JP5807972B2 - 移動無線端末及び制御方法並びにプログラム - Google Patents

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本発明は、移動無線端末による基地局のサーチを制御する技術に関する。
携帯電話機などの移動無線端末は、基地局との通信ができない状態(圏外状態)になったときに、セルサーチと呼ばれる処理によって基地局のサーチを行うようになっている。このセルサーチに関して、種々の視点からの技術が提案されている。
通常、セルサーチは、消費電流を抑えるために、所定の間隔毎に例えば30秒周期で行われるようになっている。
また、例えば、時間の経過につれて、セルサーチの間隔を少しずつ長くするなどにより、サーチの回数を減らし、消費電力の削減をより図る技術も知られている。
また、例えば、特許文献1に開示された技術は、移動無線端末に対して、基地局との通信可能な状態(圏内状態)の継続時間と、圏外状態の継続時間とを計測し、計測結果に基づいて、通信環境が安定であるか否かを判断する。そして、通信環境が不安定であると判断した場合に、圏外状態が検出されてから所定の時間が経過するまで、該移動無線端末によるセルサーチを強制的に停止させる。
この技術は、通信環境が不安定な場合においてセルサーチを遅延させることにより移動無線端末の消費電力を軽減することを図るものである。
また、特許文献2には、基地局からの受信レベルを継続的に記憶しておき、圏外状態になったときに、記憶内容に基づいてセルサーチの周期を制御する技術が開示されている。この技術は、例えば、記憶内容が、圏外状態になったときに受信レベルが一時的に下がったことを示す場合には、無線端末がトンネルなどに入ったなど一時的に圏外状態になったと判定し、短い周期でセルサーチを行うことにより早めの通信回復を図る一方、記憶内容が、圏外状態になるまで受信レベルが徐々に下がったことを示す場合には、移動無線端末が徐々に基地局から遠さかったと判定し、長い周期でセルサーチを行うことにより消費電力の削減を図る。
また、特許文献3に開示された技術は、CDMA電話機が圏内状態から圏外状態へ移行したときに、該移行が「セル移動有り」か「セル移動無し」の判定を行う。そして、セル移動無しと判定した場合に、上記圏外状態の期間中のセルサーチを中止すると共に、圏外から圏内へ復帰したときには、該移行前の圏内に係るセルL1における捕捉初期同期及び取得ロングコードを、次の圏外から圏内への復帰時の待ち受け処理に使用する。なお、「セル移動有り」と「セル移動無し」は、移行前後において、基地局が異なるか同一であるかを意味する。
この技術は、CDMA電話機に対して、圏内状態から圏外状態への移行がセル移動無しである場合において、電力消費量を抑えつつ、次の圏内復帰時には速やかに待ち受け処理に入ることを図るためのものである。
特開2010−118770号公報 特開2006−140912号公報 特開2001−285178号公報
しかしながら、所定の間隔毎に例えば30秒周期でセルサーチが行われる場合には、移動無線端末が圏外域から圏内域に移動したにかかわらず、「圏内」と判断されるまで、最大30秒程度がかかる。すなわち、実際に圏内域に入ったタイミングと、移動無線端末により圏内域に入ったと判定したタイミング(圏内状態になったタイミング)との間にズレがある。これでは、圏外域から圏内域に入ったときの通信(通話を含む)の復帰が遅く、圏内域に入れば直に通信を行いたいユーザが多い昨今の移動無線端末の利用現状に適していない。
時間の経過につれてセルサーチの間隔を少しずつ長くする技術の場合には、上記問題がより顕著である。
また、例えば、地下鉄の乗換えを繰り返しながら移動しているユーザが所持する移動無線端末の場合、圏外域(乗車中)と圏内域(駅構内)間の移行は、頻繁に繰り返される。このような場合において、特許文献1の技術のように、通信環境が不安定と判定し、乗車により圏外状態が検出されてから所定の時間が経過するまでセルサーチを強制的に停止させるのでは、通信の復帰が遅くなってしまうという恐れがある。
