JP5809307B2 - 触媒薄層およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は触媒薄層およびその製造方法に関するものである。また、本発明は、前記触媒薄層を備えた燃料電池の触媒電極にも関するものである。
触媒薄層は、反応を促進するために多くの用途で使用されている。例えば、触媒薄層は、触媒燃焼システムのようなエネルギーシステムまたはグルコース、水素もしくは酸素検出器のようなセンサーシステムにおいて、あるいは微小電気機械システム(MEMs)、ラボ・オン・チップまたはマイクロ流体システムのようなマイクロシステムにおいて、使用されることができる。触媒薄層は、より具体的には燃料電池用の触媒電極の製造に使用される。
燃料電池の基本構造が図1に模式的に説明される。燃料電池は2つの電極の間、例えば多孔質アノード2と多孔質カソード3の間、に挟まれる電解質物質1を備える。燃料ガス4および酸化剤ガス5の間で電気化学反応が起こる。水素電池は燃料として水素を、そして酸化剤として(通常空気からの)酸素を使用する。他の燃料としては、炭化水素およびアルコール、例えば非生物的バイオ燃料におけるグルコースが挙げられる。他の酸化剤としては、空気、塩素および二酸化塩素が挙げられる。燃料電池電極は金属、ニッケルまたはカーボンナノチューブで作られることがあり、イオン発生および伝導輸送のより高い効率のために、一般的に触媒層6で被覆される。投入燃料ガス4および酸化剤ガス5は、プレート7内のガス供給経路を通ってアノード2およびカソード3へそれぞれ流れる。投入燃料ガス4および酸化剤ガス5は、アノード2およびカソード3において、イオンと電子に触媒的に解離される。
プロトン交換膜(PEM)型燃料電池としても知られる固体高分子電解質型燃料電池において、プロトン交換膜(PEM)1は電解質物質(図1)を構成する。この膜は2つの電極の間に挟まれ、好ましくは触媒層6によって覆われる。PEM1はプロトン透過性であるが、電気絶縁体バリアを構成する。このバリアは、プロトンのアノード2からカソード3へのPEM1を通る輸送を可能とするが、電子には伝導性経路を回ってカソード3へ移動することを強いる。
触媒層6は電気化学反応を促進するために、好ましくはPEM1の両表面上に形成される。そのような燃料電池の性能データは、触媒層6とPEM1との間の界面の質に顕著に依存する。
従来技術においては、触媒層6はホットプレスまたはPEM1の表面上へのインクの直接塗布によって組み込まれてきた。
図2で説明されるように、特許EP−B−0600888および特許公報US−A−1605/0064276は、均一なインク調製から得られた炭素粒子9に担持された白金の触媒ナノ粒子8を含む、PEM1上の触媒層6を開示する。後者は、イオノマー10とも呼ばれるプロトン伝導性物質の中に、均一に分散する担持された白金触媒ナノ粒子8を含む。実に、上述の触媒層の炭素粒子9は触媒金属ナノ粒子8よりも10〜100倍大きい。したがって、ガス反応が行われる触媒サイトは比較的小さく、三相界面および触媒含有量は十分に効率的ではない。
さらにEP−B−1137090は、触媒金属および炭素源をPEM1上にスパッタリングして、図3で説明するように触媒ナノ粒子8およびナノサイズの炭素粒子9のナノ相を形成することにある、触媒層を形成する方法を開示する。触媒ナノ粒子8およびナノサイズの炭素粒子9はいずれも、2〜10nmの好ましい粒子サイズを有する。
いずれの場合でも、触媒層は炭素粒子を含み、これは悪い伝導率、すなわち10S/m未満の伝導率を有する。さらに、触媒サイトへの接近は困難でありうる。
本発明の目的は、電子伝導性が高く、かつ、その触媒サイトへのアクセスが改善された、有効な触媒薄層を提供することにある。
これは、添付された特許請求の範囲に記載の触媒薄層によって達成される。これは、より具体的には、ポリマーマトリックス中に埋め込まれた電子伝導性の触媒ナノ粒子からなり、総原子数に対する触媒原子数の比率が40%〜90%の間、より好ましくは50%〜60%の間に含まれる、触媒薄層によって得られる。
本発明の他の目的は、そのような触媒薄層を製造する方法を提供することである。
本発明の上記目的および利点は、その好ましい態様を以下の添付図面を参照して詳細に説明することによって、より明らかとなるであろう。
従来型の燃料電池の構造を模式的に説明する断面図である。 先行技術の触媒層によって被覆されたPEMの模式断面図である。 先行技術の触媒層によって被覆されたPEMの模式断面図である。 本発明の一態様による触媒薄層を模式的に説明する断面である。 透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて得られた、図4による触媒薄層の画像である。 Ptナノ粒子を含む触媒薄層の白金原子百分率に対する伝導率(σ)の変化を説明するグラフである。 Ptナノ粒子を含む触媒薄層の白金原子百分率に対する粗さ(R)の変化を説明するグラフである。 本発明による触媒薄層を備える三次元燃料電池を模式的に説明する断面図である。
