JP5808765B2 - 穿孔機 - Google Patents

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Description

本発明は、穿孔機に関する。より詳細には、本体部に対して上下動する穿孔駆動部に設けられたモータから本体部の内部に配置された駆動制御回路にまで配線されたリード線を有する穿孔機に関する。
穿孔機は、通常、電源回路や駆動制御回路を内部に備える本体部と、該本体部に対して上下動するように取り付けられた穿孔駆動部とを備えている。穿孔駆動部の下部にはドリルや環状カッターなどの穿孔工具を装着するための穿孔工具取付部を有し、その上部には穿孔工具取付部に装着された穿孔工具を回転駆動するためのモータを備えている。また、モータに電力や制御信号を伝送するためのリード線が、モータから本体内部の駆動制御回路にまで配線されている。穿孔駆動部が本体部に対して上下動するとモータも本体部に対して上下動して、モータから駆動制御回路までの距離及び経路が変化するため、モータに接続されたリード線はこの上下動の妨げにならないようにある程度の余裕を持って撓んだ状態で配線されている。
従来の多くの穿孔機においては、特許文献1に開示されるように、本体部と穿孔駆動部との間に延びるリード線が、当該穿孔機の外側を通されるように配線されていた。このため、リード線に物を引っ掛けたり、作業者がリード線を持って穿孔機を運搬したりするなどして、リード線に大きな負荷かかかり、その結果、リード線が断線してしまうことがあった。
これに対して、特許文献2に開示されるように、リード線を外部に露出しないように配線した穿孔機も開発されている。この穿孔機では、リード線の穿孔駆動部から出て本体部内に入る部分を穿孔駆動部と本体部との間の比較的に狭い空間で湾曲させるようにして配線している。湾曲して撓みをもたせることで、穿孔駆動部の上下動に伴うモータから駆動制御回路までの距離変化を許容するようにしている。しかし、リード線のこの湾曲した部分は本体部と穿孔駆動部との間の狭い空間に形成されるので、曲率半径が小さなものとなり、穿孔駆動部を上下動させたときにはこの湾曲した部分の曲率が大きく変動するようになる。このような状態で穿孔駆動部の上下動を繰り返し行うと、リード線への繰り返しの応力が大きくなって疲労が蓄積し、リード線が断線してしまう虞があった。
米国特許5,342,153号 米国特許5,415,503号
そこで本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、リード線の湾曲部が外部に露出せず、且つリード線への負荷が小さくなるようにリード線が配線された穿孔機を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、
駆動制御回路を内部に備える本体部と、
穿孔工具を回転駆動するためのモータを有し、本体部に対して上下動するように取り付けられた穿孔駆動部と、
前記モータから前記駆動制御回路にまで延びるリード線と、
を備える穿孔機であって、
前記本体部と前記穿孔駆動部との間には、前記リード線を上下方向で通すリード線挿通路が形成されており、
前記本体部は、前記リード線挿通路と連通するリード線収容部と、当該本体部の内部で前記リード線の一部を保持する保持部と、
を有し、
前記リード線は、前記モータから延出して前記リード線挿通路を通って前記リード線収容部内に下方に向かって延び、前記リード線収容部内で湾曲して上方に向い、上方に向かった部分が前記保持部により保持されて、前記駆動制御回路にまで至るように配線されており、
前記穿孔駆動部が前記本体部に対して上方に移動したときには、前記リード線の一部が前記リード線収容部から前記リード線挿通路内へと上方に送出されて前記湾曲した部分が前記リード線収容部内で上方に移動し、前記穿孔駆動部が前記本体部に対して下方に移動したときには、前記リード線の一部が前記リード線挿通路から前記リード線収容部へと下方に送出されて前記湾曲した部分が前記リード線収容部内で下方に移動するようにされた、穿孔機を提供する。