また、特許文献2の技術は、移動無線端末が圏外域にあり、セルサーチが無駄であるにも関わらずセルサーチを行うため、移動無線端末の無駄な電力消費を招いてしまう問題がある。
また、特許文献3の技術は、圏内状態から圏外状態に移行したときに、セルサーチを停止させるか否かを決定するために、該移行がセル移動有りかセル移動無しかの判定を行う必要があり、処理が複雑である。また、「セル移動無し」かの判定に関して、具体的には、受信レベルが急激に下がった否かに基づくため、乗車に伴った圏内状態から圏外状態への移行時に、受信レベルが急激に下がるので、この場合も「セル移動無し」の判定がなされる。乗車時間が長くすなわち移動距離が長い場合には、基地局が変るため、「セル移動無し」の判定が誤判定となり、その結果、再び圏内に入ったときの通信復帰が遅くなってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、移動無線端末の消費電力を確実に抑制すると共に、圏内域に入ったときの迅速な通信復帰を図る技術を提供する。
本発明の1つの態様は、移動無線端末である。該移動無線端末は、基地局のサーチを行う基地局サーチ部と、プロファイル取得部と、制御部とを備える。
プロファイル取得部は、圏内域から圏外域に入るタイミングと、圏外域から圏内域に入るタイミングとを示しうるプロファイルを取得し制御部に供する。
制御部は、プロファイル取得部が取得したプロファイルに基づいて、圏内域から圏外域への移行に伴ってサーチを停止し、圏外域から圏内域への移行に伴ってサーチを開始するよう基地局サーチ部を制御する。
なお、上記態様の移動無線端末を装置やシステムに置き換えて表現したものや、該端末が実行する方法や、該方法をコンピュータに実行せしめるプログラムなども、本発明の態様としては有効である。
本発明にかかる技術によれば、移動無線端末の消費電力を確実に抑制すると共に、圏外域から圏内域に入ったときの迅速な通信復帰を図ることができる。
第1の実施の形態にかかる移動無線端末を示す図である。 プロファイルの一例を示す図である(その1)。 プロファイルの一例を示す図である(その2)。 プロファイルの一例を示す図である(その3) 第2の実施の形態にかかる移動無線端末を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)の組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、ハードウェアとソフトウェアのいずれかに限定されるものではない。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態にかかる移動無線端末100を示す。移動無線端末100は、例えばスマートフォンなどの携帯電話端末であり、基地局サーチ部110、制御部120、プロファイル取得部130を備える。
基地局サーチ部110は、基地局のサーチ(セルサーチ)を行う機能ブロックであり、サーチの制御部120により制御される。
本実施の形態において、制御部120は、「通常モード」と「スマートモード」の2つのモードのいずれか一方で基地局サーチ部110の制御を行う。
「通常モード」のときに、制御部120は、従来のこの種の移動無線端末と同様にセルサーチの開始/停止を制御する。例えば、移動無線端末100が基地局と通信ができている圏内状態においてはセルサーチを停止させ、移動無線端末100が基地局と通信ができない圏外状態においてはセルサーチを開始させる。また、セルサーチの周期に関しても、制御部120は、従来と同様に、例えば30秒周期になるように制御する、または、圏外状態になってからの時間の経過につれて、徐々に周期が長くなるように制御する。
「スマートモード」のときに、制御部120は、プロファイル取得部130から供されるプロファイルに基づいて基地局サーチ部110の制御を行う。
「通常モード」と「スマートモード」のいずれで動作するかに関しては、例えば、ユーザにより指定するようにしてもよいし、プロファイル取得部130によりプロファイルの取得ができなかったときにのみ「通常モード」に、他のときに常に「スマートモード」になるようにしてもよい。
