JP2016091878A - 電極材料の製造方法、膜電極接合体および燃料電池スタック - Google Patents

電極材料の製造方法、膜電極接合体および燃料電池スタック Download PDF

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啓太朗 藤井
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Abstract

【課題】燃料電池や電解セルなどに用いられる電極材料であって、金属粒子表面を多孔性無機材料で被覆した電極材料の耐久性を向上させる。【解決手段】導電性担体120に金属粒子110が担持された電極触媒130を溶媒中に分散させた後、多孔性無機材料の前駆体1として硫黄原子を含むシラン化合物を添加する。この後、多孔性無機材料の前駆体2としてシラン化合物を添加し、洗浄、分離、乾燥を行う。続いて、熱処理により多孔性無機材料の結晶性を高める。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池に関する。より具体的には、本発明は燃料電池に用いられる電極材料の製造方法に関する。
固体高分子形燃料電池は、アノード(燃料極)に水素を含む燃料ガス、カソード(空気極)に酸素を含む酸化剤ガスを供給し、以下の電気化学反応により発電する装置である。
アノード:H→2H+2e・・・(1)
カソード:1/2O+2H+2e→HO・・・(2)
アノードおよびカソードは、それぞれ触媒層とガス拡散層が積層した構造からなる。触媒層は、触媒を担持した炭素粒子とプロトン伝導性イオノマーにより構成される層である。ガス拡散層は、酸化剤ガスや燃料ガスの通過経路となる。各電極の触媒層がプロトン伝導性電解質膜を挟んで対向配置され、膜電極接合体が構成される。
カソード触媒層は酸性かつ高電位という過酷な雰囲気であるため、触媒には化学的安定性が高いことが求められる。現在、カソード触媒として、PtまたはPt合金が用いられているが、安定性が課題となっている。
特許文献1では、カーボン担体に担持された金属粒子(Pt)表面を多孔性無機材料(SiO)で被覆した電極材料が提案されている。
特許第5294235号
特許文献1には、3−アミノプロピルトリエトキシシランを金属粒子(Pt)へ吸着させ、その後、多孔性無機材料の層を形成させる方法が挙げられている。しかし、この技術では、カソード環境下における金属粒子(Pt)の溶出をある程度は抑制することができるが、必ずしも十分とは言えず、改良の余地があった。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料電池や電解セルなどに用いられ、金属粒子表面を多孔性無機材料で被覆した電極材料の耐久性を向上させる技術の提供にある。
本発明のある態様は、金属粒子を含む電極触媒と、前記金属粒子の表面の少なくとも一部を被覆する多孔性無機材料と、を備えることを特徴とする電極材料の製造方法であって、硫黄原子を含むシラン化合物を金属粒子へ吸着させる工程を含むことを特徴とする。
上記態様の電極材料の製造方法において、前記シラン化合物が下記式(1)で表されてもよい。
Si(OR (3−n)・・・(1)
(上式中、R、Rはそれぞれ独立にメチル基またはエチル基を表し、Rは、硫黄を含む炭素数1〜6のアルキル基である。また、nは2または3である。)
また、前記電極触媒が、前記金属粒子が導電性担体上に担持された形態であってもよい。前記金属粒子が、Ptを含有してもよい。前記シラン化合物が、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジエトキシシランのうち少なくとも1種以上を含んでもよい。
また、前記硫黄原子を含むシラン化合物を金属粒子へ吸着させる工程が、前記電極触媒を分散させた溶媒中へ、前記メルカプト基を有するシラン化合物を混合する工程を含んでもよい。前記電極触媒を分散させた溶媒中へ前記硫黄原子を含むシラン化合物を混合する工程において、前記金属粒子の表面積1mあたり50μmol以上の前記硫黄原子を含むシラン化合物を混合してもよい。
また、前記硫黄原子を含むシラン化合物を金属粒子へ吸着させる工程の後に、下記式(2)で表されるシラン化合物を添加した後、加水分解反応および縮重合反応を進行させる工程を含んでもよい。
Si(OR・・・(2)
(上式中、Rは独立にメチル基またはエチル基を表す。)
