JP5811218B2 - シリコンエピタキシャルウェーハの製造方法 - Google Patents
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FLA処理に関する技術が以下の文献に開示されている。
しかし、酸素濃度の増大、ボロン濃度の増大は、同時に、上記酸素析出形成を促進する効果がある。したがって、酸素析出形成によるウェーハ変形・反りの発生を抑制しつつ、同時に、プロセス起因のSlip発生を抑制させることは困難であった。
窒素が1×1013〜5×1014atoms/cm3 ドープされた基板に対して、その表面にエピタキシャル層を成長するエピタキシャル工程と、該エピタキシャル工程後に処理温度1200℃〜1300℃の範囲、保持時間5sec〜1minの範囲、降温速度を空孔が凍結しない10℃/sec〜0.1℃/secの範囲とされる析出溶解熱処理工程とを有することにより、
1000℃,16hrの熱処理をおこなった場合におけるウェーハ内部での酸素析出物密度を、半導体デバイスの製造プロセスでのフォトリソ工程において析出物から発生したスリップ転位によって生じるウェーハの変形による最大ずれ量を許容基準値である10nmを超えない5×104個/cm2以下とすることを特徴とする。
本発明のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法は、最高温度が1050℃以上シリコンの融点以下で昇降温レートが150℃/sec以上の条件により、熱処理時にウェーハ内部で発生する内部応力が20MPaを超える様な条件とされる熱処理工程を有する半導体デバイスの製造プロセスに供されるシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
抵抗値が0.02Ωcm〜1kΩcmとなるようにボロンがドープされ、初期酸素濃度Oiが、14.0×1017〜22×1017atoms/cm3 (Old−ASTM)とされた基板に対して、その表面にエピタキシャル層を成長するエピタキシャル工程と、該エピタキシャル工程の前後において、処理温度1150℃〜1300℃の範囲、保持時間5sec〜1minの範囲、降温速度を空孔が凍結しない10℃/sec〜0.1℃/secの範囲とされる析出溶解熱処理工程とを有することにより、
1000℃,16hrの熱処理をおこなった場合におけるウェーハ内部での酸素析出物密度を、半導体デバイスの製造プロセスでのフォトリソ工程において析出物から発生したスリップ転位によって生じるウェーハの変形による最大ずれ量を許容基準値である10nmを超えない5×104個/cm2以下とすることを特徴とする。
本発明において、最高温度が1050℃以上シリコンの融点以下で昇降温レートが150℃/sec以上の条件とされる熱処理工程を有する半導体デバイスの製造プロセスに供されるシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
窒素が1×1013〜5×1014atoms/cm3 ドープされた基板に対して、その表面にエピタキシャル層を成長するエピタキシャル工程と、該エピタキシャル工程後に処理温度1200℃〜1300℃の範囲、保持時間5sec〜1minの範囲、降温速度10℃/sec〜0.1℃/secの範囲とされる析出溶解熱処理工程とを有することにより上記課題を解決した。
本発明は、最高温度が1050℃以上シリコンの融点以下で昇降温レートが150℃/sec以上の条件とされる熱処理工程を有する半導体デバイスの製造プロセスに供されるシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
抵抗値が0.02Ωcm〜0.001Ωcmとなるようにボロンがドープされ、初期酸素濃度Oiが、11.0×1017〜3×1017atoms/cm3 (Old−ASTM)とされた基板に対して、その表面にエピタキシャル層を成長するエピタキシャル工程を有することにより上記課題を解決した。
本発明のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法は、最高温度が1050℃以上シリコンの融点以下で昇降温レートが150℃/sec以上の条件とされる熱処理工程を有する半導体デバイスの製造プロセスに供されるシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
