JP5807567B2 - 車両用サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、車両用サイドエアバッグ装置に関する。
下記特許文献1に示された車両用サイドエアバッグ装置では、サイドエアバッグが、乗員の肩部の側方に膨張展開する肩拘束部と、肩拘束部よりも車両前方側で乗員の脇より低い位置へ膨張展開するアームサポート縁とを備えている。このアームサポート縁の車両幅方向内側面は傾斜面になっており、サイドエアバッグが展開完了して前記傾斜面が乗員の上腕部の側面に押し当てられることにより、乗員の上腕部が前記傾斜面に沿って滑り上がり、アームサポート縁の上面に載るようになっている。これにより、車幅方向から見たときの乗員の上腕部と乗員の胸部とのラップ量を低減し、乗員の上腕部が乗員の胸部(肋骨)とサイドエアバッグとの間に介在することを抑制するようにしている。つまり、乗員の上腕部(上腕骨)がサイドエアバッグと乗員の肋骨との間に存在する場合、サイドエアバッグからの力が乗員の上腕骨を介して乗員の肋骨の一部に集中する。このため、乗員の上腕骨がサイドエアバッグと乗員の肋骨との間に介在しない場合に比べてサイドエアバッグの内圧を低く設定する必要が生じる。この点、上記車両用サイドエアバッグ装置では、上述の如き構成により、サイドエアバッグの内圧を高く設定することができる。これにより、サイドエアバッグによる乗員拘束の効率を向上させることができる。
特開2010−132072号公報
しかしながら、上述の如き車両用サイドエアバッグ装置では、乗員の上腕部がアームサポート縁の傾斜面に沿って滑り上がっているときには、乗員の上腕部に車両上方側への力だけでなく、車両幅方向内方側への力も付与される。つまり、乗員の上腕部がアームサポート縁の傾斜面に沿って滑り上がっている間は、サイドエアバッグからの力が乗員の上腕骨を介して乗員の肋骨に伝わるため、サイドエアバッグの内圧を十分に高めることができなくなる可能性がある。そのため、サイドエアバッグによる乗員拘束の効率を更に向上させる点で、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、サイドエアバッグによる乗員拘束の効率を従来よりも向上させることができる車両用サイドエアバッグ装置を得ることを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、作動することによりガスを発生させるインフレータと、袋状に形成されると共に接合部によってメインバッグ部とサブバッグ部とに区分され、前記メインバッグ部が前記インフレータからのガスの供給を受けて乗員の上腕部の車両後方側で膨張展開して乗員の肩部、胸部及び腹部と車体側部との間に介在し、未展開の前記サブバッグ部が乗員の上腕部の後面と対向すると共に、前記メインバッグ部の展開完了後の内圧上昇に伴って前記接合部が破断することにより前記サブバッグ部が膨張展開して乗員の上腕部を押し上げて下方側から支持するサイドエアバッグと、を備え、前記サイドエアバッグは、前記サブバッグ部が前記メインバッグ部の内部側へ突出するように折られる共にその折れ線に沿った前記接合部において接合されており、前記メインバッグ部は、展開完了状態の前方縁部において前記接合部が設けられた部位が前下がりに傾斜して乗員の上腕部の後面と対向するように形成されており、前記サブバッグ部は、車両前方斜め上方へ向けて膨張展開し、展開完了状態の前記サブバッグ部によって下方側から支持される乗員の上腕部が車両幅方向から見て乗員の肋骨の延在方向に延びるように前記サブバッグ部が形成されている。
なお、請求項1に記載の発明では、乗員とサイドエアバッグとの関係は、例えば、国際統一側面衝突ダミー(World Side Impact Dummy:WorldSID)を用いて設定される。
また、請求項1に記載の「上腕部の後面」は、乗員の上腕部において上腕二頭筋が存在する側とは反対側の面のことである。
また、請求項1に記載の「車両後方側で膨張展開」は、メインバッグ部の大部分が乗員の上腕部の車両後方側で膨張展開するものであればよく、メインバッグ部の一部が乗員の上腕部よりも車両前方側に突出する構成も含まれる。
また、請求項1に記載の「接合」には、縫製、接着、溶着などが含まれている。