後にプロファイル取得部130のときに詳細に説明するが、プロファイル取得部130が制御部120に供するプロファイルは、圏内域から圏外域に入るタイミングと、圏外域から圏内域に入るタイミングとを示しうるものである。
「圏内域」とは、移動無線端末が基地局と通信できるエリアを意味し、「圏外域」とは、移動無線端末が基地局と通信できないエリアを意味し、移動無線端末が検出した圏内状態と圏外状態と必ずしも一致するとは限らない。例えば、前述したように、圏内域から圏外域に移行したときに、基地局と通信ができないから、移動無線端末は、現在に位置するエリアが圏外域であり、「圏外状態」を検出したとしてセルサーチをする。しかし、例えば、セルサーチが30秒周期である場合に、圏外域から圏内域に移行したときに、移動無線端末は、圏内域に位置しているにも関わらず、圏外域から圏内域への移行に最大30秒遅れて「圏内状態」を検出する。
本実施の形態において、制御部120は、プロファイル取得部130から供されるプロファイルに基づいて、圏内域から圏外域への移行に伴ってセルサーチを停止し、圏外域から圏内域への移行に伴ってセルサーチを開始するよう基地局サーチ部110を制御する。
プロファイル取得部130は、例えば、予めユーザにより登録され、図示しないメモリに格納されたプロファイルを読み出すことによりプロファイルを取得し、または、ユーザの指示に従って、インターネットなどのネットワークからダウンロードすることによりプロファイルを取得する。さらに、移動無線端末100にインストールされている他のアプリケーション(例えば電車や地下鉄の経路検索アプリケーション)からプロファイルを取得してもよい。
なお、「プロファイル」は、圏内域と圏外域間の移行タイミングを直接的に示すものであってもよいし、それに基づいて、制御部120が圏内域と圏外域間の移行タイミングを算出可能な間接的な情報であってもよい。ここで、いくつかの例を示す。
図2は、プロファイルの一例を示す。該例は、圏内域と圏外域間の移行タイミングを直接的に示すものであり、例えばユーザにより設定され、移動無線端末100の図示しないメモリに保持されている。
図2の例のプロファイルは、下記のことを示す。まず、時刻「9:30」において、圏内域から圏外域への移行が生じる。その後、圏外域の期間が時刻「10:00」まで続き、該時刻において、圏外域から圏内域への移行が生じる。そして、圏内域の期間が時刻「12:10」まで続き、該時刻において、圏内域から圏外域への移行が生じる。さらに、圏外域の期間が時刻「12:50」まで続き、該時刻において、圏外域から圏内域への移行が生じる。そして、圏内域が時刻「19:15」まで続き、該時刻において、圏内域から圏外域への移行が生じる。最後に、時刻「19:45」において、圏外域から圏内域への移行が生じる。
このようなプロファイルが使用される場合としては、下記の例が考えられる。
移動無線端末100の所持者は、毎日、朝の9時30分に地下鉄に乗り、30分後の10時に会社の最寄り駅に到着する。そして、正午12時までに仕事をした後に、歩いて10分かかる地下街にある飲食店へ食事しに行く。そして、一日の仕事の後に、19時15分発の地下鉄に乗り、30分後の19時45分に自宅の最寄り駅に到着する。地下鉄に乗車している間と、飲食店にいる間は、圏外域の期間であり、それ以外は、圏内域の期間である。
移動無線端末100の所持者が図2に示すプロファイル及び「スマートモード」を移動無線端末100に対して設定しておけば、移動無線端末100の制御部120は、毎日、下記のように動作する。
プロファイルが、朝の9時30分に圏内域から圏外域への移行を示すため、制御部120は、セルサーチを停止するよう基地局サーチ部110を制御する。次に、プロファイルが示す、圏外域から圏内域への移行タイミングとなる10時に、セルサーチを開始するよう基地局サーチ部110を制御する。そのため、移動無線端末100は、圏外域から圏内域への移行の直後に、圏内状態を検出できる。その後、圏外域への移行が再び生じる12時10分まで、移動無線端末100による通信が可能である。