この穿孔機においては、上下動する穿孔駆動部のモータから延びるリード線は、本体部と穿孔駆動部との間を下方にそのまま延び、さらに本体部に設けたリード線収容部内に延びて、その中で上方に向かう湾曲部を形成するようにしている。この湾曲部は本体部と穿孔駆動部との間ではなく本体部内で形成されるので、その曲率半径を大きなものとすることができ、従って穿孔駆動部が上下動したときに当該湾曲部に生じる湾曲の変化は従来のものに較べて大幅に小さなものとすることができる。これにより、前述の従来装置におけるリード線の断線などの問題を大幅に低減することが可能となる。
具体的には、前記リード線挿通路が、前記本体部の前記穿孔駆動部との間の面に上下方向に延びるように形成された第1のリード線挿通溝を有し、該第1のリード線挿通溝が前記リード線を前記リード線収容部内に下方に向けて延在させるようにすることができる。
さらに具体的には、前記本体部に固定され、ベース部摺動面及びベース部対向面を有するスライドベース部と、
前記穿孔駆動部に固定され、前記ベース部摺動面に対して摺動するスライダ部摺動面、及び前記ベース部対向面に近接して対向するスライダ部対向面を有し、前記スライドベース部に対して上下方向に摺動するスライダ部と、をさらに備え、
前記第1のリード線挿通溝が前記ベース部対向面に形成されているようにすることができる。
さらに具体的には、前記リード線挿通路が、前記スライダ部対向面に形成され前記モータから延出する前記リード線を上下方向で通す第2のリード線挿通溝であって、前記ベース部対向面に設けられた前記第1のリード線挿通溝と連通された第2のリード線挿通溝を有するようにすることができる。
好ましくは、前記スライダ部が、その上端部に前記スライドベース部の前記第1のリード線挿通溝内に突出し該第1のリード線挿通溝を上側から塞ぐようにされた凸状蓋部を有するようにすることができる。
このような構成により、リード線挿通路内に水や埃などが侵入しにくくなる。
具体的には、前記本体部がリード線収容容器を備え、該リード線収容容器の内部空間が前記リード線収容部を構成しているようにすることができる。
好ましくは、前記リード線収容容器が、前記リード線の両側に隣接して配置された両側面を有するようにすることができる。
このような構成により、穿孔駆動部が上下動した際のリード線の湾曲部の側方への移動が両側面により制限されるので、リード線の湾曲部の位置が安定して変化するとともに湾曲部の形状も安定するようになる。
好ましくは、前記保持部が、前記リード線収容容器の上面に形成されたブッシュ取付開口部と、前記ブッシュ取付開口部に取り付けられたブッシュと、からなり、前記リード線が、前記ブッシュに通されて保持されるようにすることができる。
さらに好ましくは、前記ブッシュは、前記ブッシュ取付開口部に係合する環状の取付溝を外周面に有しており、該取付溝の底部の外径は前記ブッシュ取付開口部の内径よりも小さくされ、前記取付溝の底部と前記ブッシュ取付開口部との間に隙間が形成されるようにされていて、前記ブッシュが前記リード線収容容器に対して傾動可能とされているようにすることができる。
これにより、ブッシュは、リード線から受ける力によって傾倒し、リード線の湾曲部の曲率をさらに大きく維持できるので、リード線への負荷をさらに低減することができる。
以下、本発明に係る穿孔機の実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明の実施形態に係る穿孔機の、穿孔駆動部が上死点にまで上昇した状態の側面部分断面図である。 図1に示す穿孔機の、穿孔駆動部が下死点にまで下降した状態の側面部分断面図である。 図1に示す穿孔機の、上面図である。 図1に示す穿孔機の、本体部と穿孔駆動部とを分解した状態の分解斜視図である。 本体カバーを外した状態の、図4とは別の角度からの分解斜視図である 本体部の分解斜視図である。 保持部を示す部分拡大図である。 図7の保持部のブッシュが左側に傾倒した状態の部分拡大図である。 図8の保持部のブッシュが右側に傾倒した状態の部分拡大図である。
