〜b12は、線路導体層18bのy軸方向の正方向側の端部からz軸方向の負方向側に向かって延在する1本のビアホール導体を構成し、かつ、グランド導体層30に接続されている。
ビアホール導体b13は、絶縁体層16cをz軸方向に貫通しており、ビアホール導体b11,b12よりもy軸方向の負方向側に設けられている。ビアホール導体b13のz軸方向の正方向側の端部は、線路導体層18bのy軸方向の負方向側の端部に接続されている。ビアホール導体b13のz軸方向の負方向側の端部は、コンデンサ導体層26bに接続されている。これにより、ビアホール導体b13は、線路導体層18bのy軸方向の負方向側の端部からz軸方向の負方向側に向かって延在し、かつ、コンデンサ導体層26bに接続されている。
以上のように、コイルL2は、ビアホール導体b12とグランド導体層30の接続点を一端とし、ビアホール導体b11,b12、線路導体層18b、ビアホール導体b13を経由して、ビアホール導体b13とコンデンサ導体層26bとの接続点を他端とするループ形状をなしている。
以上のように構成されたLC並列共振器LC2は、yz平面に平行なループ面を形成している。LC並列共振器LC2のループ面とは、LC並列共振器LC2により囲まれている仮想の平面である。
LC並列共振器LC3は、図3に示すように、コイルL3及びコンデンサC3を含んでいる。LC並列共振器LC3は、図2において、ビアホール導体b21〜b25、線路導体層18c、コンデンサ導体層26c及びグランド導体層30により構成され、ループ形状をなしている。
コンデンサC3は、コンデンサ導体層26c及びグランド導体層30を有している。グランド導体層30は、T字型をなす導体層である。
コンデンサ導体層26cは、絶縁体層16eを介してグランド導体層30の端部30cに対向している導体層であり、絶縁体層16fのおもて面上に設けられている。これにより、コンデンサ導体層26cとグランド導体層30との間には静電容量が発生し、コンデンサC3が形成されている。コンデンサ導体層26cは、y軸方向に長手方向を有する長方形状をなしており、絶縁体層16fの対角線の交点よりもx軸方向の正方向側に設けられている。
コイルL3は、ビアホール導体b21〜b25及び線路導体層18cを有している。線路導体層18cは、絶縁体層16cのおもて面上に設けられ、y軸方向に延在する直線状をなす導体である。線路導体層18cは、絶縁体層16cの対角線の交点よりもx軸方向の正方向側に設けられている。
ビアホール導体b21〜b23はそれぞれ、絶縁体層16c〜16eをz軸方向に貫通している。ビアホール導体b21のz軸方向の正方向側の端部は、線路導体層18cのy軸方向の正方向側の端部に接続されている。ビアホール導体b21のz軸方向の負方向側の端部は、ビアホール導体b22のz軸方向の正方向側の端部に接続されている。ビアホール導体b22のz軸方向の負方向側の端部は、ビアホール導体b23のz軸方向の正方向側の端部に接続されている。ビアホール導体b23のz軸方向の負方向側の端部は、コンデンサ導体層26cに接続されている。これにより、ビアホール導体b21〜b23は、線路導体層18cのy軸方向の正方向側の端部からz軸方向の負方向側に向かって延在する1本のビアホール導体を構成し、かつ、コンデンサ導体層26cに接続されている。
ビアホール導体b24,b25はそれぞれ、絶縁体層16c,16dをz軸方向に貫通しており、ビアホール導体b21〜b23よりもy軸方向の負方向側に設けられている。ビアホール導体b24のz軸方向の正方向側の端部は、線路導体層18cのy軸方向の負方向側の端部に接続されている。ビアホール導体b24のz軸方向の負方向側の端部は、ビアホール導体b25のz軸方向の正方向側の端部に接続されている。ビアホール導体b25のz軸方向の負方向側の端部は、グランド導体層30に接続されている。これにより、ビアホール導体b24,b25は、線路導体層18cのy軸方向の負方向側の端部からz軸方向の負方向側に向かって延在する1本のビアホール導体を構成し、かつ、グランド導体層30に接続されている。
以上のように、コイルL3は、ビアホール導体b25とグランド導体層30の接続点を一端とし、ビアホール導体b24,b25、線路導体層18c、ビアホール導体b21〜b23を経由して、ビアホール導体b23とコンデンサ導体層26cとの接続点を他端とするループ形状をなしている。
以上のように構成されたLC並列共振器LC3は、yz平面に平行なループ面を形成している。LC並列共振器LC3のループ面とは、LC並列共振器LC3により囲まれている仮想の平面である。
