JP5806552B2 - 締結部材および容器 - Google Patents
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Description
図1に示すように、容器1は、締結部材の一方の部材としての容器本体2と、他方の部材としての蓋体3とを有する。容器1は、図1に示すように、容器本体2と蓋体3とが、ネジ山4とネジ溝5とによりねじ結合されることで締結されるものである。そして、容器本体2と蓋体3とを締結することで、容器本体2に形成される開口部6(図2参照)を蓋体3により閉塞することができるように構成されている。
図2等に示すように、ネジ山4は、容器本体2の外周面に形成される凸条部14により形成される。一方、ネジ溝5は、図5等に示すように、蓋体3の側壁部9の内周面から内側に向けて突出している凸状部15と凸状部15との間をネジ溝5として形成されている。すなわち、凸状部15は、ネジ溝5を形成するネジ山として構成されている。ネジ山4とネジ溝5とは同数形成され、それぞれ等間隔に配置されている。そして、ネジ山4は、ネジ溝5の間に配置可能であり、ネジ山4がネジ溝5の間に配置されることで、ネジ山4とネジ溝5とが互いに係合状態となる。
次に、上述のように構成される容器1の容器本体2と蓋体3との締結動作について説明する。先ず、締結にあたって、容器本体2と蓋体3とを、容器本体2の開口部6と、蓋体3の開口部10とが対向するように配置する。そして、容器本体2の中心線Xと蓋体3の中心線Xとを略一致させた状態で、ネジ山4がネジ溝5の開口部24から導入部22内に導入されるように、容器本体2と蓋体3とを接近させる。続いて、容器本体2と蓋体3とを、両者が相対的に接近する方向に押圧すると、ネジ山4が導入部22に導かれ、導入部22の奥側(天板部8側)に入り込んで行く(進入して行く)。
ネジ山4には突起部17が形成されている。また、ネジ溝5には凸条部28が形成されている。したがって、ネジ山4が導入部22の奥側に入り込んで行くと、ネジ山4の突起部17と、ネジ溝5側の凸条部28とが当接する。しかしながら、容器本体2および蓋体3の少なくとも一方は、外部からの押力等により僅かに弾性変形可能に形成されている。したがって、突起部17と凸条部28とが当接した状態で、容器本体2と蓋体3とをさらに接近させると、突起部17が凸条部28を乗り越える。
凸条部28は、稜部28Aがねじの回転方向に沿って配置される線条の形状を呈している。また、導入部22には幅広部23が連繋している。したがって、突起部17が凸条部28を乗り越えた状態で、容器本体2と蓋体3とを、ネジ山4が幅広部23に入り込む方向に相対的に回転させると、図8に示すように、容器1の密閉が保持された状態で、幅広部23内にネジ山4が入り込む。ネジ山4が幅広部23内に完全に入り込んだ状態で、ネジ係合部7とネジ係合部11との係合が完了する。すなわち、容器本体2と蓋体3との締結が完了した状態となる。なお、図8は、容器本体2と蓋体3とを外方向から中心線に向かって見たときのネジ山4とネジ溝5との係合状態を示している。
縁部25には突起部26が形成されている。したがって、図8に示すように、幅広部23内に入り込んだネジ山4は、突起部26より導入部22側に移動し難くなっている。つまり、幅広部23に入り込んだネジ山4が不要に導入部22側に抜けてしまうことが防止され、容器本体2と蓋体3との締結状態をより確実に維持することができる。なお、上述したように、容器本体2および蓋体3の少なくとも一方は、外部からの押力等により僅かに弾性変形可能に形成されている。したがって、ネジ山4が幅広部23内に入り込む際には、ネジ山4は突起部26を乗り越えて幅広部23内に入り込むことができる。
本実施の形態に係る締結部材としての容器1は、互いにねじ結合により締結される2つの部材としての容器本体2と蓋体3とを備える。一方の部材である容器本体2に設けられるネジ山4と、他方の部材である蓋体3に設けられるネジ溝5とは係合可能に構成されている。ネジ溝5は、容器本体2と蓋体3とを相対的にねじの締め込み方向に回転移動させたときに、ネジ山4が入り込むことができるように、ねじの回転方向に幅広に形成された幅広部23を有している。また、ネジ溝5は、幅広部23にネジ山4を導入することができる導入部22を有している。幅広部23のねじの回転方向と交差する方向、すなわち下方向に配置され幅広部23の一部を形成する縁部25には、幅広部23に入り込んだネジ山4に対して、ネジ山4の導入部22側に当接することができる突起部26が形成されている。そして、ネジ山4の線条方向に配置される端部のうち、突起部26と当接する側に配置される端部である下端部18は、ねじの締め込み方向の側に面を向ける傾斜面18Aとして形成されている。なお、「ねじの締め込み方向の側に面を向ける」とは、面の法線の方向成分が、ねじの締め込み方向の成分を有することを意味するものである。