図4に関して、触媒薄層11は、ポリマーマトリックス13中に埋め込まれた電子伝導性の触媒ナノ粒子12からなる。触媒薄層11は2μm以下の好ましい厚さを有する。触媒ナノ粒子12は、他のいかなる担体も伴うことなくポリマーマトリックス13中に埋め込まれ、触媒層11における電子伝導を浸透メカニズムによって確保する。先行技術による炭素粒子9の抑制はその電子伝導を向上させるが、これは触媒ナノ粒子12が炭素粒子9よりも良好な伝導性を有することによる。しかし、低い触媒原子百分率では、すなわち総原子数に対する触媒原子数の比率が低い場合、電子伝導性の触媒ナノ粒子12はポリマーマトリックス13中に分散される。それらは互いに遠すぎて、例えば電気化学反応によって、与えられた電子が到達できなくなる。一方で、高い触媒原子百分率の場合、電子伝導性の触媒ナノ粒子12はバルクを形成することがありうる。この場合、触媒ナノ粒子12の比表面積、すなわち単位質量当たりの総表面積、は低下するであろう。このため、そのような凝集は触媒効果の低減を伴う。実に、高い比表面積は、電子伝導性の触媒ナノ粒子12と反応物質との間の接触面積の増加を伴う。電気化学反応に効果的に貢献すると同時に電子伝導を可能とするために、触媒薄層11の触媒原子百分率は40%〜90%の間、好ましくは50%〜60%の間、に含まれなければならない。図4および5で説明されるように、電子伝導性の触媒ナノ粒子12は、次いで、クラスター化されたネットワーク14をポリマーマトリックス13中に形成する。これらのクラスター化されたネットワーク14は、ナノ粒子12間に電子的な繋がりを作り出す。これは電子伝導(図5、白い矢印)を向上し、それによって触媒薄層11の電子伝導性を向上させる。
電子伝導性の触媒ナノ粒子12の粒子サイズは、好ましくは3〜10nmの範囲内である。
好ましい電子伝導性触媒は金属である。より具体的には、電子伝導性触媒は、純白金(Pt)またはPtと少なくとも一種の他の金属、例えば金(Au)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)、錫(Sn)、ビスマス(Bi)およびモリブデン(Mo)、との合金でありうる。それはPtと上述の金属の少なくとも一つとの混合物であってもよい。白金(Pt)合金、例えばPt−Ru−Bi合金は、二酸化炭素が電気化学反応の副生成物である場合に、例えばグルコースまたはメタノールを燃料として使用する非生物的バイオ燃料電池において、好ましくは使用される。
ポリマーマトリックス13は電子伝導性の触媒ナノ粒子12間の結合力の強化に寄与し、クラスター化されたネットワーク14の形成を促進する。ポリマーマトリックス13は、ポリオレフィン、ポリフルオロカーボン、および有機金属ポリマーまたはイオノマーであることができる。
具体的な態様において、Pt触媒薄層11は、真空プロセスによって、有利には物理的および化学的気相成長法(PVDおよびCVD)によって、基材15上に被覆される。そして、電子伝導性の触媒ナノ粒子12およびポリマーマトリックス13の前駆体が同時に基材15上に適用される。後者は、ナフィオンTM(イー・アイ・デュポン)、フレミオンTM(旭硝子株式会社)、ポリエチレンおよびポリプロピレンのようなフッ素を含まないポリマー、スルホン化ポリエーテルケトンもしくはポリアルキルケトン、セラミック材料、あるいはガラス状炭素電極のような電子伝導性材料であることができる。
真空プロセスは触媒薄層11を実現するために特に適しているが、これは触媒ナノ粒子12の高い体積分率のために、所与のポリマーマトリックス13中の触媒ナノ粒子12の分布の制御が可能になるからである。より具体的には、物理的および化学的気相成長法(PVDおよびCVD)の組み合わせによって、Pt触媒薄層11が基材15上に適用される。このプロセスは、被覆されるべき基材15を真空チャンバ内に設置すること、および基材15を適切なプラズマと接触させることを伴う。最終的なPt触媒薄層11の特性は、プラズマの組成を調整することによって、あるいは圧力ならびに洗浄およびエッチングの特定の順序のようなプロセスパラメーターを変化させることによって、制御されることができる。プラズマは、ポリマーマトリックス13のガス状前駆体の存在下で、基材15にRFエネルギーを印加すること又はパルス状のDCバイアス化された電力を印加することのいずれかによって発生されることができる。より好ましくは、ポリマーマトリックス13の前駆体は、炭化水素、フッ化炭素および有機金属からなる群から選択される。