LC並列共振器LC1のループ面とLC並列共振器LC3のループ面とは、LC並列共振器LC2のループ面を挟んでいる。これにより、図3に示すように、LC並列共振器LC1のコイルL1とLC並列共振器LC2のコイルL2とが電磁界結合する。また、LC並列共振器LC2のコイルL2とLC並列共振器LC3のコイルL3とが電磁界結合する。
コンデンサC4は、線路導体層18a、結合用導体層20及びビアホール導体b30を有している。コンデンサC5は、線路導体層18c、結合用導体層20及びビアホール導体b30を有している。
結合用導体層20は、絶縁体層16bのおもて面上に設けられており、T字型をなしている。より詳細には、結合用導体層20は、結合部20a及び接続部20bにより構成されている。結合部20aは、x軸方向に隣り合うLC並列共振器LC1,LC2間に容量を形成すると共に、x軸方向に隣り合うLC並列共振器LC2,LC3間に容量を形成する。結合部20aは、x軸方向に延在している長方形状の導体であり、z軸方向から平面視したときに、線路導体層18a〜18cと重なっている。これにより、結合用導体層20は、絶縁体層16bを介して線路導体層18aと対向していると共に、絶縁体層16bを介して線路導体層18cと対向している。接続部20bは、結合部20aのx軸方向の中央からy軸方向の負方向側に向かって突出している。ビアホール導体b30は、絶縁体層16bをz軸方向に貫通している。ビアホール導体b30のz軸方向の正方向側の端部は、接続部20bに接続されている。ビアホール導体b30のz軸方向の負方向側の端部は、線路導体層18bに接続されている。すなわち、結合用導体層20は、線路導体層18bにビアホール導体b30を介して接続されている。結合用導体層20と線路導体層18aとの間には静電容量が発生し、コンデンサC4が形成されている。コンデンサC4は、LC並列共振器LC1とLC並列共振器LC2とを容量結合させている。また、結合用導体層20と線路導体層18cとの間にも静電容量が発生し、コンデンサC5が形成されている。コンデンサC5は、LC並列共振器LC2とLC並列共振器LC3とを容量結合させている。
外部電極14aは、図1に示すように、積層体12においてz軸方向の負方向側の底面に設けられており、入力電極として用いられる。すなわち、外部電極14aは、絶縁体層16gの裏面上に設けられている。外部電極14bは、積層体12においてz軸方向の負方向側の底面に設けられ、グランド電極として用いられる。すなわち、外部電極14bは、絶縁体層16gの裏面上に設けられている。外部電極14cは、積層体12においてz軸方向の負方向側の底面に設けられ、出力電極として用いられる。すなわち、外部電極14cは、絶縁体層16gの裏面上に設けられている。外部電極14a〜14cは、x軸方向の負方向側から正方向側へとこの順に並んでいる。
ビアホール導体b6,b7は、絶縁体層16f,16gをz軸方向に貫通しており、コンデンサ導体層26aと外部電極14aとを接続している。ビアホール導体b26,b27は、絶縁体層16f,16gをz軸方向に貫通しており、コンデンサ導体層26cと外部電極14cとを接続している。ビアホール導体b14〜b16は、絶縁体層16e〜16gをz軸方向に貫通しており、グランド導体層30と外部電極14bとを接続している。ビアホール導体b17〜b19は、絶縁体層16e〜16gをz軸方向に貫通しており、グランド導体層30と外部電極14bとを接続している。
次に、フィルタ10の動作の一例について、図1ないし図3を参照しながら説明する。最初に、外部電極14aから入力された高周波信号Sig1は、図3に示すように、LC並列共振器LC1を流れる。
コイルL1とコイルL2とは、電磁界結合している。よって、高周波信号Sig1が、LC並列共振器LC1に流れると、高周波信号Sig2が、電磁誘導により、LC並列共振器LC2に流れる。
コイルL2とコイルL3とは、電磁界結合している。よって、高周波信号Sig2が、LC並列共振器LC2に流れると、高周波信号Sig3が、電磁誘導により、LC並列共振器LC3に流れる。これにより、高周波信号Sig3は、外部電極14bから出力される。
ここで、LC並列共振器LC1〜LC3はそれぞれコイルL1〜L3及びコンデンサC1〜C3により定まる固有の共振周波数を有している。そして、LC並列共振器LC1〜LC3のインピーダンスは、これらの共振周波数において高くなる。これにより、これらの共振周波数により定まる所定の周波数帯域の高周波信号Sig3が、外部電極14bを介してグランドへ流れることなく、外部電極14cから出力される。