同様に、制御部120は、12時10分に、セルサーチを停止するよう基地局サーチ部110を制御し、12時50分に、セルサーチを開始するよう基地局サーチ部110を制御する。その後、19時15分に、セルサーチを停止するよう基地局サーチ部110を制御し、19時45分に、セルサーチを開始するよう基地局サーチ部110を制御する。
制御部120の上述した動作により、移動無線端末100は、設定された圏外域の期間において、無駄なセルサーチを行うことが無いため、電力消費を確実に抑制することができる。また、圏外域から圏内域への移行に伴ってセルサーチが直ちに行われるため、通信の復帰が迅速にできる。
勿論、ユーザが移動無線端末100に対して、平日のみに「スマートモード」になり、休日及び祝日に「通常モード」になるように設定してもよい。この場合、平日において、移動無線端末100は上述したように動作し、休日及び祝日には、「通常モード」で動作する。
または、ユーザにより平日用のプロファイルと、休日及び祝日用のプロファイルとを夫々予め移動無線端末100に登録しておき、移動無線端末100が、平日には平日用のプロファイルが適用されるスマートモードで動作し、休日及び祝日には休日及び祝日用のプロファイルが適用されるスマートモード動作するようにしてもよい。
図3は、プロファイルの別の例を示す。該例は、圏内域と圏外域間の移行タイミングを間接的に示すものであり、図2に示す例と同様に、例えばユーザにより設定され、移動無線端末100の図示しないメモリに保持されている。
図3のプロファイルは、下記のことを示す。今から5分後に圏内域から圏外域に移行する。そして、圏外域の期間が30分間続いた後、圏外域から圏内域に移行する。圏内域の期間が2時間10分間続いた後、圏内域から圏外域に移行する。そして、圏外域の期間が40分間続いた後、圏外域から圏内域に移行する。次いで、圏内域の期間が6時間25分間続いた後、圏内域から圏外域に移行する。最後に、圏外域の期間が30分間続いた後、圏外域から圏内域に移行する。
このようなプロファイルは、図2の例を参照して説明したユーザと同じユーザが下記のように使用することが考えられる。
朝、該ユーザは、出社するために、自宅の最寄り駅に到着する。乗車時間(9時30分)の5分前に、「スマートモード」がスタートするように、移動無線端末100を設定する。
ユーザの上記設定に伴い、制御部120は、タイマーを起動すると共に、5分後すなわちユーザの乗車時に、タイマーをリセットすると共に、セルサーチを停止するよう基地局サーチ部110を制御する。タイマーが計測した時間が30分になる(すなわちユーザが降車する10時になる)と、制御部120は、タイマーを再びリセットすると共に、直ちにセルサーチを開始するよう基地局サーチ部110を制御する。
制御部120は、このようにして、プロファイルに基づいた制御を繰り返し、図3に示すプロファイルの最後の圏外域の期間の30分間が続いた後の19時45分に、タイマーリセットすると共に、直ちにセルサーチを開始するよう基地局サーチ部110を制御する。
ここまでに制御部120が行った制御は、図2のプロファイルの場合と同様である。
図3のプロファイルにおいて、最後の圏外域の期間の30分の後に、制御部120は、例えば、自動的にスマートモードから通常モードに切り換わるようにしてもよいし、通常モードに切り替えるか、他のプロファイルを適用するスマートモードにするかをユーザに選択させるようにしてもよい。
図3に示すプロファイルに基づいた制御により、図2に示すプロファイルに従った制御と同様に、電力消費を確実に抑制することができると共に、圏外域から圏内域に移行した際の通信の復帰が迅速にできる。
図4は、プロファイルのさらなる別の例を示す。該例も、圏内域と圏外域間の移行タイミングを間接的に示すものであり、例えば、プロファイル取得部130が直接インターネットなどのネットワークからダウンロードしたものや、移動無線端末100にインストールされている経路検索アプリケーションを介して取得したものである。