請求項1に記載の発明では、例えば、車両が側面衝突をすると、インフレータが作動してガスが発生し、サイドエアバッグのメインバッグ部にガスが供給される。これにより、メインバッグ部が乗員の上腕部の車両後方側で膨張展開して乗員の肩部、胸部及び腹部と車体側部との間に介在すると共に、未展開のサブバッグ部が乗員の上腕部の後面と対向する。このサブバッグ部は、メインバッグ部の展開完了後の内圧上昇に伴ってサイドエアバッグの接合部が破断することにより膨張展開して乗員の上腕部を押し上げる。この場合、乗員の上腕部は、サブバッグ部によって後面を押されることにより、乗員の肩部を中心として上方側へ回転するので、乗員の上腕部に車両幅方向の力が付与されないようにすることができる。これにより、乗員の上腕部が押し上げられているときに、サイドエアバッグからの力が乗員の上腕骨を介して乗員の胸部(肋骨)に加わらないようにすることができる。その結果、サイドエアバッグの内圧を乗員の肋骨の耐性に基づいて設定することが可能になるので、サイドエアバッグによる乗員拘束の効率を従来よりも向上させることができる。
しかも、この発明では、メインバッグ部の展開完了状態では、メインバッグ部の前方縁部に位置する接合部が乗員の上腕部の後面と対向する。この接合部がメインバッグ部の内圧上昇により破断すると、メインバッグ部の内部側へ突出するように折られていたサブバッグ部が、メインバッグ部内のガスの圧力によってメインバッグ部の外部側へ突出しながら膨張展開する。これにより、接合部と対向していた乗員の上腕部がサブバッグ部によって押し上げられる。この場合、サブバッグ部がメインバッグ部の内部側から外部側へ突出する際に、乗員の上腕部へ向けて真っ直ぐに突出(展開)するようにできるため、乗員の上腕部を良好に押し上げることができる。
さらに、この発明では、メインバッグ部の展開完了状態では、メインバッグ部の前方縁部において接合部が設けられた部位が前下がりに傾斜する。この傾斜した部位が乗員の上腕部の後面と当ることにより、乗員の上腕部が前下がりに傾斜した状態になるので、車両幅方向から見たときの乗員の上腕部と胸部とのラップ量を低減することができる。また、乗員の胸部とメインバッグ部との接触面積を拡大することができるので、メインバッグ部によって早期から効率的なエネルギー吸収を図ることができる。しかも、前下がりに傾斜した接合部が破断した際には、メインバッグ部の内部側へ突出するように折られていたサブバッグ部が、車両前方斜め上方へ向けて膨張展開する。この膨張展開の方向は、乗員の上腕部が押し上げられる際の上腕部の回転方向に沿った方向であるため、乗員の上腕部を良好に押し上げることができる。
またさらに、この発明では、サブバッグ部の展開完了状態では、当該サブバッグ部によって下方側から支持される乗員の上腕部が、車両幅方向から見て乗員の肋骨の延在方向、すなわち車両前後方向に対して僅かに前下がり(後上がり)に傾斜した方向に延びる。この状態では、乗員の上腕部が車体側部との干渉によって車両幅方向内方側へ押された場合でも、乗員の上腕部と乗員の肋骨とが干渉しないようにすることができる。しかも、サブバッグ部と乗員胸部の前部側との接触面積が拡大されるので、乗員の胸部をサブバッグ部によってソフトに拘束することができる。
請求項に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1において、前記メインバッグ部は、展開完了状態で上端側に位置する肩部拘束部の前方縁部が、車両幅方向から見て乗員の肩部の中心とラップするように形成されている。
請求項に記載の発明では、メインバッグ部の展開完了状態では、当該メインバッグ部の上端側に位置する肩部拘束部の前方縁部が、車両幅方向から見て乗員の肩部の中心とラップする。つまり、肩部拘束部は、乗員の肩部における後部側を拘束するため、サブバッグ部によって乗員の上腕部が乗員の肩部を中心として押し上げられる際に肩部拘束部から付与される抵抗を少なくすることができる。これにより、乗員の上腕部をスムーズに押し上げることができる。
請求項に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1又は請求項2において、前記サブバッグ部は、展開完了状態で前部側が車両幅方向から見て前記メインバッグ部の前方縁部よりも車両前方側へ突出し、乗員の上腕部の肘の付近までを支持するように形成されている。
請求項に記載の発明では、サブバッグ部の展開完了状態では、サブバッグ部の前部側が車両幅方向から見て乗員の胸部よりも車両前方側へ突出する。これにより、サブバッグ部と乗員の胸部との接触面積を効果的に拡大することができる。しかも、乗員の胸部よりも車両前方側へ突出したサブバッグ部の前部側によって乗員の上腕部の肘の付近までを支持することができる。これにより、上腕部の支持を安定させることができる。