(フィルタの製造方法)
次に、フィルタ10の製造方法について図1及び図2を参照しながら説明する。
まず、絶縁体層16a〜16gとなるべきセラミックグリーンシートを準備する。次に、絶縁体層16b〜16gとなるべきセラミックグリーンシートのそれぞれに、ビアホール導体b1〜b7,b11〜b19,b21〜b27,b30を形成する。具体的には、絶縁体層16b〜16gとなるべきセラミックグリーンシートにレーザビームを照射してビアホールを形成する。次に、このビアホールに対して、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金などの導電性ペーストを印刷塗布などの方法により充填する。
次に、絶縁体層16b〜16fとなるべきセラミックグリーンシートの表面上に、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金などを主成分とする導電性ペーストをスクリーン印刷法やフォトリソグラフィ法などの方法で塗布することにより、線路導体層18a〜18c、結合用導体層20、コンデンサ導体層26a〜26c及びグランド導体層30を形成する。絶縁体層16gとなるべきセラミックグリーンシートの裏面上に、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金などを主成分とする導電性ペーストをスクリーン印刷法やフォトリソグラフィ法などの方法で塗布することにより、外部電極14a〜14cとなるべき導体電極を形成する。なお、導体電極、線路導体層18a〜18c、結合用導体層20、コンデンサ導体層26a〜26c及びグランド導体層30の形成の際に、ビアホールに対する導電性ペーストの充填を行ってもよい。
次に、各セラミックグリーンシートを積層する。具体的には、絶縁体層16gとなるべきセラミックグリーンシートを配置する。次に、絶縁体層16gとなるべきセラミックグリーンシート上に絶縁体層16fとなるべきセラミックグリーンシートを配置する。この後、絶縁体層16fとなるべきセラミックグリーンシートを絶縁体層16gとなるべきセラミックグリーンシートに対して圧着する。この後、絶縁体層16e,16d,16c,16b,16aとなるべきセラミックグリーンシートについても同様にこの順番に積層及び仮圧着する。以上の工程により、マザー積層体が形成される。このマザー積層体には、静水圧プレスなどにより本圧着が施される。
次に、マザー積層体をカット刃により所定寸法の積層体12にカットする。この未焼成の積層体12には、脱バインダー処理及び焼成がなされる。
以上の工程により、焼成された積層体12が得られる。積層体12には、バレル加工が施されて、面取りが行われる。
最後に、導体電極の表面に、Niめっき/Snめっきを施すことにより、外部電極14a〜14cを形成する。以上の工程を経て、図1に示すようなフィルタ10が完成する。
(効果)
以上のように構成されたフィルタ10によれば、LC並列共振器LC1,LC2間の容量結合及びLC並列共振器LC2,LC3間の容量結合を強くすることができる。より詳細には、特許文献1に記載の積層帯域通過フィルタ500では、ビアホール電極508,520間に形成されている容量及びビアホール電極510,522間に形成されている容量によって、LC並列共振器504とLC並列共振器516とが容量結合している。ビアホール電極508,510,520,522は、比較的に細い。そのため、ビアホール電極508,510間及びビアホール電極510,522間において大きな容量を形成しようとすると、ビアホール電極508,520間の距離及びビアホール電極510,522間の距離を小さくしなければならない。
しかしながら、ビアホール電極508,520間の距離及びビアホール電極510,522間の距離が小さくなり過ぎると、ビアホール電極508,520間及びビアホール電極510,522間においてショートが発生するおそれがある。したがって、積層帯域通過フィルタ500では、所望の周波数特性を満たすために、LC並列共振器504,516間の容量結合を強くすることが困難な場合があった。
