JP5811612B2 - 無人搬送車 - Google Patents
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Description
更に説明すると、本発明は、台車本体の底部に1つの駆動ユニットを備えた無人搬送車であっても、後進走行性能や前後左右方向(四方向)走行性能を、前進走行時と同等な良好な走行性能とすることができるように工夫したものである。
ここで、前進走行時における側面図である図15、後進走行時における側面図である図16、背面図である図17を参照して、従来の簡易型無人搬送車を説明する。
図15〜図17に示すように、この簡易型無人搬送車1の台車10では、パイプフレームを組み付けて台車本体11と手押しハンドル12が構成されている。台車本体11の底部には、その前側に一対の自在キャスタ輪13が取り付けられており、その後側に一対の固定キャスタ輪14が取り付けられている。
台車本体11の前端縁には前側のバンパー15が配置され、台車本体11の後端縁には後側のバンパー16が配置されている。
手押しハンドル12には、制御ユニット30、バッテリ31、操作スイッチパネル32等が取り付けられている。
駆動ユニット20の前側には、前進用の走行センサ17が取り付けられ、台車本体11には、固定キャスタ輪14よりも後ろ側に後進用の走行センサ18が取り付けられている。
図18及び図19に示すように、駆動ユニット20の上フレーム21は、台車10の台車本体11の底部に固定されている。下フレーム22はパンタグラフ式連結機構23を介して、上下移動可能な状態で上フレーム21に連結されている。
上フレーム21と下フレーム22との間には、圧縮コイルばね24が介装されており、下フレーム22は圧縮コイルばね24によって下方に向かって付勢されている。
このため右側の駆動輪26と左側の駆動輪26は、それぞれ別々の駆動モータ機構により回転駆動する。このように一対の駆動輪26が回転駆動することにより、簡易型無人搬送車1が走行する。また、右と左の駆動輪26の回転速度を変えることにより、操舵することができる。
また、後進走行性能は前進走行性能に比べて悪かった。つまり、後進走行時には走行センサ18により走行経路を検出し、走行経路と走行センサ18との位置ズレに応じて操舵をしているが、ある程度の距離だけ後進走行した後でないと、操舵量が適当であったかどうかが分らないため、応答が悪く蛇行が大きくなるという問題があった。
そこで、前後左右方向(四方向)走行が可能で、且つ、後進走行性能を向上させるため、2個の駆動ユニットを備えた簡易型無人搬送車が使用されている。
駆動ユニット20aの前側には前進用の走行センサ17aが、後側には後進用の走行センサ17bが取り付けられ、駆動ユニット20bの前側には前進用の走行センサ18aが、後側には後進用の走行センサ18bが取り付けられている。
他の部分の構成は、図15〜図19に示す簡易型無人搬送車1と同様であり、同一機能を果たす部分には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
後進走行時には後進用の走行センサ17b,18bにより走行経路を検出して駆動ユニット20a,20bの駆動輪26が逆転回転して操舵性良く後進走行することができる。
左進走行時には、駆動ユニット20a,20bの駆動部25の向きを、前進・後進走行時の駆動ユニット20a,20bの駆動部25の向きに対して、水平面内で左90度旋回させた後に、駆動ユニット20a,20bの駆動輪26が回転して操舵性良く左進走行することができる。
しかし、2台の駆動ユニット20a,20bが必要になるため、機台(台車)寸法が大きくなると共に、価格が高くなるという問題があった。
台車本体の底部に1台の駆動ユニットが配置され、前記台車本体の底部の前側に一対の特殊自在キャスタ輪が取りつけられると共に前記台車本体の底部の後側に一対の特殊自在キャスタ輪が取りつけられており、
前記特殊自在キャスタ輪は、
シャフトに固定されたホイール本体と、前記ホイール本体の周面の周方向に沿う複数個所に配置した複数の樽型ローラを有するオムニホイールと、
前記シャフトを回転自在に支持する支持構造部と、
前記支持構造部に取り付けられており前記シャフトの回転を拘束することができるホイール本体回転固定機能部とでなり、
しかも、前記特殊自在キャスタ輪は、前記シャフトの軸心が前記台車本体の前後方向に伸びる状態で配置されていることを特徴とする。
前記ホイール本体回転固定機能部を制御することにより、