抵抗値が0.02Ωcm〜0.001Ωcmとなるようにボロンがドープされ、初期酸素濃度Oiが、11.0×1017〜18×1017atoms/cm3 (Old−ASTM)とされた基板に対して、その表面にエピタキシャル層を成長するエピタキシャル工程と、該エピタキシャル工程前において、処理温度1150℃〜1300℃の範囲、保持時間5sec〜1minの範囲、降温速度10℃/sec〜0.1℃/secの範囲とされる析出溶解熱処理工程とを有することにより上記課題を解決した。
本発明において、前記析出溶解熱処理工程において、処理雰囲気として窒素を含まない非酸化性ガス雰囲気とする手段を採用することもできる。
本発明において、前記析出溶解熱処理工程において、処理雰囲気として窒素を含まない非酸化性ガスと1%以上の酸素ガスの混合雰囲気とする手段を採用することもできる。
本発明において、前記析出溶解熱処理工程において、処理雰囲気として窒素を含まない非酸化性ガスと3%以上の酸素ガスの混合雰囲気とし、降温速度を50℃/sec〜20℃/secの範囲とする手段を採用することもできる。
本発明のシリコンエピタキシャルウェーハにおいては、上記のいずれか記載のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法により製造されたことができる。
本発明のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法は、前記ウェーハの表面には、平坦面である表面側主面と、周縁部に形成された表面側面取り部とが設けられ、前記ウェーハの裏面には、平坦面である裏面側主面と、周縁部に形成された裏面側面取り部とが設けられ、
前記表面側面取り部は、前記表面側主面に対して傾斜する第一傾斜面を有し、前記裏面側面取り部は、前記裏面側主面に対して傾斜する第二傾斜面を有し、
前記第一傾斜面の傾斜角度θ1は10°から50°の範囲とされ、前記第二傾斜面の傾斜角度θ2は10°から30°の範囲とされることができる。
本発明のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法は、前記第一傾斜面の傾斜角度θ1、及び前記第二傾斜面の傾斜角度θ2は、
θ1≦θ2
とされていることができる。
本発明のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法は、前記表面側面取り部の周縁端からウェーハ半径方向内方に向けた方向の幅A1が、前記裏面側面取り部の周縁端からウェーハ半径方向内方に向けた方向の幅A2よりも狭められるとともに、
前記表面側面取り部の幅A1が50μmから200μmの範囲とされ、前記裏面側面取り部の幅A2が200μmから300μmの範囲とされることができる。
本発明のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法は、前記第一傾斜面と前記周縁端との間には、これらを接続する第一曲面が表面最外周に設けられ、前記第二傾斜面Wと前記周縁端との間には、これらを接続する第二曲面が裏面最外周部に設けられ、
前記第一曲面の曲率半径R1の範囲は80μmから250μmの範囲とされ、前記第二曲面の曲率半径R2の範囲は100μmから300μmの範囲とされることができる。
本発明のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法は、最高温度が1050℃以上シリコンの融点以下で昇降温レートが150℃/sec以上の条件とされる熱処理工程を有する半導体デバイスの製造プロセスに供されるシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
抵抗値が0.02Ωcm〜1kΩcmとなるようにボロンがドープされ、初期酸素濃度Oiが、14.0×1017〜22×1017atoms/cm3 (Old−ASTM)とされた基板に対して、その表面にエピタキシャル層を成長するエピタキシャル工程と、該エピタキシャル工程の前後において、処理温度1150℃〜1300℃の範囲、保持時間5sec〜1minの範囲、降温速度10℃/sec〜0.1℃/secの範囲とされる析出溶解熱処理工程とを有することにより、引き上げ時の設定で高酸素濃度とされ、かつ、スリップ伸長抑制効果を有するボロン濃度が比較的小さいp−ウェーハにおいても、析出溶解熱処理工程によって、変形原因となる酸素析出核を溶解することができ、これにより、従来のRTA処理に比べて条件が厳しく、最高温度が1050℃〜シリコン融点〜2000℃の範囲、昇降温レートが150℃/sec〜10000℃/sec、500℃/sec〜3000℃/sec、1000℃〜2000℃/secとされ、シリコンウェーハで生じる最大応力が20MPaを超えるような極めて過酷な条件であるデバイス製造プロセス急速昇降温熱処理に供した場合でも、変形が防止できるとともに、同時に、ウェーハ強度低下の原因となるボート傷・搬送傷から発生するスリップ伸展をも防止可能なシリコンウェーハを提供可能とすることができる。
