JP5811082B2 - 航空機用内装パネルの結合構造 - Google Patents
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Description
航空機の機内で用いられるそれらの航空機用内装パネルは、軽量化を図る観点から、軽量で剛性を有するパネルを用いて構成されている。
このような航空機用内装パネルとして、多くの場合、合成樹脂材からなるハニカム構造のコアと、このコアの両面に接着された繊維強化プラスチック、あるいは強化プラスチック、あるいは金属からなる表面板とで構成されている。
そして、航空機用内装パネルどうしを結合する際に、2枚の航空機用内装パネルが交わる交差部に断面がL字状の金属製の補強フレームを配置し、航空機用内装パネルの端部に金属製のインサートナットを埋め込み、補強フレームの取り付け孔を挿通した金属製のボルトをインサートナットに螺合することが行われている。
また、インサートナットが埋め込まれる航空機用内装パネルの箇所を補強しなければならず、部品点数が増え、組み立てにも手間取り、コストダウンを図る上でも不利があった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、結合構造の軽量化を図れ、また、コストダウンを図る上で有利な航空機用内装パネルの結合構造を提供することにある。
したがって、従来用いられていた金属製の補強フレーム、金属製のボルト、金属製のインサートナットを省け、結合構造の軽量化を図る上で有利となる。
また、従来のようにインサートナットが埋め込まれるパネルの箇所を補強する必要もなく、連結片を接着する作業で足りるため、部品点数を削減し、組み立ても簡単に行なえ、コストダウンを図る上でも有利となる。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1〜図4を参照して第1の実施の形態から説明する。
図1、図2に示すように、第1の実施の形態の結合構造10−1により2枚の航空機用内装パネル12、14が結合されている。
航空機用内装パネル12、14は、例えば、化粧室ユニットやギャレー、手荷物収納庫の筐体、あるいは、デバイダーの仕切り板を構成するパネルである。
航空機用内装パネル12、14は矩形状を呈し、剛性を確保しつつ軽量化を図る観点から、コア16と、コア16の両面に接着剤により取着された内側表面板20および外側表面板22とで構成されている。
例えば、航空機用内装パネル12、14が航空機用化粧室ユニットの筐体を構成する場合、内側表面板20が化粧室の内部に位置し、外側表面板22が化粧室の外部に位置するように用いられ、用途によっては、内側表面板20と外側表面板22に同一の表面板が用いられる。
なお、本実施の形態を含むすべての実施の形態において、内側表面板20が第1表面板に相当しており、外側表面板22が第2表面板に相当している。
コア16材料として、例えば、合成樹脂材やアルミ合金などからなるハニカム構造材が用いられる。
また、内側表面板20、外側表面板22として、繊維強化プラスチックや強化プラスチック、あるいはアルミ合金などの軽量な金属板が用いられる。
角部24には、角部24の全長にわたり内側表面板20の部分が角部24から突出することで構成された帯状の連結片26が角部24の延在方向に隙間28を空けて複数突設されている。
そして、2枚の航空機用内装パネル12、14の角部24がつき合わされ、2枚の航空機用内装パネル12、14の連結片26が、結合される相手の航空機用内装パネル14、12の連結片26の間の隙間28を通って相手の航空機用内装パネル14、12の外側表面板22に接着剤B(図1参照)で接着されることで2枚の航空機用内装パネル12、14が結合されている。
本実施の形態では、2枚の航空機用内装パネル12、14は90度の角度を持って交差するように結合されている。
外側表面板22は、内側表面板20の平面部2002に平行する平面部2202と、縁を有し角部24から離れるにつれて内側表面板20から次第に離れ航空機用内装パネル12、14の厚さを次第に大きくし平面部2202に接続する湾曲面部30とを備えている。
2枚の航空機用内装パネル12、14の連結片26は、均一の幅で突設されている。より詳細には、2枚の航空機用内装パネル12、14の連結片26は、同一の幅を有し、突設された方向において均一の幅を有している。
また、隣り合う連結片26は、前記幅と同一の寸法の隙間28を空けて設けられている。