不活性ガス、還元性ガス、またはこれらの混合ガス中で熱処理する工程を含んでもよい。前記不活性ガス、還元性ガス、またはこれらの混合ガス中で熱処理する工程を、250℃以上800℃以下で行ってもよい。
本発明の他の態様は、膜電極接合体である。当該膜電極接合体は、イオン伝導性を有する電解質膜と、前記電解質膜の一方の面に設けられているアノード触媒層と、前記電解質膜の一方の面に設けられているカソード触媒層と、を備え、前記アノード触媒層、前記カソード触媒層のうち、少なくとも一方の触媒層が上述したいずれかの態様の電極材料の製造方法で製造された電極材料を備えることを特徴とする。
なお、上述した各要素を適宜組み合わせたものも、本件特許出願によって特許による保護を求める発明の範囲に含まれうる。
本発明によれば、燃料電池や電解セルなどに用いられる電極材料であって、金属粒子表面を多孔性無機材料で被覆した電極材料の耐久性を向上させることができる。
本発明の電極材料の製造方法の一実施形態を示す工程図である。 実施形態に係る燃料電池の構造を示す模式図である。 実施例1に係る電極触媒の透過電子顕微鏡像である。 実施例1の燃料電池を用いて実施されたCV測定の結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は本発明の電極材料の製造方法の一実施形態を示す工程図である。以下では、電極材料の製造方法として、固体高分子形燃料電池用電極材料を製造する場合の一実施形態について、図1を参照しながら説明する。
(1)電極触媒を準備する工程
まず、電極材料に使用される電極触媒130を用意する。本実施形態で用いられる電極触媒130は、金属粒子110および導電性担体120を有する。
(i)金属粒子
金属粒子110は、水素酸化反応または酸素還元反応に活性を有するものであれば特に制限はなく、公知の触媒が使用できる。具体的には、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Sr、Y、Zr、Nb、Mo、Ru、Rh、Pd、Ag、Sn、Ba、La、Ce、Hf、Re、Os、Ir、Pt、Auなどの金属、上記金属を含む金属錯体、上記金属の酸化物、窒化物、または炭化物などが挙げられる。ただし、活性の観点から、Ptを含有することが望ましい。
金属粒子110の平均粒子径は、小さいほど電気化学的に有効な表面積が大きくなり触媒活性が高くなる。従って、金属粒子110の平均粒子径は、好ましくは100nm以下、より好ましくは20nm以下、最も好ましくは10nm以下である。なお、金属粒子110の平均粒径は、X線回折におけるピークの半値幅あるいは透過電子顕微鏡像より見積もることができる。
金属粒子110の濃度(金属粒子110の質量/(金属粒子110の質量+導電性担体120の質量))は、5〜80%であることが好ましい。金属粒子110の濃度が5%より低いと、所望の質量の金属粒子110を含むために必要な触媒層の厚さが大きくなり、電極反応に必要なイオン伝導やガス拡散が阻害され、十分な発電性能が得られなくなる。金属粒子110の濃度が80%より高いと、金属粒子同士が密集するため、ガス拡散等が阻害され、十分な発電性能が得られなくなる。
(ii)導電性担体
導電性担体120は、金属粒子を所望の分散状態で担持し得る比表面積を有し、かつ、十分な導電性を有するものであれば特に制限はなく、公知のものが使用できる。具体的には、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、フラーレン、カーボンナノチューブ、カーボンナノオニオンなどの導電性の炭素材料、酸化チタン、酸化スズなどの導電性金属酸化物、またはこれらの混合物が挙げられる。
導電性担体120のBET比表面積は、10〜2000m/gであることが好ましい。導電性担体120のBET比表面積が10m/gより小さいと、金属粒子を均一に担持させることが難しくなる。このため、金属粒子の電気化学的に有効な表面積が小さくなり、発電性能の低下を招く。導電性担体120のBET比表面積が2000m/gより大きいと、導電性担体120の耐久性が十分ではない場合がある。
(2)電極触媒を溶媒中へ分散させる工程
次に、上述した電極触媒130を溶媒中に分散させる。電極触媒を溶媒中へ分散させる工程は、特に制限されるものではなく、公知の方法を用いることができる。該溶媒としては、水、エタノール、またはこれらの混合物などが挙げられるが、特に制限されるものではない。該温度についても、特に制限されるものではない。