前進走行時には、前側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフトの回転を許容すると共に後側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフトの回転を拘束し、
後進走行時には、後側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフトの回転を許容すると共に前側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフトの回転を拘束する制御部を有することを特徴とする。
台車本体の底部に1台の駆動ユニットが配置され、前記台車本体の底部の前側に一対の特殊自在キャスタ輪が取りつけられると共に前記台車本体の底部の後側に一対の特殊自在キャスタ輪が取りつけられており、
前記特殊自在キャスタ輪は、
シャフトに取り付けられて前記シャフトの回転方向に関して前記シャフトと一体に回転するが前記シャフトの軸方向に関してはスライド移動できるホイール本体と、前記ホイール本体の周面の周方向に沿う複数個所に配置した複数の樽型ローラを有するオムニホイールと、
前記シャフトを回転自在に支持する支持構造部と、
前記シャフトに固定された第1の回転固定クサビと、前記シャフトの回転方向に関して前記シャフトと一体に回転するが前記シャフトの軸方向に関してはスライド移動でき且つ前記ホイール本体を間にして第1の回転固定クサビと反対側に配置された第2の回転固定クサビと、第2の回転固定クサビ及び前記ホイール本体を第1の回転固定クサビ側に押し込んでいくことにより第1及び第2の回転固定クサビを前記樽型ローラに接触させて前記樽型ローラの回転を拘束させる押し込み部と、第2の回転固定クサビ及び前記ホイール本体を第1の回転固定クサビとは反対側に押し戻すことにより第1及び第2の回転固定クサビを前記樽型ローラから離間させて前記樽型ローラの回転を許容させる押し戻し部とを有する樽型ローラ回転固定機能部とでなり、
しかも、前記特殊自在キャスタ輪は、前記シャフトの軸心が前記台車本体の車幅方向に伸びる状態で配置されていることを特徴とする。
前記樽型ローラ回転固定機能部を制御することにより、
前進走行時には、前側の一対の特殊自在キャスタ輪の樽型ローラの回転を許容すると共に後側の一対の特殊自在キャスタ輪の樽型ローラの回転を拘束し、
後進走行時には、後側の一対の特殊自在キャスタ輪の樽型ローラの回転を許容すると共に前側の一対の特殊自在キャスタ輪の樽型ローラの回転を拘束する制御部を有することを特徴とする。
台車本体の底部に1台の駆動ユニットが配置され、前記台車本体の底部の前側に一対の特殊自在キャスタ輪が取りつけられると共に前記台車本体の底部の後側に一対の特殊自在キャスタ輪が取りつけられており、
前記特殊自在キャスタ輪は、
シャフトに取りつけられて前記シャフトの回転方向に関して前記シャフトと一体に回転するが前記シャフトの軸方向に関してはスライド移動できるホイール本体と、前記ホイール本体の周面の周方向に沿う複数個所に配置した複数の樽型ローラを有するオムニホイールと、
前記シャフトを回転自在に支持する支持構造部と、
前記支持構造部に取り付けられており前記シャフトの回転を拘束することができるホイール本体回転固定機能部と、
前記シャフトに固定された第1の回転固定クサビと、前記シャフトの回転方向に関して前記シャフトと一体に回転するが前記シャフトの軸方向に関してはスライド移動でき且つ前記ホイール本体を間にして第1の回転固定クサビと反対側に配置された第2の回転固定クサビと、第2の回転固定クサビ及び前記ホイール本体を第1の回転固定クサビ側に押し込んでいくことにより第1及び第2の回転固定クサビを前記樽型ローラに接触させて前記樽型ローラの回転を拘束させる押し込み部と、第2の回転固定クサビ及び前記ホイール本体を第1の回転固定クサビとは反対側に押し戻すことにより第1及び第2の回転固定クサビを前記樽型ローラから離間させて前記樽型ローラの回転を許容させる押し戻し部とを有する樽型ローラ回転固定機能部とでなり、
しかも、前記特殊自在キャスタ輪は、前記シャフトの軸心が前記台車本体の車幅方向に伸びる状態で配置されていることを特徴とする。
前記ホイール本体回転固定機能部及び前記樽型ローラ回転固定機能部を制御することにより、