2枚の航空機用内装パネル12、14の連結片26は、結合される相手の航空機用内装パネル14、12の連結片26の間の隙間28を通って相手の航空機用内装パネル14、12の湾曲面部30および外側表面板22の平面部2202に接着剤Bにより取着されている。
連結片26が角部24から突出する基部2602には屈曲部がなく、連結片26は内側表面板20の平面部2002から連続状に延在している。
すなわち、一方の航空機用内装パネル12に、X1、X2方向の力が作用した場合、本実施の形態の結合構造10―1は、あたかもピン結合のように機能する。
また、一方の航空機用内装パネル12に、Y1方向の力が作用した場合、言い換えると、一方の航空機用内装パネル12の面に沿った方向で2枚の航空機用内装パネル12、14の角部24がつき合わされた箇所に向かう方向の力が作用した場合、他方の航空機用内装パネル14の湾曲面部30に取着された連結片26の部分が圧縮力を受けることでこの力を受ける。
また、一方の航空機用内装パネル12に、Y2方向の力が作用した場合、言い換えると、一方の航空機用内装パネル12の面に沿った方向で2枚の航空機用内装パネル12、14の角部24がつき合わされた箇所から離れる方向の力が作用した場合、他方の航空機用内装パネル14の湾曲面部30に取着された連結片26の部分が引張力を受けることでこの力を受ける。
また、一方の航空機用内装パネル12に、図1の紙面と直交する方向の力が作用した場合、言い換えると、一方の航空機用内装パネル12の面に沿った方向で互いにつき合わされた2枚の航空機用内装パネル12、14の角部24の延在方向と平行する方向の力が作用した場合、2枚の航空機用内装パネル12、14の湾曲面部30に取着された連結片26がせん断力を受けることでこの力を受ける。
したがって、従来用いられていた金属製の補強フレーム、金属製のボルト、金属製のインサートナットを省け、2枚の航空機用内装パネル12、14の結合構造10−1の軽量化を図る上で有利となる。
また、従来のようにインサートナットが埋め込まれるパネルの箇所を補強する必要もなく、連結片26を接着する作業で足りるため、部品点数を削減し、組み立ても簡単に行なえ、コストダウンを図る上でも有利となる。
また、金属製のインサートナットを省けるため、従来、インサートナットを埋め込むために廃棄していたコア16の部分もなくなり、したがって、廃棄コアをなくし、コア16を効率良く利用できる上でも有利となる。
次に、図5〜図8を参照して第2の実施の形態について説明する。
なお、以下の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同様な箇所、部材に同一の符号を付してその説明を省略する。
図5、図6に示すように、第2の実施の形態の結合構造10−2により2枚の航空機用内装パネル12、14が結合されている。
第2の実施の形態では、2枚の航空機用内装パネル12、14の連結片26が外側表面板22に設けられている点、連結片26が接着される箇所が結合される相手の航空機用内装パネル14、12の内側表面板20である点が第1の実施の形態と異なっている。
すなわち、第2の実施の形態では、2枚の航空機用内装パネル12、14の角部24の全長にわたり、角部24から外側表面板22の部分、すなわち湾曲面部30の部分が突出することで構成された帯状の連結片26が角部24の延在方向に隙間28を空けて複数突設されている。
そして、2枚の航空機用内装パネル12、14の角部24がつき合わされ、2枚の航空機用内装パネル12、14の連結片26が、結合される相手の航空機用内装パネル14、12の連結片26の間の隙間28を通って相手の航空機用内装パネル14、12の内側表面板20に接着剤Bで取着されることで2枚の航空機用内装パネル12、14が結合されている。
連結片26が角部24から突出する基部2602には屈曲部がなく、連結片26は湾曲面部30から連続状に延在している。
このような第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
すなわち、一方の航空機用内装パネル12に、X1、X2方向の力が作用した場合、本実施の形態の結合構造10―2は、あたかもピン結合のように機能する。
また、一方の航空機用内装パネル12に、Y1方向の力が作用した場合、他方の航空機用内装パネル14の湾曲面部30に取着された連結片26部分が圧縮力を受けることでこの力を受ける。
また、一方の航空機用内装パネル12に、Y2方向の力が作用した場合、他方の航空機用内装パネル14の湾曲面部30に取着された連結片26部分が引張力を受けることでこの力を受ける。