上記溶媒中にpH調整剤を所定量添加することが望ましい。これは、後述の、前駆体1および前駆体2の加水分解―縮重合の速度を速め、多孔性無機材料の形成を促進するためである。好ましくはpHを1〜5または9〜13にすることが望ましい。より好ましくは、pHを2〜4または10〜12にすることが望ましい。該pH調整剤は、硝酸、アンモニア、トリエチルアミンなどが挙げられるが、特に制限されるものではない。
(3)多孔性無機材料の前駆体1を添加する工程
次に、金属粒子110と多孔性無機材料の密着性を高めるため、多孔性無機材料の前駆体1を添加する。多孔性無機材料の前駆体1は、金属粒子110へ強く吸着する性質を有し、かつ、加水分解−縮重合反応によりゲル化する必要がある。特に硫黄種は金属へ強く吸着する性質があるため、硫黄原子を含むシラン化合物が特に好適である。硫黄原子を含むシラン化合物は下記式(1)で表される。
Si(OR (3−n)・・・(1)
(上式中、R、Rはそれぞれ独立にメチル基またはエチル基を表し、Rは、硫黄を含む炭素数1〜6のアルキル基である。また、nは2または3である。)
具体的には、硫黄原子を含むシラン化合物として、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、またはこれらの混合物などが挙げられる。
多孔性無機材料の前駆体1の添加量は、金属粒子110の表面積1mあたり50μmol以上であることが望ましい。前駆体1の添加量が、金属粒子110の表面積1mあたり50μmolより少ないと、金属粒子110の表面への多孔性無機材料の前駆体1の吸着が不十分で、金属粒子110と多孔性無機材料との密着性が不十分となり、金属粒子110の溶出を十分に抑制することができない可能性がある。なお、金属粒子110の表面積は、CO吸着法などにより測定することができる。
多孔性無機材料の前駆体1を添加した後、所定時間攪拌を行う。攪拌時間は、多孔性無機材料の前駆体1が金属粒子110の表面に吸着するのに十分であればよく、特に制限されるものではない。これにより、金属粒子110表面に、多孔性無機材料の前駆体1の吸着層132が形成される。
(4)多孔性無機材料の前駆体2を添加する工程
次に、多孔性無機材料の前駆体2を添加し、所定時間攪拌する。多孔性無機材料の前駆体2は、加水分解−縮重合反応によりゲル化するものであればよいが、たとえば、下記式(2)で表されるシラン化合物を用いることができる。
Si(OR・・・(2)
(上式中、Rは独立にメチル基またはエチル基を表す。)
具体的には、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、またはこれらの混合物などが挙げられる。好ましくは、テトラエトキシシランを含むことが望ましい。攪拌時間は、多孔性無機材料の前駆体1および2が所望の加水分解−縮重合反応を起こすのに十分であればよく、特に制限されるものではない。これにより、金属粒子110表面に多孔性無機材料140が形成される。
(5)洗浄、分離、乾燥
その後、試料を洗浄、分離、乾燥する。洗浄、分離、乾燥の方法は、特に制限されるものではなく、公知のものを利用できる。たとえば、洗浄工程として、純水洗浄、アルコール洗浄などが挙げられる。分離工程として、濾過、遠心分離などが挙げられる。また、乾燥工程として、自然乾燥、真空乾燥、蒸発乾固などが挙げられる。
(6)熱処理
その後、熱処理を行うことが望ましい。これは、多孔性無機材料140の結晶性を高め、金属粒子110の溶出をより抑制するためである。また、多孔性無機材料の前駆体1に含まれる硫黄種が残存すると、金属粒子110の触媒活性が低下してしまう可能性がある。熱処理は、金属粒子110および導電性担体120が酸化しないよう、不活性性ガス、還元性ガス、またはこれらの混合ガス中で行うことが望ましい。不活性ガスとしては、ヘリウム、窒素、アルゴンなどが挙げられる。還元性ガスとしては、水素などが挙げられる。熱処理温度は、250℃以上800℃以下であることが望ましい。熱処理温度が250℃より低いと、多孔性無機材料140が十分に結晶化されず、金属粒子110の溶出を十分に抑制することができない可能性がある。また、多孔性無機材料の前駆体1に含まれる硫黄種が残存し、金属粒子110の触媒活性が低下してしまう可能性がある。熱処理温度が800℃より高いと、金属粒子110のシンタリングや、導電性担体、または多孔性無機材料の分解が起こる可能性がある。熱処理時間は、多孔性無機材料140の結晶化、および多孔性無機材料の前駆体1に含まれる硫黄種の分解が起こるのに十分であればよく、特に制限されるものではない。