請求項に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項において、前記サブバッグ部は、平面展開状態で三角形に形成されている。
以上説明したように、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置では、サイドエアバッグによる乗員拘束の効率を従来よりも向上させることができる。
本発明の実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置の構成を示す概略的な側面図である。 図サイドエアバッグ装置の構成部材であるサイドエアバッグの側面図である。 同サイドエアバッグを構成する基布の平面展開図である。 同サイドエアバッグの縫製途中の状態を示す側面図である。 図2の5−5線に沿った切断面を示す拡大断面図である。 同サイドエアバッグ装置の構成を示す図1に対応した側面図であり、(A)はメインバッグ部の展開完了状態を示し、(B)はサブバッグ部の展開完了状態を示している。 サイドエアバッグによって乗員が拘束された際の拘束力とサイドエアバッグの潰れ量との関係を示す線図である。 本発明の実施形態に係るサイドエアバッグの拘束力と従来のサイドエアバッグの拘束力とを同じに設定した場合に予測されるダミーの胸部のたわみ量と側面衝突が発生してからの時間との関係を示す線図である。
以下、図1〜図8を用いて、本発明の実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置10(以下、単にサイドエアバッグ装置10という)について説明する。なお、各図中に適宜示される矢印FRは車両前方向を示し、矢印UPは車両上方向を示している。
図1に示されるように、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置10は、車両用シート12におけるシートバック14のドア側サイド部14A(図示しないサイドドア側の側部)に搭載されている。このシートバック14は、シートクッション16の後端部に傾倒可能に連結されており、上端部にはヘッドレスト18が連結されている。なお、本実施形態では、車両用シート12の前方向、上方向及び幅方向は、車両の前方向、上方向及び幅方向と一致している。
サイドエアバッグ装置10は、サイドエアバッグ20(以下、単に「エアバッグ20」と称する)と、エアバッグ20内でガスを発生させるガス供給手段としてのインフレータ22と、を備えており、エアバッグ20が折り畳まれた状態でインフレータ22等と共にユニット化されたものが、ドア側サイド部14Aの内部に配設されている。なお、図1においては、インフレータ22が発生したガスの圧力でエアバッグ20が膨張展開した状態(展開完了状態)が図示されている。また、図示は省略するが、サイドエアバッグ装置10の周囲には、シート表皮によって覆われたシートバッグパッド(ウレタンパッド)が配置されており、エアバッグ20が膨張展開する際には、シート表皮の縫合部およびシートバッグパッドが開裂される構成になっている。
図2に示されるように、エアバッグ20は、本実施形態では所謂1チャンバサイドエアバッグとされている。このエアバッグ20は、例えばナイロン系又はポリエステル系の布材を切り出して形成された2枚の基布24、26(図3参照)が重ね合わされると共に、これらの基布24、26の周縁部が縫製部S1(図1及び図6では図示省略)において縫製されることにより袋状に形成されている。なお、図4には、このエアバッグ20の縫製途中の状態が図示されている。
このエアバッグ20では、図4の折れ線L1よりも右側の部分がメインバッグ部20A(本体部)とされ、折れ線L1よりも左側の部分がサブバッグ部20B(アームサポート部)とされている。メインバッグ部20Aは、長尺状に形成されており、長手方向一端側が乗員の肩部を拘束するための肩部拘束部20A1とされ、長手方向中間部が乗員の胸部を拘束するための胸部拘束部20A2とされ、長手方向他端側が乗員の腹部を拘束するための腹部拘束部20A3とされている。
なお、本実施形態では、車両用シート12には実際の乗員の代わりに、国際統一側面衝突ダミー28(World Side Impact Dummy:WorldSID)が着座している。この着座姿勢は、現在、日本、欧州で採用されている側面衝突試験法(ECE R95)、又は米国の側面衝突試験法(FMVSS214)で定められたものである。また、メインバッグ部20Aの大きさは、この国際統一側面衝突ダミー28の肩部28A、胸部28B及び腹部28Cの位置に合わせて設定されている。以下、説明の都合上、この国際統一側面衝突ダミー28を「乗員28」と称する。