例えば、直径5mmのガラス状炭素電極によって形成された基材15は、RF−PVDによって被覆されてきた。触媒金属ターゲット、例えば触媒Ptターゲットは、ガス状エタンおよび不活性ガスまたは不活性ガスの混合物のガス流下で、高周波プラズマで物理的にスパッタリングしてきていた。そして、ガス状エタンは、ポリマーマトリックス13を構成するポリオレフィンマトリックスの前駆体を構成する。スパッタリングの条件は、電子伝導性の触媒ナノ粒子12の大きさにより、変化されてもよい。
基質15を構成するガラス状炭素電極には、以下のようにあらかじめ前処理がなされている。ガラス状炭素電極は、ダイヤモンドのペーストで1μmに至るまで研磨され、アセトン、エタノール−水(1−1)および水の3つの連続する超音波浴中で15mmにわたって洗浄される。プラズマはRF印加電極(10〜800W、好ましくは100Wの電力)によって生成される。チャンバは好ましくは1mTorr以下の真空まで減圧され、次いでガス状エタンおよび不活性ガス、好ましくはアルゴン(Ar)、のガス流で、ガス圧は1mTorr〜1000mTorr(好ましくは100mTorr)の間に維持される。ガス流速は、ガス状エタンについては0.5sccm(標準立方センチメートル毎分)に、アルゴンについては45sccmに維持される。30mmの堆積時間にわたってこれらの条件を維持することにより、54%の触媒原子百分率を伴うPt触媒薄層11が得られる。様々な触媒Pt装填量がプラズマ出力を変化させることによって得られうる。スパッタリング条件は、所望の厚さを備え、かつ、所与のサイズのナノ粒子を備えたPt触媒薄層11を形成するように調整される。スパッタリングは、一段階プロセスまたは多段階のいずれで行われてもよい。
Ptの触媒原子百分率がそれぞれ9、40、47、54、58、68および78である、数種のPt触媒薄層11の伝導率(σ)が計測された。図6に示されるように、伝導率は20%〜40%の間で急激に増加し、約50%でほぼ一定となり、10S/mという最大値に達する。
粗さ(R)は、Pt触媒薄層11の比表面積を代表するものであり、いかなる公知の技術、例えば水素吸脱着電量分析、を用いて評価されてもよい。三極式電気化学セルがこの手法を行うのに用いられる(作用、補助および参照電極)。作用電極は回転ディスク電極(RDE)である。実験は、1Mの硫酸溶液中、室温で行われる。電気化学的セルは、不活性ガス、例えば溶液中に30分間バブリングする窒素(N)、によって脱気を行う。不活性ガス流をその後溶液の上方に保持し、0.1V.s−1で10回のボルタンメトリーサイクル(−0.05〜+1.5V/NHE)を適用して、Pt触媒薄層11の表面を清浄化する。次いで、ボルタモグラムが同一の電位範囲で観測される。白金の比表面積は、水素脱着ピーク下の電流密度対時間の曲線を積分することで決定される。したがって、粗さ因子R(mPt/m幾何学的)は、白金の200μC.cm−2というよく知られた関係を用いて、このピーク下の電量分析電荷から推測されることができる。図7は、粗さ因子R対Pt触媒原子百分率を図解している。約170mPt/mの粗さのピークが約53%のPtで観測される。
したがって、40%〜90%、より好ましくは50%〜60%、の範囲内でPtの触媒原子百分率を選択することによって、Ptの高い比表面積および高い伝導性による向上した効果を組み合わせる。
触媒薄層11は、シルクスクリーン印刷、エンダクション(enduction)、インクもしくはペーストのスピンコーティングまたはディップコーティングの従来のプロセスによっても得ることができる。後者は、一般的に、電子伝導性の触媒ナノ粒子12およびポリマーマトリックス13の前駆体を混合してインクまたはペーストを形成し、次いで前記インクまたはペーストを基材15上に塗布し、そして、例えば熱処理によって、前駆体を重合することで調製される。
触媒薄層11は、燃料電池、より具体的にはPEM燃料電池、の触媒電極において有利に使用される。後者は、触媒薄層11によって少なくとも部分的に被覆された電子伝導層16を含む。2μm以下の厚さを有する非常に薄い触媒電極が、本発明の触媒薄層11を伴って提供されることができる。
触媒薄層11は特に、膜−電極接合体(MEA)における使用にも特に良く適している。PEM1を構成する基材15およびポリマーマトリックス13は、同一の材料、例えばナフィオンTM、で作製されることができる。触媒薄層11、好ましくは金属触媒薄層、より好ましくはPt触媒薄層は、PEM1の両面上に被覆されることもできる。そして後者は、第一電極および第二電極、例えば伝導性炭素布または炭素紙、の間で挟まれる。次に、電極は加熱プレスされて完成したMEAを形成する。