以上のような製造方法により、金属粒子110が多孔性無機材料140によって被覆され、かつ、金属粒子110と多孔性無機材料140がより強く密着した電極材料が製造でき、金属粒子110の溶出をより効果的に抑制することができる。
次に、本発明の一実施形態に係る燃料電池について、図面を参照しながら説明する。
図2は、実施形態に係る燃料電池10の構造を示す模式図である。燃料電池10は、平板状の膜電極接合体20を備え、この膜電極接合体20の両側にはそれぞれセパレータ30およびセパレータ40が設けられている。セパレータ30やセパレータ40を介して複数の燃料電池10が積層されることにより、燃料電池スタックを構成する積層体が形成される。
膜電極接合体20は、電解質膜50、アノード60、およびカソード70を有する。アノード60は、アノード触媒層62とアノードガス拡散層64とからなる積層体を有する。一方、カソード70は、カソード触媒層72とカソードガス拡散層74とからなる積層体を有する。アノード触媒層62とカソード触媒層72は、電解質膜50を挟んで対向するように設けられている。アノードガス拡散層64は、電解質膜50とは反対側のアノード触媒層62の面に設けられている。また、カソードガス拡散層74は、電解質膜50とは反対側のカソード触媒層72の面に設けられている。
アノード60側に設けられるセパレータ30にはガス流路32が設けられている。燃料供給用のマニホールド(図示せず)から、水素、または水素を含む改質ガスがガス流路32に分配され、ガス流路32を通じて膜電極接合体20に水素、または水素を含む改質ガスが供給される。同様に、カソード70側に設けられるセパレータ40にはガス流路42が設けられている。酸化剤供給用のマニホールド(図示せず)から酸化剤として空気がガス流路42に分配され、ガス流路42を通じて膜電極接合体20に空気が供給される。
以下に、これらの構成要素ごとに説明する。
(i)電解質膜
電解質膜50は、ガス遮断性およびプロトン伝導性が良好な材料であればよい。電解質膜50は、好ましくは、ガス遮断性とプロトン伝導性に加えて、高い化学的・機械的耐久性を有するものが好ましい。具体的には、酸性官能基を有する、パーフルオロカーボン重合体、芳香族ポリエーテルエーテルケトン、またはポリスルホンなどが挙げられる。酸性官能基としては、スルホン酸、ホスホン酸、またはカルボン酸などが挙げられる。スルホン酸基を有するパーフルオロカーボン重合体の例として、ナフィオン(デュポン社製:登録商標)などが挙げられる。
電解質膜50の膜厚は、5〜300μmであることが好ましい。電解質膜50の膜厚が5μmより薄いと、十分なガス遮断性と機械的耐久性が得られない。電解質膜50の膜厚が300μmより厚いと、プロトン伝導抵抗が大きくなり、十分な発電性能が得られない。
(ii)触媒層
アノード触媒層62およびカソード触媒層72(以下、アノード触媒層62、カソード触媒層72を総称して触媒層と呼ぶ場合がある)は、主として電極材料とプロトン伝導性を有するイオノマーとで構成される。
本発明の一実施形態に係る燃料電池10は、アノード触媒層62とカソード触媒層72のうち、少なくとも一方が、後述の電極材料を備える。好ましくはカソード触媒層72が、より好ましくはアノード触媒層62とカソード触媒層72の両方が、後述の電極材料を備える。アノード触媒層62とカソード触媒層72のうち、いずれか一方のみが後述の電極材料を備える場合は、もう一方には任意の公知の電極材料を用いることができる。
触媒層に用いられる電極材料の製造方法は、既に説明した通りであるので、ここでの説明は省略する。
触媒層に用いられるイオノマーは、高いプロトン伝導性を有するものであれば特に制限はなく、公知のものが使用できる。当該イオノマーは、好ましくは、プロトン伝導性に加えて、ガス透過性、化学的耐久性を有することが望ましい。具体的には、当該イオノマーとして、酸性官能基を有する、パーフルオロカーボン重合体、芳香族ポリエーテルエーテルケトン、またはポリスルホンなどが挙げられる。酸性官能基としては、スルホン酸、ホスホン酸、またはカルボン酸などが挙げられる。スルホン酸基を有するパーフルオロカーボン重合体の例として、ナフィオン(デュポン社製:登録商標)などが挙げられる。