そこで、フィルタ10では、結合用導体層20は、x軸方向に隣り合う2つの線路導体層18a,18b間及びx軸方向に隣り合う2つの線路導体層18b,18c間のそれぞれに容量を形成させている。結合用導体層20は、絶縁体層16b上に設けられている導体層であるので、線路導体層18a,18cと絶縁体層16bを介して対向している。よって、結合用導体層20と線路導体層18aとの間及び結合用導体層20と線路導体層18cとの間には比較的に大きな容量が形成される。これにより、LC並列共振器LC1,LC2間の距離及びLC並列共振器LC2,LC3間の距離を小さくすることなく、LC並列共振器LC1,LC2間及びLC並列共振器LC2,LC3間に大きな容量を形成することができる。以上より、フィルタ10によれば、LC並列共振器LC1,LC2間の容量結合及びLC並列共振器LC2,LC3間の容量結合を強くすることができる。
本願発明者は、フィルタ10が奏する効果をより明確にするために、以下に説明するコンピュータシミュレーションを行った。より詳細には、フィルタ10の第1のモデルないし第3のモデル、及び、比較例に係るフィルタの第4のモデル及び第5のモデルを作成した。
第1のモデルは、結合用導体層20のy軸方向の幅を125μmとしたフィルタ10である。第2のモデルは、結合用導体層20のy軸方向の幅を150μmとしたフィルタ10である。第3のモデルは、結合用導体層20のy軸方向の幅を100μmとしたフィルタ10である。
第4のモデルは、結合用導体層20が設けられていないフィルタである。第5のモデルは、結合用導体層20が設けられていないフィルタにおいて、LC並列共振器LC1〜LC3を第4のモデルよりも近づけて、LC並列共振器LC1〜LC3間の結合量を強くしたモデルである。
本願発明者は、第1のモデルないし第5のモデルの通過特性及び反射特性を調べた。通過特性とは、外部電極14aから入力させた入力信号に対する外部電極14bから出力した出力信号の減衰量と入力信号の周波数との関係である。反射特性とは、外部電極14aから入力させた入力信号に対する外部電極14aから出力した反射信号の減衰量と入力信号の周波数との関係である。図4は、第1のモデルのシミュレーション結果を示したグラフである。図5は、第2のモデルのシミュレーション結果を示したグラフである。図6は、第3のモデルのシミュレーション結果を示したグラフである。図7は、第4のモデルのシミュレーション結果を示したグラフである。図8は、第5のモデルのシミュレーション結果を示したグラフである。縦軸は、減衰量を示し、横軸は、周波数を示している。
図7のグラフによれば、第4のモデルの通過帯域は、非常に狭くなっていることが分かる。これは、結合用導体層20が設けられていないために、図3のコンデンサC4,C5の容量値が非常に小さいからである。通過帯域とは、図中の通過特性の減衰量が最も低い点よりも3dB減衰量が通過特性と交わる2つの点の周波数の差分である。
また、図8のグラフによれば、第5のモデルの通過帯域は、第4のモデルの通過帯域よりも広くなっていることが分かる。LC並列共振器LC1〜LC3間の距離が小さくなることによって、コンデンサC4,C5の容量値が大きくなり、フィルタの通過帯域が広くなっているからである。ただし、第5のモデルにおいても、第1のモデルと比べて、通過帯域が十分に広いとは言えない。
図4ないし図6のグラフと図7及び図8のグラフとを比較すると、第1のモデルないし第3のモデルの通過帯域は、第4のモデル及び第5のモデルの通過帯域よりも広くなっていることが分かる。これにより、結合用導体層20が設けられることによって、フィルタ10の通過帯域が広くなることが分かる。
更に、図4ないし図6のグラフによれば、第2のモデルの通過帯域が最も広く、第3のモデルの通過帯域が最も狭いことが分かる。これは、第2のモデルにおける結合用導体層20のy軸方向の幅が最も大きく、第3のモデルにおける結合用導体層20のy軸方向の幅が最も小さいためである。すなわち、結合用導体層20のy軸方向の幅が大きくなるにしたがって、コンデンサC4,C5の容量値が大きくなって、フィルタ10の通過帯域が広くなることが分かる。
(第1の変形例)
以下に、第1の変形例に係るフィルタ10aについて図面を参照しながら説明する。図9は、第1の変形例に係るフィルタ10aの積層体12の分解斜視図である。図9において、フィルタ10と同じ構成については、フィルタ10と同じ参照符号を付した。フィルタ10aの外観斜視図については、図1を援用する。また、フィルタ10aの等価回路図については、図3を援用する。