図4のプロファイルは、下記のことを示す。路線Wの駅1で、時刻t1に乗車する。そして、駅2で、時刻t2に降車する。駅2の構内で滞在(乗換えのための移動を含む)した後、時刻t3に乗車する。次いで、駅3で、時刻t4に降車し、駅3の構内で滞在した後に時刻t5に乗車する。最後に、駅5で、時刻t6に降車する。
このようなプロファイルは、例えば下記のように使用されるとが考えられる。
該ユーザは、目的地に行くために、移動無線端末100にインストールされている経路検索アプリケーションを起動して経路検索を行った結果、経路検索アプリケーションから複数の経路を提示された。制御部120とプロファイル取得部130は、該経路検索アプリケーションの起動をトリガに起動され、経路検索アプリケーションによる検索の結果が提示されると、制御部120は、ユーザに「スマートモードに切り換えるか?」の選択を行わせる。ユーザが「スマートモードに切り換える」を選択すると、制御部120は、さらに、提示された複数の経路のうちのいずれか1つを選択するようにユーザを促す。そして、ユーザが経路を選択すると、プロファイル取得部130は、選択された経路の情報をそのまま図4に示すプロファイルとして制御部120に供する。以降、制御部120は、上述したように、プロファイルに基づいて基地局サーチ部110の制御を行う。
図4に示すようなプロファイルの場合において、制御部120は、該プロファイルから圏内域と圏外域間の移行タイミングを推定し、推定したタイミングに応じた制御を行うことにより、他の例のプロファイルのときと同様に、電力消費を確実に抑制することができると共に、圏外域から圏内域に移行した際の通信の復帰が迅速にできる。
また、経路検索アプリケーションからプロファイルを取得することにより、ユーザによるプロファイルの設定が不要であるため、便利である。
ところで、ユーザの設定ミスや、電車や地下鉄の遅延などにより、圏内域と圏外域間の実際の移行タイミングは、プロファイルに基づいたタイミングと異なってしまう場合がある。この場合、制御部120がプロファイルを修正することが好ましい。なお、実際の移行タイミングと、プロファイルに基づいたタイミングとのズレの検出に関しては、例えば、プロファイルに基づいて、圏外域から圏内域への移行タイミングに伴ってセルサーチを開始したにもかかわらず、所定時間(通常のセルサーチの間隔例えば30秒より短い時間)が経過しても基地局を検出できず、「圏外状態」のままの場合、制御部120は、圏外域から圏内域への移行は、プロファイルに基づいた移行タイミングより遅れたと判断することができる。
図2に示すプロファイルを例にして説明する。
例えば、ユーザが設定した、圏外域から圏内域への移行タイミングのうちに、10時という時刻がある。しかし、実際には、乗車時間が30分ではなく、32分である。この場合、制御部120は、10時に基地局サーチ部110を開始させたが、10時から20秒経過しても、「圏内状態」にならない場合、上記ズレがあると認識する。そして、制御部120は、その後のセルサーチにより基地局を検出し、「圏内状態」になったタイミング(この場合、10時32分)を、圏外域から圏内域への新たな移行タイミングとして、「10:00」を上書きする。
こうすることにより、ユーザの設定が間違っても、移動無線端末100が自ら修正できる。
さらに、圏外域から圏内域への実際の移行タイミングが、プロファイルに基づいたタイミングより遅れた場合に、制御部120により、セルサーチの間隔を通常の周期より短くするように制御することが好ましい。こうすることにより、ズレがあった場合にも、迅速な通信復帰を図ることができる。
一方、特に図4に示すような経路情報を示すプロファイルの場合、上述したズレがその日に限った電車の遅延に起因した偶発的なものである可能性もある。このような場合も考慮して、上述したズレを検出した場合に、直ちにプロファイルを修正する代わりに、文章や音声などのメッセージにより、ズレがあることをユーザに知らせると共に、プロファイルの修正の要否をユーザに指示させ、修正するようユーザにより指示された場合においてのみ、プロファイルの修正を実行することが好ましい。
こうすることにより、ユーザに利便性を提供すると共に、偶発的な要因によってプロファイルを誤修正してしまうことを防ぐことができる。