イオノマーと電極材料の混合比(イオノマーの質量/電極材料の質量)は、特に制限されるものではなく、電極反応に必要なプロトン伝導とガス拡散が良好になされる範囲で適宜決定すればよい。上記混合比は、好ましくは1%〜1000%、より好ましくは5%〜100%である。イオノマーと電極材料の混合比が1%より低いと、電極反応に必要なプロトン伝導が良好になされず、十分な発電性能が得られない。イオノマーと電極材料の混合比が1000%より高いと、電極反応に必要なガス拡散が良好になされず、十分な発電性能が得られない。
触媒層の厚さは、好ましくは0.1〜100μm、より好ましくは1〜50μmである。触媒層の厚さが0.1μmより薄いと、含まれる活性触媒の量が少ないため、十分な発電性能が得られない。触媒層の厚さが100μmより厚いと、電極反応に必要なプロトン伝導、ガス拡散が阻害され、十分な発電性能が得られない。
(iii)ガス拡散層
アノードガス拡散層64およびカソードガス拡散層74は、それぞれガス拡散基材により形成される。ガス拡散基材は、電子伝導性を有する多孔体で構成であればよく、公知のものが使用でき、たとえば、金属板、金属フィルム、導電性高分子、カーボンペーパー、カーボンの織布または不織布などが挙げられる。
(iv)セパレータ
セパレータ30およびセパレータ40は、それぞれ高い導電性と高い耐腐食性を有していればよく、公知のものが使用できる。たとえば、炭素板等のカーボン材料、またはステンレスなどが挙げられる。
金属粒子表面を多孔性無機材料で被覆した電極材料を以上説明した電極材料の製造方法によって作製することにより、電極材料およびこの電極材料を用いた燃料電池の耐久性を向上させることができる。
以下に、本発明の電極材料の製造方法の実施例について、詳細に説明する。ただし、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
(1)金属粒子が導電性担体上に担持された電極触媒を作製する工程
塩化白金酸(IV)200mgとカーボンブラック(CB)450mgを純水100mL中に分散させ、60℃で30分間超音波処理を行った後、そのまま溶液をドライアップした。得られた試料を60℃で一晩乾燥させた後、350℃で水素還元した。得られた試料を、以下、Pt/CBと記す。熱重量分析より測定されたPt/CBにおけるPtの濃度は15wt%だった。CO吸着法で測定したPt粒子の比表面積は、128m/gだった。
(2)電極触媒を溶媒中へ分散する工程
上記工程で得たPt/CB200mgを純水50mL中に分散させ、60℃で5分間超音波処理を行った。次に、トリエチルアミンを用いて溶液のpHを約10にした。
(3)多孔性無機材料の前駆体1を金属粒子へ吸着させる工程
上記工程で得た溶液に、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランを添加し、60℃で30分間攪拌した。3−メルカプトプロピルトリメトキシシランの量は、Pt粒子表面積1mあたり100μmolとなるようにした。
(4)多孔性無機材料の前駆体1を金属粒子へ吸着させる工程
上記工程で得た溶液に、テトラエトキシシランを添加し、60℃で180分間攪拌した。テトラエトキシシランの量は、Pt粒子表面積1mあたり400μmolとなるようにした。その後、遠心分離により試料を回収し、60℃で一晩乾燥させた。
(5)熱処理する工程
最後に、上記工程で得た試料を、H/Ar(H:10vol%)流通下、350℃で120分間熱処理した。得られた試料を、以下、SiO2/Pt/CBと記す。熱重量分析より測定されたSiO/Pt/CBの各構成要素の質量比は、SiO/Pt/CB/=40%/9%/51%だった。また、透過電子顕微鏡より、Pt/CBがSiOで被覆されていることが確認できた。また、平均被覆厚みは約5nmと見積もられた(図3)。
(実施例2)
多孔性無機材料の前駆体1を金属粒子へ吸着させる工程で、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランの量を、Pt粒子表面積1mあたり50μmolとする以外は、実施例1と同様の方法で電極材料を作製した。
(実施例3)
多孔性無機材料の前駆体1を金属粒子へ吸着させる工程で、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランの量を、Pt粒子表面積1mあたり200μmolとする以外は、実施例1と同様の方法で電極材料を作製した。
(実施例4)
多孔性無機材料の前駆体1を金属粒子へ吸着させる工程で、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランの量を、Pt粒子表面積1mあたり25μmolとする以外は、実施例1と同様の方法で電極材料を作製した。