本発明の実施形態に係る穿孔機10は、図1に示すように、駆動制御回路12を本体カバー21に覆われた内部に備える本体部20と、この本体部20に対して上下動する穿孔駆動部30とを備えている。本体部20の下には、マグネット22が設けられていて、鉄などの磁性体でできた部材に磁気吸着して当該穿孔機10を固定できるようになっている。マグネット22と本体部20との間には首振り機構96が設けられており、首振り機構96に着脱可能に取り付けられた首振りハンドル97を回すことにより本体部20の位置をマグネット22に対して前後左右に調整可能になっている。また本体部20の上部には取っ手24が設けられていて、当該穿孔機10を持ち運びしやすいようになっている。穿孔駆動部30の下部にはアーバ33に接続された穿孔工具取付部32が設けられていて、ドリルや環状カッターなどの穿孔工具34が装着されている。アーバ33は減速機(図示しない)を介して穿孔駆動部30の上部のモータカバー90内に設けられたモータ36に連結されており、このモータ36によって穿孔工具34を回転駆動するようになっている。本体部20からモータ36に電力や制御信号を伝送するためのリード線50は、後に詳細に説明するように、モータカバー90内でモータ36から延出して、本体部20と穿孔駆動部30との間に形成されたリード線挿通路60を通って本体部20内のリード線収容部70に下方に向かって延び、このリード線収容部70内で湾曲して上方に向けられ、この上方に向けられた部分52がブッシュ86からなる保持部84により保持されて駆動制御回路12にまで至るように配線されている。本体部20にはバッテリ98が搭載されており、このバッテリ98の電力が駆動制御回路12により制御された状態でリード線50を介してモータ36に供給されるようになっている。
図3及び図4に示すように、本体部20にはアリ溝41が形成されたスライドベース部40が固定されている。また、図3及び図5に示すように、穿孔駆動部30にはスライダ部44が固定されており、このスライダ部44はスライドベース部40のアリ溝41に対応する形状をしたスライドレール45を有している。本体部20と穿孔駆動部30とは、スライドベース部40のベース部摺動面42(図4)とスライダ部44のスライダ部摺動面46(図5)とが摺動係合するようにして、上下方向に摺動可能に連結される。スライドベース部40のアリ溝41にはベース部対向面43が設けられ(図4)、またスライダ部44のスライドレール45にはスライダ部対向面47が設けられている(図5)。本体部20と穿孔駆動部30とが連結された状態では、ベース部対向面43とスライダ部対向面47とが互いに近接して対向し、また穿孔駆動部30に設けられたラック48(図5)と本体部20に設けられたピニオン49(図4)とが噛み合うようにして係合する。本体部20のハンドル取付部94に取り外し可能に取り付けられた送りハンドル95を回すことでピニオン49が回転し、それによって穿孔駆動部30が本体部20に対して上下動するようになっている。なお、ハンドル取付部94は本体部20の両側面に設けられており、送りハンドル95はいずれのハンドル取付部94にも取り付けられるようになっている。
図4から分かるように、スライドベース部40のベース部対向面43には第1のリード線挿通溝61が、上下方向に上端部から中間の位置にまで形成されている。また、図5から分かるように、スライダ部44のスライダ部対向面47には第2のリード線挿通溝62が上下方向に形成されている。本体部20と穿孔駆動部30とを連結した状態では、図1及び図2に示すように、第1のリード線挿通溝61が第2のリード線挿通溝62と少なくとも一部において連通して、全体として上下方向に延びるリード線挿通路60を形成する。第2のリード線挿通溝62の上端部にはモータ36を覆うモータカバー90の内部に連通する開口64が設けられており、モータ36から延出するリード線50が該開口64を通ってリード線挿通路60内に挿通されるようになっている。