さらに、プロファイルを修正した場合に、修正後のプロファイルを移動無線端末100の外部に保存することが好ましい。この「外部」とは、例えば、予め設定された、ネットワーク上のサーバや、修正前のプロファイルをダウンロードした際に使用したサーバなどとすることができる。この場合、修正前のプロファイルを移動無線端末100の図示しないメモリに残すか否か、上述したサーバに保存されていた修正前のプロファイルを残すか否かは、システムの設計者に委ねてもよいし、ユーザに選択させるようにしてもよい。さらに、修正前のプロファイルを残す場合には、例えば、移動無線端末100が、プロファイルを取得する際に、ネットワークを介して上述したサーバにアクセスし、該プロファイルに対応する修正後のプロファイルの有無を確認すると共に、ある場合には、修正前のプロファイルを使用するか修正後のプロファイルを使用するかをユーザに選択させるようにしてもよい。
<第2の実施の形態>
図5は、第2の実施の形態にかかる移動無線端末200を示す。移動無線端末200は、基地局サーチ部110、制御部120、メモリ210、測定部220、プロファイル取得部230を備える。
基地局サーチ部110と制御部120は、移動無線端末100における基地局サーチ部110と制御部120と夫々同様であり、これらについての説明を省略する。
メモリ210は、複数のプロファイルを保持している。これらの複数のプロファイルは、例えば、ユーザにより予めされたものである。
測定部220は、移動無線端末200の現在位置と移動方向を測定するものである。現在位置に関しては、例えば現在帰属している基地局から取得してもよいし、昨今のこの種の端末に通常備えられるGPS機能を介して取得してもよい。測定部220は、測定した現在位置と移動方向を示す情報をプロファイル取得部230に供する。
本実施の形態の移動無線端末200において、プロファイル取得部230は、ユーザの指示または測定部220による測定結果のいずれ一方に基づいて、メモリ210に保持されている複数のプロファイルのうちの1つを選択し、選択したプロファイルをメモリ210から読み出して制御部120に供する。
例えば、ユーザが複数のプロファイルのうちのAを指示した場合に、プロファイル取得部230は、ユーザの指示通りに、プロファイルAをメモリ210から読み出して制御部120に供する。
また、測定部220による測定結果に基づいてプロファイルを選択する場合、プロファイル取得部230は、例えば、現在位置と移動方向からユーザが向かっている駅を推定し、メモリ210に保持されたプロファイルのうちの、始発駅が当駅と同様であるプロファイルを選択するようにすることができる。
なお、測定部220がユーザの指示と、測定部220の測定結果に基づいた判定のいずれを優先するかは、様々なバリエーションが考えられる。
例えば、常にユーザの指示を最優先とし、ユーザの指示に応じて選択したプロファイルに基づいた制御中には、測定部220の測定結果に基づいたプロファイルの選択をしないようにすることが考えられる。そして、ユーザによる指示が無い場合には、測定部220の測定結果に基づいてプロファイルを選択するようにする。
または、ユーザの指示に従ってプロファイルを選択するものの、測定部220の測定結果に基づいて該プロファイルが適切か否かを判定するようにしてもよい。例えば、ユーザが指示したプロファイルの始発駅が、ユーザが実際に向かっている駅と異なる場合、ユーザにより指示されたプロファイルが不適切であると判断すると共に、測定部220の測定結果に基づいてプロファイルを選択し直すようにしてもよい。
なお、プロファイルの誤変更を防ぐために、プロファイルの変更にあたり、変更の要否をユーザに指示させ、変更するようユーザにより指示された場合においてのみ、プロファイルの変更を実行することが好ましい。
また、上記において、例として、プロファイル取得部230が予めメモリ210に登録された複数のプロファイルの中から選択するように説明したが、ユーザの指示または測定部220の測定結果に基づいて、該当するプロファイルをネットワークからダウンロードするようにしてもよい。