(実施例5)
熱処理する工程で、熱処理温度を150℃にする以外は、実施例1と同様の方法で電極材料を作製した。
(実施例6)
熱処理する工程で、熱処理温度を850℃にする以外は、実施例1と同様の方法で電極材料を作製した。
(実施例7)
多孔性無機材料の前駆体1として、3−メルカプトメチルジメトキシシランを用いる以外は、実施例1と同様の方法で電極材料を作製した。
(比較例1)
多孔性無機材料の前駆体1として、3−アミノプロピルトリエトキシシランを用いる以外は、実施例1と同様の方法で電極材料を作製した。
(比較例2)
多孔性無機材料の前駆体1を金属粒子へ吸着させる工程を行わないこと以外は、実施例1と同様の方法で電極材料を作製した。
<カソード触媒スラリーの作製>
実施例1〜7および比較例1〜2で得られた各電極材料につき、それぞれ、20wt%Nafion溶液(デュポン社製:登録商標)、水、および1−プロパノールの混合溶液中に分散させ、室温で60分間超音波処理を行い、カソード触媒スラリーを作製した。ここで、各カソード触媒スラリーは、総体積が50ml、水と1−プロパノールの体積比が水/プロパノール=1/4、含まれる活性触媒が0.5g、カーボンブラックに対するNafionの質量比が1.0、となるようにした。
<カソードの作製>
面積5cmのガス拡散基材(カーボンペーパー)に、上記カソード触媒スラリーを塗布してカソード触媒層を形成した後、一晩乾燥させた。なお、それぞれPt粒子の量が0.5mg/cmとなるようにした。
<アノード触媒スラリーの作製>
白金担持カーボンブラック(TEC10E50E、田中貴金属工業株式会社)を、20wt%Nafion溶液(デュポン社製:登録商標)、水、および1−プロパノールの混合溶液中に分散させ、室温で60分間超音波処理を行い、カソード触媒スラリーを作製した。ここで、各カソード触媒スラリーは、総体積が50ml、水と1−プロパノールの体積比が水/プロパノール=1/4、含まれるPt粒子の量が0.5g、カーボンブラックに対するNafionの質量比が1.0となるようにした。
<アノードの作製>
面積5cmのガス拡散基材(カーボンペーパー)に、上記アノード触媒スラリーを塗布してアノード触媒層を形成した後、一晩乾燥させた。なお、それぞれPt粒子の量が0.5mg/cmとなるようにした。
<膜電極接合体の作製>
上記アノードと上記カソードとの間に電解質膜を狭持した状態でホットプレスを行い、膜電極接合体を作製した。ここで、電解質膜としてNafion212(デュポン社製:登録商標)を用いた。また、ホットプレスの条件は、120℃、5MPa、160秒とした。
<燃料電池の作製>
上記膜電極接合体のアノード面、カソード面に、それぞれ、燃料流路が設けられたセパレータ、酸化剤流路が設けられたセパレータを配設し、燃料電池を作製した。電極の有効面積は5cmで、燃料流路および酸化剤流路は、ともに1流路のサーペンタイン型流路であり、燃料流路および酸化剤流路は並行流とした。
<発電試験>
実施例1〜7および比較例1〜2の燃料電池について、それぞれ下記条件で発電試験を行った。発電試験は、初期および後述の劣化加速試験後に行った。
アノードガス:H、流量100ml/min
カソードガス:空気、流量300ml/min
セル温度:70℃
アノードガス用バブラー温度:70℃
カソードガス用バブラー温度:70℃
<サイクリックボルタモグラフ(CV)測定>
実施例1〜7および比較例1〜2の燃料電池について、カソードのPt粒子の電気化学的表面積(ECSA)を評価するため、それぞれ下記条件でCV測定を行った。CV測定で観測された水素吸着電荷量を、Pt粒子のECSAを表す指標とした(図4)。CV測定は、初期および後述の電位サイクル試験後に行った。
アノードガス:H、流量100ml/min
カソードガス:N、流量100ml/min
セル温度:70℃
アノードガス用バブラー温度:70℃
カソードガス用バブラー温度:70℃
電位走査範囲:0.05V〜1.2V(vs RHE)
電位走査速度:0.01V/s
<加速劣化試験>
実施例1〜7および比較例1〜2の燃料電池について、加速劣化試験として、それぞれ下記条件で電位サイクルを行った。
アノードガス:H、流量100ml/min
カソードガス:N、流量100ml/min
セル温度:70℃
アノードガス用バブラー温度:70℃
カソードガス用バブラー温度:70℃
電位サイクル範囲:0.6V〜1.0V
電位サイクル速度:0.1V/s
電位サイクル数:100000回