FLA、LSAにおいては、haloの不純物濃度分布特性維持、接合リークの低減、ゲート・リークの抑制、ソース・ドレインの寄生抵抗の低減、ゲートの空乏化も抑制を実現可能な処理条件が選択される。
この結果、オーバーレイエラー(Overlay Error )すなわち、デバイス製造における急速昇降温工程前後でおこなわれるフォトリソ工程でパターンの重ね合わせがずれてしまうという事態が生じる。
なお、本発明において、エピタキシャル工程における処理温度は、析出溶解熱処理工程における処理温度より低ければよく、一般的な条件とすることが可能である。また、降温速度とは、析出を溶解するために寄与の大きい少なくとも最高温度から700℃までの範囲における冷却速度を意味するものである。またエピタキシャル層におけるボロン等ドーパント濃度は形成されるデバイスの規格によって設定されるが、本願のスリップや変形に対する寄与は小さいため、どのようなものでも適用可能である。
本発明において、最高温度が1050℃以上シリコンの融点以下で昇降温レートが150℃/sec以上の条件とされる熱処理工程を有する半導体デバイスの製造プロセスに供されるシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
窒素が1×1013〜5×1014atoms/cm3 ドープされた基板に対して、その表面にエピタキシャル層を成長するエピタキシャル工程と、該エピタキシャル工程後に処理温度1200℃〜1300℃の範囲、保持時間5sec〜1minの範囲、降温速度10℃/sec〜0.1℃/secの範囲とされる析出溶解熱処理工程とを有することにより、酸素析出物の形成しやすい窒素のドープされたp−ウェーハにおいても、ウェーハ変形発生防止とスリップ発生防止とを同時に可能とすることができる。
本発明は、最高温度が1050℃以上シリコンの融点以下で昇降温レートが150℃/sec以上の条件とされる熱処理工程を有する半導体デバイスの製造プロセスに供されるシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
抵抗値が0.02Ωcm〜0.001Ωcmとなるようにボロンがドープされ、初期酸素濃度Oiが、11.0×1017〜3×1017atoms/cm3 (Old−ASTM)とされた基板に対して、その表面にエピタキシャル層を成長するエピタキシャル工程を有することにより、引き上げ時の設定で低酸素濃度とされ、かつ、スリップ伸長抑制効果を有するボロン濃度が比較的大きいp+ウェーハまたはp++ウェーハにおいても、ウェーハ変形発生防止とスリップ発生防止とを同時に可能とすることができる。
また、本発明では、磁場中心位置と結晶引き上げ時の融液表面位置を−75〜+50mm、より好ましくは、20〜45mmとすることが好ましい。ここで、ここで磁場中心位置とは、水平磁場にあっては磁場発生コイルの中心が位置する高さ位置を意味し、−75mmとは、融液液面から上方75mmであることを意味している。
ここで、合成石英ルツボとは、少なくとも原料融液に当接する内表面が以下のような合成石英から形成されたものを意味する。
合成石英ガラス粉を溶融して得られたガラスでは、光透過率を測定すると、波長200nm程度までの紫外線を良く透過し、紫外線光学用途に用いられている四塩化炭素を原料とした合成石英ガラスに近い特性であると考えられる。
合成石英ガラス粉を溶融して得られたガラスでは、波長245nmの紫外線で励起して得られる蛍光スペクトルを測定すると、天然石英粉の溶融品のような蛍光ピークは見られない。
また、本発明では、CZ炉内に供給する雰囲気ガス流量を100〜200リットル/min以上とし、CZ炉内の圧力を6700pa以下として、溶融液表面から蒸発するSiOを効果的に装置外に排出すると共に、溶融液表面を漂う異物もルツボ壁に追いやるとともに、結晶中の酸素濃度が高くなることを防止することができる。
本発明のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法は、最高温度が1050℃以上シリコンの融点以下で昇降温レートが150℃/sec以上の条件とされる熱処理工程を有する半導体デバイスの製造プロセスに供されるシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