上述したネジ山4の下端部18は、ほぼ全域に亘って傾斜面18Aに形成されている。これに対し、ネジ山4とネジ溝5は、図10に示すように構成してもよい。図10の上段(A)に示すように、ネジ山4の下端部18を、ねじの締め込み方向の側から順に、締め込み方向の側に向く傾斜面18Bと、ねじの回転方向に沿う平面18Cとにより形成してもよい。また、上述したネジ溝5の縁部25は、導入部22側から線条部19に向かって上方に傾斜する傾斜面27を有している。これに対し、図10の下段(B)に示すように、縁部25を平面27Aに形成してもよい。なお、図10(A)は、ネジ山4を外方向から中心線に向かって見たときの図であり、図10(B)も、ネジ溝5を外方向から中心線に向かって見たときの図である。
上述の実施の形態に係る締結部材としての容器1は、ネジ山4とネジ溝5とが複数形成され、各ネジ溝5の幅広部23を形成する縁部25には突起部26が形成されている。突起部26が形成されることで、幅広部23に入り込んだネジ山4が不用意に導入部22側に抜けてしまうことを防止できる。しかしながら、ネジ山4が幅広部23に入り込む際、あるいは、幅広部23に入り込んだネジ山4を導入部22側に移動させる際にネジ山4の下端部18が突起部26を乗り越える必要がある。そのため、容器本体2と蓋体3との締結やその締結の解除は、ネジ山4の下端部18と突起部26との間に生じる摺動抵抗に抗して容器本体2と蓋体3とを回転する必要がある。
2 … 容器本体(一方の部材)
3 … 蓋体(他方の部材)
4 … ネジ山
5 … ネジ溝
8 … 天板部
10 … 開口部
12 … パッキン
16 … 端部
16A,16B,29A,29B … 傾斜面
18 … 端部
18A … 傾斜面
21 … 突起部
22 … 導入部
23 … 幅広部
25 … 縁部
26 … 突起部
26A … 突起部
26B … 突起部
27 … 傾斜面
29 … 下縁部(端部)
Claims (4)
- 2つの部材をねじ結合することにより締結する締結部材において、
一方の部材側に設けられるネジ山と、他方の部材側に設けられるネジ溝とが係合可能に構成され、
前記ネジ溝は、前記2部材を相対的にねじの締め込み方向に回転移動させたときに、前記ネジ山が入り込むことができるようにねじの回転方向に幅広に形成された幅広部と、前記幅広部に前記ネジ山を導入することができる導入部とを有し、
前記幅広部を形成する縁部のうち前記ねじの回転方向と交差する方向に配置される縁部には、前記幅広部に前記ネジ山が入り込んだときに、前記ネジ山の前記導入部側に当接することができる突起部が形成され、
前記ネジ山の線条方向に配置される端部のうち、前記突起部と当接する側に配置される端部は、前記締め込み方向の側に向く傾斜面を有し、
前記ネジ山および前記ネジ溝は複数設けられ、前記複数のネジ溝に設けられる複数の前記突起部は、相対的に突起の高さが高い突起部と低い突起部とを有する、
ことを特徴とする締結部材。 - 請求項1に記載される締結部材において、前記突起部が形成される前記縁部は、前記ネジ山の前記端部の傾斜面に沿う方向に傾斜する傾斜面を有する、
ことを特徴とする締結部材。 - 請求項1に記載される締結部材において、
前記突起部が形成される前記縁部は、前記ねじの回転方向に沿う平面であり、前記ネジ山の線条方向に配置される端部のうち、前記突起部と当接する側に配置される端部は、前記ねじの締め込み方向の側から順に、前記締め込み方向の側に向く傾斜面と、前記ねじの回転方向に沿う平面とを有する、
ことを特徴とする締結部材。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載される締結部材において、
前記ネジ山の前記ねじの締め込み方向と反対側に位置する面は、前記導入部を形成する縁部に当接する当接部と、前記縁部から離間する凹部とを有する、
ことを特徴とする締結部材。
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JP2011105541 | 2011-05-10 | ||
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