また、第1のリード線挿通溝61の下端部には本体部20の内部にあるリード線収容部70に連通する本体開口部65が形成されおり、リード線挿通路60を通って延在してきたリード線50は、この本体開口部65を通ってリード線収容部70内に下方に向かって延在するようになっている。なお、穿孔駆動部30に設けられたラック48及び本体部20に設けられたピニオン49は、それぞれスライドレール45及びアリ溝41の中心から図4及び図5で見て手前側にずらした位置に配置されており、第1及び第2のリード線挿通溝61,62を形成するため場所を確保するようにしている。
本体部20の内部には、図5及び図6に示すような、全体として直方体の形状を有し、前面73と下面74とが開口しているリード線収容容器72が設けられている。このリード線収容容器72はL字状のシール部材79を介して、本体部20の前方内面26のシール面27と下方内面28に対して密封係合するように、本体部20にネジ92で固定される。リード線収容容器72の開口した前面73はシール部材79の開口部80を介して本体開口部65(図1、図4、図6)と連通しており、リード線挿通路60を通ってきたリード線50をその内部空間77のリード線収容部70に収容するようになっている。リード線収容容器72の上面76にはブッシュ取付開口部78が設けられており、リード線50を保持する保持部84として機能するブッシュ86が嵌め込まれるようにして取り付けられている。本体部20の前方内面26におけるリード線収容容器72の前面の下端に位置する場所には、外部にまで貫通する排水口81(図1、図4、図6)が設けられており、リード線収容容器72内に侵入した水を外部に排出できるようになっている。
図1に示すように、リード線挿通路60からリード線収容部70内に下方に向かって延びてきたリード線50は、リード線収容部70内で比較的に緩やかに湾曲して上方に向けられる。リード線50の上方に向けられた部分52はブッシュ86により保持され、リード線50のブッシュ86に保持された部分以降が更に延在して駆動制御回路12にまで至るように配線されている。
穿孔駆動部30が上死点にまで上昇した状態においては、図1に示すように、モータ36から延出するリード線50は、第2のリード線挿通溝62から第1のリード線挿通溝61を通って、本体開口部65からリード線収容部70内に下方に向かって延び、さらにリード線収容部70の上側の方で緩やかに湾曲してブッシュ86にまで至るように延びている。この状態から送りハンドル95を回転させて穿孔駆動部30を図2の下死点にまで移動させていくと、第2のリード線挿通溝62は第1のリード線挿通溝61に対して相対的に下方に移動する。そのときリード線50は、第2のリード線挿通溝62に対しては位置を変えず、第1のリード線挿通溝61に対しては穿孔駆動部30とともに下方に移動しながら、リード線収容部70内へと送出されていく。そうすると、湾曲部54の位置は徐々に下方に移動し、最終的に図2に示すようにリード線収容部70の下側の方にまで移動する。この時点においても湾曲部54は、リード線収容部70を構成する下方内面28には接触せずに、依然として緩やかな湾曲状態を維持している。次に、穿孔駆動部30が下死点から上死点に向かって上方に移動された場合には、第2のリード線挿通溝62は第1のリード線挿通溝61に対して相対的に上方に移動し、穿孔駆動部30の上方への移動に伴って、リード線50はリード線収容部70内から第1のリード線挿通溝61内へと上方に送出されていき、湾曲部54の位置がリード線収容部70内で再び上方に移動する。リード線収容部70の形状は、このリード線50の湾曲部54の動きを妨げないようにするのに十分な大きさとされている。また、リード線収容容器72の両側面75の間の幅は、リード線50の幅よりもわずかに大きくリード線50が近接する大きさとなっていて、リード線50が側方に曲がるのを制限している。これにより、穿孔駆動部30が上下動した際のリード線50の湾曲部54の位置が常に安定して移動し、また湾曲部54の形状も安定するようになる。穿孔駆動部30のスライダ部44の上端にはスライドベース部40の第1のリード線挿通溝61内に延びる凸状蓋部82(図5)が形成されており、穿孔駆動部30が本体部20に対してどの位置にあるときにでも、第1のリード線挿通溝61のリード線50が通っている場所を上面から見て塞ぐようになっている。これにより、リード線挿通路60を通して本体部20内に水や埃などが侵入しにくくしている。