触媒薄層11は、PEM1の片面上のみ又は両面上に被覆されることができる。
得られたMEAは、固体アルカリ型燃料電池(SAFC)または固体酸化物型燃料電池(SOFC)のような、様々な種類の燃料電池に含まれることができる。より好ましくは、得られたMEAはPEM燃料電池において用いられる。
本発明の触媒薄層11は、三次元燃料電池またはマイクロシステムのような、非常に薄い、すなわち厚さ2μm以下の触媒層を必要とするシステムに特に適している。
図8において説明する具体的な態様において、触媒薄層11を備える三次元燃料電池がパターン化されたセラミック層17上に形成され、有利には多孔質である。パターン17は好ましくは、溝によって分離された交互のリブを含んでなる。パターンの寸法は一般的には100μm〜200μmの範囲内である。三次元燃料電池は、パターン化されたセラミック層17上に続けて設けられる、以下の層:
− 第1電子伝導層16、好ましくは金層、
− 本発明による第1触媒薄層11、好ましくは金属触媒薄層、より好ましくはPt触媒薄層であって、厚さ2μmのもの、
− PEM1、好ましくはナフィオンTM層、
− 第2触媒薄層11、好ましくは金属触媒薄層、より好ましくはPt触媒薄層であって、厚さ2μmのもの、および
− 第2電子伝導層16、好ましくは金層、
の積層を備える。その積層は、セラミック層17の表面上に形成されたパターンに従って、一連の凹凸を形成する。
古典的には、誘電体18、例えば酸化ケイ素が、第1および第2電子伝導層16の間の上記積層の周囲に設けられ、燃料電池の端部を構成する金属製コレクタを好ましくは形成する。
有利には、電子伝導性触媒ナノ粒子12の基材15上、より具体的にはPEM1上、への直接被覆は、触媒薄層11において必要とされる触媒量を減少させ、触媒薄層11の厚さを減少させ、さらにガス反応の効率を向上させる。
触媒薄層11は、水素、酸素またはグルコース検出器のようなセンサーシステムにも使用されることができ、触媒燃焼システムのようなエネルギーシステムにも使用されることができる。

Claims (9)

  1. 触媒薄層(11)が、ポリマーマトリックス(13)中に埋め込まれた電子伝導性の触媒ナノ粒子(12)のクラスター化されたネットワーク(14)からなり、総原子数に対する触媒原子数の比率が50%〜60%の間に含まれ、電子伝導性触媒ナノ粒子(12)の粒子サイズが3〜10nmの範囲内にあり、触媒薄層(11)が2μm以下の厚さを有し、
    触媒薄層(11)が10S/m以上の電子伝導率を有し、燃料電池用触媒電極に用いられる、触媒薄層。
  2. 前記触媒が、純白金(Pt)、ならびに金(Au)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)、錫(Sn)、ビスマス(Bi)およびモリブデン(Mo)からなる群から選択される少なくとも一種の金属とPtとの合金および混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の触媒薄層。
  3. 前記触媒がPt−Ru−Bi合金である、請求項1または2に記載の触媒薄層。
  4. ポリマーマトリックス(13)が、ポリオレフィン、ポリフルオロカーボン、および有機金属ポリマーからなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の触媒薄層。
  5. ポリマーマトリックス(13)がイオノマーである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の触媒薄層。
  6. 電子伝導層(16)を備えた燃料電池の触媒電極であって、該電子伝導層(16)が請求項1〜5のいずれか一項に記載の触媒薄層(11)によって少なくとも部分的に覆われている、燃料電池の触媒電極。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の触媒薄層(11)の製造方法であって、電子伝導性の触媒ナノ粒子(12)とポリマーマトリックス(13)の前駆体とが基材(15)上に同時に付けられる、方法。
  8. 前記触媒が金属触媒であり、触媒金属ターゲットとポリマーマトリックス(13)の前駆体を含むプラズマとを用いた物理的および化学的気相成長法(PVDおよびCVD)の組み合わせにより、触媒薄層(11)が基材(15)上に付けられる、請求項7に記載の方法。
  9. ポリマーマトリックス(13)の前駆体が、炭化水素、フッ化水素、および有機金属からなる群から選択される、請求項7または8に記載の方法。
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