前進走行時には、前側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフト及び樽型ローラの回転を許容すると共に後側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフトの回転を許容しつつ樽型ローラの回転を拘束し、
後進走行時には、後側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフト及び樽型ローラの回転を許容すると共に前側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフトの回転を許容しつつ樽型ローラの回転を拘束し、
右進走行時には、右側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフト及び樽型ローラの回転を許容すると共に左側の一対の特殊自在キャスタ輪の樽型ローラの回転を許容しつつシャフトの回転を拘束し、
左進走行時には、左側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフト及び樽型ローラの回転を許容すると共に右側の一対の特殊自在キャスタ輪の樽型ローラの回転を許容しつつシャフトの回転を拘束する制御部を有することを特徴とする。
前記駆動ユニットは、独立に回転駆動する一対の駆動輪を有し且つ鉛直軸周りでステアリング旋回自在な駆動部を備えていることを特徴とする。
また、駆動ユニットが1台だけであるので、機器構成を簡略化できると共に製造コストを削減することができる。
まず、実施例1の簡易型無人搬送車に用いる、特殊自在キャスタ輪について先に説明する。この特殊自在キャスタ輪は、オムニホイール(登録商標)にホイール本体回転固定機能部(電磁ブレーキ)を備えた構成となっている。
図1及び図2に示すように、特殊自在キャスタ輪100は、オムニホイール110と、支持構造部120と、ホイール本体回転固定機能部としての電磁ブレーキ130とで構成されている。
しかも、前側の一対の特殊自在キャスタ輪100及び後側の一対の特殊自在キャスタ輪100は、シャフト111の軸心Sが前後方向に伸びる状態で配置されている。
台車本体11の前端縁には前側のバンパー15が配置され、台車本体11の後端縁には後側のバンパー16が配置されている。
駆動ユニット20の前側には、前進用の走行センサ17が取り付けられ、駆動ユニット20の後側には、後進用の走行センサ18が取り付けられている。
制御ユニット30は、操作スイッチパネル32からの指令に応じて、駆動ユニット20の駆動輪26の回転制御をすると共に、各特殊自在キャスタ輪100の電磁ブレーキ130の励磁・消磁制御をする。
つまり、後進走行性能を前進走行性能と同じ良好な性能にすることができる。
まず、実施例2の簡易型無人搬送車に用いる、特殊自在キャスタ輪について先に説明する。この特殊自在キャスタ輪は、オムニホイール(登録商標)に樽型ローラ回転固定機能部を備えた構成となっている。
ホイール本体212の周面には、複数の樽型ローラ213が、ホイール本体212の周方向に沿う複数個所に配置されている。このとき、シャフト211及びホイール本体212の回転方向に対して、各樽型ローラ213の回転方向は直交している。
回転固定クサビ232,233は、ホイール本体212を間に挟んだ状態で、シャフト211に配置されている。
しかも、一方の回転固定クサビ232はシャフト211に固定されている。また、他方の回転固定クサビ233は、シャフト211の回転方向に関してはシャフト211と一体に回転するが、シャフト211の軸心方向に関してはスライド移動できるように、シャフト211に取り付けられている。
しかも、前側の一対の特殊自在キャスタ輪200及び後側の一対の特殊自在キャスタ輪200は、シャフト211の軸心Sが左右(車幅)方向に伸びる状態で配置されている。
台車本体11の前端縁には前側のバンパー15が配置され、台車本体11の後端縁には後側のバンパー16が配置されている。
駆動ユニット20の前側には、前進用の走行センサ17が取り付けられ、駆動ユニット20の後側には、後進用の走行センサ18が取り付けられている。
制御ユニット30は、操作スイッチパネル32からの指令に応じて、駆動ユニット20の駆動輪26の回転制御をすると共に、各特殊自在キャスタ輪200の電磁ソレノイド231の励磁・消磁制御をする。
つまり、後進走行性能を前進走行性能と同じ良好な性能にすることができる。しかも、走行時には、車輪径の大きなホイール本体212が回転するため、溝や段差があっても、走行性能は殆ど落ちることはない。