抵抗値が0.02Ωcm〜0.001Ωcmとなるようにボロンがドープされ、初期酸素濃度Oiが、11.0×1017〜18×1017atoms/cm3 (Old−ASTM)とされた基板に対して、その表面にエピタキシャル層を成長するエピタキシャル工程と、該エピタキシャル工程前において、処理温度1150℃〜1300℃の範囲、保持時間5sec〜1minの範囲、降温速度10℃/sec〜0.1℃/secの範囲とされる析出溶解熱処理工程とを有することにより、引き上げ時の設定で高酸素濃度とされ、かつ、酸素析出増大効果を有するボロン濃度が比較的大きいp+ウェーハまたはp++ウェーハにおいても、ウェーハ変形発生防止とスリップ発生防止とを同時に可能とすることができる。
図1は、本実施形態におけるシリコンエピタキシャルウェーハおよびその製造方法を示すフローチャートである。
この製造条件設定工程S0においては、ウェーハ準備工程S1における操業条件として引き上げ時に制御するパラメーターとなるシリコンウェーハ(基板)の酸素濃度Oi、ドーパント濃度としてのボロン濃度、窒素濃度が設定される。
ウェーハ準備工程S1は、CZ法で単結晶を引き上げるとともに、引き上げられたシリコンインゴットからスライス加工、および、面取り、研削、研磨、洗浄等の表面処理によって、エピタキシャル層を成膜するためのシリコンウェーハを準備する工程である。ここで、シリコンウェーハは径寸法φ300mm以上450mm程度のものが適応可能である。
同時に、図8に示すような支持されているウェーハWのエッジ部分でスリップ転位が発生することを防止して、ウェーハの強度が低下することを防止できる。
また、第一傾斜面W11と周縁端Wtとの間には、これらを接続する第一曲面W13が表面最外周Wutに設けられている。また、第二傾斜面W12と周縁端Wtとの間には、これらを接続する第二曲面W14が裏面最外周部Wrtに設けられている。第一曲面W13の曲率半径R1の範囲は80μmから250μmの範囲が好ましく、第二曲面W14の曲率半径R2の範囲は100μmから300μmの範囲が好ましい。
ボロン濃度(抵抗率)、初期酸素濃度、窒素濃度等を表に示すように設定して引き上げられた直径300mmのシリコン単結晶インゴットから、スライス、両面研磨(DSP)によって、(100)ウェーハを準備した。
このシリコンウェーハに、析出溶解熱処理工程S3の条件を表に示すように設定し、RTA処理をおこなうとともに、エピタキシャル工程1150℃で膜厚4μmのエピタキシャル膜を成膜した。
・デバイス製造工程における処理模擬
1step; 850℃ 30分
2step; 1000℃ 30分
3step; 1000℃ 60分
4step; 850℃ 30分
(いずれも昇降温速度は5℃/min)
・RTA炉熱応力負荷試験条件
700℃からの昇降温レート150℃/secとして、最高温度を1250℃、保持時間を1secとした。
ここで、BMD密度の測定は、上記デバイスシミュレーション後に1000℃/16hrの顕在化熱処理後のライトエッチング2μm後に実施した。
・縦型炉熱応力試験条件
700℃から1150℃までの昇温レートを8℃/minとして1150℃に60min保持し、1.5℃/minの降温レートで700℃まで冷却した。
RTA炉熱応力負荷試験結果については、X線トポグラフィーにて、微小スリップ発生がウェーハ面内に確認できた場合は×、微小スリップ発生が確認できない場合は○とした。RTA処理は短時間であるため、スリップ長が微細であり、Slip長の測定が困難である。
一方、縦型炉熱応力負荷試験では、ボート跡から伸展したSlip長を測定し以下のように表記した。
○;スリップ長0.5〜2mm
△;スリップ長2〜5mm
×;スリップ長5〜10mm
Claims (8)
- 最高温度が1050℃以上シリコンの融点以下で昇降温レートが150℃/sec以上の条件により、熱処理時にウェーハ内部で発生する内部応力が20MPaを超える様な条件とされる熱処理工程を有する半導体デバイスの製造プロセスに供されるシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
窒素が1×1013〜5×1014atoms/cm3 ドープされた基板に対して、その表面にエピタキシャル層を成長するエピタキシャル工程と、該エピタキシャル工程後に処理温度1200℃〜1300℃の範囲、保持時間5sec〜1minの範囲、降温速度を空孔が凍結しない10℃/sec〜0.1℃/secの範囲とされる析出溶解熱処理工程とを有することにより、