一方、サブバッグ部20Bは、メインバッグ部20Aの幅方向一端側(メインバッグ部20Aの展開完了状態での前方縁部側)に設けられており、胸部拘束部20A2の幅方向一端部(胸部拘束部20A2の展開完了状態での前方縁部)に一体に接続されている。このサブバッグ部20Bは、平面展開状態で三角形に形成されている。
上述のエアバッグ20は、図2及び図5に示されるようにサブバッグ部20Bがメインバッグ部20Aの内部側へ突出するように折れ線L1、L2に沿って折られると共に、折れ線L1、L2に沿った縫製部S2(ティアシーム:接合部)において縫製(接合)されている。この縫製部S2は、胸部拘束部20A2の幅方向一端部(胸部拘束部20A2の展開完了状態での前方縁部)に設けられている。この縫製部S2は、メインバッグ部20Aの内圧が設定値以上に上昇した際に破断するように、縫い糸の材質、太さ、及び本数などが設定されており、前述した縫製部S1と比較して引張強度が低く設定されている。
また、メインバッグ部20Aの幅方向他端部(メインバッグ部20Aの膨張展開完了状態での後方縁部)には、インフレータ収容部20A4が設けられている。このインフレータ収容部20A4には、インフレータ22が収容されている。インフレータ22は、円柱状に形成されており、軸線方向がシートバック14の高さ方向に沿う状態で配置されている。インフレータ22の外周部からは、車両幅方向内方側へ向けて上下一対のスタッドボルト(図示せず)が突出している。これらのスタッドボルトは、エアバッグ20の基布26及びシートバックフレーム15のサイドフレーム17を貫通しており、先端側にナットが螺合している。これにより、インフレータ22がエアバッグ20と共にサイドフレーム17に締結固定されている。
上述のインフレータ22には、車両に搭載されたサイドエアバッグECU30及びサイドエアバッグセンサ32が電気的に接続されている。サイドエアバッグECU30は、車両が側面衝突をした際に、サイドエアバッグセンサ32からの検知信号に基づいてサイドエアバッグ装置10を作動させるか否かを判定する。この判定が肯定されると所定電流がインフレータ22に通電される。これにより、インフレータ22が作動して、インフレータ22の下端側に設けられた図示しないガス噴出口からガスが噴出される。
インフレータ22から噴出されるガスは、先ずメインバッグ部20A内に供給され、メインバッグ部20Aがドア側サイド部14Aの車両前方側へ膨張展開する。この場合、メインバッグ部20Aは、図6(A)に示されるように、乗員28の上腕部28Dの車両後方側で膨張展開し、乗員28の肩部28A、胸部28B及び腹部28Cと車両のサイドドア(車体側部)との間に介在するようになっている。
具体的には、メインバッグ部20Aは、展開完了状態(図6(A)図示状態)で上端側に位置する肩部拘束部20A1の前方縁部34が、車両幅方向から見て乗員28の肩部28Aの中心C(上腕骨の回転中心)とラップするように形状設定されており、肩部拘束部20A1が乗員28の肩部28Aの後部側とサイドドアとの間に介在する。これにより、乗員28の肩部28Aの後部側が肩部拘束部20A1によって拘束される。この状態では、前方縁部34の下端が、乗員28の脇の側方に位置するようになっている。
また、メインバッグ部20Aは、展開完了状態で上下方向中間部に位置する胸部拘束部20A2の前方縁部36(縫製部S2が設けられた部位)が前下がりに傾斜、すなわち車両前方斜め下方へ向かうように傾斜するように形成されており、当該前方縁部36が乗員28の上腕部28Dの後面に当るようになっている。この状態では、乗員28の胸部28Bにおける前後方向中間部及び後部側が胸部拘束部20A2によって拘束される。
また、メインバッグ部20Aは、展開完了状態で下端側に位置する腹部拘束部20A3が乗員28の腹部28Cとサイドドアとの間に介在する。この腹部拘束部20A3の前方縁部38は、後下がりに傾斜、すなわち車両後方斜め下方へ向かうように傾斜する。この腹部拘束部20A3によって乗員28の腹部28Cが拘束される。
さらに、このサイドエアバッグ装置10では、メインバッグ部20Aの展開完了後に更にインフレータ22からガスが噴出されると共にメインバッグ20Aが乗員28とサイドドアとの間で圧縮されることにより、メインバッグ部20Aの内圧が設定値以上に上昇すると、縫製部S2が破断するようになっている。縫製部S2が破断すると、メインバッグ部20Aの内部側へ突出するように折られていたサブバッグ部20Bが、メインバッグ部20A内のガスの圧力によってメインバッグ部20Aの外部側へ突出しながら膨張展開する(図6(B)の矢印U参照)。この場合、サブバッグ部20Bは、折れ線L1、L2に沿って折られた部分を展開させつつ、車両前方斜め上方へ向けて膨張展開する。これにより、縫製部S2と対向していた乗員28の上腕部28Dがサブバッグ部20Bによって押し上げられる。