まず、実施例3の簡易型無人搬送車に用いる、特殊自在キャスタ輪について先に説明する。この特殊自在キャスタ輪は、オムニホイール(登録商標)にホイール本体回転固定機能部と樽型ローラ回転固定機能部を備えた構成となっている。
しかも、前側の一対の特殊自在キャスタ輪300及び後側の一対の特殊自在キャスタ輪300は、シャフト211の軸心Sが左右(車幅)方向に伸びる状態で配置されている。
台車本体11の前端縁には前側のバンパー15が配置され、台車本体11の後端縁には後側のバンパー16が配置されている。
駆動ユニット20の前側には、前進用の走行センサ17が取り付けられ、駆動ユニット20の後側には、後進用の走行センサ18が取り付けられている。
制御ユニット30は、操作スイッチパネル32からの指令に応じて、駆動ユニット20の駆動輪26の回転制御をすると共に、各特殊自在キャスタ輪300の電磁ソレノイド231及び電磁ブレーキ330の励磁・消磁制御をする。
10 台車
11 台車本体
12 手押しハンドル
13,13a,13b 自在キャスタ輪
14 固定キャスタ輪
15,16 バンパー
17,17a,17b,18,18a,18b 走行センサ
20,20a,20b 駆動ユニット
25 駆動部
26 駆動輪
30 制御ユニット
31 バッテリ
32 操作スイッチパネル
100 特殊自在キャスタ輪
110 オムニホイール
111 シャフト
112 ホイール本体
113 樽型ローラ
120 支持構造部
121,122 ブラケット
123,124 軸受部
125 上フレーム
130,330 電磁ブレーキ(ホイール本体回転固定機能部)
200 特殊自在キャスタ輪
210 オムニホイール
211 シャフト
212 ホイール本体
213 樽型ローラ
220 支持構造部
221,222 ブラケット
223,224 軸受部
225 上フレーム
230 樽型ローラ回転固定機能部
231 電磁ソレノイド
231a スライド軸
232,233 回転固定クサビ
234 取付板
235,236 圧縮コイルばね
237 連結板
238 連結軸
239 連結用回転軸受
Claims (7)
- 台車本体の底部に1台の駆動ユニットが配置され、前記台車本体の底部の前側に一対の特殊自在キャスタ輪が取りつけられると共に前記台車本体の底部の後側に一対の特殊自在キャスタ輪が取りつけられており、
前記特殊自在キャスタ輪は、
シャフトに固定されたホイール本体と、前記ホイール本体の周面の周方向に沿う複数個所に配置した複数の樽型ローラを有するオムニホイールと、
前記シャフトを回転自在に支持する支持構造部と、
前記支持構造部に取り付けられており前記シャフトの回転を拘束することができるホイール本体回転固定機能部とでなり、
しかも、前記特殊自在キャスタ輪は、前記シャフトの軸心が前記台車本体の前後方向に伸びる状態で配置されていることを特徴とする無人搬送車。 - 前記ホイール本体回転固定機能部を制御することにより、
前進走行時には、前側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフトの回転を許容すると共に後側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフトの回転を拘束し、
後進走行時には、後側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフトの回転を許容すると共に前側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフトの回転を拘束する制御部を有することを特徴とする請求項1の無人搬送車。 - 台車本体の底部に1台の駆動ユニットが配置され、前記台車本体の底部の前側に一対の特殊自在キャスタ輪が取りつけられると共に前記台車本体の底部の後側に一対の特殊自在キャスタ輪が取りつけられており、
前記特殊自在キャスタ輪は、
シャフトに取り付けられて前記シャフトの回転方向に関して前記シャフトと一体に回転するが前記シャフトの軸方向に関してはスライド移動できるホイール本体と、前記ホイール本体の周面の周方向に沿う複数個所に配置した複数の樽型ローラを有するオムニホイールと、
前記シャフトを回転自在に支持する支持構造部と、