1000℃,16hrの熱処理をおこなった場合におけるウェーハ内部での酸素析出物密度を、半導体デバイスの製造プロセスでのフォトリソ工程において析出物から発生したスリップ転位によって生じるウェーハの変形による最大ずれ量を許容基準値である10nmを超えない5×104個/cm2以下とすることを特徴とするシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法。 - 最高温度が1050℃以上シリコンの融点以下で昇降温レートが150℃/sec以上の条件により、熱処理時にウェーハ内部で発生する内部応力が20MPaを超える様な条件とされる熱処理工程を有する半導体デバイスの製造プロセスに供されるシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
抵抗値が0.02Ωcm〜1kΩcmとなるようにボロンがドープされ、初期酸素濃度Oiが、14.0×1017〜22×1017atoms/cm3 (Old−ASTM)とされた基板に対して、その表面にエピタキシャル層を成長するエピタキシャル工程と、該エピタキシャル工程の前後において、処理温度1150℃〜1300℃の範囲、保持時間5sec〜1minの範囲、降温速度を空孔が凍結しない10℃/sec〜0.1℃/secの範囲とされる析出溶解熱処理工程とを有することにより、
1000℃,16hrの熱処理をおこなった場合におけるウェーハ内部での酸素析出物密度を、半導体デバイスの製造プロセスでのフォトリソ工程において析出物から発生したスリップ転位によって生じるウェーハの変形による最大ずれ量を許容基準値である10nmを超えない5×104個/cm2以下とすることを特徴とするシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法。 - 前記析出溶解熱処理工程において、処理雰囲気として窒素を含まない非酸化性ガス雰囲気とすることを特徴とする請求項1または2記載のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法。
- 前記析出溶解熱処理工程において、処理雰囲気として窒素を含まない非酸化性ガスと1%以上の酸素ガスの混合雰囲気とすることを特徴とする請求項1または2記載のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法。
- 前記ウェーハの表面には、平坦面である表面側主面と、周縁部に形成された表面側面取り部とが設けられ、前記ウェーハの裏面には、平坦面である裏面側主面と、周縁部に形成された裏面側面取り部とが設けられ、
前記表面側面取り部は、前記表面側主面に対して傾斜する第一傾斜面を有し、前記裏面側面取り部は、前記裏面側主面に対して傾斜する第二傾斜面を有し、
前記第一傾斜面の傾斜角度θ1は10°から50°の範囲とされ、前記第二傾斜面の傾斜角度θ2は10°から30°の範囲とされることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法。 - 前記第一傾斜面の傾斜角度θ1、及び前記第二傾斜面の傾斜角度θ2は、
θ1≦θ2
とされていることを特徴とする請求項5記載のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法。 - 前記表面側面取り部の周縁端からウェーハ半径方向内方に向けた方向の幅A1が、前記裏面側面取り部の周縁端からウェーハ半径方向内方に向けた方向の幅A2よりも狭められるとともに、
前記表面側面取り部の幅A1が50μmから200μmの範囲とされ、前記裏面側面取り部の幅A2が200μmから300μmの範囲とされることを特徴とする請求項5または6のいずれか記載のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法。 - 前記第一傾斜面と前記周縁端との間には、これらを接続する第一曲面が表面最外周に設けられ、前記第二傾斜面Wと前記周縁端との間には、これらを接続する第二曲面が裏面最外周部に設けられ、
前記第一曲面の曲率半径R1の範囲は80μmから250μmの範囲とされ、前記第二曲面の曲率半径R2の範囲は100μmから300μmの範囲とされることを特徴とする請求項5から7のいずれか記載のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法。
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