つまり、本実施形態では、乗員28の上腕部28Dを押し上げるためのサブバッグ部20Bの展開タイミングが、メインバッグ部20Aの内圧と縫製部S2の引張強度とによって設定されている。この展開タイミングは、縫製部S2の縫い糸の材質、太さ、及び本数などにより任意に設定変更することができるので、接着や溶着等の他の接合方法よりも展開タイミングの設定が容易である。
図6(B)に示されるように、サブバッグ部20Bの展開完了状態では、サブバッグ部20Bの上面40が車両前後方向に対して僅かに前下がりに傾斜した状態になり、乗員28の上腕部28Dがサブバッグ部20Bによって下方側から支持される。この状態では、車両幅方向から見て乗員28の上腕部28D(上腕骨42)が乗員28の肋骨46の延在方向に沿って延びるように前記サブバッグ部20Bの長さ寸法H(図4参照)が設定されている(なお、図6(B)では図面を見易くする関係から、乗員28の肋骨46を一本だけ図示している)。またこの状態では、サブバッグ部20Bの前部側が車両幅方向から見て乗員28の胸部28Bの前面よりも車両前方側へ突出し、胸部28Bの前部側がサブバッグ部20Bによって拘束されるようになっている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のサイドエアバッグ装置10では、車両が側面衝突をすると、インフレータ22が作動してガスが発生し、エアバッグ20のメインバッグ部20Aにガスが供給される。これにより、メインバッグ部20Aが乗員28の上腕部28Dの車両後方側で膨張展開して乗員28の肩部28A、胸部28B及び腹部28Cとサイドドアとの間に介在すると共に、未展開のサブバッグ部20Bが乗員28の上腕部28Dの後面と対向する。このサブバッグ部20Bは、メインバッグ部20Aの膨張展開完了後の内圧上昇に伴ってエアバッグ20の縫製部S2が破断することにより膨張展開して乗員28の上腕部28Dを押し上げる。この場合、乗員28の上腕部28Dはサブバッグ部20Bによって後面を押されることにより、肩部28Aを中心として上方側へ回転するので、上腕部28Dに車両幅方向の力が付与されないようにすることができる。これにより、上腕部28Dが押し上げられているときに、エアバッグ20からの力が上腕骨42を介して胸部28B(肋骨)に加わらないようにすることができる。その結果、エアバッグ20の内圧を乗員28の肋骨の耐性に基づいて設定することが可能になるので、エアバッグ20による乗員拘束の効率を従来よりも向上させることができる。しかも、サブバッグ部20Bが膨張展開することにより、乗員28の胸部28Bの前部側がサブバッグ部20Bによって拘束されるので、エアバッグ20によるエネルギ吸収効率を高めることができる。
なお、図7には、サイドエアバッグによって乗員が拘束された際の拘束力とサイドエアバッグの潰れ量との関係が線図(F−S線図)にて示されている。この図7において、実線が本実施形態に係るサイドエアバッグ装置10についての線図であり、点線が従来のサイドエアバッグ装置についての線図である。この図7に示されるように、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置10では、従来のサイドエアバッグ装置に比べて拘束力が向上している。これは、従来のサイドエアバッグ装置では、乗員の肋骨の耐性のみならず、肋骨とサイドエアバッグとの間に硬い上腕骨が介在することを考慮してサイドエアバッグの内圧が決定される一方、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置10では、肋骨の耐性のみに基づいてエアバッグ20の内圧を決定することができるためである。