本実施の形態の移動無線端末200によれば、移動無線端末100と同様の効果を得ることができると共に、測定部220の測定結果に基づいて、自動的にプロファイルを取得したり、ユーザが誤ったプロファイルを指示した場合に正しいプロファイルに変更したりするなどができるため、より便利である。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、上述した各実施の形態に対してさまざまな変更、増減、組合せを行ってもよい。これらの変更、増減、組合せが行われた変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
100 移動無線端末
110 基地局サーチ部
120 制御部
130 プロファイル取得部
200 移動無線端末
210 メモリ
220 測定部
230 プロファイル取得部

Claims (7)

  1. 基地局のサーチを行う基地局サーチ部と、
    圏内域から圏外域に入るタイミングと、圏外域から圏内域に入るタイミングとを示しうるプロファイルを取得するプロファイル取得部と、
    前記プロファイル取得部が取得した前記プロファイルに基づいて、圏内域から圏外域への移行に伴って前記サーチを停止し、圏外域から圏内域への移行に伴って前記サーチを開始するよう前記基地局サーチ部を制御する制御部とを備え
    前記制御部は、
    前記プロファイル取得部が取得した前記プロファイルに基づく圏外域から圏内域への移行の際に、前記基地局サーチ部に行わせた前記サーチにより圏外と判定されたときに、通常のサーチ間隔より短い間隔で前記サーチを行うよう前記基地局サーチ部を制御することを特徴とする移動無線端末。
  2. 予め設定された複数の前記プロファイルを記憶する記憶部をさらに有し、
    前記プロファイル取得部は、前記記憶部に記憶された複数の前記プロファイルのうちのいずれか1つを読み出して前記制御部に供することを特徴とする請求項1に記載の移動無線端末。
  3. 圏内域において自位置及び移動方向を検出する検出部をさらに備え、
    前記プロファイル取得部は、前記検出部による検出結果に基づいて、前記制御部に供する前記プロファイルを取得することを特徴とする請求項1または2に記載の移動無線端末。
  4. 前記制御部は、
    圏外域から圏内域への実際の移行タイミングが、前記プロファイルに基づいたタイミングと異なった場合に、前記プロファイルを修正することを特徴とする請求項1からのいずれ1項に記載の移動無線端末。
  5. 前記制御部は、
    修正した前記プロファイルを外部に保存することを特徴とする請求項に記載の移動無線端末。
  6. 移動無線端末による基地局のサーチを制御する制御方法において、
    圏内域から圏外域に入るタイミングと、圏外域から圏内域に入るタイミングとを示しうるプロファイルを取得し、
    取得した前記プロファイルに基づいて、圏内域から圏外域への移行に伴って前記サーチを停止し、圏外域から圏内域への移行に伴って前記サーチを開始するよう前記サーチを制御し、
    取得した前記プロファイルに基づく圏外域から圏内域への移行の際に、前記サーチにより圏外と判定されたときに、通常のサーチ間隔より短い間隔で前記サーチを行うことを特徴とする制御方法。
  7. 移動無線端末が圏内域から圏外域に入るタイミングと、圏外域から圏内域に入るタイミングとを示しうるプロファイルを取得し、
    取得した前記プロファイルに基づいて、圏内域から圏外域への移行に伴って前記移動無線端末による基地局のサーチを停止し、圏外域から圏内域への移行に伴って前記サーチを開始し、
    取得した前記プロファイルに基づく圏外域から圏内域への移行の際に、前記サーチにより圏外と判定されたときに、通常のサーチ間隔より短い間隔で前記サーチを行う処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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