フィルタ10とフィルタ10aとの相違点は、結合用導体層20の代わりに結合用導体層40,42が設けられている点である。より詳細には、コンデンサC4は、線路導体層18a,18b及び結合用導体層40を含んでいる。結合用導体層40は、絶縁体層16bのおもて面上に設けられており、z軸方向から平面視したときに、x軸方向に隣り合う線路導体層18a,18bと重なっている。すなわち、結合用導体層40は、x軸方向に隣り合う線路導体層18a,18bと絶縁体層16bを介して対向している。これにより、結合用導体層40と線路導体層18aの間に容量が形成され、結合用導体層40と線路導体層18bとの間に容量が形成される。その結果、線路導体層18a,18b間に容量が形成され、x軸方向に隣り合うLC並列共振器LC1,LC2間に容量(コンデンサC4)が形成されている。ただし、結合用導体層40は、z軸方向から平面視したときに、線路導体層18cと重なっていないので、x軸方向に隣り合わない線路導体層18a,18c間に容量を形成させていない。
また、コンデンサC5は、線路導体層18b,18c及び結合用導体層42を含んでいる。結合用導体層42は、絶縁体層16bのおもて面上に設けられており、z軸方向から平面視したときに、x軸方向に隣り合う線路導体層18b,18cと重なっている。すなわち、結合用導体層42は、x軸方向に隣り合う線路導体層18b,18cと絶縁体層16bを介して対向している。これにより、結合用導体層42と線路導体層18bの間に容量が形成され、結合用導体層42と線路導体層18cとの間に容量が形成される。その結果、線路導体層18b,18c間に容量が形成され、x軸方向に隣り合うLC並列共振器LC2,LC3間に容量(コンデンサC5)が形成されている。ただし、結合用導体層42は、z軸方向から平面視したときに、線路導体層18aと重なっていないので、x軸方向に隣り合わない線路導体層18a,18c間に容量を形成させていない。
フィルタ10aのその他の構成は、フィルタ10と同じであるので説明を省略する。
以上のように構成されたフィルタ10aによれば、フィルタ10と同様に、LC並列共振器LC1,LC2間の容量結合及びLC並列共振器LC2,LC3間の容量結合を強くすることができる。
(第2の変形例)
以下に、第2の変形例に係るフィルタ10bについて図面を参照しながら説明する。図10は、第2の変形例に係るフィルタ10bの積層体12の分解斜視図である。図10において、フィルタ10と同じ構成については、フィルタ10と同じ参照符号を付した。フィルタ10bの外観斜視図については、図1を援用する。また、フィルタ10bの等価回路図については、図3を援用する。
フィルタ10とフィルタ10bとの相違点は、結合用導体層20の代わりに結合用導体層60が設けられている点である。より詳細には、フィルタ10bでは、絶縁体層16bが設けられておらず、絶縁体層16h,16iが設けられている。絶縁体層16h,16iは、絶縁体層16c,16d間に積層されている。
結合用導体層60は、結合用導体層20と同じ形状を有しており、絶縁体層16hのおもて面上に設けられている。これにより、結合用導体層60は、線路導体層18a〜18cよりもz軸方向の負方向側に設けられている。
また、絶縁体層16hには、ビアホール導体b41,b43,b51,b53,b61,b63が設けられている。ビアホール導体b41は、ビアホール導体b1に接続されている。ビアホール導体b43は、ビアホール導体b4に接続されている。ビアホール導体b51は、ビアホール導体b11に接続されている。ビアホール導体b53は、ビアホール導体b13に接続されている。ビアホール導体b61は、ビアホール導体b21に接続されている。ビアホール導体b63は、ビアホール導体b24に接続されている。
また、絶縁体層16iのおもて面上には、線路導体層18d,18eが設けられている。線路導体層18dは、z軸方向から平面視したときに、線路導体層18aと一致した状態で重なっている。結合用導体層60は、z軸方向において、線路導体層18a,18dの間に設けられている。よって、線路導体層18a,18dは、z軸方向の両側から結合用導体層60と対向している。これにより、線路導体層18a,18dと結合用導体層60との間に容量が形成され、x軸方向に隣り合うLC並列共振器LC1,LC2間に容量(コンデンサC4)が形成されている。なお、線路導体層18a,18dは、一致した状態で重なるのではなく、一部において重なっていてもよい。この場合であっても、容量(コンデンサC4)が形成される。