また、図8には、本実施形態に係るエアバッグ20の拘束力と従来のサイドエアバッグの拘束力とを同じに設定した場合に予測される乗員(ここでは国際統一側面衝突ダミー)の胸部のたわみ量と側面衝突が発生してからの時間との関係が線図にて示されている。この図8において、実線は本実施形態に係るサイドエアバッグ装置10についての線図であり、点線は従来のサイドエアバッグ装置についての線図である。この図に示されるように、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置10では、従来のサイドエアバッグ装置よりも乗員の胸部のたわみ量が小さくなっている。これは、従来のサイドエアバッグ装置では、サイドエアバッグからの力が乗員の上腕部を介して乗員の肋骨に伝わる一方、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置10では、エアバッグ20からの力が乗員の肋骨の広い範囲に分散されるためである。
また、本実施形態では、メインバッグ部20Aの展開完了状態(図6(A)図示状態)において、胸部拘束部20A2の前方縁部36に位置する縫製部S2が乗員28の上腕部28Dの後面と対向する。この縫製部S2がメインバッグ部20Aの内圧上昇により破断すると、メインバッグ部20Aの内部側へ突出するように折られていたサブバッグ部20Bが、メインバッグ部20A内のガスの圧力によってメインバッグ部20Aの外部側へ突出しながら膨張展開する。これにより、縫製部S2と対向していた乗員28の上腕部28Dがサブバッグ部20Bによって押し上げられる。この場合、サブバッグ部20Bがメインバッグ部20Aの内部側から外部側へ突出する際に、乗員28の上腕部28Dへ向けて真っ直ぐに突出(展開)するようにできるため、乗員28の上腕部28Dを良好に押し上げることができる。
また、本実施形態では、メインバッグ部20Aの展開完了状態(図6(A)図示状態)では、メインバッグ部20Aにおいて縫製部S2が設けられた部位、すなわち胸部拘束部20A2の前方縁部36が前下がりに傾斜する。この前方縁部36が乗員28の上腕部28Dの後面と当ることにより、図6(A)に示される如く上腕部28Dが前下がりに傾斜した状態になるので、車両幅方向から見たときの上腕部28Dと胸部28Bとのラップ量を低減することができる。また、胸部28Bとメインバッグ部20Aとの接触面積を拡大することができるので、メインバッグ部20Aによって早期から効率的なエネルギー吸収を図ることができる。しかも、前下がりに傾斜した縫製部S2が破断した際には、メインバッグ部20Aの内部側へ突出するように折られていたサブバッグ部20Bが、車両前方斜め上方へ向けて膨張展開する。この膨張展開の方向は、乗員28の上腕部28Dが押し上げられる際の上腕部28Dの回転方向に沿った方向であるため、上腕部28Dを良好に押し上げることができる。
また、本実施形態ではサブバッグ部20Bの展開完了状態(図1及び図6(B)図示状態)では、当該サブバッグ部20Bによって下方側から支持される乗員28の上腕部28Dが、車両幅方向から見て乗員28の肋骨46の延在方向、すなわち車両前後方向に対して僅かに前下がり(後上がり)に傾斜した方向に延びる。この状態では、乗員28の上腕部28Dがサイドドアとの干渉によって車両幅方向内側へ押された場合でも、上腕部28Dと肋骨46とが干渉しないようにすることができる。しかも、胸部28Bの前部側とサブバッグ部20Bとの接触面積が拡大されるので、胸部28Bをサブバッグ部20Bによってソフトに拘束することができる。
また、本実施形態では、メインバッグ部20Aの展開完了状態(図6(A)図示状態)では、当該メインバッグ部20Aの上端側に位置する肩部拘束部20A1の前方縁部34が、車両幅方向から見て乗員28の肩部28Aの中心Cとラップし、肩部28Aの後部側が肩部拘束部20A1によって拘束される。このためサブバッグ部20Bによって乗員28の上腕部28Dが肩部28Aを中心として押し上げられる際に肩部拘束部20A1から付与される抵抗を少なくすることができる。これにより、乗員28の上腕部28Dをスムーズに押し上げることができる。
また、本実施形態では、サブバッグ部20Bの展開完了状態(図1及び図6(B)図示状態)では、サブバッグ部20Bの前部側が車両幅方向から見て乗員28の胸部28Bよりも車両前方側へ突出する。これによってもサブバッグ部20Bと乗員の胸部28Bとの接触面積を拡大することができる。しかも、乗員28の胸部28Bよりも車両前方側へ突出したサブバッグ部20Bの前部側によって乗員28の上腕部28Dの肘の付近までを支持することができる。これにより、上腕部28Dの支持を安定させることができる。
<実施形態の補足説明>
上記実施形態では、サイドエアバッグ20が所謂1チャンバサイドエアバッグとされた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、サイドエアバッグが所謂2チャンバサイドエアバッグ又は所謂3チャンバサイドエアバッグとされ、乗員の腰部も拘束する構成にしてもよい。