リード線50をその長さ方向に移動しないように保持しているブッシュ86は、図7に示すように、その外周面に環状の取付溝87を有しており、この取付溝87がリード線収容容器72のブッシュ取付開口部78に嵌め込まれることにより、リード線収容容器72に取り付けられている。取付溝87の底部88の外径は、ブッシュ取付開口部78の内径よりも小さくされていて、取付溝87とブッシュ取付開口部78との間に隙間が形成されるようになっており、ブッシュ86はリード線収容容器72に対して所定の範囲内で傾動可能となっている。穿孔駆動部30が上死点にまで移動しているときにはブッシュ86にはリード線50により左回りのモーメントがかかるが、取付溝87とブッシュ取付開口部78との間に隙間が形成されていることにより、図8に示すように、ブッシュ86は僅かに左側に傾倒する。また、穿孔駆動部30が下死点にまで移動しているときには、図9に示すように、ブッシュ86にはリード線50により右回りのモーメントがかかり、ブッシュ86は僅かに右側に傾倒する。このように、リード線の湾曲状態に従ってブッシュ86が傾倒することにより、リード線50の湾曲部54の曲率を大きく保つことができるので、リード線50への負荷を低下させることができる。
このように、本実施形態に係る穿孔機10は、リード線50がモータ36から駆動制御回路12に至るまで外部に露出しないようになっているので、リード線50を不用意に引っ掛けて断線させてしまう心配がない。また、リード線50は、モータ36から本体部20の内部のリード線収容部70に至るまでにおいては、穿孔駆動部30の上下動に伴う変形がほとんどないように本体部20と穿孔駆動部30との間に配線され、そして、空間的な余裕がある本体部20の内部のリード線収容部70において比較的に緩やかな湾曲状態を維持したまま、穿孔駆動部30の上下動にともなうモータ36と駆動制御回路12との間の距離の変化を吸収するようにされているので、リード線50への負荷が小さくなりリード線の断線の可能性を大幅に低減させることが可能となる。
なお、本実施形態においては、リード線挿通路60が第1及び第2のリード線挿通溝61,62からなるようにしているが、本体部20側に形成された第1のリード線挿通溝61のみによって構成してもよい。また、ブッシュ86の取付溝87とブッシュ取付開口部78との間に隙間が形成されるようにしてブッシュ86が傾倒可能なようになっているが、シール性を高める目的で隙間が形成されないように密着するようにしてもよい。また、本実施形態では、バッテリ98を駆動源としているが、交流電源を駆動源としてもよい。
10 穿孔機 12 駆動制御回路
20 本体部 21 本体カバー
22 マグネット 24 取っ手
26 前方内面 27 シール面
28 下方内面 30 穿孔駆動部
32 穿孔工具取付部 33 アーバ
34 穿孔工具 36 モータ
40 スライドベース部 41 アリ溝
42 ベース部摺動面 43 ベース部対向面
44 スライダ部 45 スライドレール
46 スライダ部摺動面 47 スライダ部対向面
48 ラック 49 ピニオン
50 リード線 52 上方に向けられた部分
54 湾曲部 60 リード線挿通路
61 第1のリード線挿通溝 62 第2のリード線挿通溝
64 開口 65 本体開口部
70 リード線収容部 72 リード線収容容器
73 前面 74 下面
75 側面 76 上面
77 内部空間 78 ブッシュ取付開口部
79 シール部材 80 開口部