線路導体層18eは、z軸方向から平面視したときに、線路導体層18cと一致した状態で重なっている。結合用導体層60は、z軸方向において、線路導体層18c,18eの間に設けられている。よって、線路導体層18c,18eは、z軸方向の両側から結合用導体層60と対向している。これにより、線路導体層18c,18eと結合用導体層60との間に容量が形成され、x軸方向に隣り合うLC並列共振器LC2,LC3間に容量(コンデンサC5)が形成されている。なお、線路導体層18c,18eは、一致した状態で重なるのではなく、一部において重なっていてもよい。この場合であっても、容量(コンデンサC5)が形成される。
更に、絶縁体層16iには、ビアホール導体b42,b44,b52,b54,b62,b64が設けられている。ビアホール導体b42は、ビアホール導体b41及びビアホール導体b2に接続されている。ビアホール導体b44は、ビアホール導体b43及びビアホール導体b5に接続されている。ビアホール導体b52は、ビアホール導体b51及びビアホール導体b12に接続されている。ビアホール導体b54は、ビアホール導体b53及びコンデンサ導体層26bに接続されている。ビアホール導体b62は、ビアホール導体b61及びビアホール導体b22に接続されている。ビアホール導体b64は、ビアホール導体b63及びビアホール導体b25接続されている。すなわち、フィルタ10bでは、LC並列共振器LC1において、線路導体層18a,18dが並列接続されており、LC並列共振器LC2において、線路導体層18c,18eが並列接続されている。
フィルタ10bのその他の構成は、フィルタ10と同じであるので説明を省略する。
以上のように構成されたフィルタ10bによれば、フィルタ10と同様に、LC並列共振器LC1,LC2間の容量結合及びLC並列共振器LC2,LC3間の容量結合を強くすることができる。
また、フィルタ10bでは、結合用導体層60は、線路導体層18aに加えて線路導体層18dと対向している。これにより、フィルタ10bのコンデンサC4の容量値が、フィルタ10のコンデンサC4の容量値よりも大きくなる。同様に、結合用導体層60は、線路導体層18cに加えて線路導体層18eと対向している。これにより、フィルタ10bのコンデンサC5の容量値が、フィルタ10のコンデンサC5の容量値よりも大きくなる。
(第3の変形例)
以下に、第3の変形例に係るフィルタ10cについて図面を参照しながら説明する。図11は、第3の変形例に係るフィルタ10cの積層体12の分解斜視図である。図11において、フィルタ10と同じ構成については、フィルタ10と同じ参照符号を付した。フィルタ10cの外観斜視図については、図1を援用する。また、フィルタ10cの等価回路図については、図3を援用する。
フィルタ10bとフィルタ10cとの相違点は、結合用導体層60の代わりに結合用導体層50,52が設けられている点である。より詳細には、コンデンサC4は、線路導体層18a,18b,18d及び結合用導体層50を含んでいる。結合用導体層50は、絶縁体層16hのおもて面上に設けられており、z軸方向から平面視したときに、線路導体層18a,18b,18dと重なっている。すなわち、結合用導体層50は、線路導体層18a,18bと絶縁体層16cを介して対向していると共に、線路導体層18dと絶縁体層16hを介して対向している。これにより、結合用導体層50と線路導体層18aの間に容量が形成され、結合用導体層50と線路導体層18bとの間に容量が形成され、結合用導体層50と線路導体層18dとの間に容量が形成される。その結果、線路導体層18a,18dと線路導体層18b間に容量が形成され、x軸方向に隣り合うLC並列共振器LC1,LC2間に容量(コンデンサC4)が形成されている。ただし、結合用導体層50は、z軸方向から平面視したときに、線路導体層18c,18eと重なっていないので、x軸方向に隣り合わない線路導体層18a,18dと線路導体層18c,18e間に容量を形成させていない。
また、コンデンサC5は、線路導体層18b,18c,18e及び結合用導体層52を含んでいる。結合用導体層52は、絶縁体層16hのおもて面上に設けられており、z軸方向から平面視したときに、線路導体層18b,18c,18eと重なっている。すなわち、結合用導体層52は、線路導体層18b,18cと絶縁体層16cを介して対向していると共に、線路導体層18eと絶縁体層16hを介して対向している。これにより、結合用導体層52と線路導体層18cの間に容量が形成され、結合用導体層52と線路導体層18bとの間に容量が形成され、結合用導体層52と線路導体層18eとの間に容量が形成される。その結果、線路導体層18c,18eと線路導体層18b間に容量が形成され、x軸方向に隣り合うLC並列共振器LC2,LC3間に容量(コンデンサC5)が形成されている。ただし、結合用導体層52は、z軸方向から平面視したときに、線路導体層18a,18dと重なっていないので、x軸方向に隣り合わない線路導体層18a,18dと線路導体層18c,18e間に容量を形成させていない。