実施例1〜7および比較例1〜2の燃料電池について、それぞれ、初期および加速劣化試験後における、300mA/cm発電時の電圧および電圧の低下量、ならびに、加速劣化試験後におけるECSAの維持率を表1に示す。
以上から、導電性担体上の金属粒子が多孔性無機材料に被覆された電極材料の製造工程において、金属粒子の溶出を抑制し、高い発電性能を維持できることがわかった。この結果の要因は、硫黄原子を含むシラン化合物を金属粒子へ吸着させて金属粒子と多孔性無機材料の密着性を高めることにあると推察される。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうるものである。
10 燃料電池、20 膜電極接合体、30 セパレータ、32 ガス流路、40 セパレータ、42 ガス流路、50 電解質膜、60 アノード、62 アノード触媒層、64 アノードガス拡散層、70 カソード、72 カソード触媒層、74 カソードガス拡散層、100 電極材料、110 金属触媒、120 導電性担体、130 電極触媒、140 多孔性無機材料

Claims (11)

  1. 金属粒子を含む電極触媒と、
    前記金属粒子の表面の少なくとも一部を被覆する多孔性無機材料と、
    を備えることを特徴とする電極材料の製造方法であって、
    硫黄原子を含むシラン化合物を金属粒子へ吸着させる工程を含むことを特徴とする電極材料の製造方法。
  2. 前記シラン化合物が下記式(1)で表される請求項1に記載の電極材料の製造方法。
    Si(OR (3−n)・・・(1)
    (上式中、R、Rはそれぞれ独立にメチル基またはエチル基を表し、Rは、硫黄を含む炭素数1〜6のアルキル基である。また、nは2または3である。)
  3. 前記電極触媒が、
    前記金属粒子が導電性担体上に担持された形態である請求項1または2に記載の電極材料の製造方法。
  4. 前記金属粒子が、Ptを含有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電極材料の製造方法。
  5. 前記シラン化合物が、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジエトキシシランのうち少なくとも1種以上を含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電極材料の製造方法。
  6. 前記硫黄原子を含むシラン化合物を金属粒子へ吸着させる工程が、
    前記電極触媒を分散させた溶媒中へ、前記メルカプト基を有するシラン化合物を混合する工程を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電極材料の製造方法。
  7. 前記電極触媒を分散させた溶媒中へ前記硫黄原子を含むシラン化合物を混合する工程において、
    前記金属粒子の表面積1mあたり50μmol以上の前記硫黄原子を含むシラン化合物を混合する請求項6に記載の電極材料の製造方法。
  8. 前記硫黄原子を含むシラン化合物を金属粒子へ吸着させる工程の後に、下記式(2)で表されるシラン化合物を添加した後、加水分解反応および縮重合反応を進行させる工程を含む請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電極材料の製造方法。
    Si(OR・・・(2)
    (上式中、Rは独立にメチル基またはエチル基を表す。)
  9. 不活性ガス、還元性ガス、またはこれらの混合ガス中で熱処理する工程を含む請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電極材料の製造方法。
  10. 前記不活性ガス、還元性ガス、またはこれらの混合ガス中で熱処理する工程を、250℃以上800℃以下で行うことを特徴とする、請求項9に記載の電極材料の製造方法。
  11. イオン伝導性を有する電解質膜と、
    前記電解質膜の一方の面に設けられているアノード触媒層と、
    前記電解質膜の一方の面に設けられているカソード触媒層と、
    を備え、
    前記アノード触媒層、前記カソード触媒層のうち、少なくとも一方の触媒層が請求項1乃至10のいずれか1項に記載の電極材料の製造方法で製造された電極材料を備えることを特徴とする膜電極接合体。
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