また、上記実施形態におけるサブバッグ部20Bは、展開完了状態で前部側が車両幅方向から見て乗員28の胸部28Bよりも車両前方側へ突出するように形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、展開完了状態におけるサブバッグ部20Bの車両前方側への突出量が上記実施形態よりも小さく設定された構成にしてもよい。
また、上記実施形態におけるメインバッグ部20Aは、展開完了状態で肩部拘束部20A1の前方縁部34が車両幅方向から見て乗員28の肩部28Aの中心Cとラップするように形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、メインバッグ部の展開完了状態で、肩部拘束部の前方縁部が乗員の肩部の中心よりも車両前方側に位置する構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、サイドエアバッグ20が折れ線L1、L2に沿った縫製部S2(ティアシーム)において縫製された構成(縫製部S2が接合部とされた構成)にしたが、本発明はこれに限らず、サイドエアバッグ20が折れ線L1、L2に沿った接合部において接着剤により接着された構成、或いはサイドエアバッグ20が折れ線L1、L2に沿った接合部において溶着により接合された構成にしたもよい。
また、上記実施形態では、2枚の基布24、26の周縁部が縫製部S1において縫製されることにより袋状のサイドエアバッグ20が形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、自動織機による袋織り工法(所謂OPW工法)によってサイドエアバッグが形成される構成にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことはいうまでもない。
10 車両用サイドエアバッグ装置
20 サイドエアバッグ
20A メインバッグ部
20A1 肩部拘束部
20B サブバッグ部
22 インフレータ
28 乗員(国際統一側面衝突ダミー)
28A 肩部
28B 胸部
28C 腹部
28D 上腕部
34 肩部拘束部の前方縁部
46 肋骨
S2 縫製部(接合部)
C 乗員の肩部の中心

Claims (4)

  1. 作動することによりガスを発生させるインフレータと、
    袋状に形成されると共に接合部によってメインバッグ部とサブバッグ部とに区分され、前記メインバッグ部が前記インフレータからのガスの供給を受けて乗員の上腕部の車両後方側で膨張展開して乗員の肩部、胸部及び腹部と車体側部との間に介在し、未展開の前記サブバッグ部が乗員の上腕部の後面と対向すると共に、前記メインバッグ部の展開完了後の内圧上昇に伴って前記接合部が破断することにより前記サブバッグ部が膨張展開して乗員の上腕部を押し上げて下方側から支持するサイドエアバッグと、
    を備え、
    前記サイドエアバッグは、前記サブバッグ部が前記メインバッグ部の内部側へ突出するように折られる共にその折れ線に沿った前記接合部において接合されており、
    前記メインバッグ部は、展開完了状態の前方縁部において前記接合部が設けられた部位が前下がりに傾斜して乗員の上腕部の後面と対向するように形成されており、
    前記サブバッグ部は、車両前方斜め上方へ向けて膨張展開し、
    展開完了状態の前記サブバッグ部によって下方側から支持される乗員の上腕部が車両幅方向から見て乗員の肋骨の延在方向に延びるように前記サブバッグ部が形成されている車両用サイドエアバッグ装置。
  2. 前記メインバッグ部は、展開完了状態で上端側に位置する肩部拘束部の前方縁部が、車両幅方向から見て乗員の肩部の中心とラップするように形成されている請求項1に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  3. 前記サブバッグ部は、展開完了状態で前部側が車両幅方向から見て前記メインバッグ部の前方縁部よりも車両前方側へ突出し、乗員の上腕部の肘の付近までを支持するように形成されている請求項1又は請求項2に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  4. 前記サブバッグ部は、平面展開状態で三角形に形成されている請求項に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
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