フィルタ10cのその他の構成は、フィルタ10bと同じであるので説明を省略する。
以上のように構成されたフィルタ10cによれば、フィルタ10bと同様に、LC並列共振器LC1,LC2間の容量結合及びLC並列共振器LC2,LC3間の容量結合を強くすることができる。
また、フィルタ10cでは、結合用導体層50は、線路導体層18aに加えて線路導体層18dと対向している。これにより、フィルタ10cのコンデンサC4の容量値が、フィルタ10aのコンデンサC4の容量値よりも大きくなる。同様に、結合用導体層52は、線路導体層18cに加えて線路導体層18eと対向している。これにより、フィルタ10cのコンデンサC5の容量値が、フィルタ10aのコンデンサC5の容量値よりも大きくなる。
(第4の変形例)
以下に、第4の変形例に係るフィルタ10dについて図面を参照しながら説明する。図12は、第4の変形例に係るフィルタ10dの積層体12の分解斜視図である。図12において、フィルタ10と同じ構成については、フィルタ10と同じ参照符号を付した。フィルタ10dの外観斜視図については、図1を援用する。また、フィルタ10dの等価回路図については、図3を援用する。
図12のフィルタ10dのように、図9のフィルタ10aと図11のフィルタ10cとが組み合わされてもよい。すなわち、フィルタ10dは、結合用導体層40,42,50,52を有している。よって、結合用導体層40,42,50,52は、z軸方向において線路導体層18a〜18cの両側に設けられている。これにより、フィルタ10dのコンデンサC4,C5の容量値は、フィルタ10a,10cのコンデンサC4,C5の容量値よりも大きくなる。
(第5の変形例)
以下に、第5の変形例に係るフィルタ10eについて図面を参照しながら説明する。図13は、第5の変形例に係るフィルタ10eの積層体12の分解斜視図である。図13において、フィルタ10と同じ構成については、フィルタ10と同じ参照符号を付した。フィルタ10eの外観斜視図については、図1を援用する。また、フィルタ10eの等価回路図については、図3を援用する。
図13のフィルタ10eのように、図2のフィルタ10と図10のフィルタ10bとが組み合わされてもよい。すなわち、フィルタ10eは、結合用導体層20,60を有している。よって、結合用導体層20,60は、z軸方向において線路導体層18a〜18cの両側に設けられている。これにより、フィルタ10eのコンデンサC4,C5の容量値は、フィルタ10,10bのコンデンサC4,C5の容量値よりも大きくなる。
(その他の実施形態)
なお、本発明に係るフィルタは、フィルタ10,10a〜10eに限らず、その要旨の範囲において変更可能である。
例えば、外部電極14a,14cとコンデンサ電極26a,26cの接続にビアホール導体を介してではなく、絶縁体層からなる容量を介して取り出す構造にしてもよい。
また、LC並列共振器の数は、3つ以上であればよい。
本発明は、フィルタに有用であり、特に、LC並列共振器間の容量結合を強くすることができる点において優れている。
C1〜C5 コンデンサ
L1〜L3 コイル
LC1〜LC3 LC並列共振器
b1〜b7,b11〜b19,b21〜b27,b30,b41〜b44、b51〜b54,b61〜b64 ビアホール導体
10,10a〜10e フィルタ
12 積層体
14a〜14c 外部電極
16a〜16j 絶縁体層
18a〜18e 線路導体層
20,40,42,50,52,60 結合用導体層
26a〜26c コンデンサ導体層
30 グランド導体層

Claims (5)

  1. 複数の絶縁体層が積層されて構成されている積層体と、
    第1のコイル及び第1のコンデンサ導体層及び第1のグランド導体層を有する第1のコンデンサを含んでいる第1のLC並列共振器と、
    第2のコイル及び第2のコンデンサ導体層及び第2のグランド導体層を有する第2のコンデンサを含んでいる第2のLC並列共振器と、
    第3のコイル及び第3のコンデンサ導体層及び第3のグランド導体層を有する第3のコンデンサを含んでいる第3のLC並列共振器と、