また、一方の航空機用内装パネル12に、図1の紙面と直交する方向の力が作用した場合、2枚の航空機用内装パネル12、14の湾曲面部30に取着された連結片26がせん断力を受けることで吸収される。
次に、図9を参照して第3の実施の形態について説明する。
図9に示すように、第3の実施の形態の結合構造10−3により2枚の航空機用内装パネル12、14が結合されている。
第3の実施の形態では、航空機用内装パネル12、14の端部の形状が第1、第2の実施の形態と異なっている。
第3の実施の形態では、外側表面板22は、内側表面板20の平面部2002に平行する平面部2202と、角部24において内側表面板20の平面部2002に直角に交差する第1端面部32と、第1端面部32に鈍角をもって接続されると共に外側表面板22の平面部2202に接続する第2端面部34とを備えている。
第1端面部32と第2端面部34とは湾曲部32Aを介して接続され、第2端面部34と平面部2202とは湾曲部34Aを介して接続されている。
連結片26は、角部24から内側表面板20の平面部2002の部分が突出することで構成されている。
2枚の航空機用内装パネル12、14の連結片26は、結合される相手の航空機用内装パネル14、12の連結片26の間の隙間28を通って相手の航空機用内装パネル14、12の第1端面部32、第2端面部34および外側表面板22の平面部2202に取着されている。
連結片26が角部24から突出する基部2602には屈曲部がなく、連結片26は内側表面板20の平面部2002から連続状に延在している。
本実施の形態では航空機用内装パネル12、14の端部に湾曲部32A、34Aを設けているため、連結片26には屈曲部がなく、屈曲部が存在することによる連結片26の強度低下を回避している。
このような第3の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
次に、図10を参照して第4の実施の形態について説明する。
図10に示すように、第4の実施の形態の結合構造10−4により2枚の航空機用内装パネル12、14が結合されている。
第4の実施の形態では、連結片26が外側表面板22に設けられている点が第3の実施の形態と異なっている。
すなわち、連結片26は、角部24から外側表面板22の部分、すなわち第1端面部32の部分が突出することで構成されている。
2枚の航空機用内装パネル12、14の連結片26は、結合される相手の航空機用内装パネル14、12の連結片26の間の隙間28を通って相手の航空機用内装パネル14、12の内側表面板20の平面部2002に取着されている。
連結片26が角部24から突出する基部2602には屈曲部がなく、連結片26は第1端面部32から連続状に延在している。
このような第4の実施の形態によっても第2の実施の形態と同様な効果が奏される。
なお、第3、第4の実施の形態では、第1端面部32と外側表面板22の平面部2202とを接続する第2端面部34の数が1つの場合について説明したが、第2端面部34の数は2以上であってもよく、例えば、航空機用内装パネル12、14の端部を多角形状の断面としてもよい。
次に、図11を参照して第5の実施の形態について説明する。
図11に示すように、第5の実施の形態の結合構造10−5により2枚の航空機用内装パネル12、14が結合されている。
第5の実施の形態では、航空機用内装パネル12、14の端部の形状が第1〜第4の実施の形態と異なっている。
第5の実施の形態では、外側表面板22に、角部24において内側表面板20の平面部2002に直角に交差し外側表面板22の平面部2202に直角に接続される端面部38が設けられている。
端面部38と平面部2202は湾曲部38Aを介して接続されている。
連結片26は、角部24から内側表面板20の平面部2002の部分が突出することで構成されている。
2枚の航空機用内装パネル12、14の連結片26は、結合される相手の航空機用内装パネル14、12の連結片26の間の隙間28を通って相手の航空機用内装パネル14、12の端面部38、外側表面板22の平面部2202に取着されている。
連結片26が角部24から突出する基部2602には屈曲部がなく、連結片26は内側表面板20の平面部2002から連続状に延在している。
本実施の形態では航空機用内装パネル12、14の端部に湾曲部38Aを設けているため、連結片26には屈曲部がなく、屈曲部が存在することによる連結片26の強度低下を回避している。
このような第5の実施の形態によっても第1、第3の実施の形態と同様な効果が奏される。
次に、図12を参照して第6の実施の形態について説明する。