81 排水口 82 凸状蓋部
84 保持部 86 ブッシュ
87 取付溝 88 底部
90 モータカバー 92 ネジ
94 ハンドル取付部 95 送りハンドル
96 首振り機構 97 首振りハンドル
98 バッテリ

Claims (9)

  1. 駆動制御回路を内部に備える本体部と、
    穿孔工具を回転駆動するためのモータを有し、本体部に対して上下動するように取り付けられた穿孔駆動部と、
    前記モータから前記駆動制御回路にまで延びるリード線と、
    を備える穿孔機であって、
    前記本体部と前記穿孔駆動部との間には、前記リード線を上下方向で通すリード線挿通路が形成されており、
    前記本体部は、前記リード線挿通路と連通するリード線収容部と、当該本体部の内部で前記リード線の一部を保持する保持部と、
    を有し、
    前記リード線は、前記モータから延出して前記リード線挿通路を通って前記リード線収容部内に下方に向かって延び、前記リード線収容部内で湾曲して上方に向い、上方に向かった部分が前記保持部により保持されて、前記駆動制御回路にまで至るように配線されており、
    前記穿孔駆動部が前記本体部に対して上方に移動したときには、前記リード線の一部が前記リード線収容部から前記リード線挿通路内へと上方に送出されて前記湾曲した部分が前記リード線収容部内で上方に移動し、前記穿孔駆動部が前記本体部に対して下方に移動したときには、前記リード線の一部が前記リード線挿通路から前記リード線収容部へと下方に送出されて前記湾曲した部分が前記リード線収容部内で下方に移動するようにされた、穿孔機。
  2. 前記リード線挿通路が、前記本体部の前記穿孔駆動部との間の面に上下方向に延びるように形成された第1のリード線挿通溝を有し、該第1のリード線挿通溝が前記リード線を前記リード線収容部内に下方に向けて延在させるようにしている、請求項1に記載の穿孔機。
  3. 前記本体部に固定され、ベース部摺動面及びベース部対向面を有するスライドベース部と、
    前記穿孔駆動部に固定され、前記ベース部摺動面に対して摺動するスライダ部摺動面、及び前記ベース部対向面に近接して対向するスライダ部対向面を有し、前記スライドベース部に対して上下方向に摺動するスライダ部と、をさらに備え、
    前記第1のリード線挿通溝が前記ベース部対向面に形成されている請求項2に記載の穿孔機。
  4. 前記リード線挿通路が、前記スライダ部対向面に形成され前記モータから延出する前記リード線を上下方向で通す第2のリード線挿通溝であって、前記ベース部対向面に設けられた前記第1のリード線挿通溝と連通された第2のリード線挿通溝を有する、請求項3に記載の穿孔機。
  5. 前記スライダ部が、その上端部に前記スライドベース部の前記第1のリード線挿通溝内に突出し該第1のリード線挿通溝を上側から塞ぐようにされた凸状蓋部を有する、請求項4に記載の穿孔機。
  6. 前記本体部がリード線収容容器を備え、該リード線収容容器の内部空間が前記リード線収容部を構成している、請求項1乃至5の何れか一項に記載の穿孔機。
  7. 前記リード線収容容器が、前記リード線の両側に隣接して配置された両側壁部を有する請求項6に記載の穿孔機。
  8. 前記保持部が、前記リード線収容容器の上面に形成されたブッシュ取付開口部と、前記ブッシュ取付開口部に取り付けられたブッシュと、からなり、
    前記リード線が、前記ブッシュに通されて保持されるようにされた、請求項6または7に記載の穿孔機。
  9. 前記ブッシュは、前記ブッシュ取付開口部に係合する環状の取付溝を外周面に有しており、該取付溝の底部の外径は前記ブッシュ取付開口部の内径よりも小さくされ、前記取付溝の底部と前記ブッシュ取付開口部との間に隙間が形成されるようにされていて、前記ブッシュが前記リード線収容容器に対して傾動可能とされている、請求項8に記載の穿孔機。
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