前記シャフトに固定された第1の回転固定クサビと、前記シャフトの回転方向に関して前記シャフトと一体に回転するが前記シャフトの軸方向に関してはスライド移動でき且つ前記ホイール本体を間にして第1の回転固定クサビと反対側に配置された第2の回転固定クサビと、第2の回転固定クサビ及び前記ホイール本体を第1の回転固定クサビ側に押し込んでいくことにより第1及び第2の回転固定クサビを前記樽型ローラに接触させて前記樽型ローラの回転を拘束させる押し込み部と、第2の回転固定クサビ及び前記ホイール本体を第1の回転固定クサビとは反対側に押し戻すことにより第1及び第2の回転固定クサビを前記樽型ローラから離間させて前記樽型ローラの回転を許容させる押し戻し部とを有する樽型ローラ回転固定機能部とでなり、
しかも、前記特殊自在キャスタ輪は、前記シャフトの軸心が前記台車本体の車幅方向に伸びる状態で配置されていることを特徴とする無人搬送車。 - 前記樽型ローラ回転固定機能部を制御することにより、
前進走行時には、前側の一対の特殊自在キャスタ輪の樽型ローラの回転を許容すると共に後側の一対の特殊自在キャスタ輪の樽型ローラの回転を拘束し、
後進走行時には、後側の一対の特殊自在キャスタ輪の樽型ローラの回転を許容すると共に前側の一対の特殊自在キャスタ輪の樽型ローラの回転を拘束する制御部を有することを特徴とする請求項3の無人搬送車。 - 台車本体の底部に1台の駆動ユニットが配置され、前記台車本体の底部の前側に一対の特殊自在キャスタ輪が取りつけられると共に前記台車本体の底部の後側に一対の特殊自在キャスタ輪が取りつけられており、
前記特殊自在キャスタ輪は、
シャフトに取りつけられて前記シャフトの回転方向に関して前記シャフトと一体に回転するが前記シャフトの軸方向に関してはスライド移動できるホイール本体と、前記ホイール本体の周面の周方向に沿う複数個所に配置した複数の樽型ローラを有するオムニホイールと、
前記シャフトを回転自在に支持する支持構造部と、
前記支持構造部に取り付けられており前記シャフトの回転を拘束することができるホイール本体回転固定機能部と、
前記シャフトに固定された第1の回転固定クサビと、前記シャフトの回転方向に関して前記シャフトと一体に回転するが前記シャフトの軸方向に関してはスライド移動でき且つ前記ホイール本体を間にして第1の回転固定クサビと反対側に配置された第2の回転固定クサビと、第2の回転固定クサビ及び前記ホイール本体を第1の回転固定クサビ側に押し込んでいくことにより第1及び第2の回転固定クサビを前記樽型ローラに接触させて前記樽型ローラの回転を拘束させる押し込み部と、第2の回転固定クサビ及び前記ホイール本体を第1の回転固定クサビとは反対側に押し戻すことにより第1及び第2の回転固定クサビを前記樽型ローラから離間させて前記樽型ローラの回転を許容させる押し戻し部とを有する樽型ローラ回転固定機能部とでなり、
しかも、前記特殊自在キャスタ輪は、前記シャフトの軸心が前記台車本体の車幅方向に伸びる状態で配置されていることを特徴とする無人搬送車。 - 前記ホイール本体回転固定機能部及び前記樽型ローラ回転固定機能部を制御することにより、
前進走行時には、前側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフト及び樽型ローラの回転を許容すると共に後側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフトの回転を許容しつつ樽型ローラの回転を拘束し、
後進走行時には、後側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフト及び樽型ローラの回転を許容すると共に前側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフトの回転を許容しつつ樽型ローラの回転を拘束し、
右進走行時には、右側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフト及び樽型ローラの回転を許容すると共に左側の一対の特殊自在キャスタ輪の樽型ローラの回転を許容しつつシャフトの回転を拘束し、
左進走行時には、左側の一対の特殊自在キャスタ輪のシャフト及び樽型ローラの回転を許容すると共に右側の一対の特殊自在キャスタ輪の樽型ローラの回転を許容しつつシャフトの回転を拘束する制御部を有することを特徴とする請求項5の無人搬送車。 - 前記駆動ユニットは、独立に回転駆動する一対の駆動輪を有し且つ鉛直軸周りでステアリング旋回自在な駆動部を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項6の無人搬送車。
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