図12に示すように、第6の実施の形態の結合構造10−6により2枚の航空機用内装パネル12、14が結合されている。
第6の実施の形態では、連結片26が外側表面板22に設けられている点が第5の実施の形態と異なっている。
すなわち、連結片26は、角部24から外側表面板22の部分、すなわち端面部38の部分が突出することで構成されている。
2枚の航空機用内装パネル12、14の連結片26は、結合される相手の航空機用内装パネル14、12の連結片26の間の隙間28を通って相手の航空機用内装パネル14、12の内側表面板20の平面部2002に取着されている。
連結片26が角部24から突出する基部2602には屈曲部がなく、連結片26は端面部38から連続状に延在している。
このような第6の実施の形態によっても第2、第4の実施の形態と同様な効果が奏される。
次に、図13を参照して第7の実施の形態について説明する。
図13に示すように、第7の実施の形態の結合構造10−7により2枚の航空機用内装パネル12、14が結合されている。
第7の実施の形態では、航空機用内装パネル12、14の端部を構成するコア16の材料が第1〜第6の実施の形態と異なっている。
図13に示す例では、第1の実施の形態の結合構造10−1と同様な構造で2枚の航空機用内装パネル12、14が結合されているが、航空機用内装パネル12、14の角部24が設けられた端部を構成するコア1602が、残りの航空機用内装パネル12、14の部分を構成するコア16よりも圧縮強度の高い材料で形成されている。
このような圧縮強度の高い材料として、ウレタン樹脂など従来公知の様々な材料が使用可能である。
第7の実施の形態によれば、Y1,Y2方向に大きな荷重が掛かる場合、この荷重を航空機用内装パネル12、14の端部でも受けることができるため、有利となる。
次に、図14を参照して第8の実施の形態について説明する。
図14に示すように、第8の実施の形態の結合構造10−8により2枚の航空機用内装パネル12、14が結合されている。
第8の実施の形態では、補強部材40が設けられている点が第1〜第7の実施の形態と異なっている。
図14に示す例では、第1の実施の形態の結合構造10−1により2枚の航空機用内装パネル12、14が90度の角度をもって交差するように結合され、この90度をもって交差する箇所に、2つのフランジ4002、4002が直交してなる断面L字状の補強部材40が配置されている。
補強部材40として、繊維強化プラスチックや強化プラスチック、あるいはアルミ合金などの軽量な金属板が用いられる。
2つのフランジ4002はそれぞれ2枚の航空機用内装パネル12、14の内側表面板20に接着剤Bにより取着されている。
なお、補強部材40は角部24の全長にわたって延在していてもよく、あるいは、角部24の延在方向に間隔をおいて複数設けられていてもよい。
第8の実施の形態によれば、X1、X2方向に大きな荷重が掛かる場合、この荷重を補強部材40で受けることができるため、有利となる。
Claims (11)
- コアの両面に第1表面板と第2表面板とが取着されて構成された2枚の航空機用内装パネルが結合される航空機用内装パネルの結合構造であって、
前記第1表面板上で前記第1表面板の端部の縁と前記第2表面板の端部の縁とが取着されることでそれら縁の延在方向に沿って延在する角部が設けられ、
2枚の航空機用内装パネルの前記角部の全長にわたり、前記角部から前記第1表面板の部分または前記第2表面板の部分が突出することで構成された帯状の連結片が前記角部の延在方向に隙間を空けて複数突設され、
前記2枚の航空機用内装パネルの前記角部がつき合わされ、前記2枚の航空機用内装パネルの前記連結片が、結合される相手の航空機用内装パネルの前記連結片の間の前記隙間を通って相手の航空機用内装パネルの前記第2表面板または前記第1表面板に接着されることで2枚の航空機用内装パネルが結合されている、
ことを特徴とする航空機用内装パネルの結合構造。 - 前記第1表面板は前記縁を有する平面部を備え、
前記第2表面板は、前記第1表面板の前記平面部に平行する平面部と、前記角部から離れるにつれて前記第1表面板から次第に離れ前記第2表面板の前記平面部に接続される湾曲面部とを備え、
前記連結片は、前記角部から前記第1表面板の前記平面部の部分が突出することで構成され、
前記2枚の航空機用内装パネルの前記連結片は、結合される相手の航空機用内装パネルの前記連結片の間の前記隙間を通って相手の航空機用内装パネルの前記湾曲面部および前記第2表面板の前記平面部に接着される、