    前記絶縁体層上に設けられている第1の結合用導体層及び第2の結合用導体層と、
    前記積層体において積層方向の一方側の面に設けられている入力電極、グランド電極及び出力電極と、
    第7のビアホール導体ないし第9のビアホール導体と、
    を備えており、
    前記第1のLC並列共振器ないし前記第3のLC並列共振器は、前記積層体において積層方向に直交する第1の方向に沿って並ぶことにより、第1の方向に隣り合うもの同士で、互いに電磁界結合しており、
    前記第1のコイルは、
    前記絶縁体層上に設けられている第1の線路導体層、
    前記第1の線路導体層から積層方向の一方側に向かって延在している第1のビアホール導体であって、前記第1のコンデンサ導体層に電気的に接続されている第1のビアホール導体と、
    前記第1の線路導体層から積層方向の一方側に向かって延在している第2のビアホール導体であって、前記第1のグランド導体層に電気的に接続されている第2のビアホール導体と、
    を有しており、
    前記第2のコイルは、
    前記絶縁体層上に設けられている第2の線路導体層、
    前記第2の線路導体層から積層方向の一方側に向かって延在している第3のビアホール導体であって、前記第2のコンデンサ導体層に電気的に接続されている第3のビアホール導体と、
    前記第2の線路導体層から積層方向の一方側に向かって延在している第4のビアホール導体であって、前記第2のグランド導体層に電気的に接続されている第4のビアホール導体と、
    を有しており、
    前記第3のコイルは、
    前記絶縁体層上に設けられている第3の線路導体層、
    前記第3の線路導体層から積層方向の一方側に向かって延在している第5のビアホール導体であって、前記第3のコンデンサ導体層に電気的に接続されている第5のビアホール導体と、
    前記第3の線路導体層から積層方向の一方側に向かって延在している第6のビアホール導体であって、前記第3のグランド導体層に電気的に接続されている第6のビアホール導体と、
    を有しており、
    前記第7のビアホール導体は、前記第1のコンデンサ導体層と前記入力電極とを電気的に接続しており、
    前記第8のビアホール導体は、前記第2のグランド導体層と前記グランド電極とを電気的に接続しており、
    前記第9のビアホール導体は、前記第3のコンデンサ導体層と前記出力電極とを電気的に接続しており、
    前記第1のコンデンサ導体層及び前記第3のコンデンサ導体層はそれぞれ、前記第1のグランド導体層及び前記第3のグランド導体層よりも積層方向の一方側に位置し、
    前記第2のコンデンサ導体層は、前記第2のグランド導体層よりも積層方向の他方側に位置し、かつ、前記第1の結合用導体層及び前記第2の結合用導体層と対向しており、
    前記第1の結合用導体層は、前記第1の線路導体層と前記第2の線路導体層との間に容量を形成させ、
    前記第2の結合用導体層は、前記第2の線路導体層と前記第3の線路導体層との間に容量を形成させていること、
    を特徴とするフィルタ。
  2. 前記第1の結合用導体層及び前記第2の結合用導体層はそれぞれ前記第2の線路導体層に前記第3のビアホール導体を介して接続され、かつ、前記第1の線路導体層及び前記第3の線路導体層と前記絶縁体層を介して対向していること、
    を特徴とする請求項1に記載のフィルタ。
  3. 前記第1の結合用導体層は、前記第1の線路導体層及び前記第2の線路導体層と前記絶縁体層を介して対向しており
    前記第2の結合用導体層は、前記第2の線路導体層及び前記第3の線路導体層と前記絶縁体層を介して対向していること、
    を特徴とする請求項1に記載のフィルタ。
  4. 前記第1の結合用導体層は、積層方向において前記第1の線路導体層の両側に設けられていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載のフィルタ。
  5. 前記第1のLC並列共振器は、複数の前記第1の線路導体層を備え、
    前記第1の結合用導体層は、積層方向において、複数の前記第1の線路導体層の間に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載のフィルタ。
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