ことを特徴とする請求項1記載の航空機用内装パネルの結合構造。 - 前記第1表面板は前記縁を有する平面部を備え、
前記第2表面板は、前記第1表面板の前記平面部に平行する平面部と、前記角部から離れるにつれて前記第1表面板から次第に離れ前記第2表面板の前記平面部に接続される湾曲面部とを備え、
前記連結片は、前記角部から前記湾曲面部の部分が突出することで構成され、
前記2枚の航空機用内装パネルの前記連結片は、結合される相手の航空機用内装パネルの前記連結片の間の前記隙間を通って相手の航空機用内装パネルの前記第1表面板の前記平面部に接着される、
ことを特徴とする請求項1記載の航空機用内装パネルの結合構造。 - 前記第1表面板は前記縁を有する平面部を備え、
前記第2表面板は、前記第1表面板の前記平面部に平行する平面部と、前記角部において前記第1表面板の前記平面部に交差する第1端面部と、前記第1端面部と前記第2表面板の前記平面部とを接続する1つまたは複数の第2端面部とを備え、
前記連結片は、前記角部から前記第1表面板の前記平面部の部分が突出することで構成され、
前記2枚の航空機用内装パネルの前記連結片は、結合される相手の航空機用内装パネルの前記連結片の間の前記隙間を通って相手の航空機用内装パネルの前記第1端面部、前記第2端面部および前記第2表面板の前記平面部に接着される、
ことを特徴とする請求項1記載の航空機用内装パネルの結合構造。 - 前記第1表面板は前記縁を有する平面部を備え、
前記第2表面板は、前記第1表面板の前記平面部に平行する平面部と、前記角部において前記第1表面板の前記平面部に交差する第1端面部と、前記第1端面部と前記第2表面板の前記平面部とを接続する1つまたは複数の第2端面部とを備え、
前記連結片は、前記角部から前記第1端面部の部分が突出することで構成され、
前記2枚の航空機用内装パネルの前記連結片は、結合される相手の航空機用内装パネルの前記連結片の間の前記隙間を通って相手の航空機用内装パネルの前記第1表面板の前記平面部に接着される、
ことを特徴とする請求項1記載の航空機用内装パネルの結合構造。 - 前記第1表面板は前記縁を有する平面部を備え、
前記第2表面板は、前記第1表面板の前記平面部に平行する平面部と、前記角部において前記第1表面板の前記平面部に交差し前記第2表面板の前記平面部に直角に接続される端面部とを備え、
前記連結片は、前記角部から前記第1表面板の前記平面部の部分が突出することで構成され、
前記2枚の航空機用内装パネルの前記連結片は、結合される相手の航空機用内装パネルの前記連結片の間の前記隙間を通って相手の航空機用内装パネルの前記端面部、前記第2表面板の前記平面部に接着される、
ことを特徴とする請求項1記載の航空機用内装パネルの結合構造。 - 前記第1表面板は前記縁を有する平面部を備え、
前記第2表面板は、前記第1表面板の前記平面部に平行する平面部と、前記角部において前記第1表面板の前記平面部に交差し前記第2表面板の前記平面部に直角に接続される端面部とを備え、
前記連結片は、前記角部から前記端面部の部分が突出することで構成され、
前記2枚の航空機用内装パネルの前記連結片は、結合される相手の航空機用内装パネルの前記連結片の間の前記隙間を通って相手の航空機用内装パネルの前記第1表面板の前記平面部に接着される、
ことを特徴とする請求項1記載の航空機用内装パネルの結合構造。 - 前記結合される2枚の航空機用内装パネルの前記連結片は、均一の幅で形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至7に何れか1項記載の航空機用内装パネルの結合構造。 - 前記結合される2枚の航空機用内装パネルは、90度の角度をもって結合されている、
ことを特徴とする請求項1乃至8に何れか1項記載の航空機用内装パネルの結合構造。 - 前記航空機用内装パネルの前記角部が設けられた端部を構成するコアは、残りの前記航空機用内装パネルの部分を構成するコアよりも圧縮強度の高い材料で形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至9に何れか1項記載の航空機用内装パネルの結合構造。 - 前記2枚の航空機用内装パネルが交差する箇所に、2つのフランジを有する補強部材が配置され、
前記2つのフランジはそれぞれ前記2枚の航空機用内装パネルの前記第1表面板に取着されている、
ことを特徴とする請求項1乃至10に何れか1項記載の航空機用内装パネルの結合構造。
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